SF(国内)作品一覧
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-キューを手にした神Aは「恥ずかしい」の「かし」の間を突いた。ふたつの文字は大きくバウンドし、台の外に落ちる。「ふたつか。それくらいなら簡単さ」神Bが「むずかしい」の「かし」の間を突く。この二文字も大きくバウンドし、台の外へ落下。「引き分けだな。もう一度やろう」そのころ……多くの日本人がパソコン・モニターの前で目を白黒させていた。自分の書いた文章が次から次へと昨今の「乱れまくっている日本語」に変換されていくのだ。(「神々のビリヤード」より) 奇想天外なアイデアが満載、珠玉のショート・ショート作品集。 ●高井 信(たかい・しん) 1957年、名古屋生まれ。東京理科大学理学部卒業。1979年、大学在学中にSF専門誌「奇想天外」にて作家デビュー。以後、ショートショートやSFアイデアストーリーを中心に活躍。1990年代にはRPGに材をとった小説やシナリオも執筆。2000年ごろからショートショートの研究に着手。著作多数。
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3.5一面の砂漠と化した北京。廃墟となった紫禁城に、米軍の最新鋭戦争サイボーグ部隊が降り立った。標的は単独で首都を壊滅させた神のごとき“超人”。その圧倒的な戦闘能力になす術もなく倒れゆく隊員たちの眼前に、突如青い炎を曳いて一人の少女が現れた――第6回創元SF短編賞受賞作にはじまる本格アクションSF連作長編。※本電子書籍は、『神々の歩法』(創元日本SF叢書 2022年6月初版発行)を電子書籍化したものです。/【収録作】神々の歩法●北京を廃墟にした“憑依体”に苦戦する戦争サイボーグ部隊の眼前に、一人の少女が現れた。第6回創元SF短編賞受賞作。/草原のサンタ・ムエルテ●部隊に合流した少女が、突如姿を消した。第二の憑依体が出現したのだ。――それも日本の岩手県に。/エレファントな宇宙●アフリカのコンゴ共和国に異状が察知された。部隊は高次元生命体を迎え撃つべく、世界第二の大河を下る。/レッド・ムーン・ライジング●CIAのマッケイのもとにサイボーグ部隊から「UFOを見た」と連絡が入る。新たな憑依体の出現か、それとも……。
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3.6
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-主人公である僕は埼玉県の外れで、個人的博物館を経営している。 彼が経営している博物館に展示されているのは、彼の祖父が生前収集していた、かなり出どころの怪しい、超古代文明の遺跡物だった。 主人公の祖父は、かつてこの地球には現代文明をも凌ぐ超文明が存在していたと信じており、生前熱心にそれらの遺跡について調査を行っていた。 そして主人公である僕もそんな祖父の影響を受けて、超古代文明についてアマチュアながらも研究を行っている。 そんなある日、主人公のもとに奇妙な依頼が舞い込む。 依頼主は細川真理という名の女性で、彼女は自分と一緒に 行くへ不明になっている父親を探して欲しいと主人公に依頼してきた。 彼女の話によれば、彼女の父親もまた超古代文明の存在を信じており、その遺跡調査を行っていたということであった。 そして今から一年半ほど前にいつものように遺跡調査へ出かけていき、それきり帰らないままであると細川真理は主人公に対して告げる。 突然の依頼に戸惑うことになる主人公だったが、 しかしよくわけがわからないままに 主人公は細川真理の父親捜しを手伝うことになる。 そして父親捜しに伴って訪れることになった富士山近辺で、主人公である僕と細川真理のふたりは、 ある驚愕の真実を知ることになるのだったが……。 隠された真実の人類の歴史と、ふたりのもとへ忍び寄る黒い影……。 こちらは既にkindleで出版している『神々の導き』の一巻から2巻までを一冊にまとめたものになっており、一冊ずつ購入していくよりも少しお得になっています。
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4.0水に触れると人は昏睡してしまう―謎の「新水化」現象により、人類は絶滅への道を緩やかに辿っていた。その事態の打開に選ばれたのは、「かみつき」だった。かつて人の形をしながら、人を襲い、咬み、食い、人々をパニックに陥れ、忽然と消えていった“変異体”たち。そんな、死なない「かみつき」に、人類再生の鍵が隠されていた。そして、捕獲者はいまだゼロ、生還率10%以下というこの危険な任務に就いた男がいた。自分の人生に絶望していた彼は、死に場所を探すようなつもりで探索を始める。しかしそんな彼の目の前に、「かみつき」は現れた…。SFなのか、ホラーなのか、それともこれは予言なのか。2014年度もっとも静かな衝撃を呼ぶ問題作が登場!
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4.0
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3.516歳のぼくを置いて母は逝った。宮沢賢治研究に生涯を捧げた母は、とりわけ『銀河鉄道の夜』を熱心に読み込み、否定されている第四次改稿版の存在を主張していた。遺言に従って花巻へ散骨に訪れたぼくは、土砂降りのなか気がつくと、昭和8年9月21日に転移していた。賢治が亡くなる2日前だ。いまなら賢治の死を阻止できるかもしれない――その一念でたどり着いた賢治の家でぼくを迎えたのは、早逝したはずの妹トシと、彼女の娘「さそり」だった。永遠に改稿され続ける小説、花巻を闊歩する賢治作品の登場人物たち。『銀河鉄道の夜』をモチーフに時間と物語の枠を超える傑作長編。/解説=牧眞司
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3.5街はずれに、寂れた博物館が建っていました。なんの変哲もない建物ですが、その屋根裏部屋には、亀が住んでいるのです。部屋の扉には、クレヨンでこう書かれています。「かめ探偵K」。 かめ探偵Kの仕事は3つ。1つめは 「甲羅干し」。2つめは 「かめ体操」。そして3つめが 「謎解き」。依頼人が持ち込んでくる奇想天外な謎を、かめ探偵Kは甲羅の中で推理していきます。はてさて、どうなることやら……。 SF作家・北野勇作が紡ぐ、どこか懐かしい、でも近未来の小さな小さなおはなし。
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-暴走族「狩人」の頭をしている妹尾樹林は、無菌の町タヒチで生まれた。塵も細菌もウイルスも漂っていない、病気も犯罪もない町。二万数千人が暮らしているこの実験都市は、ドーム型のエアウォールで覆われており、生活のすべてがコンピュータに管理されている。タヒチでは、誰がいまどこにいるか、何をどこでいくつ買ったかを中央機構が把握し、たとえばもし屋外で強い臭いのするものを飲食すれば直ちに環境局が飛んできて、罰金か、さもなければ拉致されてしまう。だが、この実験都市が生まれた本当の理由を誰も知らない。ドームは明らかに人為的なものだ。誰が、何のために? 完全無菌の世界から解放されて「外」へ出てみたい……。ある日、B25地区に幽霊が出るという噂が立った。ブルーの服を着た髪の長い幽霊だという。その正体を暴いてやろうと、樹林はワープと呼ばれる二輪駆動機に跨がった……。 近未来ディストピア社会を描いたSF長篇小説。 ●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ) 1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。
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-十九世紀末のフランス・パリ。職人ノアは、故人の姿を見ることができる特別な幻燈機の製作を得意としていた。新たな依頼人は、鏡だらけの奇妙な屋敷で暮らすマルグリット。五年前に亡くなった彼女の妹シャルレーヌの過去を読み解くうち、ノアは姉妹の秘密に呑み込まれてゆく……。SFと幻想が融合した世界を紡ぎ続ける著者、待望の第二作品集。/【目次】感傷ファンタスマゴリィ/さよならも言えない/4W/Working With Wounded Women/終景累ヶ辻(しゅうけいかさねがつじ)/ウィッチクラフト≠マレフィキウム/解説=高原英理
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4.1
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3.8「弟さんは、今、私の中に、いると思う」コミュニケーション障害とオタクを自覚している高校2年生の喚子。ある日、彼女の身体に「何か」が侵入してきた。その「何か」は「脱獄囚」を追って他の宇宙から来た「刑事」だと名乗り、30分以内に同級生の弟に触れないと喚子の人格が消えると通告。なんとか触れたまでは良かったが、「何か」は同級生の弟へ、弟の人格は喚子の中へ転移してしまう。元の身体を取り戻すため、喚子ら二年B組イレギュラーズは刑事の捕り物を手伝うことになるが……!? 規格外の大型新人デビュー! コミュ障女子+自閉症男子が地球を救う!
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4.4【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 小学生向けに描かれた『ドラえもん』を学年別に厳選!各学年2話分を特別に収録した、お試し増量版です。 まんが『ドラえもん』を“本来の姿”に戻した、初めての「学年別ベストセレクション」。 作者の藤子・F・不二雄先生が、読者の成長の段階に合わせ、人生にとって大切な知識や知恵を込めて表現してきた名作を、子どもたちはもちろん、『ドラえもん』を読んで大人になった親の世代や、学校の先生方にも再発見していただけるシリーズです。 『ドラえもん』は、小学生にとって、まんがの形を取った“総合的な学習”であり、本書はいわば、『ドラえもん』という“もう一つの教科”の教科書とも言えます。 もちろん、漫画としての純粋な「面白さ」においても選りすぐり、子どもたちの一生の友となれる、ベスト・オブ・ベストの6冊ともなっています。初めてのまんが入門としても最適です!
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-娼妓宇宙船ヴァニスで繰りひろげられる、凄絶な官能SFバイオレンス! パトリシアとメアリアンの唇が、ニールの首筋、胸、腹、下腹、内腿……唾液のねっとりとした感触をたたえて忙しく這いまわる。薬の効果で、その刺激が、ジリジリと痛いくらいの快感を伝えてくる。「あら、ニール、もうこんなになって……この二時間で、三回目よ」……だが、やってもやっても物足りず、陰茎はそそり立って飢えを表現する。やらなければ。ヴァニスの滞在時間は、一週間。あとまた何年も、単純な肉体労働と女房という定食を味わわなければならない。陰茎がすり切れ、血が吹き出すまでやりまくらなければ……。 名作SF「宇宙船ヴァニスの歌」シリーズ1~4巻が、合本版として登場! ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
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-厄介な仕事を押しつけられ、美少女たちに振り回され、それでも命がけで“ハードボイルド”を求める! 宇宙には、ハードボイルドな男がよく似合う……。おれの名はマキシン・グレンディー。戦域での仕事を得意とする、一匹狼の運び屋だ。今回おれが引き受けたのは、内戦中の惑星から王女を運び出すという、実におれ好みの仕事だった……のだが、現役女子高生のカイリがパートナーとして押しかけてきてから、おれの世界がボロボロと崩れ始めていく。畜生、おれの明日はどっちなんだ!? 名作SF「かたゆでマック」シリーズ1~7巻が、合本版として登場! ●藤原征矢(ふじわら・せいや) 1960年東京都生まれ。東京大学法学部卒。著書に『かたゆでマック』シリーズ、『クールフェイス』シリーズ(以上、朝日ソノラマ)、『電子恐慌』(ケイエスエス出版)、『ドル・ハンターズ』(祥伝社)、『鳴弦の巫女』(HJ文庫)など。小説の他、ゲーム・アニメ等の脚本も手がけ、また経済ライターとして別名で取材・執筆活動を行っている。
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-古代科学文明が中世まで後退した世界を描いた未来ファンタジー! 聖暦二五四年、神聖イレリア王国国立近衛師団士官学校を史上最年少の一五歳で卒業した少年がいた。彼の名はレニー・カレッカ。卒業席次は三番ながら、学校創設以来最強の不良候補生である。そんなレニーが、皇后陛下のお声掛かりで、卒業生総代を押しのけて宮廷護衛官に任命された。“クールフェイス”と綽名されるレニーが、幼い女王を守るため巨大な陰謀に立ち向かう。 名作SF「クールフェイス」シリーズ1~5巻が、合本版として登場! ●藤原征矢(ふじわら・せいや) 1960年東京都生まれ。東京大学法学部卒。著書に『かたゆでマック』シリーズ、『クールフェイス』シリーズ(以上、朝日ソノラマ)、『電子恐慌』(ケイエスエス出版)、『ドル・ハンターズ』(祥伝社)、『鳴弦の巫女』(HJ文庫)など。小説の他、ゲーム・アニメ等の脚本も手がけ、また経済ライターとして別名で取材・執筆活動を行っている。
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-異世界に飛ばされた大学生・宇土羅光男が見たものは……光と闇の天地創造!? 異様な光景であった。見渡す限り赤茶けた砂地が拡がり、眼前に、巨大な髑髏がひとつ、その空虚な眼窩から、彼を見下していた…。宇土羅光男、21歳。大学3年の夏休み、「旅に出る」という葉書一枚を最後に、行方の知れない父の手がかりを求めて伊豆の別荘に来ていた。書斎にあった石塊に埋め込まれた金色に輝く球体を握り、パソコン内に残されたファイルを調べているうちに、異世界に入りこんでしまったのだ。 名作SF「幻視界」シリーズ1~4巻が、合本版として登場! ●川又千秋(かわまた・ちあき) 1948年、北海道小樽市生まれ。作家、評論家。慶應義塾大学文学部卒。学生時代よりファン活動を始め、SF専門誌で評論を発表。『火星人先史』で第12回星雲賞を、『幻詩狩り』で第5回日本SF大賞を受賞。他に『ラバウル烈風空戦録』シリーズ(中央公論社)、『亜人戦士』シリーズ(徳間書店)、『創星記』(早川書房)など著書多数。
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-【映画カバー仕様!】驚異的なスピードで動く、100メートル先の話し声を聞く、見たもの全てを記憶する――。特殊能力を持つ若者――昴・沙耶・隆二・良介は特別な絆で結ばれていた。しかし、仲間を人質にとられ、大きな野心を抱いた政治家・渡瀬浩一郎のために裏の仕事をさせられている。一方、世間では「アゲハ」と呼ばれる殺人集団が悪徳官僚など法で裁けない悪人を次々と殺していく。「アゲハ」は正義の仕置き人なのか、冷酷な殺人者なのか。マスコミが騒ぐ中、渡瀬から「アゲハを捕まえろ」という指示を受けた昴たちは――。本多孝好が贈る、新感覚アクション巨編三部作! 「多重人格探偵サイコ」の田島昭宇のイラストも特別収録!! ※本電子書籍は単行本「ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1」「ストレイヤーズ・クロニクル ACT-2」「ストレイヤーズ・クロニクル ACT-3」の合本版です。
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-官能、暴力、呪術、化学、神話、音楽、あらゆるものを飲み込んで想像力の限界に挑む! 血と精液の匂いに満ちた狂乱の国グユ。そこを治める狂熱風雲王がひとりの娘に惚れた。その娘とは、狂熱風雲王が長年攻め落とせずにいる辺境の小国“花と硝子のふるさと”アムネシアの王、黙り牛のひとり娘だった。力ずくで彼女を手に入れようと考えた彼はアムネシアに対して兵を起こし、その不意をついて国境を越え攻め入ったのだった。 名作SF「タルカス伝」シリーズ1~5巻が、合本版として登場! ●中井紀夫(なかい・のりお) 1952年生まれ。武蔵大学人文学部卒業。ハヤカワSFコンテストを経てデビューし、短篇「山の上の交響楽」で星雲賞を受賞。主な著書に、『能なしワニ』シリーズ、『タルカス伝』シリーズ(ともに早川書房)、『漂着神都市』、『海霊伝』(ともに徳間書店)など著書多数。
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-住民のほとんどが超能力を持っている星で、賞金首を求めてさすらう“能なし”ワニ! ナインガックは文明に見離された植民惑星。しかし住民は西部開拓時代の風俗にどっぷりつかって結構楽しくやっている。その上、住民のほとんどが超能力を持っているあきれた星でもある。しかし、たまに何の能力も持たない奴もいる。主人公ワニはその「能なし」なのだ。くやしさから拳銃の腕をみがいたくだらん流れ者だが、妙に愛嬌があって憎めない。 名作SF「能なしワニ」シリーズ1~7巻が、合本版として登場! ●中井紀夫(なかい・のりお) 1952年生まれ。武蔵大学人文学部卒業。ハヤカワSFコンテストを経てデビューし、短篇「山の上の交響楽」で星雲賞を受賞。主な著書に、『能なしワニ』シリーズ、『タルカス伝』シリーズ(ともに早川書房)、『漂着神都市』、『海霊伝』(ともに徳間書店)など著書多数。
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-美貌のスナイパー・ネコ、元情報局員・ノイズともに“D種犯罪者”を暗殺せよ! 銀河スナイパー・百万分の一(パーミリオン)のネコ。死と隣り合わせの困難な任務を確実に成功させる彼女は、畏敬と嫌悪の混じった通り名を持つ。彼女の任務とは、存在自体が極秘扱いとされる“D種犯罪者”たちを狩り出し、仕留めることであった。 名作SF「パーミリオンのネコ」シリーズ1~4巻が、合本版として登場! ●竹本健治(たけもと・けんじ) 1954年、兵庫県生まれ。大学在学中にデビュー作『匣の中の失楽』を「幻影城」に連載し、1978年に幻影城より刊行。日本ミステリ界に衝撃を与えた。1999年には『入神』で漫画家としてデビュー。ミステリ、漫画、SF、ホラーと幅広く活躍し、ファンからの熱狂的支持を受けている。著書に『匣の中の失楽』(講談社)、『囲碁殺人事件』(東京創元社)など多数。
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-1945年の東京。空襲のさなか、浜田少年は息絶えようとする隣人の「先生」から奇妙な頼まれごとをする。18年後の今日、ここに来てほしい、というのだ。そして約束の日、約束の場所で彼が目にした不思議な機械――それは「先生」が密かに開発したタイムマシンだった。時を超え「昭和」の東京を旅する浜田が見たものは? 失われた風景が鮮やかに甦る、早世の天才が遺したタイムトラベル小説の金字塔。ほか、息もつかせぬパニック小説『ツィス』、人生の切なさを温かく包む、パラレル・ワールド小説の傑作『エロス』、「鏡の国」を舞台に奇想天外な物語が展開される『鏡の国のアリス』、密室殺人の謎に迫る『T型フォード殺人事件』、タイムマシンの魅力にとりつかれた人々の悲喜劇を描いたショートショート集『タイムマシンのつくり方』、全6冊を収録した贅沢な合本版!
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-狩られるのは、どちらなのか? 謎の寄生生命体と人間の死闘! “何か”が秩父の山奥に落下した。現場に残された正体不明の獣骨と黒い結晶……それらを目撃したサイエンス・ライター清水浩太の身辺で、奇怪な事件が続発する。姿なき、呪われた寄生生命体は、数限りない死と恐怖の軌跡を描きながら、魔都・東京の夜を駆け巡る! 果たして……。 名作SF「星狩人」シリーズ1~4巻が、合本版として登場! ●川又千秋(かわまた・ちあき) 1948年、北海道小樽市生まれ。作家、評論家。慶應義塾大学文学部卒。学生時代よりファン活動を始め、SF専門誌で評論を発表。『火星人先史』で第12回星雲賞を、『幻詩狩り』で第5回日本SF大賞を受賞。他に『ラバウル烈風空戦録』シリーズ(中央公論社)、『亜人戦士』シリーズ(徳間書店)、『創星記』(早川書房)など著書多数。
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-「バーチャルアイドル」や「ネットの世界にダイブする」という概念を日本で初めて扱った元祖的な名作! 「京美が逃げだしたァ!」システムハウス・ミルキーピアの朝は、こうして始まった。うちの大切な商品でありコンピュータ・ネットワーク上で稼働するパーソナルアイドルの人気ナンバー1ソフト『京美』が家出してしまったのだ! たった一人の男性社員こと俺、片山秀人はヨネコ社長と麻矢さんに無理やり頼まれて、俺の裏ワザ“ネットワーク潜り”をやるはめになってしまったのだけど…。ソフトウェア業界と電脳空間を舞台にして、ミルキーピアの面々がきょうも繰り広げる、笑いとスリルと冒険と涙の数々。 名作SF「ミルキーピア物語」シリーズ1~11巻が、合本版として登場! ●東野 司(とうの・つかさ) 1957年、愛媛県生まれ。横浜国立大学大学院中退。テクニカルライターを経て、1986年『赤い涙』(「SFマガジン」早川書房)でデビュー。主な著書に『ミルキーピア物語』シリーズ、『地球SOS』(早川書房)、『よろず電脳調査局ページ11』(徳間書店)、『電脳祈祷師』(学習研究社)、『展翅蝶』(エニックス)など。また、2013年子ども向け書き下ろしSFシリーズ「21世紀空想科学小説」企画立案。同シリーズ『何かが来た』(岩崎書店)。日本SF作家クラブ会員、日本児童文学者協会会員、日本文藝家協会会員。日本SF作家クラブ第17代会長。
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-美貌の女運び屋・レイヴンが活躍する愛と憎しみの“ニュー・スペースオペラ”! 砂漠と荒野ばかりの、辺境の惑星バーディヤ。そのサハラ地区に住まいを持つレイヴン。宇宙船〈反逆〉号の船長で、褐色の肌に黒い瞳の美女、一匹狼の運び屋だ。今回の“ブツ”は、プラチナブロンドの髪をみつあみのおさげにした少女リジィだった……。銀河連邦軍の元戦闘軍用サイボーグ“賢者”を航宙士として雇い、レイヴンとリジィの戦いが、今、始まった。 名作SF「〈反逆〉号ログノート」シリーズ1~4巻が、合本版として登場! ●伊東麻紀(いとう・まき) 茨城県生まれ。お茶の水女子大学理学部化学科中退。大学時代はSF研究会に所属。『宝剣物語』シリーズ、『エストレリャ国異聞』シリーズ(ともに大陸書房)、『海賊ランスロット・華麗なる冒険』シリーズ(角川書店)、『特殊工作員アンジェラ』シリーズ(朝日ソノラマ)などの著書がある。
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5.0
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3.4関ヶ原の役を契機に東西に分断された日ノ本。神豊諸侯連合が治める西では陰陽道が発達して妖(あやかし)が跋扈(ばっこ)し、帝国議会政府が治める東では封神兵器・鬼巧(きこう)が開発されていた。西の独立自治区・京で暮らす医学生・竹中光太郎は、貧しいながらも学問に打ち込む日々に幸せを感じていた。一方、東の帝国陸軍武官・真田幸成は不祥事を起こし飛騨に左遷されていたが、公武合体を目論む帝国政府元老・井伊直弼の密命を帯びていた。だが井伊は勅許を得ぬまま米国と通商条約を締結、その独断に抗議するため加賀前田家が軍を起こす。そして、この蜂起に端を発する東西合戦で、光太郎と幸成は望まぬまま相まみえることに――幕末を舞台に科学と妖術が衝突する、大河スチームパンク。
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-またもや神の子が死んでいる。 異邦人来訪から約100年を経た17世紀はじめ、地球から遠く離れた不毛の植民惑星。 そそりたつ十字架の上で、キリストそっくりの死体が磔になって現れた。 地球・バチカンから派遣された奇跡調査官たちは、次々に信じがたい地異に見舞われるーー。 「レム『ソラリス』、小松左京「氷の下の暗い顔」、シモンズ『ハイペリオン』、チャン「地獄とは神の不在なり」など、さまざまな名作を想起させる本格SFだが、作中には唖然とするような情景が大胆に放り込まれている」 「2020年代の日本SFを背負って立つ才能の出発点を、しっかり見届けてほしい」 (大森望「解説」より) 『SFの書き方』(早川書房)も話題の<ゲンロン 大森望 SF創作講座>第1期で「ゲンロンSF新人賞」(選考委員:飛浩隆、大森望、東浩紀)に輝いた受賞作が電子書籍化! 新たな才能の登場を見逃すな!!!
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3.4過剰共感能力者とは、他人の感情に共感しすぎてしまう特異な体質のために、社会生活に支障をきたしてしまう人々。生きづらさを抱える彼らの共感能力を生かし、本来はその持ち主にしか理解できない記憶を第三者にも分かるようにする“記憶翻訳”の技術を開発したのが九龍という企業だった。珊瑚はその中でもトップクラスの実力を持つ記憶翻訳者だ。依頼人の記憶に寄り添い、その人生を追体験するうち、珊瑚は幼い頃に失った自身の一部について思いを馳せるようになる──第5回創元SF短編賞受賞作「風牙」を収録。心を揺さぶる連作短編集。/【収録作)風牙/閉鎖回廊/いつか光になる/嵐の夜に/あとがき/解説=長谷敏司※本書は、『風牙』(2018年10月刊行)を再編集・改題し、書下ろし2編を加えたものです。
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4.3過剰共感能力を生かし記憶翻訳者として働く珊瑚は、勤務先の〈九龍〉に持ち込まれた仮想空間コンテンツをきっかけに生活共同体〈みなもと〉を訪れる。そこで珊瑚を待っていたのは、自身の母親だと名乗る女性・都だった。すでに亡くなっていると思っていた“母”は精神的支柱として生活共同体をまとめる日々のなかで、過剰共感能力の異常発現ともいえる症状があらわれて苦しんでいた。珊瑚は原因を探るべく、都の記憶データに潜行するが……第5回創元SF短編賞受賞作「風牙」に始まる、記憶をめぐる傑作SFエンタテインメント連作集、第2弾。/【収録作】流水に刻む/みなもとに還る/虚ろの座/秋晴れの日に/あとがき/解説=香月祥宏※本書は、『風牙』(2018年10月刊行)を再編集・改題し、書下ろし2編を加えたものです。
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-区長の娘であることにコンプレックスを抱いていたナツミは、中学校の入学式の朝、中央池で泳いでいるケンと出会う。 色んなことが気に入らない、現実感の乏しい毎日。そんなナツミを待ち受ける運命は? そしてケンが探している“星”とは? 近未来都市を舞台に揺れ動く、少年少女たちを描いた物語。 【著者】 晴海まどか 千葉県育ち東京都在住の文章クリエイター。七年強、テクニカルライターとして会社勤めをし、その後フリーに。2014年3月、ライブドアブログ・Impress QuickBooks主催「ライトなラノベコンテスト」で、「明日が雨でも晴れでも」が特別賞受賞。 公式サイト「白兎ワークス」 http://whiterabbitworks.wordpress.com/
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4.0電撃ホビーマガジンで連載された 『機動戦士ガンダムSEED』 の外伝小説。ジャンク屋のロウ・ギュールの前に現れた 『ライブラリアン』。世界中のデータを集め、独自に強化改造したMSを駆る彼らは、かつてアストレイと関わり死んでいった者たちだった……。過去シリーズのキャラクターが総出演し、コズミック・イラの世界の裏で壮大なドラマを繰り広げる! ときた洸一の描き下ろしコミックほか、単行本未収録作品の 『ファントムペインレポート』 と 『オーブの女神』、未発表作品だった 『天空の宣言』 も初収録!
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4.0『ガンダム00』の15年前、西暦2292年に、ソレスタルビーイングを襲った「プルトーネの惨劇」を中心に構成。 さらに、2ndシーズンの主人公、グラーベ・ヴィオレントが第二世代ガンダムマイスターをスカウトするエピソードや、プルトーネの惨劇にまつわる真実に言及した書き下ろしエピソードを追加。
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3.8
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-楽しい渓流釣りは、一瞬で悪夢に変わった。釣り糸の先にあらわれたのは、思わず悲鳴を飲み込むほどの「怒れる魚」の顔だった。釣り上げられたそのヤマメは大口をあけ、いきなり指に噛みついた。魚が人間に襲いかかるなどという話は、ほら話にしても聞いたことがない。しかし、それだけではなかった。雄猫三匹が幼女を襲い、飼い犬が鰻に絞め殺された。スズメバチは人間を攻撃し肉を喰い、一日のうちに骨だけにした。生きものはすべて、虫ケラから人間にいたるまで、染色体の異常で巨大化し狂暴になっていった――。この不気味な変動の陰で、何かが静かに起こりつつあった。恐怖の時代の前兆を描いた表題作のほか、読者を荒涼たる混乱の世界におとしいれる全6編。書き下ろし解説を収録。
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-もっと考えなさい。わたしの嘘が見破れなかったら、 あなたは死ぬのだから。 “機械”と人間が共存する近未来。“機械”が人を殺した事件によって失われた過去の歴史を埋めるため、歴史家・サイダーセブンは、人を殺した“機械”・ミルムルグと対面する。「過去の話をする代わりに、話の中に忍ばせた嘘を見破れ。見破れなければ、きみには死んでもらう」。かくして、生死をかけた二人の対話が始まった――。話の嘘は何なのか? そして失われた歴史に隠された真実とは? 生きる者の尊厳と愛の形を問うSFエンターテイメント小説。ピクシブ文芸大賞「pixiv賞」受賞作。 著者プロフィール: 1984年生まれ。ピクシブ文芸大賞 「pixiv賞」受賞。
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-戦争、クスリ、多重人格……1990年代の生と死。マラソンの素人に近かった女性ランナーがクスリを使用し、世界記録を上回るペースで来た40キロ過ぎに突然死した。その死を巡って、複数の毒物に関わった研究者や医師が、麻薬や毒物の研究と症例を生々しく裁判の証言で語る。 第9回三島由紀夫賞候補となった表題作のほか2篇を収録。 *「イスラム教の信者、ユダヤ教の信者、キリスト教徒など、神と終末の日とを信じ善を行う者は、その主のみもとに報酬がある。彼らには恐れも悲しみもない」 *94627 *ALICE ●石黒達昌(いしぐろ・たつあき) 作家、医師。1961年北海道生まれ。東京大学医学部卒業。「最終上映」で第8回海燕新人文学賞を受賞してデビュー。純文学誌を中心に数多くの中短篇を発表する。「平成3年5月2日,後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士,並びに,」「真夜中の方へ」「目を閉じるまでの短かい間」で三度の芥川龍之介賞候補になる。また、「人喰い病」「希望ホヤ」で星雲賞日本短篇部門参考候補になるなど、SFファンからの支持も厚い。
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-埋もれていた栗本薫の別ペンネーム、京堂司名義による作品のすべてを収めたショートショート集。 2016年に創刊40周年記念終刊号が発行された幻影城誌。その発行に際して、京堂司名義の作品が栗本薫の手によるものであることが発見されて話題を呼んだが、本書は京堂司名義作品のすべてを収録、この名義による作品は他に一切ないことからあえて書名を「京堂司掌編全集」とした。 熱烈なSFファンであった若き栗本薫による、日本SF揺籃期を彷彿とさせる掌編12編は、大河小説グイン・サーガの作者の、また違った一面をうかがわせる。解説は京堂司発見者の野地嘉文氏。 【目次】 23世紀のラッシュアワー ACT/1 星間急行 ACT/2 ポーの末裔 ACT/3 物質電送ラッシュ ACT/4 満員電車の中で 23世紀のポップス ACT/1 P・R ACT/2 イメージ・チェンジ ACT/3 未来の寝床 ACT/4 怨念 革命専科 ACT/1 マイコンピューター革命 ACT/2 産学協同革命 ACT/3 サイボーグ革命 ACT/4 ……革命? 解説 野地嘉文 【著者】 栗本薫 東京生まれ。早稲田大学文学部卒。1977年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門、1978年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞、1981年「弦の聖域」で吉川英治文学新人賞を受賞。栗本薫名義で小説を発表するかたわら、中島梓として評論・演劇・音楽などさまざまなジャンルで活動する。小説作品は、ミステリ、SF、時代小説、耽美小説と多岐にわたり、中島梓名義を含めて400冊を越える著作がある。1979年よりスタートした大河ロマン「グイン・サーガ」は、2009年著者病没により130巻が最終巻となった。
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3.9【第42回 星雲賞受賞作品】米国同時多発テロも、あの大地震も、犠牲者はゼロ!? 2001年9月11日、24世紀から「ガーディアン」と名乗るアンドロイドたちがやってきた。圧倒的な技術力を備えた彼らは、世界中の軍事基地を瞬く間に制圧し、歴史を変えていく。しかし彼らの目的は、人類の征服ではなく、「人を不幸から守ること」だった――。ガーディアンのもたらした情報によって、本来の歴史で起こった自然災害、テロ、戦争、大事故などが防げるようになった一方、未来の自分からのメッセージに翻弄され、人生が大きく変わってしまう人も多くいた……。主人公は、45歳のSF作家。10歳年下の妻と5歳の娘とともに幸せに暮らしていたが、事件翌日、美少女アンドロイド「カイラ211」の訪問を受け、AQ(知り合い)に選ばれたことを知る。未来の自分からのメッセージと作品データを、カイラから受け取る主人公。それは、彼の人生に大きな波紋を起こしていく。衝撃と感動の歴史改変小説。
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3.8【電子オリジナル特典】・生頼範義イラスト原画2点収録 ・連載第一回の加藤直之イラスト入り「SFアドベンチャー」誌面 ・小松左京直筆原稿 ・小松左京ライブラリ解説 ●地球から五・八光年の宇宙空間に突如出現した巨大円筒形物体“SS”の正体は? 超AI開発プロジェクトの研究員遠藤秀夫は、完全自立型人工知能の開発中に、AI(人工知能)に魂を与えたAE(人工実存)という新しい概念に到達していた。やがてSS探査に送り込まれた“AE”が遭遇したのは、複数の地球外知的生命体の姿だった。日本SFの巨匠・小松左京が広大な宇宙を舞台に、「生命」「知性」「文明」の意味を問いかける、本格SF巨篇にして最後の長篇小説、ついに電子化! 堀晃×山田正紀×谷甲州巻末特別座談会も収録。
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-人工的に造られた倫敦(ロンドン)で切り裂きジャックを追う 1888年8月31日、イースト・エンドの片隅の路上で女が喉をかききられて、死んだ。ロンドンを恐怖の底につきおとす切り裂きジャックの兇行のはじまりだった。 ……そして、2105年、気象コントロール衛星の誤動作から、世界は海水で満たされていた。だが、ひとりの男の妄執は、逆流するテームズ河を塞き止め、歴史そのままのロンドンを創りあげた。 煉瓦造りの町並みにけぶるガス灯、道をゆく二輪馬車、街角で声をはりあげる靴磨きの少年や新聞売りたち、19世紀末のロンドンそっくりの街。そしてまた、切り裂きジャックもあらたな兇行を繰り返す! ●菊地秀行(きくち・ひでゆき) 1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、1982年『魔界都市“新宿”』でデビュー。1985年、『魔界行』三部作が大ヒット、人気作家の座を不動のものとした。伝奇・幻想・バイオレンス小説の第一人者。著作は300冊を超える。
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3.4※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あの興奮、感動がよみがえる! 伝説的名RPG「ポポロクロイス物語」のコンビが贈る壮大な学園ファンタジー! ある日とつぜん異世界<シャドゥイン>へと迷い込んだ、黄昏小学四年生の観月マヤ。彼女がこの世界に呼ばれたのには、理由があった。マヤは、精霊エルマをあやつる魔法使い<エルマニオ>になり、闇ににおおわれつつあるこの世界を救うという、「救世主」としての使命を負っていたのだ。 王立アカデミーに入学し、いつしかたよりになる友人カルラやミロクと出会い、エルマニオとなるべくエルマの勉強に励むマヤだったが、あるとき森にある大岩に開いた穴に落ちてしまい、不思議なものを発見する。 福島敦子による描き下ろしイラストが入った固定レイアウト版。
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4.0「新橋と銀座が水没した!」全身ずぶ濡れの男女が震える声で告げると、思わず秋川の背筋が寒くなった。新橋から日本橋にかけて高さ数メートルの浸水があった場合、とてつもない数の地下鉄の路線がまともに影響を受けるはずである。「日比谷線、銀座線、丸ノ内線、千代田線、都営浅草線、大江戸線、有楽町線、東西線、都営新宿線、都営三田線……ほとんどがやられるぞ!」。休日ダイヤとは言っても、50本や60本の電車が地下で水没する事を意味している。乗客が助かる可能性など、ほとんど考えられなかった――。200X年3月、震度7強を記録した東海・東南海連鎖地震は、次の瞬間、10メートルを遥かに越える“大津波”に姿を変えて、日本の太平洋沿岸を蹂躙していく。崩壊する街、逃げ惑う群集、悪化していく治安……。水に飲み込まれた大都市の恐怖を克明に描き、想定される未曾有の大災害に警鐘を鳴らした衝撃の近未来小説。
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4.02023年12月15日17時15分、東京湾北部を震源とするマグニチュード7.9の直下型地震が発生。そして、その30分後に房総沖を震源とするマグニチュード8.2のプレート型地震が関東一帯を襲う。東京湾に10メートル超の大津波が押し寄せ、荒川の堤防は決壊。高速道路では大規模な車輌火災が発生、それが木造の民家に燃え移って延焼! 巨大津波は横浜、銀座、浦安などの首都圏を飲み込んでゆく。未曾有の大震災に直面した時、どのような行動が明暗を分けるのか? 巨大津波、広がる火災から、生き残る術はあるのか!? 「想定外」の連動地震に人々がいかに行動し、サバイバルに結びつけるかをシミュレートした衝撃の近未来ノベル。これは、遠い未来のことではなく、明日起こってもおかしくない出来事である。
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-「盛り上がってきた、地表が!」――震度6強の直下地震から8日後、閃光と火柱を噴き上げ富士山が大爆発した。1万メートルの高さにまで達する黒煙、雨のように地表に降り注ぐ火山弾、赤い舌のごとく這いよる熔岩流……。ついには山体が崩壊して、高さ30メートルの「山津波」となり麓の街を埋め尽くす。被害は近隣だけではない。日本東西で寸断される物流の大動脈、火山灰は2時間足らずで首都圏に達し、それに含まれるガラス繊維が精密機械をショートさせ、人間の肺や網膜を傷つけ、避難民は大渋滞と混乱に包まれる。さらには、富士山の噴火が引き金となってプレートを動かし、“東海大地震”を誘発。太平洋岸をかつてない大津波が襲い、東海大地震の影響は次の悲劇の扉を開く……。火山の噴火とプレート型の巨大地震の発生は、表裏一体。その破滅的な「連動災害」に警鐘を鳴らす衝撃の近未来小説。本当の破滅はここから始まる!
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-麦原遼は知性のゲンコツで「宇宙の果て」をゴンゴン殴りにいく。それも一発や二発ではない。 パンチを最後まで数え終わったとき、あなたもマットに沈んでいるのだ。 ーー飛浩隆 宇宙そのものの成り立ちをテーマにした、バリントン・J・ベイリー/グレッグ・イーガンばりの一大奇想ハードSF。 日本で言えば、草野原々『最後にして最初のアイドル』や、高島雄哉『ランドスケープと夏の定理』の向こうを張る、スーパーハードかつ野心的な宇宙小説。麦原遼は、この一作で、日本SFの最前線に躍り出たと言っていいだろう。 ーー大森望(「解説」より) 「宇宙の果て」をめざし、ふたりは光の船〈方舟〉で旅立った。 だが出発から四億年後、〈方舟〉がある惑星に衝突。 脱出するために、この星の生命が技術文明を築き、〈方舟〉を宇宙へ放出してくれるまで導かなくては……。 宇宙とむきあう記憶、人格、個体。 新時代の訪れを告げる、愛に満ちた本格SFの誕生! 『SFの書き方』(早川書房)も話題の<ゲンロン 大森望 SF創作講座>第2期で「ゲンロンSF新人賞」(選考委員:山田正紀、大森望、東浩紀)に輝いた受賞作が電子書籍化。 完全改稿のうえ、大森望による解説を付す。
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5.0ミョーな宇宙を飛び回る、ツッコミ・美葉ちゃんと大ボケ・ルーくんの珍道中! あたし、飾美葉14歳。平均的美少女で頭は良いが性格は悪い。中学校教育に疑念を持つあたしは、ある晴れた月曜日の午前10時に学校の屋上で英和辞典を枕にまどろんでいた。「あの~、ウラジオストックはどっちでしょうか」と声をかけてきたのは巡航ミサイルのルーくんだった。頭の固い教師に追われるあたしと、米空軍に回収されそうなルーくんは、勢い余って宇宙まで逃亡しちゃった。でも、宇宙っていろいろミョーな生物ばっかり。笑って笑って、頭の中にアリンコが住んじゃいそうなナンセンス・スペースオペラ第1弾。 ●山本弘(やまもと・ひろし) 作家。元「と学会」会長。日本SF作家クラブ会員。1956年京都府生まれ。1978年『スタンピード!』で第1回奇想天外SF新人賞佳作に入選。1987年ゲーム創作集団「グループSNE」に参加。作家、ゲームデザイナーとしてデビュー。2003年『神は沈黙せず』が第25回日本SF大賞の、また2007年発表の『MM9』が第29回日本SF大賞の候補作となり、2006年の『アイの物語』は第28回吉川英治文学新人賞ほか複数の賞の候補に挙がる。2011年『去年はいい年になるだろう』で第42回星雲賞を受賞。