ノンフィクション作品一覧

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  • 遊学I
    4.0
    古今東西より選ばれし知の巨人たち149人を評じた松岡遊学の原点。伝説の雑誌「遊」より生まれた渾身の著。I巻ではピタゴラスからエジソンまで。
  • 誘蛾灯 二つの連続不審死事件
    4.2
    上田美由紀、35歳。小柄で肥満、鳥取のスナックのホステス。彼女の周りで6人の男が死んだ。この事件の背景には、木嶋佳苗事件とは別の深い闇がある。――美由紀に騙されたのは、あなたかもしれない。筆者は鳥取に通い、美由紀と面会し、彼女に騙された男たちに取材を重ねる。木嶋佳苗が獄中ブログを始めるきっかけとなり、「私の事件を取材してくれていたら…と思い続けたジャーナリスト」と言わしめた一冊が文庫化!
  • 佑樹 家族がつづった物語
    4.5
    2006年夏、高校野球ファンのみならず日本中の人々を魅了した、早実の斎藤佑樹投手。本書は、斎藤投手の両親が、息子の誕生から現在までを振り返りつつ斎藤家の子育てを語るものです。 「普通の高校生」だった息子が、甲子園での16日間を終えたら「時の人」になっていた…。その影響は当然のごとく家族にも及び、両親は質問攻めにあいます。「どうしたらあんな息子に育つのか」  それに答えるというおこがましいことはできないけれど、息子を応援してくださる方へのせめてもの御礼のつもりで、とつづった本書。両親の言葉には「特別なことなど何もしていない」とありますが、家庭内での細やかな働きかけとゆるぎない教育方針が今の彼をつくったと実感できます。巻末には「家族4人の座談会」も収録。秘蔵写真も満載で、佑ちゃんの素顔に迫れる1冊です。

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  • 勇気の言魂 アニソン&ゲーソンシンガーが語る苦難の乗り越え方
    -
    世界中のみんなに元気と勇気を――  一流のアニソン・ゲーソンシンガーたちによる、困難を乗り越えるための魂の言葉 『幽☆遊☆白書』蔵馬役でデビュー、『新世紀エヴァンゲリオン』碇シンジ役、『呪術廻戦0』乙骨憂太役ほか、数々の著名な役を務めてきた、デビュー30周年を迎えた声優・緒方恵美。 シンガーとしても活躍する緒方が、コロナ禍のエンタメ業界の現状を憂え、「世界中に元気と勇気を届けたい」と企画した「Precious Anime & Game Song Festival」はクラウドファンディングで費用を集め大成功。2022年3月27日に開催、特別編集版が期間限定で全世界無料配信された。 「本物を届ける」という方針のもと一流のアニソン&ゲーソンシンガーが集結したフェスとなったが、届けられた歌声のみならず、ライブMC&パンフレットで語られた、出演者がこれまでの人生で体験してきた「苦難」と「それをどうやって乗り越えてきたか」は、聞き手の胸を打ち、また励ましてくれるエピソードだった。 ぜひそれらの物語をもっと多くの方に届けたい、世界のみんなに更に元気と勇気を―― 「奇跡と希望の音楽フェス」の「魂の言葉」が一冊に結晶化!  書き下ろし原稿、貴重なライブ写真も収録。 【出演】緒方恵美、angela、石川智晶、内田彩、川村ゆみ、高橋洋子、中川翔子、堀江美都子、Lia ※各人パートは、緒方恵美による各章プロローグ「○○さんと、私。」、フェスでのトークおよびパンフレット寄稿をもとにした内容に加筆修正をした「○○が語る、あのときの苦難と、乗り越え方。」、緒方恵美による書き下ろし「After talk」で構成。
  • 憂国論――戦後日本の欺瞞を撃つ
    3.0
    トランプ政権誕生以後、日本政府の対米追従はますます加速し、国富を犠牲にしてまでも自己保身を図っている。「堂々たる売国」である。戦後の日本にいた真に国を憂えた人々、三島由紀夫、野村秋介、右翼・左翼の活動家たちは、いかに日本を変えようとしたのか。信念の政治活動家と気鋭の政治学者が、それぞれの視点から、戦後の政治活動、天皇の生前退位、憲法改正、日本の政治の現在と未来を語った。
  • ゆう子抄 恋と芝居の日々
    -
    「ある日ふっとぼくの前に現れて、ぼくの一番苦しいときを助けてくれて、そしてまた突然ふっと消えていったゆう子」――九州一円を巡演する親子七人のファミリ-劇団、造形劇場の妻子ある主宰者と恋に落ち、五人の私生児を設けながら、ひたすら芝居を追い求めた女優・池ゆう子、42年の情熱の炎に包まれた生涯。 ●観客から贈られた沢山の花束を抱いてホテルに戻ったゆう子に、祐吉はさらにもう一つの小さな花束を差し出した。 「ほんとに、あれでよかったの?」 まだ上気した顔のゆう子が問い返した。 「はっきりいって、口上役は七十点だったね。ただ、「語り」とおへまには文句なしに百点をつけるよ。とうとう、ゆう子はおへま役を創造したなというのが、ぼくの正直な感想だよ。とっても自然で、愛らしくって、なによりも品があって……これだ、これがぼくが長年思い描いてきたおへまなんだと思ったもの。――勇造君にも観てもらいたかったね」 祐吉が心からそう告げたとき、花束を胸一杯に抱くゆう子の眼に不意に涙が溢れ、「パパ、ありがとう」という涙声が口を洩れていた。
  • 憂食論 歪みきった日本の食を斬る!
    3.3
    ランキング本は、百害あって一利なし!/野菜がそんなにエライのか/客が料理人に媚を売ってどうする/“遅い、高い、少ない”蕎麦屋が人気の理由/“塩信仰”が、料理人を鈍らせる/正月三が日、和食以外は禁止!/ラーメン崇拝主義に喝/やわらかいは、食の褒め言葉ではない/「一見さんお断り」の本当の意味/それは、褒め言葉ではない/錦市場が屋台市場に成り下がった日/“大丸さんの紙袋”が教えてくれたこと
  • 友情2 平尾誠二を忘れない
    4.1
    いまも聞こえる君の声に励まされ、勇気をもらって、僕はこうして生きている――京都大学iPS研究所所長・山中伸弥氏の言葉です。山中氏をはじめとする15人の友が、天才ラガーマン・平尾誠二と過ごした人生の宝物のような日々、そして、いま平尾が語りかけてくることを綴ります。平尾誠二は、いまも人々の心の中で生きているのです。涙なしには読めない、喪失と再生の15の物語――なぜ君といると、あんなに楽しかったのだろう。そして、平尾誠二とワールドカップを見たかった‥‥。
  • 友情力あり
    -
    昭和14年、日米開戦2年前。険悪な状況のなかで、第6回日米学生会議が開かれた。日本からは、各大学から男女あわせて48名の大学生が参加。宮澤喜一、奈良靖彦、苫米地俊博、山室勇臣ら参加学生は、巨大な国・アメリカに何を見たか。戦争を超え、国境を超えた真の友情を描く大型ノンフィクション。(講談社文庫)
  • 友情について 僕と豊島昭彦君の44年
    4.2
    高校時代の親友が膵臓癌に。余命の中央値は291日――。「豊島、一緒に本を作ろう。君の体験という財産を、後の人たちのために遺すんだ」「でも僕はたいした人生を送っていない。大学を卒業して一般企業に入社し、結婚して子どもが2人できて、2度の転職をしたけれどごく普通のサラリーマン生活を送ってきたに過ぎない。人様に誇れるようなことは何一つしてきていないし、そんな私の人生を本にしたって誰も興味を持って読んでくれる人などいないだろう」「そんなことはない。豊島君が生きた時代、それはぼくも生きた同じ時代だけれど、この時代は高度経済成長のバブルがはじけて日本経済が衝撃的な打撃を受けた時代だった。豊島君だって当時最も安定した業種とされていた銀行に就職したのにその銀行が潰れて、その後に外資系のファンド会社に買収されて苦労しただろう。そういうことを書けばいいんだよ。あの激動の時代を記録に遺し、君が窮地に陥ったときの苦労や困難をいかに乗り越えてきたかを語っておくことには、きっと大きな意味があるはずだ」会社の破綻、上司との軋轢、リストラや出世、転職、家族、友人、病……。親友が激動の半生を赤裸々に綴り、作家・佐藤優が生きる極意を語っていく。人生とは何か。余命を意識したとき、人は何を思うのか――。前代未聞の出版プロジェクトが始まった。本書から導き出される「人生の極意」の数々闘病中は2つのことに気をつけたほうがいい危機的状況では、人間は楽観論に走る窮地に陥ったら戦線を広げるんだ事実と真実は違うときがある生き残る人と生き残れない人を分けるのは、インテリジェンス能力と歴史観の有無だ外見の強そうな男がメンタルも強いとは限らないすべてはタイミングの問題なのだ人生の岐路はほんの些細なことで変わってしまう嫌な上司を攻略したいときは……上から捻るんだよストレスや不安とは心の中でうまくつきあうといい
  • 友情 平尾誠二と山中伸弥「最後の約束」
    3.9
    大学時代までラグビーをやっていた山中伸弥は、平尾誠二にずっと憧れ続けていた。ついに叶った対面。友情を温める二人を襲ったのが、平尾誠二のガンという悲劇だった。山中が平尾の闘病に寄り添っていたという事実は、生前はほとんど知られていなかった。本書は、その二人の出会いから死別までを追う、感動のノンフィクションである。
  • 裕次郎
    -
    裕次郎が52歳の生涯を閉じてから30年。生粋の裕次郎ファンであり、彼の歌なら100曲以上は唄えるという東大名誉教授・本村凌二氏がこのたび、1章につき1本の映画を丹念に辿りながら、裕次郎が生きた60年代について書き下ろした。石原裕次郎と共に歩んだあの時代の物語が、幕を開ける。
  • 郵政民営化に抗した男 自伝【無私大道】
    -
    《無私大道》 「人生とは運命に抗して戦うことである」 長きにわたり新潟・谷浜特定郵便局長として、また全国特定郵便局長会会長として辣腕をふるった田中氏の波瀾万丈の人生。平成に「特定郵便局長」制度は廃止され、令和となって「特定郵便局」の公の魂を入れ直し、田中氏がモットーとする「人生の運命に抗して戦う」という変わり目の好機が到来した。世界に成功した郵政民営化は見当たらない。本書は、民営化が「改革」になるという外資的拝金主義的な妄言を徹底的に糾弾する田中氏の意志がこめられた自伝である。
  • 夕張再生市長 課題先進地で見た「人口減少ニッポン」を生き抜くヒント
    4.3
    人口減少ショックが日本を覆う中、東京からたった一人飛び込み、まちの消滅と闘っている若者がいます。30歳で財政再生団体・夕張市の市長になった鈴木直道氏。巨額の借金返済、1万人を下回る人口、高齢化率46.9%、全国最低の15歳以下の子供の数、過酷な自然環境……「課題先進地」夕張で、コンパクトシティ化と住民参加型のまちづくりを推し進め、その取り組みには世界が注目するまでに。すべての日本人必読の1冊!
  • 夕陽に赤い町中華
    3.8
    「そうだ。おれたちはこんな黄金ラーメンでぐんぐん育ってきたのだ!」(椎名誠さん推薦!)安くてボリュームたっぷりで昭和の胃袋を満たしてくれた町中華。特別な味でないのにクセになり、通いたくなる店、個性的な店主たち。中華なのになぜオムライスがあるのか。なぜ戦後に増え始め、なぜ常連客に愛されるのか。町中華探検隊・隊長であるブームの火付け役が、数百軒を訪ね歩いた経験から描ききる、町中華の来し方行く末。アメリカの小麦戦略や、化学調味料ブーム、つけ麺で人気の『大勝軒』の復刻メニューのエピソードなども交えて、昭和を生きた男たちなら誰もが持っている記憶の琴線に触れる。消えつつある食文化の魅力あふれる1冊!
  • 有名人志願~彼女たちの生き方、夢のつかみ方~
    -
    業界人と知り合うため、キャバクラで働く歌手志望。プロ野球選手の妻になって注目されたい追っかけギャル。デビューのため、ギャラ無しでヌードになるタレント……etc.なぜ、彼女たちは有名になりたいのか? 自らも女優志望だったという著者が、失敗し、悩み、もがきながらも、前向きに生きる女の子たちの「今」を追った迫真のレポート!

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  • 勇猛と正直  佐藤幸徳中将手記
    -
    最も拙劣で無責任な作戦として名高い「インパール作戦」の師団長・佐藤幸徳中将が後世に残していた歴史の真実。そして「抗命事件」の真相とは? 本書は、太平洋戦争のあいだの「インパール作戦」に参加した第31師団・烈師団を指揮した師団長・佐藤幸徳中将が書き残した手記と、彼が戦後に発表した二篇の論文を収録し、そして大甥にあたる歴史家・佐藤彰一氏が大伯父の人となりについて記した論攷で構成されている。
  • 悠悠ヤクザ伝 福原陸三 住吉会名誉顧問の疾風怒濤の半生
    -
    白皙長身の美男子で、幼いころには神童とまでいわれた福原陸三。人一倍気位が高く、“君辱めらるれば臣死す”という武士道を重んじ、自らの信念を曲げることなく男の道を探り続けた姿は、ヤクザ渡世の手本となり大いなる足跡を残した。滝野川一家四代目を襲名し、住吉会の名誉顧問にのぼりつめるまでの疾風怒濤の半生を描いた任侠浪漫小説。
  • 幽霊のような子   恐怖をかかえた少女の物語
    3.7
    8歳の少女ジェイディは周りが何をやっても無反応。体を折って深くかがめ、上目づかいに人を見上げ、幽霊のようだった。ある日彼女がまっすぐに立つ姿を偶然目撃し、トリイは必死で原因を探る。やがて、予期せぬ反応を見せだした少女が明かしたのは、陰惨な性的虐待をくりかえす忌わしいカルト集団の存在だった!/掲出の書影は底本のものです
  • 歪んだ正義 特捜検察の語られざる真相
    4.0
    ずさんな捜査、マスコミを利用した世論の形成、シナリオに沿った調書。「特捜検察」の驚くべき実態を、現職検事や検察内部への丹念な取材と、公判記録・当事者の日記等を駆使してえぐりだした問題作!
  • 雪男は向こうからやって来た
    3.7
    ヒマラヤ山中に棲むという謎の雪男、その捜索に情熱を燃やす人たちがいる。新聞記者の著者は、退社を機に雪男捜索隊への参加を誘われ、2008年夏に現地へと向かった。謎の二足歩行動物を遠望したという隊員の話や、かつて撮影された雪男の足跡は何を意味するのか。初めは半信半疑だった著者も次第にその存在に魅了されていく。果たして本当に雪男はいるのか。第31回新田次郎文学賞受賞作。
  • 雪と人生
    3.0
    「科学は、自然に対する驚異の念と愛情の感じとから出発する」(「簪を挿した蛇」)。雪の結晶の研究や人工雪の製作で足跡を残した物理学者の中谷宇吉郎は、寺田寅彦と並ぶ名随筆家として知られている。身近な生活の中にあるさまざまな話題から、科学的な見方とはどのようなものかを説いた作品を厳選。代表作の「雪を作る話」「雪雑記」「ツンドラへの旅」「天地創造の話」「千里眼その他」「立春の卵」など17篇を収録。解説・佐倉統
  • 雪解けの尾根 JAL123便の墜落事故
    -
    遺族の立場に甘えない、やさしくも厳しい目で綴った渾身の手記  どんなに騒がれた大事故でも、時がたつとともに世間から忘れられていきます。しかし、この事故の裏側には、決して忘れてほしくない事実や、人のやさしさがありました。私は、日航機事故のその後を、多くの人に伝えたいと思いました。(本文より)  雪解けの尾根を登る日航社員、上野村の村民、マスコミの人たちとの交流を重ねるうちに生まれた人間ドラマを、筆者のやさしくも厳しい目とココロが追う。「日本航空123便墜落事故」の遺族が自らペンを取った感動のノンフィクション作品。 第一章 遺族として過ぎた十一年 第二章 日航の社員たち 第三章 墜落現場の上野村と村人たち 第四章 忘れられないマスコミの人たち 第五章 尾根に散らばる遺品 第六章 遺書が取り持った友情 第七章 御巣鷹の尾根管理人 ●池田知加恵(いけだ・ちかえ) 東京都生まれ。慶應義塾大学文学部社会学科卒。
  • ユキは十七歳、特攻で死んだ
    3.0
    死が迫ったとき、あなたは微笑むことができますか? 敗戦の破滅に追い込まれるなか、国を憂い、家族を思い、愛する者を護るために特攻死した少年の、短くも烈しく燃えた生涯とその時代。著者渾身のノンフィクション。
  • 雪虫
    3.8
    北海道や東北地方を中心に、秋がふかまってくると、「雪虫」という虫が飛びかいます。地元では、雪虫が最初に舞った日にはニュースで紹介されるそうです。まるで雪がまうように、フワリフワリと飛ぶこの虫は、次の世代の卵を産むまでに、8~9回も「生まれかわる」ふしぎな生き方をしています。いわば「命のリレー」をして、次世代に生命をつなぐのです。さまざまに姿を変え、すむ場所も変える雪虫の一年間を追いかけます。

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  • 豊かなる日々 吉田拓郎 奇跡の復活
    5.0
    2003年3月、突然、肺ガンを宣告された吉田拓郎。告知から摘出手術。その後、彼は念願のフルオーケストラを率いた全国ツアーを大成功させた。奇跡の復活の完全ドキュメント!
  • ゆっくり壁を乗り越える33の言葉 心が折れてもあきらめない
    -
    鈴木明子の直筆メッセージ入り色紙を、各1名の方に抽選でプレゼント!(2014年6月20日応募〆切)※本電子書籍の購入者のみ、応募できます。 摂食障害を克服して2度オリンピックに出場した鈴木明子。「ひとつひとつ、少しずつ」歩みを進め、多くの困難を乗り越えてきました。 壁にぶち当たったとき、あきらめず戦うことができたのは、彼女を励まし、勇気づける「言葉」があったから。 悩みを抱えている人、がんばっているのに成果が出ない人のために「鈴木明子の言葉」をピックアップし、彼女の直筆メッセージとしてお届けします。 <鈴木明子の言葉> ・大事なのは「自分に何ができたか」 ・過去ではなく、未来を見る ・緊張するからいい演技ができる ・反省は、活用しないと意味がない ・毎日の積み重ねが心を育てる ・夢を見るだけでは願いはかなわない ・つらいのも苦しいのも、生きているから ...etc
  • ゆっくり学ぶ 人生が変わる知の作り方
    4.0
    学ぶことに目的はいらない。『嫌われる勇気』の著者がおくる、幸福に生きる「学び」のヒント! 勉強がつらくて、やりたくない、長続きしない・・・・・・。多くの人は受験や資格を取るために勉強し、悩み苦しんでいる。しかし本来の学びというのは、効率よく目的を達成するためにあるわけではない。ギリシア哲学、アドラー心理学の知見、自らの読書や外国語学習の体験をもとに、学びの意義、楽しみ方のコツを紹介。今、学んでいるその時が喜びであると感じられる一冊。
  • 由布院の小さな奇跡
    3.8
    由布院は盆地である。かつては山に囲まれた普通の田舎だった。名所旧跡もない。温泉の湧出量は全国第二位という豊富さだが、客は少なかった。現在、旅館も増え、みやげ物屋が立ち並び、国内温泉地のなかでトップクラスの人気を集めるようになった。年間の観光客は三百八十万人、宿泊客は九十五万人を数える。この奇跡的な成功の陰にはどのような努力があったのか。「由布院ブランド」を築き上げたまちづくりの物語。

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  • 夢うばわれても 拉致と人生
    3.8
    NHKBSで放送中の人物ドキュメント番組「100年インタビュー」で語られた、拉致被害者であり、現在翻訳家・新潟産業大学専任講師として活躍する蓮池薫さんの言葉を単行本化したもの。大学3年の夏休み、帰省中の柏崎の海岸で、突然拉致という国家的な犯罪に巻き込まれた。本書の語りは、その現場から始まる。拉致の瞬間の様子から、沖に向かうボートから見えた柏崎の夜景。船酔いしながらたどりついた北朝鮮で感じた絶望感。その後、言葉を勉強することを決意。招待所とはいえ、極寒のなか、乏しい食料と燃料に苦しい生活をしいられた。しかし、キムチづくりの苦労や日本食が恋しくて手作りした納豆で腹痛を起こしたことなどを笑い話として懐かしく語る。一時帰国が決まったときの葛藤、帰国後、自活をするために挑戦した翻訳家への道など、蓮池さんの不屈の心が伝わります。いまだ解決しない拉致問題を、忘れないでほしいと願いをこめて発刊します。

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  • 夢顔さんによろしく(上) 最後の貴公子・近衛文隆の生涯
    4.0
    【第13回柴田錬三郎賞受賞作】「夢顔さんによろしく」――遠くシベリアの収容所から届く謎に満ちた手紙。送り主は名門近衛家の嫡男、文隆。アメリカ留学で華やかな青春を過ごし、上海で美しき中国人女性との恋に燃えた青年貴族。彼は日中戦争を終結させるべく必死の和平工作に臨むのだが、やがて過酷な運命に巻き込まれ……。知られざる貴公子の生涯を描くノンフィクション・ノベルの最高傑作。
  • 夢に恋する! ブラームスに魅せられて! 上巻
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 50歳にして指揮者を志した著者の80歳に至る道程とは。外国での活躍、外国の音楽家との交流など、夢を実現させてきた著者の人生を描いた自叙伝。 宮城敬雄 1944年大阪生まれ。一橋大学商学部卒業。50歳より指揮を白川和治、クルト・レーデルほかに学ぶ。ウィーンアカデミー指揮セミナーに参加。ホルストシュタイン、イヴァン・フィッシャー、オンドレイ・レナウト等に指導を受ける。2000年スロヴァキア・フィルを指揮しヨーロッパデビュー。以降毎年、チェコ・ナショナル響、スロヴァキア・フィル、サンクトペテルブルグ響、ハンガリー放送響、ソフィア・フィルなどを度々指揮。国内では、2001年サントリーホールにて新星日響(現・東フィル)と初協演、ミュンヘン響、ザグレブ・フィルとの日本ツアーを成功させた。スロヴァキア・フィルとは8回のコンサートを行う。2007年にはスーパーワールドオーケストラを指揮し、同年7月にはサンクトペテルブルグ響とロシア“白夜祭”に出演し聴衆を沸かせた。2008年ブダペストコンサートオーケストラ5月定期を指揮、プラハスメタナホールでチェコ・ナショナル響と“PROM IN PRAHA”に出演。国内でも北西ドイツフィル、レニングラード国立歌劇場管弦楽団と共演、チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」は、オーケストラ、聴衆の共感を呼び最高の“悲愴”と称された。この名演がきっかけで2009年サンクトペテルブルグ “Musical Collection”音楽祭へ招かれ、ロシアの聴衆にも感銘を与えた。2009年ニュルンベルグ響とドイツ公演に続き、大阪・東京でのコンサートツアーを行い、2010年“ソフィア音楽祭”に招かれソフィアフィルを指揮、同年自ら創立した国立シンフォニカーのデビューを飾り、2011年東北大学萩ホールにて東日本大震災復興支援チャリティコンサートを開催。2012年春には英国エリザベス女王のオーケストラ“ロイヤルフィルハーモニック”とロンドンデビュー、6月にプラハドボルザークホールでプラハ交響楽団を指揮。2013年秋には、スロバキアのスロバキアシンフォニエッタに招かれベートーヴェンプログラムを指揮した。ブラームスゆかりの地、オーストリアのペルチャッハで開催の第20回ブラームス国際コンクールの審査員に任命され、以降8年連続して審査員を務める。2017年サントリーホールで指揮者デビュー20年を記念し、“ブラームスの夕べ”を成功させた。8月にはチェコ チェスキークルムロフ夏の音楽祭にドイツのチュービンゲンフィルと続いてブダペスト交響楽団とザルツブルグモーツアルテウムでのコンサートを成功させた。2020年以降コロナで2年間総てのコンサートが中止となる中、2022年5月紀尾井ホールにてウクライナ支援コンサートを東京シティ・フィルと行い、文化庁の支援AFF2により、大阪でのウクライナ支援クリスマスコンサートを開催する。精神性の高い人生観と美学から生まれるダイナミックな指揮は聴く者に感動を与え、世界的にも高い評価を得ている。
  • 夢のアイランドは向う側
    -
    照明に映える独特の化粧、妖精のようなトップスターたち、長年の伝統が培った宝塚歌劇。そんな宝塚を生み出した宝塚音楽学校と、厳しさの中にも生徒たちを気遣うそのスタッフ。元放送記者である筆者が、取材を通して目撃した事実を検証し、夢のような宝塚歌劇が、もっとも輝いた時代をあざやかに描く。
  • 夢の宴 私の蕗谷虹児伝
    -
    大正・昭和を通じて、女性を熱狂させた挿絵画家蕗谷虹児。一代の流行児の波瀾の生涯を克明にたどり新境地を開く、長篇伝記小説。〈解説〉尾崎秀樹
  • 夢のなか、いまも
    -
    宮崎勤元被告の著書第2弾! 死刑判決を当人はどう受け止めたのか! 1審判決までの宮崎勤被告の手紙をまとめた前著『夢のなか』に続いて、控訴審から最高裁死刑判決、2月2日頃までの宮崎被告の告白を収録。判決をめぐる識者の論評も掲載。宮崎被告の未公開の幼少時の写真やイラストも多数。日本を震撼させた連続幼女事件被告の最後のメッセージとなるか。

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  • 夢のなか―連続幼女殺害事件被告の告白
    -
    連続幼女殺害事件から10年。逮捕後初めて宮崎勤被告が胸のうちを語った。 今でもさめない夢を見ているような…全てその夢のなかで起こったような感じがしている。(宮崎勤)

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  • 夢の猫本屋ができるまで Cat's Meow Books
    3.9
    日本初「猫がいる猫本専門店」として東京・三軒茶屋にオープンしたCat's Meow Books。保護猫が「店員」として常駐。店内の本はすべて「猫本」。収益の一部を保護猫団体へ寄付。立地はあえて住宅地の片隅。資金の一部はクラウドファンディング。こうしたユニークな発想がオープン直後からTVや雑誌に紹介され、着実にファンを獲得してきた。ビブリオバトル界ではレジェンド的存在の店主は業界未経験、会社員をしながらの開業。本屋開業、ソーシャルビジネス、パラレルキャリア、小商い、町おこし、クラウドファンディングの参考書として、かつてないほど具体的なヒントが満載!
  • 夢はるかなる 近代日本の巨人・久原房之助
    -
    日立製作所、日産自動車、ジャパンエナジーの基礎となった久原財閥の総帥・久原房之助。「鉄鋼王」の異名を馳せ、生涯を通じて「ユートピア」建設のロマンを追いかけながら、草創期の日本基幹産業の発展に挺身した屈指の実業家である。長州の商家に生まれた房之助は、慶応大学卒業後に貿易会社に就職するものの、ニューヨーク支店への栄転の夢を目前にして断念。経営難に陥っていた一族企業・藤田組の危機を救うべく、鉄鋼業の道を歩み、破竹の大躍進を果たす。一代で巨万の富を築きながらも、第一次大戦後の恐慌の煽りで事業難に陥り、政治家へと転身。逓信大臣、立憲政友会総裁を歴任し、日中露の「三国緩衝地帯論」を唱えるなど理想家の片鱗を見せつつ、「政界の黒幕」として近代日本の政治・経済に多大な影響を及ぼした。歴史の変革期である激動の明治、大正、昭和を縦横かつ奔放に闊歩した「巨人」の生涯を描く力作長編小説。

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  • 夢見指南~こうすれば自由自在に夢が見られる~
    -
    見たい夢を自由自在に見られたら、どんなに楽しいだろう――。1日24時間、平均すると、そのうち8時間は眠りに費やされている。この8時間が、単に元気回復だけのものでは、もったいない。睡眠には〈夢〉というまことに楽しい行為が付随するのだ! 推理作家の著者が、積極的に夢を楽しむためのコントロール術を伝授!
  • 夢みる少年―イサム・ノグチ【HOPPAライブラリー】
    3.0
    2004年には生誕100周年を迎えた、大地を愛し、地球を彫刻するという壮大な夢を描いた彫刻家イサム・ノグチ。世界中に置かれているノグチ作品を訪ねる旅。

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  • 夢を追いかけて 音楽を学んだ明治女性・岩原愛の生涯
    -
    日本でまだ西洋音楽になじみがなかった明治時代、日本で最初の音楽教員・音楽家の養成機関であった東京音楽学校(現東京芸術大学音楽学部)で学んだ一人の女性、岩原愛の生涯を、綿密な聞き取り調査と史料をもとに綴った1冊。音楽家への道を期待されながらも、とある理由で東京音楽学校を自ら退学し、音楽教員となった彼女の音楽とのかかわり方、明治時代の女性の生き方を知る。
  • 夢を喰う男 3勝を遂げた馬主、ノースヒルズ前田幸治の覚悟
    4.0
    見果てぬ夢、至高の頂へ。 キズナ、ワンアンドオンリー、コントレイル…… 人馬一体で悠久の未来へと疾走する、感動のノンフィクションノベル! 挑戦者の孤独と憂鬱、そして怒り。 逆境を越えて、ビジネスでも競馬でも 勝つためのアイディアが詰まった一冊。 ――サイバーエージェント代表取締役 藤田晋 正解も方程式もない、 競馬の真の面白さがここにある。 あのダービーの感動が克明に蘇りました。 ――JRA騎手 武豊 「前田さんは運がいいですな。毎年のようにG1を勝たれるんですから」 「いえ、たまたまですよ」と幸治は謙遜するが、腹の中で思ったことは違う。 ──なにが運がいいだ。俺はこれまで失敗と落胆を繰り返し、めげずにやってきた。この果てしないトライ&エラーの結果を、運の一言で片づけるな。 失敗から学び、辛い時こそチーム全員で手を取り合って前へ進む。諦めずに進化と変革を目指す者だけが、この世界を生き抜くことができるのだ。幸治には、体でそれがわかっていた。
  • 夢を食った男たち 「スター誕生」と歌謡曲黄金の70年代
    4.0
    スターが輝いていた黄金の70年代を活写 阿久悠が山口百恵、桜田淳子、森昌子の花の中三トリオ、ピンク・レディー、小泉今日子らのスターを次々生み出した黄金の70年代を描く
  • 夢をつなぐ 宇宙飛行士・山崎直子の四〇八八日
    3.9
    スペースシャトルの事故を目撃した中3の女の子は、宇宙に行く決意をする。亡くなった女性宇宙飛行士の夢を受け止め、叶えようと奮闘する日本人2人目の女性宇宙飛行士、感動ノンフィクション!
  • 夢を見る力 自分を愛して、自分を信じて
    3.0
    全盲のチャレンジャー、立木早絵さん。彼女のスーパーポジティブな考え方はどのようにして育まれたのか? チャレンジ精神とあふれる好奇心、そして家族の愛。爽やかな感動と勇気をもらえる1冊です。
  • 揺らぐいのち
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「いのち」という人間すべてが真摯に向き合うべき問題に向き合っている宗教者や医療、福祉、教育関係者の姿勢を通じて、「いのち」をめぐる諸問題を考えるルポルタージュ。
  • 百合子さんは何色――武田百合子への旅
    5.0
    泰淳夫人の色、詩人の色、秘密の色……。『富士日記』『犬が星を見た』『日日雑記』など秀れた文業で名高い武田百合子。その類まれな文筆家の本当の色とは? 光り輝く中に不思議な謎を秘めて逝った百合子さんの魅力に迫り、鎮魂の思いを込めてその生涯をさまざまなアングルから探った傑作評伝。
  • 許すかNOか
    -
    元英軍捕虜と元通訳の戦後―天皇皇后の前で日の丸を燃やして抗議した元英軍兵士が戦後57年にしてヒロシマを訪ねて、かつての仇敵日本軍の元通訳と半世紀をへだてて再会した……。

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  • 許すチカラ
    3.0
    私はこう宣言したい。「許すチカラ」で、私は幸せになれた、と。(はじめに、より)若手女性国会議員として注目を集めていた時に突如訪れた夫のトラブル。世間から、怒りや誹謗中傷の声を浴び続けた渦中、著者に起こった真実を完全告白! そこから夫婦、そして家族がいかに再生したか、知られざる物語も伝えます。また10年にわたる地方・国会議員経験から得た、女性がもっと活躍できる未来のための提言も。恋愛・結婚・育児・キャリア……悩み多き現代女性にきっと役にたつ、生き方と考え方のヒント満載の一冊!
  • 許せないを許してみる 籠池のおかん「300日」本音獄中記
    3.5
    2017年2月、国有地払い下げ報道に端を発し、日本中の注目を集めた森友学園事件。その渦中にいた籠池泰典・諄子夫妻は、同年7月、大阪地検特捜部により逮捕され、2018年5月に保釈が認められるまで大阪拘置所で300日を超える異常な長期拘留を強いられた。拘留中、諄子氏は毎日溢れ出る自らの思いを手紙に書き、担当弁護士に送り続けた。その数、400通以上。検事の苛烈な取り調べ、看守によるいじめ、孤独な独房生活を記す一方、昭恵夫人との交流、稲田朋美議員など政治家との関係、自らの生い立ち、夫への愛、愛する息子の死など、これまでの人生を包み隠さず記している。本書はそれらの中から抜粋し、まとめたものである。獄中から発せられた諄子氏の「心の叫び」とは――。
  • ゆれる
    4.8
    孤高の天才ミュージシャンの脳内を解く―。 ロックバンド、凛として時雨TK初の書き下ろしエッセイ。 独創的かつ繊細、静と動、狂気的だけど芸術的etc. 多様なイメージが共存しているのが、凛として時雨というバンド。 その源を生み出しているフロントマン・TKが綴る、不完全の哲学。 「永遠に曲が作れないと思っている状況こそが完成」 「完璧主義であるからこそ、満足することはない」 「制作における根本は、“見たことない”“触れたことがない”ものを探す」 「自分の首を絞めていったときに、呼吸の感覚を思い出す」 TKは、20年のキャリアと齢40を経てもなお、悩み、もがき、苦しみ続けている。 作品作りは、毎回自分を一番底まで掘り下げて、 その先にあるものを掴みとってまた何もない状態に戻る。 家族や生い立ち、バンド結成からソロ活動に至るまで、 謎に包まれた人間・TKを解き明かす。 なぜ人は、彼の作る音楽の虜になるのか? その答えが、この本にあります。 ファンのみならず、企画やクリエイティブに携わる人間に読んでほしい一冊です。 ■出版社からのコメント 「バンドの持つ普遍的な世界観は残しつつ、革新性も感じられる」、凛として時雨の音楽を聴いたときに抱いた感想だ。守るべきものを守りながら、新しいものを取り入れる。我々編集者はもちろん、世に出す作品作りをする人間において、これは永遠のテーマではないだろうか。TKさんと接するなかで見えた、誰よりも葛藤し、紆余曲折を繰り返す様。どのように、そしてなぜその思考に至ったのか。ファンのみならず、多くの創作者たちをも魅了する理由とは? 彼のクリエイティブの根源に迫りました。
  • ユングの生涯
    4.3
    分析心理学の形成過程とその意義を解明しつつ描くユングの全生涯。「この仕事によって、筆者は自分の依って立つユング心理学を再検討し、自分の今後の方向づけを得られたようにも感じている」──50代の河合隼雄が自らの留学経験をもふまえて執筆した労作。

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  • U 相模原に現れた世界の憂鬱な断面
    値引きあり
    4.1
    Uは私だ。植松聖を不気味と感じる私たち一人ひとりの心に、彼と同じ「命の選別を当たり前と思う」意識が眠ってはいやしないか? 差別意識とは少し異なる、全体主義にもつながる機械的な何かが。 「A」「FAKE」「i ‐新聞記者ドキュメント-」の森達也が、精神科医やジャーナリストらと語りあい、悩み、悶えながら、「人間の本質」に迫った、渾身の論考!
  • ユー。 ジャニーズの性加害を告発して
    3.8
    衝撃の告発と自身の半生を辿る ジャニー喜多川氏の性加害を実名・顔出しで告発して「山」を動かした元ジャニーズJr.、カウアン・オカモト氏。オカモト氏が赤裸々に明かす、ジャニーズ性加害の実態と、波乱の人生。 目次 第一章 Baby ジャニーさんからの電話/五千人の前でアカペラ/いきなりジャニーさんのマンションへ 第二章 ブラジル団地 日系ブラジル人の両親/日本人との違い/ドロップアウト/音楽が支えだった 第三章 Junior 名古屋ジュニア/ユーは黒色だよ/「おいっ!テメェ!こっち来い!」/上京しないとキツいね/バイトジュニア 第四章 YOU 「マンション」と「プール」/カウアン、早く寝なよ/全部で十五~二十回/それでもジャニーさんに…… 第五章 退所 グループに人生を預けられない/YouTubeもダメだって/ユー、ヤバいよ/元ジャニーズの仲間と/ジャニーさんの死 第六章 告発 パニック障害/もう自分に嘘はつきたくない/きっかけはキンプリ/ガーシーとのコラボ/文春での告発/母への告白 第七章 記者会見 ものすごいスピード感/真実を伝える/もし、入所前に報じられていたら/山が動いた 第八章 カウアン、国会へ行く ジュリーさんとの対面/第一歩のはじまり/再発したパニック障害/被害者四人の署名活動 第九章 これから 目標は、ラテン・グラミー賞/日本国籍
  • ユージン・スミス ~水俣に捧げた写真家の1100日~
    4.0
    水俣病を世界に告発した写真家の本格評伝。  二十世紀を代表する写真界の巨匠、ユージン・スミス(1918-1978)の代表作であり、人生最後のプロジェクトでもあったのが、写真集『MINAMATA』(1975年)でした。なかでも有名なのが、胎児性水俣病患者の娘をいとおしむように胸に抱く母の姿をとらえた「入浴する智子と母」の一枚です。この写真は世界中に衝撃を与え、水俣の公害の実態を海外に知らしめる役割を果たしました。  写真集『MINAMATA』のプロジェクトは、妻アイリーン・スミス氏との共同作業でしたが、もうひとり重要な役割を果たしたのが、当時ユージンのアシスタントを務めていた石川武志氏です。ユージンが水俣で過ごした約3年間、彼と生活をともにしながら撮影活動を支えた石川氏の視点から、独特の撮影手法や患者との交流、写真にかける情熱、情の深い人柄など、これまで語られることのなかったユージン・スミスの「水俣」がよみがえります。  2012年、第19回小学館ノンフィクション大賞受賞作品。
  • U.W.F.最強の真実
    3.5
    あらゆる格闘技のスタイルが乱立し、多くの団体が設立されては解散していた激動の1990年代初頭。U.W.F.は、プロレスの「ショー的要素」を廃し、真剣勝負(リアルファイト)を追求することで、熱狂的なファンを獲得した。順風満帆に見えたU.W.F.だったが、度重なるルール変更や資金繰りの悪化から崩壊がはじまる。※本書は2003年7月、エンターブレインより刊行された単行本を加筆・修正・再編集したものです。
  • UFOs 世界の軍・政府関係者たちの証言録
    3.0
    「UFO現象は国家安全保障上の脅威である」 アメリカ政府を動かした「衝撃のUFO証言録」がついに邦訳刊行! 2021年6月、アメリカ国防総省は「未確認空中現象に関する予備報告書(通称:ペンタゴンUAPレポート)」を公表した。UAP(未確認空中現象)とは、UFO(未確認飛行物体)に替わる用語である。これまでUFO事件を黙殺あるいは隠蔽してきたといわれるアメリカ政府が、「これらの現象は国家安全保障上の脅威である」と初めて公式に認めたのだ。この画期的ともいえるアメリカ政府の変化に大きく影響を与えたのが、本書であった。待望の日本語版は、UFOファンにとって、まさに必携必読の書といえるだろう。 「UFO(Unidentified Flying Objects:未確認飛行物体)」という用語は誤用され、大衆文化の一部になりすぎたため、本来の(そして正確な)定義がほぼ完全に失われている。……「UFO」という用語には付随する夾雑物が非常に多いため、一部の科学者や他の専門家は、真摯な研究をより軽薄なものから分離するために新しい用語を採用している。「UFO」の代わりに、一部の寄稿者は「UAP(Unidentified Aerial Phenomenon/Phenomena:未確認空中現象)」を使用することを選択した(「はじめに」より)。 原題:UFOs: Generals, Pilots and Govo On tht Officials Go on te Record
  • UFOとローマ法王、そして自然栽培 空飛ぶ円盤で日本を変えた男
    3.0
    国の予算で日本で唯一の本格的なUFO宇宙博物館を造り、自然栽培による米をローマ法王に食べさせ、ついには過疎に苦しむ限界集落を復活させたスーパー公務員が今、日本再生に向けて、まったく新しい宇宙的、かつ実践哲学の視点から未来ヴィジョンを提言する。
  • ユーロ恐慌――欧州壊滅と日本
    4.5
    「トランプ大統領誕生」を逸早く予測し、完全的中させた著者の最新刊! 「官製相場」を超えた「国家独占金融資本主義」の時代に入りつつある日本。ますます抑圧・統制される私たちはどうすればいいのか。本書で著者は、大胆な予測と資産防衛術を展開、トランプの登場で世界経済がどうなるかを分かりやすく分析する。
  • 夜明けあと
    3.8
    天皇、断髪なさる。皇后も少し前にオハグロをおやめになった(明治六年)。時計の国産化に成功。いずれは輸入しなくてもいい時代が来るだろう(明治十六年)。元号の原案に「天興」や「興化」もあったとのこと(明治四十五年)。当時の世相や風俗、ゴシップなどのニュースで、近代化の流れをたどるユニークな編年史。文明開化から始まった明治という時代にタイムスリップできる一冊。
  • 妖怪と歩く ドキュメント・水木しげる
    3.0
    大ヒット作『ゲゲゲの鬼太郎』を描いた漫画家。ラバウル島の戦闘で負傷し、隻腕となった水木上等兵。意外にも別荘評論家の水木さん。アシスタントや一族を養う経営者。世界中の妖怪を研究したいと情熱を迸らせる大正生まれ。「水木しげるという人はいつどこにいても自分の心を楽しませるものを即座に見つけだすことができる、だから幸せ」。アメリカへ、故郷・境港へ、パプアニューギニアへ、二年間の密着取材で、手塚治虫と並ぶ巨匠の実像を描く傑作ノンフィクション!
  • 妖怪に焦がれた男 小泉八雲全解剖
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2025年度後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』の背景を知るのに最適な一冊。幽霊や妖怪は近代科学では説明しがたい、日本人の心の深層に根付いた存在でした。明治に来日し『怪談』などで知られるラフカディオ・ハーンは、いかにして妻となるセツと出会い小泉八雲となったのか。八雲とかつての武士の家に育ったセツの関係を通して、近代日本が何を得、失ったかをビジュアル資料とともにわかりやすく解説します。
  • 楊貴妃 大唐帝国の栄華と滅亡
    5.0
    唐6代目皇帝、玄宗(712-756年)。名君と呼ばれ、100万人国家を築いた56歳のとき、22歳の楊玉環(のちの楊貴妃)と出会う――。唐王朝の権力闘争、玄宗による華麗なる「開元の治」、安史の乱、国家転覆までの100余年を、『旧唐書(くとうじょ)』『新唐書』『開元天宝遺事』『唐会要』といった文献や、白居易、杜甫の詩歌など豊富な原資料や図版から、詳細なエピソードを採取、検証。平安時代より清少納言、紫式部をも魅了した"世界三大美女"の生涯を、唐の歴史とともに読み解く!*本書の原本は、一九九七年、中公新書より『楊貴妃 大唐帝国の栄華と暗転』の書名で刊行されました。目次 はじめに 第一章 玄宗とその時代 玄宗登場/花は舞う長安の春 第二章 玉環から楊太真へ 鉄牛につながれた橋/女の闘いの渦/女道士楊太真となる 第三章 楊貴妃の栄華 三千の寵愛一身にあり/楊氏六家の栄え/宮中の行楽 第四章 天下大乱 安禄山反す/李林甫と楊国忠/滝関の攻防 第五章 玄宗蜀幸 馬嵬事変/国破レテ山河アリ/安史の乱の背景 第六章 長恨歌の世界 玄宗の晩年/比翼連理の誓い 第七章 余聞・遺事 楊貴妃の最期/日本渡来伝説/宦官高力士/『梅妃伝』をめぐって/画題となった玄宗・楊貴妃 第八章 楊貴妃と文学 楊貴妃と中国文学/楊貴妃と日本文学玄宗・楊貴妃略年表
  • 用具係 入来祐作 ~僕には野球しかない~
    4.0
    輝かしいプロ野球選手としてのキャリアから、裏方への転身。日々、慣れない仕事に何度も挫折しそうになるが、“僕には野球しかない”と、そんな不器用な生き方しかできない男だからこそたどり着いた、自分らしい生き方。黙々と仕事に取り組む姿は、忘れてはいけない裏方の存在を教えてくれる。缶コーヒーのCMに抜擢され話題となった、“用具係・入来祐作”が、苦悶しながらもようやく見つけた裏方の喜びを語る。
  • 陽光桜 非戦の誓いを桜に託した、知られざる偉人の物語
    -
    「陽光桜を世界平和のシンボルにするんじゃ!」多くの教え子を戦争で死なせた後悔から戦争根絶を誓い、愛媛の山奥で独り、新品種の桜作りに没頭した高岡正明。戦後70年の節目に、その偉業が初めて明かされる! 笹野高史氏主演映画「陽光桜-YOKO THE CHERRY BLOSSOM-」、2015年秋公開!
  • 養子でわくわく家族 A Story of Blessed Adoption
    -
    血縁を超えた「家族の絆」の新しいカタチ。 女性ファイナンシャルプランナーとして第一人者の著者が、アメリカ人の夫との実子(長女)がいながら里親として日本人の2歳の女の子を受託し、のちに養子(次女)として縁組みした体験を、乳児院での初めての面会から一家でアメリカに暮らすまでの5年間を振り返って綴る。 国際結婚、仕事と育児の両立、夫の失業と転職、実子と養子の葛藤、日米の育児の違い等々、次々と問題を乗り越え進化していく過程で、旧来の血縁にしばられた日本的家族のあり方とは異なる、新しい形の「家族の絆」が描き出される。 家族とは何か、幸せとは何か。敏腕女性ファイナンシャルプランナーが、自然体で次々と実現していく最高のライフプラン。お金では買えない「かけがえのないもの」をつかんでいく生き様は、誰ものヒントになるはずだ。
  • 『洋酒天国』とその時代
    4.0
    開高健、山口瞳、柳原良平……異彩を放った社員たちが創った寿屋(サントリー)PR誌『洋酒天国』。自らもその編集に携わった著者がユニークな雑誌の歴史や数々の興味深いエピソードを追いながら、高度経済成長に突入する直前の熱気に満ち溢れた時代を描く好著。第24回織田作之助賞大賞受賞。
  • 幼少の帝国―成熟を拒否する日本人―
    3.3
    成熟を拒否して、永遠の若さへ――。美容整形、省エネ小型化技術、デコトラ、仮面ライダー、スーパー戦隊シリーズ……。作家は、文化や産業の最先端を探訪する。3・11という巨大な裂け目を経ながら、新たに発見されたこの国の可能性とは? 現代日本文化に指摘される「未成熟性」の正体を探る、著者初のノンフィクション!

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  • 腰痛放浪記 椅子がこわい
    4.0
    「夏樹静子のお葬式を出しましょう」──苦しみ抜き、疲れ果て、不治の恐怖に脅かされた闘病の果てに、医者はこう言った。時には死までを思い浮かべた鋭い腰の疼痛は、実は抑制された内なる魂の叫びだった。そして著者もいまだに信じられないという、劇的な結末が訪れる。3年間の地獄の責め苦は、指一本触れられずに完治した。感動の腰痛闘病記。『椅子がこわい─私の腰痛放浪記』改題。
  • 羊頭狗肉 のんだくれ時評65選
    値引きあり
    3.5
    「検索で出るものが世界だと思ってる人が多いよね。オレも“坪内祐三 バカ”では検索するけどさ。あと、物書きがツイッターやると、なんでたいてい狂うのかね?」(坪内)「保守は思想で、排外主義は単なる感情。ヘイトスピーチとか、ホント恥ずかしいよ。もし“在日特権”があるというなら、付与した行政に抗議するのが筋じゃん」(福田)それぞれゲストを招いての特番も収録!
  • 幼年
    -
    東京の街が、まだ東京であったころ……。東京屈指の繁華街として大きく変貌した渋谷を再訪し、著者の幼年期をはぐくんだ大正初年の渋谷界隈の地理、風物、時代の感触を、精緻な記憶力と端正な文体で再現する異色自叙伝。優しく厳しかった母の追懐、思い出深い小学校生活、時間の経つのを忘れた幼な友達との遊び、数回にわたる引っ越し、そしてヰタ・セクスアリスまでを、のびやかだった渋谷の変遷を背景に旧友との再会をまじえて、回想する。本書は懐しき大正年間の東京案内でもある。
  • 傭兵の誇り
    4.0
    命を賭け戦い続ける日本人傭兵の実録体験記。 アフガン、ボスニア、カレン…他国の平和の為に己の命を賭して戦い続ける日本人傭兵の実録体験記。口先だけで平和を語るエセヒューマニストを糺し、戦禍を潜り抜けてきた体験から「戦争」と「平和」の意味を問う! ※【ご注意】この作品には図が含まれており、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立読みファイルをご確認いただくことをお勧めいたします。
  • よかたい先生 水俣から世界を見続けた医師 原田正純
    4.0
    「公害の原点」と呼ばれる水俣病事件から50年もの間、患者の側に立ち続けた医師、原田正純。世界のあちこちで公害病の人たちを診察し、水俣から社会のひずみを訴え続けた。原発事故後の今、過去を知り、未来に活かすことの大切さを伝える。
  • よくもここまで騙したな これが[人殺し医療サギ]の実態だ! いのちを奪いながら金を奪うワンワールド支配者(超☆はらはら)
    3.0
    ◎ がん患者1000人殺して一人前! ◎ 日本の内科医は1人平均1000人のがん患者を殺している ◎ 命を奪う、カネを奪う! 医者は完璧に白衣の殺人鬼、白衣の詐欺師! ◎ 日本の近代医学はどこをほじくり返しても詐欺とペテンと強盗と殺人だらけ ◎ 欧米医療というのは基本的に軍隊の医療 ◎ 足を切断するとか伝染病の治療には欧米医療はいいが、糖尿病とかがんといった慢性病のときは絶対に関わらない方がいい ◎ 漢方も鍼灸も食事療法(ナチュロパシー)や整体療法(オステオパシー)も弾圧された ◎ マッサージもカイロプラクティックもサイコセラピーもホメオパシーも弾圧された ◎ 自然治癒力をサポートして病気を治す伝統的なテクノロジーは全部弾圧され、薬物療法(アロパシー)だけが生き残った ◎ 伝統療法は、金融マフィアによって保険対象外にされた ◎ 強制的に保険料を取って、自分たちの息のかかった殺戮医療マフィアにだけおカネを回すシステム ◎ 医療の問題は上に行くとラムズフェルド、ブッシュ、ロックフェラーらに行き当たる ◎ ここに現代の悪魔がいる! ◎ 医者に金も命も投げ出す崖っぷち日本人よ! 今こそ、自分の脳を疑いなさい ◎ 薬漬け、検査漬けの放射線大量照射に生物兵器の毒物注入まで ◎ 失敗する医者ほど儲かる/治す医者は失業 ◎ 医療は世にも不思議な失敗報酬の世界! ◎ 一番高い抗がん剤ペグイントロンは1グラム3億3170万円する ◎ 抗がん剤は元々は廃棄に困った化学兵器の原料 ◎ マイクログラムまで薄めて使っても1回当たり何十万円、利益率は何万%にもなる ◎ 白血病はがんではない ◎ 団十郎を殺した!?マイロターグという白血病の治療薬は、1グラム4800万円 ◎ マイロターグは投与した患者の90・5%が死ぬ! ◎ 輸血は人命を助けていない、むしろ殺している!? ◎ お年寄りが死ぬとわかるとここぞとばかりに点滴、投薬をバンバンやる香典医療というのがある。稼ぎどきならぬ殺しどき! ◎ 「現代医学の神は、唯一1人しかいない、それは死神である」とベストセラー書籍『医者が患者をだますとき』の著者ロバート・メンデルソンははっきり言っている! ◎ だから病院が営業停止中には死人が減る!?

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  • 欲望会議 性とポリコレの哲学
    4.3
    エロ、暴力、心の傷、ホラー、ゾーニング、変態、炎上、#MeToo、身体、無意識…… 「欲望」をテーマにこの世界を読み解けば、未来の絶望と希望が見えてくる――。 「現代人は、かつての、つまり二〇世紀までの人間から、何か深いレベルでの変化を遂げつつあるのではないか、というのが本書の仮説なのです。」―「序」より 【目次】 序 第1章 傷つきという快楽 第2章 あらゆる人間は変態である 第3章 普通のセックスって何ですか? 第4章 失われた身体を求めて 終 章 魂の強さということ 文庫判増補
  • よくぼうのかたち 合法JKビジネスのつくり方
    -
    「JKだけが人生だ」 現役女子高生と結婚して子どもをつくって即離婚 仕事のできない最悪のクズ人間でも月収100万円オーバー 合法JKビジネスのすべてがつまった禁断の書 「JKリフレ嬢あるある」 「合法JKナビ」 「池袋派遣型リフレJKMAX」 運営者、衝撃の告白! 本書は桑田がかかわってきたJKビジネスの実態について 体験談を交えながら考察したものだ。 桑田が愛した女子高生とJKビジネス、 そしていま心血を注いでいる『JKMAX』について 余すことなく絞り出し、面白おかしく書かせていただく。 すべて本音で門外不出の裏情報を公開する以上、 JKビジネス業界関係者が「それを書くの!?」と 脂汗を流す内容も含まれるだろう。 勉強机の鍵つき引き出しに隠していた日記帳のように、 誰にも読ませることなく、墓場まで持っていくべき 黒歴史かもしれない。(「はじめに」より)

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  • 欲望の迷宮 新宿歌舞伎町
    値引きあり
    3.0
    “食と性”の二大欲望が交錯する、新宿歌舞伎町の舞台裏を大漂流! かぶいている人間の生棲する街、正真正銘の人工の歓楽街。悪場所が密かに醸しだす妖しい魅力。迷宮に展開する欲望のドラマと哀愁ただよう人間の浮沈とを、すくいあげる。大宅賞受賞作家が、自己の青春にダブらせながら辿る、“橋本文学”とも呼ぶべき同時代ルポ。
  • 欲望のメディア
    4.7
    映像革命を描いてネット社会到来を予言! 都知事になる以前からツイッターを始めていた著者。なぜインタラクティブな(双方向性の)情報発信にいち早く着目したのか? それは、戦後急速に普及したテレビの本質を、本書の執筆過程で研究しつくしたからだった。  テレビ草創期の技術者群像から、正力松太郎、力道山、田中角栄までを追い、映像のもつ魅力と利権を徹底検証。そして物語は、ネット社会到来の予兆ともいえる、あの事件の現場で結ばれる・・・。昭和から平成にかけて、緻密な取材と卓越した考察で日本の未来を予見した、「ミカド三部作」の完結編!

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  • よくも言ってくれたよな(新潮新書)
    3.7
    学校や店の「黙食」から、黙浴(銭湯)、黙煙(喫煙所)、黙乗(バス)まで――。理由のないことではないだろう。しかし、今日もこの国には閉塞感いっぱいのキャッチコピーが溢れ続ける。恐ろしいのは、コロナにナーバスになりすぎる人と、スマホで価値判断を狂わせた人の急増だ。大方の世界の流れに逆行し、政府とメディア、「専門家」たちは人々をいかにミスリードしてきたか。ネットニュース編集者によるコロナ狂騒観察記。
  • 抑留を生きる力 シベリア捕虜の内面世界
    -
    飢え、酷寒、重労働という「三重苦」に耐え、シベリア捕虜たちが生き抜いた強さはどこから生まれたのか。残された絵画、俳句・川柳・短歌のほか沿海地方などの楽劇団の活動から、苦難の体験を「生きる力」に変えた芸術表現や精神性をたどる。
  • よくわかる一神教 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教から世界史をみる
    4.5
    今、世界は第二次世界大戦以来、最も危険な状態だと言われる。ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルとパレスチナの衝突は、なぜ起こるのか。それを深く知るには、「一神教」の知識が不可欠。本書では、同じエルサレムを聖地とするユダヤ教、キリスト教、イスラム教をめぐる約三千年を追いながら、日本人がわかりにくいと思われるポイントを整理し、質問形式でその起源や地理、歴史を西洋歴史小説の第一人者が解説する。図版満載&明快な構成で世界史入門書としても最適! 文庫版オリジナル書き下ろし「第三部第五章 ウクライナ戦争」も収録!!
  • 予言者 梅棹忠夫
    3.7
    戦後の論壇に颯爽と登場し、大胆な変化を次々と予言した梅棹忠夫。 その謦咳に接した著者が、彼の発言を多面的に読みなおし、その予言がいかにして実現していったのか振り返る。 <目次> 【プロローグ 実現した予言と失われた時代】 【第一章 「文明の生態史観」の衝撃】 異例ずくめの「出生作」/日本文化を機能論的に見直す/進歩的知識人からの批判・・・など 【第二章 モンゴルの生態学者】 京都町衆の生まれ/山登りで危うく放校に/京都学派と梅棹をつなぐ線・・・など 【第三章 奇説を語る少壮学者】 『モゴール族探検記』/激しい論争を呼んだ「妻無用論」・・・など 【第四章 豊かな日本という未来】 「ぼくはマルクスの徒です」/数十年後の日本文明を予測する・・・など 【第五章 情報社会論の先駆者】 情報の時代を生物学的に論じる/お布施の原理による経済学・・・など 【第六章 イスラーム圏の動乱を予告する】 「生態史観」は中東から/イスラーム原理主義の「伝染」/近代化とイスラーム・・・など 【第七章 万博と民博のオーガナイザー】 「万国博を考える会」の結成/グローバル時代論の先駆者・・・など 【第八章 文化行政の主導者へ】 文化を「開発」する/田園都市国家構想とその評価・・・など 【第九章 ポスト「戦後」への視線】 梅棹忠夫と司馬遼太郎/核武装の可能性による抑止/日本文明は終わりか・・・など 【第十章 行為と妄想】 見えないなりの知的生産/「あそび」と「学問」/文明史曲線の先にあるもの・・・など 【エピローグ 梅棹忠夫を「裏切る」ために】 思想家としての梅棹/あかるい虚無家/精神のキバ・・・など
  • 横井小楠―維新の青写真を描いた男―
    3.9
    勝海舟曰く「おれは今までに天下で恐ろしいものを二人見た。横井小楠と西郷南洲だ」。日本史の教科書でもろくに取り上げられず、幕末もののドラマで登場することもほとんどない。しかし小楠こそ、坂本龍馬や西郷隆盛をはじめ、幕末維新の英傑たちに絶大な影響を与えた「陰の指南役」であった。早くから現実的開国論を説き、東洋の哲学と西洋の科学文明の融合を唱え、近代日本の歩むべき道を構想した鬼才。その生涯を追う。

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  • 「横審の魔女」と呼ばれて
    4.5
    女性初の横綱審議委員として、角界にもの申し続けてきた内館牧子さんが、10年間の任期を終え、朝青龍への苦言、大麻事件での相撲界の体質、貴乃花の秘話など、まだまだ言い足りなかったこと、これまで言えなかったこと、相撲界の内緒話を一気に打ち明ける! 週刊朝日連載で随時掲載した人気コラム「横審リポート」も10年分を一挙再録!

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  • 横綱
    4.0
    横綱を語れるのは横綱だけだ。初代若乃花、大鵬をはじめ、白鵬、日馬富士に鶴竜を加えて文庫化。大相撲の頂点を極めた、歴代横綱22人の肉声を綴る。今は亡き、北の湖、千代の富士らの貴重な証言は必読!
  • 横綱白鵬 試練の山を越えて はるかなる頂へ
    -
    15歳のとき、もやしのように細い体で来日した少年は、父がモンゴル相撲の大横綱であることをひたかくして相撲道にはげみ横綱となる。その道は、けっして平坦ではなかった。横綱白鵬のひたむきな姿勢と思いを通じて、夢や希望を持つことの大切さを伝える。
  • 「横浜」をつくった男~易聖・高島嘉右衛門の生涯~
    3.8
    幕末から明治を生き、横浜の地に名を残し、易聖と呼ばれるまでになった男、高島嘉右衛門。江戸の商人であった彼は、商売の手違いから投獄され、牢内で「易経」とめぐりあう。上下2巻を暗誦するほどに熟読し、彼は天来の易占の才能を開花させる。後に自由の身となった嘉右衛門は、横浜に新天地を開拓し、更に伊藤博文の相談役として、その類い希なる能力を発揮する。(『大予言者の秘密』改題)
  • 汚れ役 側近・飯島勲と浜渦武生の「悪役」の美学
    -
    すべては「主君」のために――「石原新党」立ち上げを準備。田中眞紀子外相を恫喝、メディアを操作し、「小泉劇場」を演出。スター政治家と側近の人生にみる異色政治論。 小泉純一郎と石原慎太郎、異能の政治家に忠誠を誓った二人の側近は、嘘も恫喝も厭わなかった。手段を選ばず頂点を目指した男たちの人生観に政治の本質を見た! ●「ところで、総理」頃合いを見て、飯島が切り出した。「竹中(平蔵)さんは信用できない部分があります。総理と会った後に総理の言葉を正確に伝えていない場合があります」(中略)無言を貫く小泉――。飯島の仕事はここで終わりである。 「私はこれまであなたの言われたとおりに動いてきました。これからも同じです。(中略)辞表を書けというなら書きますよ」石原が言い出せないことを察し、逆に浜渦から切り出したのだった。その瞬間、なんと石原は泣き出した。 (本文より)
  • 与謝野晶子(学習まんが 世界の伝記NEXT)
    4.8
    女性の地位が低かった時代、つつみかくさない恋の情熱をうたった与謝野晶子の短歌は、世の中に衝撃を与えました。戦争を批判したときは手ひどい攻撃を受けましたが、その後も晶子はことばを武器にして古い考えと戦います。女性の自立と自由を高らかにうたった情熱の歌人の生涯です。
  • ヨシアキは戦争で生まれ戦争で死んだ
    4.7
    誰からも愛された彼が選んだのは、戦争への道だった。 あたたかい涙があふれる感動のノンフィクション 戦後数多く生まれた、日本人女性と米兵との混血孤児。その1人ヨシアキは米国人家庭の養子となり、天性の魅力と類まれなスポーツの才能とでスターになるが、心の奥には常に自分の存在への不安、そして母の面影があった。1人の青年をめぐる人々の奇跡のような絆と、戦争の悲しさを浮き彫りにした感動作。
  • ヨシコ・ウチダの強制収容体験とアメリカ児童・思春期文学 Internment Stories for Young People by Yoshiko Uchida and Her Successors of the 21st Century
    -
    日系アメリカ人作家ヨシコ・ウチダの人生に大きな影響を与えた「強制収容」体験。1941年12月7日、日本のハワイ真珠湾攻撃による日米戦争勃発と共に、アメリカは「敵性外国人」の名の下に、日系アメリカ人を住居から退去させ、強制収容した。この市民権の剥奪と強制収監の経験を、ウチダに限らず多くの作家が、そのマイノリティへの抑圧、人種差別憎悪について作品で描いていっている。民主主義国家の汚点として意識されながらも、現在まで、アメリカ社会にある有色人種への差別や少数派への差別意識は無くなってはいない。かつての日米経済摩擦、9.11事件、そして今トランプ大統領が叫ぶ「アメリカ第1主義」にも通底する排除・差別意識に対し、本書は、児童向け、大人向けでは異なる描き方をしてはいても、それらへの眼差しを向け続けたウチダ文学と、同じく「強制収容」体験を描いた同時代作品との比較再評価を行い、強制収容体験のウチダ文学における意味を追求している。 目次 はじめに 第Ⅰ部  強制収容体験とウチダ作品の世界 第一章  『ぶんぶく茶釜とその他日本の昔話』── 強制収容との関連で読む 第二章  『タカオと祖父の刀』と『間にはさまれたミヤ』       ──冷戦期の日系人の同化志向との関連で読む 第三章の一 『トパーズへの旅』と『故郷に帰る』        ──多文化主義児童文学のオーセンティシティの観点から読む 第三章の二 『トパーズへの旅』と『故郷へ帰る』──ウチダの執筆の意図を考える 第三章  リンコ三部作『夢は翼をつけて』『リンコの逆転ホームラン』       『最高のハッピーエンド』──リドレス運動との関連で読む 第四章 『写真花嫁』──抑圧の観点から強制収容までの日系の歴史を読む 第Ⅱ部  ウチダの意思を受け継ぐ21 世紀の強制収容物語 第一章 ジュリー・オオツカの『天皇が神だったころ』と      シンシア・カドハタ『草花とよばれた少女』      ──砂漠表象を「パイオニア」言説から読む 第二章 サミラ・アーマドの『強制収容』──イスラム教徒排除への抵抗 第三章 カービイ・ラーソンの『ダッシュ』と      ロイス・セパバーンの『マンザナの風にのせて』      ──多文化主義児童文学のオーセンティシティの観点から読む あとがき 引用参照文献 索引
  • 吉田健一
    5.0
    ケンブリッジ留学時の知的な冒険。河上徹太郎との美しい師弟関係。中村光夫、福田恆存、大岡昇平、三島由紀夫らとの鉢ノ木会での交遊――長い文学修行を経て、批評、随筆、小説が三位一体となった無比の境地に到達、豊穣な晩年を過ごした人生の達人・吉田健一の全貌を、最晩年に編集者として謦咳に接した著者が解き明かす! ※単行本に掲載の写真は、電子版には収録しておりません。
  • 吉田兼好とは誰だったのか 徒然草の謎
    3.0
    日本三大随筆の一つ「徒然草」は鎌倉後期、吉田兼好によって書かれた作品。だが爾来、兼好の実体は藪の中である。本名はわかっているが生没年ともに不詳。徒然草原本は消失。最古の写本も兼好の死後数十年のものである。そもそも原本は存在せず、兼好が反古を壁や襖の張り紙としていたものを死後、弟子が剥がし集めたのが徒然草になったという伝説もある。誕生から六百六十年、研究が始まってから二百六十年、ずっとベストセラーであり続けた特異な随筆文学を残した兼好の人物像を、ノンフィクション作家があぶりだした。
  • 吉田茂
    -
    命を賭して戦争に反対した外交官時代、そして戦後は宰相として、その胆力と見識で、みごとに祖国日本を再生して見せた男の堂々たる人生! (※本書は2008/12/1に発売し、2022/2/10に電子化をいたしました)
  • Yoshida Shigeru and His Time
    -
    Yoshida Shigeru is widely regarded as a pivotal figure in early postwar Japanese history―someone who guided the nation through those difficult years with a clear vision and a firm hand. Yet much of his success, this book argues, was mandated by circumstances, and he was more a practical politician than an ideologue wedded to any particular “ism”. Particularly lauded by Yoshida admirers are his adroit fending off of pressures to remilitarize, including during the Korean War years, and his accompanying focus on economic recovery as the nation struggled to get back on its feet. Yet the decision not to rearm had already been made in the postwar Constitution’s Article 9, and Yoshida was more affirming Occupation policy than breaking new ground. Indeed, his policy pronouncements in this area largely channeled MacArthur’s thinking throughout SCAP’s reign. Pushing that thought one step further, Ambassador Okazaki contends that the acceptance of Article 9 was part of a grand bargain with MacArthur: Japan would forsake rearmament and the International Military Tribunal for the Far East would not put the Emperor in the dock for war crimes. Taking issue with the conventional wisdom, Okazaki further maintains that many Occupation policies (e.g., women’s suffrage and agrarian reform) would have been adopted in the course of building upon prewar democratization initiatives even were there no Occupation. Significantly, these reforms, unlike zaibatsu dissolution and the purge, for example, were not rescinded once Japan regained its independence in 1952. Pulling together testimony from a wide variety of informed sources, this solidly argued treatise roundly rejects the Tokyo Trials, both their conduct and their verdicts, and paints a picture of Japan laboring under a capricious autocracy in the Occupation years. This is an insightful work that demands serious consideration by everyone interested in Japan past, present, and future.

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  • 吉田茂-尊皇の政治家
    3.7
    戦後日本の出発期に首相・外相を務め、政治・外交の軌道を敷いた吉田茂。その講和・安保条約締結は、軽武装・経済第一主義の確立によって後の繁栄を招いたと評価されがちだが、果たしてそういえるか。著者は、彼の遺した書簡、公開された外交文書、関係者からの聞き取りを通して、天皇体制の徹底した擁護者という新しい吉田像を描き出す。

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  • 吉田茂とその時代
    4.0
    1945年8月15日、日本はポツダム宣言を受諾し、無条件降伏をした。ここに第二次世界大戦は終結。同月30日、連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサーは、コーンパイプを燻らせつつ厚木に降り立った。以来2000日におよぶ日本占領が始まったのである。その間、占領政策の下、昭和21年には日本国憲法が公布され、昭和23年には極東国際軍事裁判、いわゆる東京裁判の判決が下されるなど、激変する社会情勢のなか、「戦後の日本」がつくられていった。その立役者となったのは誰なのか。本書は、終戦から日本が自立復興の道を歩み出す、講和条約発効までを描いた、著者渾身の長編歴史評論である。陸奥宗光、小村寿太郎、幣原喜重郎等、卓越した外交官にスポットを当てながら、近現代の日本の歩みと外交史を事実に即して克明かつ冷静にたどった、著者のライフワーク「外交官とその時代」シリーズ5部作の掉尾を飾る、堂々の完結編である。
  • 吉田茂の爪のあか
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 名宰相、吉田茂の政治哲学は、ひとえに人間の哲学でもある。政治のみならず経営にもつながるその独自性は、混迷時代の今こそ光を放つ。
  • 吉田松陰と久坂玄瑞 高杉晋作、伊藤博文、山県有朋らを輩出した松下村塾の秘密
    3.0
    吉田松陰が松下村塾で指導した期間は二年にも満たない。だが、物置小屋を改造して作った八畳一間の講義室からは、高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋ら、明治維新をになった多くの若者たちが羽ばたいていった。なぜ松陰は短期間でこれほど多くの偉人を生み出せたのか。その秘密はゼミ方式の実践的な教育スタイルと、己の生死すら度外視した驚異的なアジテーション力にあった。その松陰の妹・文を妻とし、彼の遺志を継いで尊王攘夷に殉じた男・久坂玄瑞。愛憎に満ちた二人の師弟関係を紐解きながら、維新の礎となった男たちの生涯に迫る。
  • 吉田松陰とその門下
    -
    幽囚の身でありながら、その強烈なる“変革の思想”を実践に移そうとして刑死した吉田松陰。その短くも激しい生涯を支えていたものは何だったのか。また、松下村塾の主宰者として、幕末最高の教師とまで評価されるに至ったその教育の内容はどのようなものだったのか。本書は、吉田松陰の思想と生涯を克明に検証し、その実像に鋭くせまる力作評伝である。

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