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Posted by ブクログ
私にとって時代小説は、人物名や地名、時代背景、難読漢字など、前提知識がないとつまづくことが多いジャンルという認識だが、本著は更に時系列が複雑であるために、構成含めて読みにくい小説となっている。
さらには「国盗り物語」の内容と沿わない部分もあり、前提知識が覆されたりもした。
フィクションについての意図はあとがきにて著者により記されており、史実とフィクションの判別はきっちりしておく必要がある。
ストーリーとしては、「国滅ぼし」という核をベースに斎藤家が3代に渡り国を盗る様を主人公の源太が共にするというもの。
国主になるための謀略だけでなく、親子や仲間たちとの人間ドラマ、垣間見える人間の欲望などかなり工夫されており、最後まで飽きずに読破することができた。
Posted by ブクログ
斎藤道三。有名な武将ですが、織田信長との関係において語られるくらいで、この斎藤道三を中心にした本は読んだことがなく、すごく興味が湧きました。また、出だしの書き方からワクワクさせられました。斎藤道三を中心にその父と子の3代にわたるストーリー。と思いきや、実は4代にわたるストーリー。史実とフィクションを組み合わせながらの構成は、この著者の得意とするところで、この本でもそれが如何なく発揮されていて、お見事でした。そしてなんといっても、この物語の見どころは貨幣。源太の妻のお景が、源太が戦場から帰って持ち帰る貨幣を巡るやり取りの変化に思わずニヤリ。最後のシーンも、戻ってきた感があって良かったです。
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