感応グラン=ギニョル

感応グラン=ギニョル

1,100円 (税込)

5pt

4.3

昭和初期、浅草六区の片隅に建つ芝居小屋。ここでは夜ごと、少女たちによる残酷劇が演じられていた。俳優たちは座長の方針で、ある特殊な条件のもと集められ、共同生活を送っている。ある日、容姿端麗で美しい声を持つ新人が現れた。本来ここには「完璧な少女」は存在してはいけないはずなのに、なぜ? 彼女の秘密が明らかになるとき、〈復讐〉が始まる――。分かち合えない痛みと傷を抱えて生きる孤独な魂を描いた全五編。退廃と奇想、呪縛と変容。唯一無二の世界を築き上げる創元SF短編賞出身の鬼才、空木春宵のデビュー作がついに文庫化!/【目次】感応グラン=ギニョル/地獄を縫い取る/メタモルフォシスの龍/徒花物語/Rampo Sicks/解説=橋本輝幸

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

感応グラン=ギニョル のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    文庫にて購入
    めちゃくちゃ自分が望んでいた内容の本だった
    耽美・不思議な世界観・残酷
    こんなに想像しやすいのに詩的な文章表現ができるものなのかと圧巻
    感傷ファンタスマゴリィの文庫化を切に願います

    0
    2025年04月10日

    Posted by ブクログ

    異形コレクション「メロディアス」に収録されていた「h〇le(s)」がとても良かったので直近で文庫化されていた著者の単著を買ってみた。
    どの作品も身体性と痛みを強く感じさせる内容で、江戸川乱歩的な耽美さや幻想文学的なアプローチでありながらもしっかりとSFになっている。
    一貫してままならなさの絶望とある

    0
    2025年03月02日

    Posted by ブクログ

    概念に切り込むSFだった。
    特に「美醜」「生死」の2点は本作のキーワードだと感じた。

    短編を読んでいるときは熱がこもっているような、のぼせた気持ちになる。
    けれど、最後にはそれをふわっと解き放って涼しくしてくれる。
    熱せられた気持ちほど、冷める感覚を感じやすいのかもしれない。

    あらゆる事象の二面

    0
    2025年01月05日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初めて読む作者だが、まずは作家名、そしてタイトルと、カバーイラストと、ちょっと説明を読んだだけで好みだとわかったので、ほぼジャケ買いだった。
    実際全編大好きな世界観だった。
    というか全編濃密。
    おそらく作者が好んでいる大正時代は、1912~1926年。ほぼ100年前。
    谷崎や川端や乱歩やが多感だった

    0
    2025年09月10日

感応グラン=ギニョル の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

創元SF文庫 の最新刊

無料で読める SF・ファンタジー

SF・ファンタジー ランキング

空木春宵 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す