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Posted by ブクログ
明治維新後の、貿易を中心とした経済発展の基礎を築いた五代友厚の生涯。江戸(東京)ではなく、商業地として大坂が発展したのは西南戦争と関連があったとか、いろいろ興味深い話もあり、濃密な一冊。やや詰め込みすぎかな、とも考える。幕末からの薩摩藩、長州藩の関係などを知らないと理解しにくい面も。3大財閥の成り立ちや三井物産と井上馨との関係。大隈重信と中野伍一、藤田伝三郎の暗躍のミステリーもあり、維新後の歴史に興味を持った。
北海道開拓使を貰い受けての朝鮮との貿易が空振りになったのは残念だが、商法会議所の設立、鉱山事業の弘成館、染色事業朝陽館と幾多の事業を成し得た五代友厚の凄さを改めて思い知る一遍。
Posted by ブクログ
歴史上の人物を描くフィクションにも色々とタイプがある。徹底して取材したという事がよく判るもの、作者の思いだけで書かれているもの等々。この本は、そのあたりがよく判らない。どこまでが考証を経た史実なのか、どのあたりが作者の想像なのかが判らない。全体的には作者の想像で書かれた部分が多いようには感じるのだが。
五代友厚は大阪の恩人といわれる人物である。今住んでいる大阪市北区にはその痕跡が良く残っている。本書ではこの近辺にゆかりの藤田傳三郎も登場する。五代にしても藤田にしても何となく今までのイメージと違い世俗的な感じで描かれている。実のところはどうだったか、もう少し他の文献にも当たる必要がありそうだ。
Posted by ブクログ
朝ドラ「あさが来た」のなかで大きな役割を果たしたことで、一気に知名度が上がったと思われる、幕末から明治の時代を駆け抜けた大立者、五代友厚。
その生涯を元にした歴史小説。
朝ドラ便乗商法と言えばその通りかもしれないが、五大友厚入門本として読むには適していると思う。
薩摩藩のエージェントとして、外国商人と渡り合い、軍艦や武器を調達する。
常に情報収集は怠らず、薩長の力による現状変更を、物資面から支える重要な役割を果たす。そして、いち早く民間に転身し、商都大阪の礎を気づいた人物、五代友厚。
その一代記を、駆け足で読み込むことができる。
幕末、新政府の大物たちとの関係、五代が果たした役割とともに、その行動の意味をひもとく。もちろん、「あさ」との邂逅というサービスショットも忘れずに。
終わり方が唐突過ぎるとも思えるが、実在の人物だからこそ、終わり方は唐突なものだったのかもしれない。
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