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3.0負債総額2兆3221億円。破綻したJALには多額の公的資金が投入され、「見せかけの再建劇」が演出された。その間公正な競争は歪められ、結局日本の空の国際競争力は低下するばかり。稲盛和夫CEOの経営手腕を手放しで賛美するだけでは、問題の本質を見抜けない! 世間の常識を覆す、告発のドキュメント。今、待望の文庫化!
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3.0とある砂漠の街。 二本の剣がぶつかりあい、甲高い音が空へ駆け上がっていった。静まり返っていた観客席で大きな歓声が沸き起こり、さらに口笛や足踏みが加わる。互いの全てを賭けて、そして勝負が始まった、その証しだった。 ここは、町の中心にある 『闘技場』。 少年剣士ハールの晴れ舞台である。 たくさんの夢と希望が渦巻くこの 『闘技場』 で、ハールは戦い続ける。最強の剣士を目指して。彼にとって 『闘技場』 こそが全てで、青春だった――。
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4.5国家の名のもとに命を奪う「死刑」。著者は、数々の証言から執行現場を再現し、実際に起きた5つの事件を再取材しながら処刑に至る道程を検証する。なかでも、1994年に発生した、いわゆる「木曽川・長良川連続リンチ殺人事件」で逮捕され、死刑判決を受けた元少年3名への取材は、精緻を極める。死刑制度に対して是とする人々、非とする人々、あらゆる立場の人々に一読していただきたい、渾身のルポルタージュ。(講談社文庫)
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3.0『このミステリーがすごい!』大賞 文庫グランプリ受賞作 「87分署」「フロスト警部」など 傑作シリーズの系譜に連なる モジュラー型ミステリー × 驚きの結末! 「二人がコンビを組むのではなく、なかなか出会わないところがポイント。 小さそうな事件が次第に大きな意味を持つようになる展開や、対戦格闘ゲームとの関わりも面白い」大森望(翻訳家・書評家) 「小金井警察署盗犯係・馬場みどりの成長劇と同組織犯罪対策係・為井忠之の 転落劇を交錯させたドラマがキモだ」香山二三郎(コラムニスト) 「同時進行していく複数の出来事もすべて引き込まれるし、 性被害にあった女性たちの尊厳を守ろうとする刑事たちの姿には感動すらした」瀧井朝世(ライター) 「二人をなかなか対面させず、並行して進んできた物語を クライマックスで交錯させる構成が『技あり!』」千街晶之(ミステリ評論家) 「書きっぷりのよい警察小説だ。書き手の力量を感じる」村上貴史(ミステリ書評家) 「切れ味の良いクライマックスは胸がすく。 一面的でないキャラクター造形力も高ポイント」川出正樹(ミステリ書評家) (あらすじ) 小金井中央警察署の刑事第一課盗犯係の馬場みどりは、取調室でくだらない言い訳をするスリ犯と対峙していた。さらに管轄内のゲームセンターで出店荒らしが発生、現場に急行する。一方、同署組織犯罪対策係の為井忠之は、ガサ入れのため後輩の佐竹と違法風俗店を張り込んでいた。しかし為井はとある事情から店長のホセを逃そうと画策していて……。事件を追う者と隠す者、対照的な二人の運命は!? 【著者について】 宮島明道 1980年、東京都生まれ。立川市在住。16歳からDJを始め、DJの大会DMCでは2002年と2007年の二度日本チャンピオンに輝く。2003年からDJ教室「宮島塾」を経営。第24回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞し、『刑事の境界線』で2026年にデビュー。
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3.0その日、東京は戦場となった――。初の女性総理×初の女性SPはテロの脅威から国際会議を守れるのか!? 夏目明日香は、日本初の女性総理・新崎とともに巻き込まれた官邸襲撃事件の悪夢に苛まれながらも、総理付きSPとして復帰した。一方新崎は、欧米での連続テロ事件へ対抗するため、〈テロ撲滅世界会議〉を東京で開催することを宣言する。NY爆破テロ事件の犯人のパソコンから発見された資料から、首都・東京がテロの標的と懸念される中、六本木で爆発が起き……。『官邸襲撃』の著者が描くクライシス小説、第二弾! ※本書は、2023年8月に刊行された『首都襲撃』に加筆・修正し、上下巻に分冊したものです。
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3.710万部突破の 『シャトゥーン』著者が描く 圧倒的恐怖! 狩るか、狩られるか―― 850頭の猿 VS. 人間 凶暴化した猿の群れ。 クローズド・サークルと化した限界集落で 生き延びることができるか!? (あらすじ) ジビエレストランを経営する父・誠一郎に連れられ、人里離れた集落に狩猟にやってきた高校一年生の加藤英輔。両親は離婚しており、母親は来月再婚する。離れて暮らしている父と、親子水入らずの最後の時間を過ごすなか、英輔は森に何か不穏な影を感じていた。やがて忍び寄る野生の脅威……。ひときわ大きな黒い猿をボスとした八百五十頭もの群れは凶暴化し、二人に襲いかかる! 『猿と人間』改題。 【著者について】 増田俊也 1965年愛知県生まれ。北海道大学中退後、新聞記者。第5回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞を受賞し、2007年『シャトゥーン ヒグマの森』(宝島社)でデビュー。2012年、『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(新潮社)で第43回大宅壮一ノンフィクション賞と第11回新潮ドキュメント賞をダブル受賞。他の著書に『七帝柔道記』(KADOKAWA)、『木村政彦 外伝』(イースト・プレス)、『北海タイムス物語』(新潮社)、『警察官の心臓』(講談社)などがある。
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3.0過去は無い、未来も無い。有るのは、永遠に続く現在(いま)だけだ。本書は、常に「技術」を超え、「人生」を語る著者が「時間」の本質に切り込んだ、渾身の一冊。人生の時間が、輝き出す書。 (本書の主な内容)●なぜ、「時間活用術」が失敗するのか ●「すきま時間」という発想の限界 ●時間の本質は「長さ」ではなく「密度」 ●「集中力」という基礎体力の鍛え方 ●「反省の習慣」が時間の密度を高める 「なぜ、我々は、時間を大切にできないのか。それは、我々が、無意識に、『時間は無限にある』と思っているからです。しかし、実は、我々に与えられている時間は、無限には、ない。一人の人間に与えられている時間は、長くとも、百年。その時間の長さを、『無限』と思うか、『一瞬』と思うか。その『覚悟』が、問われているのです」(本書「終章」より)
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4.0累計60万部突破「スープ屋しずくの謎解き朝ごはん」シリーズ著者が放つ 感動のどんでん返しミステリー ・本作は末永く読み継がれるべき作品である。全国民必読! ――宇田川拓也(ときわ書房本店) ・「SRの会」第1位! ※SRの会:日本最古のミステリーファンクラブ ※2013年ミステリーベスト10/国内部門 東北で大地震が発生した。多くの支援が行われるなか、大学生の和磨は、バスをチャーターして支援活動に参加する「ボランティアバス」を企画することに。 行方不明の父親の手がかかりを探す姉弟に出会った女子高校生の紗月。あることから逃亡するため、無理やりバスに乗り込んだ陣内など、さまざまな人が各々の思惑を抱えてバスに乗り合わせるが……。驚きのラストが感動に変わる!
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3.5『このミス』大賞・文庫グランプリ受賞作 『レモンと殺人鬼』著者の 狂気の学園サスペンス 「どんでん返しの新女王」が放つ ノンストップ反転劇! この学校には秘密がある。 犯人は生徒? 教師? それとも―― すべての真実は、 三年生の伝統行事 運命の夏合宿 で明らかになる! (あらすじ) 同僚の教師・岩本結衣からかかってきた「助けて、あおられてる」という死の直前の電話。以来、市立新畑中学校に勤める教師・如月晴の周りで不穏な出来事が起こり始める。嫌がらせの張り紙や、実家の周囲をうろつく男の影。岩本の代わりとして三年五組の担任となった如月は、クラスの問題児を抱えながらも奮闘するが……。すべての真実は学校の伝統行事である夏の宿泊学習で明らかになる――! 【著者について】 くわがきあゆ 1987年生まれ、京都府出身。京都府立大学卒業。第8回「暮らしの小説大賞」を受賞し、『焼けた釘』(産業編集センター)で2021年にデビュー。2022年、『レモンと殺人鬼』で第21回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞。他の著書に『復讐の泥沼』(以上、宝島社)、『美しすぎた薔薇」(新潮社)など。
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3.8医者を目指しつつ、女としての幸せも諦めたくないおいちは、飾り職人・新吉との結婚を決意する。しかし祝言の当日、『浦之屋』という商家で毒物混入事件が……。おいちは祝言の途中で現場に駆け付け、父・松庵とともに苦しんでいる人達の手当に奔走する。そして後日、『浦之屋』の若旦那の乳母が服毒死。犯人だと名乗り出たのは、なんと菖蒲長屋の元住人・巳助だった。この世に思いを残して死んだ人の声を聞けるおいちは、巳助が闇に呑み込まれる姿を見てしまい、事件の裏に何かあると確信。仙五朗親分とともに、事件の真相究明に動き出す。体調に異変を感じていたおいちは、この奇怪な事件の謎を解くことができるのか。シリーズ累計45万部突破! 仕事も家庭も手に入れたい娘の奮闘と成長を描いて話題の、青春「時代」ミステリー第六弾!
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3.0犯行文に添えられた暗号―― 爆弾魔の狙いとは!? 元科捜研研究員が描く、警察科学捜査ミステリー (あらすじ) 横浜にあるロケット開発企業の旧工場で爆発が発生。火災原因調査のスペシャリストである久龍小春は、特殊犯捜査係の熊谷と灰島とともに現場調査を開始する。 経営者の四ノ宮の証言によると、数日前から爆破予告文が届いており、次のターゲットを示す暗号文も残されていた。そして予告通り、他の宇宙関連施設で第二、第三の爆破が起き――。久龍たちは犯人を突き止めることができるのか!? 【著者について】 新藤元気(しんどう・げんき) 1993年、愛知県生まれ。筑波大学大学院数理物質科学研究科修了後、科学捜査研究所に入所。 現在は半導体メーカーに勤務。第22回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉作品『久龍小春の鑑定ファイル 小さな数学者と秘密の鍵』(宝島社文庫)で2024年にデビュー。
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4.3伊坂幸太郎の人気シリーズが【新装版】で登場! 好きなものは音楽、嫌いなものは渋滞。彼が仕事をすると必ず雨が降る――。クールで真面目な死神・千葉は、人間の世界に溶け込み、七日間の調査で対象者の「死」に可否の判断を下す。自分の運命を知らない人々と旅行をしたり、窮地に陥ったり。死神と人の奇妙なかけあいが癖になる傑作短編集。著者の特別インタビューも収録! 単行本 2005年6月 文藝春秋刊 文庫版 2008年2月 文春文庫刊 文庫新装版 2025年2月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫新装版を底本としています。新装版には、新たに「著者特別インタビュー」が収録されています。その他の収録作に変更はありません。
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4.3今の世の中、そして所属する組織が、「なにかおかしいな」と思っても、したたかに、仲間とともに、前を向いて生きてゆきたい人たちに贈る書。『北海道新聞』夕刊で長期連載された人気コラムを書籍化! 《組織の中で働くということは、組織を構成している人間相互の関係性の中で仕事をすること。となると、現在では表舞台から去った「人望」が、復活の時を迎えるかも。というのも、組織というものはおもしろいもので、順境では不要であって、壊したり、かき回したりする人が、危機や衰退時には必要になったりします。業績好調な前の組織では人を育て活かすことができたリーダーも、次の組織では活かすどころか、つぶしてしまったという話もよくありますね。人は人それぞれに事情があるものです。それを把握し、臨機応変かつ柔軟に対処することで百花繚乱の姿を目指すのが本来あるべき目標であるのは言うまでもないことです(それをダイバーシティ社会ともいうそうですね)。けれどもその実現に挑戦し、踏み出せるリーダーには、やはり「人望」が必要だと私は思うのです。ではどうすると「人望」は得られるのでしょう。人は、外見や見た目で9割が判断されるなどと言われますが、ともに働き学び続ける仲間ともなれば、そうではないでしょう――》「はじめに」より *本書にちりばめられた、数々の言葉 ●部下の心理的安全性を担保するには、まず上司としての正直さや潔さが必要になる ●気配り・目配り・心配りをするには、観察力や想像力が必要になる ●捨てる神あれば拾う神あり、まずは自分の仕事に誇りを持つ ●人間的なつながりを深めていく、その手段に、あいさつとお礼がある ●自説に固執し、偏見で判断し、助言を聞かない……もう退場したほうがいいのでは ●「感情労働」という働きの価値を認めて、その精神的疲労の回復に工夫する ●頑固、頑迷固陋、強情、聞く気なし、聞き流す人……にはなりたくない ●投げた石、発した言葉は、いずれも戻ってこない ●仕事は誰かが必ず見ている、縁と情を大切に ●非の打ち所のない文章も、一つの誤記ですべて台なしになる ●丁寧に人に接すること、それが、自己を律することにつながる ほか
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3.8昨日行った居酒屋が消えた? 引き出しのお金が四万七千円も増えていた? だれも死んでいないのに姉が四方八方に喪中はがきを送りつけていた? ミステリ談義の集まりにひとりゲストをお呼びして、毎回カフェ〈アンブル〉でゆるゆると行う推理合戦。それなりにみんながんばるのだけど、いつも謎を解き明かすのは店長の茶畑さんなのだった。──もっと気軽に謎解きを楽しみたいと思っていた皆さんへ贈る、ほがらかなパズル・ストーリー7編。期待の新鋭がデビューを果たした安楽椅子探偵シリーズ第1弾。/【目次】コージーボーイズ、あるいは消えた居酒屋の謎/コージーボーイズ、あるいはありえざるアレルギーの謎/コージーボーイズ、あるいはコーギー犬とトリカブトの謎/コージーボーイズ、あるいはロボットはなぜ壊される/コージーボーイズ、あるいは謎の喪中はがき/コージーボーイズ、あるいは見知らぬ十万円の謎/コージーボーイズ、あるいは郷土史症候群/単行本版あとがき/文庫版あとがき
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4.5“あやしの森”で出会ったのは、妖魔討伐を生業とする不思議な一族の青年だった 妖魔が蔓延(はびこ)る明治東京――。複雑な家に生まれ育った令嬢・深山奈緒は、失踪した友人を探すため不気味な噂の絶えない「あやしの森」に足を踏み入れる。そこで出会ったのは、不思議な一族の血を引いた青年・暁月当真だった。ひょんなことから奈緒は当真の嫁候補に選ばれ、共に妖魔がらみの事件を追うことに。恋愛ファンタジーの名手が贈る、浪漫綺譚シリーズの開幕! カバーイラストは、『結界師の一輪華』などの装画を手がけるボダックスさんです。
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3.0デートに誘ったはずが「家電量販店に行こう」と言われ、憧れの女性と開店前行列に並ぶことになった大学生の青年。その日遭遇したある謎解きの顛末から、彼は人の優しさについて思いを巡らすことになる。著者の実体験を反映した佳品の表題作ほか、文化祭前日に生徒会副会長が密室の謎に直面する学園もの「ライオンの嘘」、公園からひとつずつ何かが消えていくのはなぜかを名探偵凜堂星史郎が推理する「小さいものから消えよ」など五編を収録する。日々の暮らしのなかにふと入り込んだ謎とその真相を鮮やかに描いた、人の死なない謎解き作品集。著者初の〈日常の謎〉、文庫オリジナル。/【目次】「さくらが丘小学校 四年三組の来週の目標」児童たちのいざこざを収めるため謎解きに挑む新米教師の悪戦苦闘/「ライオンの嘘」男子サッカー部の部室からパソコンが消失。現場は密室だった――/「神様の次くらいに」家電量販店の開店前行列に並んだ先輩と俺のささやかな謎解き/「小さいものから消えよ」公園からひとつずつ何かが消えてゆく? 名探偵凜堂星史郎の推理/「デイヴィッド・グロウ、サプライズパーティーを開く」『星読島に星は流れた』の青年デイヴィッド、セグウェイに乗って再登場/あとがき
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3.9『このミス』大賞・文庫グランプリ受賞作 『レモンと殺人鬼』著者のデビュー作が、待望の文庫化! 狂気が加速する驚異のどんでん返し! 千秋と杏―― 二人の物語が交錯したとき 世界は一変する (あらすじ) ストーカー被害に遭っていたらしい後輩の萌香が刺殺体で発見された。必ずや犯人を捜し出すと決意した千秋は、萌香の格好を真似た姿で彼女の通っていた大学やバイト先を尋ね回り、疑わしき男たちに接触していく。一方ブラック企業に勤める杏は、上司のパワハラに苦しみながらも優しい先輩に心惹かれていた。しかし、先輩が同僚と付き合っているかもしれないという疑念から嫉妬が渦巻き……。※『焼けた釘』(産業編集センター)を改題・文庫化 【著者について】 くわがきあゆ 1987年生まれ、京都府出身。京都府立大学卒業。第8回「暮らしの小説大賞」を受賞し、本作で2021年にデビュー。2022年、『レモンと殺人鬼』で第21回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞。他の著書に『復讐の泥沼』(以上、宝島社)など。
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4.0カウンター席だけの地下一階の店に客が三人。三谷敦彦教授と助手の早乙女静香、そして在野の研究家らしき宮田六郎。初顔合わせとなったその日、「ブッダは悟りなんか開いてない」という宮田の爆弾発言を契機に歴史談義が始まった……。回を追うごとに話は熱を帯び、バーテンダーの松永も教科書を読んで予備知識を蓄えつつ、彼らの論戦を心待ちにする。ブッダの悟り、邪馬台国の比定地、聖徳太子の正体、光秀謀叛の動機、明治維新の黒幕、イエスの復活――を俎上に載せ、歴史の常識にコペルニクス的転回を迫る、大胆不敵かつ奇想天外なデビュー作品集。/【目次】悟りを開いたのはいつですか?/邪馬台国はどこですか?/聖徳太子はだれですか?/謀叛の動機はなんですか?/維新が起きたのはなぜですか?/奇蹟はどのようになされたのですか?/*本電子書籍は『邪馬台国はどこですか?』(創元推理文庫 新装新版 2024年8月30日初版発行)を底本としています。
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4.02025年大河ドラマは「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」。蔦重こと蔦屋重三郎は、「浮世絵黄金期」と呼ばれた江戸時代の、天明~寛政期(1781年~1801年)に、版元として活躍した。当時の版元は手短に言えば出版社と書店を兼ね備えた職種で、版元の社長である蔦重は、編集と出版プロデューサーの役割も果たした。本書では、出版王・蔦屋重三郎と、彼と深く関わり江戸中期の文化を創った絵師・作家13人を紹介する。13人とは、喜多川歌麿、葛飾北斎、北尾重政、勝川春章、鍬形恵斎(北尾政美)、十返舎一九、朋誠堂喜三二、山東京伝(北尾政演)、曲亭馬琴、恋川春町、四方赤良(大田南畝)、石川雅望(宿屋飯盛)、東洲斎写楽。蔦重の最大の功績は、名プロデュ―サーとして数々の異才を世に送り出したことと言えるだろう。その中で、蔦重が発掘して大出世した代表格が、浮世絵師の喜多川歌麿だ。画力はあるものの、いまひとつパッとしなかった歌麿を、蔦重は恋女房ともども店舗兼自宅に住まわせ、その才能を開花させた。そしてもう1人、東洲斎写楽は、蔦重がデビューさせた絵師だ。1794年から1795年のわずか10カ月という活動期間に145点以上の作品を残し、その後、忽然と姿を消したせいで、その正体が今もなお謎とされている。なぜ蔦重のもとで、絵師や作家が開花したのか? 長年、蔦重に関心を寄せ、時代小説『蔦重の教え』の著書もある江戸料理文化研究家が、その疑問に明快に答える。粋な江戸文化をワクワクしながら学べる一冊。巻末には、本書に登場する主要人物ゆかりの地のマップや蔦屋重三郎年表も掲載。
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3.7『日本が売られる』『デジタル・ファシズム』『ルポ 食が壊れる』など、数々のベストセラーで注目される国際ジャーナリストが、丹念な取材と調査と分析を重ね、「お金・人事・歴史」の3つから、違和感の裏側を徹底的に暴き、未来を選び取る秘策を明かす! 内容の一部 ●報道されないもう一つの「裏金システム」 ●大きな悪事を、一般人に気づかせないテクニック ●ゆうちょ、年金、次は新NISAで預貯金いただきます ●防衛費のために通信インフラ(NTT)売ります ●世界一のインフラ技術と「水道管がボロボロ」の違和感 ●大事な農地がどんどん売られる ●なぜガザの建物は全て破壊され、住民は皆追い出されるのか? ●「今を生きる」で未来が創れる ――日本人の精神性が世界を救う。
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3.5『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作家最新作 地面師vs中国系半グレ!激しい騙し合いの末、消えた4000万円は誰の手に? 陸上自衛隊・特殊作戦群に所属していた橘。現在は地面師グループの一員として、北海道の土地を利用して大金を騙し取っている。 今回もいつものように海外企業から金を奪うことに成功した橘は、仲間との合流地点に向かう。 しかし、そこで仲間の一人が無残な姿で殺害されていた。 さらにその仲間が預かっていたはずの金はどこにもないうえ、なぜか謎の中国人たちに追われることになり……。 北海道で激しく繰り広げられる、至極のガンアクションエンターテインメント!
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4.82024年の大河ドラマの中心人物・藤原道長。平安中期、貴族社会の頂点に立った男には、ある秘密があった。摂政関白に手の届きそうな家に生まれたからには、自分もそうなりたいと思う道長だったが、兄たちや同じ藤原氏の同世代で伊周や公任というライバルがいた。しかし、頼りになる姉・詮子や左大臣の娘・倫子、「打臥」という巫女の導きによって、道長は「運」をつかんでいく。華やかな貴族生活の裏で、天皇をも巻き込む謀や呪詛が行われ、流行り病があっけなく身近なものたちの命を奪っていくが、道長は「知恵と運」で着々と昇りつめ、ついに一家三后(1つの家から3人の后を出すこと)」を果たす。人生最高の宴で「この世をば わが世とぞ思う 望月の 欠けたることの なしと思えば」を朗詠した意図、紫式部にだけ語られた道長の強運の理由。そして、さらなる秘密が……。野望を結実させるまでの日々を、道長を取り巻く人びとの人生とともに鮮やかに描く! 文庫書下ろし。
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4.0【2023年7月、日本テレビ系列 ドラマDEEP ドラマ放映決定! Hulu、TVerでも配信予定 主演:田辺桃子・小関裕太】優しい隣人の正体は!? 真面目ゆえ、頼まれた仕事をなんでも引き受けてしまう苦労性の女・蓬田藤子。その隣の部屋に引っ越してきた男・仁科蒼真はとんでもなくイケメンで、しかもエリート会社員。藤子は次第に、親切で紳士的な隣人との交流に癒やされていく。なぜこんなボロアパートに越してきたのか、なぜ藤子に親身にしてくれるのか。多くを語らない仁科は、どうやらワケありのようで――? 苦労性真面目女子×ワケありハイスペ男子の胸きゅんラブコメディ! エブリスタ大人気連載、待望の文庫化。
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3.8現代人気作家7人の豪華恋愛アンソロジー 恋という言葉では到底つつみきれない、たくさんの感情と人生のシーン。 第一線の現代人気作家たちの手で紡がれる、繊細で豪華なアンソロジー! 島本理生『最悪よりは平凡』 特別な名を持つ平凡な容姿の私。唯一無二の存在になるにはどうすれば。 綿谷りさ『深夜のスパチュラ』 バレンタインに手作りチョコを!壮絶な一夜の奮闘の結果は? 波木銅 『フェイクファー』 大学の手芸サークルで知った着ぐるみの魅力。数年後…… 一穂ミチ『カーマンライン』 日米で分かれて育った双子のケントとアサミが19歳で再会した。 遠田潤子『道具屋筋の旅立ち』 容姿に関して隠したい過去を持つ優美は、初めての彼氏の言いなり。 桜木志乃『無事に、行きなさい』 アイヌの人気デザイナー・ミワと、シェフの男。レストラン改装を境に二人は。 窪美澄 『海鳴り遠くに』 夫を亡くし海辺の別荘地ですごす私は、彼女に出会ってしまった。
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3.9「おいちは江戸の女性ですが、今に繋がる生き方を貫いています」――あさのあつこ 現代女性にも通じる悩みを抱える主人公を思わず応援したくなる人気時代小説最新刊。父のような医者になりたいと願う娘おいちに、絶好の機会が訪れる。女性の医者を育てるための医塾が開かれるというのだ。おいちは、希望に胸を膨らませ、夢への第一歩を踏み出そうとする。そんななか、深川で謎の連続失踪事件が起きる。忽然と姿を消した四人に、共通点は見出せなかった。不可解な事件が気になるおいちの許に、岡っ引の仙五朗が思いがけない情報を携えてやって来る。この世に思いを残して死んだ人の姿を見ることができるおいちは、事件を解決に導くことができるのか。一方、心を寄せ合う新吉との関係も、新たな局面を迎える。仕事も家庭も持ちたいという娘の密かな願いは、叶えられるのか。人気の青春「時代」ミステリー第五弾!
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3.6ヒトとは――? 人類の本質に迫る問いにテンション高めで挑む人々のバチバチな生存競争(サバイバル)が秀逸!――冲方 丁(作家) 第21回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作です。 大学院で霊長類学を研究する季華が所属する研究室に、米国企業からコンゴでの道路建設に関するアセスメントへの協力依頼が舞い込む。 調査対象であるボノボの生息地を目指してコンゴの大地を進む調査隊。彼らは森の中から助けを求めにやってきた少年に出会う。 その矢先、調査地付近の村で人々が何者かに惨殺され――。霊長類学の聖地で繰り広げられる、衝撃のパニックサスペンス! 【著者について】 美原さつき(みはら・さつき) 1986年生まれ、大阪府大阪市出身。滋賀県立大学・滋賀県立大学大学院では環境動態学を専攻。現在は衛生管理会社に勤務。第21回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞し、本作でデビュー。
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4.3一丁の拳銃が人々の人生を変えていく! 名手が描く練達の連作短編集。 私は拳銃を構える。 恐怖にひきつった顔を思い描くだけで、胸のもやもやが晴れていく――。 久しぶりの同窓会で六本木から新宿・歌舞伎町に流れてきたものの、 泥酔して友人たちとはぐれた主婦・織江。家出少女から一万円と引き換えに 渡された包みの中身は一丁の拳銃だった! 主婦も家出少女も、カラスに悩まされる新入社員や 妻に逃げられた元警察官も――。 平凡な日常に倦んだ人々を魅了し狂わせるコルトの魔力とは? ※この電子書籍は、1998年4月に文藝春秋刊の単行本『引金の履歴』を、 2001年4月に『冷たい誘惑』と改題、文庫化された作品の 新装版を底本としています。
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4.3芸術(アート)という名のタイムカプセルが、いま開かれる――。京都国立博物館研究員の望月彩のもとに、レイモンド・ウォンと名乗るマカオ博物館の学芸員が現れた。彼に導かれ、マカオを訪れた彩が目にしたものは、「風神雷神」が描かれた西洋絵画と、天正遣欧少年使節の一員・原マルティノの署名が残る古文書、そしてそこに記された「俵…屋…宗…達」の四文字だった――。天才絵師・宗達の名画〈風神雷神図屏風〉を軸に描く冒険譚。「縦横無尽な想像力に操られたマハさんの筆致にすっかり魂を持っていかれた。カラヴァッジョと宗達を繋げてしまう発想には脱帽です」漫画家・文筆家・画家 ヤマザキマリさん推薦!
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3.8神田神保町――江戸時代に旗本の屋敷地としてその歴史は始まり、明治期は多くの学校がひしめく文化的な学生街に、そして大正十二年の関東大震災を契機に古書の街として発展してきたこの地は、終戦から一年を経て復興を遂げつつあった。その街の一隅で、ひとりの古書店主が人知れずこの世を去る。男は崩落した古書の山に圧し潰され、あたかも商売道具に殺されたかのような皮肉な最期を迎えた。古くから付き合いがあった男を悼み、同じく古書店主である琴岡庄治は事後処理を引き受けるが――直木賞作家である著者の真骨頂とも言うべき長編ミステリ。/対談=門井慶喜×岡崎武志
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4.0〈大ショックの若殿vs.逃げ切りを目指す先代〉 天下泰平260年の間に、積もり積もった藩の借金はなんと25万両! この世のものとは思えぬ巨額の負債を知った嫡男はショックで急死してしまった。 丹生山松平家12代当主は、次男三男を飛び越えて 庶子の四男・小四郎に家督を継がせて隠居すると、 ひそかに「大名倒産」の準備を進め、逃げ切りを狙う。 何も知らずに大名家の家督を継いでしまった 21歳の小四郎は、クソがつくほどの真面目さ誠実さを武器に 最大の難関・参勤交代の費用をひねり出そうと必死に奮闘するが……。 万策尽きた時、人の世を眺めていた七福神たちが動き出す!? 笑いと涙がてんこ盛りの超豪華エンターテインメント。 2023年、映画化決定! ※この電子書籍は2019年12月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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4.2その日、神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と剣崎比留子を含む九人が、人里離れた班目機関の元研究施設“魔眼の匣”を訪れた。その主であり、予言者として恐れられている老女は、来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。施設と外界を結ぶ唯一の橋が燃え落ちた後、予言が成就するがごとく一人が死に、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。さらに客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し――。残り48時間、二人の予言に支配された匣のなかで、葉村と比留子は生き残って謎を解き明かせるか?! ミステリ界を席捲した『屍人荘の殺人』シリーズ第2弾。/解説=大山誠一郎
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3.8公演直前に姿を消したダンサー。 美しき画家の弟。 代役として主役「カイン」に選ばれたルームメイト。 嫉妬、野心、罠──誰も予想できない衝撃の結末。 芦沢央が放つ、脳天を直撃する傑作長編ミステリー! 男の名はカイン。 旧約聖書において、弟のアベルを殺害し、「人類最初の殺人者」として描かれる男──。 「世界の誉田(ホンダ)」と崇められるカリスマ芸術監督が率いるダンスカンパニー。 その新作公演「カイン」の初日直前に、主役の藤谷誠が突然失踪した。 すべてを舞台に捧げ、壮絶な指導に耐えてきた男にいったい何が起こったのか? 誠には、美しい容姿を持つ画家の弟・豪がいた。 そして、誠のルームメイト、和馬は代役として主役カインに抜擢されるが……。 芸術の神に魅入られた人間と、 なぶられ続けた魂の叫び。 答えのない世界でもがく孤独な魂は、いつしか狂気を呼び込み、破裂する。 “沈黙”が守ってきたものの正体に切り込む、罪と罰の慟哭ミステリー。 『汚れた手をそこで拭かない』が直木賞候補、 『火のないところに煙は』が本屋大賞と山本周五郎賞候補。 『許されようとは思いません』続々重版中、 芦沢央が渾身の力を込めて書き上げた超傑作がついに文庫化! 「この小説そのものが、底の知れない沼のようだ。 読み始めたら、逃げられずに沈んでいく恐怖を快楽にかえて、 読み耽るしかない」──角田光代(解説より) ※この電子書籍は2019年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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4.1ロシアによるウクライナ侵攻を受けての緊急出版。 戦争を仕掛けたのは、プーチンでなく、米国とNATOだ。 「プーチンは、かつてのソ連やロシア帝国の復活を目論んでいて、東欧全体を支配しようとしている」――西側メディアでは、日々こう語られているが、「ウクライナのNATO入りは絶対に許さない」とロシアは明確な警告を発してきたのにもかかわらず、西側がこれを無視したことが、今回の戦争の要因だ。 ウクライナは正式にはNATOに加盟していないが、ロシアの侵攻が始まる前の段階で、ウクライナは「NATOの“事実上”の加盟国」になっていた。米英が、高性能の兵器を大量に送り、軍事顧問団も派遣して、ウクライナを「武装化」していたからだ。ロシアが看過できなかったのは、この「武装化」がクリミアとドンバス地方(親露派が実効支配するウクライナ東部)の奪還を目指すものだったからだ。 「我々はスターリンの誤りを繰り返してはいけない。手遅れになる前に行動しなければならない」とプーチンは注目すべき発言をしていた。つまり、軍事上、今回のロシアの侵攻の目的は、何よりも日増しに強くなるウクライナ軍を手遅れになる前に破壊することにあった。 ウクライナ問題は、元来は、国境の修正という「ローカルな問題」だったが、米国の政策によって、ウクライナ問題は「グローバル化=世界戦争化」した。 いま人々は「世界は第三次世界大戦に向かっている」と話しているが、むしろ「すでに第三次世界大戦は始まった」。 米国はウクライナ人を“人間の盾”にしてロシアと戦っているのだ。
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3.8十倉雅和氏(経団連会長・住友化学会長)、絶賛! 「住友の事業精神の原点は、ここにあった」煙害問題の解決、企業の利ではなく人々のために……。“ESGの先駆者”伊庭貞剛の生涯を描き切った感動のノンフィクションノベル。この男なくして「住友」は語れない! 幕末、志士として活動後、司法官となった伊庭貞剛は、叔父で総理事の広瀬宰平に招聘され、住友に入社する。しかし当時の住友は、別子銅山の煙害問題を抱え、さらには宰平の独断専行が目にあまるほどであった。住友財閥の中にありながらも、住友を破壊せんばかりの覚悟を持って改革に臨んだ、“住友中興の祖”とよばれる経営者に光をあてた傑作長編小説。
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3.3シャーロック・ホームズとアルセーヌ・ルパン――ミステリ史に名を刻む両巨頭の知られざる冒険譚「「スマトラの大ネズミ」事件」と「mとd」。大石内蔵助が率いる赤穂浪士の討ちいりのさなか、雪の降り積もる吉良邸で起きた密室殺人「忠臣蔵の密室」。実はシャーロキアンだったアドルフ・ヒトラーがナチス・ドイツの戦局を左右しかねない事件に挑む「名探偵ヒトラー」。日本を訪れたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が“怪談”の数々を解き明かす「八雲が来た理由」――在非在の著名人たちが名探偵となって競演する全五編。異才が虚実を織り交ぜ纏めあげた、奇想天外な本格ミステリ短編集。/解説=北原尚彦
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3.6カンボジアの地を彷徨う日本人少年は、現地のストリートチルドレンに拾われた。「迷惑はな、かけるものなんだよ」過酷な環境下でも、そこには仲間がいて、笑いがあり、信頼があった。しかし、あまりにもささやかな安息の日々は、ある朝突然破られる――。彼らを襲う、動機不明の連続殺人。少年が苦悩の果てに辿り着いた、胸を抉る真相とは? 激賞を浴びた第5回ミステリーズ!新人賞受賞作「砂漠を走る船の道」を巻頭に据え、連作化した『叫びと祈り』で2011年本屋大賞にノミネートされた俊英が放った、渾身の第一長編。第16回大藪春彦賞受賞作。/解説=吉田伸子
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3.5その日、首相官邸は戦場と化した! 日本初の女性首相とアメリカ国務長官が首相官邸で会談中に、テロ集団が官邸を占拠。首相と国務長官が人質となる。女性で初めて首相付きのSPとなった明日香が、重傷を負った上司の指示のもと、たった一人でテロ集団に立ち向かうことに。官邸の外では日米の救出部隊が一枚岩になれず揉めるなか、アメリカ大統領をも巻き込むテロ集団の意外な目的が明らかになり……。政府の指示系統崩壊、アメリカ軍の介入、その混乱に乗じるテロ集団。しかし、明日香の行動が少しずつテロ集団の計画に狂いを生じさせていく。日本の安全保障政策に警鐘を鳴らす衝撃のクライシス小説。 【※本書は、2018年6月にPHP研究所から刊行された『官邸襲撃』に加筆・修正し、文庫化したものです。】
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3.0日韓請求権協定に関わる報道に接して、韓国人の法意識に疑問を持つ人は少なくない。著者は韓国は法よりも道徳にこだわる国だと説く。朱子学の影響で、韓国では道徳は敵を叩き潰すための武器になっている。また、韓国の前近代が王朝であり、日本の前近代が封建社会であったことの違いも大きいといえる。道徳にこだわる社会であるために、民主主義という概念に対する捉え方も、日本と韓国では異なる。韓国における民主主義は、「道徳的社会を実現する」ためのシステムと見なされている。ただし「法を軽視する韓国の民主主義はレベルが低い」と考えるのは危険である。韓国の法曹的能力は高く、「法」に関する世界の最先端のトレンドに敏感である。その一方で、著者は韓国を国家と思わず、一つの「運動団体」と捉えたほうがよいと説く。韓国の実像は、日本ではまだまだ知られていない。韓国を知悉する東アジア思想研究者が、この国を理解するための視座を提供する一冊である。
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3.0高校の同窓会に出席する予定の小説家・日能は、幹事から衝撃の事実を聞く。ずっと亡くなったと思っていたクラスメイトが、実は生きていたのだ。何をどう勘違いしてそう捉えていたのか、訝しみながら同窓会当日を迎えると、さらに謎は深まるばかり……「蓮華の花」。数年ぶりに訪れた書店で購入した文庫本に、謎のメッセージが挟まれており、そこから小学生時代のある出来事に結びつく「時計じかけの小鳥」。師と仰ぐ、都筑道夫の代表作〈退職刑事〉シリーズのパスティーシュ、「贋作『退職刑事』」など、論理的な謎解きにこだわった、六編を収録。/【収録作】蓮華の花/卵が割れた後で/時計じかけの小鳥/贋作「退職刑事」/チープ・トリック/アリバイ・ジ・アンビバレンス/集英社文庫版解説=巽昌章/創元推理文庫版解説=阿津川辰海
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3.7菖蒲長屋で赤子を産み落とし、消えた女――。不思議な能力を持つ娘おいちは、その女の聞こえるはずのない叫びを聞いてしまう。岡っ引・仙五朗らと力をあわせ、女を捜していたおいちのもとに、女が惨殺され、無残な姿で見つかったとの報せが――。傷痕から見えてきた女の正体、女が抱えていた事情、そして母を亡くした赤子の運命は? 一方、松庵のもとには、老舗の薪炭屋の主人と内儀がやって来て、母おきくの病を治してほしいと懇願する。一見、なんの関係もないかに思われた二つの出来事だが――。父・松庵のような医者になりたいと願うおいちは、夢に向けた一歩を踏み出すことができるのか。そんなおいちに想いを寄せる新吉、凄腕の岡っ引・仙五朗、そして個性的なキャラである伯母のおうたも健在。人気の青春「時代」ミステリー第四弾。
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4.1高校最後の文化祭当日、菜月は屋上でクラスメイトの拓未に告白された直後、人生3度目のタイムリープに巻き込まれた。この状態になった菜月は同じ1時間を5回繰り返し、最後の出来事が確定事項となるのだ。その1回目、菜月が告白されるより前に拓未は転落死してしまう。同じことが操り返されるはずだったのに、いったい何が起きたのか? 菜月は残り4回のタイムリープのなかで、拓未が死なない方法を探して奔走するが……。他人に心を開けない女子高生がクラスメイトを救うために校舎を駆けめぐる、鮮やかな学園タイムリープ・ミステリ登場。/【目次】プロローグ/第一章 繰り返しの時間/第二章 文化祭の幕開け/第三章 起こるはずのない事件/第四章 深まる謎/第五章 彼女の時間/解説=村上貴史
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3.0コロナショック前の2019年、京都市の観光客数は5352万人。うち外国人宿泊客は380万人で、38万人だった2001年の実に10倍。なぜこの街は人を魅了するのか。京都を知り尽くす作家が、独特の魅力を創る力の正体に迫る。平安時代の遺構がほとんど残っていないのにもかかわらず古都のイメージを生み出す「イメージ力」、旅人の心に響く「言葉力」、客が店を育てる「美食力」、既存の価値あるものにちゃっかり乗っかる「便乗力」、さらに疫病や災厄に負けない「厄除力」「リセット力」……。京都人気にまつわる都人の本音も随所に飛び出す、「京都力」徹底分析エッセイ。【本書から聞こえてくる、京都人のつぶやき】●錦市場て、もともと観光客が来るようなとことちゃいまっせ ●〈一見さんおことわり〉てな店、めったにありまへんで ●最近、〈出汁巻きタマゴサンド〉を出すお店が増えましたなぁ ●「鯖寿司」って知らん間に京都の名物になったなぁ ●あの老舗料亭はんがラーメン売り出さはったんやて!
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3.7H大に通う中辻恵麻が、学生部の女性職員から無理矢理に紹介された、大型複合商業施設の忘れ物センター──届けられる忘れ物を整理し、引き取りに来る人に対応する──でのアルバイト。引っ込み思案で目立たない、透明なセロファンのような存在の私に、この仕事を紹介したのはどうして? キーホルダーや手袋など、なぜこんな他愛のない物を引き取りに来るの? 忘れ物の品々とその持ち主との出会い、センターのスタッフとの交流の中で、強張っていた心がゆっくりとほどけていく恵麻だが──。六つの忘れ物を巡って描かれる、心に染みる連作集。/【目次】妻の忘れ物/兄の忘れ物/家族の忘れ物/友の忘れ物/彼女の忘れ物/私の忘れ物/エピローグ/解説=若林踏
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4.1マリアと漣は大規模な希少動植物密売ルートの捜査中、得意取引先に不動産王ヒューがいることを摑む。彼には所有高層ビル最上階の邸宅で、秘蔵の硝子鳥や希少動物を飼っているという噂があった。ビルを訪れた二人だったが、そこで爆破テロに巻き込まれてしまう! 同じ頃、ヒューの所有するガラス製造会社の関係者四人は、知らぬ間に拘束され、窓のない迷宮に軟禁されたことに気づく。「答えはお前たちが知っているはずだ」というヒューの伝言に怯えて過ごしていると、突然壁が透明に変わり、血溜まりに横たわる男の姿が!? 好評シリーズ第3弾!/解説=宇田川拓也
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4.2終戦から間もない降誕祭(クリスマス)前夜、焼け跡の残る横浜・中華街の片隅で、隻腕の男が他殺体となって見つかる。犯人と思しき女性は更に娼婦を殺したのち自らも崖に身を投げて、事件は終結したかに見えた。しかし、二十年以上の時を経て、奇妙な縁からひとりの小説家は、殺された隻腕の男が陸軍大尉で、才能あるピアニストでもあった事実を知る。戦争に音楽の道を断たれた男は、如何にして右腕を失い、名前を捨て、哀しき末路を辿ったのか。そして、遺された楽譜に仕組まれたメッセージとは──美しき暗号が戦時下の壮大な犯罪を浮かびあがらせる推理長編。/解説=米澤穂信
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5.0櫻井よしこ氏、推薦! 2020年7月30日、李登輝元台湾総統が逝去した。台湾と日本を心から愛し、多くの国民から尊敬された希代の指導者は、いかなる人物だったのか? 本書は、李登輝氏がまだ総統の在任中に、自身の生い立ちや思想、哲学に加え、日本へのメッセージなどを熱く語った1冊である。「なぜ、奇跡のような台湾民主化を実現できたのか?」「なぜ、1人の血も流さない革命を起こせたのか?」など、本書を一読すればその答えが理解できる。著者と生前に交流があった作家・門田隆将氏による解説付き。 「この文庫化は、前年に逝去した李登輝を悼むメモリアルといった理由だけではない、と私は考える。李登輝は、日本も台湾も同じくらい心から愛した。同時に、日本に心から期待を寄せていた。そんな李登輝が、やむにやまれず警世の書として日本人に贈った本書であるから、その言葉のひとつひとつが新鮮な輝きを持って、私たちに問いかけるのである」(本書「序文」〈早川友久〉より抜粋)
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5.0第七回歴史時代作家クラブ賞作品賞受賞作。 江戸っ子に人気を博した浮世絵。絵が好きで、絵を描くこと以外なにもできない絵師たちが、 幕末から明治へと大きく時代が変わる中、西欧化の波に流され苦闘しながらも絵を描き続ける姿を描く長篇小説。 文久元年(1861)春。大絵師・歌川国芳が死んだ。 国芳の弟子である芳藤は、国芳の娘たちに代わって葬儀を取り仕切ることになり、 弟弟子の月岡芳年、落合芳幾、かつては一門だった河鍋狂斎(暁斎)に手伝わせ無事に葬儀を済ませた。 そこへ馴染みの版元・樋口屋がやってきて、国芳の追善絵を企画するから、絵師を誰にするかは一門で決めてくれ、と言われる。 若頭のような立場の芳藤が引き受けるべきだと樋口屋は口を添えたが、暁斎に「あんたの絵には華がない」と言われ、愕然とする――。 人徳はあるが、才能のなさを誰よりも痛感している芳藤。 才能に恵まれながら神経症気味の自分をもてあましていた芳年。 時代を敏感に察知し新しいものを取り入れるセンスがありながら、己の才に溺れた芳幾。 “画工”ではなく“アーティスト”たらんとした暁斎。 4人の個性的な絵師たちを通して、死ぬまで絵筆をとろうとする絵師の執念と矜持に迫る力作。 解説・岡崎琢磨 ※この電子書籍は2017年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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3.8「自分一人ぐらいは」という心理が集団全体にとっての不利益を引き起こす社会的ジレンマ問題。違法駐車、いじめ、環境破壊等々、現代社会で起こっている多くの問題はこの「社会的ジレンマ」と見ることができる。著者は数々の調査・実験・シミュレーションから、人間は常に自分の利益を大きくすることだけを考えて「利己的」な行動をとるわけではなく、多くの場合、「みんながするなら自分も」という原理で行動することを明らかにした。そしてこの「みんなが」原理こそが人間が社会環境に適応するために進化させてきた「本当のかしこさ」ではないかと指摘する。『信頼の構造』『安心社会から信頼社会へ』などの話題作を発表し、心と社会との関係について、認知科学・心理学・社会学・経済学など多方面からユニークな研究を展開する著者。本書も、これからの社会や教育のあり方を考える上で、お説教的な精神論の限界を乗り越える重要なヒントを与えてくれる。
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4.3「交渉」というと難しく感じるかもしれないが、要は「話をまとめる力」だ。(中略)何か達成したい目標がある時、相手を説得し、対立する意見をまとめていく交渉力の有無が、結果を左右する。どんな職種・役職であれ、何かを成し遂げるために必須となるのが交渉力だ。――「はじめに」より 38歳で大阪府知事、42歳で大阪市長となり、百戦錬磨の年上の部下たちをまとめ上げ、大阪の改革を断行した著者。その「実行力」の裏側にあったのは、弁護士時代から培われた、たぐいまれなる「交渉力」だった。同じ話し合いでも、伝え方や考え方を変えれば、結果はがらりと変わる。本書では、人を動かし、人に強くなるための「交渉思考」の極意を全公開。数々の修羅場をくぐりぬけてきた著者が「僕の30年の集大成」と言う本書。橋下徹が初めて明かす、超・実践的交渉術。 〈目次より抜粋〉●第1章 「最強の交渉術」とは?――交渉に勝つための原則を知る ●第2章 交渉は始まる前に9割決まる――修羅場から体得した「橋下流交渉術」の極意 ●第3章 要素に分解すれば、交渉は成功する――交渉の成否を決める分岐点 ●第4章 前代未聞の交渉を成立させた秘訣――目標を成し遂げるために、いつ何をすべきか ●第5章 「力」を使い「利益」を与える――公明党、国とのガチンコ交渉の舞台裏 ●第6章 トップの「実践的ケンカ交渉術」に学べ――日本の交渉力を高めるために
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3.9子供の頃からの夢「ドラえもんをつくる」ために、神経科学や認知科学を武器に本気で最新のAI開発に取り組む、新進気鋭の研究者が語る人とロボットの未来論。漠然と「ドラえもんをつくりたい」と夢見ていた著者。小学生のころからロボットをつくり始めて大学在学中から本格的に研究を行い、「みんなとドラえもんをつくる」ことを決意する。単なるロボットとしてではなく、人とのかかわりや人間がもつ感情や心に注目。「人間」を徹底的に研究し、最新のAIやHAIをもとに、本気で「ミニドラ」づくりに取り組む。各分野のエキスパートや仲間の力を借りて、誰にも相手にされなかった夢を一歩ずつ現実に近づけていく。 【目次より】●序章 人を幸せにする心をもった存在 ●第1章 現在のAIはどこまでできるのか? ●第2章 ドラえもんはこうしてつくる ●第3章 ミニドラのようなロボットを、みんなで育てる ●第4章 仲間とつくるドラえもん ●第5章 HAIのテクノロジーが日本から世界へ
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4.5教皇、皇帝、国王、貴族という一握りの特権階級が支配者だった頃のヨーロッパ。人々は「人殺し」に明け暮れていた。彼らの日常は「戦争」とは異なる、単なる殺し合い。平和は束の間の安らぎにすぎなかった。血に飢えたライオンよりも野蛮な世界である。この「国」という概念すらない16世紀に生まれながら、「戦争にも掟(ルール)がある」という英知を著す信じ難い学者がいた。その名もフーゴー・グロティウス。彼の思想はのちにウェストファリア体制として実り、国際法の原型となる。天才グロティウスが混沌のなかに見出した「法」を日本一わかりやすく読み解く。なぜ日本人が『ウェストファリア体制』を学ぶべきか。第一の理由は、『ウェストファリア体制』が日本人が野蛮な世界で生き残るのに必要な武器だから。第二は、この掟(ルール)が日本人の手によって全人類が守るべき文明の法となったからである。この事実を知らないことが日本の罪なのである。
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3.4大野和基 / ポール・クルーグマン / トーマス・フリードマン / デヴィッド・グレーバー / トーマス・セドラチェク / タイラー・コーエン / ルトガー・ブレグマン / ビクター・マイヤー=ショーンベルガー1巻850円 (税込)経済学者シュンペーターは「資本主義の欠点は自ら批判されたいと願っている点だ」と述べた。批判すらも飲み込み自己変容を遂げていく「未完」の資本主義。とりわけ近年は、テクノロジーの劇的発展により、経済の形が変わり、様々な矛盾が噴出している。本書は、「テクノロジーは資本主義をどう変えるか」「我々は資本主義をどう『修正』するべきか」について、国際ジャーナリスト・大野和基氏が、世界の「知の巨人」7人に訊ねた論考集である。経済学、歴史学、人類学……多彩な視座から未来を見通し、「未完」のその先の姿を考える、知的興奮に満ちた1冊。
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3.9大野和基 / ジャレド・ダイアモンド / ユヴァル・ノア・ハラリ / リンダ・グラットン / ニック・ボストロム / ダニエル・コーエン / ウィリアム・J・ペリー / ジョーン・C・ウィリアムズ / ネル・アーヴィン・ペインター1巻850円 (税込)『銃・病原菌・鉄』のジャレド・ダイアモンド氏、『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』のリンダ・グラットン氏、『サピエンス全史』のノア・ハラリ氏……。世界最高の知性たちは、現代の難問と世界の未来について何を語るのか。 ●資源を巡り、文明の崩壊が起きる ●“役立たず階級”が大量発生する ●人生百年時代と都市集積が到来する ●デジタル経済では、人類とサイボーグが融合する――など、慧眼の士が、それぞれの見立てを披露する。それは時にショッキングな内容であり、時に思いもよらない視座をもたらしてくれる。AI(人工知能)と格差が勃興する現代において、私たちはどう考え、何をなすべきか? 知の頂上から見通す未来は、今を生きるわれわれに重要な示唆を与えてくれる。
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3.7「あそこには、人を喰らう鬼がいるんです」江戸深川界隈で立て続けに起きた夜鷹殺しに怯える女の、悲痛な叫びがこだまする。そんななか、この世に思いを残した人の姿が見えるおいちの前に、血の臭いをまとった男が現れる。商家の若旦那だというこの男は、亡き姉の影に怯えていた。おいちに助けを求めてきた男は、事件に関係しているのか、それとも――。腹を裂くという猟奇的な手口に衝撃を受けたおいちは、岡っ引の仙五朗と力をあわせ、ある行動に出るのだが……。父・松庵のような医者になりたいという思いを胸に秘め、18歳になったおいちは、事件の糸口を見つけ、解決することができるのか。生き方に悩みながらも、強く生きたいと願う女性を描いて人気の青春「時代」ミステリーシリーズ第三弾!
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3.5商品の価値を「見つけ」「引き出し」「つなぐ」――クライアントの声を聴き、すべての「想い」を集約させ、いかに唯一無二のデザインをつくりだすか。「明治おいしい牛乳」「ロッテキシリトールガム」……ロングセラーとなった商品とデザインの秘密を初公開! 社会と接点がないデザインというものはない。「デザイン家電」「デザイナーズマンション」……。「デザイン=特別なもの」という視点ではなく、身の回りを眺めると、生活のあらゆるところにデザインは存在している。本書では「価値はすでにそこに存在している」と語る著者が、如何にしてデザインを学び、デザインとは付加価値を与えるものではない、というデザイン論にどのように辿りついたのかを、自身が携わった仕事を振り返りながら明らかにする。クライアントと共に商品の魅力をいかに引き出すか――その思考とプロセスは、モノづくりにかかわるすべての人に共感をもって読まれるに違いない。
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3.8昨日、女子大生の圭子は最愛の恋人・朗から、突然の別れを告げられた。自分は癌にかかっていて余命いくばくもない、というのだ。茫然自失する彼女の耳に、同時にこんなニュースもとどく。“1週間後、地球に隕石が激突する。人類に逃げ延びる道はない”。――圭子は決意した。もういちどだけ、別れていった朗に会いに行こう。そして練馬の家から、彼の住む鎌倉をめざし、彼女は徒歩で旅をはじめたのだった。道中で圭子が出会う4人の物語を織りこんで紡がれる名作破滅SF。――来週、地球が滅びるとしたら、あなたはどうやって過ごしますか?/解説=東浩紀
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3.6「おいちちゃん、怖いよ。助けて……」。――胸騒ぎを覚えたおいちは、友のもとに駆け付けるのだが。本書は、この世に思いを残して死んだ人の姿を見ることができる娘・おいちが、その能力を生かし、岡っ引の仙五朗とともに、複雑に絡んだ因縁の糸を解きほぐしていく好評「おいち不思議がたり」シリーズ待望の新作。江戸深川の菖蒲長屋で、医者である父・松庵の仕事を手伝うおいちは17歳。父のような医者になりたいと夢を膨らませているのだが、そんなおいちの身にふりかかるのは、友の死、身内の病、そして自分の出生の秘密にかかわる事件等々。おいちは、様々な困難を乗り越え、亡き友の無念を晴らすことができるのか。悩みながらも強く生きたいと願う主人公を書いてきた作家・あさのあつこの青春「時代」ミステリー第二弾! 解説は、作家の小松エメル氏。
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5.0急転直下の「日韓合意」直後に実施された北朝鮮の水爆実験、そして「中韓蜜月」の終わりへ――わずか数カ月で激変した東アジアの勢力争いの本質を見逃すな! 反日政策を貫く朴槿恵政権が続くかぎり、解決の糸口すらみえなかった従軍慰安婦問題。だからこそ、2015年末の「日韓合意」は両国民に衝撃を与えた。合意によってボールは韓国に投げられたが、国家の名誉にかけて韓国がその合意を守れるかどうか、日本人は注目している。一見すると、感情で動いているかのような韓国外交だが、じつは合理的な戦略に基づいた判断を行なっている、と武貞氏はいう。中国の台頭、日本の衰退という状況下、自信をつけた李明博政権が目論んだ「日本外し」。もちろん朴槿恵政権も、その方針をしっかり受け継いだ。しかし、どこでその勝算は狂い、韓国は「日韓合意」へと舵を切ったのか。その背景を丹念に検証しながら、日本、韓国、中国、北朝鮮、そしてアメリカというアクターたちが、今後、極東で演じる勢力争いの構図を本書は描き出していく。そこで、わが国のとるべき国家戦略がなぜ「強すぎる日本」なのか、ということも、読了後、腑に落ちることだろう。日韓の軍事・外交情勢を知り尽くした専門家が、日韓関係の現在地と未来を語り尽くした。〈目次〉第1章 画期的だった「日韓合意」の背景/第2章 李明博政権から始まった「日本外し」/第3章 異変を起こしはじめた韓国経済/第4章 そして朴槿恵政権は「反日」をあきらめた/第5章 数カ月で激変した東アジアの国家勢力図/終章 いまこそ「強すぎる日本」を建設せよ
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3.8仕事や家事、育児などで失敗をして、周囲に迷惑をかけていると思った時。なかなか恋愛の相手が見つからない時。長年連れ添った家族との関係にひびが入った時。練習したのに、スポーツや楽器で結果を出すことができなかった時。そうした時に、一時的に「自分はダメだ」と思ってしまうのは誰にでもあることだ。だが、そうした失敗や困難を後々まで引きずって、自分を責めずにはいられなくなると問題である。一方で、他人のせいで「自分が悪いのだ」と思い込んでいる人もいる。あなたが罪悪感を持っているのは、親の教育の影響かもしれないし、周囲の誰かが巧妙に罪悪感を投げつけているのかもしれない。なかには「道徳的マゾヒズム」といって、いつも一定量の苦悩を持っていないと気がすまない人もいる。こうした罪悪感の深層が明らかになれば、人生が楽になるはずだ。そのためのヒントを、精神科医が自らの体験を踏まえて語る。
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4.3まじめに、コツコツ、会社を沈めていませんか? 「このままではダメなんじゃないか」とみんながうすうす感じている。けれども目の前の業績目標に追われて、まじめにコツコツ頑張りつつも、中長期的には会社を沈める方に進んでしまっている。気づいているのに「言っちゃいけない」「どうしようもない」とみんな黙っている……。本書では、そんな会社をパワフルに生まれ変わらせるための方法論を、会社がガラッと変わる瞬間を数多く見てきた「組織開発のプロ」が伝授。まず前半で、ほとんどの日本企業が陥っている悪循環のパターンと、その背後にある「囚われ(不合理な思い込み)」を解明。さらに後半では、悪循環と閉塞感に陥っていた組織がいかにして変わっていくか、そのプロセスとポイントを明示する。裏で愚痴を言うだけの「社内評論家」から脱却して、本当に組織を良くするための具体的プロセスがわかる本。あなたのちょっとした行動が、社員の誰もが抱えるムズムズ・モヤモヤ感を打ち破る! 『こんなに働いているのに、なぜ会社は良くならないのか?』(PHPエディターズグループ刊)を改題、再編集。
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4.0ノバルティス社のデータ改竄(かいざん)なんてかわいいものだった――なぜ、科学者たちはうそをつくのか。STAP細胞事件、ノバルティスファーマのデータ改竄事件、厚労省が記者発表したギャンブル依存症問題……とにかく捏造や不正が多すぎる。日本では犯しやすく、発覚してもペナルティが甘いからではないか。そして、根本的なところでは、日本の「複雑怪奇な研究費助成システム」が原因といっていい。研究者たちはどうやって人を騙すのか。どう切り抜けようとするのか。本書では、世間を騒がせた事件を中心に解説し、現状を暴いていく。どこまでが単なるミスで、どこからが犯罪になるのか。過失と不正の評価をわかりやすく表にした。絶対にやってはいけない掟とは何か明らかにする。
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3.8歴史の中で誰が本当の英雄なのかを見極めるポイントは、「その時代においては何が常識で、何が非常識なのか」見極めることです。戦国レースのツートップ、織田信長も毛利元就も当時の人々にとっては非常識な人でした。今、私たちが彼らにそれほどの非常識さを感じないのは、彼らが非常識なことを行い、日本人の価値観を作り替えてしまったからなのです。歴史から真実を汲み取るためには、今の自分たちの価値観や感覚で史料をみるのではなく、当時の人の感覚で見ることです。――本文より抜粋道鏡、平将門、足利尊氏、彼らは日本三悪人とされた人物たちです。しかし、現在ではその評価は大きく変わっています。このように正史は常に正しいと思っていると、歴史の真実にたどり着くことはできません。むしろ正史の矛盾を追及していくことこそ真相への近道だと著者は語ります。歴史を学ぶだけでなく、自分で考え推理する力を養う特別授業。天智天皇から毛利元就まで、「間違いだらけの人物像」を覆す!
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4.1日本の起源を記す最古の歴史書『古事記』。難しそうに思えるかもしれないが、その内容は冒険と色気にあふれた一大スペクタクルだ。本書は、そんな『古事記』を、この上なく平易で明るい解説とツッコミ満載で紹介する。たとえば、イザナギとイザナミにアマテラス、スサノヲ、ヤマトタケルなど、名前は聞いたことがあるけど「何をしたのか、いまいちピンとこない」神様や人物たちを電子書籍限定でカラー化されたイラスト満載で大紹介。「稲羽のシロウサギ」「海幸彦と山幸彦」など、知っているようで知らないエピソードもばっちり収録! 日本神話を、笑いながら味わおう!
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4.4著者はいう。日本からみた世界はいま、中国とアメリカによって説明されることがほとんどだ。しかしいま、ほんとうに必要なのは日本から世界をどうみるか、という視点ではない。中国が日本や世界をどうみているのか、あるいはその主語を韓国や北朝鮮に入れ替えたとき、彼らが何を考えているのか、である。そうした問題意識のもと、本書は独自情報や現地発の報道を立体的かつ丁寧に組み上げながら、東アジア情勢がどのような力学によって、どちらに動いているのかを明らかにしていく。その視点の基礎を成す要素は「価値観」ではなく、各国の「利害」だ。日中関係はなぜいま改善しているのか、中国が図ろうとしている「脱露入米」とは何か、イギリスはどうしてAIIB(アジアインフラ投資銀行)に参加したのか、日朝交渉が必ず行き詰まるのはどうしてか……その答えが日本メディアの論調とは大きく異なることに、読者の方は驚くことになるだろう。ならば、その新潮流のなかで「価値観外交」を全面に掲げる安倍政権の手法はそこまで効果的なのか。日本外交に対する痛烈な示唆までをも含みながら、中国を知り尽くした気鋭のジャーナリストが描き出す極東コンフィデンシャル。
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4.0ニーチェの真意、ハイデガーの試み、ケインズの卓見……20世紀はあらゆる哲学、思想、社会運動が「ニヒリズム」と対峙した時代であった。本書は京都大学における「現代文明総論」講義をまとめたもの。現代の先進国に生きるわれわれは、かつてなく自由になり、便利で快適な生活環境を実現してきた。しかし、本当に、われわれは「善き社会」を実現できているのか? 西田幾多郎と「近代の超克」について論じた京都大学最終講義を収録。解説・松原隆一郎。
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4.2養老孟司氏(東京大学名誉教授)絶賛!……「中華思想」に中国自身がいかに縛られてきたか。その切ない歴史と現代中国の考え方がよくわかる。国際的な常識を決して守らず、力によって現状を変更しようとする中国の振る舞いは、もはや日本人にとってお馴染みにすらなっている。その一方で、そうした中国の「異常性」の本質がどこに由来しているのか、ということを、自信をもって答えられる人は多くないだろう。その本質を理解するためには、「中華秩序」によって生み出された中華帝国自身の盛衰と、周辺国家を含む極東の興亡史を知る必要がある、と著者はいう。始皇帝の時代から習近平率いる現代中国まで、2000年の中華帝国史を一気に概観したとき、そこからどのような「歴史の法則」がみえてくるのか。その答えは本書に譲りたいが、一つだけいうならば、「中華秩序」の構築とは見栄の問題ではなく、その構築に失敗した国や皇帝はあっという間に滅ぼされる、という残酷な事実がそこにある、ということだ。それがわかれば現代中国がなぜ、異常なまでに海洋進出に固執するか、という理由もわかるはずである。そうした「中華秩序」に対して、ある国は徹底的に従属し、ある国は反発し、ある国は距離を置いた。その「歴史の法則」がいまでも変わらないことに、あらためて読者は驚くはずだ。ならば、膨張を続ける中国に日本はどう立ち向かうべきか。山本七平賞作家が満を持して放つ、語られざる斬新な極東興亡史。
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