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坂道と石段と石垣が多い町、夏流に転校してきたミチル。六月という半端な時期の転校生なので、友達もできないまま夏休みを過ごす羽目になりそうだ。終業式の日、彼女は大きな鏡の中に、緑色をした不気味な「みどりおとこ」の影を見つける。思わず逃げ出したミチルだが、手元には、呼ばれた子どもは必ず行かなければならない、夏の城―夏流城での林間学校への招待状が残されていた。
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Posted by ブクログ
なるほど、『八月は冷たい城』がサイドBならこちらはサイドAといったところか。どちらにも謎は描写してあるけれど、これといった答えは出ていない。この辺を意地悪と取るか、はたまた「この不可思議こそ恩田陸」と取るかで評価は変わる。 どちらとも合わせて読んでも今ひとつハッキリしない。繋がりすらない。ディストピ...続きを読むア的でありながら、夏休みのようなワクワクする気持ちが同居している。もう少し踏み込んでくれても良かったのでは? と思いつつ、この世界観にはいつまでも浸っていたい、そんな心地良さがあった。
サクッと読める、恩田さんの不気味さというかぞっとする感じを味わえる話だった。謎解きは全然わからん。解決を待つまでちょっと怖くてそわそわした。 30分くらいで読んだかな?薄いのもあるけど、ほんとにサッと読めた。 花がきれいなもの、花火は帰る人のためのもの、というくだりが好きだな。
懐かしくなるようなどこか哀愁漂う田舎の夏の描写と、林間学校の招待状が渡され、意味もわからず「夏の城」に閉じ込められるという物語の不思議さに魅了された。ラストも良かった。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 坂道と石段と石垣が多い町、夏流に転校してきたミチル。 六月という半端な時期の転校生なので、...続きを読む友達もできないまま夏休みを過ごす羽目になりそうだ。 終業式の日、彼女は大きな鏡の中に、緑色をした不気味な「みどりおとこ」の影を見つける。 思わず逃げ出したミチルだが、手元には、呼ばれた子どもは必ず行かなければならない、夏の城―夏流城での林間学校への招待状が残されていた。 ミチルは五人の少女とともに、濃い緑色のツタで覆われた古城で共同生活を開始する。 城には三つの不思議なルールがあった。 鐘が一度鳴ったら、食堂に集合すること。 三度鳴ったら、お地蔵様にお参りすること。 水路に花が流れたら色と数を報告すること。 少女はなぜ城に招かれたのか。長く奇妙な「夏」が始まる。
最初の方のファンタジー感のある雰囲気が最高に好き。(ブライト系の眩しくて爽やかな感じと、光のレースみたいな優しい生成り色。花の鮮やかな赤。みたいな世界観。) 風景と色彩の描写が私とカッチリはまってすぐにこの世界へ入り込めた。みどりおとこは不気味すぎる。 前半はうわぁ〜!っと、まんまるの目でワクワク...続きを読むしながら、後半はあ〜、なるほど。と冷静になる。
短くまとまっているが、非常に読みごたえのある物語だった。八月の方も楽しみだ。 メメントモリ、死を思えっていうのは、こんな状況だからこそ大事にしたい。 忌み嫌うのではなく、深く見つめることで生とは何かに思いをはせたいものである。
ミチル一緒に なぜ? どうして? 変なの… とつぶやきながら読んでいく。あぁ そうだったのかと読み終わったけど、あれは? それは? これは? と残った疑問の答えを想像してみる。少しゾクッとして何だかにんまりしてしまう。
おぞましい話かとおもったら現実的だった。 それにしても恩田陸さんの話は詩的で、なんか心洗われる気がするし、読ませる。サクサク読んじゃうし、ついついページを捲る手がとまらなくなる。 やっぱ、恩田陸さんの小説好き。 この本と対になってる八月は冷たい城読みたい。
夏の香りが漂う中、真昼の誰も居ない道で何となく怖くなるようなそんな雰囲気が醸し出されている。 変な時期に転校してきたせいで周りに友達を作れず夏休みに入ってしまったミチル。 自分が新しく住み始めた街の事など分からない。 友達もいない。何も分からない。 そんな中で突然林間学校に呼ばれて、また何も分からな...続きを読むいまま夏の城と言う場所で過ごし始める。 この『何も分からない』と言う事が読んでいるこちらの不安をとても煽る。 同じ林間学校で過ごす少女たちとの青春のような空気を感じながらも、どこか不気味。 その絶妙なバランスがとにかくドキドキさせられる。 続きというかアナザーストーリーもあるみたいなので是非読んでみたい。
最初はホラーなのかな?と思ったけど違いました。 読み進めてとても不思議な感覚になりました。 出てくる少女たちにも感情移入してしまいます。
恩田陸の不穏な少女小説好きにはたまらない世界観でした。 理屈ではおかしなところもありますが、それを超えてのミステリーと少女時代の懐かしいような揺れ動きが良かったです。
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