無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
恩田陸ファン待望の新刊書が出たら当然の如く購入し、他の本を中断して最優先でじっくりと舐めるように読むよう努めている。
土曜日から始まるこのエッセイシリーズ第二弾である日曜日、来年にも月曜日が出版されるとの事、本当に楽しみ。土曜日の文庫版は今年3月に出版されたが、書店でなかなか売っているところが無く、武蔵境の文教堂でようやく見つけた。単行本は10年前に出版されているものの、これも書店では見つけられず、しょうがないのでネットで中古の初版本を入手した。近いうちにじっくりと読むつもりで積読。
さて、本書の内容について、一応エッセイ集という形をとっているが、基本的に読書感想文で、一つにつき1~3枚で纏められている。著者がいかに多彩な本を日頃読んでいるかが判り、しかもその本の面白さが本当に良く伝わってくるので、大元の本を読まなくても済むような作りになっている。また、気に入った感想文を読むと、どうしても大元の本を読みたいという衝動に駆られてしまうが、もうこれ以上読みたい本が増えることは勘弁して欲しい。まあ、数冊ぐらいだったら読んでも・・・やっぱりやめておこう。
著者とは出身県が同じで年齢も近く、好きな本のジャンルも近いため、共通の関心事も多い。子供の頃に見たテレビ番組・書籍等も多いので、懐かしさも相俟って内容が頭にどんどん染み入ってくる。ちなみに、冒頭の「私の中高生時代」で私の心はがっちりと鷲掴みされ、そしてその深い沼にどんどん沈み込んでいく・・・
次の月曜日が楽しみ。
Posted by ブクログ
私が子どもの頃、読書というのは賢くなるための手段の一つだと考えていた大人が、私のまわりには結構いた。
なので、楽しいから本を読んでいるだけなのに、「えらいね~」とよく言われたものだ。
この年になって、賢くなるために本を読んでいたわけではないにしても、本を読んでいたから知識がついたことは否めないし、知識があれば物語の解像度が上がって、余計楽しくなることも判ってきた。
だから、この多読なうえに広範囲のジャンルの本を読む恩田陸は、私の何倍も物語を楽しめているんだろうなあ、と思う。
今回、上橋菜穂子の『精霊の守り人』の文庫解説を読んで、膝を打つ思いだった。
「モノが違う」。
巷にあふれている異世界物の小説。
異なる世界を一から構築することは、作家みょうりに尽きるのかもしれないけれど、これは相当に難しいミッションである。
ゲームのようにアイテムが用意されていて、好きなように並べればいいというようなものではない。
その世界の文化は、歴史は、何をもって特徴とするか、その中で登場人物たちはどう生きるのか。
毎日ネットの無料マンガをちびちび読んでいる。
今は毎日3作品。
おすすめで紹介されたもので絵のきれいなものを読むと、毎日「無料チャージされたよ」とお知らせが来るので。
たまたま今読んでいる3作品は、どれもが異世界の貴族令嬢に転生していて、魔法的な能力を持ち、家族は機能不全で、髪の毛はピンク。
毎日読んでいるけど、今一つ区別がつかない。
そんな張りぼての異世界ではなく、もしかしたらどこかの並行世界に本当にあるかもしれないような臨場感を持った異世界が、上橋菜穂子の書く作品だと思う。
誰もが彼女くらいかけねばならない、とは思わないけれど、もう少し異世界を構築することの意味というか、世界について勉強してほしいと思う。
これは、異世界だけではなく、最近はやりの、ふわふわした口当たりがいいだけの現代小説の書き手にもそう思っている。
まだ20代の若手ならまだしも、ヘタすると私と同世代でこの程度か…とがっくり来ることが多くて。
あと、若竹七海について書いている文章の中に、コージー・ミステリに必要なのが、「ちょっとした悪意」というのに目ウロコでした。
これはいやミスのあからさまな悪意とは別物で、エレガントなコージー・ミステリに不可欠なもの。
アガサ・クリスティやドロシー・セイヤーズあたりの作品に特徴的な。
ああ、読みたい本がまたどんどん増えてしまう。
Posted by ブクログ
私の中では、恩田陸さんといえば「夜のピクニック」や「蜜蜂と遠雷」「歩道橋シネマ」が印象に残る。
エッセイとしては、「土曜日は灰色の馬」があるが今回のはかなり響くものがあり、やはり凄い作家だと言わせる筆力で読みたくなる本が満載である。
ちょこっと添えるひとことに心を動かされる。
○○は、◇◇ばりの気持ちわるさと眩暈感で、眠れぬ蒸し暑い夏の夜にぴったり。とか○○の本気なのか突っ込みなのか分からない、絶妙なコメントがおかしい。だとか…
ほんの一部の抜粋だが。。
つまり読まずにはいられないと感じる。
どうしよう、ますます読書の時間が増えてくる。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。