伊藤計劃の作品一覧
「伊藤計劃」の「虐殺器官」「ハーモニー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「伊藤計劃」の「虐殺器官」「ハーモニー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
武蔵野美術大学美術学部映像科卒。『虐殺器官』でデビュー。2009年『ハーモニー』で第30回日本SF大賞、第40回星雲賞日本長編部門を死後受賞。 2010年同作の英訳版がアメリカでフィリップ・K・ディック記念賞の特別賞を受賞。『屍者の帝国』(円城 塔と共著)、『METAL GEAR SOLID GUNS OF THE PATRIOTS 』などの作品を手がける。
Posted by ブクログ
思想強めの濃厚な小説で、ハマるかどうかは人を選びそうな作品ではあるが、自分にはとてもハマった。
主人公はアメリカの特殊部隊の一員で、潜伏する各地で内戦と虐殺を引き起こす謎の人物を追うという形でストーリーは進んでいく。
タイトルからグロテスクな戦闘描写が想起されるが、そのような描写はあまりなく、語り口は淡々としていて、哲学的な問いが全編にわたって続く。
ジョージオーウェルの「1984年」にも通じる監視社会への皮肉、安全と自由のトレードオフ、言葉がもたらす暴力、そして「人間性とは何か」という根源的な問いがストーリーを通じて問いかけられ、それらについて考えさせられる。
Posted by ブクログ
面白かった。
世界観を飲み込むのに時間がかかるが、100ページ辺りから急速に物語が進むので、そこからはサクサクいける。
誰もが健康で"あるべき"世界なんて、理想郷だと思っていたけれど、そうでもないのかもしれないと気付かされる。
自分の身体を外側からコントロールされることに違和感をもつ少女たち。学生時代はやっぱりルールというものを疎ましく思う人はどこでもそれなりにいて、そんなルールから脱しようとする子を世間では不良とよんでいる。ミァハたちもこの世界ではその立ち位置なのだろう。
自由という言葉を前にすると途端に固まってしまう私からしたら、ルールはそれこそよく言うレールのような
Posted by ブクログ
かなり久々の再読。
まずこれがデビュー作ってのが、作家のセンスが計り知れない…。その世界観に圧倒的に引き込まれる。
難しい用語とかも多々出てくるけど、難解ではないから読みやすい。
考えさせられる事が多すぎて、言葉で感想を纏めるのが特に難しい作品。
■言葉は毒にも薬にもなる
■他人の犠牲の上に成り立つ普遍の生活
■罪と罰とは?そして赦しとは…
ラスト、
ルツィアと対話できていたならば、ああはならなかったのだろうと思うと…うーん。
でも自分で決断を下したのだから、彼の物語としてはこれで良かったのかも。
しかし母の中に彼の姿が無かったのには、あまりにも物哀しい………言葉にならない。