消滅 VANISHING POINT

恩田陸

202x年9月30日の午後。日本の某空港に各国からの便が到着した。超巨大台風の接近もあり離着陸は混乱、さらには通信障害が発生し、あらゆる端末上での通信が不可能になった。そして入国審査で止められた11人が、「別室」に連行される。この中に、「消滅」というコードネームのテロを起こすテロリストがいるというのだ。世間から孤絶した大空港内で、緊迫の「テロリスト探し」が始まる！

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: SF・ファンタジー / SF（国内）
• 出版社: 中央公論新社
• ページ数: 527ページ
• 電子版発売日: 2015年12月01日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★★]

登場人物がたくさんいたが、それぞれ個性があり、視点が移り変わりながら物語が進んでいくので、読んでいてとても楽しかった！

[ブクログ · ★★★★★]

日本に帰国する為、入国審査を待っていた人達がテロリストの容疑で足止めされる。
ばたばたで緊張感の溢れるなか、個性豊かな人達が右往左往する様子がおもしろかった！
キャスリンの癖のある日本語にくすっと笑いながら読んだ。

[ブクログ · ★★★★★]

最後で、怒涛のように繋がっていった。
細かく読み返すと、まだ自分の中で疑問が解決されない部分もあったけど、伏線回収はおもしろい。
だれも傷つかないラストは好みだった。

[ブクログ · ★★★★★]

行き先もどこに向かっているかわからない。普段の暮らしも世の中すさまじいスピードで加速している。豊かになりたいという欲望だけが地球をおおいつくしている。
豊かさという幻想。どこに向かっているか最終的にはどうしたいのか豊かという言葉だけに向かって。


考えさせられる内容と人の心理状態や観察眼が詳細に書いてあり500ページ全てが1日の出来事。会話で成り立っているのを感じさせない転回で惹きつけられる内容だった。
人の頭の中を覗くのが好きなのでこの消滅は読み応えがあった。

[ブクログ · ★★★★★]

最後まで目の離せない展開でした。
いわゆる人狼ゲームですね。
誰がテロリストなのか、読者である自分も登場人物たちの言動から推測しながら読んでいくため、臨場感を感じました。読んでいない時も「あの人は〇〇と言っていたし、、、」などと考えてしまっていました。
読書の新しい体験をした一冊でして。

[ブクログ · ★★★★★]

面白かった！
登場人物がたくさん出てきてわけわかんなくなりそうだったので、コメントの中に相関図を書いた方がいて同じようにさせてもらいました。本の厚さに不安に思っていましたが全くそんな心配は必要無かったです。会話や思考から誰だろうと考える時間の楽しかったこと…。
「消滅」の意味が今一つではありましたが。
魅力的な登場人物の皆さんのスピンオフがあったら読みたいです。

[ブクログ · ★★★★★]

再読。「ドミノ in 上海」のあと「ドミノ」を読み返すつもりだったが、なぜかこっちが読みたくなった。読み出してからもビーディックコーヒーがこっちにも出ていたからだ、と気づく。今の時期に読み返したのはタイムリーだったかも。

[ブクログ · ★★★★★]

最後はそうなったかーーー。

後半ちょっと飽きてきたけど、最後はやっぱり面白かった！！

キャスリンに会ってみたーーい！！

[ブクログ · ★★★★★]

小津康久 オヅヤスヒサ ラーメン好き
「日焼け男」大企業タツタ製作所のエンジニア

伊丹十時イタミトトキ グリニッジ標準時
195センチ天然パーマで丸い

[ブクログ · ★★★★☆]

好きなタイプの恩田陸作品に出会えて嬉しい！
ドミノが好きな方はハマると思います
楽しくて一気読みしちゃいました