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  • 決戦!関ヶ原 徳川家康編 人を致して

    決戦!関ヶ原 分冊版

    小説・文芸
    -
    1~7巻202円 (税込)
    幼少期は人質として、成年しても織田信長や豊臣秀吉、はたまた口うるさい家臣にまで"使われてきた"苦労人の徳川家康。秀吉が死に、ようやく天下取りのチャンスがまわってきた家康の屋敷を、"あの男"が訪ねてくる。
  • 蹴れ、彦五郎

    蹴れ、彦五郎

    小説・文芸
    4.3
    1巻1,100円 (税込)
    今川義元の子・氏真 北条家の四男・氏規 信玄の長子・義信 ――知られざる傑物に光をあてる 今村翔吾、初の短編小説集 父義元を討たれ、今川彦五郎氏真は家督を継ぐ。しかし、隣国に圧迫され没落の一途を辿ってしまう。 そんな暗愚と評される氏真を、妻の由稀だけは信じていた。苦難の中、氏真と由稀は近江で童たちの師となり、未来に明るい光を見る。だが、童らに悲劇が――。 蹴鞠と和歌を愛す氏真が、天下人信長に示した心意地とは(「蹴れ、彦五郎」)。 誰もが持つ、輝く才を描いた八編。
  • 剣風の結衣

    剣風の結衣

    小説・文芸
    4.3
    1巻814円 (税込)
    戦国期、激化する一向一揆衆弾圧のため、信長軍が越前に攻め入る。信仰の名のもと、戦に駆り出される罪なき民と、蹂躙される村々。十六歳の結衣が暮らす長閑な村も、侍に襲われる。村人が逃げ惑う中、平凡な少女だったはずの結衣は、次々と敵を斬り殺していく。圧倒的な強さを秘めた彼女には、封印されたおぞましい過去があった――。波乱の時代を駆け抜けた少女の過酷な運命を描く、傑作歴史長編。
  • 源匣記 獲生伝

    源匣記 獲生伝

    小説・文芸
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    人知を超える力を持つ「小匣」を有する真族により村を焼かれ、両親を目の前で殺されてしまった少年がいた。その名も、木曾捨丸。被征服民出身の彼は、時を経て、復讐のために立ち上がる。真族の賊から小匣を略奪し、獲生と名乗りを変えた捨丸は、真族の領地へ乗り込んだ。波乱の時代の中で、一兵卒から仲間とともに一大勢力を築き上げていく獲生だったが、真族の王が起こした蛮行と、軍の中で切磋琢磨しあった友・転疾がもたらす驚愕の事実を前に、事態は風雲急を告げる!幾度となく訪れる試練と戦いの果て、千年にわたる王朝史が大きく書き換わる――!「匣」により超能力を得た若き帝vs. 千年にわたる被征服民の復讐者大陸の覇権を巡って、かつての友が真っ向勝負!超弩級の日華融合ファンタジー大戦!
  • 匣真演義 姫賊 僑燐伝

    匣真演義 姫賊 僑燐伝

    小説・文芸
    4.0
    1巻2,420円 (税込)
    匣(はこ)に刻まれた一字は己の運命。 その字に従うか、刃向かうか――。 少女は国を「盗」み、世界の命運を一変させる。 新時代の王道中華ファンタジー、ここに開幕。 大陸の中央に巨大な匣「源匣(げんこう)」がそびえるその国は、代々、真族(しんぞく)と呼ばれる者たちが治めていた。 人々はみな生まれた時に、小さな匣を与えられる。 小匣は決して開くことはなく、ただ一つの文字が刻まれているのみである。 だが、この一字こそが己の運命であり、時には持ち主に不可思議な力を与えるという。 大陸一の港町・顎港(がくこう)の路地裏で育った少女僑燐(きょうりん)は、 四人の兄妹と共に育ての親を殺め、彼が頭目を務めていた盗賊団を乗っ取った。 僑燐の持つ一字は、「盗」。 姫賊(きぞく)・僑燐の名が国中に知れ渡るとき、歴史がうねりを上げて動き始める。 構想10年、物語年表は1000年分。謎に満ちた巨大な物語の渦に巻き込まれる!
  • 孤剣の涯て

    孤剣の涯て

    小説・文芸
    3.0
    1巻950円 (税込)
    家康が呪われた。謎の呪詛者を宮本武蔵が追う! 満場一致で第12回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞! 徳川家康にかけられた「五霊鬼の呪い」。 どんでん返しの連続! 謎の呪詛者の正体を宮本武蔵が追う──! 大坂の陣前夜、天下統一を果たした家康を呪詛した「呪い首」が発見される。 呪いをかけた者を突き止め、生け捕りにする依頼を受けた武蔵。 太平の世も近づき、己の剣はもはや時代遅れになったことを痛感し、 依頼を拒んだ武蔵だったが、 たった一人、自分を一途に慕っていた弟子が呪詛者に惨殺されたことを知る……。 乱世が終焉を告げる中、滅びゆく者たちの最後の戦いが始まる。 血湧き肉躍るエンターテインメントにして、読む者の心を震わせる傑作。 五霊鬼の呪いの言い伝えとは── 一、諱(いみな)を刻まれた者は二年のうちに呪い殺される。 二、呪いを解くには、妖かし刀で呪詛者を殺さねばならない。 三、妖かし刀を破壊すると、破壊した者と呪詛者の九族が死に絶える。
  • 湖上の空

    湖上の空

    小説・文芸
    3.6
    1巻594円 (税込)
    私は本を諦めない──今村翔吾初エッセイ集。 第166回直木三十五賞を受賞し、作品だけでなくテレビ出演などでも注目を集める著者の初エッセイ集。地元・滋賀の情報誌に連載された「湖上の空」を始め、新聞や雑誌などで発表されたエッセイ・書評などを収録する。 織田信長や石田三成など滋賀にまつわる人物のエピソード、文学賞の仕組み、年号について、季節の果物について等々、折々の話題のほか、作家を目指したきっかけや、自著に込めた思い、忘れられないヒーロー、少年時代の思い出、家族やダンスインストラクター時代の教え子との交流など、著者の素顔が見えてくる。 「人の評価がいかなるものであっても書き続ける。いかなる声も正面から受け止め、ただ黙然と書き続ける。一人でも多くの人に『面白い』と思って頂けるために」とは、デビューシリーズ「羽州ぼろ鳶組」の読者に向けたメッセージ。また、直木賞受賞後、新聞各紙に寄稿したエッセイも網羅する。 「たとえ誰が諦めても私は本を諦めない」 「たった一冊の本が、次の本との出会いを作り、揚げ句は書かせるに至り、一人の作家を作った」 「私に夢をくれた出版界を微力ながら盛り上げたい」 こうした著者の熱い思いが胸を打つ、必読の一冊。
  • 孤城 春たり

    孤城 春たり

    小説・文芸
    3.8
    1巻2,420円 (税込)
    直木賞作家・澤田瞳子氏初の幕末小説 借財10万両から蓄財10万両へ―― わずか7年で財政を建て直した備中松山藩の改革 【著者コメント】 幕末を書くのは今回初めて。 倒幕派、佐幕派といった対比関係でとらえられがちな時代だが、 その間に挟まれた数多の人々がいた。 彼らが激動の時代をどう泳ぎ渡っていこうとしたのか、 山田方谷を含めた当時の備中松山藩を切り取ることで描けると考えた。 激しく変化する時代の中でもがいた、ごく普通に暮らしていた 人々の姿をご覧いただきたい。 ――澤田瞳子 備中松山藩(現・岡山県高梁市)にて藩校・有終館の学頭(校長)を 務めるかたわら私塾「牛麓舎」を開き、弟子たちの指導に当たっていた 陽明学者・山田方谷は、借財10万両を抱える藩の財政を司る元締役と その補佐役である吟味役の兼務を命じられる。 倹約令、殖産興業、藩札刷新などの改革により、備中松山藩はわずか7年で 借財を返済、さらに10万両の蓄財を作るまでになった。 だが幕末の激動の波は地方の小藩にも押し寄せる。 尊皇攘夷の声が高まるなか、藩主・板倉勝静が老中筆頭だったことから、 朝敵として備中松山藩に追討令が出され……。 時代の波に揉まれながら懸命に生きる人びとを描いた、 直木賞作家初の幕末群像劇。 【主な登場人物】 山田方谷 (陽明学者/備中松山藩元締兼吟味役) 熊田 恰 (備中松山藩物頭兼剣術指南/玉島騒動で切腹) 三島貞一郎(中洲) (方谷の門弟/二松学舎創設者) お繁(福西志計子) (方谷門弟唯一の女子/岡山県初の女学校・順正女学校創設者) 新島七五三太(襄) (上州安中藩士/同志社創設者) 川田竹次郎(甕江) (漢学者/東京大学教授/東宮侍講) 河井継之助 (越後長岡藩士/戊辰戦争で戦死) 板倉勝静 (備中松山藩第七代藩主/大政奉還時の老中筆頭)
  • 恋ふらむ鳥は

    恋ふらむ鳥は

    小説・文芸
    4.3
    1巻1,188円 (税込)
    宝女王(斉明天皇)に引き立てられた歌人・額田王。次代の大王である葛城王子(天智天皇)、その弟でかつての夫・大海人王子(天武天皇)、二人の異父兄・漢王子、葛城の忠臣・中臣鎌足らに囲まれ、宮人としての勤めに邁進する彼女を時代の波が翻弄する。大敗を喫した白村江の戦いから古代史上最大の内乱たる壬申の乱へ。激動の飛鳥時代と額田王の半生を描いた歴史巨編!
  • 恋ふらむ鳥は

    恋ふらむ鳥は

    小説・文芸
    3.7
    1巻2,200円 (税込)
    見た。愛した。闘った。すべては歌だけが知っている――。 飛鳥の動乱を生き抜いた万葉の歌人、額田王の激動の半生。 時は7世紀。飛鳥の世に生きた一人の女、額田王(ぬかたのおおきみ)は子まで成した大海人王子(おおあまのみこ)と別れ、その兄、葛城王子(かつらぎのみこ)の仕切る宮城で宮人として勤めに邁進する。誰かの妻や母としてではなく、一人の人間、歌詠みとして生きる道を模索するも、葛城の死、大海人の挙兵で運命は一転する。白村江の大敗、叔父と甥が争う壬申の乱......。動乱の飛鳥の世を生き抜いた万葉の歌人・額田王の激動の半生を鮮やかな筆致で織り上げた傑作歴史長編。
  • 孤鷹の天 上〈新装版〉

    孤鷹の天

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻968~1,045円 (税込)
    デビュー作にして第17回中山義秀文学賞受賞を受賞した 直木賞作家・澤田瞳子の原点である奈良大河青春ロマン! 時は天平宝字。十四歳の高向斐麻呂は大学寮に入寮した。主の遣唐使・藤原清河を 唐に迎えに行くためだ。その陰には父を待つ娘・広子への思慕もあった。 紀寺の奴・赤土と偶然出会った斐麻呂は秘かに彼に学問を教えることになる。 儒学の基本理念である五常五倫を学び、国を支えるという理想を抱く若者たち。 だが看病禅師・道鏡を寵する阿倍上皇とそれを諫める藤原仲麻呂との対立が深まり、 斐麻呂らは不穏さを増す政に巻き込まれてゆく。 【主な登場人物】 高向斐麻呂(たかむくのいまろ) 藤原北家・藤原清河家に仕える少年。清河の娘・広子のために十四歳で大学寮に入る 藤原広子(ふじわらのひろこ) 遣唐使として唐に渡った藤原清河の一人娘。気が強く、自分の思いを貫く少女 赤土(あかつち) 紀寺の奴婢(奴隷)。自らを良戸(良民)と公言し直訴、後に紀朝臣益麻呂の名を賜る 佐伯上信(さえきのうわしな) 大学寮の学生。左馬寮の飼丁の息子。勉学より弓術に心が傾く 桑原雄依(くわはらのおより) 上信の親友。日向国出身。任官試験を受けずに大学寮に入り直した好学の徒 恵美押勝(えみのおしかつ) 清河の従兄。宮廷の権勢を掌握する実力者。学問奨励に力を尽くす。阿倍上皇と対立 阿倍上皇(あべじょうこう) 当代一の崇仏者として知られ、弓削道鏡を寵愛。儒教を重んじる押勝と次第に敵対する
  • 金剛の塔

    金剛の塔

    小説・文芸
    4.0
    1巻880円 (税込)
    「わしらは聖徳太子から四天王寺と五重塔を守護するようにいわれた一族や」美しい宝塔を建てるため、百済から海を渡ってきた宮大工たち。彼らが伝えた技術は、飛鳥、平安、戦国と時代を超えて受け継がれた。火災や戦乱で何度も焼失したが、それぞれの時代の宮大工たちが五重塔を甦らせる。そして、その塔は決して、地震では倒れなかった。なぜなのか? 現代の高層建築、丸の内ビルディングや東京スカイツリーにも生きている「心柱(しんばしら)構造」の誕生と継承の物語!
  • 雑賀のいくさ姫
    値引きあり

    雑賀のいくさ姫

    小説・文芸
    3.8
    1巻440円 (税込)
    イスパニアのイダルゴ(騎士)の家系に生まれたジョアンは、乗り込んだ船での内紛と難破のはてに、紀伊雑賀のいくさ姫、鶴に拾われる。鶴はカラベル船を修復した「戦姫丸」に乗って商いのためにジョアンらと南洋に向かうが、海賊や大名の思惑、そして過去の因縁に巻き込まれていく。雑賀、村上、毛利、大友、島津―戦国の西国大名オールスター水軍が、日本を狙う大海賊と雌雄を決する。戦国の海洋を縦横無尽に駆け巡る、傑作歴史ロマン!
  • さみだれ

    さみだれ

    小説・文芸
    4.0
    1巻891円 (税込)
    次郎長一家に突然やって来た旅の博徒、皐月雨の晋八。敵に囲まれた森の石松に加勢したことがきっかけで、一家に草鞋を脱ぐことになった。大政に素性を問われても笑顔でかわすばかりで謎は残る。しかし、武闘派で鳴らした石松が「強ぇ」と感嘆するほど、とにかく腕が立つという。折しも、次郎長一家は甲州の卯吉一家と抗争の真っただ中。即戦力として一家の客分となるが――。無慈悲に血の雨を降らすこの男、いったい何者なのか!?
  • サムライ漂海記

    サムライ漂海記

    小説・文芸
    3.8
    1巻2,200円 (税込)
    糞ったれな世界に、刃を――。戦国時代。戦に敗れ捕らえられた少年武士・真鍋八弥。南蛮商人に売られ海を渡り、奴隷兵士となった彼は、世界中から富を吸い上げ繁栄を謳歌するイスパニア(スペイン)海軍の一員として各地を転戦し名を上げていく。しかし、彼が植民地で目にしたのは、残酷で無慈悲な現実だった。苛烈なる流転。若きサムライの苦悩と激情を描く、滾る歴史冒険譚、爆誕!
  • 至誠の残滓

    至誠の残滓

    小説・文芸
    3.0
    1巻814円 (税込)
    幕末に死んだはずの元新撰組・原田左之助は、松山勝と改名して東京の片隅で古物屋を営んでいた。明治11年8月、彼のもとを警部補として新政府に仕える藤田五郎(斎藤一)が訪れた。「今頃何しにきやがった」――すると藤田は人買いなど悪事に手を染める元長州藩の士族を調べて欲しいと依頼した。新聞錦絵の記者をする高波梓こと山崎烝とともに調査を進めると、予想外な真相に辿り着く。細谷正充賞(21年)、日本歴史時代作家協会賞作品賞(22年)を受賞した文庫界の風雲児・矢野隆が新選組の生き残り3人の活躍を描く、エンタメ120%のノンストップ新撰組小説!
  • 漆花ひとつ
    値引きあり

    漆花ひとつ

    小説・文芸
    4.5
    1巻390円 (税込)
    変転する時代を生きのびろ! 平安末期、貴族の世から武士の世に時代が移ろうとする都を舞台に、権力者に翻弄されながらも懸命に生きる人々 の姿を描く。 二十二年前に討たれたはずの悪対馬守が二人舞い戻り、「我こそが本物」と衝突する表題作、内裏に勤める楽人が琵琶の達人を帝の師に迎えるため奔走する「鴻雁北」など至高の五編収録。 必死に足掻いて生き続けるのさ。この国の政がどうあろうともーー。 宮廷を覆う不穏な影。 猛き者たちの世へ時代が移ろう中で、滅びゆくものと、生き続けるもの。 歴史小説の一等星、澤田瞳子が描く至高の短編集。
  • 屍末師 松永久秀の罠

    屍末師 松永久秀の罠

    小説・文芸
    5.0
    1巻880円 (税込)
    戦乱の世に蠢く“人ならざる者”の陰謀 羽柴秀吉の命により、青年・松助が行動を共にすることになった壮年の武士には秘密の力が──ノンストップ伝奇アクション、開幕。 秀吉の密命を受け、若き近習の松助は山奥に住む壮年の大男、玄信に会う。錆びた槍だけで戦場に向かう玄信、彼には”人ならざる者”を討滅する秘めた力があった――。戦乱の世に蠢く”死”を巡る大いなる陰謀、そして裏切りの将・久秀の野望に松助が立ち向かう。戦国の覇権争いと神々の戦いが交錯する怒涛の伝奇アクション開幕!
  • 書店を守れ!

    書店を守れ!

    書店を守るために 書店・出版業界の売上が減少を続けている。雑誌(紙)は1997年(最盛期)の1兆5644億円から、2024年には3分の1以下に。コミックを含む書籍(紙)は、1996年(最盛期)の1兆931億円の約半分になった。また、書店数は2003年には1万3661店だったが、2025年12月時点で7458店である。どうすれば、書店の廃業を減らすことができるのか。著者は、『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』『塞王の楯』『イクサガミ』などで知られる直木賞作家であると同時に、きのしたブックセンタ―、佐賀之書店、シェア型書店「ほんまる」の経営者でもある。「書店を守る」ために興した新ビジネスから、今後の業界はどうなるか・どうすべきかまで、余すところなく記す! (以下、目次) 第一章 書店を経営してみたら…… 第二章 作家になるまで 第三章 書店を守るには 第四章 新ビジネスの立ち上げ 第五章 書店のこれから
  • しらゆきの果て

    しらゆきの果て

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    仏画、絵巻、浮世絵――美に魅了された人々の営みを描いた歴史小説集 六十路を越した老境の絵師・喜平治(宮川一笑)は、肉筆美人画の名手・菱川師宣の曾孫である姉弟と知り合う。絵描きを志す弟の伊平の面倒を見ることになった喜平治は、幼いながらも確かな筋の良さに感嘆するが、折しも町絵師の宮川一門と表絵師の狩野家の間で諍いが起きてしまい……。(表題作「しらゆきの果て」) 鎌倉、戦国、江戸、幕末 時代と歴史を超えて、 人々を狂わせ、神仏さえも惑わせる、 あらゆる「美」の真髄を描く5つの物語 装画/原裕菜 装幀/長崎綾(next door design)
  • 師走の扶持 京都鷹ヶ峰御薬園日録

    師走の扶持 京都鷹ヶ峰御薬園日録

    小説・文芸
    3.8
    1巻715円 (税込)
    師走も半ば、京都鷹ヶ峰の藤林御薬園では煤払いが行われ、懸人(かかりうど)の元岡真葛は古くなった生薬を焼き捨てていた。慌ただしい呼び声に役宅へ駆けつけると義兄の藤林匡(ただす)が怒りを滲ませている。亡母の実家、棚倉家の家令が真葛に往診を頼みにきたという。棚倉家の主、静晟(しずあきら)は娘の恋仲を許さず、孫である真葛を引き取りもしなかったはずだが……(表題作)。人の悩みをときほぐす若き女薬師の活躍。
  • 時代小説アンソロジー てしごと

    時代小説アンソロジー てしごと

    働く女性たちはいつの時代も美しい。 人気作家六人による時代小説競演 己の腕と業で生きる道を切り開く おんな職人たちの凛とした姿を活写 豊富な知識と聡明さで人々の悩みをときほぐす薬師・真葛(まくず)。 亡き母の仕込みを継ぐ色酢の麹造り職人・沙奈。 木肌の魅力に惹かれ根付職人に弟子入りするおりん。 妹の亥(いの)とともに秩父の峠で茶屋を切り盛りするそば打ち職人・蕗(ふき)。 その身に霊を降ろす「口寄せ」を使う市子。 身体のみならず心の凝りもときほぐす揉み屋・絹。 時代小説の名手六人が女性職人の凛々しさを 巧みな筆致で活写した傑作時代小説アンソロジー。 【収録作】 春雀二羽 澤田瞳子 藍の襷 志川節子 掌中ノ天 奥山景布子 姉妹茶屋 西條奈加 浮かれの蝶 小松エメル おもみいたします あさのあつこ
  • 若冲

    若冲

    小説・文芸
    3.9
    1巻764円 (税込)
    若冲の奇妙にして華麗な絵とその人生。 大ベストセラー文庫化! 緻密な構図や大胆な題材、新たな手法で京画壇を席巻した天才は、 彼を憎み自らも絵師となった亡き妻の弟に悩まされながら描き続ける。 京は錦高倉市場の青物問屋枡源の主・源左衛門――伊藤若冲は、 妻を亡くしてからひたすら絵に打ち込み、やがて独自の境地を極めた。 若冲を姉の仇と憎み、贋作を描き続ける義弟・弁蔵との確執や、 池大雅、与謝蕪村、円山応挙、谷文晁らとの交流、 また当時の政治的背景から若冲の画業の秘密に迫る入魂の時代長篇。 解説・上田秀人
  • 蛇衆

    蛇衆

    小説・文芸
    3.5
    1巻605円 (税込)
    【第21回小説すばる新人賞受賞作】戦国の気運高まる室町末期、自らの力だけを頼りに各地を転戦する傭兵集団がいた。その名は「蛇衆」。頭目の朽縄をはじめ、6人は宗衛門老人の手引きで雇い主を替え、銭を稼いでいた。九州のとある地方の領主・鷲尾嶬嶄に雇われ、目覚ましい働きを見せた。だが、鷲尾家は血で血を洗う激しい跡目争いの渦中にあった! 比類なき臨場感のノンストップ活劇時代小説。
  • 青嵐の譜 上

    青嵐の譜

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻440円 (税込)
    鎌倉時代の半ば、玄界灘に浮かぶ壱岐島で、幼なじみの二郎と宗三郎は、浜に流れ着いた一人の少女を発見する。少女の名は麗花。母国の高麗を追われ、親を失っていた。三人は島で兄妹のように育つが、やがて蒙古の大軍が壱岐を襲い、過酷な運命に巻き込まれてゆく。何のために生き、誰のために戦うのか─。元寇という巨大な時代の嵐に立ち向かう若者たちを描いた、魂を揺さぶる歴史大長編。
  • 関越えの夜 東海道浮世がたり

    関越えの夜 東海道浮世がたり

    小説・文芸
    3.7
    1巻726円 (税込)
    東海道の要所、箱根山。両親と兄弟を流行り風邪で亡くしたおさきは、引き取られた叔母にこき使われ、急峻を登る旅人の荷を運び日銭を稼いでいる。ある日、人探しのため西へ赴くという若侍に、おさきは界隈の案内を頼まれる。旅人は先を急ぐものだが、侍はここ数日この坂にとどまっていた。関越えをためらう理由は……(表題作)。東海道を行き交う人々の喜怒哀楽を静謐な筆致で描く連作集。
  • 戦国十二刻 終わりのとき

    戦国十二刻 終わりのとき

    小説・文芸
    4.6
    1巻660円 (税込)
    大坂夏の陣。劣勢に立つ豊臣秀頼は、一縷の望みをかけ自ら出陣することを決意する。だが、母の淀殿はそれを頑なに阻むのだった――。衝撃の結末に息を呑む珠玉の傑作「お拾い様」ほか、山本勘助、今川義元、徳川家康ら名高き武将たちが死を迎える最期の二十四時間を、濃密に描く全六編を収録する。斬新な歴史解釈と鮮やかなどんでん返しに彩られた奇跡の作品集。(『戦国24時~さいごの刻~』改題)
  • 戦国十二刻 女人阿修羅

    戦国十二刻 女人阿修羅

    小説・文芸
    4.0
    1巻968円 (税込)
    小牧・長久手の戦いで徳川家康とともに戦場に赴いた側室・阿茶、関ヶ原前夜に石田方に屋敷を囲まれた細川ガラシャ、伊達・最上和睦前夜の義姫……など、歴史の大事にいたる直前の十二刻(24時間)をその渦中にいた女人の視点から描く異色の時代小説。高遠城籠城戦で敵の織田方すらその勇姿を称賛した諏訪花、吉川元春の嫁取りで知られる熊谷信直の娘、大友宗麟の側室、羽柴秀吉により磔にされた織田信孝の母の七人が描かれる。
  • 戦国十二刻 始まりのとき

    戦国十二刻 始まりのとき

    小説・文芸
    4.5
    1巻770円 (税込)
    守護である土岐頼芸を討たんとする蝮の異名をもつ斎藤道三。そのもとに土岐一族の重鎮の首を持参したという十兵衛なる侍が現れるのだが……。秘められた因縁に驚愕必至の「因果の籤」ほか、毛利元就、竹中半兵衛ら名だたる軍師たちの運命を決定づけた二十四時間。応仁の乱から関ヶ原の合戦へ――戦乱の時代を貫く因果を、大胆な歴史解釈と緻密な構成で活写する全八編!
  • 戦国城 武将たちと熱き戦い 編

    戦国城

    小説・文芸
    5.0
    1~3巻638~671円 (税込)
    遠い昔から、日本の各地に築かれた城。そこには、多くの伝説が語りつがれています。水攻めという有名な戦法とは?「備中高松城と秀吉」。一人の足軽の命がけの働きが胸を打つ「長篠城と鳥居強右衛門」。町全部が城の中という、巨大なスケールの籠城戦「小田原城と北条家」。徳川家を二度も撃退した戦上手な親子「上田城と真田一族」……戦国時代、城を舞台に武将たちが戦った4つの熱い物語を収録!【もくじ】はじめに/攻めの決め手は土木工事? 備中高松城と秀吉/味方はかならず来る! 長篠城と鳥居強右衛門/町がまるまるひとつの城! 小田原城と北条家/天下の軍を二度もしりぞけた小城とは? 上田城と真田一族/年表/地図/あとがき/参考文献
  • 戦国武将伝 西日本編

    戦国武将伝 西日本編

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,699円 (税込)
    各都道府県で一人、武将を取り上げて掌編小説に! 直木賞作家・今村翔吾が挑む“驚天動地”の衝撃作。秀吉に、毛利、長宗我部、島津、さらには黒田官兵衛、立花宗茂……。西の空に漢たちが舞う! 近畿・中国・四国・九州の武将24人の、胸が熱くなる、くすりと笑える、ほろりと泣ける逸話を描く傑作掌編小説集。 《目次》[広島県]十五本の矢 毛利元就/[島根県]謀聖の贄 尼子経久/[山口県]帰らせろ 大内義興/[奈良県]九兵衛の再縁 松永久秀/[佐賀県]老躯、翔ける 龍造寺家兼/[岡山県]宇喜多の双弾 宇喜多直家/[滋賀県]四杯目の茶 石田三成/[大分県]雷神の皮 戸次道雪/[三重県]何のための太刀 北畠具教/[兵庫県]未完なり 黒田官兵衛/[鳥取県]夢はあれども 亀井茲矩/[宮崎県]泥水も美味し 伊東祐兵/[長崎県]海と空の戦士 有馬晴信/[熊本県]小賢しい小姓たちよ 加藤清正/[和歌山県]孫一と蛍 雑賀孫一/[京都府]旅人の家 足利義昭/[大阪府]土を知る天下人 豊臣秀吉/[香川県]三好の舳 十河存保/[高知県]土佐の土産 長宗我部元親/[愛媛県]証を残す日々 加藤嘉明/[鹿児島県]怪しく陽気な者たちと 島津義弘/[沖縄県]三坪の浜の約束 謝名利山/[徳島県]古狸と孫 蜂須賀家政/[福岡県]立花の家風 立花宗茂
  • 戦国武将伝 東日本編

    戦国武将伝 東日本編

    小説・文芸
    4.0
    1巻950円 (税込)
    47都道府県×1武将! 汁かけ飯の逸話で後継者失格とされていた北条氏政の逆襲、水軍を率いて海を渡った里見義弘の秘めたる想い、桶狭間へと向かう今川義元が森の中で見たもの、城で百匹の犬を飼う太田資正の真意、武田家滅亡時に真田信幸が抱いた決意……。北海道・東北・関東・中部地方の各都道府県で戦国武将を一人取り上げ、史料に遺された一文から掌編を紡ぎ出す“前代未聞”の挑戦作。待望の文庫化!
  • 戦国武将伝 東日本編

    戦国武将伝 東日本編

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,699円 (税込)
    各都道府県で一人、武将を取り上げて掌編小説に! 直木賞作家・今村翔吾による“前代未聞”の挑戦作。信長、家康、信玄、謙信だけでなく、長野業正、津軽為信、真田信幸まで……。東の大地に漢たちが奔る! 北海道・東北・関東・中部地方の武将23人の、ときに笑え、ときに泣ける、心震えるエピソードを描いた傑作掌編小説集。 《目次》[群馬県]黄斑の文 長野業正/[東京都]竹千代の値 徳川家康/[神奈川県]汁かけ飯の戦い 北条氏政/[千葉県]青に恋して 里見義弘/[愛知県]阿呆に教えよ 織田信長/[秋田県]由利の豪傑 矢島満安/[静岡県]義元の影 今川義元/[山形県]裸の親子 最上義光/[埼玉県]武州を駆ける 太田資正/[山梨県]暮天の正将 武田信玄/[福井県]高くとんだ 富田長繁/[新潟県]蒼天の代将 上杉謙信/[青森県]津軽という家 津軽為信/[富山県]半夏生の人 佐々成政/[福島県]雅なる執権 金上盛備/[岐阜県]完璧なり 竹中半兵衛/[栃木県]春に向けて耐えよ 宇都宮国綱/[茨城県]鬼の生涯 佐竹義重/[北海道]風の中のレラ 蠣崎慶広/[宮城県]頂戴致す 伊達政宗/[岩手県]松斎の空鉄砲 北信愛/[石川県]猿千代の鼻毛 前田利常/[長野県]真田の夢 真田信幸
  • 戦国武将を推理する

    戦国武将を推理する

    ビジネス・実用
    3.6
    1巻1,188円 (税込)
    直木賞作家が8人の戦国武将をプロファイリング! 「歴史に触れて疑問を抱く。そして自分なりに推察する。仮に物証はなくとも、行動パターン、過去の経歴、身体的特徴、さまざまなものから人物像の輪郭を限りなく鮮明にしていく。いわば、それは歴史上の人物のプロファイリングである。私は小説を書く過程において意識して、あるいは無意識でも必ずしている」 三英傑(信長、秀吉、家康)から、著作『じんかん』の主人公・松永久秀や『八本目の槍』の石田三成まで、8人の英雄たちの素顔が浮かび上がる。 彼らは何を目指し、何に賭け、何に心動かされたのか――今村流推察で解き明かす。 【内容】 第1章 織田信長――合理精神の権化 第2章 豊臣秀吉――陽キャの陰 第3章 徳川家康――絶えざる変化の人 第4章 武田信玄――厳しい条件をいかに生きるか 第5章 上杉謙信――軍神の栄光と心痛 第6章 伊達政宗――成熟への歩み 第7章 松永久秀――なぜ梟雄とされてきたか 第8章 石田三成――義を貫く生き方
  • 退魔士

    退魔士

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,320円 (税込)
    高野山明王院につかえる葛城時政は人間に仇をなす魔性のものと戦う退魔士。突如失踪した、恩師不動明王を追って奈良に向かうが……。著者の真骨頂、歴史エンターテイメントの誕生!
  • 猛き朝日

    猛き朝日

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,485円 (税込)
    彼が幕府を開いていたら、のちの「戦国の世」は訪れなかったかもしれない。 源頼朝の好敵手かつ優れた軍略家として大河ドラマでも人気――悲運の義将・木曾義仲の鮮烈な31年を描いた、第11回野村胡堂文学賞受賞作。 平安末期。12歳の少年・駒王丸は、信濃国木曽の武士・中原兼遠の養子として、自然の中でのびのびと育つ。彼は父と母の名も自分が何者なのかも、いまだ知らずにいた。 ある日、駒王丸はささいなきっかけから、同じく信濃の武士の子・根井六郎と喧嘩になる。だが、同等の家格であるにもかかわらず、六郎と根井家当主が後日謝罪に訪れる。二人は畏れ多そうに深々と頭を下げて言う。 「駒王丸殿はいずれ、信濃を束ねる御大将となられる御方」 初めて知る実父の存在、自らの壮絶な生い立ち。駒王丸、のちの木曾義仲の波乱の生涯が始まろうとしていた。 類い希なる軍略で平家を破り、男女貴賤分け隔てない登用で源頼朝・義経より早く時代を切り拓いた源氏の嫡流。「朝日将軍」義仲の波瀾万丈な生涯を描いた傑作歴史巨編。 「彼の一生は失敗の一生也。彼の歴史は蹉跌の歴史也。彼の一代は薄幸の一代也。然れども彼の生涯は男らしき生涯也」――芥川龍之介(「木曾義仲論」より) 【目次】 序 章 法師 第一章 駒王 第二章 巴 第三章 戦雲 第四章 決起 第五章 源氏 第六章 前夜 第七章 死戦 第八章 魔都 第九章 落日 第十章 残照 終 章 余光
  • 龍と謙信

    龍と謙信

    小説・文芸
    3.3
    1巻2,090円 (税込)
    上杉謙信と、その妻・於龍 「奇妙(クィア)」なふたりは 憎悪も、愛情も、超えてゆく! 大藪春彦賞受賞後第一作 謙信の妻を描く、初の歴史小説 「抗え、戦え、歩みを止めるな。 かつても今も在り続ける魂の叫びに寄り添う物語」 澤田瞳子、推薦 父から越後守護代を奪った長尾景虎(後の上杉謙信)への復讐のため、母から“女”を捨てさせられた於龍。彼女は景虎を激しく憎むが、当人はどこ吹く風で、於龍のことを「面白(おもしょ)い奴」と気に入ってしまう。長尾の重臣たちが二人の婚姻を越後支配のために利用する一方で、甲斐の武田晴信(後の信玄)は隣国侵攻の調略を始めようとしていた――。史料を丹念に読み解き最新研究を踏まえ、生涯独身と言われてきた上杉謙信と、その妻の半生を鮮やかに描く。 謙信の妻・於龍は、どんな女性だったのか? そしてなぜ、歴史の陰に消えたのか? 装幀 二見亜矢子 装画 とびはち
  • 泣くな道真 大宰府の詩

    大宰府の詩

    小説・文芸
    4.2
    1~2巻528~616円 (税込)
    右大臣だった菅原道真が大宰府へ左遷された。悲憤慷慨する彼にお相手役の保積もお手上げ。そこへ美貌の歌人恬子(しずこ)が現れ、博多津の唐物商へ誘う。道真は、書画骨董の目利きの才を発揮し、生気を取り戻す。その頃、朝廷に出す書類に不正が発覚し、府庁は窮地に。事態を知った道真は、自ら奇策を……。朝廷を欺き、意趣返しなるか! 日本史上最も有名な左遷された男の活躍をユーモアのなかに描く歴史小説。
  • 月ぞ流るる

    月ぞ流るる

    小説・文芸
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    紫式部が生きた時代の豪華絢爛宮中絵巻 日本初の女性による女性のための歴史物語『栄花物語』の作者である朝児(赤染衛門)からみた宮廷はどんな姿をしていたのか? 宮中きっての和歌の名手と言われる朝児(あさこ)は夫を亡くしたばかり。五十も半ばを過ぎて夫の菩提を弔いながら余生を過ごそうとしていたが、ひょんなことから三条天皇の中宮妍子の女房として再び宮仕えをすることになる。 宮中では政権を掌握した藤原道長と、あくまで親政を目指す三条天皇との間には緊張が入っていた。道長の娘の妍子が、将来天皇となるべき男児を出産することが、二人の関係に調和をもたらす道だった。しかし、女児が生まれたことで、道長は三条天皇の排除を推し進めていくことになる。 朝児は、目の前で繰り広げられるきらびやかながらも残酷な政争に心を痛める。なぜ人は栄華を目指すのか。いま自身が目にしていることを歴史として書き記すことが自らの役目ではないのか。そこで描かれるのは歴史の勝者ばかりではない。悲しみと苦しみのなかで敗れ去った者の姿を描かねばならない。その思いの中で朝児は筆を取る。
  • 月人壮士

    月人壮士

    小説・文芸
    3.8
    1巻836円 (税込)
    「全き天皇であること」 ――その何人にも推し量れぬ孤独。 756年、東大寺大仏を建立した首(聖武)太上天皇が崩御。 道祖王を皇太子にとの遺詔が残されるも、 その言に疑いを持つ者がいた。 中臣継麻呂と道鏡は、密かに亡き先帝の真意を探ることになるが、 ゆかりの人々が語り出したのは、 母君との尋常ならざる関係や隔たった夫婦のありよう、 御仏への傾倒など、死してなお謎多きふるまいや 孤独に沈む横顔ばかりで――。 国のおおもとを揺るがす天皇家と藤原家の相克を背景に、 聖武天皇の真実をあぶり出す! 〈螺旋プロジェクト〉の1冊としても話題。 【電子版巻末に特典QRコード付き。〈螺旋プロジェクト〉全8作品の試し読みができます】 ※〈螺旋プロジェクト〉とは―― 「共通ルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」伊坂幸太郎の呼びかけで始まった8作家朝井リョウ、伊坂幸太郎、大森兄弟、薬丸岳、吉田篤弘、天野純希、乾ルカ、澤田瞳子による前代未聞の競作企画 〈螺旋〉作品一覧 朝井リョウ『死にがいを求めて生きているの』 天野純希『もののふの国』 伊坂幸太郎『シーソーモンスター』 乾ルカ『コイコワレ』 大森兄弟『ウナノハテノガタ』 澤田瞳子『月人壮士』(本作) 薬丸岳『蒼色の大地』 吉田篤弘『天使も怪物も眠る夜』
  • つわもの
    値引きあり

    つわもの

    小説・文芸
    3.5
    1巻407円 (税込)
    真田幸村は本当に日ノ本一の兵(つわもの)だったのか。思いもよらぬ着想から描かれる戦国六大合戦の裏側。 「火、蛾。」桶狭間の戦い 策士たちが裏の裏を読み合う壮絶な頭脳戦、心理戦の先にある驚愕のラスト。 「甘粕の退き口」川中島合戦 優れた武将だけが持ち得るカリスマ性とは何か。 「幽斎の悪采」本能寺の変 失敗すれば平然と切り捨てる信長の下で心身ともに追い詰められていく幽斎と光秀。 「槍よ、愚直なれ」賤ヶ岳の戦い 加藤清正のラブロマンスを軸に、従来の武張ったイメージを覆す。 「怪僧恵瓊」関ヶ原の戦い 歴史を読み替え、いかに合戦を避けるかが物語を牽引する異色作。 「日ノ本一の兵」大坂の陣 家康、秀忠父子を翻弄した知将・真田昌幸の息子、幸村は何者だったのか。
  • 鉄拳 the dark history of mishima

    鉄拳 the dark history of mishima

    ビジネス・実用
    5.0
    1巻715円 (税込)
    世界有数の財閥、三島財閥。「The King Of Iron Fist Tournament」を勝ち進み、その当主となった風間仁が、突然行方不明となった。実は、仁は原因不明の昏睡状態に陥り、三島財閥の研究機関であるボスコノビッチ研究所に匿われていたのだ。仁を治す手掛かりを得るため、三島家の来歴を探ろうと、仁の部下であり三島財閥の私設軍隊「鉄拳衆」たちが、三島家発祥の地である日本へと向かった。一方、三島財閥と敵対する巨大企業G社の三島一八も日本に向かい…。
  • てらこや青義堂 師匠、走る

    てらこや青義堂 師匠、走る

    小説・文芸
    4.0
    1巻990円 (税込)
    格別の思いがこもる、作家今村翔吾の原点!  明和七年、太平の世となって久しい江戸・日本橋で寺子屋の師匠をつとめる坂入十蔵は、かつては凄腕と怖れられた公儀の隠密だった。  学問は苦手ながら剣術に秀でた才を持つ下級武士の息子・鉄之助、浪費癖のある呉服問屋の息子・吉太郎、極度のあがり症ながら手先の器用な大工の息子・源也など、さまざまな個性の筆子たちに寄りそう日々を送っていたが、藩の派閥争いに巻き込まれた筆子の一人、加賀藩士の娘・千織を助ける際、元忍びという自身の素性を明かすことになる。  年が明け、筆子たちのお伊勢参りに同道する十蔵の元に、将軍暗殺を企図する忍びの一団「宵闇」が公儀隠密をも狙っているという報せが届く。十蔵は、離縁していた妻・睦月の身にも危険が及ぶことを知って妻の里へ向かった。  哀しみに満ちた妻との出会いと別れ、筆子たちとの絆の美しさ、そして手に汗握る結末――「本書は無冠だが、無冠の傑作として永く文学史に残るであろう」そう文芸評論家・縄田一男氏が絶賛し、作家自身が「最も自分自身を剥き出しにして書いたかもしれない」と語った、今村翔吾の原点ともいえる青春時代小説の傑作! ※この作品は単行本版『てらこや青義堂 師匠、走る』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 天下一の軽口男

    天下一の軽口男

    大坂の生國魂神社に笑いの神様がいる――。その名は米沢彦八。まだ笑いが商売になっていない江戸中期に、大名の物真似で権力に歯向かい、滑稽話で聴衆の心を掴んだ男。仲間の裏切りや盗作騒動など、多くの挫折を味わいながらも自分の笑いを追求していく彦八。笑いで人を救い、笑いの為に一生をなげうった愛すべきぼんくら男、波瀾万丈の一代記。
  • 灯台を読む

    灯台を読む

    灯台をゆけば日本の〈歴史〉と〈文化〉が浮かび上がる! 海と共に日本人の心に残る原風景の一つ灯台。現在、日本に約3,300基ある灯台は、船の安全を守るための航路標識としての役割を果たすのみならず、明治以降の日本の近代化を見守り続けてきた象徴的な存在でもありました。 建築技術、歴史、そして人との関わりはまさに文化遺産と言えるもの。灯台が今なお美しく残る場所には、その土地ならではの歴史と文化が息づいています。そんな知的発見に満ちた灯台を現代日本文学を代表する作家たちが訪ね、歴史的・文化的・地域的な価値を文学的な視点で綴った紀行集です。 「オール讀物」「クレアWEB」での好評連載中の企画をふんだんに撮りおろし写真を使って書籍化。
  • 虎の牙
    値引きあり

    虎の牙

    小説・文芸
    3.5
    1巻451円 (税込)
    武田信玄の父・信虎の謎の弟、勝沼信友。「山の民」として育てられたその男は、自らに流れる血の運命にのみ込まれていく。一方、罪を犯して流浪の末武田家に仕官した足軽大将の原虎胤は、その武勇から「鬼美濃」と恐れられ、外様ながら家中で重きをなしていく。乱国甲斐の統一を目指す武田信虎を挟んで、二人の男がある「呪」を背負いながら戦場を駆け巡る。最強武田のルーツを描く、女流ヒストリーテラーのデビュー長編、待望の文庫化。〔解説〕平山優。
  • とんちき 蔦重青春譜(新潮文庫)

    とんちき 蔦重青春譜(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.8
    1巻781円 (税込)
    蔦屋重三郎の店「耕書堂」に集う男たち。のちに十返舎一九に曲亭馬琴、東洲斎写楽、葛飾北斎となる彼らだが、今はまだ才能の開花を待つ、何者でもない若者たちだった。金はないけど、夢はある。元気もある。お上ににらまれているけれど怖いものなし! だが、偶然発見した「死体」から一波乱が巻き起こる。創作者たちの熱い魂が胸をすく痛快青春出版物語。『とんちき 耕書堂青春譜』改題。(解説・細谷正充)
  • どうした、家康

    どうした、家康

    人質から天下人へ。徳川家康のドラマチック人生! 幼少で母と生き別れ、少年時代は人質として各地を転々とした徳川家康。戦国の世を勝ち抜き、天下人として幕府を開くまでに、何度も訪れる人生の節目で、都度難しい選択を迫られた。織田家に囚われてから大坂の陣まで、歴史時代小説の精鋭十三人が趣向を凝らす、歴史改変もありの短編集。〈文庫オリジナル〉 織田家の人質となっていた少年時代 桶狭間の戦い 三河一向一揆 三方ヶ原の戦い 本能寺の変後の伊賀越え 小牧長久手の戦い 関東移封 関ヶ原の戦い 大坂夏の陣 など。 徳川家康の節目となった事績や事件をテーマに、ついに天下を手中に収めるまでの分かれ道を彼がどう切り抜けたか、史実に忠実な作品だけではなく、「あのときこうなっていたら」という歴史改変ものも含むバラエティー豊かなラインナップで、超短編を集めました。
  • 名こそ惜しめよ 歴史小説アンソロジー

    名こそ惜しめよ 歴史小説アンソロジー

    源氏の栄枯盛衰と、北条政子の恋が交錯する(朝井まかて「恋ぞ荒ぶる」)。憂いを帯びた姫に、帝の仕掛けた戯れとは(諸田玲子「人も愛し」)。さる女性から壁絵の依頼を受け、画師の人生が動き出す(澤田瞳子「さくり姫」)。闘うことを運命づけられた坂東武者和田一門の最期を描く(武川佑「誰が悪」)。頼朝亡き後、政子は苛烈なる政戦に挑んだ(葉室麟「女人入眼」)。鎌倉を舞台に、野望、陰謀、そして恋を描いた歴史小説アンソロジー。
  • NARUTO―ナルト― イタチ真伝 光明篇

    NARUTO―ナルト― イタチ真伝

    【小説版登場!】うちはイタチ、四歳。戦争の地獄をその眼に焼きつけた少年は決断する。この世から一切の争いを無くす、と。サスケ誕生、友・シスイとの出会い、忍者学校、下忍、中忍、そして暗部。うちは一族初の火影の夢に向かって、イタチは栄光の道をひた走る。その先に闇が広がっているとも知らず…。真伝シリーズ第一弾!
  • NARUTO―ナルト― シカマル新伝 舞い散る華を憂う雲

    NARUTO―ナルト― シカマル新伝 舞い散る華を憂う雲

    【小説版登場!】五影会談で生じた同盟の亀裂が第五次忍界大戦の引き金に! 同時にシカマルと家族の間にも、ある理由からすれ違いが生まれてしまう…世界と家族、どちらも平和に導くためにシカマルが打つ最上の一手とは!
  • NARUTO―ナルト― シカマル秘伝 闇の黙に浮ぶ雲

    NARUTO―ナルト― シカマル秘伝 闇の黙に浮ぶ雲

    【小説版登場!】いつごろからだろうか「めんどーくせぇ」と言わなくなったのは…? 忍界大戦から二年、木ノ葉の重要人物として、シカマルは日々を慌ただしく過ごしていた。ある日、各地から忍が大量失踪しているという報告が入る。サイも消えた。消えた忍の行く先は、謎の帝国『黙の国』…。 忍として、大人として、背負うものを守るため、シカマルは新たな時代の影と戦うことになる。秘伝シリーズ第二弾!
  • NARUTO―ナルト― 新伝 合本版

    NARUTO―ナルト― 新伝 合本版

    【小説シリーズ全4冊合本版】六代目火影カカシの忍び旅を描く『木ノ葉新伝 湯煙忍法帖』、木ノ葉隠れの里に設けられた〈親子の日〉を巡る忍親子の短編集『ナルト新伝 親子の日』、サスケとサラダたち新第七班との共同任務を描く『サスケ新伝 師弟の星』、紛糾する五影会談でシカマルの活躍を描く『シカマル新伝 舞い散る華を憂う雲』。親世代と子世代をテーマにした「NARUTO―ナルト―新伝シリーズ」全4冊がひとつに! 【合本版限定特典】紙版初版限定しおり用イラスト
  • 日輪の賦

    日輪の賦

    小説・文芸
    3.9
    1巻877円 (税込)
    七世紀終わり。国は強大化する唐と新羅の脅威にさらされていた。危機に立ち向かうべく、女王・讃良(さらら)は強力な中央集権国家づくりに邁進する。しかし権益に固執する王族・豪族たちは、それに反発。やがて恐ろしい謀略が動き始める――壮大なスケールで「日本誕生」を描き歴史エンターテインメントの新たな扉を開けた傑作。
  • 人魚ノ肉

    人魚ノ肉

    小説・文芸
    4.1
    1巻896円 (税込)
    八百比丘尼伝説が新撰組に! なんと沖田総司が吸血鬼! デビュー作「宇喜多の捨て嫁」が直木賞候補となり文学賞5冠を獲得した驚異の新人の第二作が本作! 八百比丘尼伝説をベースに舞台は幕末の京都。 坂本竜馬、新撰組が登場するが、実は吸血鬼やゾンビ、ドッペルゲンガー。 史実を忠実に辿りながらも、誰も想像しなかった展開、かつ構成がとられた作品。 人魚の肉を食べた者は不老不死になるというが… 舞台は幕末京都、坂本竜馬、沖田総司、斎藤一らを襲う不吉な最期。奇想の新撰組異聞。
  • 能楽ものがたり 稚児桜

    能楽ものがたり 稚児桜

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,496円 (税込)
    歴史小説家・澤田瞳子が月刊『なごみ』で2年間にわたって連載した小説『能楽ものがたり』を単行本化。能の名曲を下敷きに創作した8編を収録。 1「やま巡り―《山姥》」/2「小狐の剣―《小鍛冶》」/3「稚児桜―《花月》」/4「鮎―《国栖》/5「猟師とその妻―《善知鳥》」/6「大臣の娘―《雲雀山》」/7「秋の扇―《班女》」/8「照日の鏡―《葵上》」。
  • のち更に咲く(新潮文庫)
    NEW

    のち更に咲く(新潮文庫)

    小説・文芸
    -
    1巻935円 (税込)
    この世をばわが世とぞ思う望月の……。道長の権勢が最高潮に達する平安京。天皇の外戚となる夢を絶たれ悶死した祖父の怨念と、殺人を犯した父の業を背負う道長邸の女房小紅は、都を荒らす盗賊袴垂の首魁が自害したはずの兄だという噂を耳にする。亡き兄の影を追い辿り着いたのは、栄華に隠された王朝の禁忌だった――。権力を巡る暗闘と、血脈に翻弄される一族の運命を描く歴史ミステリー。(解説・蝉谷めぐ実)
  • 信長 暁の魔王

    信長 暁の魔王

    小説・文芸
    4.0
    1巻693円 (税込)
    「その赤子を殺せ」生まれ落ちたその瞬間から実母・久子に呪詛されて育った信長。癇癪もちで傾いた姿で闊歩する“大うつけ者”は、元服直後の初陣で勝利する。十九のとき父・信秀が病に倒れ、死去。織田の家督を譲られた信長だったが、久子と弟・信行から壮絶な跡目争いを仕掛けられる――。親子の情を知らずに育ち、強くなりたいと切望し続けた、傑出の戦国武将の生き様を描いた歴史長編!
  • 信長嫌い(新潮文庫)

    信長嫌い(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻649円 (税込)
    織田信長さえ、いなければ――。天下を獲れたはずの男・今川義元。戦に賭けた男・真柄直隆。逃げ続けた男・六角承禎。将軍殺しの悪名と生きた男・三好義継。戦より茶を愛した男・佐久間信栄。老躯をおして仇を狙う伊賀上忍の男・百地丹波。祖父の影を追い続けた男・織田秀信。乱世の主役、信長に翻弄された時代の“脇役”たちもまた、己が人生を必死にもがき生き抜いた。敗者たちの戦国列伝。(解説・清水克行)
  • 信長 空白の百三十日

    信長 空白の百三十日

    小説・文芸
    4.4
    1巻1,001円 (税込)
    信長はまだまだ謎だらけ――。 戦国を嵐のように駆け抜けた織田信長。その生涯には知られざる空白期間があった! 信長の性格から、本能寺の変の真相まで、 気鋭の歴史小説家が、織田信長に関する一級資料『信長公記』の空白期間をヒントに、信長の生涯とその人となりを大胆に読み解いていく。 多くの人からいまなお人気を集める、織田信長とはどのような人物だったのか?
  • 信長、天を堕とす

    信長、天を堕とす

    小説・文芸
    4.0
    1巻721円 (税込)
    己は強いのか。桶狭間で今川義元の首を取った。姉川で浅井・朝倉両軍を打ち破った。それでも信長は自分を信じ切れずにいた。長篠で武田勝頼に圧勝してもだ。敵将を妬み、麾下の兵を真に信頼することもない――。天下布武目前、重臣の謀反によって没した不世出の猛将は一体何者だったのか? 戦国史を新たな光で照らす傑作時代エンターテインメント。
  • 覇王の贄

    覇王の贄

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    「一対一での勝負で此奴を殺せる者を連れて来い」。覇王・織田信長が拾った、最強の剣客。誰にも負けない。殺すまでやめない。その男を、殺せという。秀吉、長秀、勝家、利家、嘉隆、そして光秀。命を受けた信長麾下の名将たちが、次々と刺客を差し向けるが……。圧倒的な強さを持ち、馴れ合うことを拒絶する、血に飢えた化け物。信長が惚れ込んだこの男・新免無二斎に、死角はないように見えた――。ド迫力の格闘時代小説!
  • 覇道の槍

    覇道の槍

    小説・文芸
    3.9
    1巻858円 (税込)
    阿波国の戦国武将・三好元長は、将軍家の血筋に連なる足利善維、三好家の主君筋に当たる細川六郎とともに、戦のない世を作ろうと誓いを立てた。元長は類い稀なる才を活かし、時の政権に代わる堺公方府の樹立に貢献した。畿内支配体制を確立すべく活躍をみせたが、その後、主君・六郎との対立の末に壮絶な人生を歩むことになる――。大いなる野望の先に、男がみた夢とは!?第十九回中山義秀文学賞受賞作家が、悲運の武将・三好元長を描いた渾身の戦国史小説。
  • 幕末疾風伝

    幕末疾風伝

    小説・文芸
    3.5
    1巻748円 (税込)
    時は幕末。倒幕だ佐幕だ攘夷だ開国だ、と意識の高い周囲の連中のなかで逼塞していた浪人・松浦佐太郎は、とある縁で助けた男に「勤皇の志士」という言葉を吹き込まれ、覚醒する。だが、高杉晋作、坂本龍馬ら名だたる英雄から思いを託され維新を最後まで見届けようとした佐太郎は、革命の渦中で大きな矛盾に気づいてゆく…。
  • 秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顛末譚

    秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顛末譚

    小説・文芸
    3.9
    1巻2,200円 (税込)
    『秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顛末譚』著者の言葉 木下昌輝 江戸時代、こんなにややこしい殿様は他にいなかったかもしれない。 小藩から25万石の大藩に養子入りし、苛烈な藩政改革に取り組んだ。 誰にも負けぬ弁舌と知識、厳しい倹約令と公共投資の両立、当時の身分制度を破壊する新法、そして、どこにもない市を生み出そうとしたが…… 蜂須賀重喜という男が愚者なのか賢者なのか、勝者なのか敗者なのか。 皆様の目で確かめてください。 ********************** 三十万両もの巨額の借財を抱える徳島藩。藩政改革を担ったのは、型破りな人物だった。 気鋭の作家・木下昌輝が、現代にも通じる政治改革と、経済立て直しを目指す藩主と家臣団の奮闘を描く。 阿波には特産の藍があった。 江戸時代中期の宝歴3年(1753年)から、明和6年(1769年)に起こった徳島県蜂須賀藩のお家騒動の真相とは…。 徳島藩蜂須賀家の物頭、柏木忠兵衛は新藩主候補・佐竹岩五郎との面会のため、江戸に急いだ。藩の財政はひっ迫している。 新たなまとめ役が必要だった。しかし――。 「政(まつりごと)には興味なし」 新藩主となった岩五郎改め、第十第藩主・蜂須賀重喜はそう言い放つ! 家老たちの専横に抗して、藩主の直仕置(直政治)による藩政改革をめざす忠兵衛ら中堅家臣団。 対立が激化するなか、新藩主が打ち出した驚きの改革案とは!? そして、徳島藩を狙う大がかりな陰謀とは……。 「殿と一緒にやりたいのです!」 アクション&サスペンス満載、著者渾身の痛快歴史エンタテイメント長編!  徳島藩を二分する家臣団の対立が勃発する。 新藩主として第十代藩主・蜂須賀重喜を迎え、気鋭の中老たちは、藩政改革と藍玉の流通を取り戻そうと闘い始めた…。 ところが、新藩主はあまりにも斬新な改革案を打ち出した! 特産品の「藍」は借財に苦しむ藩を救うのか? 「改革で大切なのは、人の心を変えること!」
  • 秀吉の活

    秀吉の活

    織田信長への仕官を目指した就活、伴侶を求めた婚活、合戦で頭角を現すための勤活、天下取りに名乗りを上げた天活、跡取りづくりの妊活……。乱世を駆け昇った豊臣秀吉は人生の分岐点に立った時、いかに懊悩し、どう決断したのか。その波瀾に満ちた生涯を「活」という一語を軸に十の時期に分け、これまでにない切り口で秀吉を描いた新たな『太閤記』。
  • 人よ、花よ、 上

    人よ、花よ、

    小説・文芸
    4.2
    1~2巻2,200~2,310円 (税込)
    軍神と崇(あが)められる楠木正成を父に持つ正行は、戦なき世を求めて、北朝に降(くだ)る決意を固める。それは、楠木家こそ挽回の鍵だと頼みにしている南朝を滅亡に向かわせることに他ならないのだが……。朝日新聞連載の歴史巨編、待望の単行本化!
  • ひゃっか!

    ひゃっか!

    小説・文芸
    4.3
    1巻836円 (税込)
    即興で花をいける、5分の勝負。2人1組でエントリー。花をいける所作も審査対象。――高校二年生の大塚春乃はこの大会に惹かれ、出場を目指していた。だが生け花は高校生にとって敷居が高く、パートナーが見つからない。そんな春乃の前に現れた転校生・山城貴音。大衆演劇の役者だという彼は、生け花の素養もあると聞き……。高校生たちの花にかける純粋な思いが煌めく、極上の青春小説。
  • 風雲 戦国アンソロジー

    風雲 戦国アンソロジー

    命懸けの、夢。 黒田官兵衛、前田利家、松永久秀…… 野望うずまく乱世を豪華布陣が描く、傑作小説集! 矢野隆「一時の主」 関ヶ原の戦いを前に、天才軍師・黒田官兵衛が息子に命じたのは―― 木下昌輝「又左の首取り」 傾奇者の前田”又左衛門”利家は、戦の作法などお構いなしで―― 天野純希「悪童たちの海」 大内義隆の重臣の子・冷泉新五郎は、かつて明を目指して船に乗り―― 武川佑「鈴籾の子ら」 上杉景勝に謀反を起こした新発田重家の胸には、亡き兄の言葉が―― 澤田瞳子「蠅」 豊臣秀吉に新大仏建造を命じられた木食応其は、高僧らしくなく―― 今村翔吾「生滅の流儀」 織田信長の大軍に包囲された松永久秀は、信貴山城で死を覚悟し―― ※本書は単行本『戦国の教科書』収録の短編小説を再録したアンソロジーです
  • 風林火山のむすめ

    風林火山のむすめ

    小説・文芸
    3.5
    1巻2,310円 (税込)
    「父の悪行には、理由があり、封印紐の持ち主はその秘密を知っているそうだ」織田信長に敗れ、混乱に陥る武田家の当主・勝頼は、妹・松姫にこう打ち明ける。そして、「父の真意を聞きたかった。なぜ、あのような愚行をしたのか」とも。  甲斐を拠点に猛将と恐れられた武田信玄。息子も、そして、娘も理解できない数々が、2人の心を苦しめた。  悪か、それとも、正義か――。  ”5つの悪行”を知る人々を探し求めることで、真の父親の姿を追う。荒れる戦国の世が覆い隠した、武将と妻と、そして、娘の物語。
  • ふたり女房 京都鷹ヶ峰御薬園日録

    ふたり女房 京都鷹ヶ峰御薬園日録

    小説・文芸
    3.3
    1巻792円 (税込)
    京都鷹ヶ峰にある幕府直轄の薬草園で働く元岡真葛(まくず)。ある日、紅葉を楽しんでいると侍同士の諍いが耳に入ってきた。「黙らっしゃいッ!」――なんと弁舌を振るっていたのは武士ではなく、その妻女。あげく夫を置いて一人で去ってしまった。真葛は、御典医を務める義兄の匡(ただす)とともに、残された夫から話を聞くことに……。女薬師・真葛が、豊富な薬草の知識で、人のしがらみを解きほぐす。
  • 武士喰らい

    武士喰らい

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,408円 (税込)
    主君、父、兄弟、そして妻。戦場での突然の裏切りにより、全てを失った小次郎。男に残されたのは、復讐の道だけだった。命じられるまま仇討ちを繰り返しているうち、「武士喰らいの黒鬼」と恐れられるようになる。だが、小次郎は知らされてはいなかった。その殺戮に隠された真の目的を。そして、本当の仇が誰なのかを――。破天荒かつ号泣必至の戦国綺談!
  • プロの小説家が教える 歴史作家のマル秘ネタ帳

    プロの小説家が教える 歴史作家のマル秘ネタ帳

    小説・文芸
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    これまで4度の直木賞候補作を世に送り出すなど、実力派にして強い人気を誇る木下氏。その魅力の一つは、歴史小説を新たな視点や見せ方で執筆していること。プロの歴史作家は何を見て、何を感じているのか――。そのアイデアの根源やネタとなった意外な史料を著者自身が明かします。 あまり知られていない歴史エピソードや、よく知られている史料をまとめることで見えてくる別の見方を、小説とは違った切り口・まとめ方で読むことができます。歴史が好きな人だけでなく、歴史小説を書きたい方にもピッタリの一冊です。
  • 北天に楽土あり 最上義光伝

    北天に楽土あり 最上義光伝

    小説・文芸
    4.2
    1巻935円 (税込)
    伊達政宗の伯父にして山形の礎を築いた戦国大名・最上義光(もがみよしあき)。父との確執、妹への思い、娘に対する後悔、甥との戦(いくさ)。戦場を駆ける北国の領主には、故郷を愛するがゆえの数々の困難が待ち受けていた。調略で戦国乱世を生き抜いた荒武者の願いとは……。策謀に長けた人物とのイメージとは裏腹に、詩歌に親しむ一面を持ち合わせ、幼少期は凡庸の評さえもあったという最上義光の苛烈な一生!
  • 戊辰繚乱

    戊辰繚乱

    小説・文芸
    4.1
    1巻913円 (税込)
    激動の幕末。江戸で暮らす会津藩士の山浦鉄四郎は、質実剛健な会津士魂に馴染めず、天下国家を論じることもなく、ただ平穏な人生を望んでいた。そんなある日、家中の美しき薙刀の達人・中野竹子と出会う。互いを思いながらも、新撰組隊士となった鉄四郎は内乱の渦に呑まれていく。友が死に、自身が傷を負っても刀を振るうのは、竹子の元に生きて帰るため――。魂を震わす歴史長編。
  • 円かなる大地

    円かなる大地

    小説・文芸
    -
    1巻2,695円 (税込)
    恨むな。憎むな。あらゆる声へ耳を傾けよ。そして――とこしえの和をなせ。 時は戦国、北の大地。謎多きアイヌの壮年・シラウキが人喰いクマの襲撃から助けた少女はなんと、蠣崎氏当主の娘・稲姫だった。礼として居城に招かれるが、それが思わぬ和人とアイヌの戦の引き金を引いてしまう。 稲は己の無知が招いた惨状を目の当たりにして、和睦には自ら打って出ることを決意する。 一方シラウキも稲姫の姿に心打たれ、少年期の惨劇の清算を和睦へと託すのであった。無頼の女傑、女真族、恐山の怪僧……二人は心強い協力者とともに和睦の中人となりうる出羽国・安東氏のもとへ向かう。 果たして二人は、「とこしえの和」を実現することができるのか。 いま最も注目を集めるヒストリーテラーが贈る、乾坤一擲の本格歴史エンターテイメント。
  • まむし三代記

    まむし三代記

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    法蓮房は国盗りの大望を秘めて美濃・土岐家内でのし上がる。2代目はついに美濃国を奪取し、斎藤道三を名乗る。国盗りの大いなる武器「国滅ぼし」とは? その真実に行き着いた3代目の義龍の決断とは? 従来の戦国史を根底から覆す瞠目の長編時代小説。
  • 蝮の孫

    蝮の孫

    小説・文芸
    4.0
    1巻805円 (税込)
    権謀術数を駆使して美濃の蝮と恐れられた名将・斎藤道三の孫、龍興は酒と女に溺れて戦 嫌い。だが、織田信長に国を追われて流浪するうち、武芸に励み、兵法を学びながら次第に 合戦の虜に。何度も信長に挑み、追い詰めていく……。愚将と呼ばれながらも、群雄割拠 の時代の魔王に怯まず対峙し、家臣や民を愛し続けた斎藤龍興とは何者か。戦国一代記。
  • 満つる月の如し 仏師・定朝

    満つる月の如し 仏師・定朝

    小説・文芸
    4.0
    1巻781円 (税込)
    藤原氏一族が権勢を誇る平安時代。内供奉(ないぐぶ)に任じられた僧侶隆範(りゅうはん)は、才気溢れた年若き仏師定朝(じょうちょう)の修繕した仏に深く感動し、その後見人となる。道長をはじめとする貴族のみならず、一般庶民も定朝の仏像を心の拠り所としていた。しかし、定朝は煩悶していた。貧困、疫病に苦しむ人々の前で、己の作った仏像にどんな意味があるのか、と。やがて二人は権謀術数の渦中に飲み込まれ……。(第32回新田次郎文学賞受賞作)
  • もののふの国

    もののふの国

    小説・文芸
    3.6
    1巻946円 (税込)
    武士とは、何だったのか? 千年に亘る戦いの系譜を一冊に刻みつけた、驚愕の傑作歴史小説。 〈螺旋プロジェクト〉中世・近世篇。 負け戦の果てに山中の洞窟にたどり着いた一人の武士。死を目前にした男の耳に不思議な声が響く。「そなたの『役割』はじきに終わる」。そして声は語り始める。かつてこの国を支配した誇り高きもののふたちの真実を。源平、南北朝、戦国、幕末。すべての戦は、起こるべくして起こったものだった――。〈巻末付録〉特別書き下ろし短篇 【電子版巻末に特典QRコード付き。〈螺旋プロジェクト〉全8作品の試し読みができます】 ※〈螺旋プロジェクト〉とは―― 「共通ルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」伊坂幸太郎の呼びかけで始まった8作家朝井リョウ、伊坂幸太郎、大森兄弟、薬丸岳、吉田篤弘、天野純希、乾ルカ、澤田瞳子による前代未聞の競作企画 〈螺旋〉作品一覧 朝井リョウ『死にがいを求めて生きているの』(本作) 天野純希『もののふの国』 伊坂幸太郎『シーソーモンスター』 乾ルカ『コイコワレ』 大森兄弟『ウナノハテノガタ』 澤田瞳子『月人壮士』 薬丸岳『蒼色の大地』 吉田篤弘『天使も怪物も眠る夜』
  • 桃山ビート・トライブ

    桃山ビート・トライブ

    小説・文芸
    4.0
    1巻555円 (税込)
    時は安土桃山。運命的に出会った四人の若者が一座を結成した。驚くべき速さで三味線を弾きこなす藤次郎。出雲のお国一座の笛役者・小平太。信長の従者だった黒人の太鼓叩き・弥介。べらぼうに喧嘩の強い天性の舞姫・ちほ。型破りな芸で熱狂的に民衆に迎えられた彼らは、やがて、庶民への支配を強める秀吉に立ち向かうことに――。エネルギッシュで爽快な、第20回小説すばる新人賞受賞作。
  • もろびとの空 三木城合戦記

    もろびとの空 三木城合戦記

    小説・文芸
    4.0
    1巻836円 (税込)
    東播磨の大名、別所家の本城である三木城。当主の長治は織田信長に反旗を翻すも、織田勢を率いる羽柴秀吉に攻められ、村人を巻き込んだ過酷な籠城戦が始まる。飢えに苦しむ領民は、究極の選択へと追い込まれ……。米十俵のために握った薙刀で、家族を守るため、戦う覚悟を決める娘。「死に損ない」と罵られ、次こそ死のうと敵を斬り続ける武士。「女らしさ」の呪縛に悩みながら、女武者組の先頭に立って陣頭指揮を執る別所家の妻。華々しい合戦絵巻の裏側に存在した、名もなき人びとのひたむきな生の物語。
  • 山よ奔(はし)れ

    山よ奔(はし)れ

    小説・文芸
    5.0
    1巻924円 (税込)
    慶応元年、博多。山笠の祭に命を懸ける「のぼせもん」たちがその準備にある中、黒田藩では保守派と、尊王攘夷派の筑前勤王党との対立が強まり、企てが進行していた。祭の英雄の九蔵と筑前勤王党の月形洗蔵は互いを友と慕いつつ、考え方の違いから対立する。そして一人の志士の謎の死から事態が動く。国のため、山笠のため、熱き者たちが激動の時代を駆け抜ける!
  • 夢も定かに

    夢も定かに

    小説・文芸
    4.0
    1巻682円 (税込)
    聖武天皇の御世、後宮で働くべく阿波国から上京してきた若子。同室になった姉御肌の笠女、魔性の春世ともども暮らす宮中は、色と権謀の騒動続きで……。仕事に意地をかけ、乙女心に揺れ、人知れぬ野望を育む先に何が待つ? 平城京を蔭で支えた女官たちをいきいき描く宮廷青春小説!
  • 妖異幻怪 陰陽師・安倍晴明トリビュート

    妖異幻怪 陰陽師・安倍晴明トリビュート

    大人気シリーズ「陰陽師」のアンソロジー。 夢枕獏による「陰陽師」短編2本と、「オール讀物」の「陰陽師」特集に掲載された新進気鋭の作家4名による短編を収録しています。舞台は平安時代にとどまらず、室町時代・戦国時代の陰陽師まで登場。時と場所が変わっても色褪せない、「陰陽師」の魅力が詰まった一冊です。(解説・細谷正充) 収録作品 ・露子姫が見つけた不思議な烏毛虫は、食べれば食べるほど大きくなり…(夢枕獏「むしめづる姫」) ・信子姫に仕える、耳のいい女房。彼女は右耳には虫が棲んでいて…(蝉谷めぐ実「耳穴の虫」) ・鳥辺野で騒ぎを起こす少年は、博雅の腕を欲していた。その理由は?(谷津矢車「博雅、鳥辺野で葉二を奏でること」) ・足利義教の時代。法師陰陽師の兄弟が、蘆屋道満の式神に出会う(上田早夕里「井戸と、一つ火」) ・戦国大名・細川幽斎とキリシタン陰陽師が、「連歌」をもって妖に挑む(武川佑「遠輪廻」) ・晴明たちが出会った不思議な少年は、唐の国からやってきた「??(なた)」だった(夢枕獏「??(なた)太子」)
  • 吉野朝残党伝

    吉野朝残党伝

    小説・文芸
    -
    1巻1,339円 (税込)
    中山義秀文学賞作家による歴史群像劇の最高傑作! 南朝再興へ――信念と大義そして謀略と欲望が交錯する時代を迫力の筆致で描く! 後醍醐天皇の後胤・玉川宮敦子、後鳥羽亭の後胤を称する鳥羽尊秀、 そして馬借の少年・多聞。 将軍・足利義教の打倒と南朝の再興へ――。 暗殺、奇襲、調略、破壊工作・・・・・・。 理想とは裏腹に、その道は凄惨を極めた。 ついに幕府は大軍を吉野へ差し向ける。 しかし、そこには想像をはるかに超えた謀略が・・・・・・。
  • 与楽の飯~東大寺造仏所炊屋私記~

    与楽の飯~東大寺造仏所炊屋私記~

    小説・文芸
    4.4
    1巻770円 (税込)
    奈良時代、東大寺の大仏造営事業が進む中、故郷から造仏所に徴発された真楯。信仰心など一片もないのに、仲間と共に取り組む命懸けの労役は苦難の連続。作事場に渦巻く複雑な人間模様も懊悩をもたらすばかり。だが、疲れ切った彼らには、炊屋の宮麻呂が作る旨い料理があった。一膳の飯が問いかける仏の価値とは? 食を通して造仏に携わる人々の息遣いを活写した傑作時代小説。
  • 落梅の賦

    落梅の賦

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,815円 (税込)
    「俺は、武田を食うぞ」戦国最強を誇った甲斐武田家の落日。家を滅ぼす二人の裏切り者が出る。一人は、武田信玄の腹違いの弟、武田六郎信友。そして、一族衆筆頭、穴山梅雪。「武田の海」を任された二人は、なぜ悲劇の引き金を引いたのか――。歴史小説界で、いま最も注目される「ヒストリーテラー」武川佑の第二作長編。
  • 落花

    落花

    小説・文芸
    4.0
    1巻968円 (税込)
    平安時代中期。天皇の従兄である仁和寺僧・寛朝は、己の楽音を究めるため、幻の師を追って京から東国へ下った。そこで荒ぶる地の化身のようなもののふに助けられる。のちの謀反人・平将門だった――。豪放磊落でまっすぐな将門は、次第に叛乱の将に祭り上げられていく。戦場に響く喊声、弓矢のうなり……武士の世の胎動を描く傑作長篇。〈解説〉新井弘順
  • 乱
    値引きあり

    乱

    小説・文芸
    3.0
    1巻418円 (税込)
    少年時代を独り野生児として育った「虎」が、畑を荒らして村人に捕まってしまう。処刑されそうになるところを四郎という少年に命を救われる。天草四郎と虎の出会いだった。そのころ、九州の島原と天草の切支丹に対する迫害は苛烈を極め、四郎の父親らを首謀者にして公儀への反抗が企てられつつあった。他方、老中・松平信綱は、三代将軍・家光の治世に不安を抱いていた。江戸に幕府が開かれて三十有余年、天下は徳川家の下に本当に治まっていると言えるのか。歯向かう大名家は無くとも、民草はまだ治まっていない。信綱の心の中に潜む闇が蠢く……。
  • 乱都

    乱都

    小説・文芸
    4.0
    1巻880円 (税込)
    応仁の乱にはじまる《仁義なき戦い》!! 応仁の乱から室町幕府の終焉まで、裏切りと戦乱の坩堝と化した京に魅入られ、争いに明け暮れた男たちの生き様を描く連作集。 ※この電子書籍は2020年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 龍華記

    龍華記

    小説・文芸
    4.0
    1巻770円 (税込)
    高貴な出自ながら、悪僧(僧兵)として南都興福寺に身を置く範長は、都からやってくるという国検非違使別当らに危惧を抱いていた。検非違使を阻止せんと、範長は般若坂に向かうが──。著者渾身の歴史長篇。
  • 琉球建国記

    琉球建国記

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻792~858円 (税込)
    15世紀、琉球王国。勝連半島の無頼漢の赤や氷角たちと役人の加那は、立場を超えて仲間となり、民衆に悪政を強いる勝連城主を倒した。新たな按司となった阿麻和利(加那)は、活発な交易で繁栄をもたらす。一方、王位を巡る内乱を経て国王となった尚泰久と側近の金丸は、彼らの活躍に脅威を感じ、失脚させるための計略をめぐらす。国のありようをめぐる阿麻和利と金丸の対立。琉球王朝の興亡という史実を背景に、血湧き肉踊る物語に換骨奪胎し再構築、それぞれの熱い生きざまを描く長編歴史小説。「これは琉球版、水滸伝だ!」――今野敏さん絶賛!
  • 凜と咲きて―花の剣士 凜―(新潮文庫nex)

    凜と咲きて―花の剣士 凜―(新潮文庫nex)

    ラノベ
    4.0
    1巻649円 (税込)
    天性の剣客・凜は「ドブ板長屋」に暮らし芸妓に身をやつしている。ある時長屋に転がり込んだ謎の男、十三郎との生活が続く中、凜の育ての親・藤兵衛が姿を消す。その数日後、藤兵衛の千切られた〈耳〉が長屋に投げ込まれ――。憎しみに震える凜を最後に救うのは誰か。血で血を洗う争いの末、本当の強さに目覚めた剣士が、見る者を圧倒的感動に誘う。快哉を呼ぶ弩級の復讐譚、誕生!
  • 歴屍物語集成 畏怖

    歴屍物語集成 畏怖

    歴史小説家たちが紡ぐ時代の違う5つの物語が、あるひとつの「怪異」で繋がる。 読後に訪れるこの震えは、恐怖か、驚愕か――? 異端にして傑作の歴史小説集、ここに誕生。 5つの「畏怖」が、この国の歴史を塗り替える 矢野 隆 有我 ――鎌倉時代、壱岐。元寇に抗う男に訪れたある異常。 天野純希 死霊の山 ――室町時代、近江比叡山。霊峰に現れた狐憑きの正体は。 西條奈加 土筆の指 ――江戸時代初期 中部地方。墓の土饅頭から土筆が生え……。 蝉谷めぐ実 肉当て京伝 ――江戸時代後期、江戸市中。山東京伝の妻は、自らを「人魚」だという。 澤田瞳子 ねむり猫 ――江戸時代末期、大奥。城内に現れる不可思議な病。
  • THE LEGEND & BUTTERFLY

    THE LEGEND & BUTTERFLY

    小説・文芸
    4.3
    1巻726円 (税込)
    尾張の大うつけ・織田信長のもとに、美濃の濃姫が嫁いできた。 和睦のための政略結婚。 偉ぶる信長と気の強い濃姫がうまくいくはずもなかった。 しかし桶狭間の戦いを皮切りに、敵だらけの戦国の世をともに駆け上がるうち、 ふたりはいつしか強い絆で結ばれていく。 そこには魔王と呼ばれながらもひとりの人間として悩みもがく信長と、彼の隣に立ち続ける濃姫の姿があった。 歴史の謎につつまれた、信長と濃姫の愛と激動の物語。
  • 戀童夢幻

    戀童夢幻

    小説・文芸
    3.9
    1巻2,090円 (税込)
    信長の前に現れた、華奢な踊り手・加賀邦ノ介。妖にも似た魅力をもつ邦ノ介に、信長を慕う森乱成利の心はかき乱される。その胸中を察した明智光秀は、森乱にある取引を持ちかけるが……。信長、千宗易、家康ら戦国の猛者に対峙し、歴史を動かした流浪の芸能者の正体とは。時代小説界随一のスリルを誇る著者の最高傑作!
  • 籠城忍 小田原の陣
    値引きあり

    籠城忍

    小説・文芸
    4.0
    1~3巻423~456円 (税込)
    秀吉軍対北条家。膠着する籠城戦の中、忍者たちは小田原城を舞台に闇の中で激しく戦っていた。書下ろし歴史小説・新シリーズ第1作! 天正18年(1590年)、関東の雄である北条氏の本拠・小田原城が関白・豊臣秀吉の軍勢に囲まれていた。その数、10万。総勢では20万。もはや北条方に勝ち目はなかった。そんな籠城戦の中、徳川家康は伊賀忍者の服部半蔵を城中に潜入させようと画策していた。北条家の当主・氏直は家康にとって娘婿であり、包囲側の身としては困った立場にあったのだ。秀吉に謀反を疑われかねない。北条家をこの戦に導いた前当主の氏政をさらい、秀吉に謝らせるのが家康の狙いだった。だが、北条には風魔という忍者集団がいて……。
  • 我が名は秀秋

    我が名は秀秋

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,012円 (税込)
    秀俊は13歳にして豊臣家を出て、備後国の小早川隆景の養子となる。隆景は秀吉の信頼厚く、毛利家内でも重きをなす人物だ。対面して秀俊は隆景の眼鏡に適い、秀俊も隆景に好感を持つ。翌々年、時代が大きく動く。交戦していた朝鮮との和平交渉が決裂し、再出兵が決まる。秀俊は日本軍の総大将に任じられるが、渡海の準備のさなかに義父・隆景の訃報がもたらされる。初めて感じた親子の情との決別。秀俊は秀秋と改名して出陣する。
  • 童の神 : 1

    童の神

    少年・青年マンガ
    5.0
    1~6巻770~880円 (税込)
    舞台は平安時代…。虐げられた者たちの戦いを描く、雄渾な大活劇!! 皆既日食の日に生まれた桜暁丸は、朝廷にまつろわぬ「童」と呼ばれる民とともに、自由と尊厳のために立ち上がる…。安倍晴明、源頼光、坂田金時、そして酒呑童子……史実と伝説を巧みに織り込んだ、歴史時代小説の新星による直木賞候補作を名手がコミック化。(原作:角川春樹事務所刊) 1、2巻同時発売!!

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