アメリカ彦蔵

アメリカ彦蔵

924円 (税込)

4pt

嘉永三年、十三歳の彦太郎(のちの彦蔵)は船乗りとして初航海で破船漂流する。アメリカ船に救助された彦蔵らは、鎖国政策により帰国を阻まれ、やむなく渡米する。多くの米国人の知己を得た彦蔵は、洗礼を受け米国に帰化。そして遂に通訳として九年ぶりに故国に帰還し、日米外交の前線に立つ──。ひとりの船乗りの数奇な運命から、幕末期の日米二国を照らし出す歴史小説の金字塔。

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アメリカ彦蔵 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ジョン万次郎は有名だが、アメリカ彦蔵は知らなかった。吉村昭の史実の正確性を大切にする筆により激動の一生を追体験することができた。彦蔵の眼を通して、幕末維新、アメリカの南北戦争まで見渡すことができる。吉村昭の本は全て読んでみたくなった。

    0
    2024年04月01日

    Posted by ブクログ

    襟を正される
    という言葉がしっくりくる

    吉村昭さんの「作品」を手に取るたびに
    思わせられる言葉です。

    播磨の地に暮らす者ですが
    ジョセフ・ヒコの名を出したときに
    おぉー その方は…
    と 話のやりとりができる機会は
    残念なことに あまりない

    だから
    はい! あの「新聞の父」と呼ばれた…
    の方と出

    0
    2019年05月04日

    Posted by ブクログ

    吉村明に「漂流」という作品があるけど、
    こちらも漂流もの。

    江戸時代末期、廻船が難破し、流され、アメリカの船に救助され、アメリカに上陸し・・・、乗組員の彦蔵が数奇な運面をたどる、という内容。

    当時の日本の船は、嵐に弱く、多くの船が遭難したようだ。
    遭難して生き残った人々の記録が多くあるということ

    0
    2015年07月20日

    Posted by ブクログ

    13歳の時に乗っていた船が嵐のため漂流し、アメリカ人に助けられ、その後アメリカ人となって帰国を果たし、日本とアメリカの掛け橋となった彦太郎の一生。
    ジョン万次郎よりも若くて、多数のアメリカ高官に会っていた人が居たとは驚きました。帰国を果たした後にも、帰るところがないという寂しい感情が印象に残りました

    0
    2012年03月25日

    Posted by ブクログ

    「仮釈放」以来吉村昭が好きになりました。

    この時代を力強く生きていた人々がいきいきと描かれています。実話。

    文明の発達で人は感動のない生ぬるい人生を送るようになったのではないかと気付きました。
    主人公はどんな環境におかれても、
    苦悩しながらそれを受け入れて世界を広げていった。

    歴史の

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ジョン万次郎だけではなかった。幕末、開国日本とアメリカの架け橋となった人物。
    波乱の時代に、自分の意思でなくアメリカ人となるということは、こういうことなのか・・・。機会があれば墓参りをしたい。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    漂流してアメリカ船に助けてられて、帰化したが
    ふるさとは日本と本人は思っているがその故郷には受け入れてもらえない。日本の為に働くが。
    日本人ともアメリカ人ともつかない気持ちは辛かったと
    思います。遭難してから亡くなるまで遭難したまま一生を終えてしまった。悲しいですね(ToT)

    0
    2024年03月22日

    Posted by ブクログ

    漂流の果て、アメリカに辿り着き英語を習得して帰国した日本人はジョン万次郎が有名だが、その万次郎の帰国と入れ違うように、同じような運命を辿った播磨の漁師の子、彦蔵の物語である。永平丸という漁船で初漁に出るも台風に遭遇、運良くアメリカの捕鯨船に救助され13歳でアメリカに渡った彦蔵。当時、日本は未だ徳川幕

    0
    2018年10月08日

    Posted by ブクログ

    歴史を裏・表・横から見たのではなく、歴史の証人であり、ガラスの向こう側に映る自画像とともにあった彦蔵。その視線は天賦の知性だったのではないだろうか。こういう切り口の吉村昭に脱帽するとともに歴史を照射する視点が討幕、佐幕、列強ではない漂流民という名の日本人がいたことを知った。世の中は今もまだまだ知らな

    0
    2014年08月16日

    Posted by ブクログ

    江戸時代、鎖国政策により外洋航海用の船作りを禁止させた日本の商船は、台風等により膨大な漂流民を生み出した。それまでは餓死していた漂流民も幕末頃になると鯨の油を求めて日本近海に来るようになっていた米国捕鯨船に助けられることが増え、そこから日本漂流民と米国人との様々なドラマが生まれたわけだが、このアメリ

    0
    2014年04月20日

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