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Posted by ブクログ 2020年10月24日
「宇喜多の捨嫁」などの斬新な視点での歴史小説を書かれている木下さんらしく
信長公記やその他の書物も交えて、空白となっている天正8年とその前後の信長の行動に
ついて、論理立てた推理がとても興味深いです。
見出しにもなっている「この空白で信長は変わった!」という表現どおり
このあとの信長が本能寺...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月21日
本当は自分で「信長公記」を読めば一番いいんだろうが。そこまでの知力・体力はないので、この作品の登場である。「信長公記」の記載をベースに信長のパーソナリティを分析、空白の天正八年の後半4か月の記述の少なさと前後関係から、双極性障害の気がある信長の躁鬱の鬱期間だったのではと類推を進める。本書で特筆して面...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月30日
『信長公記』を読み解き、天正八年八月から十二月では空白の意味を推測する。織田信長のパーソナリティに迫る作家の炯眼。
気鋭の歴史小説家の珍しい新書。織田信長に関する一級資料『信長公記』を基に知られざる信長のパーソナリティを考察する。
強すぎる完璧主義とアンガーマネジメントの欠如、信長公記の記載から...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月23日
著者木下昌輝氏は『宇喜多の捨て嫁』以来、最も注目している歴史小説家ですが、新書『信長 空白の百三十日』は小説家としては当然かもしれませんが分かりやすく、また『信長公記』を丁寧に分析し、フロイス『日本史』、『本城惣右衛門覚書』他適切な引用、『倭国伝』からの発見など『惟日』フリークの私も大満足です。...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月13日
小説家の木下昌輝が、信長に関する一級資料である太田牛一著『信長公記』を読み込み、信長の真実に迫った労作。
年代順に綴られた『信長公記』には、「空白」の期間が何箇所かあり、その謎を推理する。
さらに、粘着質な信長の気質を読み取り、その行動からは感情コントロールが出来ない信長というパーソナリティーを導き...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月31日
信長公記やその他の資料の記述を元に、織田信長の人となりを推測する、織田信長の小説を書くための、小説家の資料ノートを見せてもらっているような新書となっている。タイトルの空白の130日に何か重大な秘密めいたことが起こっているわけではなかったのは拍子抜けだけど、信長の行動からその性格や心理を想像力豊かに推...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月02日
信長という人物を多方面から観る。
興味深く、楽しかったですね。
彼がメンタルの病ではなかったか、という推理小説を読んだ事がありますので、そういう意味でも興味深く、楽しめました。
戦国時代を生き延びるというのは、簡単な事ではなかったでしょうし、細川忠興やガラシャ夫婦のような血塗れな関係もありますからね...続きを読む
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