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作品一覧 2020/12/22更新 3.11 震災は日本を変えたのか 試し読み フォロー 特務(スペシャル・デューティー) 日本のインテリジェンス・コミュニティの歴史 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> リチャード・J・サミュエルズの作品をすべて見る
ユーザーレビュー 特務(スペシャル・デューティー) 日本のインテリジェンス・コミュニティの歴史 リチャード・J・サミュエルズ / 小谷賢 戦前・戦中の「特務機関」に限らず、明治維新から現代まで日本の諜報への努力とそれに対する評価。 ぶっちゃけ、邦題は「諜報」とか「インテリジェンス」の方が好ましいようにも思うが、現代が「スペシャル・デューティー」だから仕方ないか。 そして、後藤田正晴と安倍晋三がキーマンなんだなと再認識するとともに、健...続きを読む全な民主主義国家の諜報機関として、議会による監視の強化は避けて通れないというのはわかるが、野党のレベルの低さを考えると、現実的とは思えなくてなあ…… Posted by ブクログ 3.11 震災は日本を変えたのか リチャード・J・サミュエルズ / プレシ南日子 / 廣内かおり / 藤井良江 3.11によって日本の「安全保障」「エネルギー政策」「地方自治」はどう変わったのか、あるいは変わらなかったのか。国及び地方の政治家や各界の有識者たちの言動を掲げ、あるいはボランティア、自衛隊、米軍の活動を子細に検証しながら、客観的かつ明瞭な評価を示してくれる。3.11への対応は「復旧」という再建にと...続きを読むどまらず、「復興」という滞っていた現状から繁栄につなげる大いなる機会であった。が、その機運がなかなか行動に至らぬうち、「原子力ムラ」が復旧、いや復興しつつある。とはいえ、阪神淡路大震災での失敗を教訓に、地方自治体の協力関係と自衛隊の活動においては著しい成果もあげている。不幸にも大震災が頻発する今日、この親日米学者のあまりに適切な分析にしっかりと耳を傾けたい。 Posted by ブクログ 特務(スペシャル・デューティー) 日本のインテリジェンス・コミュニティの歴史 リチャード・J・サミュエルズ / 小谷賢 多くの関係者インタビューをもとに、日本のインテリジェンスの歴史やその問題点を分析する良書。NSS立ち上げ後も内調とのアクセス争いがあることなど、収集・分析機関間の争いや政策との関係が引き続き問題であることがよく分かる。結局は、不確実性を含むインテリジェンスを政治家・政策部局がどれほど重視できるのかと...続きを読むいう文化の問題かもしれない。以下興味深い点。 ・戦前のインテリジェンス・コミュニティでは秘密工作の方が分析よりも高く評価された。 ・東條英機はインテリジェンス不信。ナチスドイツのソ連侵攻に関する情報を信じようとせず。防諜組織も持っていなかった。 ・合同情報会議は1986年に創設。この頃、内調室長の総理ブリーフは週一回だった。 ・1985年、中曽根総理がスパイ防止法を作ろうとして失敗。 ・1998年、官房長官を議長とする内閣情報会議が創設。しかし、縦割りや政策側との混線問題は取り組まれず。 ・1997年に防衛庁情報本部の創設。 ・インテリジェンス改革の促進要因:テポドン実験など安全保障環境の悪化・米国の圧力 ・町村は「政治指導者によるインテリジェンスの放棄」の状況を変えようと決意。 ・2005年でも内閣情報官の総理ブリーフは週一回。 ・NSSは内調に頼るのではなく外国の情報源を開拓しようとした。ソニーピクチャーズへのサイバー攻撃について米から情報を得たのはNSS。 Posted by ブクログ 特務(スペシャル・デューティー) 日本のインテリジェンス・コミュニティの歴史 リチャード・J・サミュエルズ / 小谷賢 日本の諜報防諜活動の通史。 個人の視野ですが類書は未見。 類書を日本人が書いてない所が謎と言うか戦後日本の精神の歪みだと軽く絶望。 戦前の特務機関の活動から戦後細分化され再出発した各情報組織の活動や繋がりを整然と著述。 玄洋社東亜同文書明石小野寺土肥原中野小平青桐三島金大中別室ムサシ別班拉致米国支配...続きを読む等々ブツ切りで見聞きしたワードが繋がり納まり快感すら感じた。 特に戦後編は米国の日本情報共同体への浸透支配や日本の対米情報依存に対する抵抗と自立の歴史と読め、 なぜこれを米国人が書くと悔しくもあり、米国知識層の厚みに戦慄もあり。 Posted by ブクログ 特務(スペシャル・デューティー) 日本のインテリジェンス・コミュニティの歴史 リチャード・J・サミュエルズ / 小谷賢 日本における諜報の変遷を、アメリカの立場で検証している一冊。 現在アメリカにとっての極東地域同盟国の一つ日本ですが、戦前戦中のアジアでは全ての白人国家と渡り合える唯一の黄色人国家でした。 それには諜報・防諜の技術が必要であり、日本でも活用されてきました。 本書の焦点は戦後の日本に当てられています。 ...続きを読む戦後日本の情報の扱い方がどのようなものか、詳細に解説されています。 どうしても難いものとなりますが最近の総理大臣や拉致問題など記憶に新しい話題も絡んできますので、多くの日本人が関心を持てる内容であると思います。 情報を得て未来を予測し要領良く行動する術は個人でも重要ですが、国家規模となれば必要です。 日本は民主主義で代議制の国なので、有権者である国民が今後のインテリジェンス・コミュニティの舵取りについても第一歩の判断をすることになります。 その判断の一助になること請け合いの一冊です。 Posted by ブクログ リチャード・J・サミュエルズのレビューをもっと見る