秀吉と武吉 目を上げれば海

秀吉と武吉 目を上げれば海

660円 (税込)

3pt

戦国末期、瀬戸内海の村上水軍を率いて独立自存の勢力を誇っていた海賊の総大将・村上武吉。毛利一族などとの争いの末に獲得した徴税権と領土が、天下統一を狙う豊臣秀吉に奪われそうになった時、武吉はいかにして、それと戦ったのか。いかなる権力にも臣従することなく、己れの集団を守りぬいた武吉の生涯を通じ、時代の転換期における指導者のあり方を示唆した歴史小説。

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秀吉と武吉 目を上げれば海 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年06月07日

    村上水軍をひきいた村上武吉。見事なまでの頑固者であり、無骨に、まさに自分の信念を貫いたと言える。豊臣秀吉からは嫌われ、晩年は辛い生活を強いられたが、強きに従うでもなく、自らの信念に基づき、見事に生き抜いた。

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    Posted by ブクログ 2014年11月10日

    戦国時代の瀬戸内海の海賊村上武吉の統領村上武吉のお話。

    武吉には時代の流れを見る目が確かにあったとは思うが、にも関わらず海賊としての意地を貫いたのは、部下のことを考えると如何なものかと思う。
    組織のトップはまず考えるべきことは部下を食わせていくこと。それが武吉の脳裏に無かったとは言い難いが、それで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年10月17日

    和田竜さんの村上海賊の娘を調べていたら、「こちらの方がわかりやすい。」という書き込みがあったので読んでみた。

    海賊の意地が見えた。かっこよかった。

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    Posted by ブクログ 2014年09月13日

    村上海賊の総大将、武吉の物語。

    組織におけるリーダー像、また、組織と個人が描かれている。

    組織の中にあり、その中での志や信念。
    生き様、死に様がとてもよく表現されている。

    歴史小説としても十分に楽しめるが、現代における企業やその他のあらゆる組織にも置き換えられる。

    武吉の最後は傍から見れば呆...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年08月01日

     司馬遼太郎著『播磨灘物語』は秀吉の側近、黒田官兵衛を通して戦国時代を描いている。城山三郎著『秀吉と武吉』では侵略される側、毛利一族に見方する村上水軍の長、村上武吉の一生を通してこの時代を読み解く。信長亡き後、天下統一を狙う秀吉に比べ、西国より越境して他国を侵略しない家訓に縛られる毛利家は、時代に逆...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月01日

    村上水軍総統領 村上武吉の生涯。海の男の意地、その生き様は格好良い。死に様も大事だろうとは思うが、やはり生き様。あと、毛利家の話がたくさんでてくる。毛利元就の三フレッチェくらいしか知らなかったので興味深かった。時代としては毛利家が中国最大の大名になるちょっと前くらいから関が原終わりくらいまで。

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    Posted by ブクログ 2012年10月04日

    天下に名高い村上水軍の最後の輝きから信長・秀吉による天下統一の流れの中で消え去る運命にある海賊衆の意地と悲哀の物語。
    主人公武吉の著した戦術書を後に伊予水軍の末裔である秋山真之が参考にしたのかと思うと興味深い。

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    Posted by ブクログ 2011年05月24日

    しまなみ海道を旅するにあたり、予習として読みました。

    普通に眺めても充分美しいな海ですが、この本を読むことでかなり旅の視点が違ったと思います。

    泊まった民宿の経営者が村上さん。いやそもそも、町中見渡す限り村上さん。
    村上内科医院、クリーニングむらかみ、村上青果店、村上司法書士事務所…etc.
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    Posted by ブクログ 2011年05月09日

    村上水軍の総大将・村上武吉の話。タイトルに「秀吉と」とあるが、ほぼメインは武吉の話。
    秀吉が「天下統一」で勢力を伸ばす中、毛利家は秀吉側につくことになる。一方武吉は、海賊としての誇りを捨てず、秀吉に屈しない。
    秀吉は、村上水軍を不自由な土地へ飛ばしたりと、あの手この手で武吉を苦しめる。息子は「父のご...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年06月26日

    筋を重んじ無骨に生きる。

    自分と自分を信じるものを守るために、信念を貫く。

    孤独だが、それを自分の置かれた立場と受け入れる。

    時代が大きく変化するなか、次々と目の前を立ちはだかる巨大な敵に対し、勇気を持って立ち向かっていく。

    そんな武吉の生き方に勇気をもらいました。

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