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Posted by ブクログ 2021年09月01日
東北の地方都市にある4つの高校で広がる奇妙な噂。恩田陸先生お得意の、思春期のモヤモヤしたフラストレーションと、日常のすぐそばにある異世界。多彩なキャラクターそれぞれの心理描写が緻密かつ自然。
「この世で毎日朝起きて、鏡の中に自分の老いていく顔を見て、真面目に人生の意義を考えながらコツコツ生きていく...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月05日
『球形の荒野』ではない。『球形の季節』だ。
『六番目の小夜子』に続く恩田陸の2作目だが、恩田陸としてはすでに完成しているんだけど、でも、まだまだ途上みたいな?w
続く『不安な童話』やその次の『三月は深き紅の淵を』になると、逆に(プロとして)暗中模索しているのが窺えるんだけど、これは、自分が書きたいの...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月15日
まず各章の中のセリフからとった章タイトルのつけかたがかっこいい。噂を効果的に使っており、向こう側の世界が出てくるものの全体をこちら側にとどめながら雰囲気を盛り上げる手腕は新鮮だった。噂は人々が語りたいから広まるという説明はなるほどと思わせられた。だから「ノーライフキング」で子供たちに死の噂が広まるの...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月03日
『緑は危険』が気になる。。
自分にとっては大好物なラストでした。その後を色々想像してしまう。
登場人物、目立ちたいが故のいわゆる霊感強い女の子かと思ったら本物でした。すみません。。
何不自由なく暮らしていても悩みはあるだろうし
逃げられない状況下で苦しんでいる子もいるだろうし
住んでいる場所同...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月23日
デビュー作である『六番目の小夜子』と同様に、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった、恩田陸さんの二作目の長編です。
故郷に対する閉塞感と噂を題材に、高校生の葛藤が表現されています。
一見、デビュー作と似通った設定に思えるのですが、創り出される作品世界は全くの別物と言っても過言ではなく、そ...続きを読む
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