会津春秋

会津春秋

555円 (税込)

2pt

3.8

会津の下級武士・新之助は、西洋砲術を学ぶため、全国から秀才が集まる象山塾に入門するが、放物線やら火薬量の計算やら、ちんぷんかんぷん。同じく新参者の薩摩藩士・八郎太とは、歳も数学が苦手なのも一緒で意気投合、互いの藩の内情すら語り合う仲に。だがまさか、好きになる女まで一緒とは……。幕末の動乱期、友として時に敵として交わり続ける男たちの生き様を、清水流の視点で軽快に描く。

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会津春秋 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2023.12.16〜12.25
    友達っていいね。
    どこの出なんて、関係ないんだよね。
    どんなことがあっても、分かり合える、心の支えになれる。
    本当は重たい話だと思うけど、この人が書くと違う重みが出てくる。やっぱり、この作家、好きだな。

    0
    2023年12月25日

    Posted by ブクログ

    清水さん、こういう作品ホントに上手い。星5つにしようと思ったけど、自分が清水さんの作品に馴染みすぎてて甘い自覚はあるので4つに。

    ストーリーの下敷きになった史実は重い筈なのに、それを軽やかに爽やかに書ききる筆致の妙。

    0
    2019年01月20日

    Posted by ブクログ

    会津と薩摩の若い藩士が象山塾でであい、無二の親友となるも、幕末〜維新の世ゆえ敵味方の地に別れ、要所要所では偶然必然の再会で酌み交わしつつ、それぞれの人生をいきぬいてゆく物語。終点は西南戦争。
    主人公が松平容保公の近習ということで、上の立つものの苦悩を間近に描ける一方で、名もない周りに流されていくしか

    0
    2013年09月23日

    Posted by ブクログ

    いま話題の会津の話です!
    幕末の歴史と繋がって展開されているのでわかりやすく、会津藩の苦労や会津・薩摩の関係など興味深く、なかなか面白かった一冊です!
    会津に行ってみたくなりました(^^)

    0
    2013年02月17日

    Posted by ブクログ

    なんだか表紙がホモくさ・・・
    沖田と西郷どんみたいなビジュアルですね、どっちが会津でどっちが薩摩なのかすぐにわかる。

    佐久間象山の塾で知り合った、会津藩と薩摩藩の二人の若者が、敵になり味方になり、武士の世が終わって近代化の道を歩む激動の時代を生きていくお話。
    実に淡々と語られている。
    くるくるとね

    0
    2013年06月02日

    Posted by ブクログ

    歴史モノが好きなのに
    いまひとつつかみ難かった幕末から明治初頭の勢力図が
    お陰で理解できたかも。
    小説としてはひっかかりの無さが物足りなかったけど
    『解りやすい』書かれかたは、さすが『せんせい』って感じ。

    0
    2013年05月12日

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