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美貌の貴公子・光の君の妻である葵の上に、妖しいものが取り憑く。どうやら六条御息所の生霊らしいが、並の陰陽師では歯がたたない。最後に光の君が訪れたのは、外法の陰陽師・蘆屋道満のところだった──!
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Posted by ブクログ
本が進む進む!笑 何でしょう、日本語の特性をすごく引き出しているというか…。とにかく引き込まれる文章です。 源氏物語だけど陰陽師の話のようで、なぞなぞも興味深かったです。 六条御息所の生き霊の辺りも、話が上手くてゾクッとしました。 とってもおすすめの一冊です!
作者の夢枕さん自身が、傑作だ!というだけあって、おっしゃる通りの傑作でした。源氏物語をもう一度読みたくなりました。
ものの怪は物の気配、本来は人と物との間に生じた気配、それを感じ取ったもの。しかしそれに名を与え、人の思いを乗せることで神にも鬼にもなると言う。鬼がまだ「もの」と呼ばれていた時代の話… これもやはり、人と物との関係性を起点に産み出されるという点では「われーなんじ」の世界に繋がるものと言えるだろうか。...続きを読む 人間は「人と間」によって形作られる存在と言えるか。しかし決して「人」と「間」は切り離せない。われーなんじの「ー」こそ「間」であるのか。となると「間=ー」とは、なんじに対するアプローチ、動的な側面を持ちうる文字(記号)となるだろうか。 人間は、人ー間間ー人(「物」でもよいが)ということでしか存在し得ない。絶対的な個としての単体の「人」の存在はあり得ない。故に人間と書くのか。否応なくそうせざるを得ないから。 陰陽師やシャーマンが当たり前にいた時代、文化は「間」との繋がり、アプローチ、認識がより身近だったのだろうな。それ故、間と間が混ざりあうことで、多くの物の怪が生まれたのだろう。 物の怪のもつ不思議な魅力…それは、かつては当たり前に共有できたが、時代と共に消え失せていった「間」への狂おしいほどの憧憬がそうさせるのかもしれない。
夢枕獏さんの作品が好きで購入。 源氏物語が元とは思えないほど、非常に読みやすい作品であるものの…後半の盛り上がりは他の作品と比べると薄いようにも感じた。 陰陽師シリーズの安倍晴明から妖に関する知識を抜かれたような光源氏が主人公で、それを補っていくのが蘆屋道満という形で進んでいきます。 作中に登場する...続きを読む謎々も宗教を絡めており非常に面白かったです。
詩人のしるす文章は、形容のための形容が前へ出て、およそ おおよそ読みにくい。 夢枕獏の綴り方は、私にとって「詩人のしるす読みやすい文章」だ。 本書は『陰陽師』シリーズの外伝のような味わいで、一気に読めた。 夢枕版の光源氏は、好色とは別のリビドーで動いているようだ。
陰陽師だと思って読んでいたので、安倍晴明が出てくるのを 最後まで待ってました(^◇^;) 物語の舞台は嫉妬に狂った六条御息所が生霊となって 妊娠中の葵の上を苦しめるというあたりですね。 色々を策を講じるも効果なし。そこで光の君が頼ったのが、蘆屋道満。 葵の上の中に、六条御息所以外の何かがいる。 道満...続きを読むと共に、その何かの正体を見極めるために動きだすが、 異国の宗教もを絡めて予想外の方向にシフトするのが面白かった。 やっぱり獏ちゃんが描くと嫌いな光源氏もステキに見えます。
☆2015.6.18 なんと、芦屋道満が出てきた! 「宿神」シリーズとのこと、しかも源氏物語がベースと来ては、読まねばなるまいと思い手にした。 細かいストーリーはさておいて、これは「宿神」と「陰陽師」を足して、源氏物語を語ったというテイスト。 夢枕さんは頭がいいなぁ!
源氏物語にうまく陰陽師の世界を入れた感じ。 それに違和感なく読めました。 なかなか面白かったです。
楽~な気分で取りかかれ、読み終わることができました。 一応源氏物語を土台にして、夢枕さんらしくもののけというか、霊というかをはめていておもしろかったです。 また、続、書いてほしいです。 源氏物語の、霊とかもののけからのとらえ方っていいですよね。 源氏物語って、 恋愛物語と思うと、気も滅入...続きを読むるしなんとなくもういいかなぁって感じです。 光源氏勝手すぎるから。
夢枕獏 著「秘帖・源氏物語 翁」を読みました。 光源氏の妻、葵の上に怪しいものがとり憑く。彼女を救うため、光の君は外法の陰陽師・蘆屋道満に調伏を依頼するが、謎は深まるばかりだった。 陰陽師「源氏物語」版といった感じでした。 今回は安倍晴明は全く出番がなく、代わりに光源氏とあの蘆屋道...続きを読む満がコンビを組んで、謎を解き明かしていく展開で、陰陽師同様楽しく読ませてもらいました。 恥ずかしながら、源氏物語のさわりしか知らない自分でも源氏物語の世界を少し味わえた感じがしました。 謎が解明する件では、世界の神話まで登場し、この物語のダイナミックな展開に驚かされました。 もう少し、神話の勉強をしていればもっと楽しめたのかもしれないとも思いました。 人の愛憎は現代より平安時代の方がやはり深かったのでしょうか。
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秘帖・源氏物語 翁-OKINA
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