感傷ファンタスマゴリィ

感傷ファンタスマゴリィ

2,200円 (税込)

11pt

4.0

十九世紀末のフランス・パリ。職人ノアは、故人の姿を見ることができる特別な幻燈機の製作を得意としていた。新たな依頼人は、鏡だらけの奇妙な屋敷で暮らすマルグリット。五年前に亡くなった彼女の妹シャルレーヌの過去を読み解くうち、ノアは姉妹の秘密に呑み込まれてゆく……。SFと幻想が融合した世界を紡ぎ続ける著者、待望の第二作品集。/【目次】感傷ファンタスマゴリィ/さよならも言えない/4W/Working With Wounded Women/終景累ヶ辻(しゅうけいかさねがつじ)/ウィッチクラフト≠マレフィキウム/解説=高原英理

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感傷ファンタスマゴリィ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本書は空木春宵の第二作品集。東京創元社から創元日本SF叢書24として刊行された。この叢書の最新作は全て購入している。以前発行されたものは入手困難なので、いろいろ手を尽くして蒐集に努めている。
    これまで空木春宵のイメージとしては、難読文字と当て字ならぬ当てルビでとても読みにくい酉島伝法系のSF作家だと

    0
    2024年06月24日

    Posted by ブクログ

    短編集であるのが嘘かのように、1話1話読み応えと感動が残る1冊。
    完全に表紙買いをしたものの、ここまでの当たりを引くことはなかなか無いように思う。
    最初こそ後の展開に期待が持てるか不安な瞬間があれど、どの物語も後半に進むにつれてのめり込んでいく自身に気づく。
    レビューが少ないからと侮るなかれ、1作目

    0
    2024年05月31日

    Posted by ブクログ

    SFカーニバルで空木さんにサインしていただいた♡

    『感応グラン=ギニョル』から2作目の短編集。
    空木ワールドでした!
    痛い!容赦ない。
    『4W/Working With Wounded Women』が特に…(^_^;)‪‪

    どの短編も好きだが、
    『ウィッチクラフト≠マレフィキウム』良かったなぁ。

    0
    2024年05月25日

    Posted by ブクログ

    SF短編集です。初読の作者さん。一編ごとに、作風が変わる印象。最初はルビの多さにゲンナリしたが、すぐに慣れた。5篇の短編の中で、一番心惹かれたのは最後の「ウィッチクラフト≠マレフィキウム」が、現代的なテーマを底に孕んでいて、身につまされた。やはり、「問い続ける事」こそが、身体と神経細胞によって規定さ

    0
    2024年11月09日

    Posted by ブクログ

    暫く我慢して読めば、むちゃくちゃ面白かったです!
    文書や言葉がやたら難しく感じた感傷ファンタズマゴリがいちばん読むのに時間がかかりました。
    4Wが1番個人的にはいちばん面白かったし、めくるページが止まりませんでした。色々と考えさせられた話でした。
    さよならも言えないとウィッチクラフト≠マレフィキウム

    0
    2024年07月28日

    Posted by ブクログ

    前作に引き続き、この作者にしか描けないような幻想的な世界観が魅力的なSF小説。差別やジェンダー問題に切り込んだ作品が多く、読んでいて「痛み」を感じる場面が多々あるんですが、その耽美的な世界観に引き込まれずにはいられない、そんな魅力的な作品集でした。

    ただ前作と比較して説教臭さを感じる場面が少なから

    0
    2024年11月30日

    Posted by ブクログ

    SF5編集。もうこれは完璧に好みの問題としか言えない。駄目だ眠い読めないってなってしまったやつと、うっわこの世界観何これ面白いめちゃくちゃ興味あるってなるやつとの温度差がエグい。さよならも言えないと4Wがね、めっちゃくちゃ好きだった。世界観優勝。

    0
    2024年09月18日

    Posted by ブクログ

    中短編のファンタジックなSF五篇。表題作の「感傷ファンタスマゴリィ」はホラーじゃないけど、ゴシックホラー的な世界観で、極上の物語が楽しめる。漢字による創作熟語にフリガナが多用されているが、この作品はそれに惑わされることが少なく、読みづらさをほとんど感じないのもいい。
    「さよならも言えない」はなんとも

    0
    2024年07月21日

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