ハーモニー

ハーモニー

792円 (税込)

3pt

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〈ベストセラー『虐殺器官』の著者による“最後”のオリジナル作品〉これは、“人類”の最終局面に立ち会ったふたりの女性の物語――急逝した著者がユートピアの臨界点を活写した日本SF大賞受賞作。※本文中にHTMLタグのような表記がありますが、これは本書の仕様です。

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ハーモニー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    電子書籍でこそ読んでほしい

    データとして記述されたトァンの人生を参照しているという設定が面白い。
    感情の動きなどもわかり親切設計だなと思ったが、エピローグを見てそれが必要な理由に納得した。


    ストーリーも面白い。
    『虐殺器官』から半世紀。
    監視の目がついに身体の中にまで行き届いた生命主義社会。

    そんな世界に抗う組織が出てく

    #深い #タメになる #共感する

    0
    2024年09月08日

    Posted by ブクログ

    『SF超入門』で紹介されていた本。
    とても読みやすくて、設定が面白いので物語に入り込んでしまう。

    全国民の体内に「WatchMe」が埋め込まれ、各個人の病気や病気の発症をも管理することができるようになり、人間は病気では死ぬことがない世界。

    自分は持病があるので、そんな世界は羨ましいと思いながら読

    0
    2024年06月05日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃおもしろい!
    言語化が難しいが、身体が熱くなって動悸が速まる、そんな物語。
    社会のリソースとして「生命主義」を敷く生府という構造は、フーコーの「生権力」論による。フーコーの著作を読んで唸らされた諸事象が、フィクション作品として再度衝撃を与えてくれた。その他にも、自由意志・意識・死といった

    0
    2024年05月21日

    Posted by ブクログ

    人生ベスト3に入るSF作品。数年ぶりに再読しましたが、世界観もキャラクターも好みすぎて何度読んでも面白い。最高の作品です。

    「健康であるとは何なのか」「他者を思いやることはどこまで正しいのか」といったテーマが、ハーモニーでは常に提示されます。もちろん健康である、他者を思いやること自体は悪いことでは

    0
    2024年04月29日

    Posted by ブクログ

    ・こちらのほうがなんとも残ってる
    ・重い本を持つことは社会的正義に反する
    ・ワッチミーによる完全監視社会
    ・こどもは守られなければならない
    ・スコアリング ドミネーターみたいな社会感
    ・キアン、ミァハ、
    ・ひところしのほんは良くない
    ・リソース意識
    ・さよなら、わたし、さよなら、たましい。

    0
    2024年01月14日

    Posted by ブクログ

    ユートピア感のあるディストピアの話は個人的にとても大好き。終わり方も最高に好き。
    戦争や暴力、疫病や無秩序は間違いなく人の不幸を招くけれども、逆に振り切れば(完全な健康と秩序)人類は幸せになれるのか。「病気にならないこと」と「病気になることが許されないこと」は似て非なるものではあるけれど、じゃあどう

    0
    2023年12月16日

    Posted by ブクログ

    人が病気にならない世界。
    身体は社会皆の共有物で大切にしなければいけない、ボランティアにも倫理活動にも出ないと可視化された評価が上がらず信用を得られない世界。1984みたい、と思った。

    高度過ぎるシステムが人の意思を自在に制御でき、好きに自殺させられるようになり、社会的大混乱を起こす。これを解決す

    0
    2023年06月17日

    Posted by ブクログ

    ・SF長編と聞いて難しそうに思っていたが、主人公の一人称視点と、あくまで僕らが住む世界のifの延長線上として描かた世界観で、すんなり読み進めることができた。
    ・ヒトの幸福や意志についての堅苦しい内容ばかりかと思いきや、少年漫画のようなハラハラドキドキする展開もあって、ワクワクしながら読めた。
    ・変に

    0
    2023年06月06日

    Posted by ブクログ

    詳しくは収まらなかったので自分のメモにて
    不思議と、これを読んだあとに何カ国か旅をして日本に帰ってきた時、清潔感がある整ったインフラや健康志向の色々なものに対して、既視感のある息苦しさみたいなものを感じた。トァンが言っていた感覚に少し近かったのかもしれない。

    0
    2023年04月25日

    Posted by ブクログ

    伊藤計劃。その人は、デビューしてからわずか2年で34年の人生を終えた。
    本作は彼が亡くなった後に日本SF大賞を受賞した作品。
    私はSFには疎く普段は手に取らないのだが、書店に平積みされた真っ白な文庫が目を惹いたのと、帯に書かれた「人間は、なぜ人間なのか。」「病床で遺した最後の長編」にその場でショック

    0
    2022年08月30日

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