あらすじ
少女時代のエピソードあり、笑える読書日記あり、真摯で豊かなレビューあり……。約10年ぶりに放たれる待望の新刊エッセイ集! 書き下ろしあとがき収録。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
恩田陸ファン待望の新刊書が出たら当然の如く購入し、他の本を中断して最優先でじっくりと舐めるように読むよう努めている。
土曜日から始まるこのエッセイシリーズ第二弾である日曜日、来年にも月曜日が出版されるとの事、本当に楽しみ。土曜日の文庫版は今年3月に出版されたが、書店でなかなか売っているところが無く、武蔵境の文教堂でようやく見つけた。単行本は10年前に出版されているものの、これも書店では見つけられず、しょうがないのでネットで中古の初版本を入手した。近いうちにじっくりと読むつもりで積読。
さて、本書の内容について、一応エッセイ集という形をとっているが、基本的に読書感想文で、一つにつき1~3枚で纏められている。著者がいかに多彩な本を日頃読んでいるかが判り、しかもその本の面白さが本当に良く伝わってくるので、大元の本を読まなくても済むような作りになっている。また、気に入った感想文を読むと、どうしても大元の本を読みたいという衝動に駆られてしまうが、もうこれ以上読みたい本が増えることは勘弁して欲しい。まあ、数冊ぐらいだったら読んでも・・・やっぱりやめておこう。
著者とは出身県が同じで年齢も近く、好きな本のジャンルも近いため、共通の関心事も多い。子供の頃に見たテレビ番組・書籍等も多いので、懐かしさも相俟って内容が頭にどんどん染み入ってくる。ちなみに、冒頭の「私の中高生時代」で私の心はがっちりと鷲掴みされ、そしてその深い沼にどんどん沈み込んでいく・・・
次の月曜日が楽しみ。
Posted by ブクログ
私の中では、恩田陸さんといえば「夜のピクニック」や「蜜蜂と遠雷」「歩道橋シネマ」が印象に残る。
エッセイとしては、「土曜日は灰色の馬」があるが今回のはかなり響くものがあり、やはり凄い作家だと言わせる筆力で読みたくなる本が満載である。
ちょこっと添えるひとことに心を動かされる。
○○は、◇◇ばりの気持ちわるさと眩暈感で、眠れぬ蒸し暑い夏の夜にぴったり。とか○○の本気なのか突っ込みなのか分からない、絶妙なコメントがおかしい。だとか…
ほんの一部の抜粋だが。。
つまり読まずにはいられないと感じる。
どうしよう、ますます読書の時間が増えてくる。
Posted by ブクログ
本好きの先輩に、「いつまでも読み続けていたいと思えるよ」と言われて読む。
言っている意味がよくわかる。読んだことのない本がたくさん!何度も読みたいメモをとりながらページをめくった。恩田さんの読書量とジャンルの幅広さにはただただ脱帽する思いだ。
大袈裟な表現もなく、美辞麗句だってないのに、そして恩田さんにとっては、読書感想文のようなスタンスで綴っているだろうに、読んでみたいと他者に思わせられるってすごいなぁと思う。
Posted by ブクログ
恩田陸さんによる本や映画のエッセイ集。
ここ最近、女性作家さんのエッセイ集を続けて読みました。
テーマがあるものなので一概には言えませんが、作家さんって本を読むのが本当に好きなんですね。
読書を糧に新しい本を作るのでしょうか。
Posted by ブクログ
ミステリーかと思ったら、本や映画の
エッセイだった
さすがに雑貨は読み方が違う
内容は全く違うと思うけど
そのベースは世界的な名作だとか
そうなんだ
新しく知った作家の若竹七海
さっそく読んでみよう 著者が嫉妬する作家
それに沢木耕太郎 まだ読んでない作品があった
読書の羅針盤なった
Posted by ブクログ
読書日記部分で書かれている本がいろいろ読みたくなった。小学校にあった少年探偵団シリーズとかって、乱歩じゃない人が子供向けに書き直したものだったのか。大人になって乱歩を読み直したときに、こんなドロドロしたのを子どもが読めるわけないとは思ったのだけど。読んだつもりになってる本も実は書き直されてたものばかりだったのかも。