琉球建国記

琉球建国記

858円 (税込)

4pt

4.0

15世紀、琉球王国。勝連半島の無頼漢の赤や氷角たちと役人の加那は、立場を超えて仲間となり、民衆に悪政を強いる勝連城主を倒した。新たな按司となった阿麻和利(加那)は、活発な交易で繁栄をもたらす。一方、王位を巡る内乱を経て国王となった尚泰久と側近の金丸は、彼らの活躍に脅威を感じ、失脚させるための計略をめぐらす。国のありようをめぐる阿麻和利と金丸の対立。琉球王朝の興亡という史実を背景に、血湧き肉踊る物語に換骨奪胎し再構築、それぞれの熱い生きざまを描く長編歴史小説。「これは琉球版、水滸伝だ!」――今野敏さん絶賛!

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琉球建国記 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年05月28日

    面白かった。一気読み。
    阿麻和利の話はなんとなく知ってはいたけど、史実とフィクションがどこまで織り混ざっているのだろう。興味が持てて良かった。阿麻和利とか、護佐丸とか、尚泰久とか、金丸とか、僕らは知る必要があるよな、沖縄の歴史について。
    もっと知りたい。

    0

    Posted by ブクログ 2023年05月10日

    15世紀、琉球王国の歴史をもとにした長編小説。

    登場人物がとにかく魅力的。格好良い。
    映像で見てみたい作品。
    沖縄、琉球の歴史はあまり知らなかったけど、なかなか興味深かった。

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月28日

    歴史上の人物「阿麻和利」を、再評価するような作品。正史『中山世鑑』には、琉球王朝に反旗を翻したように描かれているが、地元では善政を敷き民からも慕われていたようだ。そこには誰かしらの何かしらの思惑を感じる。

    登場人物達が皆人間味に溢れていて、魅力的に描かれている。

    0

    Posted by ブクログ 2022年07月20日

    15世紀、琉球王国。民衆に悪政を強いる勝連城主を倒した阿麻和利と王位を巡る内乱を経て国王となった尚泰久、金丸との対立。琉球王国の興亡を、それぞれの熱い生き様を描く歴史長篇。

    0

    Posted by ブクログ 2022年05月27日

    矢野隆さんの作品は、なかなか書店で見つからないので、久しぶりに読んで、やっぱり、凄く面白かった。澤田瞳子さんの解説も矢野隆さんの素顔が垣間見えて良かった。

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    Posted by ブクログ 2022年06月08日

    勝連按司加那(阿麻和利)が物語の主人公。悪政に苦しんでいた勝連を救い按司になるが、琉球王国を建国した尚巴志の5男で第6代国王となった尚泰久の命で中城按司であった護佐丸(尚巴志の三山統一に功あり)の乱を鎮圧し、阿麻和利の乱で敗死するまで(尚泰久の腹心金丸の策謀)が描かれている。尚、金丸は後にクーデター...続きを読む

    0
    ネタバレ購入済み

    熱き漢たちの闘い

    2022年07月27日

    いささか後味が悪いのは史実に基づいたストーリーだからか。
    かって、沖縄の城の美しさに惹かれ、中城、勝連城などを訪れたことがある。再訪も計画しており熱き漢たちの魂をかの地で思い起こしてみたい。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年03月21日

    史実を元にした小説で、沖縄好きとしては。けっこう面白かったけど、語り手のキャラが微妙なのと、最後が若干尻すぼみで…ラストは史実がそうだから仕方ないか。

    0

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