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武士とは、何だったのか?
千年に亘る戦いの系譜を一冊に刻みつけた、驚愕の傑作歴史小説。
〈螺旋プロジェクト〉中世・近世篇。
負け戦の果てに山中の洞窟にたどり着いた一人の武士。死を目前にした男の耳に不思議な声が響く。「そなたの『役割』はじきに終わる」。そして声は語り始める。かつてこの国を支配した誇り高きもののふたちの真実を。源平、南北朝、戦国、幕末。すべての戦は、起こるべくして起こったものだった――。〈巻末付録〉特別書き下ろし短篇
【電子版巻末に特典QRコード付き。〈螺旋プロジェクト〉全8作品の試し読みができます】
※〈螺旋プロジェクト〉とは――
「共通ルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」伊坂幸太郎の呼びかけで始まった8作家朝井リョウ、伊坂幸太郎、大森兄弟、薬丸岳、吉田篤弘、天野純希、乾ルカ、澤田瞳子による前代未聞の競作企画
〈螺旋〉作品一覧
朝井リョウ『死にがいを求めて生きているの』(本作)
天野純希『もののふの国』
伊坂幸太郎『シーソーモンスター』
乾ルカ『コイコワレ』
大森兄弟『ウナノハテノガタ』
澤田瞳子『月人壮士』
薬丸岳『蒼色の大地』
吉田篤弘『天使も怪物も眠る夜』
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Posted by ブクログ
螺旋プロジェクトのうちの1冊。
歴史小説のような舞台設定の小説は普段あまり読まないのだけれど、誰もが知っている歴史上の人物が主人公やライバルになっていることで、すごく読みやすくなっていた。そのうえで、オムニバス形式であることも、飽きずに読めた要因だったように思う。
小学校中学校での授業では、とにかく日本史の授業が嫌いだった。理由はごく単純で、暗記が苦手だったのだ。覚えられないからテストの点数が悪い。テストの点数が悪いから日本史そのものにも興味が持てない。興味が持てないからますます暗記ができないの悪循環だった。
そのうえ、出来事の年号を覚えなきゃいけない、というのがすごく腹立たしかった。だって、その年号って本当にあっているかもわからない、ただの推測のはず。それなのに、その年号をテストで覚えて書いて、○×をつけられるって、テストのありかたとしてどうなの、と。
1192で覚えた鎌倉幕府、今では1185が正しいっていうじゃない。1192の時代に、1185って書いて✕もらって、成績落として人生変わった子がいたかもしれない。ただの推測を、義務教育として暗記させ、人の人生を左右させる。そんな日本史への否定的な感情が今でも捨てきれないでいる。
でも、小説に罪はない。歴史小説をもっと楽しむために、日本史を知っておきたい、という気持ちが大人になって芽生えているのもまた事実である。
この本は、そんな私でも楽しめた。ぜひ、歴史小説に興味がない人ほど、読んでみてほしい一冊。
Posted by ブクログ
螺旋プロジェクト、中世・近代編
海の一族と山の一族、1,000年にわたる戦国時代の交錯の物語。
平将門の乱から始まり、貴族と公家の時代から武士の時代に移り行く。
平氏はイソベリ、源氏はヤマノべ。
源平合戦を超え、鎌倉幕府、室町、戦国時代、家康と秀吉、そして幕末。
まさに戦国・幕末オールスター
そして本作で重要な役割は「長老」と呼ばれる存在。
シリーズ全書に出てくる両目の色が違う人の存在。
ネタバレになるので書かないが、「こういう考察ね。これは時代小説でよく見る説だな」という印象。
また、真田丸や幕末物の大河ドラマを観ているとすっとイメージが入ってくる。
最後の外伝もまたこれよし。
Posted by ブクログ
螺旋プロジェクトの私にとっての7作品目!
今回の時代はプロジェクト中最長の900年超!!!
平将門〜西郷隆盛まで・・・
入れ替わり立ち替わり登場する海と山の一族の両方の特徴を持つ長老達は、歴史を刻む者たちを促す・・・
歴史を刻む者たちは不遇と戦い、光明を掴み、栄え滅びていく。
祇園精舎で始まる平家物語のように歴史の長い目で見れば勝者の一族はいずれ敗者の一族となってしまう・・・
螺旋プロジェクトだからこそ、900年の歴史に一本の串を通して読むことができる、武士の生きた時代の物語ダイジェスト!
→楠木正成や平将門について、もう少し掘り下げて読みたいと思った!
政治のあり方や、統治者がどのような階級の人達がと言うことは、その時代を生きる人達にとってはどうする事も出来ない、受け入れなければならない事!
今の時代は平和と民主主義が私達に豊かさをもたらしてくれてはいるが、未来の人たちから見たら私達の良い時代なのでしょうか?
良い時代であれば良いなぁと思います。
因みに、螺旋プロジェクトも残すところ一作
ここまで長かった・・・
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