作品一覧

  • 大の里を育てた〈かにや旅館〉物語(集英社インターナショナル)
    5.0
    新潟県糸魚川市能生に、全国の相撲少年が集まる寮〈かにや旅館〉がある。海洋高校相撲部の田海哲也総監督が経営していた元旅館だ。そこが実質、相撲部屋となり、続々と未来のスター力士を輩出している。パワハラ、いじめ、不登校など、難しい問題が渦巻く中、田海夫妻が彼らの心身の成長に深くかかわり、そのおかげで生徒たちは練習に打ち込めている。本書は、大の里をはじめ多くの力士たちと田海夫妻を中心にした、〈かにや旅館〉で繰り広げられる感動の子育て、力士育成の物語。
  • 真夏の甲子園はいらない 問題だらけの高校野球
    4.7
    1巻748円 (税込)
    真夏の風物詩,国民的行事として親しまれる夏の甲子園大会.だが,甲子園に出ることだけが野球の全てだろうか? 野球をする喜びを球児から奪ってしまう高校野球の現状と,その打開策について,野球をこよなく愛する二人が敢えて直言する.高校生による,高校生のための野球を実現するために,私たちにできることとは?

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  • 天才アスリート 覚醒の瞬間
    -
    天才アスリートの苦悩と限界を超えた時! スポーツ選手の躍動は、見る人の心を熱くする。しばしば「天才」と形容されるアスリートだが、その栄光の裏側にはもがき、悩み、迷いながら進んできた求道者としての顔がある。 本書では、戦前の日本スポーツの黎明期から現代までのアスリート54人を取り上げ、競技にのめりこんだきっかけ、一段強くなった引き金の出来事、殻を破った転機、ゾーンに入ったときなど「覚醒の瞬間」に焦点を当て、彼らの知られざる努力、苦悩、思いに迫る。
  • 長嶋茂雄 永遠伝説
    -
    日本人を一番熱くした男の奇跡の野球人生! 今なお人々を魅了してやまない長嶋茂雄の半生をヒーロー講談で熱く綴る! 千葉の少年時代から、ホームラン最多記録を更新した立教大学時代、巨人軍への入団、劇的なサヨナラホームランを放った天覧試合、巨人軍の黄金期を築いたON時代、巨人軍監督として臨み、「国民的行事」といわれ国中が熱狂した1994年の10.8決戦まで、あまり知られていないあれやこれやのエピソードも盛りだくさん。 打っても守っても空振りしても人々を楽しませた「燃える男」の野球人生、野球のルールにちなんで九回ならぬ全九話でお届け!
  • 生きて還る 完全試合投手となった特攻帰還兵 武智文雄
    4.0
    「桜花」特攻隊から奇跡の生還を遂げた武智(旧姓・田中)文雄は、実業団・大日本土木を経て、新生・近鉄パールス契約第1号選手となる。昭和三十年には、プロ野球史上二人目、パ・リーグ第1号の完全試合を達成。シーズン途中の理不尽なルール変更によるチーム消滅の危機には、大車輪の活躍で10ゲーム差を大逆転……。野球とは、「生きてホーム(家)に還る」スポーツ。「生きて還ってきた男」の痛快な野球人生を描く戦後史発掘ノンフィクション。
  • 「野球」の真髄 なぜこのゲームに魅せられるのか
    -
    野球はかつてスポーツ・娯楽の中心だった。男の子がプレーに熱中し、試合中継に胸躍らせた時代があった。しかし今、野球は昔のような熱も輝きも持っていない。社会は野球を歓迎しない方向にすら傾き始めている。その原因を探るため、著者は野球の歴史、ゲームの本質・魅力を見直し、日本の野球がどのように変質してしまったのかを分析する。さらに野球を通して現代の日本人が失ってしまった大切なものを指摘すると同時に、野球が昔のように復権する道筋を考える。長年、野球に携わってきた著者の集大成!【目次】はじめに/第一章 野球の本質/第二章 古き佳き野球の時代/第三章 野球の「信用」の失墜/第四章 野球の喜びと深み/第五章 野球再生に必要なもの/おわりに

ユーザーレビュー

  • 大の里を育てた〈かにや旅館〉物語(集英社インターナショナル)

    Posted by ブクログ

    めちゃめちゃ面白かったです!

    元々相撲観戦が好きでしたが、大相撲の世界しか知りませんでした。この本を読んで、学生相撲やアマチュアの世界も知ることができ、相撲に対する視野が広がりました。

    私は勝手に海洋高校は昔から相撲が強い高校なんだと思い込んでいて…
    今に至るまでに、こんなに苦労があったなんて…

    これからはかにや旅館出身力士達を一生懸命応援します!

    この本は、新潟海洋高校アンテナショップ能水商店で購入しました。糸魚川が相撲の町としてもっともっと発展してくれるといいなと願っています。

    0
    2025年08月31日
  • 真夏の甲子園はいらない 問題だらけの高校野球

    Posted by ブクログ

    まあ昨今の甲子園に関する話題の沸騰ぶりをみると、なんだかんだいってみんな甲子園(ネタ)が好きなのね、と思ってしまいます。
    (くしくも今日は慶應が優勝したそうで)

    この本自体は、真夏の甲子園に対する批判ではありますが、どちらかというと、それに関わるマスメディア(朝日新聞社、毎日新聞社、NHK)に対する批判であるかなと思いました。
    私は受信料を払ってNHKを観ていますが、正直、大相撲と高校野球をNHKでやる必要があるのかと思っています。そもそも、スポーツをNHKでやる必要があるのかなと。
    NHKオリジナルのコンテンツを楽しみにしている自分としては、それらで通常編成時の番組がないのが結構ストレスで

    0
    2023年08月23日
  • 真夏の甲子園はいらない 問題だらけの高校野球

    Posted by ブクログ

    最近の高校野球は、私立高校ばかりが甲子園に出場し、公立高校は、ほとんど出場することができなくなった。確かにこの本に書かれているとおり、猛暑の中で試合することに問題があるし、トーナメントで負けたら終わりという高校野球の現状にメスを入れる必要がある時期であると思う。また、主催が大手新聞社であることから、改革するのは難しいと思われるが、今の神聖化された甲子園での高校野球に対する貴重な提言本である。

    0
    2023年06月06日
  • 生きて還る 完全試合投手となった特攻帰還兵 武智文雄

    Posted by ブクログ

    近鉄の大投手武智文雄のドキュメンタリー。生き残った特攻兵は戦後のプロ野球で活躍。関根潤三とは対照的に記憶に残らなかった大投手にスポットを当てた秀作だ。

    0
    2024年08月13日
  • 真夏の甲子園はいらない 問題だらけの高校野球

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私は中学までは野球少年だったが、高校ではアルペンスキー部、その後もトライアスロンや自転車ロードレースなど日本ではあまり馴染みのない競技しか好きになれなかった。それ故に甲子園や箱根駅伝だけに異様なまでに熱狂する日本人が奇異に思え、日本の未来のためにもこれらの宿痾は改めるべきだと思っていたので、本著の提言にはほぼ賛同する(夏休み中の開催と、トーナメント制は現状でも良いと個人的には思う)。

    私が甲子園が日本の青少年にとって一番弊害だと思うのは、本来は野球以外の競技の方が適していたにも関わらず、日本では野球が一番ポピュラーであることから、或いは身近な人から野球を勧められて何となく野球を始め、身体的才

    0
    2023年07月06日

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