作品一覧

  • 孤独のアンサンブル コロナ禍に「音楽の力」を信じる
    -
    コロナ禍により、クラシックの演奏家たちは活動を制限された。演奏会はすべて中止、アンサンブルの練習もできない。自宅の防音室にこもる日々、彼らは音楽、職業、生活について何を考えたのか。 ――オーケストラのトッププレイヤーたちが外出自粛の中、自宅でたった一人音楽を奏でていく番組を作る。本書はNHKプロデューサーのそんな思いから始まった2020年の半年間のドキュメントである。 「孤独のアンサンブル」から「孤独のアンサンブル ~希望編」、そして「明日へのアンサンブル」へ。プレイヤー一人一人の思いとあの「音」が甦る。 *「孤独のアンサンブル 三部作」ブルーレイディスク、キングレコードより同時発売
  • 女子高生アイドルは、なぜ東大生に知力で勝てたのか?
    値引きあり
    3.8
    女子高生アイドルはなぜ東大・京大生に勝てたのか? NHKの人気科学(?)番組で活躍するカリスマモデル・すイエんサーガールズ。アイドル・女優もこなす女子高生たちが、知力を競い合うガチンコバトル「知力の格闘技!」で東大生や京大生に圧勝した。真の「知力」を身につける思考法とは? 「すイエんサー」の生みの親にして、『論文捏造』で科学ジャーナリスト大賞を受賞した敏腕プロデューサーによる渾身の書き下ろし作品
  • 論文捏造
    4.2
    科学の殿堂・ベル研究所の、若きカリスマ、ヘンドリック・シェーン。彼は超電導の分野でノーベル賞に最も近いといわれた。しかし2002年、論文捏造が発覚。『サイエンス』『ネイチャー』等の科学誌をはじめ、なぜ彼の不正に気がつかなかったのか? 欧米での現地取材、当事者のスクープ証言等によって、現代の科学界の構造に迫る。なお、本書は内外のテレビ番組コンクールでトリプル受賞を果たしたNHK番組を下に書き下ろされたものである。
  • 環境から身体を見つめる : 環境ホルモンと21世紀の日本社会
    -
    1巻550円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、「環境ホルモン」という言葉の産みの親とでも言うべき、NHKの村松秀氏を講師に国士舘大学体育・スポーツ科学学会の主催で開催された講演録を基調としている。
  • 論文捏造

    Posted by ブクログ

    「ノーベル賞受賞確実」と言われた物理学界の若きスターが起こした「史上空前」の論文捏造事件がなぜ起きたのか?どうやって周りは気づいていったのか?が丹念に描かれ、一本のサスペンス小説のような面白さです。
    研究内容や物理分野の研究の世界の特徴などはわかりやすくサラッと書かれているので、学術研究の分野のことをよく知らない人にも面白く読めます。
    時折ニュースで騒がれる論文捏造事件が起きる背景を知るのに絶好の1冊。
    なお、この捏造論文のアイディアが実は実現できるようだ、ということが最近になってわかってきたそうです。論文自体は捏造でも、アイディアとしては正しかったのかもしれません

    0
    2020年11月28日
  • 論文捏造

    Posted by ブクログ

    NHKで放送されたドキュメンタリー番組「史上空前の論文捏造」の
    書籍化である。

    科学の世界に彗星のごとく現れた若き研究者ヤン・ヘンドリック・
    シェーン。世界中の優秀な科学者が終結するアメリカ・ベル研究所
    を舞台に、彼は超伝導の世界で次々と斬新な研究結果を発表した。

    物理学上の大発見だった。いくつかの科学賞を受賞し、ノーベル賞
    受賞も確実視され、様々な研究機関からの好待遇でのヘッドハン
    ティングも行われた。

    しかし、有名科学誌に掲載された彼の論文を元に、多くの科学者が
    再現実験を試みるが誰一人として成功しない歳月が続いた。

    そんななか、とある研究者の元に匿名のメッセー

    0
    2017年08月21日
  • 女子高生アイドルは、なぜ東大生に知力で勝てたのか?

    Posted by ブクログ

    NHK教育のの人気番組すイエんサー、その製作に携わった著者が番組の人気企画である「知力の格闘技!」ですイエんサーガールズが東大や京大など名門大学の学生に勝つ姿を通じて、番組で挑んできた難題の紹介、そして解決するために駆使する「グルグル思考」についてまとめた一冊。

    本書で中心的に書かれている番組で取り上げた20の難題を「グルグル思考」を使って解決していくプロセスが秀逸ですイエんサーガールズが実際に悩んできたシチュエーションを実感できる作りになっていると感じただけでなく、そのことから日本の教育に対する課題を著者が提言されている点も共感できるものがあり、素晴らしく感嘆しました。
    また結果や番組の写

    0
    2017年06月10日
  • 論文捏造

    Posted by ブクログ

    最近起こった論文捏造問題に酷似している、
    ヤン・ヘンドリック・シェーンの不正を取り上げていると、
    インターネットでみかけて。

    NHKの番組を画像を書物に落とし込んだものながら、
    素人でもわかるぐらい論文内容の超伝導を易しく説明してあり、
    インタビューした人物やその場の雰囲気が伝わってきて
    非常に面白かった。

    ベル研究所と共同研究者バートラム・バトログの高名さに目がくらみ、
    画期的な発見と信じ込んで興奮し、
    追試できない自分たちの技術の無さに落ち込み、
    実験のノウハウが企業秘密になっているのではないかと疑心暗鬼になり、
    誰かが追試に成功したらしいという噂話をメールで飛ばし合い、
    画期的な実験

    0
    2015年03月15日
  • 論文捏造

    Posted by ブクログ

    12年前に発覚した,科学史上最大の捏造事件。その経緯と背景,科学の抱える課題について,綿密な取材に基づいて描き出した好著。
    現在日本を騒がせている事件との共通点の多さに改めて驚く。若き研究者,権威ある科学者との共著,有名研究所,メディアへの露出,再現実験の不首尾,同業者からの告発,図の使い回し,「単純なミス」との弁解,インパクト重視の学術雑誌の問題,熾烈な研究資金獲得競争,行き過ぎた成果主義…。違っているのは,分野が捏造の起きにくい物理系(超電導)であったこと,三年の長きにわたって発覚しなかったこと,その間ヘンドリク・シェーンは『ネイチャー』と『サイエンス』に計16本もの論文を載せていること,

    0
    2014年05月13日

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