歴史・時代作品一覧
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4.5悠久なる中国の歴史は王朝交替の物語であり、そこには実に多くの皇帝たちが登場する。それら名君、暴君、天才、凡才たちの中から、歴史に大きな足跡を残し、存在感の際だっている12人の皇帝について書かれたのが本書である。あの広大な中国の国土を一つにまとめるには並々でない手腕がいる。だが時として、そのような人物が現われて国をまとめ、新しい王朝を興した。しかし、せっかく創業には成功しても二代か三代ですぐに滅びた王朝も多く、もちろん何百年と続いた王朝もある。その違いはいったい、どこにあるのだろうか? その答えは、本書に登場する12人の皇帝たちの事績の中にある。彼らは果たして、どういう考えのもとに政治を行ない、どのような生涯を歩み、どのような歴史を創ったのか。広大な舞台で繰り広げられた12の波瀾万丈の人間ドラマを活き活きと描くと同時に、人が生きていくうえで何が大切かということも教えてくれる一書である。
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3.8一途な恋の行方を描く江戸っ子鍼師の一代記 ボコボコにされておしゃあのもとに駆け込まれた男は、瀬戸内育ちの漁師で古川庄八といい、幕府の命により水夫となり、江戸にやってきていた。女郎上がりで鍼師となったおしゃあは男嫌いだったが、庄八と恋に落ちる。庄八は、次第に重用され、オランダにまで留学するようになる。戊辰戦争では、幕府方として函館で明治政府軍と戦って捕らえられる。解放された庄八に会いたさに、函館まで出かけていったおしゃあだったが、そこには奈津という許嫁がいた……。 将軍の侍講にしてジャーナリストの成島柳北、安田銀行・安田生命の創業者である安田善次郎などの傑物もおしゃあと親しい患者として登場。 治療の腕と気っぷの良さは天下一品! 逞しいけど恋には純粋な江戸っ子おしゃあの、一途な恋の行方を描いた幕末明治一代記。 単行本刊行時には、『笹色の紅 幕末おんな鍼師恋がたり』という題名でしたが、文庫化に際し改題しました。
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3.0珊瑚海海戦において第7水雷戦隊を率いる千早大佐は、命令に背き敵巡洋艦二隻を沈没させた。軍令違反で海軍を追われる千早を救ったのは、山本五十六であった。山本は第7水雷戦隊を司令官直属の『隠密艦隊』としてミッドウェイ海戦に投入することを決断する。
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3.51924(大正13)年11月、最後の訪日を行なった中国独立の父と称される孫文は、神戸で“大アジア主義”を宣言した。当時、アジアのほとんどの国は欧米の植民地となっており、日本と中国が協力してアジアの国々を独立させねばならないということだ。大アジア主義を唱える日本人は、それ以前から少なからずいた。私は、アジア主義は正解だと現在でも考えている。それがなぜ大東亜共栄圏となり、大東亜戦争となったのか。大アジア主義から大東亜共栄圏への変遷、その経緯を明らかにするためには、昭和の戦争についてあらためて総括せねばならない。どうも私たち日本人には、連合軍が決めつけた“侵略戦争”というよりは敗れる戦争をしたことこそが致命的失敗という認識が希薄なようだ。そこで、いつどこでどのようにして失敗回路にはまってしまったのか、今後失敗を繰り返さないために、徹底的に洗い直してみることにしよう。(田原総一朗/本文より抜粋)
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-日本一の昼行灯艦長・中村時次郎中佐以下、日本海軍のはみ出し者たちが空母〈天城〉に集結。ドイツの科学技術で改装強化された艦載機で、連合軍を蹴散らしていく! ――それはやがて、第二次世界大戦の行方さえも大きく変えることになるのだが……!?
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3.0南進を捨て、北進を選んだ日本軍は、ソ連に侵攻。一方ドイツは、イギリスを占領する。ついに米艦隊は、カムチャッカ沖にて日本艦隊と開戦。日本軍はアッツ・キスカ島を攻略し、米艦隊を撃滅すべく、最強戦艦「大和」を前代未聞の戦艦に改造した。
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4.1女性が人間らしく生きるとは?ガラシャ夫人を通して語りかける著者初の歴史小説。 明智光秀の娘・玉子は、織田信長の命により、16歳で細川忠興に嫁いだ。戦乱の世の常の政略結婚で、多くの女性がそれを運命として疑うことをしなかった中、玉子は、女たちが道具のように扱われることに、耐えられぬ思いを抱いていた。人間としての自我にめざめていた玉子(後のガラシャ夫人)を通して、女性が人間らしく生きることの意味を問う著者初の歴史小説。 「三浦綾子電子全集」付録として、『信徒の友』に掲載された著者談話「細川ガラシャ夫人を書き終えて」、西教寺住職の説明を受ける著者写真を収録!
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5.0韓国や中国の歴史ドラマに出てくる「倭人」。一体何時代の、どこから来た人なのか疑問に思ったことはないだろうか? 本書は、そんな知っているようで知らない三国の歴史を同時並行で学ぼうというもの。漢の光武帝は奴国に金印を授けていない!! 日本に製鉄技術を伝えたまぼろしの国・伽耶の実態。なぜ大和朝廷は新羅VS百済の戦いに参加したのか? 「日本」をはじめて認めたのは則天武后? 渤海が日本と仲良くしたホントの理由。李氏朝鮮の王子が清の人質になったいきさつ……。歴史認識問題や領土問題など、何かとぶつかることの多い日本、中国、朝鮮半島。しかし、このような複雑な関係は今に始まったわけではない、二千年の間、互いにぶつかり、影響しあってきたのが東アジアなのだ。この一冊で、政治から文化、経済まで三国の意外な歴史がよくわかる!
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-200X年、海上自衛隊第四航空群厚木飛行場で、1機のレシプロ機の緊急着陸要請の無線を受けた。「な、なんだ、ありゃ、単座機じゃないか。緑の胴体に日の丸? ま、まさか…」非常事態のなか、突然出現した、零戦が、新たな奇跡を巻き起こす!
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3.02010年の中国漁船による衝突事件は始まりにすぎなかった。”共産中華帝国”実現に邁進する中国は、ついに空母機動部隊を就役させ、日本領である尖閣諸島の武力侵攻を開始する。だが、これを予測していた日本は自衛隊による奪還作戦を決断した!!
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-2015年、“アジアの巨獣”中国が日本侵攻を開始。自衛隊の反撃により追いつめられた中国共産党政府は、ついに日本の主要都市に向けた中距離弾道ミサイル発射を強行する! 航空自衛隊は、試験段階のABL兵器「雷神」と「風神」でこれを迎え撃つが…!?
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-1942年4月、ドウーリットル攻撃隊を迎撃したのは、ロケット戦闘機「秋水」だった。“限定的なタイムスリップ”により現代の技術者たちがハイテク/ローテクを駆使して日本軍を徹底強化! 有限会社「迅雷計画」は太平洋戦争を逆転させられるのか?
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4.0太平洋戦線に暗雲漂う昭和19年、ついに待望の新鋭機「烈風」が完成した。ミッドウェーの地獄から生還した加来止男は第626航空隊司令官に着任、専用空母「海鷹」を率いて乾坤一擲のマリアナ沖海戦に出撃! 烈風を待ち受ける米戦闘機との死闘が始まる!!
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-ノモンハン事件をドイツの陰謀と取った日本は、日英同盟に基づき対独宣戦、アフリカで苦戦する英軍を救援に。猛将・山下泰文は砂漠の狐・ロンメルと激突。マーリン・エンジン搭載キ-62「隼」をえた加藤隼戦闘隊は、撃墜王・マルセイユに挑む!
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-昭和15年、新京にある「満映」の撮影用大スタジオ。暗幕に閉ざされた内部では、日本軍の英知を結集した超重戦車が開発中だった。重量120トン、装甲200ミリ、ナチスドイツ開発の秘密兵器を搭載した「イカヅチ」はついに満蒙の大地へ突撃を開始する!!
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-台湾出身の女形張阿火には十四歳の初舞台から豪商や大官など一流の贔屓筋がついた。張阿火は祝儀などをよく散し、たちまち取り巻きができた。楚々たる美女に扮したが、舞台をおりると、さながらやくざの頭目だった。そのころ清仏関係が決裂し、フランス艦隊が台湾基隆(キールン)砲台を攻撃した。張阿火は自力で義勇軍を募り、フランス艦隊と戦った。清仏間に和議が成立すると張阿火は義勇軍をそのまま海賊にして最後に仏船モンブラン号を襲うが失敗。文無しの張阿火は再び役者に。そしてある日、元モンブラン号の水夫長が広州沙面の租界で殺された。殺害時間に張阿火は舞台に立っていたというが……。
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3.0「戦艦でハワイをやれないものだろうか」。山本五十六のその一言から始まった真珠湾奇襲作戦。山本の命を受けた海軍中将・小澤治三郎は、新式酸素魚雷で武装した戦艦大和を旗艦とする第三艦隊で、オワフ島への殴り込みを敢行する!
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2.52008年中国は最新原潜を日中中間線へと侵攻させ、中国初の原子力空母「鄭和」も出動させた。日本はイージス艦「うんかい」、海自初のヘリ空母「あまみ」らが出撃。さらに、米軍は最新鋭ステルス爆撃機「ピース・キーパー」を発進させた――。
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3.0昭和十九年、マリアナ沖海戦後、アメリカ軍はマリアナ諸島から飛び立つB-29によって日本本土を蹂躙し始めていた。帝国第三の軍隊、帝国防空軍は新開発の高速双発戦闘機、四式複戦・牙龍でこれを迎え撃つ体制を整えつつあった。牙龍は日本を守りきれるか?
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-昭和16年11月、天皇の命を受けた東条英機はハル・ノートを受諾。それに反撥した陸軍の一部が叛乱を起こし、東条を暗殺する。叛乱軍は海軍と陸軍穏健派に鎮圧されるが、国内は大混乱に陥る。これに乗じ米国は短期決戦を企図し、台湾奇襲で日本に宣戦布告した!
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-帝国海軍の二人の将星、山本五十六と堀悌吉。才能に秀でた二人は一致協力して、世界に類のない本格的な空母艦隊の創設に邁進する。多くの障害を乗り越え、帝国海軍の「すべての空母を新たに一から造りなおした」二人に、アメリカとの決戦が迫っていた!!
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-中国軍、東シナ海に侵攻す!! 中国原子力空母鎮遠発進、東風21型ミサイル発射に、陸自戦闘ヘリAH-64D・海自強襲揚陸支援艦シー・ウルフによる尖閣諸島奪回作戦を始動!!「台湾週報」前編集長が東シナ海の有事を描くリアル・シミュレーション!
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-昭和14年に中・独・伊の三国同盟が締結され、その枢軸国と日、米、英、ソの連合国が衝突し、第二次世界大戦が勃発。長年の激しい戦いの結果、連合軍が世界全域で勝利した。その勝利もつかの間、昭和25年、米国がアジアの盟主となった日本に牙を剥く!
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-昭和17年、ミッドウェー海戦で、機動部隊壊滅にいたった連合艦隊だったが、起死回生をはからんとガ島奪還作戦を企図する。だが主力を温存する連合艦隊首脳の策への不満が沸騰寸前に達し、第三艦隊が独走、仰天の秘策を断行し、ソロモン沖は血の海に――!
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-帝国海軍はミッドウェー海戦の敗北で、最前線をラバウルまで押し戻されたが、建造中の特殊潜水航空母艦「神龍」と艦載ジェット機「橘花」が完成。米太平洋第3艦隊を潰滅させ、司令長官ハルゼー大将を捕虜にし、ここに日米の新たな激突が南太平洋で勃発する!
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-昭和16年12月、真珠湾に向かう赤城艦上に突然奇怪なフォルムの戦闘機が出現した。航空力学的にすぐれた構造だということは理解できた人間はいたが、搭乗員は存在せず、なすすべもない。そして無機物だけが時空を移動するという奇現象が頻発しはじめる!
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-バルバロッサ作戦発動せず! かくてついに日本とロシアがシベリアで激突することになった。ソ連機「GU1」の開発者が日本に亡命、その尽力で、日本の試作機「キ88」とを合体させた超航空機が誕生する。戦史は大きく動きはじめる――!
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3.3本多作左衛門は、日本一短い手紙として有名な「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」を書いた武将として知られている。彼が生きた時代は、戦国の世から泰平の世へと、価値観が激変した時代。時代が変れば、時代が求める価値観に沿うように生きるのが常識的な考え方だが、いつの世にもその器用さに欠ける人物はいるものである。本書の主人公、本多作左衛門が、まさにそれに当る人物だった。「一筆啓上云々」の手紙でもわかるように、簡にして要を得る言動こそ武将の生き方と信じて疑うことを知らなかった「気骨の男」。是を是とし、非を非とする作左衛門の生き方は、いつしか「頑固者」として周囲の者の目に映るようになっていった。「聞き分けのよさ」が幅をきかす時代に、「君(主人)、君たらざれば、臣(部下)、臣たらず」の精神を貫いたのである。その場の空気、周囲の目を気にしがちな現代人にとって、自分の真実を考えさせられる一冊である。
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