歴史・時代小説作品一覧

  • 御隠居忍法 しのぶ恋
    -
    遊郭街で発生した火事。焼け跡から見つかった首なし死体は、どうやら、狸斎の盟友・新野耕民の死と関わりがあるらしい。笹野藩内では仇討ちを耕民の息子にけしかける者が増え、不穏な雰囲気がただよう。事件を調べていた狸斎は、藩政の裏で跋扈する暗殺集団「黒手組」と全面対決することに――。「御隠居忍法」シリーズ完結篇。
  • 御隠居忍法8 振袖一揆
    -
    長引く飢饉で米が高騰し、大黒湊では農民たちが穀屋に押しかける騒ぎが発生。夜には盗み、人殺しと事件が続く。さらに貧乏長屋に銭を放り込む義賊・立烏帽子の行方を追ううち、鹿間狸斎は一揆と陰謀の渦中に巻きこまれて――。好評時代小説シリーズ第八弾!
  • 御隠居忍法2 不老術
    -
    芥川賞作家・高橋義夫による御隠居忍法シリーズ。間謀・伊賀者の子孫であり、昌平坂学問所の秀才鹿間狸斎が江戸から奥州の隠居所に戻ると、山中で白骨化した手首が見つかったとの報せが……難事件に狸斎はどう立ち向かうか。神隠し、消えた死体、天領と小藩を巡る陰謀の行方をめぐって、御隠居が活躍する痛快時代小説。「この御隠居、ただ者にあらず!」乞うご期待!!
  • 御隠居忍法7 魔物
    -
    十二年に一度の奉納試合。前回その凶猛な剣で二人を殺して優勝した斎木源助が、再び出場する。不穏な空気の中、剣術道場の意地と遺恨がぶつかり合う。その立会人は、草深い奥州に隠居した元幕府御庭番、ご存じ鹿間狸斎。試合の陰に仕組まれた大きな陰謀に巻き込まれていく……。好評シリーズ第七弾!
  • 御隠居忍法5 亡者の鐘
    -
    暗闇が訪れるころ、奥山の寺で呪いの鐘が鳴る……。住職の血を吸った鐘楼に隠された謎とは? 巷間を騒がす噂の真相を明らかにしようとする御隠居一行に、襲いかかる黄泉よりの遣い手たちの正体は? 家督を子に譲り奥州は笹野に住み着いた伊賀者、元御庭番・鹿間狸斎見参!
  • ご隠居は福の神1
    3.0
    貧乏正義漢の無役旗本、居候のスーパー爺さん、皆の心に花を咲かせる。 可哀想な人を日々助けるが、自らは貧乏にあえぐ若旗本。 その屋敷に一人の老人が…。何にでも長けた「ご隠居」が、若殿を幸せの伝達師に! 心に花が咲く! 新シリーズ第1弾! 「世のため人のために働け」の家訓を命に、小普請組の若旗本・高山和馬は金でも何でも可哀想な人たちに分け与えるため、自身は貧しさにあえいでいた。ところが、ひょんなことから、見ず知らずの「ご隠居」を屋敷に連れ帰るが、料理や大工仕事はいうに及ばず、体術剣術、医学、何にでも長けていた。和馬はこの老人と暮らすうち、いつしか幸せの伝達師に! 「ご隠居」は何者?
  • 江 ――波瀾と愛憎の生涯――

    -
    近江の浅井長政とお市の方の三女として生まれた江。生後まもなく伯父・織田信長が長政を討ち、母と三人の娘(姉は淀、初)は小谷を出る。後に母の再婚で北ノ庄の柴田勝家のもとに。その勝家も秀吉に敗れ、母は勝家と共に自刃してしまう。秀吉のもとから佐治一成に嫁いだ江だが、秀吉により離縁の憂き目に。秀吉の甥・羽柴秀勝と再婚するも、夫は朝鮮で病死。天下をとった秀吉は、徳川家康の息子・秀忠と江の三婚を決めてしまう…。戦国乱世の時代に翻弄されながらも、女としての幸せをつかむために懸命に生き抜き、徳川三代将軍・家光など秀忠との間に子女七人を儲けた御台所・江の半生を描く。

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  • 豪快茶人伝
    5.0
    信長、秀吉、利休、宗二、織部、遠州――。戦国時代以降、茶の湯は多くの権力者や文化人たちを虜にしてきた。いつの時代も各々の美学の発露であった茶の湯を通して、個性豊かな茶人たちのなまの姿と心情に迫る。
  • 号外! 幕末かわら版
    3.6
    読んで極楽、見て極楽。幕末、かわら版屋・極楽屋の銀次は絵師の歌川芳徳と組んで妖怪伝説や心中ネタなどで江戸の人々を楽しませていた。だが、変わり者・佐久間象山の言葉で浦賀に黒船を取材に行き、吉田松陰と出会ったことから、銀次のかわら版への想いは変わっていき……。安政大地震、コロリの流行、そして幕府重臣の暗殺まで──すべてのことをあますことなく民に伝えた先に待つ未来とは!? 勝海舟、坂本龍馬、西郷隆盛、土方歳三など、幕末オールスターで贈る読んで極楽、見て極楽! 娯楽たっぷりの痛快時代小説!
  • 号外! 幕末かわら版
    4.0
    嘉永六年(1853)江戸。好奇心たっぷりの銀次と絵師の歌川芳徳は、妖怪伝説やゴシップネタなどを追う、低俗なかわら版を売りさばいて人気を博していたが、浦賀に来た黒船を見に行き、勢いで乗り込んだことがきっかけで人生が変わる。江戸一番の物知りと評判が高い佐久間象山に師事し、勝麟太郎や坂本龍馬、吉田松陰、西郷吉之助など、様々な幕末の英雄と出会い、大地震や大火災、死の疫病をかわら版で報じるうちに、銀次は報道の使命に目覚め、弱き大衆のために立ち上がる。 幕末の動乱の中で、真実(たまに嘘)を追い求めるかわら版屋を描いた、痛快時代小説!!
  • 豪商伝 薩摩・指宿の太平次
    3.5
    三井、鴻池に並ぶ豪商と謳われた薩摩の海運商・浜崎家は、八代目太平次の時代、藩政改革を進める家老・調所広郷と結び、全盛を迎えた。その富で、薩摩を一躍雄藩へと押し上げた男の、先見に満ちた不屈の生涯。
  • 郷四郎無言殺剣 正倉院の闇
    4.0
    奈良に入った音無黙兵衛こと菅郷四郎と伊之助は、無念の死を遂げた郷四郎の父・郷左衛門の墓を訪れる。二十年前の正倉院宝物流出に絡んで、郷左衛門は無実の罪を着せられ、切腹に追い込まれたのだった。真相を探るべく、奈良を探索する郷四郎と伊之助は、事件の黒幕が今をときめく御側御用取次の水野忠秋であることを知る。書き下ろし。
  • 郷四郎無言殺剣 百忍斬り
    4.0
    郡上の照月寺に匿われていた初美が出奔した。濤海と休雲が急ぎ後を追う。一方、奈良に向かう“黙兵衛”と伊之助は、伊賀国に入った。背後に得体の知れない気配を感じながら道中は続く。はたして二人は、幻術師・春庵を擁する伊賀者の本国を突破できるのか。「無言殺剣シリーズ第二部」第二弾。書き下ろし。
  • 郷四郎無言殺剣 柳生一刀石
    4.5
    奈良を探索する音無黙兵衛こと菅郷四郎と伊之助は、幕府の実力者である御側御用取次・水野忠秋が、二十年前の正倉院宝物流出の首謀者であるという決定的証拠を手に入れる。その直後、郷四郎のもとに一通の書状がもたらされる。そこには、「一刀石で待つ」と記されていた。無言殺剣シリーズ完結篇。
  • 郷四郎無言殺剣 妖かしの蜘蛛
    4.0
    美濃郡上で宿敵・横山佐十郎との決戦を制した音無黙兵衛こと菅郷四郎は、伊之助を伴い、東海道を西に向かった。目的地は、京か奈良か。その行く手を総がかりで阻もうとする伊賀者たち。さらに、謎の幻術師の魔手が忍び寄る。はたして危地は乗り越えられるのか。書き下ろしシリーズ、第二部開幕。
  • 剛心
    4.0
    日本近代建築の雄、妻木頼黄(よりなか)。幼時に幕臣の父を疫病で亡くし、維新後に天涯孤独となり、17歳で単身渡米。コーネル大学で学んだ異才は、帰国後にその力量を買われ、井上馨の「官庁集中計画」に参加。闇雲な欧化ではなく、西欧の技術を用いた江戸の再興を。そう心に誓う妻木は、大審院、日本勧業銀行、日本橋の装飾意匠他、数多くの国の礎となる建築に挑み、やがて、この国の未来を討議する場、国会議事堂の建設へと心血を注ぎこんでいくが……。彼と交わった人々の眼差しから多面的に描き出す、妻木頼黄という孤高の存在。その強く折れない矜持と信念が胸を熱くする渾身作!
  • 豪姫夢幻
    -
    信長の天下統一目前の頃、前田利家の四女・豪姫は秀吉の養女となり、やがて宇喜多秀家に嫁いだ。秀吉の養子にして中納言、備前・美作の太守となった秀家の愛情に恵まれ、豪姫は、戦陣の夫を気づかいながらも満ち足りた日々を送っていた。しかし、秀吉亡きあと、徳川家康に対する石田三成をはじめとする秀吉側近との対立は激化、ついに関ヶ原の戦いの幕が開く。そして、西軍が敗れた時、豪姫の運命は一転する――。戦国という荒波に翻弄された数奇な生涯を活写する歴史長編。
  • 江姫 -乱国の華- 上 浅井の幼姫
    5.0
    「―― 泣くものか。泣けば負けだ。負けはならぬ。決して、負けてはならぬ」信長の姪であり、お市の方の娘である浅井の三女・江。 生まれは北近江、育ちは伊勢、母とともに越前へおもむき、知多大野へ十二歳で嫁ぐ――幼い頃から転変の人生を歩み、二度の落城をくぐり抜け、三人の夫に嫁して、ついには徳川将軍の御台所に上りつめた、強く誇り高い娘。信長・秀吉・家康ら、乱国の世を駆け抜けた英雄と出会い、その生き様を見届けた江姫の、波乱と激動の生涯を描く物語。上・中・下の全三冊で堂々刊行!
  • 呉越春秋 湖底の城 一
    3.9
    春秋時代末期の揚子江流域で覇権を争う呉と越。越王勾践に覇を唱えさせた名将・范蠡(はんれい)の類稀な生涯を壮大なスケールで描く。春秋時代後期に覇権を争う、楚、呉、越。楚の人、伍子胥は堂々たる体躯で将来を嘱望される青年。伍子胥は、呉との国境近くの邑・棠を治める兄・伍尚を助けるため船に乗り、江水を往く。「人材こそ国と家の宝だ」伍子胥は、地位や身分を越えてさまざまな人と出会い、歩むべき道を探る。(講談社文庫)
  • 五右衛門処刑(電子復刻版)
    -
    三条河原の刑場で、油が煮えたつ大釜に投ぜられようとしているのは、大盗賊の石川五右衛門だった。高貴な女人との恋を得ようと内裏に忍び込み、彼女たちを辱めたもののうまくゆかず、失意にあった彼に、秀吉の暗殺とひきかえの任官話が持ちかけられた……。彼の胸中を知ってか知らずか、四人の男女が、いまそれぞれの思いを秘めて見つめていた。表題作他、己の価値観で生きる人々の時代短篇集。

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  • 五右衛門妖戦記
    -
    京は三条河原(さんじょうかわら)に広がる刑場(けいじょう)は、時ならぬ人混みでごった返していた。ご存じ、怪盗・石川五右衛門の処刑の日だ。大釜(おおがま)に煮えたぎる油の前に引き立てられ、絶体絶命と思われたその時――もう一人の五右衛門が現れた! 韓(から)の国からやってきた二代目・五右衛門が、初代直伝(じきでん)の妖術を駆使し、仇敵・秀吉の首を狙う。読み出したら止まらない、痛快ノンストップ活劇!(『妖術 太閤殺し』改題)
  • 呉漢(合本)
    -
    貧家に生まれ、土を耕して一生を終えると思っていた呉漢は、思わぬ出来事から、生まれ故郷を逃亡することになる。王莽の圧政に叛旗をひるがえす武将が覇を競う群雄割拠の時代、漢王朝復活のため挙兵した劉秀との出会いが、呉漢の運命を大きく変転させてゆく……。『草原の風』で描かれた光武帝・劉秀が最も信頼した武将・呉漢の生涯を描く波瀾万丈の物語。
  • 呉漢(上)
    完結
    3.7
    三国志よりさかのぼること二百年。王莽の圧政に倦んだ人々は、新たな「天子」を求めていた。貧家に生まれ、一生土を耕して暮らしていくと思われていた呉漢は、食客の犯した罪により、生まれ故郷をあとにすることになる。劉秀の軍に合流した呉漢は、たちまち武将として頭角をあらわし、十四年にもわたる戦いに身を投じることになる。光武帝劉秀が最も信頼し、最も愛した武将の生涯を、鮮烈に描く。
  • 護鬼の里
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 第30回手塚賞佳作受賞作家が書き下ろした、日本の伝承を下敷きにしたかつてない奇想天外な歴史ファンタジー。
  • 極悪 五右衛門伝
    -
    朝鮮出兵に叛旗を翻した罪で捕縛され、妻子領民を目前でなぶり殺しにされた五郎太。処刑されず追放され、絶望の彷徨が始まる。九州からマニラ、京へ、心に地獄を抱えた男に恩寵は訪れるのか。異端の神父との出会い、罪深き所業の数々、関白秀次との黙契。俗世の綺麗事を踏みにじり、善悪の彼岸に挑んだ魂の沸騰を描く歴史小説。
  • 獄医立花登手控え 全4冊合本版
    5.0
    藤沢周平の人気シリーズ「獄医立花登手控え」全4冊を、ひとつにまとめてお届けします。
  • 春秋の檻 獄医立花登手控え(一)
    4.0
    江戸小伝馬町の牢獄に勤める青年医師・立花登。居候先の叔父の家で口うるさい叔母と驕慢な娘にこき使われている登は、島送りの船を待つ囚人からの頼みに耳を貸したことから、思わぬ危機に陥った――。起倒流柔術の妙技とあざやかな推理で、獄舎に持ちこまれるさまざまな事件を解く。著者の代表的時代連作集。
  • 極道大名
    3.7
    久留米藩主・有馬虎之助には裏の顔がある。なんと江戸のごろつきで知らぬ者はない極道〈水天宮の虎〉なのだ。そんな虎之助だが八歳の将軍家継にはなぜか懐かれ、このかわいい将軍を支えて自分は副将軍にと目論んでいた。だがある日を境に事態は急変、かつて散散殴りつけた男の影がちらつき始め……。帰ってきた伝説の暴れん坊、新シリーズ始動!
  • 獄門首(ごくもんくび)
    4.0
    1~2巻660~770円 (税込)
    流れ稼ぎの夫婦盗賊の子に生まれた余助は、強盗団の大金を横取りしようとした父母が潜伏先で殺されたため、4歳で孤児になった。爾来、寺に引き取られ雛僧になったのを皮切りに、次々に生きる場所と名前を変えていく。未知なる世界で様々な知識を授けられた彼は、やがて、江戸入りした後、豪商や公儀を相手に「大仕事」に取りかかった! 痛快無比の大盗賊伝!
  • 極楽征夷大将軍
    4.1
    史上最も無能な征夷大将軍 やる気なし 使命感なし 執着なし なぜこんな人間が天下を獲れてしまったのか? 動乱前夜、北条家の独裁政権が続いて、鎌倉府の信用は地に堕ちていた。 足利直義は、怠惰な兄・尊氏を常に励まし、幕府の粛清から足利家を守ろうとする。やがて天皇から北条家討伐の勅命が下り、一族を挙げて反旗を翻した。 一方、足利家の重臣・高師直は倒幕後、朝廷の世が来たことに愕然とする。 後醍醐天皇には、武士に政権を委ねるつもりなどなかったのだ。 怒り狂う直義と共に、尊氏を抜きにして新生幕府の樹立を画策し始める。 混迷する時代に、尊氏のような意志を欠いた人間が、 何度も失脚の窮地に立たされながらも権力の頂点へと登り詰められたのはなぜか? 幕府の祖でありながら、謎に包まれた初代将軍・足利尊氏の秘密を解き明かす歴史群像劇。
  • 極楽とんぼ事件帖 天狗狩り
    -
    藩主代理の身でありながら、隙あらば町に繰り出し厄介ごとに首を突っ込む“とんぼの若様”快次郎は、ある日、巫女のお玉に一目惚れする。お玉との距離が近づく快次郎だが、お玉は藩の暗部に繋がる事件に巻き込まれる。市井から藩を正そうとする快次郎だが…。

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  • 極楽の鯛茶漬け 伊織食道楽事件帳
    3.0
    膳奉行の家に生まれた芹沢伊織は、祖父が起こした食中毒事件のせいで閑職に追いやられていた。暇を持て余して美食を楽しむ伊織だったが、ある事件をきっかけに将軍に饗する食材集めを命じられて……。
  • 極楽安兵衛剣酔記
    4.0
    1~11巻628~693円 (税込)
    子持ちの女将が切り盛りする料理屋に居候の安兵衛は、実は旗本の三男坊。気ままな暮らしぶりから、極楽とんぼと呼ばれているが、ひとたび剣を抜けば、遣い手に。義理人情に厚く、嫌と言えない安兵衛は、毎度持ち込まれる難題に奔走して……。人情溢れる時代小説。
  • 後家鞘~莨屋(たばこや)文蔵御用帳~
    -
    繁栄を誇る江戸の町々。だが、その裏側には、暗く澱(よど)んだ無気味な気配が漂っていた。色恋に溺れ、分別を失ってしまった女たちと、その弱みにつけこんで甘い汁を吸う冷酷な男どもの、ふしだらな情事の数々――。何気ない噂話の中から、危険な企みを感じ取った岡っ引き莨屋文蔵は、2人の子分(松と留吉)の尻をたたき、事件の核心に迫る。裏稼ぎ捕物控!
  • 後家長屋 町之介慕情
    5.0
    故あって武士を捨て、貸本屋となった町之介。なれない商売にとまどう町之介だったが、豪商・鴻池の女中頭を務めるお照や塗物屋の若ご寮人・お糸、薬種問屋の下女・お滝など、奔放に性を謳歌する大坂の女たちとの交わりを重ね、色好みの世界に引き込まれてゆく……。男女の喜びを大胆に描く、異色時代小説。
  • 御家人斬九郎
    3.7
    本所に住む貧乏御家人・松平残九郎。表ざたにできない罪人の介錯を副業としていることから、ついたあだ名が「斬九郎」。腕はめっぽう立つのだけれど、酒と女、そして何より79歳になる美食家で大食漢な母親にはからきし弱い! ふつか酔いの今日も尻をたたかれ、依頼の仕事に駆けつける。江戸の町から東海道、京都まで、事件の裏の謎を解く短編10作と中編5作を収録した、型破りな傑作時代小説。
  • 御家人風来抄(1) 天は長く
    -
    1~6巻495円 (税込)
    御家人の意地と生計のため、あらゆる仕事を引き受ける風来屋が剣を振る  貧乏御家人の緒方弥十郎は、美丈夫で剣の腕も確か。贅沢な母親を満足させるための風来屋稼業では、色恋がらみの用心棒や御家騒動の肝煎役、喧嘩の仲裁役と、様々な依頼が舞い込む。二晩、褥をともにしたおりょうが、謎の死を遂げた。別れ際に彼女が発した「後朝の別れでござんすねえ」の一言が気になった彼は、この言葉を手がかりに真相を調べ始める。表坊主の宗順、小者の也寿たちの手を借り、弥十郎が解明した真相とは? 巻末に「電子版あとがき」を追加収録。 ●六道 慧(りくどう・けい) 東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。
  • 護国の剣~御算用日記~
    5.0
    尚武の気風を誇る肥後国人見藩では、急逝した前藩主の近習二人が、御法度の殉死を犯したとの疑惑が持たれていた。友の早乙女一角とともに潜入した幕府御算用者の生田数之進は、御家乗っ取りを狙う老中首座・松平信明と「交ざり者」の企てを阻止できるのか。姿を見せぬ前藩主の弟。そして、人見藩の至宝、幻の花とは何か。人気絶頂の大好評シリーズ、待望の第10弾!
  • 御三家が斬る!
    3.0
    宝永地震に富士山の噴火。復興に苦しむお伊勢参りの要所・石部宿で、百姓衆の諍いを治めた旅の浪人徳田新之助は、圧政を敷く代官との交渉役を引き受けることになるが……。使い手の男前若侍と、色事好きのお節介な爺さん。ひょんな縁から行き会った三人の正体とは? 痛快世直し道中記開幕!<文庫書下ろし>
  • 天下を善くす~御算用始末日記~
    4.0
    尊皇攘夷の風が吹く幕末。武士たちは生活の拠り所を失いつつあった。かつて、幕府御算用者として諸藩を救った生田数之進と盟友の早乙女一角。二人は、13代将軍家定御台所の天璋院篤姫から葵の御紋が記された手札を託された。徳川の時代が終わろうとする混迷の江戸で、再び彼らが「千両智恵」を駆使し、武士に生き方を指南する。「御算用日記」シリーズ新展開。
  • 後白河院
    3.7
    朝廷・公卿・武門が入り乱れる覇権争いが苛烈を極めた、激動の平安末期。千変万化の政治において、常に老獪に立ち回ったのが、源頼朝に「日本国第一の大天狗」と評された後白河院であった。保元・平治の乱、鹿ヶ谷事件、平家の滅亡……。その時院は、何を思いどう行動したのか。側近たちの証言によって不気味に浮かび上がる、謎多き後白河院の肖像。明晰な史観に基づく異色の歴史小説。
  • 暗闇坂 五城組裏三家秘帖
    -
    元禄九年師走の早朝。実高百万石と噂される仙台藩江戸屋敷門前に死体が……。そして斬死体も……。いったいなぜ? 誰が? 藩奉行探索方で影山流抜刀術の名手・望月彦四郎に真相解明の命が下った。手掛かりは二人が残した俳人芭蕉の句三句。それにどんな秘密が? 行く手を阻む壁と謎。やがて第二、第三の悲劇が……。大型新人が挑む白熱の時代小説傑作!
  • ご制外新九郎風月行 邪神
    -
    無頼の日々を過ごす浪人・雨宮新九郎は、富商・尾島屋に娘を連れ戻すよう依頼された仕事を機に、新興教団・天華一の闇と野望を知る。天華一を操る陰の存在を究明すべく、思わぬ人物から依頼を受けた新九郎は、独自の難剣を振るって敵に対峙する!

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  • 御膳役一条惣太郎探索控(1) 鬼平殺し
    -
    鬼の平蔵こと長谷川平蔵が殺された! 下手人や殺害理由もわからぬまま、かつての同僚や部下、恩ある町民たちは悲嘆にくれた。故あって流浪の料理人となった禁裏御膳役宗家・一条惣太郎は、“惣太”と名乗り、江戸に流れ着く。だが彼は過去に平蔵とも面識があり、下手人と疑われ捕らえられてしまう。火盗改めの厳しい責めのなか、惣太郎を救ってくれたのは、平蔵の元部下であり今は本所深川の料理屋〈ね子〉の店主、忠三であった。己の潔白を示し、平蔵や忠三の恩義に報いるため、惣太郎は鬼平殺しの下手人探しに奔走する。凄腕の料理人として容疑者の屋敷に潜り込み、独自の捜査を続けるうち、ある意外な事実が浮かび上がった……。怒りに燃えた惣太郎の閻魔刀が鞘走る! ●えとう乱星(えとう・らんせい) 1949年、熊本県生まれ。慶応大学中退後、同人誌を主催。1989年に「中風越後」で小説CLUB新人賞佳作入選。1990年、『蛍丸伝奇』を発表、作家生活に入る。『奥義・殺人剣』(光文社)、『裏小路しぐれ傘』(学研)、『用心棒・新免小次郎』シリーズなど著書多数。
  • 御膳役一条惣太郎探索控(2) 写楽仕置帳
    -
    鬼平殺しから半年、禁裏御膳役宗家・一条惣太郎は江戸に留まり、東洲斎写楽を世に出した蔦屋耕書堂に料理人“惣太”として寄食していた。折りしも御府内では〈写楽党〉と名乗る賊が出没し、長谷川半蔵亡き無法の江戸に、大名家の御金蔵を狙って各地から流れ込んだ盗賊たちを煽動していた。蔦屋と〈写楽党〉の関係を疑う火盗改めの監視のなか、事件は起こった。蔦屋の番頭が能面の剣士に襲われ惨死、さらに惣太郎の恩人である忠三の娘・おけいが何者かに攫われたのだ。「敵は〈吉原写楽党〉」写楽失踪の裏を知る蔦屋重三郎に、事件の背景を知らされた惣太郎。だが、おけいを救うべく、吉原に乗り込んだ惣太郎の前には、さらなる戦慄の難敵が……。写楽失踪の陰に潜む野望に憤怒の閻魔刀が炸裂する! ●えとう乱星(えとう・らんせい) 1949年、熊本県生まれ。慶応大学中退後、同人誌を主催。1989年に「中風越後」で小説CLUB新人賞佳作入選。1990年、『蛍丸伝奇』を発表、作家生活に入る。『奥義・殺人剣』(光文社)、『裏小路しぐれ傘』(学研)、『用心棒・新免小次郎』シリーズなど著書多数。
  • 五代友厚
    3.0
    NHK 朝の連ドラ「あさが来た」のヒロインの縁故者、薩摩藩の異色の開明派志士の生涯を描くオダサク異色の歴史小説。後年を描く「大阪の指導者」も収録する決定版。
  • 五代友厚――蒼海を越えた異端児
    3.0
    平成27年度後期 連続テレビ小説「あさが来た」。ドラマの鍵を握る日本の近代化、大阪経済の礎を築いた男! 著者渾身の書き下ろし小説! ! 嵐に煙る桜島。薩英戦争で英国艦隊の捕虜となった五代は「薩摩の若者を留学させたい」と申し出る。攘夷主流の中、裏切り者の汚名を晴らし、藩論を覆して英国へ。そこで怪しげなフランス貴族と運命の出会いが――。帰国後、次の焦点は大阪と確信し、民間の立場で造幣局、商法会議所を設立。現在の大阪を「創った」男の奮闘を描く。

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  • 裂帛 五坪道場一手指南
    5.0
    「義によって助太刀いたす!」長屋を改装した道場で子どもたちに剣術を教えている日比野左内は、事に応じてどんな者にも一撃必殺の技を授ける。大中小の三刀を神のごとく振るう中条流達人である左内には、自ら果たさねばならない宿命があった。居合道五段の若き俊英が放つ文庫書下ろし新時代小説開幕!
  • 御典医の次男坊 森嶋中良
    -
    これから紹介するのは、なにごともなしとげなかった人物である。むろん才能はありあまるほどあった。ただ、封建社会の中で御典医の家の次男として生まれたのが、運の悪さといえばいえる。最初から日の当たる活躍の場を奪われて、いいところ補助要員だった。もっとも、それを本人が嘆いていたとは思えない。なにごとかをなしとげるなどといった大層な考えも抱いてはいなかった。(「はじめに」より)  江戸時代後期に戯作者・蘭学者・狂歌師として活躍した文人、森嶋中良(もりしま・ちゅうりょう)。平賀源内の弟子であり、多くの文化人と交流を持ち、気の向くまま数々の書物を著してヒットさせた上に、ついには浮世絵にまで手を染めた彼の半生とは、いかなるものであったか。  電子オリジナルの評伝小説。 ●佐野広実(さの・ひろみ) 1961年横浜生まれ。1999年第六回松本清張賞を『芳年冥府彷徨』(島村匠名義)で受賞。2020年第六十六回江戸川乱歩賞を『わたしが消える』で受賞。近作は『誰かがこの町で』(講談社)。電子書籍封切作品に『ムッシュ・ジャポネ』『浮世絵鑑定談』『森嶋中良 御典医の次男坊』がある。「新青年」研究会会員。
  • 後藤又兵衛 大坂の陣に散った戦国きっての勇将
    4.0
    戦国時代一の名軍師・黒田官兵衛の嫡男・長政の指南役として出仕し、彼に、武士としての心構えから、戦場での将としての立ち居振舞いまでを教え込むとともに、九州島津攻め、文禄・慶長の役、関ケ原合戦と、歩みをともにした、歴戦の勇士・後藤又兵衛。彼には自らの矜持として持っていた、武士としてのあるべき姿を、その人生において具現したいという、理想があった。常に泰然と構え、水の如き心持で戦に対峙せよと説く又兵衛に対し、血気盛んで情動的な教え子・長政は次第に彼に対する反感を募らせて行く。その確執は、やがて修復不可能となり、又兵衛は黒田藩を去らざるを得なかった。その後、大坂の陣が起こり、又兵衛は、不利を承知しながらも豊臣方に参加。時代の名主となった徳川家康を散々に苦しめながら、命を散らして行く。生まれつき、要領の良い世渡りが苦手で、武人として誇らしく生き切ることのみを願った、一徹な男の魅力を描く、長編歴史小説。
  • 五人女捕物くらべ(上)
    3.0
    朝の神田川に、女が1人釣り糸を垂れていた。「おおい、姐さん、御注進」。猪牙舟(ちょきぶね)が真一文字に近づいて来る。太公望のおせんと綽名(あだな)される売れっ妓は、老岡っ引小平次の手先として、恐るべき連続女殺しに取り組んでいく……。次々と、五人の女岡っ引が小平次と共に難事件に挑む、連作江戸推理作品集。
  • ご破算で願いましては―みとや・お瑛仕入帖―(新潮文庫)
    3.7
    間口二間の小さな店を開いたお瑛は今年十六。両親をなくし、兄の長太郎と立ち上げた「みとや」は三十八(みとや)文均一の雑貨店だ。ところが能天気な兄が仕入れてくるのは、いわくつきの品物ばかりで……。不気味な守り刀、恋歌が書かれた五枚の不思議な絵皿、なぜか手に入った亡き父の煙草入れ。山ほどの算盤が意外な結末に結びつく表題作をはじめ、色とりどりの人間模様が心に沁みる情味豊かな六編。
  • 碁盤斬り 柳田格之進異聞
    4.2
    妻を想う男、父を信じる娘。誇りをかけた闘いの結末は!? 藩を追われ、貧乏長屋で暮らす柳田格之進。悲劇の真実を知った彼は、仇討ちを決意し……。草なぎ剛主演映画の小説を脚本家が自ら執筆。 映画『碁盤斬り』は、落語の演目として長く親しまれてきた「柳田格之進」を題材に、『日本沈没』『クライマーズ・ハイ』『凪待ち』などを手掛けてきた脚本家の加藤正人さんが、3年半の月日をかけて書き上げたストーリー。 この映画の世界を、加藤さん自身が小説として書き下ろしました。 登場人物の細かな心情の描写はもちろん、映画では描き切れなかった若き日の格之進の姿、また映画のラストの「その後」がしっかりと描かれており、小説好きの読者も十分に楽しめる作品です。 【あらすじ】 娘の絹とふたり、江戸の貧乏長屋で暮らす柳田格之進。 彼は、身に覚えのない罪をきせられた上に妻も喪い、故郷の彦根藩を追われた身だった。 しかし、かねてから嗜む囲碁にはその実直な人柄が表れ、江戸で多くの知己を得る。 ある日、旧知の藩士により、彦根藩での悲劇の真相を知らされた格之進と絹は、復讐を決意する。 絹は仇討ち決行のために、自らが犠牲になる道を選び……。 父と娘の、誇りをかけた闘いが始まる!
  • 五五五文字の巡礼 魏志倭人伝トーク 地理篇
    4.0
    『魏志倭人伝』を構成する漢字をひとつひとつ徹底的に解読・分解すると、今まで誰も気がつかなかった秘密が立ち上がる。たとえば(至)と(到)の使い分けから、途中経過地と目的地の違いを知ることができる。魏の使節団の倭人国への航海と陸行の足跡を、全く新しい手法で辿った仰天の異色歴史小説。<文庫書下ろし> (講談社文庫)
  • 5分でわかるフランス革命
    無料あり
    3.1
    物語の第2部スタートにあたる「ジロンド派の興亡 小説フランス革命 10」。その刊行に併せ、それまでのフランス革命の流れが簡単におさらいできるチャートを作りました。これを機に、「小説フランス革命」全巻読破はいかがですか?

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  • 五弁の秋花―みとや・お瑛仕入帖―(新潮文庫)
    4.5
    看板娘のお瑛と兄の長太郎が切り盛りする雑貨屋『みとや』。一律三十八文が売りの小さな店だが、のんきな兄が鼻高々で仕入れてくるのは、おかしな品ばかり。大量の黄表紙、煙臭い市松人形、小花の簪、山ほどの下駄。訳あり品に秘められた下町人情、意外な縁、嫉妬の罠とは……。時代小説の名手が、背負った過去にも負けずに生きる人びとの姿を、しみじみと描き出す。好評シリーズ第二弾。(解説・中江有里)
  • 五辯の椿
    -
    薬種問屋の主人喜兵衛は婿養子だが、遊びもせず一心に商売に励んでいた。しかしその妻おそのの容姿は若くて妖艶で遊び好き。喜兵衛が病気で倒れても家に寄り付きもしない。父親を不憫に思ったおしのは母親を説得して看病を訴えるが、しまいには若い男と旅行に行ってしまう……。自分が不倫の果てにできた子供だと知らされたとき、おしのの復讐が始まった。淫乱な母に群がった男たちを次々に殺さずにはいられない。かわいそうな父のため、人間すべてを辱しめた罪を償わせると決意を固める。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 五辯の椿
    -
    武士や市井の人々の喜怒哀楽、義理や人情を通して限りない人間愛を描いた時代小説、人情小説の名手・山本周五郎の長編全集。第14巻は「法」や「復讐」、「倫理」などをめぐる重いテーマを山本周五郎ならではの切り口で描き、現代の社会課題としても色褪せない異色の傑作「五辯の椿」。全巻セットの完全版。
  • 五瓣の椿
    3.5
    家のために働きづめ、その挙句倒れて死んでしまった大切な父。その時母は浮気相手と不義密通を働いていた――。おしのが母をなじると、返ってきたのはおどろくべき言葉だった。「おしのちゃん、あなたの本当の父親はほかにいるのよ。」 母の不義を憎み、次々と母や、男たちに復讐を果たしながらも、不浄な血が流れている自身の存在に悩むおしの。最後の復讐相手、自分の本当の父親と直面したおしのがとった驚くべき行動とは――。犯した罪をどうやって償うべきか。サスペンス仕立てで語られる、罪と罰の物語。
  • 五瓣の椿
    3.9
    「この世には御定法で罰することのできない罪がある」最愛の父が死んだ夜、自分が父の実子ではなく不義の子なのを知ったおしのは、淫蕩な母とその相手の男たちを、自らの手で裁く事を決心する。おしのは、母を殺し、母の男たちの胸につぎつぎに銀のかんざしを打ちこみ、その枕もとに赤い山椿の花びらを残してゆく……。ミステリー仕立で、法と人間の掟の問題を鋭くついた異色の長編。

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  • 五峰の鷹
    4.5
    海を奔る男たちの壮大なる戦国叙事詩。 16世紀半ば、朝廷から金掘り御免の認可を得ていた山吹城主・三島清佐衛門は、大内氏から石見銀山の採掘権を得た筑前博多の豪商・神谷寿禎とともに開発を進め.、莫大な収益をあげるようになった。しかし、近隣に勢力を張る尼子氏によって家を滅ぼされ、幼かった清十郎は難を逃れて都で修行生活を送ることになる。やがて成長した清十郎は室町幕府の兵法指南所で頭角を現わし、お家の再興を目指し、海商・王直の知遇を得て貿易商人として才覚を見せ始める。なかでも鉄砲の威力には早くから注目、その扱い方や戦術を学ぶと共に、火薬や弾薬の原料となる硝石や鉛の流通を押さえる必要性も痛感し、戦国大名との交流の中で独特の地位を築いてゆく。その中で、父の敵ともいえる相手と対決、とらわれの身となった母とも再会。将軍・義輝にも重用されるようになり、奉行の役職を与えられるが、足利家の威光はすでに意味を持たなくなっていた。絶体絶命の危機を何度も乗り越え、清十郎は夢に近づいていく。
  • 萩供養~ゴミソの鐵次 調伏覚書~
    3.9
    《萬相談申し受け候》湯島の裏店にかかる看板。ゴミソの鐵次が住む貧乏長屋だ。ゴミソとは、津軽言葉で占い師のことを言うが、持ち込まれる相談は、亡魂の障りや憑物祓いが多かった。長身に長羽織、手には独鈷杵。人に仇なす亡魂を祓いつつ、かれらの悲しみや無念を背負ってやるのだ。江戸を舞台に、北の陰陽師・鐵次が魅せる妖かし調伏、痛快時代小説シリーズ第一弾!
  • 御用絵師一丸
    4.0
    老中・水野忠邦の天保の改革が始まらんとする12代家慶の頃―大奥の実力者であり、幕政にも隠然たる力を持つ広大院に仕える一人の絵師がいた!その名は一丸。彼には絵師としての顔のほかに、命令を受け、裁けぬ悪を討つ、殺し屋としての顔があった!!ライトノベルで大ヒットを放った著者が挑む時代小説。
  • 御用侠
    -
    酒池肉林とワイロで腐敗しきった権力に挑む痛快活劇。幻の傑作、遂に電子化!! 「わたしのものの味がそんなに悪いかえ?」お公卿の姫のような臈たけた美女はニタリと笑った。その時、「下におれっ。将軍家由貴姫のお成りである。」という声がした。女は道のまん中にしゃがみ込んでいる。侍達は奇怪なうなり声をあげた。彼らは女の股間の地上にあるものを見た!! 同心・恥ずかし瓢兵衛の頼みで、岡っ引きになった屁のカッパはお数寄屋坊主の河内山宗俊と出会った。彼は北斎の枕絵を使って、幕閣達を揺さぶっていた。

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  • 御用船帰還せず
    3.8
    江戸中期、勘定奉行の荻原重秀が財政立て直しに辣腕を振るった陰に、四人の猛者がいた。金の採掘量減少を受け、重秀が金の含有率を下げる御法度の貨幣改鋳を行うと、四人は十万両分の金を積む御用船を強奪。それは金の枯渇感を煽るための重秀公認の裏工作だったが……。日の目を見ることのない者が暗澹たる時代に光を灯す歴史エンタテインメント。
  • 御用盗銀次郎
    -
    1~2巻550~1,650円 (税込)
    開国で揺れる幕末江戸。御家人悪を自称する青木弥太郎の用心棒に雇われた凄腕浪人の魁銀次郎。攘夷の資金集めは仮の姿。脅す、強請るは朝飯前。腕におぼえの剣術で、異国との交易で私腹を肥やす商人から軍資金を巻き上げる! 痛快剣客小説。

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  • 御用盗疾る
    -
    安政の大獄から三年、江戸では勤皇の志士と称する浪人たちが、軍用金調達の名目で富裕な商家を襲うなど、世上騒然として徳川幕府の屋台骨は揺らぎ始めていた。薩長の芋侍たちに幕府を倒されたくない一心で、直参旗本ながら南町奉行所同心となった柘植修理介が、幕末の江戸で起こる難事件の数々を鋭い勘と凄まじい斬人剣で解き明かす。

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  • 御用船捕物帖
    3.0
    大番屋への護送中に逃亡した、盗賊の鎌太郎。やり手同心の続木音之進と江戸の川を知り尽くす船頭・多吉のコンビが、鎌太郎をはじめ、跳梁跋扈する悪を討つ。川を舞台に繰り広げられる、著者待望の書下ろし新シリーズ!
  • ご落胤隠密金五郎 しのび姫
    3.0
    闇を縫い、薩摩藩邸に潜び込んだ一人の男。名は水野金五郎、時の将軍側用人水野出羽守忠成の妾腹だ。水野家家老土方縫殿助の依頼で抜け荷の証拠を掴もうとした金五郎は、琉球衣装の美しい娘に見とれるうち敵に見つかり逃げる羽目に。数日後、金五郎は侍たちに取り囲まれた娘を助ける。娘は金五郎が見とれた琉球王朝の姫だった。将軍の側室になるのを拒み逃げた姫を匿うことになったが…。
  • 五稜郭残党伝
    3.8
    戊辰戦争もあと2日を残し、五稜郭で幕を閉じようとしていた。「降伏はせぬ!」と、陥落前夜、自由を求めて脱出した旧幕府軍の凄腕狙撃兵、蘇武と名木野。逃げのびる二人は、アイヌの土地を蹂躪する新政府の画策を知り義憤に燃えた。だがその背後に迫る、新政府軍残党狩り部隊の足音。酷薄で執拗な追撃戦が開始された…。広大な北海道を血にそめて追われる者と追う者が、男の誇りを賭けて戦う冒険小説!
  • 五郎正宗~御刀番 左京之介(五)~
    -
    駿河国汐崎藩の御刀番を務める左京之介。汐崎藩元藩主の御落胤で久能山東照宮の別当代となった祥慶から、秘蔵されていた相州五郎正宗が盗まれたと知らされる。五郎正宗探しに乗り出した京之介の前に現れたのは謎の修験者集団「黒法師」。はたして五郎正宗の行方は。そして、五郎正宗を奪わせた真の黒幕とは――。ますます好調の人気シリーズ、会心の第五弾。
  • 破落戸 あくじゃれ瓢六捕物帖
    -
    円熟の江戸活劇、いよいよクライマックスのシリーズ第5弾! 文化人を弾圧し悪名高い「天保の改革」。瓢六は弥左衛門やお奈緒らと陰に陽に立ち向かうが、やがて圧政者たちも決して一枚岩ではないことに気付く。 「妖怪」こと鳥居耀蔵の裏切り、それによる水野越前守の失脚と復活。一方瓢六は勝家の若き当主・麟太郎と親交を深める。 時代はうねり、活劇シリーズいよいよ佳境へ。 解説・大矢博子
  • ごろつき狼凶状旅(上)孤影の白刃
    -
    1~2巻440~550円 (税込)
    天保八年、江戸の風紀は紊乱していた。田宮流居合の達人琥珀凶兵衛は、中野播磨守暗殺計画をこともなげに話す老中隠密白蝋乳之助と出会う。一方、同じく暗殺を請け負った一刀流の遣手黒狗飢八郎だったが、風魔の女忍お乱を与えられて播磨守側につく。敵味方として対峙した四人が播磨守の提案で集結し、獲物を求めて奔走することになった。傑作長編時代小説。

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  • ごろんぼう 御助宿控帳
    3.0
    御助人である十四郎のもとに「仕事をしたい」と黒崎という男が訪ねてくる。仕方なく受け入れるも、器量が悪く、剣の腕も良くない、その上、女の尻をすぐ追い回す……。ある日、命を狙われている女から助けて欲しい、と依頼があるが……。書き下ろし。

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  • ご破算侍
    -
    社寺の境内で、大道芸を演じて生計を立てている塚野金三郎。実は、剣にかけては、なかなかの腕利き。ある日彼は、奥州某藩の侍に、藩士として他藩との試合に出てくれと頼まれる。勝てば一両二分、負けても二分はくれると言う。ところが、相手方の藩士からも、負けてくれれば二両やるが、と誘われて……。さて、金三郎が獲得した礼金は? 味わい豊かな傑作時代小説集!
  • ごんげん長屋つれづれ帖 : 1 かみなりお勝
    3.9
    岡場所で賑わう根津権現門前町にある裏店、通称「ごんげん長屋」に住まうお勝は、女手一つで三人の子を育て、女だてらに質屋の番頭を勤める大年増。気っ風がよくて情に厚く、「かみなりお勝」とあだ名される彼女の周りでは、なにかと騒動が巻き起こり――。時代劇の超大物脚本家が贈る、笑いと人情たっぷりの江戸の市井のホームドラマ開幕!
  • ごんたくれ
    4.3
    安永四年、京都。当代一の絵師を目指す豊蔵と彦太郎は、ひょんなことで奇跡の出会いを果たす。喧嘩しながら才能を認め合い、切磋琢磨し腕を磨く若きふたり。鼻つまみ者の「ごんたくれ」と呼ばれた彼らは、求めた道の先に何を見たか? 京画壇の華やかなりし時代、実在した二人の奇想の絵師をモデルに、芸術を探求する人間の性と運命を描き出した、傑作時代長編。
  • 塞王の楯 上
    4.3
    時は戦国。炎に包まれた一乗谷で、幼き匡介は家族を喪い、運命の師と出逢う。石垣職人“穴太衆”の頂点に君臨する塞王・飛田源斎。彼のように鉄壁の石垣を造れたら、いつか世の戦は途絶える。匡介はそう信じて、石工として腕を磨く。一方、鉄砲職人“国友衆”の若き鬼才・国友彦九郎は、誰もが恐れる脅威の鉄砲で戦なき世を目指す。相反する二つの信念の持ち主同士に対決の時が迫る! 「最強の楯」と「至高の矛」の対決を描く、究極のエンタメ戦国小説!! 第166回直木賞受賞作品、上巻。
  • 塞王の楯 下
    4.5
    太閤秀吉が病没した。押し寄せる大乱の気配。塞王・飛田源斎は、最後の仕事だと言い残し、激しい攻城戦が予想される伏見城へと発った。代わって、穴太衆・飛田屋の頭となった飛田匡介は、京極高次から琵琶湖畔にある大津城の石垣の改修を任される。立ちはだかるは、国友彦九郎率いる国友衆と最新の鉄砲。関ヶ原前夜の大津城を舞台に、宿命の対決が幕を開ける! 「最強の楯」と「至高の矛」――激突する二つの魂。その闘いの行き着く先は? 第166回直木賞受賞作品、下巻。
  • 再会 あくじゃれ瓢六捕物帖
    -
    新ヒロイン登場! 絶世の色男が活躍する幕末活劇シリーズ第4作 今度の敵は“妖怪”だ!  瓢六が仲間たちと立ち上がる 天保の大火でお袖を失い自堕落な生活をおくる色男・瓢六。 しかし老中・水野忠邦と“妖怪”鳥居耀蔵の陰謀に苦しむ人々を見ていられず、また謎の武家女性・お奈緒の魅力に導かれるように、相棒の堅物同心・篠崎弥左衛門と幕政の理不尽に立ち向かう。 大切な人を喪った者のみが知る優しさが漂うシリーズ第4弾。 解説・細谷正充
  • 再会―慶次郎縁側日記―
    3.3
    誰にでも、忘れられぬ人がいる。思い出し、心乱れることがある――。十数年ぶりで、昔の女に出会った岡っ引の辰吉。「亭主と別れたい。でなけりゃ死んでしまいたい」。すがる女に、つい手を貸したのが運のツキ。“再会”の甘い感傷は一転、とんだ事件に巻き込まれ……。女の亭主と岡っ引に追われる辰吉の窮地を救うは、むろん我らが慶次郎。円熟の筆致が冴える人気シリーズ第二弾!
  • 西鶴人情橋
    4.0
    俳諧師から草本作家への転身をはかる井原西鶴。亡父ゆずりの豪剣をふるう磯部信十郎。二人の奇妙な友情を軸に織り成される人間模様の数々。米相場を左右する大阪商人たちの葛藤と幕閣中枢の暗闘には、謎の美剣士がからむ。――剣あり、恋あり、友情ありの、浪花元禄時代絵巻。第3回時代小説大賞受賞作。剣と恋がからむ西鶴と青年剣客の熱い友情を描いた、手に汗にぎる活劇ロマン!
  • 雑賀のいくさ姫
    3.8
    イスパニアのイダルゴ(騎士)の家系に生まれたジョアンは、乗り込んだ船での内紛と難破のはてに、紀伊雑賀のいくさ姫、鶴に拾われる。鶴はカラベル船を修復した「戦姫丸」に乗って商いのためにジョアンらと南洋に向かうが、海賊や大名の思惑、そして過去の因縁に巻き込まれていく。雑賀、村上、毛利、大友、島津―戦国の西国大名オールスター水軍が、日本を狙う大海賊と雌雄を決する。戦国の海洋を縦横無尽に駆け巡る、傑作歴史ロマン!
  • 雑賀の女鉄砲撃ち
    4.2
    紀州雑賀(さいか)は宮郷の太田左近の末娘・蛍は、鉄砲に魅せられ射撃術の研鑽に生涯をかける。雑賀衆は、すぐれた射手を輩出する鉄砲集団だ。武田の侵攻に対し織田信長が鉄砲三千挺を揃えたと聞いた蛍は、左近に無断で実見に赴き、三州長篠で武田騎馬隊が粉砕される様子を目の当たりにした! 信長、家康を助け、秀吉、雑賀孫一と対立。戦国を駆け抜けた蛍はじめ四姉妹の活躍を描く歴史時代冒険活劇。
  • 雑賀の女鉄砲撃ち 鋼輪の銃
    3.5
    紀州雑賀は宮郷の太田左近の娘・蛍は、射撃術の研鑽に生涯をかける女。 秀吉に太田城を水攻めで落とされ、父母姉妹と一族を失った。秀吉への復讐を誓い、新開発の鋼輪銃を手に戦場を駆ける。義賊・石川五右衛門と大坂城に潜入したり、徹底的に豊家に抗うのだった。義なき朝鮮出兵に立ち向かうため半島に渡った蛍は、帰国後、関ヶ原へ赴く……。戦国を鮮烈に駆け抜けた女鉄砲撃ち再び! (歴史時代冒険長篇) <目次> 序章 忍城水攻め 第一章 往き残りしものたち 第二章 鋼輪の銃 第三章 盗賊石川五右衛門 第四章 伏見築城 第五章 殺生関白 第六章 残火再燃 第七章 玉女略奪 第八章 天変地異人為 第九章 慶長の役 第十章 家康策動 第十一章 天下分け目 第十二章 関ヶ原に踊る 終章 泰平の世
  • 雑賀乱る 反骨の兵たち
    -
    戦国時代、大名の支配から脱した民の国が存在した。それが紀州の雑賀である。地の利を生かした貿易で栄えるその国の莫大な富を狙い、天下統一を目論んで織田信長が圧倒的勢力で侵攻。大坂・石山本願寺における一揆を端に発し、雑賀の存亡をかけた信長と攻防が始まっていく。「織田は強い、その織田を破った俺達はもっと強い」。本書は雑賀衆の活躍を描いた歴史群像小説。
  • 雑賀六字の城
    4.5
    負ければ皆殺し。生きのこりをかけた戦いがはじまった! 元亀元(1570)年9月。大坂石山本願寺から反信長の檄文が各地に発せられ、紀州雑賀の荘も立ち上がった。得意の海上船や銃撃戦で抵抗する雑賀衆に、信長は圧倒的な軍兵をもってひねりつぶしにかかる。雑賀衆頭領の息子・七郎丸は、将来を約した幼馴染おみつを想いながら銃弾と血風のなかで成長していく。
  • 最強同心 剣之介 火盗改ぶっとび事件帳
    -
    凶暴な盗賊が一膳飯屋に立てこもり、幼子を人質にとった。手を出せぬ同心たちを尻目に、涼しい顔で歩み寄り、あえて盗賊を挑発……電光石火の早業で子どもを救った男――新しく火盗改に配属された、同心・佐治剣之介である。この剣之介、まるで町の不良のような態度で、まことに無礼で不遜。それもそのはず、金貸しの道楽息子として鉄火場で暴れていたところを、火盗改長官・長谷川平蔵に引き抜かれたという、なんとも異色の経歴をもつ同心であった。だが、この型破りで常識知らずの男には『最強の同心』とも言える資質が秘められていた……。武家の礼やしきたりをくつがえす、破天荒な痛快捕物帳!
  • 最強の相棒  ひねくれ浪人と腰ぬけ若様
    -
    毎夜遊び暮らす、腰貫藩の若さま・曾根虎之介が、老中の水野忠邦から命じられたのは、大奥で起きた殺しの捜査。はて困った……と悩んだ虎之介は、飲み仲間である、向井彦治郎の手を借りることを思いつく。彦治郎は浪人であるものの、かつては、名門道場の師範をこころざすまでの凄腕であった。すっかりと世を拗ね、内心では金持ち・お偉方を見くだしている彦治郎と、自分ではなにもできぬ、甘ったれの若さま虎之介……。およそ最低最悪と思われた二人組であったが、いくたの試練を乗りこえるうちに、いつしか互いを認めあい、深い友情で結ばれた最強の相棒へと成長してゆくのであった……。読み切り痛快長編!
  • 最強の虎 隠密裏同心 篠田虎之助
    -
    関宿藩の若き武士・篠田虎之助は、同じ道場に通う加藤柳太郎とともに、竜虎とまで称された剣の達人。その凄腕を見込まれたのか、ある日、藩の重臣から密命を受ける。 要人の暗殺という剣呑な仕事であったが、その途中、友の柳太郎は命を落としてしまう。 主命により江戸にのぼった失意の虎之助は、もう人を斬りたくないという強い決意のもと、変幻自在の武器・杖術を学ぶことに。そんな虎之助に、江戸町奉行から新たな密命がくだるのだが……。 「秘剣の名医」シリーズで大人気の永井義男が描く、まったく新しい剣戟時代小説。 大きな運命のうねりにあらがう若武者が、江戸の隠密同心として悪党を成敗していく、剣と恋の新シリーズ第一弾!
  • 西行桜
    3.3
    若狭小浜の領主・国枝権太夫の邸で能を舞っていた世阿弥はふりしきる桜から霊気をおぼえ、禁呪の法である“反閇”を踏んだ。領主の奥方が桜谷からこの枝垂れ桜を植え替えて以来、奇病に伏しているという。桜谷を訪れた世阿弥が知った驚くべき事実とは! 呪術にかかった男女を、世阿弥が、闇源氏が、元三大師が解き放っていく。書き下ろし長篇『全宗』で、現在最も注目を浴びている作家の時代ホラー傑作集。

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  • 最古参の新選組隊士
    -
    時は幕末──讃岐高松藩浪人の子として生まれた蟻通勘吾は、「武士の矜持を守れ」という父の教えに従うべく京へ向かうが浮浪者同然となってしまい、小料理屋を営む後家のツネに拾われ男女の仲に。うどん打ちの腕が幸いして平穏な生活を手に入れたが、「新選組」の前身「壬生浪士組」が隊員を募集していることを知り、「武士としての職にありつける」と入隊を決意するのだが……。
  • 西郷家の女たち
    -
    二十三歳の岩山いとが西郷吉之助に嫁いだのは慶応元年正月のこと。いとはひとめぼれだったという。念願叶い妻となるが、待っていたのは大家族を抱えての極貧生活だった。国事に奔走する夫の留守を守りつつ、いとは三人の子と二人の腹違いの子を育てる。だが、近代国家黎明期の日本は、維新の清算のときを迎えていた。渦中の西郷は、西南戦争へと自らを導き、明治十年城山に自刃。維新回天の英雄から、一転「賊徒」の汚名を着せられた亡夫に対するいとの思いは……。傑作歴史小説。
  • 西郷札―傑作短編集(三)―
    3.9
    時代小説の第1集。西南戦争の際に薩軍が発行した軍票をもとに一攫千金を夢見た男とその破滅を描く「西郷札」。江藤新平の末路を実録的に描いて、同じ権力機構内にいるものの軋轢、対照的な勝敗を浮びあがらせた「梟示抄」。幕末に、大名、家老、軽輩の子として同じ日に生れた三人の子供が動乱の時代に如何なる運命を辿ったかを追及した「啾々吟」。異色の時代小説全12編を収める。

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  • 西郷隆盛
    -
    薩摩藩主、島津斉彬に見いだされるも、幾たびの困難を乗り越え、ついに幕府を倒し、明治新政府をなし遂げる。勝海舟との江戸城明け渡しは世界に誇る無血革命だった。坂本竜馬による薩長連合による大政奉還と王政復古、明治維新の立役者にして英雄。西郷隆盛の波乱に満ちた生涯。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 西郷隆盛
    -
    西郷隆盛は、1827年、鹿児島県に生まれました。7人兄妹の長男として西郷家をささえ、薩摩藩のために身をつくしますが、二度にわたり島流しにあいます。倒幕をめぐってはげしくゆれ動く世の中で、西郷は禁門の変や薩長同盟、江戸城明けわたしなどで重要な役割をはたしました。新政府の中心人物として、数々の改革を実現した西郷でしたが、「征韓論」で下野したのち西南戦争で城山のつゆときえました。
  • 西郷隆盛
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    明治維新を研究していた本間は夜汽車の中で不思議な紳士と出会う。歴史の史料には誤伝がある。西郷隆盛は西南戦争では死ななかった。夜汽車の中で見たものは……「西郷隆盛」。他に「蜃気楼」「黒衣聖母」を収録。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。
  • 西郷隆盛 雲竜の巻
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    幕府は土台から腐りきっている。並み居る列強の脅威に対抗し、日本を守るには薩摩と長州が手を結ぶしかない…。西郷は大久保利通らとともに両藩の盟約に奔走するが、計画は難航、迫り来る外国艦隊の前に日本は混乱を極めていた。

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  • 西郷隆盛 王道の巻
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    勝海舟と協議し江戸城を無血開城に導くなど、西郷が世の平定に奔走する一方、彰義隊戦争を経て、時代は江戸から明治へ刻々と移りゆく…。維新最大の英雄伝、堂々の完結編。

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  • 西郷隆盛 荒天に立つ山の如く
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    「英雄」と呼ばれた男の生き様 明治維新から150年 大河ドラマで大反響!! 英傑たちの視点で語られる西郷隆盛の知られざる姿、 大久保利通、五代友厚、坂本龍馬、相楽総三――ともに新時代を創った者たちの目に、西郷はどう映ったのか。 維新による天地鳴動は、男を「軍神」という名峰へと隆起させ、やがて崩壊させていった! 奄美流罪、倒幕、新政府との確執、そして西南戦争へ。鹿児島、奄美諸島での徹底取材で明らかになった新エピソードも収録!!

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