ノンフィクション作品一覧

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  • サイコパス
    3.8
    平気でウソをつき、罪悪感ゼロ……そんな「あの人」の脳には秘密があった! 外見はクールで魅力的。会話やプレゼンテーションも抜群に面白い。 しかし、じつはトンでもないウソつきである。不正や捏造が露見しても、 まったく恥じることなく平然としている。 ときには、あたかも自分が被害者であるかのようにふるまう。 残虐な殺人や善良な人を陥れる犯罪を冷静沈着に遂行する。 他人を利用することに長け、人の痛みなどこれっぽっちも感じない。 ――昨今、こうした人物が世間を騒がせています。しかも、この種の人々を 擁護する人も少なくありません。そうした人物は高い確率で「サイコパス」なのです。 もともと「サイコパス」とは連続殺人鬼などの反社会的な人格を説明するために 開発された診断上の概念です。しかし精神医学ではいまだ明確なカテゴリーに 分類されておらず、誤ったイメージやぼんやりとした印象が流布していました。 ところが近年、脳科学の劇的な進歩により、サイコパスの正体が徐々に明らかになっています。 脳内の器質のうち、他者に対する共感性や「痛み」を認識する部分の働きが、 一般人とサイコパスとされる人々では大きく違うことがわかってきたのです。 しかも、サイコパスとは必ずしも冷酷で残虐な犯罪者ばかりではないのです。 大企業のCEO、政治家、弁護士、外科医など、大胆な決断をしなければならない職業の人に サイコパシー傾向の高い人が多いという研究結果もあります。 最新脳科学が、私たちの脳に隠されたミステリーを解き明かします。
  • 西郷隆盛
    3.0
    討幕派の指導者として薩長同盟・王政復古の画策、江戸の無血開城など、近代日本の礎を築いた西郷隆盛。明治維新後、西郷を待ち受けていたものは、人間社会に必然な腐敗と醜い権力闘争であった……明治10年9月24日、城山にて自刃。維新最大の功労者でありながら、賊軍として非業の死を遂げるに至った理由とは何か。正義・人道を貫いた男の不撓不屈の生涯を鮮やかに描いた力作評伝。
  • 西郷隆盛 維新の功臣 明治の逆賊
    -
    明治維新を実現した最大の「功臣」でありながら、なぜ西郷隆盛は明治政府に叛き、無謀な西南戦争を起こして「逆賊」の汚名を負ったのか……?  西郷の生涯は、彼を育んだ薩摩国と藩主島津家を抜きにしては語れない。本書はまず島津家の歴史を紐解き、激動の時代をともに生きた大久保利通・島津久光・勝海舟・坂本龍馬らの証言を織り交ぜながら、西郷の考え方や行動の「成功と失敗」要因を分析して、西南戦争に至るまでの「全軌跡」を詳述する。  そのプロセスを経ることで、維新と明治期の西郷の落差、知られざるリアルな人物像を浮き彫りにし、併せて複雑な幕末維新史を分かりやすく解説する書き下ろし歴史評伝。 〈目次〉 序章 西郷隆盛の生涯 第一章 薩摩藩の歴史 第二章 薩摩藩士西郷隆盛 第三章 激動する幕末京都 第四章 王政復古の実現 第五章 戊辰戦争の勃発 第六章 明治政府と西郷隆盛 第七章 最後の内乱・西南戦争
  • 西郷隆盛 維新150年目の真実
    3.5
    最新の研究成果を盛り込んだ決定版 都会的、エレガント、手先が器用、涙もろい……。 無数の証言から浮かび上がる、史上最大のカリスマの素顔。 物腰が優雅でスマート、この上なく男前。計算が得意で経済に明るく実務能力も高い。人目をはばからず涙を流し、人の好き嫌いが激しく、神経がこまやかでストレスに悩まされる……。徳川将軍から園の芸妓まであらゆる人々の証言を読み込み、西郷をめぐる七つの謎を解きながら“大西郷”の実態を活写。数々の新視角を世に問うてきたトップランナーによる、誰にも書けなかった西郷論!
  • 西郷隆盛と大久保利通 破壊と創造の両雄
    -
    2018年の大河ドラマで注目! 攻撃の西郷隆盛と、守備の大久保利通。まったく正反対の二人は、いかに時代を歩んだのか――。(また吉どんの後始末じゃ)大久保は、西郷にいささかうんざりした――。信念によって動き、攻める時には無類に強いが、守勢に回ったときには、あっさり投げ出してしまう西郷。そんな西郷に振り回されながらも、その長所と短所をよく知り、持ち前の粘り強さで支えていく大久保利通。幼少期から晩年の訣別までを新視点でとらえ、余人にはうかがい知れぬ両雄の絆に迫り、維新回天に果たした二人の役割を活写した歴史長編。 (本文より)「吉どん」正助は強い口調で呼びかけた。「それはなりもはん。どげなことがあろうと、太守様の命に反してはなりもはんぞ」正助から直言されたのは初めてのことで、吉之助は少し驚いた風であった。正助はなお続けた。「又次郎君を世子に定められもした太守様の心中、われらが察し申さねば、これ以上の不忠はごわはんぞ」二人はにらみ合った。
  • 西郷隆盛と西南戦争を歩く
    4.0
    なぜ挙兵したのか? 熊本城炎上の原因は? 西郷家と大久保家「不仲説」の真相は? NHK熊本「西南戦争140周年シリーズ」取材記者が古戦場を歩き、日本最後の内戦の謎に迫る! 明治10年(1877年)、西郷隆盛率いる薩摩軍と明治政府軍が九州各地で激突し、約7ヶ月間にわたって戦闘が続いた。両軍あわせて1万4000人余りが命を落とした西南戦争は、近代日本最後にして最大の内戦であった。 だが、140年以上の時を経ても、いまだに多くの謎が残されている。 「政府に尋問の筋これ有り」とする西郷の挙兵理由は本当なのか? 熊本城はなぜ炎上したのか? 最大の激戦「田原坂の戦い」で薩摩軍が不可解な挙動を繰り返したのはなぜか? 連隊旗を奪われるという大失態をおかした政府軍の乃木希典はなぜ「切腹」しなかったのか? また、藩主・島津家が博愛精神を是としてきたにもかかわらず、戦後も長らく鹿児島において分断が続き、わだかまりが残ってしまったのはなぜか?…… 著者は九州各地の史跡を訪ね歩き、関係者への聞き取りを重ねながら、西南戦争の謎に迫っていく。西郷・大久保の両家がとうの昔に「和解」し、婚姻関係まで結んでいたことや、日本赤十字の発祥が西南戦争にあったことなど、日本史好きの興味をくすぐるエピソードも満載。 前提知識なく読めて、ためになる歴史紀行文!
  • 西郷隆盛の冤罪 明治維新の大誤解
    -
    西郷隆盛はヒーロー(英雄)なのか? それともヒール(悪役)だったのか? 収集した膨大な歴史資料から導き出された衝撃の事実――「西郷隆盛の首を刎ねたのは桐野利秋だった」など、明治維新の大嘘と真実の数々を徹底的に検証!!
  • 西郷隆盛の首を発見した男
    5.0
    明治10年9月24日、鹿児島。西南戦争において薩軍の総指揮を執っていた西郷隆盛は進退極まり、城山にて自らの腹に刃を立てた。腹心により介錯された西郷の首級は、官軍歩兵第7連隊の千田登文中尉が発見、山県有朋によって首実検された――。 本書の主人公は、西郷の首を発見した千田登文その人です。現在、金沢市長町の千田家には、表紙に「履歴書」と大書された和紙100ページほどの文書が保管されています。これこそ登文が生前自らしたためた、いわば自叙伝。産経新聞編集委員で歴史にまつわる著作も多い大野敏明さんが、癖のある墨文字で書かれたこの履歴書を丹念に読み解きます。戊辰戦争の生々しい戦いの様子、西南戦争における薩軍の最期、そして日清・日露戦争。この第一級の史料をもとにして西郷の最期に迫り、また軍人として生きた千田登文の生涯を描きます。千田の竹馬の友が後に西郷の盟友・大久保利通を暗殺するという運命の皮肉にも驚かされます。
  • 西郷隆盛のことがマンガで3時間でわかる本
    -
    2018年NHK大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」放映されたりと、歴史上の人物として注目度が非常高い西郷隆盛。 その生涯をマンガと文章でわかりやすく解説する。 幕末から維新にかけて、主に鹿児島を舞台に描かれる。
  • 西郷隆盛はどう語られてきたか(新潮文庫)
    -
    「維新の三傑」でありながら、西南戦争を引き起こした賊軍の首魁。にもかかわらず、国民の間では圧倒的な人気を誇る。武士にして思想家、軍略家にして温情の人、農本主義者にして詩人でもあった。西郷隆盛ほど捉えにくい人物はいない。だからこそ、さまざまな西郷論が語られ続けてきた。その変遷はまた、時代を映す鏡でもある。同時代人の証言から、小説における描かれ方までを総ざらいする。
  • 西郷隆盛101の謎
    -
    2018年のNHK大河ドラマ「せごどん」の主人公、日本でいちばん親しまれている偉人、と言っても過言ではない西郷隆盛。その大人物然とした我々の知る風貌は、しかし、実は死後にイタリア人画家キヨッソーネが、親族を参考に想像で描いた「肖像画」なのだ(本書カバービジュアル)。実は西郷隆盛には、この肖像画のイメージに似合わぬ、意外なほど激情家の一面を持ち、主君との衝突、心中未遂、過酷な島への流罪、抜擢と左遷の繰り返し、といった波乱万丈の前半生を送っている。 そして、どう考えても時代に逆行した「西南戦争」の指揮者としての最期。彼は何故ここに至ったのか。それは果たして西郷の理想とした生き方だったのか。 さらに、その軍神・西郷が何故「浴衣姿で犬を連れて」上野公園に復活するのか? 我々歴史を愛する者は、その大づかみなイメージに満足せず、人目を引くトピックスだけに目を向けず、彼の生涯を詳細にたどることで、その魅力の「謎」の本質に迫りたいと考える。そこで西郷の生涯を「101の謎」に分け、それぞれ見開き2ページ~4ページでコンパクトに答える形式とした。 西郷ならよく知っている、そんなに謎があるはずがない……、そう考える歴史好きこそ、本書を手に取ってほしい。よく知られたエピソードの中にも、詳細に見れば「何故、この人は、敢えてこの道を選ぶ?」という疑問が沸いてくる。 文春文庫が世に問う以上「この一冊で西郷のすべてが分かる」ことをお約束する、しかし、結局「西郷とは何者か」という最大の謎は、各自がみずから解き明かしていただくしかない。この本は特定の「価値観」を前面に出すことはしないが、その材料を余すところなく提供している。西郷を考える前に、まずこの一冊を手に取ってほしい。
  • 西郷どん式 リーダーの流儀
    -
    現代人こそ学ぶべし!幕末を動かした人情味あるリーダー術 幕末を代表するリーダー西郷隆盛が成し遂げてきた歴史を例に、リーダー論の第一人者が現代リーダーにメソッドを置き換えて徹底解説。人が動く人情味溢れるメソッドが満載! なぜ、現代に西郷隆盛のリーダーシップが必要なのでしょうか――。 実は西郷さん自身、上司へのアプローチ、部下の育成、外国人との交渉などなど、現代人にも必要なスキルを多く持ち合わせていた。さらに、左遷や事実上のリストラも経験。それでも、負けることなくリーダーとして戻ってくるパワーがありました。 西郷さんのリーダー論は一言で言えば、「情」にあります。140年前とまったく変わっていないものが人間の心です。 西郷さんの「人心を動かしたリーダーシップ」は、今だからこそ役に立ちます。いくら便利な時代になっても、人間関係における悩みはますます難しくなったからです。 本書は、西郷が成し遂げてきた歴史の数々をわかりやすく振り返りながら、著者なりの解釈で現代リーダーが学べることを45個のメソッドにして紹介します。
  • 最後に「ありがとう」と言えたなら(新潮文庫)
    NEW
    4.0
    亡くなった夫に頭を撫でて欲しいと願った妻。亡き母の髪を泣きながら洗った美容師になりたての娘。お気に入りの洋服を着て何度も抱っこされた、小さな体の重さ……。故人を棺へと移す納棺式にひとつとして同じものはない。悲しく辛い時間。しかし、生と死のはざまのごく限られた時間に、家族は絆を結び直していく。4000人以上のお別れをお手伝いしてきたベテラン納棺師が出会った、家族の物語。
  • 最後に伝えたかったこと 故人に届けたい47のメッセージ
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 この本は、誰かに見せるためではなく、葬儀や法要の際に、遺族が故人に宛てた言葉をそっと書き留めていたものでした。今、一番あたり前の存在になっている人が、もっとも大切な人であることを忘れないでください。この本が、身近な人へほど「想いは言葉にして伝えることが重要」ということを考えていただく機会となれば、筆者としてこれ以上の喜びはありません。
  • さいごの雨彦流
    -
    名エッセイストが語る男と女、夫婦、人生――夫婦の仲が、ツーと言えばカーと言うのは、昔の話。今では、「おい」と呼んだら、「なによ」と言い返されるのが、オチだろう。女が強くなったのか、男が弱くなったのか。青木雨彦が語る男と女、夫婦、人生。「悪妻の条件」「女が考える男の自立度」「なにがなんでも男が悪い?」「おじんの時代」ほか、珠玉のエッセイ全67編。
  • 最後の一年 緊急事態宣言―学生アスリートたちの闘い
    3.0
    会中止に追い込まれた苦悩、先行き不透明な状況への戸惑い、募る焦り……。 競技生活の集大成となる最終学年選手たちに焦点を当て、逆境をバネに歩み続ける彼らの胸中に迫る。 陸上競技短距離(ミズノ所属) 飯塚翔太選手推薦! コロナ禍で最後の一年を迎える選手や家族たち。スポーツの存在と強い気持ちで乗り越える姿に背中を押されます。 2021年、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、スポーツ大会は相次いで延期、中止となり、いつ日常を取り戻せるか不透明な状況に陥った。 本書では、駅伝、野球、ラグビー、アメリカンフットボール、視覚障害者向けのフロアバレーボールなど、さまざまな競技に取り組む小学校から大学までの最終学年選手たちが主人公だ。彼らにとっては二度と戻ってこない「最後の一年」。大会中止に追い込まれた苦悩、無念、先行き不安定な状況への戸惑い、焦りを抱えながらも、失意の中で懸命に歩み続ける選手たちの力強い姿を追い、その胸中に迫る。 かつてないコロナ禍という危機を、学生スポーツ選手たちがどう乗り越えていったのかがわかる貴重な記録である。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • さいごの色街 飛田
    3.4
    遊廓の名残りをとどめる、大阪・飛田。社会のあらゆる矛盾をのみ込む貪欲で多面的なこの街に、人はなぜ引き寄せられるのか! 取材拒否の街に挑んだ12年、衝撃のノンフィクション。
  • 最後の黄金世代 遠藤保仁 79年組それぞれの15年
    4.3
    34歳を迎えた遅咲きの天才・遠藤保仁が今なお代表で活躍できる秘密とは。アスリート然としないキャラクターや関係者が驚くメンタルコントロールなど、多くのテーマに満ちた遠藤を読み解く渾身ノンフィクション!
  • 最後の海軍大将 井上成美
    -
    日本帝国海軍史上最後に大将となった井上成美。日独伊三国同盟を批判、対米開戦には反対姿勢、軍令部を相手に航空兵力の強化を主張、兵学校の英語廃止論は却下、敗戦を先見して終戦工作に奔走と、「ラディカル」リベラリストの姿勢と行動を貫く。戦後は三浦半島の僻邑に隠棲、近所の子供達に英語を教え、病をきっかけに兵学校時代の教え子との親交を深める。激動の時代に信念を貫いた軍人、そして常に未来を洞察した教育者の伝記。
  • 最後の角川春樹
    4.1
    『人間の証明』、『セーラー服と機関銃』…活字と映像を交錯させて、表現の力で社会を揺り動かした戦後最大の出版人、その魂の軌跡。幾多の受難から立ち上がった角川春樹、新たな闘争が始まる。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 最後の学徒兵 BC級死刑囚・田口泰正の悲劇
    -
    沖縄戦のさなか、石垣島で捕虜となった米兵3名が、密かに処刑された。その軍刀を上官の命令で振りおろした学徒兵は、戦後の昭和25年4月7日に、米軍の手で「戦死」しなければならなかった。執行者の一人ゆえに、BC級死刑囚となった悲劇と真実を、日米の新資料を駆使して突きとめた、渾身のドキュメント。
  • 最後のクジラ――大洋ホエールズ・田代富雄の野球人生
    4.3
    親会社の変遷と、募る球団への不信感。ホエールズ時代を知る盟友たちが次々と去る中、クジラの伝統を守ろうと、最後までもがき続けたオバQこと田代富雄。運命に翻弄されてなお輝いたその野球人生。
  • 最後のクレイジー 犬塚弘 ホンダラ一代、ここにあり!
    4.5
    1960年代のニッポンで、笑いと明るい希望をもたらした“ハナ肇とクレイジー・キャッツ”。そのメンバーで存命なのは犬塚弘ただ一人。犬塚弘は2013年、84歳を迎えたが、なお精力的に活動していて、クレイジーの誕生から全盛期にいたる活動、メンバーたちについて語ることのできる唯一の存在である。その犬塚氏を娯楽映画研究家の佐藤利明氏が長時間取材し、クレイジー・キャッツの永遠の魅力を解き明かす。
  • 最後の愚連隊 稲川会外伝
    -
    山口組関東進出に立ちはだかった男がいた――敗戦の虚脱と闇経済が横行する中、横浜に誕生した愚連隊の英雄・林喜一郎は稲川角二(初代稲川会会長)と出逢い、博徒勢力図を変えていく。惚れた稲川を日本一の親分にするため生涯躰を張り、その影響力から夜の横浜市長と呼ばれた林。稀代の博徒の生涯を雄渾な筆致で描く傑作ドキュメント。
  • 最後の決闘裁判
    4.3
    決闘に敗れ命を落とした男は本当に有罪だったのか? フランス最後の決闘裁判、1386年「カルージュ対ル・グリ事件」の真相に迫る。リドリー・スコット監督、アダム・ドライバー&マット・デイモン共演 映画『The Last Duel』原作
  • 最後の骨盤 女力は骨盤で決まる
    -
    最近骨盤○○というようなダイエット法が多く氾濫し、骨盤のみを動かす、不自然な骨盤の動きを誘導する、怖いことに骨盤を固定するものまで出てきています。 誤解を恐れずに発言するとしたら、これでは身体が悲鳴をあげてしまいます。 もちろん、どの方法にも根拠があり、正しく行うことができれば成果は上がるでしょうが、それを受け取る側にも知識が足りなさすぎると思った次第です。 これは真面目な骨盤の本です。 女性の体調不良の大きな原因が、この骨盤周辺から起きてくることが多いということ、骨盤は女性にとって特別な骨格であると、女性である私は思うわけです。 この本を手にとられた方は身体に興味のある賢い方です。 この本を通して、身体の声をきいてくださいね。
  • 最後の社主 朝日新聞が秘封した「御影の令嬢」へのレクイエム
    4.2
    日本のクオリティ・ペーパーを自任する朝日新聞社。その朝日株の6割を握っていたのが、創業者・村山龍平と村山家である。 そのため、朝日新聞は村山家を「社主」として手厚く処遇しつづけた。 その「最後の社主」となった村山美知子は、1920年、新聞王と呼ばれた村山龍平の孫として生まれた。母・於藤は龍平の孫、父・長挙は子爵・岡部家から婿入りした旧華族だった。 朝日新聞が生み出す巨大な利益と、華麗なる血脈――美知子は、妹・富美子とともに、神戸・御影の邸宅と有馬温泉の別邸を行き来しながら育った。日本舞踊、古式泳法、スキー、茶道、ピアノなどを学ぶ、日本有数の「深窓の令嬢」――それが村山美知子だった。 戦後、海軍大将の長男を婿に迎えるが、朝日新聞の経営に興味を示さず、離縁してしまう。傷心の美知子は、音楽の世界で活躍することになった。 朝日新聞が後援する日本を代表する音楽祭「大阪国際フェスティバル」の専務理事として、世界各国から有名指揮者、オーケストラ、将来有望な若手を招聘した。小沢征爾、カラヤン、ルービンシュタイン、ワイセンベルクらが美知子に深い信頼を寄せた。 一方、朝日新聞の経営陣は、株を握る村山美知子の機嫌を取ろうと奔走する。専任の「秘書役」をつけ、お気に入りの高級パンを届け、記者出身の役員は慣れない茶道に挑戦し足がしびれて昏倒した。 誕生会や村山家の祭礼には編集幹部がこぞって参加し、お祝いの言葉を述べた。 しかし、子どものいない美知子社主が高齢になるにつれ、朝日株の行方が焦点になる。朝日経営陣は、あの手この手を使い、美知子社主から株を奪おうと画策した――。 その最晩年に「秘書役」となった元事件記者が、朝日新聞最大のタブーを赤裸々に明かす。 朝日経営陣は、どうやって村山家から株を奪ったのか。 巨額の税金をどのように処理したのか。 朝日新聞株が外部に流出する可能性もあった、最大の危機とは。 新聞、メディア経営の深奥に迫る、驚愕の書。
  • 最後の職人 池波正太郎が愛した近藤文夫
    5.0
    近藤文夫は高校卒業後、ホテル「山の上」に入り23歳で料理長に抜擢される。その姿はやがて、ここを常宿にしている文人たちの目に留まるようになる。なかでも池波正太郎との出会いは近藤の人生を変えた。1993年に独立、銀座に「てんぷら近藤」を構える。ここで脇役扱いされてきた素材の研究をすすめて、いままでにない「野菜てんぷら」を考案していく。その生き様を描きながら、なかなか見られない厨房、河岸など舞台裏に迫る。
  • 最後の真珠貝ダイバー 藤井富太郎
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1925(大正14)年。本書の主人公、藤井富太郎は木曜島へ移民として渡り、真珠貝採取の仕事に就いた。 戦前、オーストラリアに移民した日本人の多くが真珠貝採取業という危険を伴う海での職業を生業とした。 中には潜水病で命を落とす人も少なくなかった。司馬遼太郎著『木曜島の夜会』では、その仕事ぶりや生活が紹介されている。 和歌山・串本から真珠貝ダイバーとして移民した藤井富太郎氏の生涯を通じて、オーストラリアにおける戦前の日本人移民の歴史とその生活の一端を垣間見る。
  • 最後の直弟子が語る 芦原英幸との八年間
    5.0
    直弟子だから知っている 人間・芦原英幸の真実!   ・天才空手家・芦原英幸の光と影 ・師匠・大山倍達への愛憎渦巻く思い ・二宮城光師範との涙の別れ ・知られざる闘病生活の実態 ・芦原会館の跡目問題 ・葬儀の際の貫禄の立ち居振る舞い 石井和義 ・芦原英幸暗殺未遂事件の真相 ……など 「先生と過ごした命懸けの日々を知ってもらいたい」――著者
  • 最後の授業 ぼくの命があるうちに
    3.9
    名門カーネギーメロン大学の講堂で、ある教授が「最後の授業」を行った。教授の名前はランディ・パウシュ。医師からは「余命半年」と宣告されていた。世界中の人々に勇気と生きる喜びをもたらした、47歳でこの世を去った大学教授が残した感動のメッセージ。
  • 最後のスコアブック
    4.7
    ◎WBC日本代表を支えたスコアラーの挑戦――表題作「最後のスコアブック」 ◎マスターズリーグMVPに輝く無名投手の再起――「やりなおしのマウンド」 ◎日本女子代表を世界一へ導く女子野球指導者の発見――「野球からの贈りもの」 ◎田中将大を擁しての全国制覇、駒大苫小牧高校監督の甘苦――「優勝旗のかわりに」など、戦力外通告からはじまる、敗れざる者たちの逆転ドラマ。『野球からの贈りもの』を改題。

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  • 最後の弾左衛門 十三代の維新
    5.0
    徳川幕府は賤民を支配する「弾左衛門」制度を築いたが、13代目に関西の青年を任命した。幕末の動乱期、賤称廃止に奔走し、職業的特権を失い最後の弾左衛門となった弾直樹の生涯とは。
  • 最後の花火 横浜こどもホスピス「うみそら」物語
    -
    さまざまな人の善意で設立された、こどもホスピス「うみそら」。ここで過ごした家族の物語を描き、グリーフケアなどの課題にも踏み込む。こどもたちの思い、家族の葛藤、ボランティアの奮闘など、「うみそら」に集まった人びとの足跡を丹念に追った感動の記録。
  • 最後の版元 浮世絵再興を夢みた男・渡邊庄三郎
    4.0
    一八八五年生まれの渡邊庄三郎は、貿易商の許で働くうちに浮世絵の美しさに目覚め、それが世界に流出していくことに心を痛める。そして国内では顧みられない浮世絵の再興を企て、新たな作品「新版画」を、伊東深水、川瀬巴水、橋口五葉といった絵師たちと作っていく。やがてこのムーブメントは大きく広がり、世界からは「shin-hanga」として高い評価を得られるようになる。「版元」として新版画とともに生きた男の人生。 写楽や北斎といった絵師が描いた浮世絵は、江戸の庶民たちに愛された。だが明治に時代が移り、西洋から流入した石版や写真にその座を奪われ、伝統の木版は衰退の一途を辿る。そんな悲惨な状況に置かれた浮世絵に目を付けたのが、欧米人たちだった。彼らはその価値を認め、結果、大量の浮世絵が国外へ流出していった。 1885年生まれの渡邊庄三郎は、貿易商として浮世絵に触れ、その美しさに心を奪われ、なんとかこの芸術を日本に残せないかと、浮世絵復興へと走り出す。それは、伝統芸術を守っていくだけでなく、新たな浮世絵の世界、つまり「新版画」を作っていくという大きな企てだった。庄三郎は『渡邊木版画店』を立ち上げ、絵師、彫り師、摺り師の三者によって生み出される日本特有の芸術を、伊東深水、橋口五葉、川瀬巴水といった力のある絵師たちと組み、欧米から「shin-hanga」と認知、賞賛されるところまで引き上げていった。 大きなムーブメントを起こした新版画創作だったが、庄三郎の死とともに収束していく。力のある画家たちは日本画の世界へ戻り、発表される作品も減っていった。その意味で、彼は新版画の「最後の版元」だった。だが、その一方で、彼が亡くなった後にも、すばらしい作品が残り、日本人の記憶に残った。そして、それは世界を驚かせ、やがてあのスティーブ・ジョブズの心も動かした。 このほど、庄三郎の孫・章一郎のもとに、庄三郎の日記とメモが残されていたことがわかった。知られざる「最後の版元」の人生に、名脚本家でもあるノンフィクション作家が迫っていく。
  • 最後の博徒 波谷守之の半生
    4.0
    “広島ヤクザ戦争”の立役者のひとりであり、“伝説のやくざボンノ”が最も信頼を寄せた博徒・波谷守之。「北陸代理戦争」(東映映画)のモデルとなった川内組組長殺人事件で殺人教唆の罪に問われた男は、冤罪を晴らすため最高裁まで闘っていく。無実を信じ検察の偽証を見抜いた著者が、疾風怒濤の戦後任侠界を生きた伝説の男を描く不朽の名作。
  • 最後の馬賊 「帝国」の将軍・李守信
    4.0
    チンギスハーンの子孫を奉じて戦いつづけた馬賊出身の将軍。20世紀の国際政治に翻弄されながら、大国に臆せず民族自決、モンゴル独立の夢を追いつづけた者たちの姿を追い、ありえたかもしれない「もうひとつの歴史」を描く。
  • 最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―(新潮文庫)
    4.1
    やはり彼らは、只者ではなかった。入試倍率は東大のなんと約3倍。しかし卒業後は行方不明者多発との噂も流れる東京藝術大学。楽器のせいで体が歪んで一人前という器楽科のある音楽学部、四十時間ぶっ続けで絵を描いて幸せという日本画科のある美術学部。各学部学科生たちへのインタビューから見えてくるのはカオスか、桃源郷か? 天才たちの日常に迫る、前人未到、抱腹絶倒の藝大探訪記。(解説・澤和樹)
  • 最期の日のマリー・アントワネット ハプスブルク家の連続悲劇
    3.0
    20世紀初頭まで、ヨーロッパ最大の王朝を誇っていたハプスブルク家。その終焉に輩出した華麗な5大スターを襲った悲劇を語る!マリー・アントワネット、マクシミリアンメキシコ皇帝、シシーと呼ばれたエリザベート王妃、ルドルフ皇太子、フランツ・フェルディナント大公夫妻の最期は、処刑、暗殺、心中と、あまりに悲劇的だった。時の皇帝、フランツ・ヨーゼフを悲しみの淵に沈めた彼らの物語とは。文庫書き下ろし。
  • 最後の無頼派作家 梶山季之
    -
    昭和の天才作家。初めて明かされる凄い生涯。 大下英治氏が師と仰ぐ梶山季之の人間と作品を描いた長編書き下ろし。多数の関係者にインタビュー、文字通り渾身の作品であったが、ある事情により出版にいたらなかった未発表作品(未亡人が原稿をみて出版に難色)。 梶山季之は1930年(昭和5年)朝鮮京城(ソウル)に生まれ、45歳で夭折。波乱万丈、破天荒、文字通りの無頼派作家。早書き超多作で、所得番付(作家)で松本清張、司馬遼太郎を押さえて一位になったこともある。
  • 最後のペスト大流行~コロナ禍で振り返る100年前のペスト大流行~
    -
    100年前に、高知県足摺岬の隣の集落で「日本最後のペストの大流行」があった。 それを早く収束させようとした警察隊は、症状が回復した一人(筆者の伯母)を毒殺した。 そのペストの流行は市史にも記載されていないので、このまま歴史から消すには忍びなく、証言を集めて作品にした。 ペスト感染予防の歴史を紐解くと、日本の北里柴三郎が大きな役割を果たしていた。
  • 最後の料理人
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「日本的教養の集大成。それが和食です」 白洲次郎、松下幸之助、吉田茂、池田勇人、北大路魯山人... 日本の怪傑たちもうならせた「和」の神髄。 料理一筋65年! 普段は決してしゃべらない達人が、 平成の終わりに、初めての本で秘話を明かす。 万事に共通する「和食のカリスマ」の哲学 ・一歩前進、半歩後退 ・師匠はお客様 ・手取り足取り教えてもらった技は身につかない ・器は料理の衣装 ・おもてなしの神髄 京都の美味しいもの、美味しい食べ方 ・春はたけのこ ・いい材料を手に入れる方法 ・夏の京都といえばハモ ・キウイフルーツを日本で初めて出した理由 昭和・平成を彩った著名人たちの知られざる素顔とは? ・白洲次郎さんと親子丼 ・松下幸之助さんの「凄さ」 ・首相候補3人が鉢合わせした夜
  • 最後は住みたい町に暮らす 80代両親の家じまいと人生整理
    4.3
    人生の大きな変化は、何がきっかけになるかわからない。 「本当は商店街のそばで暮らしたい」 母の一言から小さなマンションに出会った。 実家売却、遺言書作り、家財道具を手放し 親子で目指した、新たな暮らし方とは? 感動の日々を描くエッセイ。 『年34日だけの洋品店』に続く50代からの生き方を綴る第二弾! <本文より> この歳で住み替えて本当に良いのだろうか、心は揺れたが、 これから二人が助け合って生活するにはマンションの方がいい。 今の場所で頑張り続けるより「無理をやめる」決断をする方が どれだけ難しく、前向きなことか。 <もくじより> 1 親の老いに気づくとき 2 最後に住みたい商店街の町 3 80代でマンションを買う 4 待ったなしの遺言書作り 5 親の思いと子の現実 6「住みたい家」と「売れる家」 7 目標6ヶ月で実家売却 8 住み替えの不安を払拭するために 9 何でも売ってみる「家じまい」 10 一週間でお片付け 11 必要最低限の整理しやすくくつろげる家 12 2LKDの新しい家
  • サイゴンのいちばん長い日
    4.4
    1975年3月23日、サイゴン(現・ホーチミン)の空港に降り立った新聞記者が同5月24日、サイゴンを去るまでの2ヶ月間に体験したのは……窓を揺るがす爆発音、着弾と同時に盛り上がる巨大な炎の入道雲、必死の形相で脱出ヘリに殺到する群衆、そして戦車を先頭に波のように進攻してくる北・革命政府軍兵士……。4月30日サイゴン陥落前後の大混乱を、ベトナム人の妻をもち、民衆と生活を共にした新聞記者が、自らの目と耳と肌で克明に記録した極上のルポルタージュ。
  • 最終増補版 餃子の王将社長射殺事件
    3.4
    2013年12月19日早朝、王将フードサービスの社長・大東隆行氏が本社前で何者かに射殺された。1年経っても捕まらない真犯人とその黒幕を、関係者への極秘取材から明らかに! 文庫化にあたり最終章を追加!
  • 最初のガソリンエンジン自動車
    -
    世界最初のガソリンエンジン自動車は、ベンツが最初に製作した三輪自動車「ベンツ・パテント・モートル・ヴァーゲン」である……というのが、日本では定説になっている。この“定説”は国によって異なるのだが、奇妙なことに、「一切の異論は認めない」という空気がこの業界には存在する。いったいどうしてなのか……?  長年自動車業界を見続けてきた著者が、「自動車の発明・フランス説」の存在と共に、狭窄的な業界の問題点を指摘する。電子オリジナルのノンフィクション作品。 ※本書は著者の意向により本文横書きで制作されています。 ●高斎 正(こうさい・ただし) 1938年、群馬県生まれ。作家、自動車評論家。日本SF作家クラブ第3代事務局長を務め、名誉会員に。『ホンダがレースに復帰する時』『ミレミリアが復活する時』(いずれも徳間書店)、『パリ~ウィーン1902』(インターメディア出版)など、自動車レース小説を多く書く一方、ノンフィクションとして、ミドシップの歴史を追った『レーシングカー・技術の実験室』(講談社)や『モータースポーツ・ミセラニー』(朝日ソノラマ)などの著作もある。
  • 最初の武士は藤原秀郷 平将門を討った名将の知られざる実像と伝説
    -
    【書籍説明】 最初の武士は藤原秀郷(ふじわらのひでさと)である。 このことはもっと注目されてほしいし、もっと議論されていい。 古い時代から武器を持って戦う武者はいたし、「最初の武士は誰か」なんて史料からは分かるわけもない。 結論が出ないのだから教科書や参考書で取り上げられないのは当然といえば当然でもある。 だが、藤原秀郷はそれまでの軍事貴族とは違った一面があった。 自前の武力で朝廷に仕えるといった中世の武士の姿である。 本書では、藤原秀郷とライバル・平将門(たいらのまさかど)の実像と伝説、民間伝承、ゆかりの地など多角的なアプローチで迫っていく。 そして、なぜ「藤原秀郷が最初の武士」なのか、その時代の流れにも追っていきたい。 戦国時代や源平合戦などに興味がある方も、さまざまなジャンルの歴史好きも、武士の時代を先駆けた藤原秀郷の面白さを堪能してもらいたい。 【目次】 第1部 藤原秀郷はどんな武将か 第2部 秀郷のもう一つの顔「俵藤太」 第3部 秀郷は「最初の武士」か? 【著者紹介】 水野拓昌(ミズノタクマサ) 1965年、東京都生まれ。 法政大学法学部卒業。 1989年、産経新聞社入社。 整理部記者、地方支局記者、宇都宮支局次長などを務め、2019年退社。 『藤原秀郷 小説・平将門を討った最初の武士』(小学館スクウェア) 『小山殿の三兄弟 源平合戦、鎌倉政争を生き抜いた坂東武士』(ブイツーソリューション) 『鎌倉殿と小山3兄弟 ~小山朝政、長沼宗政、結城朝光~』『鎌倉殿と不都合な御家人たち ~「鎌倉殿」の周りに集まった面々は、トラブルメーカーばかり?』(まんがびと)などを出版。 「栃木の武将『藤原秀郷』をヒーローにする会」のサイト「坂東武士図鑑」でコラムを連載。
  • 最新の手口から紐解く 詐欺師の「罠」の見抜き方 悪党に騙されない40の心得
    -
    詐欺集団の人を欺く新戦略とは?メディアに引っ張りだこの専門家が、騙しの手口を徹底解説。カモにされない「ちょっとした対策」を伝授!トラブルを未然に回避!【本文より】なぜ、詐欺師らは雨後の筍のように、現れるのか?端的にいえば、それは、騙される人が、後をたたないからである。甘い蜜のもとに、多くの蜂が群がるように、簡単に金を取れるという状況がそこにあるゆえに、大挙して、悪い連中が押し寄せるのだ。騙されないためには「この先、どうなるかを考える力、発想」をいかに持てるかにかかっている。そのためには最新手口を知り、詐欺師や勧誘者の言動を客観的に見つめることが大事になるのだ。【内容】なぜ、人は騙されてしまうのか?/進化を遂げた詐欺師たち/衣に包まれた「罠」/誰が詐欺師に騙されているのか/詐欺に「巻き込まれる」とき/詐欺集団の組織力/詐欺師の勧誘システム/詐欺師から身を守る【著者】ルポライター、キャッチセールス評論家、悪質商法コラムニスト。著書『地下経済の最新手口に学ぶ ワルの経済教室』『ついていったら、こうなった』『なぜ、詐欺師の話に耳を傾けてしまうのか?』(以上、彩図社)、『悪に学ぶ黒過ぎる交渉術』(プレジデント社)、『サギ師が使う 人の心を操る「ものの言い方」』(イースト・プレス)、『「絶対ダマされない人」ほどダマされる』(講談社)など。電子書籍『悪徳商法ハメさせ記』『人を操るブラック心理術』など。

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  • 最弱球団 高橋ユニオンズ青春記
    4.0
    戦後たった3年間だけ存在した幻のパ・リーグ球団「高橋ユニオンズ」。パ・リーグの創設の混乱のなかで急遽作られたチームは「ポンコツ」と「呑兵衛」の“寄せ集め(ユニオン)”と揶揄された。 本書は、その「最弱球団」で青春を送った関係者たちに丹念に取材を重ねたノンフィクション。日本プロ野球史を語るうえで欠かせない、プロ野球ファン必読の一冊! 単行本では雑誌『野球小僧』の連載を大幅に加筆修正。今回は文庫化にあたって新たに追加取材した「高橋ユニオンズは終わらない」を追加! プロ野球ファン必読の一冊、ここに復刊!
  • 再生 (角川ebook nf)
    -
    2016年2月、”ヘルメットおじさん”でメディアに登場した著者は、かつてのファンに衝撃を与えた。 いったい何があったのか? 違法薬物との関係は? 現役時代は絶対的なセットアッパーとして活躍した。 「なめとんのか、この野郎!」 強気のピッチングに球場が沸く。 オールスターにも2回選出されるなどファンからの信頼も厚く、両リーグで優勝。日本一にも貢献した。 「野球を面白いと感じたことはない」という厳しいプロの世界で、愚直に投球に向き合った。 栄光、悲哀、けが、クスリ、メジャーリーグへの挑戦、引退後の逮捕、そして――。 波瀾の半生をありのままに語り、新たな一歩を踏み出す。 ※本書は、2016年9月28日に配信を開始した単行本「再生」をレーベル変更した作品です。(内容に変更はありませんのでご注意ください)
  • 再生の島
    5.0
    都会っ子が離島で変身!? 奇跡の1000日間の記録 沖縄の離島でのゲームなし、テレビなし、消灯十時の共同生活が都会からやってきた中学生たちを変えた。実際にあった、現代の変身譚。
  • 最速伝説―20世紀の挑戦者たち 新幹線・コンコルド・カウンタック
    3.0
    鉄道、旅客機、自動車の3つのフィールドで、それぞれ人類史上最速を記録した「乗り物」である、日本の新幹線、イギリスとフランスが共同開発した超音速旅客機コンコルド、そしてイタリアの名車ランボルギーニ・カウンタック。本書は、スピードに対する価値の転換期を迎えつつある今だからこそ、将来に向けて書き残しておきたい、20世紀後半に展開されたスピードという名の人類の夢の軌跡だ。 森口将之(もりぐちまさゆき) モビリティジャーナリスト、モータージャーナリスト。1962年東京都生まれ。自動車専門誌の編集部を経て1993年に独立。雑誌、インターネット、ラジオなどで活動。ヨーロッパ車を得意としており、新車だけでなく、趣味としての乗り物である旧車の解説や試乗も多く担当する。試乗以外でも海外に足を運び、現地の交通事情や都市景観、環境対策などを取材。二輪車や自転車にも乗り、公共交通機関を積極的に使うことで、モビリティ全体におけるクルマのあるべき姿を探求している。日本自動車ジャーナリスト協会、日仏メディア交流協会、日本デザイン機構、各会員。著作に「パリ流 環境社会への挑戦」(鹿島出版会)など。 ※電子書籍の仕様による紙版と異なる図版・表・写真の移動、本文中の参照指示の変更、ほか一部修正・訂正を行っている箇所があります。予めご了承ください。
  • 最適脳―6つの脳内物質で人生を変える―(新潮新書)
    4.3
    すぐ落ち込む。ストレスだらけ。人前が苦手だったり空回りしたり、自己肯定感が低めだったり……それは脳内化学物質のバランスが崩れているからかも。ドーパミン、オキシトシン、セロトニンにコルチゾール、テストステロンとエンドルフィンの6つの組み合わせを自分で決められたら――動画再生回数1億超え、受講者数千人のコミュニケーションの世界的専門家が伝授する「脳の最適化」術、人生を少し楽にするレシピ。
  • 齋藤孝のざっくり!日本史――「すごいよ!ポイント」で本当の面白さが見えてくる
    4.0
    学生時代に誰もが学んだ日本史だが、外国人に教えてくれと言われるとなかなか難しい。それは、学生時代の勉強が、年号や用語の暗記に終始し、歴史の流れを理解できていないせい。歴史の理解に本当に必要なのは、「暗記力」ではなく、流れをザックリと理解する「文脈力」だ。どんな出来事にも「すごい!」と思えるポイントが3つある。それさえ見つければ、無味乾燥な歴史の見方が変わって、本当の面白さが見えてくる!
  • 斎藤一人物語 エピソード1 十夢想家編
    4.3
    人生を変える縁(えにし)は、 ある日突然やってくる! 「銀座まるかん」の創設者であり、納税額日本一の実業家としても知られている斎藤一人さん。 9人のお弟子さんたちと出会い、事業が広がっていったことは周知のとおりですが、 そんな誰もが知りたかった斎藤一人さんの物語が、初めて一篇の小説になりました! 舞台は喫茶店「十夢想家(トムソーヤ)」。夢見るフツーの女の子が、1人の紳士との出会いから人生を輝かせていく――。 「しあわせって、誰でもなれるものなんですかね?」 「なれるよ、誰でも」 「私、今もしあわせだけど、もっと、しあわせになれますか?」 「なれるよ。人は誰でも、しあわせになるために生まれてきたからね」 *目次より ◎白いジャガーの紳士   ~幸運の女神がほほえんだ!?~ ◎ツヤツヤ顔と福の神   ~一人ひとりに幸運の天使が舞い降りた~ ◎人のしあわせを願う   ~自分も人も、しあわせになる方法~ ◎ラッキー☆スター大作戦  ~えっ!? 私がスターになれるの?~ ◎“本当の自分”と出会う旅へ  ~魂のきらめき、愛の波動 そして、私たちは今……~
  • 斎藤茂吉の人間誌
    -
    「性」と「生」への強固な執着 人間探究者・茂吉の真相! 斎藤茂吉は高名な歌人で文化勲章受章者であり、青山脳病院の院長として、 その重責を全うした精神科医だった。茂吉が精神医学を学ぶようになったのは、 自らの志望というよりも、養父・斎藤紀一(茂吉は山形の守谷家の生まれ)との 関係での宿縁と言わざるをえない。 茂吉は宿縁に逆らうことなく、当時は「感謝せられざる医者」と呼ばれた精神科医 として、世間から否定的な眼差しを向けられていた病者に寄り添い、 近代国家による衛生国家が推進され、病者への差別や排除があった時代に、 病者の「負のエネルギー」を自ら吸収すべく、責務を誠実に果たした。 また、自身の歌業を「業余のすさび」と称しながらも歌人として認められるに従って、 文学者で医者の先駆者として陸軍統監医になった森鷗外は大きな存在であり、 その影響を受けたのであった。本書では、茂吉の病者への眼差しのみならず、欲望に溢れた「人間」茂吉に焦点を当て、彼の病気観の底流にある死生観を深く考察する。 [目次] 第1章 茂吉の性の諸相 第2章 茂吉のユーモア 第3章 茂吉と手帳  第4章 精神病医茂吉と精神科医北杜夫 第5章 茂吉の戦争詠 第6章 茂吉の晩年 第7章 茂吉の仏教観 第8章 茂吉と浅草寺
  • 再発! それでもわたしは山に登る
    4.7
    がんに冒されながらも明るく前向きに人生を楽しんだ、世界初の女性エベレスト登頂者・田部井淳子。 山を愛し、夫を愛し、人々との出会いを大切にしたかけがえのない日々……。 2016年10月20日、亡くなる5日前の病室で「みなさん本当にありがとう!!ありがとう!!百万遍もありがとう!!」と書き残した。 がんの再発から、ガンマナイフ治療、あらたな抗がん剤の使用、海外登山に、講演会と精力的に過ごし、2016年7月の東北の高校生の富士登山プロジェクトが最後の登山となった。病室で、打つ手はないとわかりつつも来月、来年の予定まで考え続けていた著者の姿勢に心打たれる感動の闘病記。 山の同志であり人生のパートナーであった夫・田部井政伸氏の手記も収録。
  • サイババが帰って来るよ
    -
    今頃、どうしてサイババなの?と、訝しがっているあなた。 あのアフロヘアのインド人グルは、とっくにあの世に召されてしまったはずだよね。 神の化身といわれ、死人を生き返らせ、病いを癒し、盲目の人に視力を与えたあの奇跡のグルが、自分の病気を治せずに死んじゃった。と思っているあなた。 手をくるくる回し、トリックまがいに指輪や時計などを出して、ついでに目も回してあの世に行っちゃったグル、と思っているあなた。 ところがどっこい、そのペテングルがペテンじゃないとしたら、どうしますか。 全てが、想定通り、計画通りだとしたらどうしますか。 どうもしない。って? ところが、どうもするのです。全ての人が、あっと驚くことが、うわーと泣き叫ぶことが、もうすぐ起こるのです。 その時に、皆さんは神や仏はいないのか~。この世は闇じゃ~。と人々は泣いて神を求めるでしょう。 その、人類の一大危機の時に「わしはここにおるぞ。」と言って世界中の大空にサイババさんが現れるのです。 では、人類に、地球に一体何が襲いかかるというのでしょうか。 私達は、一体どうすればいいのでしょうか。 それを、この本で説明していきたいと思っています。 異常気象、巨大地震だけではなく、経済面、政治面でもこの地球は危機に瀕しています。 嘘を伝え、人々を洗脳するマスゴミ、学識者、政府、巨大金融資本マフィアなどが暗躍し、一体何が真実で真実で無いのか。さっぱり分からない、分からせない、社会になっています。 その悪の力が、今年動き始めるでしょう。 皆さん。人類は大変な時代を迎えようとしていますが、実はこれはとても良い事なのです。 というのも、自らが困難な目に遭って人は初めて神に目を向けるからです。 もう、この世でのゲームは終わりにしましょう。金、権力、出世、名声などを追い求める世界は終わりです。 私達が生きているこの世界のシステムは、根底からひっくり返るのです。 今まで、千年以上も世界を金と権力を使って、陰から牛耳って来た悪魔のような者の時代は、終焉を迎えるのです。 そして、私たちがどこから来て、どこへ行くのか、何が人生で一番大事なのか、人として生きるということはどう意味があるのか、そういう基本的な問いかけに全ての人々が向かい合って生きて行くことになるでしょう。 この本が、少しでもその為に役に立つことを願っています。
  • 裁判員Xの悲劇 最後に裁かれるのは誰か
    -
    司法改革の美名の下に着々と進む国民精神改造計画。画策したのは誰だったのか?――まったく新しい視点から、重大審判2000回傍聴の著者が、裁判員制度の恐るべき現実に斬り込む! ◎本文より抜粋 なぜ裁判員制度の対象が刑事裁判なのか。どうして重い罪を裁くものに限られるのか。まず、民事事件ではダメだ。複雑過ぎる。費用もかかる。裁判員の負担も大きい。経済事件や医療問題などとなると専門的過ぎて一般市民の手に負えない。行政訴訟となると、民意が行政に不利に作用するかもしれない。すると刑事事件だ。起訴された犯罪者を裁く。単純な構図でわかりやすいもの。罪と責任の所在のはっきりするもの。それもケチな犯罪ではダメだ。大きな事件でこそ人々の視線が注がれ、判決の行方が話題となろう。人を殺した犯罪者の裁判、死刑か否かの判断が迫られる重大審判。そこへの国民動員。加わった一般市民は、統治の主体者としての意識を強く持つだろう。同じ社会に生きる凶悪犯を裁くのだ。国家の一員として凶悪犯をどう裁く?  死刑か? 生かすか?  よく考えろ。自己責任の意味をよく噛み締めろ。統治者としての判断が求められる。それを日本中が見る。自分だったら、どんな判断を下すか、判決は正当だったかそれともおかしなものであったか。国民の意識を昂揚させる。そのための「見せしめ」裁判。裁判員によって裁かれる重大事犯は、意識改革のための国中への「見せしめ」の意味を持つのだ。
  • 裁判官の人情お言葉集
    3.5
    「困ったときには私に会いに来てもいい。そのときは裁判官としてできるだけのことをします」――公判中、氏名を黙秘し続けた窃盗犯に罰金刑を言いわたして。情を交えず、客観的な証拠だけに基づいて判決を下すのが裁判官の仕事。しかし彼らも人の子。重い刑を言いわたす前には大いに迷うし、法律と世間の常識のギャップに悩むこともある。葛藤を乗り越えて、自らの信条を賭して語りかけるとき、被告人の頑なな心が氷解しはじめる――。ベストセラー『爆笑お言葉集』に続く涙のお言葉集。
  • 裁判官の爆笑お言葉集
    3.5
    「死刑はやむを得ないが、私としては、君には出来るだけ長く生きてもらいたい」(死刑判決言い渡しの後で)。裁判官は無味乾燥な判決文を読み上げるだけ、と思っていたら大間違い。ダジャレあり、ツッコミあり、説教あり。スピーディーに一件でも多く判決を出すことが評価される世界で、六法全書を脇におき、出世も顧みず語り始める裁判官がいる。本書は法廷での個性あふれる肉声を集めた本邦初の語録集。これを読めば裁判員になるのも待ち遠しい!
  • 裁判官も人である 良心と組織の狭間で
    4.3
    原発再稼働の可否を決め、死刑宣告をし、「一票の格差」について判断を下す――裁判官は、普通の人には想像できないほどの重責を負う。その重圧に苦悩する裁判官もいれば、個人的な出世や組織の防衛を優先する裁判官もいる。絶大な権力を持つ「特別なエリート」は何を考え、裁いているのか? 出世欲、プライド、正義感、情熱…生々しい感情が渦巻く裁判官の世界。これまで堅く閉ざされていたその扉を、粘り強い取材が、初めてこじ開けた。「週刊現代」連載時から大きな反響を呼んだノンフィクション「裁判官よ、あなたに人が裁けるか」に大幅な追加取材と加筆を行い、ついに単行本化。
  • 裁判狂時代
    3.5
    「石原裕次郎の弟」を自称する窃盗犯、エロに暴走する検察官、極刑を望む痴漢など、新聞やテレビ報道では決してわからない仰天法廷劇を、「傍聴ブーム」の火付け役が独自の視点で活写。究極の面白裁判全15編。今日からあなたも傍聴マニア!

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  • 裁判所の正体―法服を着た役人たち―
    4.2
    原発差止め判決で左遷。国賠訴訟は原告敗訴決め打ち。再審決定なら退官覚悟……! 最高裁を頂点とした官僚機構によって強力に統制され、政治への忖度で判決を下す裁判官たち。警察の腐敗を暴き、検察の闇に迫った『殺人犯はそこにいる』の清水潔が、『絶望の裁判所』の瀬木比呂志とともに、驚くべき裁判所の荒廃ぶりを抉り出す。
  • 裁判所は究極の愛憎劇場! 恋愛saiban傍聴記
    -
    本書は10年間裁判の傍聴を続けてきた、ギャルライターの吉田奈美さんが見聞きした、裁判中に起きた恋愛沙汰をまとめたもの。情状酌量のために証言台からプロポーズをする強姦魔の恋人、法廷で10分間にわたりラブレター朗読の刑を受けたストーカー、ぽっちゃり女性への並々ならぬ愛情のために出会い系サイトで売春斡旋をしてしまった男など、新聞・テレビでは知ることがない究極の人間模様が赤裸々に描かれています。 ■著者プロフィール ▽吉田奈美: フリーライター。読み物、インタビュー、ファッションなど、ギャル誌を中心とした女性誌で活躍。オウム真理教関連の裁判をきっかけに傍聴を開始。傍聴歴10年超えを果たし、現在は全国の地方裁判所制覇を狙う。

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  • 裁判史話 [復刻版]
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 裁判からみた日本歴史の特性。大岡裁きなど歴史に残る名裁判を徹底分別。

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  • 裁判中毒 傍聴歴25年の驚愕秘録
    3.0
    2009年裁判員制度導入をはじめ、今後裁判は私たちの生活により身近なものとなる。裁判傍聴マニアの著者が、感涙・憤怒・感動・爆笑の裁判ルポを通じ、私達に「裁判」の意味を問いかける。傍聴のコツと見どころも解説!
  • 裁判長! おもいっきり悩んでもいいすか
    3.6
    来年の今ごろは、あなたが裁判員かもしれない。そんなご時世です。でも、見ず知らずだった被告人に、いきなり「死刑!」なんて言えますか? 言えないのが人情ってもんですよね……。大好評シリーズ第3弾は、裁判員制度想定問題集。たとえ“その日”は来なくとも、裁判のリアルを知っておいて損はありません。さあ、まず1問目から!
  • 裁判長! ここは懲役4年でどうすか
    3.6
    ワイドショーも小説もぶっ飛ぶほど、リアルで面白いのがナマの裁判だ。しかもタダで誰でも傍聴できる、殺人、DV、詐欺、強姦事件……。突っ込みどころ満載の被告の弁明や、なんとも噛み合わない被告と弁護士、傍聴席に鈴なりの女子高生にハッスルする裁判官、有名漫画家の男気ある証人ぶり、ヒトゴトじゃないと思う切実な事件。「こいつ、絶対やってるよ!」なんて心の中で叫びつつ、楽しく通った傑作裁判傍聴記。自筆のイラスト満載(法廷内は写真撮影不可のため)。
  • 裁判長! これで執行猶予は甘くないすか
    3.6
    ベストセラー『裁判長! ここは懲役4年でどうすか』待望の続篇は、さらに生々しい人生ドラマたっぷり。缶コーヒー万引きで男泣きするショボいオッサン、流れ弾にも気を使うバランス感覚溢れたヤクザ、トロさん初の本格的な≪電波系≫…。みなさんスゴい罪状の被告人のくせして、法廷での悲喜こもごもや顔つき、態度、思わず笑ってしまう弁明に人間臭さが滲み出る。法廷での「ヤル気あんのか?」な裁判官までもメッタ斬り。「裁判員制度」導入の今こそ必読の爆笑傍聴記!
  • 裁判百年史ものがたり
    4.4
    裁判はこんなに面白いのか! 時代を変えた12の法廷ドラマを、夏樹静子が迫真のノンフィクションノベルに。帝銀事件、チャタレイ裁判、永山則夫事件など有名事件から、翼賛選挙に無効判決を下した裁判長の苦悩、犯罪被害者になった弁護士の闘いまで、資料を駆使した人間ドラマとして描く。判決の裏にあった人々の苦闘と勇気に胸が熱くなる傑作。裁判員制度により、法廷が他人事ではなくなった現代の必読の書。
  • サイバーアンダーグラウンド / ネットの闇に巣喰う人々
    3.8
    サイバー犯罪の裏側を徹底取材! 黒幕が明かす驚きの手口! 本書は3年にわたり、追跡した人々の物語だ。ネットの闇に潜み、隙あらば罪なき者を脅し、たぶらかし、カネ、命、平穏を奪わんとする捕食者たちの記録である。 後ろ暗いテーマであるだけに、当然、取材は難航した。それでも張本人を突き止めるまで国内外を訪ね歩き、取材交渉を重ねて面会にこぎつけた。 青年ハッカーは10代で悪事の限りを尽くし、英国人スパイは要人の殺害をはじめとする数々のサイバー作戦を成功させていた。老人から大金を巻き上げ続けた詐欺師、アマゾンにやらせの口コミを蔓延させている中国の黒幕、北朝鮮で“サイバー戦士”を育てた脱北者、プーチンの懐刀……。 取材活動が軌道に乗ると一癖も二癖もある者たちが暗闇から姿を現した。 本書では彼らの生態に迫る。ソフトバンクグループを率いる孫正義の立身出世物語、イノベーションの神様と評された米アップルの創業者スティーブ・ジョブズが駆け抜けた波瀾万丈の人生など、IT業界の華々しいサクセスストーリーがネットの正史だとすれば、これは秘史を紡ぎ出す作業だ。悪は善、嘘はまこと。世間の倫理観が通用しない、あべこべの地下世界に棲む、無名の者たちの懺悔である。 サイバー犯罪による経済損失はついに全世界で年間66兆円近くに達した。いつまでも無垢なままでいるわけにはいかない。 ネット社会の深淵へ、旅は始まる。
  • サイバー戦争 終末のシナリオ 上
    4.3
    小泉悠氏 激賞! フィナンシャル・タイムズ&マッキンゼー 年間ベストビジネスブック2021受賞 ネット文明の脆さを暴く迫真のルポ セキュリティホールの情報を高額で闇取引するサイバー武器商人。システムに罠を仕掛け金融、医療、原発など敵国のインフラを壊滅させるタイミングを窺う政府機関やテロリスト――。気鋭のジャーナリストが、ウクライナからロシア、中東、中国、北朝鮮、シリコンバレーまで世界中を舞台に水面下で繰り広げられる「見えない軍拡競争」の実態を体当たりで取材。スパイ小説さながらの臨場感あふれる筆致で、今そこにある「サイバー最終戦争」の危機を浮き彫りにする。 「恐怖・利益・名誉――人間の性(さが)こそがサイバー戦争を突き動かす原動力である」――小泉悠(東京大学先端科学技術研究センター専任講師、『現代ロシアの軍事戦略』著者 本書解説より)
  • 最貧困シングルマザー
    3.1
    『最貧困女子』が話題の著者による問題作!! いまや働く単身女性の3人に1人が貧困といわれる日本。虐待、DV、うつの末、貧困の蟻地獄に堕ち、出会い系サイトで売春するシングルマザーの実態に迫った、衝撃のルポルタージュ。途方もない孤独感と絶望感の中で、母親たちは出会い系に「救い」を求めていた――! 「格差の中間にいるあたしたちが、彼女たちを知らなきゃと思う。明日は我が身かもしれないのだし」――(室井佑月さん)
  • サウジアラビアでマッシャアラー!
    4.2
    なんだって「マッシャアラー!(すごいね)」なサウジアラビアに嫁いだ日本女性による、不思議の国での体験記。「外国人とは結婚できない法律がある!?」「生理中の離婚宣言は無効!?」「思春期でも反抗期がない!?」「顔も合わせないのがアラブ風の『歓待』」などなど、在住18年におよぶ不思議体験が満載。誰もがその名を知るサウジアラビアの、知られざる素顔が明らかになります。

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  • 魚が食べられなくなる日(小学館新書)
    値引きあり
    4.0
    なぜホッケは高くて小さくなったのか? 居酒屋で出てくるホッケ、最近は小さいと思いませんか。小さいどころか、ホッケを置いていない店も増えています。ホッケの漁獲量は、なんと最盛期の9割減。大きな魚を獲り尽くして、いまは成長しきっていない小さいホッケまで獲っている状態なのです。ホッケだけではありません。サバは7割減、クロマグロやウナギはすでに絶滅危惧種です。輸入魚も、世界的和食ブームの影響で、価格が上がっています。このままでは本当に、魚はめったに食べられなくなってしまいます。 日本は世界第6位の広大な排他的経済水域をもつ漁業大国だったはずなのに、なぜこうなってしまったのでしょうか。中国漁船の乱獲? クジラが食べ尽くした? 地球温暖化の影響? いいえ、そうではありません。日本の漁業が抱えている大問題を気鋭の水産学者が解き明かし、日本人がこれからも美味しい魚を食べ続けるにはどうしたらいいかをわかりやすく解説します。
  • さかな記者が見た大震災 石巻讃歌
    5.0
    ■念願かない「さかな町」で筆を振るった朝日新聞の名物記者が描く、石巻と東北再生の物語。泣けて、怒って、笑えて、ついでに魚が食べたくなる一冊!■久米宏氏推薦「三陸の人間達の必死の『生』を、無数のさかなの眼が大海原の奥から見つめている」■この本は、石巻で三年間、「さかな記者」の修業をした私の震災考であるとともに、何かしなければという思いに突き動かされた私の行動録である――著者
  • 魚はなぜ減った?見えない真犯人を追う 東大教授が世界に示した衝撃のエビデンス
    -
    近年ミツバチの大量死などで注目を浴びた「ネオニコチノイド系農薬」。日本の水田で広く使用されているこの農薬は魚にも悪影響を及ぼしているのではないか? と懸念した釣り人も多いだろう。 東京大学大学院新領域創成科学研究所教授である著者は、卒業論文・修士論文・学位論文のすべてを、宍道湖をテーマに書いた。そのデータを駆使し、ほとんどの生態学者ができない「化学分析」という武器をもとに、釣り人が抱いた懸念と同じ疑問に切り込んでいく。 著者はデータを積み重ね、裁判の判決文のように明確な論理をもって、ネオニコチノイド系農薬が水中の食物連鎖を破壊し、その結果同湖におけるウナギとワカサギの漁獲高が激減したという結論を導き出す。また、その過程では非常に興味深い注目すべき事例も次々に明らかにされていく。それは私たちが漠然と抱いている常識を覆す内容や、さらにはネオニコチノイド系農薬使用以前にも他の要素で水辺の生態系が激変していた事実が明らかにされる。 SDGs、生物多様性の重要性が叫ばれるいま、本書によって著者の視点を共有し知識を得ることは、釣り人をはじめ水辺を愛する人たちの視野を広げ視界を明るく照らし考えを深め、あるべき姿の生態系を取り戻すための大きな指針となるに違いない。

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  • 坂の上の雲はキノコ雲
    -
    キノコ雲がもくもくと空に立ち上っていた。束の間の雨のせいか、時折、虹色に光って見えた。元海兵の著者が綴る、過去の戦争の凄惨さ。そして猛スピードで進む技術革新に、もはや人間は機械に乗っ取られてしまう、そんな未来。決して遠い未来じゃない。「その時」が来たときに、我々はどうすべきか。今、世界で一番不安定な国で生きる、誰でもない「あなた」に贈る。これからを生きる至高の指南本。

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  • 坂本九ものがたり 六・八・九の九
    4.0
    日航機事故で逝った人気者九ちゃんと最も親しかった著者が、「上を向いて歩こう」大ヒットのころなど数々の知られざるエピソードで綴る哀惜の書。

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  • 坂本龍馬 男の行動論
    -
    幕末維新の革命児・坂本龍馬。薩長連合、大政奉還と近代日本の幕開けを演出したこの男は、激動する時代の流れに、何を見、何を考えたのだろうか。脱藩、海援隊結成、勝海舟・西郷隆盛との出会い、そして非業の死等の数々のエピソードを紹介しつつ、33年の生涯におけるその行動哲学と魅力を探る。
  • 坂本竜馬式 リーダーシップの極意
    -
    龍馬を知ること。 それがリーダーシップ習得の近道だ!! 幕末の風雲児・坂本龍馬。 龍馬は類まれなるカリスマ性をもって時代を動かしたが、 その裏には巧みに計算された人心掌握の心得があった。 龍馬の生涯から「真のリーダーシップとは何か」を学べる一冊! 【こんな人にオススメ】 ・周りの人から認められたい ・仕事もプライベートも充実させたい ・自分はまだこんなものじゃないと思っている ・上手に人を動かしたい 第一章 土佐のよばれたれ 龍馬誕生 土佐藩の郷土 乙女のねえやん 剣術道場 江戸へ 第二章 江戸の千葉道場 桶町の小千葉 黒船来航 日米和親条約 第三章 動き出す世 龍馬、帰国 河田小龍に学ぶ ふたたび、江戸へ 懐中時計事件 井伊直弼登場 第四章 脱藩! 土佐に戻ると…… 二人の水戸藩士 万延元年のできごと 土佐勤王党 脱藩 第五章 旅と人と海 土佐を出た龍馬 島津の無礼討ち「生麦事件」 勝海舟と対面 風雲の文久三年 武市の最期 第六章 薩長同盟への道 池田屋事件 長州軍、京都へ 西郷どん 薩摩と長州を結ぶ 外堀を埋める 薩長の同盟ですがや 長州を説得 第七章 龍馬式商社 亀山社中の商談 薩長同盟、成る 「米」騒動 第八章 大政奉還 海援隊 船中八策 幕府に建白 大政奉還 第九章 近江屋 龍馬死す その後 【坂本龍馬略年表】 【参考文献】

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  • 坂本龍馬 (新装版)
    4.0
    1835年、高知の下級武士の家に生まれた坂本龍馬は、青年なって江戸に出ます。そのころの日本は、開国派、攘夷派が争っていました。日本の将来を考える勝海舟の弟子となり、軍事や政治を学びます。やがて 反目し合っていた薩摩藩と長州藩を仲直りさせて、1866年に薩長同盟が成立、翌年、幕府が政治の権力を天皇に返す大政奉還が実現しました。 日本の近代化のきっかけを作った龍馬でしたが、1867年凶刃に倒れます。
  • 坂本龍馬の正体
    3.0
    坂本龍馬が幕末に没して間もなく150年を迎える。そして、明治維新150周年を迎える2018年の大河ドラマ「西郷どん」にも龍馬は登場することだろう。だが、その実像を知っている方はどれほどいるだろうか?近年、龍馬研究の重要な手がかりとなる手紙も相次いで発見され、龍馬の実像がいよいよ明かされやすい環境となってきた。歴史作家・加来耕三が新出の資料を読み解き、龍馬の正体を描き出す!
  • 坂本龍馬の人間学
    4.0
    坂本龍馬は、幕末の混乱した時代を拓く新しい鉱脈を求めて、「第3の道」を発見した。彼に従う少数の人たちがその道を歩み続け、やがて彼らが幕末明治の歴史を創っていった。龍馬を想うとき、我々は生きる喜びを感ずる。龍馬を読むと、己れがわかり勇気がわく。龍馬は、行動の人、愛の人、そして、人生の師だ。
  • 坂本竜馬の野望 33年の生涯とその時代
    -
    司馬遼太郎の不朽の名作『竜馬がゆく』によって、幕末史の大スターとして知られる坂本竜馬。2010年のNHK大河ドラマも、『龍馬伝』に決定し、そのキャスティングなどから、新たな竜馬像の創出と展開が期待されている。本書では、日本屈指の「時代・歴史小説の読み手」であり、このジャンルに深い造詣を持つ著者が、数多の「坂本竜馬伝」の中から読みどころのあるものを厳選抽出し、その中に、「果たして、あの時代に竜馬が本当にやりたかったこととは何なのか?」を、探ってゆく。風雲の時代を駆け抜けた男の志のありかを読み抜く、力作歴史読み物である。

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  • 坂本龍馬の「私の履歴書」
    4.0
    尊敬する人に「坂本龍馬」を挙げる人は多い。龍馬はなかなかのやり手で、自由闊達な魅力的人物であることは確かだが、いっぽうで司馬遼太郎の『竜馬がゆく』をはじめとした歴史小説や、大河ドラマ『龍馬伝』などの空想話を史実と混同し、誤った龍馬像が定着してしまった現実もある。そこで本書では、切れ味の鋭い歴史論評で知られる著者が、あの世にいる坂本龍馬になりきって、その波乱万丈な生涯と、幕末というどろどろとした激動の時代を改めて振り返る。

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  • 坂本龍馬を英雄にした男 大久保一翁
    -
    官軍の志士も畏怖し続けた徳川幕府最大の頭脳。龍馬も海舟も西郷も桂も師と仰いだ士(サムライ)。船中八策も大政奉還も日本国存続に命を賭けた直参旗本の発案だった! 大久保一翁とは何者であろうか。軍艦奉行となった海舟の活躍で、諸藩にその名と思想は知られていた。薩摩の家老・小松帯刀、西郷隆盛、大久保利通、長州の木戸孝允(桂小五郎)、周布政之助、土佐の坂本龍馬、公家の岩倉具視など、幕末維新の数多の傑物が揃って大久保一翁に期待し、一翁が幕閣に登用されれば、「討幕を止める」とまで声を揃えたほどである。 討幕派の西郷や大久保、木戸からも一目置かれ尊敬されていたことは、幕末維新の複雑な政局を知るうえで、一翁その人を避けては通れないことを意味する。一翁の最大の功績は、幕府の中枢にありながらも、私心を捨て、広く意見を聞き、深く洞察して結論を出すと、その主張を公言して憚らないことにあった。そのひとつが諸藩の重役や志士を驚かせた「大開国論」である。 ●一翁に心酔する志士たち ●大政奉還の裏で進む謀略 ●江戸城開城までの真の主 ●「慶喜斬るべし」に悩む西郷 ●江戸城総攻撃延期の真実 ●無禄覚悟でごった返す駿府輸送船 ●あだ名は「もののふ」 ●昇進は受けても昇給は受けず ●要職復帰後5日でまたもや罷免 ●隠居後も幕府の知恵袋
  • 坂本龍馬を10天体星占いで読み解く。10分で読めるシリーズ
    3.0
    さっと読めるミニ書籍です(文章量8,000文字以上 9,000文字未満(10分で読めるシリーズ)=紙の書籍の16ページ程度) 「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。 自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。 是非、お試しください。 【書籍説明】 歴史の本はたくさんありますが、10天体の星座占いで人物を占った本はあまりないのではないでしょうか。 生きている人間ですと変わる可能性がいくらでもあります。 ですから難しいとも、言い訳ができるとも言えます。 しかし、歴史上の人物は既に結果が出ています。 それをどう評価するか? それがこの本です。 今回扱ったのは日本人に大人気の坂本龍馬です。 どんな人物かは既に皆さん知っていますから、比較的分かりやすいのではないでしょうか。 この本は、歴史好きな方にも占い好きな方にも楽しんで頂けるように書きました。 まだまだ知識・認識が甘い部分はありますが、少しでもなるほどと思って頂けたら嬉しいです。 【目次】 坂本龍馬かいつまみ説明 太陽星座「やぎ座」 月星座「かに座」 水星星座「やぎ座」 金星星座「みずがめ座」 火星星座「やぎ座」 木星星座「かに座」 土星星座「さそり座」 天王星星座「みずがめ座」 海王星星座「みずがめ座」 冥王星星座「おひつじ座」 まとめ-もしも龍馬が長生きしたなら- 【著者紹介】 犬飼ふゆ(イヌカイフユ) 高校において日本史を選択。 ほとんど赤点に近かったが入試前に一念発起して猛勉強する。 その当時はあまり歴史を好きになれなかったものの、大人になって古典に興味を持つにつれ、歴史の勉強も切り離せないと気付き、 最近になって歴史の勉強を楽しんでいる。 一方、占い師もしており、星占いをするたびに「これがあの人であったら」と空想することもしばしば。
  • 逆らわずして勝つ! 嘉納治五郎物語
    -
    2020年は東京オリンピック開催の年ですが、東京オリンピックは半世紀ほど前の1964年にも開催されました。さらに、戦前にも一度は開催が決定していたものの、実現されることはありませんでした。東京へのオリンピック招致の歴史を紐解く時、必ず登場する人物がいます。嘉納治五郎です。嘉納治五郎は元々、柔道を究めた人で、柔道・体育の父、教育者、国際人と、さまざまな顔をもっています。そして、東京へのオリンピック招致に力を尽くし、スポーツを通して平和を実現させようと努めました。本書は、そうした嘉納治五郎の生涯を、嘉納治五郎研究の第一人者が、小学高学年・中学生向けに書き下ろしたものです。自分ファースト、自国ファーストということが一面で顕著な今の時代だからこそ、嘉納治五郎の説いた「自他共栄」や「逆らわずして勝つ」の考え方が示唆するところは大きいといえるでしょう。柔道家・山下泰裕氏推薦。
  • 盛り場で生きる 歓楽街の生存者たち
    5.0
    戦後、高度成長、バブル、21世紀。時代ごとに変容しながらも、盛り場には常に欲望をぶつけあう人間たちがいた。 戦後闇市で暮らした人や、男娼、キャバレー王、芸者、興行師など11人の男女のオーラルヒストリーから浮かび上がる、もうひとつの日本現代史。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 佐賀北の夏―甲子園史上最大の逆転劇―
    3.9
    2007年、夏。甲子園は奇跡に揺れた。前年県大会初戦敗退の公立校が、全国制覇を成し遂げたのだ。その名は佐賀北。スター選手を一人も抱えることなく、宇治山田商、前橋商、帝京、広陵など常連強豪校を次々と破った裏には、いかなる練習と秘策があったのか。対戦校の監督たちが体験した怖さ、監督・選手間で交された日誌の存在など、綿密な取材から、最大の逆転劇が起きた必然に迫る。
  • 捜す人 津波と原発事故に襲われた浜辺で
    -
    原発事故のため立ち入りさえ許されない地域で、行方不明の家族を捜し続ける人々。 当事者に寄り添い、“福島の現実”に肉薄した慟哭のノンフィクション。 〈3月11日のあの日以来、世間では様々な言葉が飛び交ってきた。「絆」「復興」「がんばろう日本」「脱原発」。そのどれもが、「日本」や「社会」といった大きな主語で語られる言葉だった。だがあの震災の当事者たちはそんな言葉に構う暇もなく、ただあの日から続く目の前の現実の中を、一日一日、生き抜いてきたのである。もし「福島の現実」というものがあるとしたら、その一人一人が積み重ねてきた日々のことなのかもしれない。〉――「あとがき」より 家族が行方不明になったにもかかわらず、原発事故で地域が封鎖され、捜索活動さえままならなかった人々。 「生涯福島のために尽くす」と誓った東京電力幹部。 彼らは何を思い、いかに行動し、“震災後の日常”をいかに生きてきたのか。 元テレビマンが地を這う取材でまとめ上げた渾身の一冊。 天童荒太氏推薦 〈真実を知ることが希望につながる。希望を信じて生きることが失われた命への誠実な祈りとなる。〉
  • 相模原障害者殺傷事件
    3.3
    2016年7月に神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた殺傷事件。死傷者45人を出した平成最悪の事件はなぜ起きたのか。20年1月から始まり、3月に死刑判決が言い渡され確定した裁判で明らかとなる、加害者の実像に迫る。
  • 相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ
    3.8
    「社会の役に立ちたいと思いました」 2016年7月、19人の障害者を殺した植松聖。 全16回の公判の果てに2020年3月、死刑が確定―――。 彼の目から見えていたこの「世界」とは? 残酷な「本音」が「建前」を打ち破り、 「命は大切だ」というような「正論」を口にする者が 「現実を何もわかっていない」と嘲笑される光景があちこちにある。 そんなこの国に溢れる「生産性」「迷惑」「1人で死ね」という言葉。(中略) 彼の悪意はどのように熟成されていったのだろう。 「死刑になりたかった」のではない。「誰でもよかった」のでもない。 彼は衆院議長への手紙で「日本国と世界平和のために」とまで書いている。 ――「はじめに」より
  • サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する
    3.3
    各紙誌で絶賛された新たな「宮沢賢治論」 (『産経新聞』評者・江上剛氏、『河北新報』評者・土方正志氏、『毎日新聞』評者・池澤夏樹氏)ほか 「『廃線紀行』に代表される鉄道紀行と『狂うひと』に代表される作家研究が融合しあい、比類のない作品が生まれたことを心から喜びたい」原武史氏(『カドブン』) かつて、この国には“国境線観光”があった。樺太/サハリン、旧名サガレン。何度も国境線が引き直された境界の島だ。 大日本帝国時代には、陸の“国境線“を観に、北原白秋や林芙美子らも訪れた。また、宮沢賢治は妹トシが死んだ翌年、その魂を求めてサガレンを訪れ、名詩を残す。 他にチェーホフや斎藤茂吉など、この地を旅した者は多い。何が彼らを惹きつけたのか? 多くの日本人に忘れられた島。その記憶は、鉄路が刻んでいた。賢治の行程を辿りつつ、近現代史の縮図をゆく。 文学、歴史、鉄道、そして作家の業。全てを盛り込んだ新たな紀行作品! 【目次】 第一部 寝台急行、北へ 一 歴史の地層の上を走る 二 林芙美子の樺太 三 ツンドラ饅頭とロシアパン 四 国境を越えた恋人たち 五 北緯50度線のむこう 六 廃線探索と鉱山王 七 ニブフの口琴に揺られて 第二部 「賢治の樺太」をゆく 一 「ヒロヒト岬」から廃工場へ 二 賢治が乗った泊栄線 三 「青森挽歌」の謎 四 移動する文学 五 大日本帝国、最果ての駅へ 六 オホーツクの浜辺で 七 チェーホフのサハリン、賢治の樺太 八 白鳥湖の謎 九 光の中を走る汽車 十 すきとおったサガレンの夏 おわりに 文庫版のための長めのあとがき 主要参考文献一覧 解説 池澤夏樹 ※本書は小社より2020年4月に刊行した作品を文庫化したものです。
  • サガンの言葉
    4.0
    「幸福なときが正しくて、不幸なときは間違っている」 十八歳で書いた『悲しみよ こんにちは』が爆発的にヒット、十代にして世界的な名声と莫大な印税を手にし、時代のアイコンになった作家フランソワーズ・サガン。育ちの良さから滲み出る品格があり、なのに破天荒な生活を楽しむというギャップに、好き嫌い含めて多くの人が夢中になった。 「絶対知性」をもつサガンの言葉は、恋愛観にしても幸福感にしても、よくある聞き慣れた言葉とはまったく違う角度から光が当てられていて、一瞬ぎくりとさせられるけれど、深く心に残る真実がある。孤独を感じるすべての人にやさしく響く言葉を集めた一冊。
  • 咲き定まりて 市川雷蔵を旅する
    -
    かつて、これほどまでに魅力的な男優がいただろうか! あなたは、市川雷蔵を知っていますか? 日本映画の黄金期に、150本以上の映画作品に出演し燦然と輝く足跡を残した俳優、市川雷蔵。それはたとえば『眠狂四郎』『炎上』『忍びの者』『陸軍中野学校』……。37歳で惜しまれながら早世した美貌の俳優は今尚、多くの人の心を捉えて離さない。この本は、文筆家である清野恵里子が市川雷蔵の主演映画、島崎藤村原作の『破戒』を観てよりその魅力にとりつかれ、雷蔵その人の魅力と雷蔵映画を丹念に読み解いたまったく新しい雷蔵論である。きものに造詣が深い著者の審美眼が捉えた雷蔵の衣裳やメイクの話も実に興味深く、思わず引き込まれてしまうおもしろさ。読んだあとは必ず映画が観たくなることうけあいだ。また、映画から特別にキャプチャーした雷蔵の写真は130枚に及び、その掲載写真を見るだけでも楽しめる。従来からのファンは元より、若い世代にも知って欲しい昭和の星の一人である。
  • 詐欺の帝王
    3.9
    「オレオレ詐欺の帝王」がすべてを明かす! 溝口敦氏といえば、泣く子も黙る極道取材の第一人者。その氏が裏社会の取材を進めるうち、つい4年前まで詐欺業界の周辺で「オレオレ詐欺の帝王」といわれていた本藤彰(仮名)なる人物と出会いました。本藤は名門私大在学中、イベントサークルがらみのビジネスで金儲けのコツをつかみ、集団レイプ事件を起こした早大スーパーフリーの主宰者・Wのケツモチ的存在でもありました。卒業後、いったんは大手広告会社につとめますが、退社して闇金融を開業したのを契機に、詐欺の世界で名を轟かせ始めます。オレオレ詐欺の草創期に荒稼ぎしただけではなく、ワンクリック詐欺、未公開株詐欺、社債詐欺、そしてイラク・ディナール詐欺と、彼が率いるグループの業務は“詐欺のデパート”といっていいほど多岐にわたりました。そんな「帝王」が「罪滅ぼしの気持ち」もあって、溝口氏に“シノギ”の実態を赤裸々に語ったのです。 詐欺師たちはいかなる手口を使い、どんな人間を嵌めるのか? なぜ被害者が後を絶たないのか――? 溝口氏の面目躍如、現代日本の闇を暴く力作です。
  • 鷺娘幻想 沖田総司の恋 上
    -
    【書籍説明】 新選組一番隊組長の沖田総司は天才剣士だった。 九歳の時に天然理心流近藤道場試衛館の内弟子となり、十五歳で免許皆伝、師範の資格を得た。 十七歳の時に初めて人を斬り、剣客の宿命を痛感した。 二十歳の春、師匠の近藤勇が幕府の浪士募集に応じて上洛を決意すると、内弟子の土方歳三や井上源三郎、食客の山南敬助や永倉新八らとともについて行った。 京で、近藤勇は新選組を結成して王城鎮護の役目に就いた。 総司は新選組幹部隊士として、毎日のように人を斬った。 修羅の日々の中で、総司は一人の少女と出会った。 少女は法眼の位を持つ漢方医 仁科道伯の娘花香里、十七歳。 総司と花香里は親しく口を利くようになったが、総司は自分が新選組隊士であることを言えなかった。 しかし、池田屋斬込みの後、花香里と一緒にいるところを倒幕浪士に襲われ、「新選組の鬼沖田」と知られてしまう。 花香里は先天性の心臓病で、強い衝撃を与えることはできない。 総司は花香里との淡い恋を諦めようとする。 【目次】 花の吹雪 試衛館入門 道場破り 修羅の道 生死の覚悟 都の春 壬生狼 紅葉の橋 雪の幻 医者の娘 恋の手習 池田屋斬込み 修羅の太鼓 はかなき恋路

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