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  • 人種差別主義者たちの思考法~黒人差別の正当化とアメリカの400年~
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    黒人はいかなる論理で「劣った人種」とされてきたのか。政治・経済・文化的な利己主義から、またときに「性」が誘導し、「宗教」や「科学」が追従することで、その差別の正当化を行ってきたアメリカ社会。著名な学者・哲学者の理論から、政治家の言動、そして一般大衆や黒人自身までを対象として複雑に絡み合うその「人種差別思想」の歴史を描く、アメリカ人種差別問題の決定版!
  • カリスマCEOから落ち武者になった男 カルロス・ゴーン事件の真相
    5.0
    合併、再編が相次ぐ大手自動車メーカー戦国時代――フォーチュン500の巨大グローバル企業2社を世界で初めて同時に率いた型破りな天才経営者。 彼はなぜ一夜にして、権力と栄光をすべて失ったのか? カルロス・ゴーン事件とは、一体なんだったのか? 日産、ルノーの現・元幹部ら100名以上の関係者、逃亡後のゴーン本人への取材に加え、1000ページ超の未公開法律文書、監査報告書、取締役会議事録、メールや社内文書を徹底検証。ウォール・ストリート・ジャーナル東京/パリ支局の記者2人による、緊迫のノンフィクション! 組織マネジメント、企業統治(ガバナンス)、 いきすぎたグローバリズム、CEOの巨額報酬―― 本書はビジネス界が直面する課題の格好の参考例であり、 ベストセラー小説顔負けの最高にスリリングな物語である。 レバノン人の少年ホスンは、明晰な頭脳と燃える野心を武器にパリに渡り、 超エリート難関校に進学した。やがて「ゴーン」と呼ばれるようになった彼は、 卒業後、タイヤメーカーの工場長からフランスを代表する自動車メーカーの重役へと、 瞬く間に出世の階段を駆けのぼった。 合併、統合、再編――グローバル化の波とともに訪れた大手自動車メーカー戦国時代、 日仏の「企業連合(アライアンス)」を率いるため遠い異国、日本へやってきたゴーンは、 倒産間際だった日産を奇跡の V 字回復に導き、スター経営者として時代の寵児となる。 数年後、彼はフォーチュン500 企業 2 社を同時に経営する世界初の CEO として、 キャリアの絶頂に昇りつめた。 金も名誉も権力も、すべてを手にしたと信じていた。 あの日、部下に裏切られたと知るまで、そして箱の中に隠れて、 生まれ故郷へと逃げ落ちるまでは……。
  • 確率思考 不確かな未来から利益を生みだす
    4.0
    意思決定とは未来に対する賭け(=BET)である。 ビル・ゲイツ、ウォーレン・バフェット、バラク・オバマ、クリスティアーノ・ロナウド……超一流の成功者はみんな身につけている! ポーカーが教えてくれる「思考の技術」とは――。 意思決定の達人であるプロのポーカープレーヤーが、不完全な情報のなかで最善の結果に到達するための「思考と判断の技術」を伝授します。 意思決定を「正解」と「間違い」のどちらかにしか当てはめられない世界から去ったとき、私たちは両極のあいだを行き来できるようになる。より良い決定を下すということは、白か黒かという考えをやめ、あいだのグレーに色調の目盛りをつけることである。 [第1章 人生はチェスではなく、ポーカーだ]より
  • 日本インテリジェンス史 旧日本軍から公安、内調、NSCまで
    3.9
    国家の政策決定のために、情報分析や防諜活動を行うインテリジェンス。公安や外交、防衛を担う「国家の知性」である。戦後日本では、軍情報部の復活構想が潰えたのち、冷戦期に警察と内閣調査室を軸に再興。公安調査庁や自衛隊・外務省の情報機関と、共産主義陣営に相対した。冷戦後はより強力な組織を目指し、NSC(国家安全保障会議)創設に至る。CIA事案やソ連スパイ事件など豊富な事例を交え、戦後75年の秘史を描く。
  • 『マイ・ストーリー』 2020ガイドブック(試し読み付)
    無料あり
    4.3
    「これは私の話だ!」前アメリカ大統領夫人の回想録が、日本でも多くの共感を呼んだ――。本書『マイ・ストーリー』では、ミシェル・オバマが人生を振り返り、自分の人生と家庭、そして政治家である夫、そしてめまぐるしく変わるキャリアとのバランスをとろうともがいた新婚時代がはじめて語られる。そこには、バラクが大統領選に出馬するときの夫婦の会話、ミシェル自身が批判にさらされた経験も明かされている。逆風がふくときも、笑顔でいるために彼女が常に大事にしていたものは――家族、自分。そして信念。優雅でユーモラス、そして驚くほど率直な文章で鮮やかに描かれる、大統領一家の8年間とホワイトハウスの内幕。よりよい世界の実現のため、「自分らしく」行動した彼女は、本書のなかで、私たち読者ひとりひとりに問いかける。私たちは何者で、これから何になりたいのか、と。世界45言語で発売、1000万部突破! 世界中の人々をエンパワーメントし続けるファーストレディの物語をダイジェストで紹介する。

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  • バラク・オバマ『約束の地 大統領回顧録1』ガイドブック(試し読み付)
    無料あり
    4.3
    【無料ガイドブック】希望を持ち続ければ、分断は乗り越えられる――。アメリカに吹き荒れる難題と向き合いながら、強い信念で疾走しつづけた若きリーダーの闘いの記録。発売1週間で170万部(※北米で全形態の合計売上数)の記録的ベストセラー『約束の地 大統領回顧録1 上下』の発売を記念してガイドブックの電子版を配信いたします。池上彰さんインタビュー「アメリカはどうあるべきか、リーダーはどうあるべきか」、試し読み収録。ぜひダウンロードしてお楽しみください。

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  • ISの人質~13カ月の拘束、そして生還~
    4.3
    拘束に至る過程、拷問、他の人質たちとの共同生活、日常的な暴力、身代金交渉、家族による募金活動、そして間一髪の生還――。地獄を見た、24歳の写真家の過酷な体験を、著名ジャーナリストが丹念な周辺取材とともに書き下ろす。衝撃のノンフィクション。佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)推薦・解説。「ISの実態を記した驚愕の書。国際政治を理解するために必読」
  • アスペルガー医師とナチス~発達障害の一つの起源~
    4.5
    「発達障害に関心のある人には、ぜひ手に取って頂きたい一冊」――岩波明氏(昭和大学附属烏山病院院長、『発達障害』著者)推薦!/ロンドンブックフェア(2018年)で話題沸騰! 自閉症スペクトラムの概念を拡大したアスペルガー医師の裏の顔を、史料の掘り起こしで白日の下に! 待望の邦訳。
  • AMERICAN MARXISM アメリカを蝕む共産主義の正体
    4.0
    全米120万部!ニューヨークタイムズ・ベストセラー1位 Amazonオールジャンル1位(3万3000以上のレビュー)驚愕書の邦訳! ニューヨークタイムズで7回1位を獲得したベストセラー作家、フォックスニュースのスター、マーク・R・レヴィンが、もっとも共産主義とはかけ離れているイメージのアメリカという国が、じつは共産化しているという事実を解き明かす衝撃の書。 マルクス主義思想の核となる要素が、学校、報道機関、企業、ハリウッド、民主党、バイデン大統領など、アメリカの社会と文化にいかに浸透しているか、そしてそれが「進歩主義」「民主社会主義」「社会運動主義」などの欺瞞に満ちたラベルで隠蔽されていることを解説。 レヴィン氏ならではの鋭い分析で、これらの運動の心理や戦術、学生への広範な洗脳、批判的人種理論やグリーン・ニューディールの反米的目的、反対する声を封じ込め適合性を強制するための弾圧や検閲のエスカレートなどを掘り下げていく。 同盟国として必ず知っておくべきアメリカという国の真実!
  • ありえない138億年史~宇宙誕生と私たちを結ぶビッグヒストリー~
    4.0
    人間世界の背後には物理学と化学があるが、これらの学問は、この世界がどうして生まれたかについて、ほとんど何も教えてくれない。同じ物理学や化学の世界から別の世界が生まれる可能性もあったのに、なぜ今の世界が生まれたのか? これを理解するには、宇宙誕生から現在までの通史――「ビッグヒストリー」の考え方が必要だ。自然科学と人文・社会科学を横断する驚きの歴史を地球科学者が明らかにする。鎌田浩毅氏推薦・解説。
  • イギリスの情報外交 インテリジェンスとは何か
    4.0
    1巻699円 (税込)
    老練なイギリス外交の背後には、常にインテリジェンス活動があった。古くは16世紀のエリザベス王朝の時代からイギリスは秘密情報活動を続けており、映画「007」で有名なMI6は20世紀初頭に活動を開始し世界中に名を馳せた。そしてチャーチル首相は毎日のように届けられる暗号解読情報を「私の金の卵」と呼び重宝したのだ。本書は、近年公開された20世紀前半のイギリス情報関連史料をもとに、1940年代のイギリスが、対日極東政策を推し進めるにあたって、インテリジェンスをいかに活用し、外交成果に結実させたのかを明らかにする。1941年2月のイギリスでは、日本南進による「日英戦争」の可能性が大々的に報じられ、日英関係は一触即発の状況まで追い込まれる。そのときイギリスは、いかに日本の南進を抑止し、また極東問題に距離をおくアメリカを引き込むことに成功したのか?
  • イスラエル諜報機関 暗殺作戦全史(上)
    4.3
    国家とユダヤ人を危害から守るためにあらゆる手段を講じるイスラ エル。イスラエルの新聞記者が政府・軍関係者への膨大な聞き取り から明らかにした、イスラエルで特殊任務にあたるモサド、シン・ ベト、アマンの3機関による、諜報活動と要人暗殺作戦の初の通史
  • インテリジェンス ――国家・組織は情報をいかに扱うべきか
    4.1
    ますます過剰化、多様化する情報の渦のなかを国家は、組織は、そして国民はどう生き抜いていけるのか。意思決定者や軍が正しい行動をとるために、情報機関にいま必要とされていることはなんなのか?気鋭の防衛省の研究官が、「インテリジェンス」の歴史から、各国情報機関の組織や課題を詳述。イランクが大量破壊兵器を保持しているという、なんの根拠もない「事実」が信じられるに至るまでの情報の誤った伝達や歪曲、スパイ・ゾルゲの活躍の裏側など、著名な歴史的事件をはじめ、豊富な事例を通して易しくわかる、インテリジェンス入門の決定版。
  • 陰謀論が世界を蝕む
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 (目次より) ●〔対談〕魔女裁判、赤狩り、Qアノン…… 「陰謀論大国アメリカ」のゆくえ 森本あんり×渡辺 靖 ●実証研究で読み解く 「正しい知識」は防波堤になるか? 秦 正樹 ●外交戦略としてのディスインフォメーション 影響力を増すサイバー空間 小谷 賢 ●米国HIV製造説、JFK暗殺CIA説から読み解くフェイクニュース作戦 世界を欺くロシア情報機関 保坂三四郎 ●〔対談〕それはカルトか、暴力団か、政党か? 歴史を刻む“謎”組織 中国の秘密結社とは 岡本隆司×安田峰俊 ●知識社会の「パンデミック」が高学歴層を襲う日 「下級国民の反乱」が世界を揺るがす 橘 玲
  • AI時代の勝者と敗者 機械に奪われる仕事、生き残る仕事
    4.4
    教師、弁護士、会計士、医者、科学者、記者――。これまで人間にしかできないと思われていた知識労働者の仕事でも、もはや機械のほうが有能になっている。 あなたの仕事は機械に置き換えられてしまうのか? そんなAI時代に、人間は、企業は、どう対応すべきか? アナリティクス界の第一人者が教える スマートマシンの最前線、人間の強み、そして生き延びる道 AI時代に生き残れる仕事はこれだ! ステップ・アップ――自動システムの上を行く仕事 ステップ・アサイド――機械にできない仕事 ステップ・イン――ビジネスと技術をつなぐ仕事 ステップ・ナロウリー――自動化されない仕事 ステップ・フォワード――新システムを生み出す仕事
  • mRNAワクチンの衝撃 コロナ制圧と医療の未来
    4.3
    ファイザー社と組み、11カ月という常識外のスピードで世界初の新型コロナワクチンの開発に成功したドイツ・ビオンテック社。画期的なmRNA技術で一躍注目を集めるバイオ企業の創業者/研究者夫妻に密着、熾烈なワクチン開発競争の内幕に迫るドキュメント。
  • 格差と再分配 20世紀フランスの資本
    -
    『21世紀の資本』の原点。フランスの1901‐1998年までの約100年間における税務記録を徹底分析し、20世紀の同国における格差の長期的構造を浮き彫りにする。経済学者ピケティの出発点となり、『21世紀の資本』へと連なる記念碑的研究書。電子書籍版ではほぼすべての該当箇所に膨大な参照項目、原注や図表へのリンクを付しています。
  • ゴッホの耳─天才画家 最大の謎─
    4.2
    1888年、フランスに滞在していた画家のゴッホは、己の右耳を切り落とす――現在でも語り草になっているこの衝撃的な事件はなぜ起きたのか? イギリスの気鋭の歴史学者が世界各地の調査をもとに新事実・新資料を発掘し、「狂気の画家」の知られざる一面に迫る!
  • ゴッホの耳 ─天才画家 最大の謎─【無料拡大お試し版】
    無料あり
    5.0
    【先行拡大お試し版/本電子書籍は、通常書籍9月21日発売、電子書籍9月30日配信開始『ゴッホの耳―天才画家 最大の謎―』を72ページ相当分まで読むことができます】1888年、フランスに滞在していた画家のゴッホは、己の片耳を切り落とす――現在でも語り草になっているこの衝撃的な事件はなぜ起きたのか? イギリスの気鋭の歴史学者が世界各地の調査をもとに新事実・新資料を発掘し、「狂気の画家」の知られざる一面に迫る傑作ノンフィクション。

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  • 史上最大のボロ儲け ジョン・ポールソンはいかにしてウォール街を出し抜いたか
    4.1
    1年で稼いだ額、150億ドル。 ジョン・ポールソンはサブプライムローンの破綻を予測し、一世一代の取引によって、巨万の富を手にした。彼は、単に取引を成功させたというだけではない。不動産投資に全く縁のなかった無名の投資家が、金融史上最大の取引を成功させたのだ。思い上がったウォール街の金融家たちの失敗を尻目に、金融崩壊の真っただ中で大成功を収めた。なぜ政府やFRB、投資銀行はバブルに気づかなかったか? なぜポールソンはそれを見抜くことができたのか? ウォール街の歴史を塗り替えた男の驚くべき舞台裏を、ウォール・ストリート・ジャーナル紙のトップライターが見事に描き切った迫真のドキュメンタリー。 「まるで推理小説だ!」――ニューヨーク・タイムズ
  • 真珠湾攻撃から80年 明日を拓く昭和史論【WOP】
    -
    【WedgeONLINE PREMIUM】 真珠湾攻撃から80年 明日を拓く昭和史論【WOP】 80年前の1941年、日本は太平洋戦争へと突入した。 当時の軍部の意思決定、情報や兵站を軽視する姿勢、メディアが果たした役割を紐解くと、 令和の日本と二重写しになる。 国家の“漂流"が続く今だからこそ昭和史から学び、日本の明日を拓くときだ。 月刊誌『Wedge』2021年9月号(8月20日発売)の特集「真珠湾攻撃から80年 明日を拓く昭和史論」の電子書籍版です。 Part 1 歴史の分水嶺に立つ日本 敗戦に学び「底力」を発揮する時/中西輝政(京都大学名誉教授) Part 2 太平洋戦争への道程 軍部独走だけでは語れない/筒井清忠(帝京大学文学部長) Part 3 それでも開戦を選んだ 現代にも通じる意思決定の反省/牧野邦昭(慶應義塾大学経済学部教授) Part 4 「情報」は掴めていた日本軍 組織の「作戦」重視が招いた悲劇/小谷 賢(日本大学危機管理学部教授) Part 5 強大な米国の造船力と兵站 後手に回った日本との「差」/牧野邦昭(慶應義塾大学経済学部教授) COLUMN 異色の軍人・山本五十六 避戦、早期講和を阻んだ組織の壁/畑野 勇(根津育英会武蔵学園勤務) Part 6 神話化される「ナチ宣伝」 21世紀の危機を見抜くには/佐藤卓己(京都大学大学院教育学研究科教授) Part 7 まさに現代の自粛警察 戦時下の「投書階級」と重なる姿/金子龍司(法政大学大原社会問題研究所嘱託研究員)
  • CIAの秘密戦争 変貌する巨大情報機関
    3.3
    2001年の9・11同時多発テロ後、アメリカの情報・軍事政策は一変した。中東やアフリカの各地で、中央情報庁(CIA)は無人機に頼った暗殺作戦に血道を上げる準軍事組織に様変わりし、一方で国防総省(ペンタゴン)は自前のスパイ組織を立ち上げ、特殊部隊が 正規の戦場の外でテロリストを狩り始める。両者は互いの縄張りを奪い合い、次第に確執を深めていく――。
  • 人類対新型ウイルス 私たちはこうしてコロナに勝つ
    4.0
    新型コロナウイルスによるパンデミックは一体どうなるのか。治療薬、ワクチン開発の見通しは?集団抗体は?人類は有史以来、未知のウイルスとの戦いを繰り返してきた。1世紀前のスペイン風邪では世界中で5000万人以上の死者を出したとも。英国人ジャーナリスト・社会史家の著者は近代以降のウイルスとの攻防をつぶさに検証し、今日のパンデミックを予想していた。本書は「予言の書」として再刊が待たれていた。人類は、このパンデミックにどう勝つのかを示す。さらに日本語版補遺として、医療ジャーナリスト、塚崎朝子氏が新型コロナウイルスの正体、治療薬アビガン、ワクチンの可能性などの最新情報を寄稿している。
  • スタンフォード大学発 食物アレルギー克服プログラム
    -
    今、「アレルゲン回避」から 世界の治療法は大きく転換している。 免疫を再訓練することで食物アレルギーを治す。 スタンフォード大学アレルギー・喘息研究センター長による 最新研究レポート&治療法。
  • スティグリッツ PROGRESSIVE CAPITALISM(プログレッシブ キャピタリズム)
    4.3
    中流という生き方はまだ死んでいない。 万人を豊かにする進歩的資本主義とは? 上流エリートか、貧困層か……。未来の選択肢は、この二つだけではない。 今こそ、分断なき世界について語ろう! 「スティグリッツはとてつもなく偉大な経済学者だ」――ポール・クルーグマン(ノーベル経済学賞受賞経済学者) 「クルーグマン、ピケティと並び、21世紀のグローバル資本主義論争をリードしてきた偉人」――アンドリュー・アンソニー(ガーディアン紙) ノーベル経済学賞受賞経済学者が、市場原理主義に異議を唱え、経済の再生を提言する! いまや経済や政治は、一部の富裕層や大企業だけのためのものになってしまった。 さまざまな産業を、わずかばかりの企業が独占的に支配するようになった結果、格差が急激に拡大し、成長が鈍化している。 だが、我々が直面しているこのような状況に対し、打つ手がないわけでは決してない。 スティグリッツによれば、富や生活水準の向上を真にもたらすのは、学習、科学やテクノロジーの進歩、法の支配だという。本書で示される政策改革に賛同する人が多数派を占めれば、いまからでも、豊かさが万人にいきわたる進歩的資本主義を構築することは可能だ。そしてそれは、誰もが中流階級の生活を実現できる社会である。 市場原理主義から予想される危機と、進歩的資本主義の基盤を提示する本書は、現代社会の危機的状況を明らかにすると同時に、困難な時代を乗り越えるための、正しい資本主義のあり方、すなわち「それでも資本主義にできること」を示すものである。
  • 世界のインテリジェンス 21世紀の情報戦争を読む
    4.3
    1巻1,600円 (税込)
    世界のインテリジェンスにおける主要七カ国の体制、歴史、特徴が一気に分かる画期的な一冊。しばしば映画や小説の題材になるCIAやFBI……。だけどアメリカは決して「インテリジェンスの一流国」ではない。それはなぜ? イギリスは昔から巧みな情報活動によって国際社会で成功を収め続けている。その秘訣とは? 日本は第二次大戦敗戦後、情報活動の手段が葬り去られた。その後の脆弱な体制の現状とは? 日本と同じく第二次大戦の敗戦国であるドイツ。しかしインテリジェンス体制を整えることができた理由とは? 9.11同時テロをも予測できていたフランス。この正確な情報活動の仕組みとは? 建国以来厳しい国際社会で生き続けてきたイスラエル。歴史が物語る精巧なインテリジェンス体制とは? 日本では、「インテリジェンス」研究はまだ始まったばかり。この本を読めば、あなたも一気にインテリジェンス通!

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  • 大衆の狂気 ジェンダー・人種・アイデンティティ
    4.2
    世界では、ジェンダーや人種の多様性が過剰に主張され、その結果、「多様性」こそが正義であり、それ以外を一切認めないアイデンティティ・ポリティクスが横行するようになった。ヨーロッパで起こっている「多様性」の矛盾を突く!
  • ChatGPTと語る未来 AIで人間の可能性を最大限に引き出す
    3.8
    OpenAI元取締役でありシリコンバレーの大物投資家、リード・ホフマンが、 GPT-4と対話しながら見通す未来とは? AIの未来、それが私たちの生活を一変する可能性に関心があるなら 手に取る価値のある1冊 「『ChatGPTと語る未来』は、重要かつタイムリーな本です。AI がもたらす未来の可能性について、興味深く役立つ概要を説明すると同時に、AIを利用して私たちがヒューマニティを増幅できる方法についてのビジョンを示しています」 ――伊藤穰一氏(日本語版序文より) ■激変に備える10の視点 ChatGPTなど生成系AIの普及によって、大きく変わる未来を10の分野に分けて解説しています。 仕事が激変する/仕事で駆使する/教育/ソーシャルメディア/クリエイティビティ/ 司法と正義/ジャーナリズム/ハルシネーション(幻覚)/知識人との対話/技術を生み出し使える人間 ■リード・ホフマンとGPT-4が語る未来の例 ○大規模な失業はおそらく起こらない ○たとえ失業しても、AIが物質的な豊かさを生み、貧困はなくなる ○低所得エリアの教育をAIがサポートする ○フェイクを生成するAIに対抗して、検証AIも登場する ○AIはクリエイティブに欠かせないツールになる ○自分の作品を生成AIに使われない防衛策の導入が進む ○裁判やリーガルサービスの恩恵を所得によらず受けやすくなる ○知能犯の摘発、刑務所での教育などにAIが活躍する ○読者や視聴者にパーソナライズしたコンテンツサービスが登場する ○すばやいフィードバックやアドバイスでAIが社員のモチベーションを上げる ○AIの主力は、人間の仕事の「強化」と「補完」の2分類になる
  • 超先進企業が駆使するデジタル戦略 データ分析、SNS、クラウドで本当に強くなるための5大原則
    -
    シスコ、ナイキ、MLB、ユニリーバ――。 大企業になっても成長し続ける企業は何をしているのか。 彼らのデジタル・マーケティングを支えた プロが教える5原則と18の実行計画! 米国でも際立ってテクノロジーに強く、ITを活用した マーケティングを得意とする広告代理店「レイザーフィッシュ」。 その元CEOと現CTOが“デジタル戦略”の極意を詳細な 実行計画リストとともに教える。 企業が「本当にデジタルに強くなる」ために するべきこと・できることはなにか。そのすべてが分かる!
  • つくられた格差~不公平税制が生んだ所得の不平等~
    4.0
    富裕層はますます富み、中間層や貧困層はより貧しくなる真の理由とは? ピケティの共同研究者による衝撃の研究結果。/史上最高レベルの不平等はどのように生まれたのか?/最高税率が高ければ格差は縮小し、経済も成長する/富裕層の租税回避を防ぐ方法/「過剰な富の集中は民主主義にとって、戦争と同じぐらい有害だ」
  • デオナール アジア最大最古のごみ山 くず拾いたちの愛と哀しみの物語
    3.0
    インドに関する本を一冊読むなら、この本を読んでほしい。 ――ギーター・アーナンド(ピューリッツァー賞作家) 2013年夏、ムンバイでマイクロファイナンスを扱うNPOを運営する著者は、融資を求めてやってくるある人々の存在に気づく。市街地の端にあるデオナールごみ集積場でお金になるごみを集め、それを売ることでその日暮らしをするくず拾いたちだ。 絶えず欲望を追いかけてモノで心を満たそうとする現代生活の産物でもあるそのごみ山は、20階建てのビルほどの高さになる。腐った食べ物、古い端切れ、割れたガラス、ねじ曲がった金属、ときには赤子の死体、花嫁の遺骸、医療廃棄物など、あらゆる夢の残骸がそこに行きつく。誰の目にも見えるところにありながら、誰の目にも見えていない広大なごみの町。著者と住民との8年以上にわたる長いつきあいが始まる。 ごみ山が放つ有害な後光(自然発生する火災、都市の上空を覆う有毒ガス等)が目に見えるかたちをとり、無視できなくなるにつれて、市当局による管理の動きも露骨になっていく。その影響を受けるのは当然、そこで生きる人々だ(そもそもこの地区の起源は19世紀末、植民地時代の感染症対策にある)。これまで以上に足場が脆くなるなかで、ある四家族の生活を著者は追い続けた。とりわけ注目したのが、10代の少女ファルザーナー・アリ・シェイクだ。彼女はごみ山で生まれ、そこで愛を知り、子をもうける。悲劇的な事故にまきこまれながらも。 彼女らの目を通して、最も荒涼とし腐臭に満ちた場所であっても、美や希望、愛が花開くことを私たちは知ることになる。同時に、グローバル資本主義が最も脆弱な立場にいる人々にどのような影響を与えるのかも知るだろう。 〈いまや彼らは、目に見える世界に戻るために闘っていた。その姿を見せるために闘っていた。姿を見せる相手とは、すぐそばにいた彼らを避けてきた人々、くず拾いをひき殺す事故に責任を負うべき人々である〉 著者は記す。この地で生まれる物語がまるで非現実的な気がしたとしても、その大半は現実である。そしてそれはごみ山で暮らす人々の物語であると同時に、どこにでもある物語なのだと。 行き場のない核のごみ、不法投棄や環境汚染、連鎖する貧困、新生児遺棄、メガイベントの裏で排除されるホームレス……。日本で起きていることと、ふと重なる瞬間が訪れるはずだ。不思議な既視感を覚える、寓話的ノンフィクション。

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  • 【電子合本版】約束の地 大統領回顧録1 上下
    5.0
    北米で発売初日89万部! 空前の売れ行きを達成したベストセラー 信念に燃え、あらゆる難局に全力で立ち向かった日々が再現される 「短所もあるけれど、才能にあふれる思想家たちが考え抜いてつくり上げた、ゆるぎない、それでいて変化も受け入れる体制。それが私の納得できるアメリカなのだ」(本書より) 2009年。ハワイ州で生まれ育ち、父は黒人、政治家としてのキャリアは浅く、若干47歳と異例尽くめのアメリカ合衆国大統領が誕生した。「YES WE CAN」をキャッチフレーズに世界中で大フィーバーを巻き起こし、人種、民族、政治的分断に橋を架けようと、困難に立ち向かい続けた日々を、オバマ自身が詳細なディテール、関係者の発言とともに、生き生きと描く。
  • 特務(スペシャル・デューティー) 日本のインテリジェンス・コミュニティの歴史
    3.8
    ●日本は日米同盟を深化させ、「ファイブ・アイズ」加盟への道を進むのか。 ●「自主防衛」を選び、インテリジェンス・コミュニティを完全に再構築するのか。 ●あるいは中国との協調関係を選び、中国が反対するレーダーシステムや衛星の導入を抑制し、米国よりも中国と情報協力するのか。 * * * 冷戦終結後、日本の安全保障戦略家たちは日本のインテリジェンス改革に取りかかり、日本の安保組織を再構築しはじめた。 第二次世界大戦の完全な敗北、アメリカへの服従、国民の軍部不信といった戦後日本のインテリジェンス・コミュニティへの足枷が、どのようにして「新しい世界秩序」のなかで外され、2013年の特定秘密保護法と国家安全保障会議(NSC)創設に至ったのか。戦前から現在まで、日本の100年におよぶインテリジェンス・コミュニティの歴史を、インテリジェンスの6要素――収集、分析、伝達、保全、秘密工作、監視――に焦点を合わせて考察する。そして直近の改革が日本の安全保障にどのような結果をもたらし得るのか、過去の改革がどのような帰結だったのかを明らかにしていく。
  • ドライバーレス革命 自動運転車の普及で世界はどう変わるか?
    4.0
    来たるべき自動運転車社会のインパクト、最新技術を丁寧に解説! ごくありふれた存在だった車が、私たちの生活を一変させようとしている。 移動ロボット工学が急速に進歩し、車は今や、私たちの命を預けられる最初の本格的な自律ロボットになりつつある。 運転を自動化する試みは、1世紀近く前に始まって以来、失敗を繰り返してきた。だが近年になって、ハードウェア技術が進歩し、 「ディープラーニング」と呼ばれる新世代の人工知能(AI)ソフトウェアも生まれた。 それにより車は近い将来、不確かな環境でも、人間並みに安全に移動できる能力を持つようになるだろう。 この車の進化の物語を伝えるために書いたのが本書だ。 ・車が知能を持つ輸送ロボットにどのように変わっていくか? ・ドライバーレス・カーは自動車産業にどんな影響を及ぼすのか? ・毎日退屈で危険な運転をしていた状態から、快適かつ自由に移動できる状態になると、街はどう変わるのか? ・過去60年近くに及ぶ自動運転の失敗の歴史とは? ・無人運転を可能にする最新のハードウェアやソフトウェアのテクノロジーとは何か? こうした疑問を一つひとつ、丁寧に解き明かします。
  • 24歳の僕が、オバマ大統領のスピーチライターに?!
    3.8
    ニューヨークタイムズベストセラー! エスクァイア誌ブックオブザイヤー! 2011年、24歳にして史上最年少のホワイトハウスのスピーチライターの一人に選ばれたデビッド・リット。「大統領の笑いのミューズ」と呼ばれたジョーク担当スピーチライターが、アメリカ合衆国前大統領バラク・オバマの知られざる素顔とホワイトハウスの内幕を、ユーモアあふれる軽やかな筆致で描く。歴史に残る数々の名演説はいかにして作られたのか?
  • 日英インテリジェンス戦史 チャーチルと太平洋戦争
    4.3
    太平洋戦争はなぜ起きたのか? インテリジェンス研究の権威のデビュー作『イギリスの情報外交』が1万字超の加筆を施し改題復刊
  • 日本軍のインテリジェンス なぜ情報が活かされないのか
    4.2
    【第16回 山本七平賞奨励賞受賞】 暗号解読など優れたインフォメーション解読能力を持ちながら、なぜ日本軍は情報戦に敗れたか。「作戦重視、情報軽視」「長期的視野の欠如」「セクショナリズム」。日本軍最大の弱点はインテリジェンス意識の欠如にあった。インテリジェンスをキーワードに日本的風土の宿痾に迫る。(講談社選書メチエ)
  • バフェットの株式ポートフォリオを読み解く
    3.8
    本書は従来の「バフェット流投資術」解説本を超えた、いわば実践編。 実際の保有株の分析とそのレポートから、世界一の投資家の手の内を学ぶ。 世界的ベストセラー・コンビが、投資の達人が保有する「永続的な競争優位性」をもつ17銘柄を徹底分析! アメリカン・エキスプレス BNYメロン コカ・コーラ コノコフィリップス コストコ グラクソ・スミスクライン ジョンソン・エンド・ジョンソン クラフトフーズ ムーディーズ P&G サノフィ トーチマーク ユニオン・パシフィック USバンコープ ウォルマート ワシントン・ポスト ウェルズ・ファーゴ
  • Hit Refresh(ヒット リフレッシュ) マイクロソフト再興とテクノロジーの未来展望
    3.9
    マイクロソフト再興のキーマン、サティア・ナデラとは何者か? 本書Hit Refreshは、変革をテーマにしている。 CEOであるナデラの心の中や、マイクロソフトの中で現在起きている変革、さらには、近い将来押し寄せる、革新的テクノロジーの波によって日常生活に起こる変革である。 その時、私たちは、どう「リフレッシュ」ボタンを押せばいいのか。 オーストリアの詩人、リルケの言葉は、ある真実を教えてくれる。 行く手に待ち受けているものは私たちの中にあり、 一人ひとりが現在取る進路によって決まる──。 その進路決定に至る決断こそ、本書でサティア・ナデラが記そうとしたことである。
  • ファンタジーランド 【合本版】―狂気と幻想のアメリカ500年史
    -
    『ファンタジーランド』上下巻を1冊にまとめた電子書籍オリジナル合本版です。 【全米で話題のベストセラー、Amazonレビュー500件超】 ニューイングランド幻想、ジェファーソン:独立宣言、西部開拓:フロンティア精神、フォード:大量生産モデル、ディズニー:夢の王国建設、ケネディ:宇宙計画…… アメリカとは何か!? なぜトランプ政権を生み出したのか!? 新世界を信じた夢想家たちとその末裔が創り上げた、狂信者の国家の物語 【絶賛の声、続々!】 「卓越した洞察に満ちた歴史書。既知の出来事が斬新な文脈で描かれる」 ウォルター・アイザックソン(『スティーブ・ジョブズ』著者) 「絶対的に面白い。読めば興奮で脳が踊り出す」 スティーブン・ダブナー(『ヤバい経済学』共著者)
  • ファンタジーランド(上)―狂気と幻想のアメリカ500年史
    4.4
    【全米で話題のベストセラー、Amazonレビュー500件超】 ニューイングランド幻想、ジェファーソン:独立宣言、西部開拓:フロンティア精神、フォード:大量生産モデル、ディズニー:夢の王国建設、ケネディ:宇宙計画…… アメリカとは何か!? なぜトランプ政権を生み出したのか!? 新世界を信じた夢想家たちとその末裔が創り上げた、狂信者の国家の物語 【絶賛の声、続々!】 「卓越した洞察に満ちた歴史書。既知の出来事が斬新な文脈で描かれる」 ウォルター・アイザックソン(『スティーブ・ジョブズ』著者) 「絶対的に面白い。読めば興奮で脳が踊り出す」 スティーブン・ダブナー(『ヤバい経済学』共著者)
  • フェイスブックの失墜
    4.0
    フェイスブックはなぜ個人情報を流出させたり、フェイクニュースを拡散させたりしてしまったのか。また創業者ザッカーバーグとCOOのサンドバーグとの間には、どのような溝があったのか。関係者400人以上の証言をもとに、シリコンバレー最大のIT企業の闇を描く。
  • 文學の実効 精神に奇跡をもたらす25の発明
    3.0
    人は、物語に救われてきた。なぜ? 世界文学を人類史と脳神経科学で紐解く ――米国では出版権が6桁競売に。文理融合の教養書、上陸 小説や詩を読んで心が癒された。そうした経験を持つ人は多く、「文学は心に効く」とはよく言われることである。しかし、それは本当なのか?文学作品が人間の心に作用するとき、我々の脳内では実際に何かしらの変化が起きているのだろうか? 神経科学と文学。その2つの学位を持ち、スタンフォード大学でシェイクスピアを教える著者が、文学が生み出した「人を救済する25の発明」と、その効能(実効)を解説する。
  • プランタ・サピエンス 知的生命体としての植物
    4.0
    植物が「下等生物」などではなく、「知的生命体」だと知ったら、あなたの世界の見方は一変するだろう。 植物が驚くほど高い知性を持ち、自分が置かれた状況を把握して、未来を予測し、他の生物とコミュニケーションすら取っていると知ったら――どうだろうか? 気味が悪い? 伐採したり、食べたりするのが可哀想? 人間は彼らとどう付き合うか考え直すべき……? そうしたすべての反応を引き出し、考えるヒントを提供するのが本書、『プランタ・サピエンス 知的生命体としての植物』だ。 世界で唯一植物の知性を専門に研究する「MINT研究所(ミニマル・インテリジェンス・ラボ)」の代表研究者、科学哲学教授の著者が描き出す植物の知性についての先端研究内容は、ページごとに私たちを驚かせる。植物研究の成果にとどまらず、植物を他の動物やコンピュータ、人間の脳構造などと比較することで、植物のイメージを「声なき背景である下等生物」から「プランタ・サピエンス(賢い植物)」に引き上げていく。 植物は脳を持たず、人間や動物のように動き回ることもできないが、人間とは異なる驚くべき内面世界があることが今、明らかになりつつある。 植物は計画を立て、学習し、仲間を認識し、リスクを評価し、決断を下すことができる。そして本書の導入部分で明らかにされているように、植物を「眠らせる」こともできる。 我々が思うよりもはるかに、植物は活発に、規則正しく、そして「知的に」生きているのだ。 人間が「動物中心主義」の古い考えを脱し、本当の意味で持続可能な社会を実現するために、植物という「知的生命体」を見直し、理解し、協力関係を築くことを大胆に提案した本書は、人類にとって初めての「教養としての植物本」である。
  • 暴走する日本軍兵士 帝国を崩壊させた明治維新の「バグ」
    -
    創設時に埋め込まれた三つのバグによる軍システムの暴走こそが、近代日本の悲惨な終焉をもたらした。外交文書、政治家の日記など膨大な史料から亡国の危機へと導いた根源を浮かびあがらせる。気鋭のイスラエル人研究者による新しい近代史。
  • 謀略と昭和史
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 (目次より) ●昭和の弱点、令和の課題 日本のインテリジェンスの過去と現在 小谷 賢 ●特務機関とは何だったのか 情報収集と工作を担った彼らの蹉跌 前田啓介 ●近代日本の謀略と機密費 小山俊樹 ●知られざる関東軍の実像 及川琢英 ●満洲事変と十月事件 昭和史ダークサイドの淵源として 福家崇洋 ●大正・昭和初期の陸軍と大衆・社会 総力戦時代の到来から娯楽を介した軍民接近へ 藤田 俊 ●戦時諜報活動と翻訳が交わる時 日本海軍「甲事件」「乙事件」と米日系二世語学兵 武田珂代子 ●宗教弾圧と「聖戦」 殉教ロマンを超えて 永岡 崇
  • マイ・ストーリー
    4.5
    世界45言語で発売、1000万部突破! 国、文化を超えて「私と同じだ」と深い共感の輪が広がっている大ベストセラー!! アメリカ合衆国の元ファーストレディの回顧録としては異例の爆発的な売れ行きで、世界中で社会現象となっている本書「マイ・ストーリー」(原題:BECOMING)。知性にあふれ、モードからカジュアルな洋服までおしゃれに着こなすオバマ大統領夫人――こういったイメージを抱いていた人は、この本を読んで驚くでしょう。シカゴの貧しい街で育った少女時代。常に努力を続けて入学したプリンストン大学で、学生のほとんどが白人男性であることに打ちのめされたこと。辛い思いをした流産や不妊治療。共働きで子育てをする中で、なぜ自分ばかりが仕事を犠牲にしなくてはいけないのかとイライラし続けたこと。バラクの夢を支えるために、大嫌いだった政治の世界に入り、身を削って選挙のサポートをしたこと。そして何もかもが特殊なホワイトハウスで、二人の娘を“普通に”育てようと必死で努力したこと。大統領夫人として政治に口出しすることは控えたけれど、子どもたちの食生活にもっと野菜が増えるよう企業に働きかけるなど、自分の立場をフル活用して夢を実現したこと。私たちと変わらない悩み多き生活を送る1人の女性の飾らない日常がいきいきと描かれています。自分の思い通りにならない状況でも、冷静に相手を観察して、一番いい道を選び取っていく。誰かのせいにはせず、自分で考え続け、成長し続ける姿から、刺激とヒントを得られるミシェル・オバマの物語をぜひ体感してください。○「生い立ちからホワイトハウス時代まで、フレンドリーで聡明なミシェルさんに、何度も泣いて笑って元気がでた。読了して一言。『最高!!』」――篠田真貴子さん(元経営職・「翻訳書ときどき洋書」連載中) ○「ミシェル・オバマは、新しい時代の“ソフト・パワー”の女王だ。真摯な言葉で、真実を語り、自分の人生を振り返っている。モラルや上品さが失われた時代において、芸術品といってもいい」(ザ・ニューヨーカー誌)
  • ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上・下合本版)
    4.3
    月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家の違法行為を暴く記事を発表した。だが名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れた。そんな折り、大企業グループの前会長ヘンリックから依頼を受ける。およそ40年前、彼の一族が住む孤島で兄の孫娘ハリエットが失踪した事件を調査してほしいというのだ。解決すれば、大物実業家を破滅させる証拠を渡すという。ミカエルは受諾し、困難な調査を開始する。全世界で6000万部の売り上げを記録した驚異のミステリ三部作第一部。電子書籍版が上下合本で登場。
  • モサド 暗躍と抗争の70年史
    3.5
    「導かなければ民は滅びる」。聖書の一句を基に、敵に囲まれたユダヤ国家を陰で支える情報機関の実像とは? 新章を増補した決定版! 解説収録/佐藤優
  • ものづくり「超」革命
    3.5
    ものづくり企業は避けて通れない! 「プロダクト再発明」に今すぐ着手しよう ソフトウェアやデジタル技術の急速な発展により、仕事や日常生活で使用している製品は今後、劇的に変化し、これまでのような「売って終わり」の製品は徐々に衰退していきます。代わりに台頭してくるのが、AIやさまざまなセンサーを搭載し、インテリジェント化・コネクテッド化された製品です。こうした製品ではハードウェア自体の機能よりもそこに組み込まれたソフトウェアが主役となり、販売後もリモートアップデートによって最新状態が保たれ、長きにわたってユーザー体験を高め続けられます。 ものづくり企業が今後生き残っていくには、現在の製品ラインナップをただちに見直し、こうした製品に「再発明」していくことが必須です。本書は、協調性や反応性、自律性を備えた製品の世界に、企業が「どのように」入っていけばいいのか、数多くの事例(テスラ、サムスン、キャタピラー、ハイアールなど)を通じて現場の声も紹介しながら、実践的かつ具体的に解説します。 また、第14章には、日本のものづくりの状況に即して、原書にはない特別章を追加しました。日本企業は製品の再発明がなぜ苦手なのか、どうすれば苦手を克服できるのかを解説しました。
  • 約束してくれないか、父さん 希望、苦難、そして決意の日々
    3.5
    2015年、オバマ政権の副大統領バイデンは、私生活では脳腫瘍で余命宣告を受けた息子を抱え、公務では国内の人種問題や東欧の紛争の調停に追われていた。さらに大統領選出馬への決断の時が刻々と迫る……。「人間」バイデンの原点に迫る、家族の絆と再生の物語
  • 約束の地 大統領回顧録1 上
    4.0
    北米で発売初日89万部! 空前の売れ行きを達成したベストセラー 信念に燃え、あらゆる難局に全力で立ち向かった日々が再現される 「短所もあるけれど、才能にあふれる思想家たちが考え抜いてつくり上げた、ゆるぎない、それでいて変化も受け入れる体制。それが私の納得できるアメリカなのだ」(本書より) 2009年。ハワイ州で生まれ育ち、父は黒人、政治家としてのキャリアは浅く、若干47歳と異例尽くめのアメリカ合衆国大統領が誕生した。「YES WE CAN」をキャッチフレーズに世界中で大フィーバーを巻き起こし、人種、民族、政治的分断に橋を架けようと、困難に立ち向かい続けた日々を、オバマ自身が詳細なディテール、関係者の発言とともに、生き生きと描く。 「書くことがありすぎて1冊にはとても納まらなかった」ため、今回の『約束の地 大統領回顧録1』では、生い立ち、大統領選挙での闘いから大統領就任、2011年のオサマ・ビン・ラディン暗殺までが描かれる。  裕福ではないが知性を重んじる母と祖父母から愛情を注がれ、本に囲まれて成長した少年時代を経て、大学では恵まれた環境を当たり前と捉えている同級生たちと出会い、疑問を抱き始める。理想の国であるはずのアメリカに存在する矛盾、不公平、格差。最初から「持つ者」と「持たざる者」を隔てる壁はどうすることもできないのか。  ハーバード・ロースクールに進み、黒人初の『ハーバード・ロー・レビュー』編集長となりながら法律の道へは進まず、コミュニティ・オーガナイザーとして、労働者階級が住む地域で人々の生活の向上や意識改革のために身を捧げることを選ぶ。やがて、社会をよりよい方向に変えるためには政治の世界に入ることが近道だという思いに至り、イリノイ州議会議員に立候補。後押しする人々、新しいリーダーを求めていた時代の空気などが重なって、そこから短い年月で大統領選挙までの道のりを駆け上がっていく。 (原題「A Promised Land」)
  • RADICALLY HUMAN ラディカリー・ヒューマン―人間の本質に迫る、革新的AI活用のアプローチ
    -
    AIに従うのではなく、人間中心の未来をつくる DX成功への新たなフレームワーク イノベーションを転換する「IDEASの力」 Intelligence:知能――人工的から人間的へ Data:データ――最大規模から最小規模へ、最小規模から最大規模へ Expertise:専門性――機械学習からマシン教育へ Architecture:アーキテクチャ――レガシーシステムからリビングシステムへ Strategy:戦略――もはやすべての企業がテクノロジー企業 人間の本質に迫る「ラディカリー・ヒューマン」時代を勝ち抜く4つの重要領域 人材:あらゆるレベル・業種の従業員の手にデジタル活用力を 信頼:人間に信用され、信頼を得られるテクノロジーの活用 体験:人の心を強く捉える人間的な体験を設計する 持続可能性:テクノロジー自体の持続可能性を向上させる 【主要目次】 PART1 イノベーションを転換する――IDEASの力  第1章 知能――人工的から人間的へ  第2章 データ――最大規模から最小規模へ、最小規模から最大規模へ  第3章 専門性――機械学習からマシン教育へ  第4章 アーキテクチャ――レガシーシステムからリビングシステムへ  第5章 戦略――もはやすべてがテクノロジー企業 PART2 人間の本質に迫る未来を勝ち抜く  第6章 人材――人間の本質に迫る革新的テクノロジー  第7章 信頼――極めて根源的な人間の本能に訴える  第8章 体験――人間の本質に迫るデザインが力を発揮する  第9章 持続可能性――惑星「IDEAS」   結論――3つの事実と新たな機会
  • ワンミッション 米軍発、世界最先端の組織活性化メソッド
    3.0
    組織はなぜ、力を発揮できないのか?  本書の最大のテーマは「スタートアップ企業のようなスピードと敏捷さで、大きな組織を動かすにはどうすればいいのか?」。その具体的な方法を、本書は実例をもとに解説する。  現在、ほとんどの組織は、専門性や職務で区分された縦割り型の「官僚制モデル」を採用している。各部署はスピード感をもって動いても、組織全体で見ると、決断や行動に時間がかかり、 部署間の連携も悪く、パフォーマンスが出ないケースが非常に多い。複雑性と不確実性が増す現代において、「官僚制モデル」は不適合を起こしている。 たとえば「官僚制モデル」の指揮命令系統は、伝言ゲームのように部署や部門をへるごとにメッセージがゆがめられ、不信感が増幅してしまう。 その結果、情報の鮮度が落ちる前にスピード感をもって組織全体で生かすことができない。  本書では、従来の「官僚制組織モデル」に「ネットワーク型組織」を重ね合わせた「ハイブリッド・モデル」をそのソリューションとして提唱する。
  • 私たちは何を知らないのか 宇宙物理学の未解決問題
    4/2入荷
    -
    科学における最も重要な言葉の一つが「わからない」だ。わからないことがわかっている、すなわち「既知の未知」であるからこそ、探求することが可能であり、発見の可能性を持つ(「未知の未知」では探求の機会を持つことができない)。 宇宙物理学は過去500年ほどで飛躍的な進化を遂げたが、「私たちはどのように生まれたのか」などの深遠な問いにどこまで迫れたのか。世界的に有名な理論物理学者が、宇宙論の既知の未知を「時間」「空間」「物質」「生命」「意識」と5つの章に分けて探求。今後数十年の科学が追うであろう内容は驚きと興奮に満ちており、私たちの思考を深め、世界の見方も一変させてくれる。 原題… The Known Unknowns: The Unsolved Mysteries of the Cosmos: A Brief Account of What We Know and What We Don't Know About the Cosmos 著者名…LAWRENCE M. KRAUSS

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