やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく

やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく

770円 (税込)

3pt

NHK朝ドラ「あんぱん」放送目前! 「アンパンマン」作者の本格評伝

栗林忠道、島尾ミホ、原民喜などの評伝を手がけてきた梯久美子が、綿密な取材をもとに知られざるエピソードを掘り起こした「やなせたかし」評伝の決定版。

高知県で生まれた嵩(たかし)は、幼少期に父を亡くし、再婚した母とも別れて伯父の家で育つ。
東京で美術を学び、デザイナーとなるが、徴兵され中国大陸へ。
戦場で飢えを経験したことと、たったひとりの弟が23歳の若さで戦死したことが、のちに「アンパンマン」の誕生につながっていく。

戦後に就職した高知新聞社で「韋駄天おのぶ」とあだ名される元気いっぱいの女性・暢(のぶ)と出会った嵩は、
再度上京し、妻となった暢とともに子どもの頃からの夢だった漫画家を目指す。
たくさんの挫折を経験し、ようやくアンパンマンを生み出すが、
「顔を食べさせるなんて残酷だ」「気持ち悪い」と大人たちからは大ブーイング。
だが子どもたちは、無垢な心でアンパンマンを愛してくれた――。

著者はかつて『詩とメルヘン』編集者として、やなせたかしのもとで働き、晩年まで親交があった。
子ども向けに書いた伝記『勇気の花がひらくとき やなせたかしとアンパンマンの物語』(フレーベル館)はロングセラーとなり、小学校の教科書に採用されている。

2011年の東日本大震災直後、被災地からラジオ局にリクエストが殺到した「アンパンマンのマーチ」。
避難所で大合唱する子どもの姿に、92歳だったやなせは感動し、94歳で亡くなるまで、復興のために力を尽くした。
愛と勇気に生きた稀有な生涯を、評伝の名手が心を込めて綴る感動作。

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やなせたかしの生涯 アンパンマンとぼく のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    朝ドラ、ラジオの朗読でこの本を知りました。やなせたかしさんの優しさとユーモアに、心が満たされました。
    取り上げられていた詩集と絵本、読んでみたいです。

    0
    2025年11月11日

    Posted by ブクログ

    あんぱんまんに込められた思いを初めて知りました。やなせたかしの生死に対する哲学、正義と犠牲は一体というお考え。それを幼児向けの絵本に込めるとは、子どもを子ども扱いしない表れだと思います。ヒットキャラクターの作者という認識しかなかった今までを悔やんでいます。作品を再度味わいたいという気持ちでいっぱいで

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    朝ドラのあんぱんロスで…
    この台詞はドラマのあのシーンに反映されてたんだなぁとか重ねて読むとよりドラマが楽しめる。
    ドラマを観てなくても、ど定番の子供向けの番組のアンパンマンが、やなせたかしのどんな思いの積み重ねで誕生したのか知るとアンパンマンのマーチを聴いた時心に響くと思う。

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    やなせたかしさん=アンパンマンって思っていて、連続テレビ小説あんぱんも観たことなかったのですが、高知のやなせたかし記念館を訪れることになり、この本を手にしました。
    生涯に渡り、愛と勇気を貫いて絵や詩に思いを込めてきたやなせさんの姿に感動しました。「一寸先は光」、「ぼくのいのちがおわるとき、ちがういの

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    子どもがアンパンマンが大好きなこと、朝ドラで『あんぱん』が放送されたことでやなせたかしさんについて知りたいと思って読みました。生きることの素晴らしさ、助け合うことの大切さ、アンパンマンに込められた想い、やなせたかしさんの優しさが伝わってきました。梯さんの文章も読みやすかったです。

    0
    2025年10月08日

    Posted by ブクログ

    アンパンマン(テレビのアニメ)の世代ではなかったので、これまであまり興味がなかったやなせたかしさんですが、NHKのドラマ『あんぱん』が話題になっているのを見て、興味を持ちこの本を読んでみました。
    やなせさんの生い立ちやアンパンマン誕生までのエピソードを知るうちに、その人柄に深く心を打たれました。特に

    0
    2025年10月02日

    Posted by ブクログ

    朝ドラ最終週に購入
    あの話は本当だったんだ、こことここの話を繋げるためにあのキャラクターが登場したんだなど比較して読み進めるのが面白かった

    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    朝ドラを観ているのでそちらとリンクして楽しく読みました。
    湯呑は懐かしく自分も学生時代に使ってましたし柳瀬さんの詩は沢山読みました。もちろん詩とメルヘンのファンでもありました。先日、整理していて最後の刊行の本を処分してしまったのは今でも残念でたまりません!
    逆転しない正義、柳瀬さんのストーリーは一本

    0
    2025年09月18日

    Posted by ブクログ

    NHKの連続ドラマは観ていなかったのですが何故か気になり本書を手に取ってみました。
    やなせさんが終戦後に中国から引き上げてきてからの新しい出発の章ひっくりかえった「正義」を読むとあのアンパンマンの歌が頭の中に流れてきました。
    そして読み進めていくと色々な人たちとの出会いがあります。これは必然だったの

    0
    2025年09月05日

    Posted by ブクログ

    やなせたかしの生涯 本当に淡々と紡がれる言葉が響いてくる。テレビドラマとリンクしているから尚更なのか。もっとも、ドラマが無ければ こういった本は読まない人だけど。やなせさんの人格、暢さんの人柄がエピソードで語られ、本当にやり続ける、信じ続けることで、素晴らしい形で結ばれることもあるのだ。それは、利他

    0
    2025年08月31日

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