日本インテリジェンス史 旧日本軍から公安、内調、NSCまで

日本インテリジェンス史 旧日本軍から公安、内調、NSCまで

990円 (税込)

4pt

国家の政策決定のために、情報分析や防諜活動を行うインテリジェンス。公安や外交、防衛を担う「国家の知性」である。戦後日本では、軍情報部の復活構想が潰えたのち、冷戦期に警察と内閣調査室を軸に再興。公安調査庁や自衛隊・外務省の情報機関と、共産主義陣営に相対した。冷戦後はより強力な組織を目指し、NSC(国家安全保障会議)創設に至る。CIA事案やソ連スパイ事件など豊富な事例を交え、戦後75年の秘史を描く。

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日本インテリジェンス史 旧日本軍から公安、内調、NSCまで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    焼け野原から縦割りの復興、緒方竹虎の野望と死去。
    冷戦中の米国の下請けとしての個別の発展。

    それらを全て塗り替えて、諸外国並みにインテリジェンスコミュニティを引き揚げた安倍晋三(第二次政権)

    政治的には、安倍晋三一人でインテリジェンスコミュニティを適正化したようなもんだ。これだけで国葬に値する国

    1
    2022年09月11日

    Posted by ブクログ

    戦後から現代までのインテリジェンスに関する歴史が内調主点で書かれています。参考文献も多く、有用なレビューかと。今後も参照する機会が多そうな一冊です。

    0
    2024年05月06日

    Posted by ブクログ

    戦後日本のインテリジェンスの歴史を辿れる希少な一冊。
    政治などの時代背景とともに日本のインテリジェンス機関の変遷が網羅されている。
    「そもそもインテリジェンスとは何か」という点から解説されており理解のハードルは高くない。本書を通じて、過去に一度は目にしたであろう数々のニュースの裏にもインテリジェンス

    0
    2023年11月24日

    Posted by ブクログ

    【本書の問いは主に二つの点にある。①なぜ日本では戦後、インテリジェンス・コミュニティが拡大せず、他国並みに発展しなかったのか、②果たして戦前の極端な縦割りの情報運用がそのまま受け継がれたのか、もしくはそれが改善されたのか、というものだ】(文中より引用)

    戦後日本のインテリジェンス・コミュニティや組

    0
    2022年10月01日

    Posted by ブクログ

    戦後の日本の諜報史である。USAや中国に関しては全くふれておらず、ソ連にやけに詳しい。しかしこの手の本が今まで新書で書かれることがなかったので基本書となるであろう。

    0
    2022年09月22日

    Posted by ブクログ

    内閣情報調査室(内調)、公安調査庁、外務省国際情報統括官組織、防衛省情報本部、警察庁外事情報部など、国家の政策決定や危機管理のための情報を扱う行政組織・機関であるインテリジェンス・コミュニティの戦後日本における変遷を辿り、①なぜ日本では戦後、インテリジェンス・コミュニティが拡大せず、他国並みに発展し

    1
    2023年01月04日

    Posted by ブクログ

    戦後日本の縦割りICの姿を描く。

    G2の支援を受けた旧日本軍諜報機関は軍復活を悟られ失敗。吉田茂/CIAの庇護下で外事公安警察と公安調査庁が対共産党/治安維持機関として分立する。

    緒方竹虎/村井順により内閣調査室が作られるが、外務省の横槍や不祥事で分立したままICは船出を迎える。その中心は警察だ

    1
    2022年09月23日

    Posted by ブクログ


    ●インテリジェンスほど、国家作用に激烈な影響を及ぼすものはない。一切れの紙切れに記載された情報が、重大な国策の決定を左右し、それに基づいて、大規模な部隊の運用や行政の執行がなされるからである。

    ●日本の予算におけるインテリジェンス関連費用は防衛費の3-4%

    ●主要国はインテル機関に多くの例外を

    0
    2025年05月26日

    Posted by ブクログ

     日本におけるインテリジェンスの歴史を戦前から遡って見ていく。敗戦直後、旧日本軍は、暗号等の秘密事項を隠滅するために処分した。そうした中で、ある日本人女性のちょっとした会話によって、米兵にその存在がばれてしまう。その状況下で、有末精三、服部卓四郎といった一部将校たちが、インテリジェンス組織を創設しよ

    0
    2024年01月28日

    Posted by ブクログ

    戦前は軍のインテリジェンスが強かったが、戦後は縦割りで強い中央情報機構がない状態が続く。1984年にはスパイ防止法案が廃案に。冷戦後は防衛省情報本部の創設や内調の格上げ、CTUーJの創設など改革が進んだ。
    ・大森「湾岸戦争により内調の仕事は変化し、政策のベースとなる情報を官邸に上げるように」
    ・日本

    0
    2023年06月01日

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