からくりアンモラル

からくりアンモラル

858円 (税込)

4pt

初潮を迎えた自分の身体に苛立ちを覚える秋月は、妹の春菜になつくロボット・ヨハネが子犬をかわいがる様子を見て、ちょっとした悪戯を思いつくが……ペットロボットを介した性と生の目覚めを描いた表題作、タイムトラベルした少女が自我の認識を獲得する「あたしを愛したあたしたち」、セクサロイドが語る波瀾の生涯「レプリカント色ざんげ」ほか、性愛SF9篇。日本SF大賞ノミネートの、切なく凛々しい傑作短篇集。

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からくりアンモラル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    お笑い官能小説から入った身としては、この作者さんの切なくて痛い文体は新鮮でした。「一卵性」が特にお気に入りです

    0
    2015年09月09日

    Posted by ブクログ

    表紙や扉絵のイラストがキュート。濃密にいやらしいのに、対象が美少女、美少年、レプリカントなので淫靡なのにどこかツルリとした印象。どれも奇想天外で面白かった。

    0
    2011年08月18日

    Posted by ブクログ

    SFエロ小説。

    この人の書く少女もまた好き。
    少女が少女でなくなることのトリガーを処女喪失に結びつけることが多々あるがそうじゃないんだと切々と語りたくなる。私は語りたくなった。


    そしてまた、本自体の表紙また各話の扉絵にもなっているタカノ綾のイラストが合いすぎてたまらない。

    0
    2011年05月31日

    Posted by ブクログ

    耽美なわしらのノリとはまた違う新たな森先生の発見(これの前にも1冊読んではいるけれど)。ピンクなにおいがムンムンする作品ばかりだけれど、そんじょそこらのおピンク小説じゃない。涙が出てしまう作品もあって、胸がキュンキュンします。こんな気持ちをずっと持っていられたらと思います。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    性愛SFというだけあってかなり直接的な性的表現が出てくるので苦手な人はいるかもしれないが、好きな人には深く刺さるであろう、独特な雰囲気を持った短編集だった。

    「からくりアンモラル」☆☆☆
    思春期を迎えた少女が自分を性的な目で見られることに嫌悪感を覚えるというのは物語でよく見る描写だが、そこからロボ

    0
    2020年10月07日

    Posted by ブクログ

    短編集。SF。エロSF。恋愛。
    SF設定は、ロボット、タイムスリップ、吸血鬼、キメラ、記憶移植、共感能力、アンドロイド、記憶の共有など、さまざま。
    エロいし、SF設定ではあるけど、基本的には切ない恋愛がメインだと思う。
    なかでも特に切ない「いなくなった猫の話」が素晴らしい。
    「繰り返される初夜の物語

    0
    2018年05月02日

    Posted by ブクログ

    どの物語にも勢いがあって、一日で読み終えました☆
    だいぶエロチックですが、この作者様の文体はわかりやすくて好きです。
    親しい友達にオススメしてしまうかもしれません☆

    0
    2012年08月10日

    Posted by ブクログ

    森奈津子はおすすめ!と聞いていたので読んでみた。良い。何が良いと感じるのか考えてみて、解説を読んで腑に落ちた。女が女である事を感じた本。

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    森奈津子、最新文庫本と言う事でウキウキと購入。「西城秀樹のおかげです」のノリを期待したら見事に裏切られた。いい意味で。静謐な文章、そしてやっぱり卑猥。SF官能小説とでも言うのでしょうかね?うかつにも涙しました。表題作の「からくりアンモラル」で。これは女性にしか分からない。初潮が訪れた時の気持ち。心の

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    からくりアンモラル

    SFを舞台装置にした、性愛をテーマにした短編集です。
    タイムトラベル、レプリカント、人と動物のハイブリッド、吸血鬼、テレパシー。いろいろな舞台装置の上でいろいろなアイデアが盛り込まれています。
    でも、何か違和感があるのは、視点が偏っているのと、物語が紡がれていない点なのかなあ?

    0
    2024年05月19日

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