小林一三 時代の十歩先が見えた男

小林一三 時代の十歩先が見えた男

1,799円 (税込)

8pt

4.0

阪急(鉄道と百貨店)、宝塚歌劇団、東宝映画……。次々と新しい事業を生み出し成功させ、白洲次郎をして「こんなに頭のいい人は見たことがない」と言わしめた大正・昭和の傑物・小林一三。「無から有を生み出すのは家の芸だ」が口癖だった一三も、実は元は落ちこぼれサラリーマンだった。時に冷徹な面を見せる一方で地縁や学校のつながりを大事にし、自分の持っている感受性や文才を生かして、趣味であった芝居好きまで仕事につなげた。性格的な欠点をいくつも持ち、数々の失敗を繰り返しながらも、人生の途中で出会ったものをことごとく自分の血肉として“先を読む力”を養っていった。そうして多くの花を咲かせ続けた一三は、現代の経営者のみならず一介のサラリーマンにとっても参考となり目標となる企業家といえよう。東日本大震災からの真の復興に向かって進み続ける日本に希望を与えてくれる人物伝。

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小林一三 時代の十歩先が見えた男 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    鉄道や電力といったインフラから映画・歌劇と言う芸術まで、人々の生活と心に火を灯し続けた経営者の生涯を描いた作品。簡潔な言葉を用いながらも、当時の心情の描写が見事で読み応えがあった。

    0
    2016年05月24日

    Posted by ブクログ

    阪急グループ創始者、小林一三の人生を辿り、人間の持つ夢と可能性に迫る一冊。
    山梨県に酒屋兼質屋を営む韮崎商人の家に生まれる。しかし、幼くして母親を亡くし、婿養子だった父が家を出たため、二歳にして家督を継ぐ。

    慶應義塾大学を卒業後、慶應閥が経営陣を占めていた三井銀行に入社し、大阪に勤務。仕事は順調だ

    0
    2014年11月16日

    Posted by ブクログ

    小林一三の浮き沈みの激しい波乱の人生を追体験できる良質なテキストです。私には政治方面の話が少し難しかったですが、宝塚歌劇団、東宝を立ち上げたのはもちろんのこと、コマ劇場を発案したのも彼だったと知り、驚きました。

    0
    2018年12月15日

    Posted by ブクログ

    小林一三は、いわずと知れた、明治時代の、経営者、阪急電鉄の沿線を開発し、鉄道の需要をはかるという
    私鉄のビジネスモデルを生み出した人です。本の内容は、皆様が、ご存知のとおりです。
    私が、一番印象に残ったのは、小林家の家計図です。元テニスプレーヤーの松岡修造さんが、小林一三のひ孫であることは、有名な話

    0
    2015年06月23日

    Posted by ブクログ

    肉親との縁は薄かった幼少時代だったが、金持ちだった為、慶應義塾に入り豪遊生活。そのままコネで慶応閥が占めてる三井銀行に。金持ちボンボン所以の人脈形成はできたがまだ有能ではなかった。退職後から本領発揮が始まり鉄道事業、阪急デパート、東電再建、宝塚など大衆を集めるアイデアを実践した。小林家が安泰するよう

    0
    2015年06月15日

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