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Posted by ブクログ
話が大きく動き出すのは、文庫本で180ページくらいから、それまではゆるやかに主要なキャラクターの人となりが描かれていきます。掛け合いの楽しさや文章の読み心地の良さもあって、導入が終わるまでにそんなページが掛かっていたことに驚きました。とはいえ、ネタバレとは言えないものの、ここからの展開を語ってしまうのは若干ためらいがあります(文庫本の裏表紙には書かれていますが)
すこし伏せながら伝えるとしたら、本作は空港の入管で別室に案内された性別も年齢もバラバラの11人の日本人が、彼ら同士で議論して、「この中にたったひとりいるある思惑を持った人物」を導き出すミステリです。緊迫した状況の中に、登場人物同士の和んでしまうやり取りが随所、挟み込まれているのが印象的です。登場人物たちの様々な隠し事が明かされていく中で、真相が明らかになり、『消滅』とともに、希望のヴィジョンが描き出されます。それに対する〈彼女〉の反応も良いなぁ、と。とても余韻の良い小説でした。
舞台化希望
面白い!
密室劇の要素を踏まえ、登場人物も限られているので、舞台化したら面白そう。
登場人物が個性派揃いなので、舞台映えしそう!
恩田陸の作品の中ではサクサク読める部類なので、コロナ禍で暇を持て余す中、
一気読みしてしまった。近未来設定ではあるが、今般のコロナ禍を思わせる話題
も入っており、ある意味先見の明があったのだろう。
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