日本インテリジェンス史 旧日本軍から公安、内調、NSCまで

日本インテリジェンス史 旧日本軍から公安、内調、NSCまで

ビジネス・実用
990円 (税込)

4pt

国家の政策決定のために、情報分析や防諜活動を行うインテリジェンス。公安や外交、防衛を担う「国家の知性」である。戦後日本では、軍情報部の復活構想が潰えたのち、冷戦期に警察と内閣調査室を軸に再興。公安調査庁や自衛隊・外務省の情報機関と、共産主義陣営に相対した。冷戦後はより強力な組織を目指し、NSC(国家安全保障会議)創設に至る。CIA事案やソ連スパイ事件など豊富な事例を交え、戦後75年の秘史を描く。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公新書
  • タイトル
    :
    日本インテリジェンス史 旧日本軍から公安、内調、NSCまで
  • タイトルID
    :
    1232921
  • ページ数
    :
    296ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年10月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    11MB

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日本インテリジェンス史 旧日本軍から公安、内調、NSCまで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    焼け野原から縦割りの復興、緒方竹虎の野望と死去。
    冷戦中の米国の下請けとしての個別の発展。

    それらを全て塗り替えて、諸外国並みにインテリジェンスコミュニティを引き揚げた安倍晋三(第二次政権)

    政治的には、安倍晋三一人でインテリジェンスコミュニティを適正化したようなもんだ。これだけで国葬に値する国家への貢献。
    つうか、居なくなるのが早すぎだよ・・・

    しかし、国際テロ情報収集ユニット(CTU-J)が戦後日本発の対外情報機関とは思わなかった。過小評価してた。

    1
    2022年09月11日

    Posted by ブクログ

    これは面白かったです。
    新聞なんかで「経済安全保障」なんて言葉が出てきますがイマイチピンとこなかったのですが、歴史的な経緯から全体像を見せてくれて、勉強になりました。
    霞が関の中にいた人には、行間から伝わる各省の事情が感じ取れて、より身近に読めるんじゃないかと思いました。

    0
    2026年05月14日

    Posted by ブクログ

    戦後から現代までのインテリジェンスに関する歴史が内調主点で書かれています。参考文献も多く、有用なレビューかと。今後も参照する機会が多そうな一冊です。

    0
    2024年05月06日

    Posted by ブクログ

    【本書の問いは主に二つの点にある。①なぜ日本では戦後、インテリジェンス・コミュニティが拡大せず、他国並みに発展しなかったのか、②果たして戦前の極端な縦割りの情報運用がそのまま受け継がれたのか、もしくはそれが改善されたのか、というものだ】(文中より引用)

    戦後日本のインテリジェンス・コミュニティや組織の変遷を、公開情報を基に丹念に追った一冊。日本人の手による戦後日本のインテリジェンス通史として、現時点で読める中ではもっとも客観的かつまとまった内容に仕上がっていると思いました。著者は、日本大学危機管理学部で教授を務める小谷賢。

    やっぱり公開情報をつなげていくだけでも結構な骨格は明らかになるもんだなと☆5つ

    0
    2022年10月01日

    Posted by ブクログ

    戦後の日本の諜報史である。USAや中国に関しては全くふれておらず、ソ連にやけに詳しい。しかしこの手の本が今まで新書で書かれることがなかったので基本書となるであろう。

    0
    2022年09月22日

    Posted by ブクログ

    内閣情報調査室(内調)、公安調査庁、外務省国際情報統括官組織、防衛省情報本部、警察庁外事情報部など、国家の政策決定や危機管理のための情報を扱う行政組織・機関であるインテリジェンス・コミュニティの戦後日本における変遷を辿り、①なぜ日本では戦後、インテリジェンス・コミュニティが拡大せず、他国並みに発展しなかったのか、②果たして戦前の極端な縦割りの情報運用がそのまま受け継がれたのか、もしくはそれが改善されたのかを考察。
    戦後日本のインテリジェンス・コミュニティの歴史については知らないことが多く、勉強になった。縦割りでそれぞれ権限も弱かった状態から、内閣情報調査室を中心に各機関の情報の統合・共有が進み、政策決定や危機管理に資するというインテリジェンス本来の役割が果たせるようになってきた流れを理解することができた。
    戦後日本のスパイ事案や情報漏洩事件などの事例も豊富に紹介されており、興味深かった。日本はスパイ天国だとの言説には触れたことはあったが、1964年の東京五輪の選手団や役員として大量の工作員が入ってきていたということなど、実際にこんなにも事案が発生していたのかと吃驚した。

    1
    2023年01月04日

    Posted by ブクログ

    戦後日本の縦割りICの姿を描く。

    G2の支援を受けた旧日本軍諜報機関は軍復活を悟られ失敗。吉田茂/CIAの庇護下で外事公安警察と公安調査庁が対共産党/治安維持機関として分立する。

    緒方竹虎/村井順により内閣調査室が作られるが、外務省の横槍や不祥事で分立したままICは船出を迎える。その中心は警察だった。自衛隊も別班/別室を作り、内調指揮下で電波情報収集にあたるが、IC各部門はバラバラに対応しており、しかもそれぞれでソ連に情報が流出しており杜撰な有様だった。それでも警察の出向者中心に何とかまとまりがあった。秘密保護法制は整備されず、情報は「回らず、上がらず、漏れる」
    公調→破防法対象機関の監視
    警察→中心。治安維持(左右翼/中ソ北)
    外務省→海外情報の入手
    内調→情報集約(警察の下)
    自衛隊→軍事情報、電波傍受(内調の下)


    冷戦後、公調は政治家の支援を受けられず対外進出を図るが、厳しい状態となった。テロ対策や北朝鮮の脅威が課題となる中、外務省はIAS、自衛隊は情報本部(後藤田正晴)、内閣は衛星情報センター(野中広務)、中央情報機構改革(町村信孝)を通じて組織改革や情報共有策がなされた。その本丸は秘密保護法制であり、特定秘密保護法や国際テロ情報収集ユニット(安倍晋三、北村滋)で結実した。さらに国家安全保障会議と事務局の整備で政策と情報の分離も実践。首相ブリーフィングを行う内閣情報官の下ICが再編された。

    今後の課題として筆者はサイバー情報(対中)、公開偽情報対策(対露)、経済安全保障、ファイブアイズ加盟のための法整備、民主的統制を挙げる。

    インテリジェンスの入門書は読んでいたので理論と実践の関わりが感じられてよかった。教科書通りのIC改革が行われていた。今後は、より強力な法整備による組織強化が必要だろうが、それには民主的統制も含め国民の広範な賛意が必要だろう。一般的なインテリジェンスのイメージを払拭することが不可欠だと感じる。また、今の対中インテリジェンスはどうなっているのか気になった。多分機密事項なので教えてくれないだろうが、台湾有事が近づいている今、民間の情報漏洩を含めた議論がないのは気になった。



    1
    2022年09月23日

    Posted by ブクログ


    ●インテリジェンスほど、国家作用に激烈な影響を及ぼすものはない。一切れの紙切れに記載された情報が、重大な国策の決定を左右し、それに基づいて、大規模な部隊の運用や行政の執行がなされるからである。

    ●日本の予算におけるインテリジェンス関連費用は防衛費の3-4%

    ●主要国はインテル機関に多くの例外を認めており、この方向で進んでいる

    0
    2025年05月26日

    Posted by ブクログ

     日本におけるインテリジェンスの歴史を戦前から遡って見ていく。敗戦直後、旧日本軍は、暗号等の秘密事項を隠滅するために処分した。そうした中で、ある日本人女性のちょっとした会話によって、米兵にその存在がばれてしまう。その状況下で、有末精三、服部卓四郎といった一部将校たちが、インテリジェンス組織を創設しようと目論んでいた。ところが、1951年、GHQが日本を去ったことで、旧日本軍の構想がなしとなる。その一方、これらの動向をうかがったCIAは、吉田茂、緒方竹虎、村井順と、時の政府の中枢に介入する。そこから、インテリジェンス機関の創設を検討する。しかし、緒方の死去や吉田の政治的求心力の低下で、結局のところ、実現には至らなかった。このように、日本の諜報機関は空回りし、防衛庁と警察官僚らが、その代わりを担う。
     その後、中曽根康弘と後藤田正晴の二人が、インテリジェンスに向けていろいろと着手するものの、抜本的な改革は実行できなかった。冷戦期は、日米同盟の関係上、アメリカの下請け扱いであった。時を経て、第2次安倍政権になると、防諜として、法案を通し、以前のような縦割り状態から、徐々に変わりつつある。今後の課題としては、サイバー対策が重要らしい。

    0
    2024年01月28日

    Posted by ブクログ

    戦前は軍のインテリジェンスが強かったが、戦後は縦割りで強い中央情報機構がない状態が続く。1984年にはスパイ防止法案が廃案に。冷戦後は防衛省情報本部の創設や内調の格上げ、CTUーJの創設など改革が進んだ。
    ・大森「湾岸戦争により内調の仕事は変化し、政策のベースとなる情報を官邸に上げるように」
    ・日本の弱さは分析能力であり簡潔な報告書に落とし込む必要あり

    0
    2023年06月01日

日本インテリジェンス史 旧日本軍から公安、内調、NSCまで の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公新書
  • タイトル
    :
    日本インテリジェンス史 旧日本軍から公安、内調、NSCまで
  • タイトルID
    :
    1232921
  • ページ数
    :
    296ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年10月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    11MB

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