憲法九条の軍事戦略

憲法九条の軍事戦略

836円 (税込)

4pt

3.7

尖閣諸島の問題へ関心が集まるなか、
「憲法九条を改正し、軍備をもてる普通の国になろう」という論調が強まっている。
そこには、九条が日本の軍事戦略の足かせになっているという認識がある。
しかし、「九条の優位性を生かした軍事戦略」の形も可能ではないのか。
軍事を全否定するのではなく、護憲の外交戦略とセットになるような軍事戦略を論じることで、
国防軍構想や日米安保依存を超えた、新しい日本の姿を提示する。

内田樹氏も推薦!!
「『自分の国は自分で守る』という常識的立場から対米従属派の没論理をきびしく批判する。
九条と防衛の両立をめざす実にプラグマティックな論考。
誰かがこういう本を書かなければならないと思っていたら松竹さんが書いてくれました」

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憲法九条の軍事戦略 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    改憲派にも、護憲派にも、どちらにも薦めたい一冊。
    アメリカに追従しない、平和を誇り、専守防衛を実現する、世界を牽引する存在としての日本の役割を可能性として捨てずに追究していかねば。

    0
    2013年04月25日

    Posted by ブクログ

    日本には憲法9条がある。世の中には憲法9条改定の流れと、9条を変えずに守ろうとする両派の対立が存在し、両派の意見をベースとする書籍や評論も多く存在する。前者であれば自衛隊の存在意義や海外の支援活動を活発化し、国際的に協調路線を取るような意見が多く、後者は日本が太平洋戦争から立ち直り、現在もなお平和を

    0
    2023年06月27日

    Posted by ブクログ

    尖閣騒動以降、書店にはやたら勇ましい内容の本が並ぶが、一方で護憲勢力もこれまでの理想主義を繰り返すのみ。結局どっちにもシンパシーを抱けずにいたのだが、本書は現在の東アジア情勢を踏まえた現実的な視点を導入しつつ、9条を梃子に今後の日本のとるべき軍事戦略を探ろうとしており、ある程度共感できた。

    現状の

    0
    2013年10月29日

    Posted by ブクログ

    このアイディア自体はおれが三年くらい前に小論文にまとめたようなもの。
    国際法と専守防衛にそれほど乖離がないが、必要最小限度の防衛力しか持てず、集団的自衛権を行使できないことが制約だが、実は優位性になりうる。軍備登録制度の採択や小型武器問題で日本が重要な働きができたのは、自国の制約が他国の規制を要求す

    0
    2013年08月22日

    Posted by ブクログ

    現在、一方では、尖閣を日米安保条約第五条(共同防衛)の適用地域とする一般的な日米合意がある。しかし、他方では、日米政府間の合意文書「日米同盟:未来のための変革と再編」(2005年10月29日)によると、"島しょ防衛は自衛隊の仕事"だと取り決められており、オスプレイどころか在日米軍

    0
    2014年02月05日

    Posted by ブクログ

    物騒なタイトルだが、「軍事力を強化して、日本も戦争の出来る国にしよう!」という本ではない。また、私自身も戦争には絶対反対の立場であるが、ここ数年で日本国内の空気がはっきりと変わってきたと感じている。
    「戦争は嫌だけど、色々考えると、日本も軍事力を強化した方がいいんじゃないか?(軍事力の強化もやむを得

    0
    2013年08月11日

    Posted by ブクログ

    著者はジャーナリストというふれこみだったので、ネット検索してみれば、K産党候補にもなる左派の人でした。そのせいか、ガチガチでは無いにしろ、一歩引いてもやはり理想論としか捉えられない。だが、第9条の戦略を達成するために自衛隊を合法化したり、将来的にアメリカを説得して在日米軍の規模縮小、日米安保破棄を目

    0
    2013年07月20日

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