作品一覧

  • 環境から身体を見つめる : 環境ホルモンと21世紀の日本社会

    環境から身体を見つめる : 環境ホルモンと21世紀の日本社会

    ビジネス・実用

    -
    1巻550円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、「環境ホルモン」という言葉の産みの親とでも言うべき、NHKの村松秀氏を講師に国士舘大学体育・スポーツ科学学会の主催で開催された講演録を基調としている。
  • 孤独のアンサンブル コロナ禍に「音楽の力」を信じる

    孤独のアンサンブル コロナ禍に「音楽の力」を信じる

    小説・文芸

    -
    1巻2,200円 (税込)
    コロナ禍により、クラシックの演奏家たちは活動を制限された。演奏会はすべて中止、アンサンブルの練習もできない。自宅の防音室にこもる日々、彼らは音楽、職業、生活について何を考えたのか。 ――オーケストラのトッププレイヤーたちが外出自粛の中、自宅でたった一人音楽を奏でていく番組を作る。本書はNHKプロデューサーのそんな思いから始まった2020年の半年間のドキュメントである。 「孤独のアンサンブル」から「孤独のアンサンブル ~希望編」、そして「明日へのアンサンブル」へ。プレイヤー一人一人の思いとあの「音」が甦る。 *「孤独のアンサンブル 三部作」ブルーレイディスク、キングレコードより同時発売
  • 女子高生アイドルは、なぜ東大生に知力で勝てたのか?

    女子高生アイドルは、なぜ東大生に知力で勝てたのか?

    小説・文芸

    3.8
    1巻924円 (税込)
    女子高生アイドルはなぜ東大・京大生に勝てたのか? NHKの人気科学(?)番組で活躍するカリスマモデル・すイエんサーガールズ。アイドル・女優もこなす女子高生たちが、知力を競い合うガチンコバトル「知力の格闘技!」で東大生や京大生に圧勝した。真の「知力」を身につける思考法とは? 「すイエんサー」の生みの親にして、『論文捏造』で科学ジャーナリスト大賞を受賞した敏腕プロデューサーによる渾身の書き下ろし作品
  • 論文捏造

    論文捏造

    小説・文芸

    4.2
    1巻946円 (税込)
    科学の殿堂・ベル研究所の、若きカリスマ、ヘンドリック・シェーン。彼は超電導の分野でノーベル賞に最も近いといわれた。しかし2002年、論文捏造が発覚。『サイエンス』『ネイチャー』等の科学誌をはじめ、なぜ彼の不正に気がつかなかったのか? 欧米での現地取材、当事者のスクープ証言等によって、現代の科学界の構造に迫る。なお、本書は内外のテレビ番組コンクールでトリプル受賞を果たしたNHK番組を下に書き下ろされたものである。

ユーザーレビュー

  • 論文捏造

    Posted by ブクログ

    「ノーベル賞受賞確実」と言われた物理学界の若きスターが起こした「史上空前」の論文捏造事件がなぜ起きたのか?どうやって周りは気づいていったのか?が丹念に描かれ、一本のサスペンス小説のような面白さです。
    研究内容や物理分野の研究の世界の特徴などはわかりやすくサラッと書かれているので、学術研究の分野のことをよく知らない人にも面白く読めます。
    時折ニュースで騒がれる論文捏造事件が起きる背景を知るのに絶好の1冊。
    なお、この捏造論文のアイディアが実は実現できるようだ、ということが最近になってわかってきたそうです。論文自体は捏造でも、アイディアとしては正しかったのかもしれません

    0
    2020年11月28日
  • 論文捏造

    Posted by ブクログ

    NHKで放送されたドキュメンタリー番組「史上空前の論文捏造」の
    書籍化である。

    科学の世界に彗星のごとく現れた若き研究者ヤン・ヘンドリック・
    シェーン。世界中の優秀な科学者が終結するアメリカ・ベル研究所
    を舞台に、彼は超伝導の世界で次々と斬新な研究結果を発表した。

    物理学上の大発見だった。いくつかの科学賞を受賞し、ノーベル賞
    受賞も確実視され、様々な研究機関からの好待遇でのヘッドハン
    ティングも行われた。

    しかし、有名科学誌に掲載された彼の論文を元に、多くの科学者が
    再現実験を試みるが誰一人として成功しない歳月が続いた。

    そんななか、とある研究者の元に匿名のメッセージが届く。「これは
    あなたへの宿題です。シェーンのふたつの論文をよく見て下さい」。

    決定的な瑕疵だった。ふたつの論文に掲載されていたデータは、
    そのノイズまでもが完全に一致していた。

    まるでミステリーを読むようなノンフィクションである。疑惑を持たれ
    ながらも、何故、3年もシェーンの不正が発覚しなかったのか。

    共同研究者に名を連ねた著名な研究者の権威、企業が運営する
    研究所と特許や利益との関係、再現実験が不成功に終わった際
    の研究者たちが論文の整合性を疑うよりも「自分の技術が悪い
    のではないか」と思う性善説。

    この論文はおかしいのではないか。そう思ってもそのおかしさを
    明確に立証できなければただの誹謗中傷になってしまうんだよね。

    そうして、一番難しい問題は「誰が責任を負うのか」という点。この
    シェーン事件は責任を負い、研究の世界から身を引かざるを得な
    かったのはシェーン本人のみだ。

    論文を掲載した科学誌「ネイチャー」「サイエンス」の両誌には
    論文を精査する能力がなく、組織には自浄作用が働かない。

    研究室で長時間を過ごしていたシェーン。しかし、誰も彼が実験を
    している姿を見たことがなかった。異なる論文への同じデータの
    掲載が明るみに出ると「間違って掲載した」とあさっりと言う。

    何かに似ていないか?そう、記憶に新しいSTAP細胞問題だ。

    尚、シェーンはベル研究所を去った後、故郷のドイツの田舎町で
    暮らしていると言う。

    0
    2017年08月21日
  • 女子高生アイドルは、なぜ東大生に知力で勝てたのか?

    Posted by ブクログ

    NHK教育のの人気番組すイエんサー、その製作に携わった著者が番組の人気企画である「知力の格闘技!」ですイエんサーガールズが東大や京大など名門大学の学生に勝つ姿を通じて、番組で挑んできた難題の紹介、そして解決するために駆使する「グルグル思考」についてまとめた一冊。

    本書で中心的に書かれている番組で取り上げた20の難題を「グルグル思考」を使って解決していくプロセスが秀逸ですイエんサーガールズが実際に悩んできたシチュエーションを実感できる作りになっていると感じただけでなく、そのことから日本の教育に対する課題を著者が提言されている点も共感できるものがあり、素晴らしく感嘆しました。
    また結果や番組の写真も多く掲載されておりイメージが膨らみました。
    また、製作者だからこそ語れる番組のウラ側を書いたコラムも興味深いものでした。

    「疑う力」「ずらす力」「つなげる力」「寄り道する力」「あさっての方を向く力」「広げる力」「笑う力」の7つの力から現状を疑うことが大切であること、課題を常に意識すること、発送膨らませ応用できないかと考えること、楽しむ姿勢を大事にすることを強く感じました。

    暗記を中心とする詰め込み型の教育を変えるべく受験制度を刷新しようとしている今日において、本書で取り上げられている番組の取り組みや結果は、制度を変えるにあたってどのように教育と向き合っていくかのヒントとなり、本書は日本の教育に一石を投じる一冊だと感じました。

    0
    2017年06月10日
  • 論文捏造

    Posted by ブクログ

    最近起こった論文捏造問題に酷似している、
    ヤン・ヘンドリック・シェーンの不正を取り上げていると、
    インターネットでみかけて。

    NHKの番組を画像を書物に落とし込んだものながら、
    素人でもわかるぐらい論文内容の超伝導を易しく説明してあり、
    インタビューした人物やその場の雰囲気が伝わってきて
    非常に面白かった。

    ベル研究所と共同研究者バートラム・バトログの高名さに目がくらみ、
    画期的な発見と信じ込んで興奮し、
    追試できない自分たちの技術の無さに落ち込み、
    実験のノウハウが企業秘密になっているのではないかと疑心暗鬼になり、
    誰かが追試に成功したらしいという噂話をメールで飛ばし合い、
    画期的な実験マシンがあると思い込んで「マジックマシン」と名付けたり、
    論文内容に疑問を抱くようになってからその「マジックマシン」が壊れたという噂に踊らされたり、
    世界の研究者さんたち、あなたたちオレオレ詐欺にだまされている被害者とどこが違うの?
    という人間ドラマとして。

    また、ミステリーとしても非常に面白かった。
    サンプルを見せてもらえないベル研の同僚が感じる疑念。
    研究者にとって子供とも言えるサンプルを全て捨ててしまっているらしいという噂の中、
    新しい方法で超伝導の新記録を樹立したという論文が発表され、
    その方法が納得できないと多くの人に広がる疑惑。
    マジックマシンと思われていた実験装置を他の人が使うことになり、
    シェーンが実演してみせたが実験は失敗し、しかも彼の技術が拙いことが露見。
    その直後、二人きりで車で移動するシェーンと高名な共同研究者。
    矢継ぎ早過ぎる論文発表、またその中身の理論と美しすぎるデータに対する疑問をもとに、
    研究所内で行われたシェーンを招いてのセミナー。
    セミナーで納得できる説明がなかったことによるの内部告発、
    そして本人に直接確認するという研究所上層部の失態。
    不正ではなく間違えてしまったというシェーンの申し開き。
    ベル研究所の研究者からの他の大学への告発、
    そしてデータの使い回しに気付いた他大学からベル研究所を含む関係各位への告発、
    調査委員会の設立、ついに捏造と結論付けられた論文。
    正直、そんじゃそこらのミステリーよりも面白かった。

    最近、日本での論文捏造が問題となった研究についても、
    税金が使われていたことに怒りを感じたが、
    このシェーンの論文捏造には世界各国で10億円以上の費やされたことともに、
    若い研究者たちの時間とキャリアが無駄になったことにも、
    問題の大きさを感じた。

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    2015年03月15日
  • 論文捏造

    Posted by ブクログ

    12年前に発覚した,科学史上最大の捏造事件。その経緯と背景,科学の抱える課題について,綿密な取材に基づいて描き出した好著。
    現在日本を騒がせている事件との共通点の多さに改めて驚く。若き研究者,権威ある科学者との共著,有名研究所,メディアへの露出,再現実験の不首尾,同業者からの告発,図の使い回し,「単純なミス」との弁解,インパクト重視の学術雑誌の問題,熾烈な研究資金獲得競争,行き過ぎた成果主義…。違っているのは,分野が捏造の起きにくい物理系(超電導)であったこと,三年の長きにわたって発覚しなかったこと,その間ヘンドリク・シェーンは『ネイチャー』と『サイエンス』に計16本もの論文を載せていること,それと,弁護士なんかは登場しなかったこと,くらいだろうか。
    12年も経って,なぜ教訓が活かされなかったのか。幸い今回は発覚が早かったが,それはあくまでもネットにおける匿名研究者たちによる検証が功を奏した恰好と思われる。もっと未然に防ぐ方法もあったのではないだろうか。今度の騒動が落ち着いた頃,本書やそのもとになった番組のような形で今一度総括があることを,一国民として期待している。

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    2014年05月13日

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