ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
10人を超える死者・行方不明者を出し、我が国の犯罪史に残る尼崎連続殺人事件。留置場で自殺した主犯の角田美代子は、いかにしてありふれた5つの家庭に食らいつき、家族を互いに殺し合わせる冷酷な犯行に及ぶことになったのか。被害者たちはなぜ、暴力による支配から逃げ出さなかったのか。知られざる事件の真相に迫る、超一級のノンフィクション。主犯・美代子のノートを明かす後日譚を加筆した文庫完全版!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
怖い話だ。 事件として知ってはいたが、ここまでの話だったとは知らなかった。 本の構成は面白いと言うか、こう言うの普通なんだろうか。ドキュメンタリーのように事件を追うわけではなく、もちろん、事件の内容は語ってくれているが、そうしたものを素材に、なぜこの事件が起きたのか、首謀者の内面に食い込んでいくなど...続きを読むで展開する。 事件の時系列は行ったり来たりする。途中で年表があったりするので、何が起きたかはスッキリするが、ややこしい人間関係を一覧にした表は、ちょっと眺めたくらいではわからん。 一番怖いのは、こんなことに巻き込まれるきっかけが誰にでもあって、実際自分の身の上にでも起きかねないと言うことか。警察も頼りにならないことがよく判る。
テレビよりも詳しい。背後関係も書かれていて闇の深さを伺い知る事が出来る。と同時に、書物にも書けないような凄惨なことが沢山あったんだなという感じもした。
あまりにおぞましく、書籍なのに正視に耐えない。女性なら最後まで読むことすら苦行かもしれない。しかし、すべての「善人」は本書を読むべき。「この世に本当に悪い人なんかいない」と言える能天気な人間は、本書を読んで絶望するべきだろう。世の中には、想像できないほどの悪意や理不尽が存在し、何の問題もない善人を食...続きを読むい物にする。そのことを知るべきだろう。
10人を超える死者・行方不明者を出し、日本犯罪史に残る凶悪事件である尼崎連続殺人事件。主犯の角田美代子が留置場で謎の自殺をしたため、事件の真相は未解明のままである。裁判記録や関係者への取材により、冷酷な犯行と美代子が密かに残したノートの存在が明らかになる。 『美代子ファミリー』という擬似家族がまさに...続きを読む砂の器だ。その砂も多くの人々の涙と血が混在している。彼女の欲望と目的が判らないため、失われたノートに何が記されていたのかが気になる。私たちの身にもいつ襲いかかるかわからない恐怖感が拭えない。
角田ファミリー2冊目。こっちは時系列で書いてくれてるので前回読んだ「家族喰い」より読みやすかった。この本のトクダネは美代子の師匠として出てくるMってヤクザなんだけど、どうにも眉唾ではある。これが「家族喰い」に出てきた団体XのZって男なのか?もうこのライター2人全部ネタ交換して一冊の本にしてくれよ。読...続きを読むみやすかったけどなんか眉唾に感じる記述が多いのは取材過程がわからないからみたいだな。その点「家族喰い」の方が好印象。尼崎市事件に相当詳しくなったからもう読まなくていいや。
尼崎連続変死事件のルポルタージュ。 個人的には、小野一光さんの『家族喰い』の後に読んだが、事件の全体像を把握するにはその順番が分かりやすいかと。 本書が小野さんと決定的に異なるのは、“主犯格(角田美代子)に黒幕がいた”点。果たして、誇れるような学歴も人脈もないクレーマーの角田が、如何にしても多数の人...続きを読む間を操り、洗脳し、命まで奪うことが出来たか、なるほど理解出来る。 タイトルにもあるが、この事件の真相や『真実』は残念ながら、角田美代子が自殺してしまったが故に、誰にも計り知れない。だが、1人のモンスターの誕生秘話として、その一面を垣間見ることが出来たと思う。
事件の報道が出始めた頃、ガラの悪いクレームで自宅に謝りに行く時とか「あんなんになったらどうしよう」と不安になったり新潮の北九州事件の文庫をかなり早い段階で売りまくったり、色々思い出はあるんよね。とはいえ、たぶん文庫が出た頃には冷めてたのか出たのも知らんかった。 で、古本で見かけて読んでみた。うーん、...続きを読む何やろな、テーマに興味はあるし、途中に年表挟んだりわかりやすいんやけど、わかりやすい、スラスラ読めるんやけど、今ひとつあっさりし過ぎというか、もう少し粘っこい文章で読みたかったかな。
このドキュメントを読み進むうちに、実は人間の本質は悪なのではないかと考えてしまった。そして、まるで悪魔に魅入られたかのような不快な気分になった。 余りにも衝撃な事件の経緯、主犯の角田美代子の極中での怪死と、この事件の異常性が克明に描かれている。しかし、結局のところは全ての真相が明らかにされている訳...続きを読むではなく、断片的な事実のピースを組み立てだだけのドキュメントのように感じた。 文庫化にあたり、加筆。
自分も知らない間に「美代子ファミリー」とすれ違っていたかも?と思うほど私の身近な場所で起こった大きな事件。 読み応えはありましたが、文庫版特別編だけを読めば1冊分の内容をすべて理解できる気もします。 角田美代子という女性の成育歴だけを見ると同情できる部分も無いわけではありません。ある意味「虐待の連...続きを読む鎖」とも言えるのでしょう。 それでも、監禁・暴行・殺人が許されるわけでもないですが。 最終章で一番の側近と言われた義妹・三枝子が発した「もし自殺が本当なら卑怯やと思う」「せめて法廷で、自分の考えをきちんと話して欲しかった……」等の言葉は世間の人々の気持ちをも表していると思います。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
モンスター 尼崎連続殺人事件の真実
新刊情報をお知らせします。
一橋文哉
フォロー機能について
「講談社+α文庫」の最新刊一覧へ
「ノンフィクション」無料一覧へ
「ノンフィクション」ランキングの一覧へ
世田谷一家殺人事件 韓国マフィアの暗殺者
オウム真理教事件とは何だったのか? 麻原彰晃の正体と封印された闇社会
外国人ヒットマン
経済ヤクザ
国家の闇 日本人と犯罪<蠢動する巨悪>
最終増補版 餃子の王将社長射殺事件
進化する中国系犯罪集団 日本のカネを強奪する「龍グレ」の正体を追う
試し読み
政界ヤクザ
「一橋文哉」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲モンスター 尼崎連続殺人事件の真実 ページトップヘ