無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで203万冊以上配信中!
人気時代・歴史作家 珠玉の〈書感〉エッセイ45編
「羽州ぼろ鳶組」「イクサガミ」シリーズ、直木賞受賞作『塞王の楯』など、人気の時代・歴史小説誕生の秘密は読書にあった......!?
小学5年の夏に池波正太郎の『真田太平記』と出逢って読書愛を開花させた今村氏は、以来、学生時代は年間100冊を読破する、読書漬けの日々でした。
本作は、作家の創作・発想の原点となる作品、忘れがたい記憶と結びつく物語、生きる力を与えてくれた一作を、彩り豊かなエピソードとともに綴った「書評」ならぬ、〈書感〉エッセイ。小説、実用書、絵本までジャンルにとらわれず、作家の血肉となった本を一挙公開します。
「読んでもいい。読まなくてもいい。どんなジャンルを好きであろうが、嫌っていようがいい。......無理して読まなくてもいい」「要するに読書は自由なのだ」と冒頭から喝破。読書好きにはもちろん、最近本が読めていない人にもぜひおすすめしたい一冊です。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
これは「書評」ではなく、「書感」とおっしゃる今村先生らしく、よく出てくる言葉にも、少し古風でへりくだった言い回しを選んでいて、とても好きだった。
本の紹介と共に、ほろっと温かいエピソードもあったり、心に残る言葉もいくつもあった。
積読本がすごい量なのに、また気になる本がたくさん。。。
私としても、1つのジャンルを極めるよりは、欲張りに色んなものを読みたい!!!
そう言えば、表紙のイラストレーターさん、誰なのか調べてみたけど分からず。。。でもそれを調べる間に、「ショセツラジオ」の存在を知って、今では朝の準備や家事のお供に♪こちらもオススメ♪
Posted by ブクログ
新聞連載の書籍化。著者の作品は『イクサガミ』しか読んでおらずエッセイ(いちおう書評ではあるが)の類いは初見。ですが、テレビのコメンテーターなど幅広く活躍されているので何となく人となりはイメージしており、おおらかな雰囲気を持ちつつストイックで少し慎重な文体は、予想を裏切らず非常に好感が持てました。
『乱読御免』というタイトルではあるが、やはりというか歴史・時代小説が多いのは、まあ様々な事情から仕方ないのでしょうね。絵本や漫画、ビジネス書も少しはありますが偏りはある。自身も前書きで「偏読でいい」とも言ってます。連載開始時の新聞社側の名付けがよくなかったのでしょう。
いずれの回も面白かったが、私はSNSについて書いた回が一番印象に残りました。普段は慎重な文体の著者が思いの丈をぶつけるかのような熱量を持って書いているように思われる。以下一部引用です。
「私は核よりもある意味で恐ろしいものが存在していると思っている。それはSNSである。かつて人が地球に誕生してから、ここまで心のうちを晒せるものはあったか。まるで魔法、まるで呪詛ではないか。それができるのは顔が隠れているという要素が大きいだろう。本来ならば心の内に秘めるべきもの、あるいは堂々と発言すべきでないものが、躊躇いもなく世に発射される。そして、その悪意は瞬く間に繋がり、より大きな波濤となって覆っていくのだ。前述した戦争について話しづらくなったのも、すぐに凄まじい量の、顔のない主張が溢れ返っているからのような気もする。それは議論の仮面を被っているが、実際のところは一方的な痛罵であることが多い。かつてここまで心を掻き乱し、時に抉るツールが存在しただろうか。そういう意味でこれは兵器にもなり得る」
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。