国内小説作品一覧
-
4.0もともと攘夷討幕論者だった渋沢栄一が、一橋(徳川)慶喜に仕えることとなり、幕臣となったのは24歳の時であった。働きどころを得て実力を発揮し、その才を認められた彼は、幕末の動乱が風雲急を告げる慶応3年(1867年)、徳川昭武の随員としてフランスに渡る。現地で“提供する側がおごらず、受け手が引け目をまったく感じない公共事業”を目の当たりにし、衝撃を受けた彼は、その後、終生にわたって「人の道と経済利益の両立」を掲げ、事業を展開する。日本初の株式会社制度を導入した静岡商法会所の設立、大蔵省の組織改革、第一国立銀行や五百余の民間企業の起業・育成……。渋沢にとって、私利はすなわち利他(他に利益を還元する)であり、一貫して公益の追求者であり続けた。本書は、経済面から明治日本の近代化を推進し、“日本資本主義の父”と称えられた実業家・渋沢栄一の事蹟を活写した長編小説である。『論語とソロバン』を改題。
-
-
-
3.8
-
-
-
3.0
-
3.9
-
3.9
-
3.7
-
3.4
-
3.6
-
3.7
-
3.6
-
3.6
-
3.8
-
3.4
-
3.8
-
3.5
-
3.5
-
3.6
-
3.8
-
4.0
-
3.9
-
-
-
3.0「フリーター五右衛門参上!」――主人公・石川貴和は、ロックスターとしてのメジャーデビュー直前に不運にも所属音楽事務所が倒産。やむなくフリーターとしてアルバイトを転々としながら、自殺した姉の愛娘・彩香と2人暮らしをしていた。ケンカばかりの2人だが、それなりに穏やかな共同生活だった。ところがある日、自殺したはずの姉が死の数分前に貴和の携帯電話にあてた、ダイイングメッセージとも受けとれるメールを発見! 姉の死の謎を追う貴和が平成の怪盗“フリーター五右衛門”に扮し、新鋭の巨大企業を相手に大立ち回りを繰り広げることに……。「2015年に至るまでに、パラダイム・シフトともいえる価値観の大転換が起こる」と予測するカリスマ経営コンサルタント・神田昌典が、社会の根底に横たわる深層心理パターンを巧みにエンターテインメント小説に落とし込み、これから実社会で起こりうる大異変をズバリ予測した衝撃作、待望の文庫化!
-
-中国人ホステスの美蘭(メイラン)は氏素性を隠したまま、ピアニストの龍と同棲していたが、龍からチープな別れ話をされて部屋を出、自宅から従兄の夏(シア)が迎えに来るのを待っている間に、龍のマネージャーである田崎夕季に出くわす。田崎は美蘭がチャイニーズマフィアの娘だと知っていた。夏の車の中で美蘭は、中国産の毒性のある朱砂(シュサ)という結晶をもらう。父親が滞在する香港で過ごした美蘭は帰国し、龍の仕事が上手くいっていないのを知り、苛立つ田崎に朱砂を安定剤と言って渡す。朱砂を口にしたのは龍。朱砂を麻薬と思い込んだ田崎に龍が解雇される。美蘭は龍を取り戻し、龍に暴言を吐きながらも、ピアニストとして復活することを望んで個人事務所を設立。【登場人物】◎柳美蘭22歳。龍の同棲相手、チャイニーズマフィアのボスの娘、夏の従妹。◎高沢龍25歳。美蘭の同棲相手、ピアニスト、音楽大学院生、広島県の文房具店の息子で両親は他界。◎夏叶月34歳。美蘭の従兄、美蘭の父親の片腕、チャイニーズマフィア。◎田崎夕季。龍のマネージャー、有名芸能プロダクションの娘。
-
-
-
-
-
-
-
-平凡な主婦も幸せと日常に落ち着きを見せた「美和」は子供に恵まれない。夫の雅彦はサラリーマンそのもの、子供にあまり縁がない。子供のころから不幸を背負って来た冬川夏海は自分の力で生きることを決心する。その手段として夜のクラブのホステスを選ぶ。誘惑あまたの銀座の夜。優しい中年男との瞬時の幸せ、妊娠という不幸。子供はどうしよう!? 二人の世界の違った女が、偶然に出逢う。子宝が欲しい美和と、子供に煩わせられたくない夏海。そんな二人の「おんな」の賭け、そして将来への祈りは!?【登場人物】仁科美和 (33歳)~広告代理店に勤務。そこで雅彦と出会い結婚。仁科雅彦(36歳)~どこのでもいるサラリーマンでありながら、美和と子供のことでは違った意見を持つ。冬川夏海(35歳)~ 家庭に恵まれず育った思春期。偶然にも美和との出逢いで人生が変わる。山岡(53歳)~大企業の役員。銀座クラブの常連。夏海のひと時の愛人。
-
-■内容紹介かつて日本の経済発展を支えた「金の卵」たち。彼らは中学を卒業するとすぐに親元を離れ、都市部の工場に集団で就職した。その旅立ちの時を高知駅前広場でじりじりと過ごしている少女がいた。家族と別れる不安、新しい暮らしへの希望、すべてがないまぜになり、彼女は見送りに来た家族との会話もままならずにうつむいたまま。そして、あまり言葉を交わすこともなく家族との別れを迎えた。新天地へ向かうバスの中で止むことがない「金の卵」たちの泣き声に、思わず抑えていた涙がこぼれる。飲んだくれの父親、家族の家計を内職で支える母、小さな妹や弟たちとも本当に別れてしまったということがやっと現実として身にしみた。泣きながら家族の中での自分を思い出す。「私は家族の輪に入っていない……」。それが、彼女なりに考えた自分の親離れのための理由だった。自立の道を歩み始めた少女の十五歳から十八歳、三年間の心の葛藤を描いた青春小説。■著者紹介日向 あき(ひゅうが あき)1947年高知県生まれ。集団就職で都市部の工場に勤務した後、様々な職業に就く。その間に通信制高校、大学を卒業し、現在定時制高校教諭。
-
4.4
-
-【主な登場人物】●綾乃/主人公の女。3人兄弟の長女。小学生4年生で擁護施設に預けられ、母親の愛に飢えて生きていく。●綾乃の妹/神経質で寝小便を繰り返す。綾乃を頼る。●綾乃の弟/赤ちゃんの時に、綾乃と同じ施設の中で別れ別れに暮らす。●綾乃の母親/父親に逃げられて、3人の子どもをかかえて生活に疲れ果て、子どもたちを養護施設に預ける。●指導員/施設の中で働く男。綾乃に性を教えていく。【作品紹介】小学4年生になった女の子、綾乃は母親に連れられて養護施設に投げ込まれる。物語はここから始まる。親が恋しくて、恋しくてたまらない綾乃。まるで、子どもの刑務所のような施設の中の掟。団体生活のリンチまがいのいじめ、下半身丸出し…など、大人にもみくちゃにされながら、悩み泣きながらもしたたかに乗り越えていく綾乃。子どもの綾乃が、この過酷な環境の中で果敢に戦いながら成長していく……★自伝的告白小説!
-
3.7ろくでなしでも、世間は名優と呼んでくれる。役者とはそういう職業だ。山と海に囲まれた、とある町の古い日本家屋。かつてそこは、日本の映画界を支えてきた笠松市朗が、愛する家族と過ごした家だった。笠松の息子、俳優・園田準一、笠松の前妻であり女優だった園田睦子、そして人気俳優で、笠松の二番目の妻との間に生まれた岡本裕。岡本の恋人である、人気女優の二品真里。バラバラになっていた彼ら五人が笠松の家に集まった。彼らの葛藤と思いが交錯するドラマの幕がいま開く。みな役者という彼らが、ひとつ屋根の下展開していくドラマ。「ラプソディ・イン・ラブ」――監督、紺田がつけたタイトルだ。彼らの言葉は、台詞か、真実か……。「東京バンドワゴン」シリーズの著者が描く家族の肖像。
-
4.1閉塞した日常、退屈な仕事、つまらない男、結婚への焦燥……。でも――。顔をあげ、風を感じてごらん、世界はやさしく豊かだ。親元から離れたい娘、スキャンダルに巻き込まれたニュース・キャスター、他人の幸せを見送る結婚式場で働く女性、夢にもがき、恋に悩む……様々な境遇に身を置いた女性たちの逡巡、苦悩、決断を丁寧に切り取り描いた連作短篇集。大人になって、知ってしまった。社会に出て、知ってしまった。人生甘くないし、不公平だな、理不尽だな、ってことが、たくさんある。いやになるくらい、落ち込んだり、あせったり、つまずいたり……。でも、学んだことだってある。人生に潔く向き合う気持ちがあれば、遠くまで歩いていけるんじゃないかな。ふと振り返ると、ずいぶん歩いたな、という日がきっとくる。大切なのは、「潔く向き合う気持ち」を忘れないこと。読むほどに、元気になって、視線もグッと上がる1冊。
-
-
-
-
-
-若い母親が息子に抱く、普通とは言えない感情に惑わされつつ、読み始めたら止まらない!誰もが経験する初めての時、高まる好奇心と不安に、鼓動が高鳴り喉の渇きが頂点に達する。高校生の息子と世代を同じにする女子高生にとっては、男心のなんたるかを知ることができる。性の入門書としてこれ以上のモノはない!(あらすじ)父親不在の夏のある日、母親から息子のケイタイに銀座に出てくるようメールが届く。二人でデパートの陶芸展に出かけ、お目当ての「壺」を買い、広尾での夕飯があり、親子の間での性的興味が確かなものとなり、二人の関係が始まる。 ラグビーに熱を上げる理数系の知的高校生の息子は、ダーウィンの進化論や性淘汰、宇宙の神秘や異次元の世界に思いを巡らせながら、自ら考えるセックスや愛の意味を母親との関係の中で見つけだしてゆく。 母親との性的交わりを合理化しつつ官能の世界に引き込まれてゆく息子と、性的好奇心を素直な気持ちで息子に向けてゆく母親との時間を描いたプチ官能小説。
-
-
-
-
-
-