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人はなぜ逃げおくれるのか――災害の心理学
地震や洪水、火災などの災害に遭遇した時、身をまもるために素早く行動できる人間は驚くほど少ない。現代人は安全に慣れてしまった結果、知らず知らずのうちに危険に対して鈍感になり、予期せぬ事態に対処できなくなっている。来るべき大地震のみならず、テロや未知の感染症など、新しい災害との遭遇も予想される今世紀。本書では災害時の人間心理に焦点をあて、危険な状況下でとるべき避難行動について詳述する。【目次】プロローグ 古い「災害観」からの脱却を目指して/第1章 災害と人間/第2章 災害被害を左右するもの/第3章 危険の予知と災害被害の相関/第4章 「パニック」という神話/第5章 生きのびるための条件/第6章 災害現場で働く善意の力/第7章 復活への道筋/エピローグ 「天」と「人為」の狭間に生きる人間として -
英仏百年戦争
それは、英仏間の戦争でも、百年の戦争でもなかった。イングランド王、フランス王と、頭に載せる王冠の色や形は違えども、戦う二大勢力ともに「フランス人」だった。また、この時期の戦争は、むしろそれ以前の抗争の延長線上に位置づけられる。それがなぜ、後世「英仏百年戦争と命名され、黒太子エドワードやジャンヌ・ダルクといった国民的英雄が創出されるにいたったのか。直木賞作家にして西洋歴史小説の第一人者の筆は、1337年から1453年にかけての錯綜する出来事をやさしく解きほぐし、より深いヨーロッパ理解へと読者をいざなってくれる。【目次】序、シェークスピア症候群/前史 一、それはノルマン朝の成立か/二、それはプランタジネット朝の成立か/三、第一次百年戦争/本史 一、エドワード三世/二、プランタジネットの逆襲/三、王家存亡の危機/四、シャルル五世/五、幕間の悲喜劇/六、英仏二重王国の夢/七、救世主/八、最終決戦/後史 一、フランス王の天下統一/二、薔薇戦争/結、かくて英仏百年戦争になる -
日本の1/2革命
人気No.1ジャーナリストと、西洋歴史小説の第一人者が、日本の政治的混迷について、熱く語り合う。振り返ってみれば、あの「明治維新」も、第二次大戦直後の「8.15革命」も、多くの若者たちが街頭に繰り出した「1968」の熱狂も、日本の革命はすべて不発に終わった――。果たして日本の近現代史は、革命の本家本元のフランスと比べて、どこが根本的に違うのか? また、東日本大震災後の未曾有の危機に直面する私たちは、ついに残り1/2の後半戦に挑むことになるのか? 本気で怒ることを忘れて久しい日本人の謎に迫る一冊。【目次】まえがき ロベスピエールの二分の一革命 佐藤賢一/序章 改革、変革、革命/第一章 日本人がフランス革命を語る意味/第二章 「半分」だった明治維新/第三章 「半分」だった戦後の革命/第四章 言葉の時代、あぶない後半戦/終章 日本は後半戦に臨むべきか?/関連年表/人および市民の権利宣言(一七八九年)/一七九一年九月三日の憲法(冒頭)/人物・用語解説/対談を終えて 「二〇一一中東革命」の嵐の中で 池上 彰 -
科学の危機
かつて毒ガス兵器の開発者がノーベル賞を受賞した。その後も科学の軍事利用は止まるところを知らず、原子力、遺伝子ビジネスなど、研究はさらに未知の領域へと踏み込んでいく。本書は科学史と思想史を手がかりに、〈科学の古典的規範〉がいかに崩壊したかを明らかにする。さらに、専門家ではない人々が、科学の暴走に歯止めをかけるために必要な〈感覚〉について論じる。危機に瀕する科学に対し、どこに問題の本質があるのか核心を突く画期的論考。【目次】まえがき/第一章 科学の自覚/第二章 科学の変質/第三章 ある科学者の肖像/第四章 科学批判の諸相/第五章 科学の文化的批判に向けて/あとがき -
文豪と京の「庭」「桜」
「仙洞御所庭園」を“美しい老いた狂女”に喩えた三島、「糺(ただす)の森」に子規を失った“心の寒さ”を覚えた漱石、「平安神宮」の紅枝垂れ桜に“エロスへの憧憬と拝跪”を秘めた谷崎……。日本の近代文学を彩る文豪たちは皆、京都の情景に魅せられ、自らの作品にそれを描いてきた。本書は、祇園の夜桜や竜安寺の石庭など、誰もが知る京都の新たな魅力を、数々の名作を手がかりに描き出す。また、京の「庭」「桜」という新たな観点から文豪を捉え直すことで、彼らの知られざる本質を明らかにした一冊である。【目次】はじめに/第一部 桜/第一章 平安神宮<『細雪』の紅枝垂> 谷崎潤一郎 川端康成/第二章 円山公園<祇園の夜桜> 丸谷才一 九鬼周造/第三章 常照皇寺<九重桜> 福永武彦 芝木好子/第二部 庭(1)――社寺/第四章 下鴨神社<京に着ける夕> 夏目漱石 高浜虚子/第五章 青蓮院<楠の巨木> 永井荷風 芥川龍之介/第六章 竜安寺<石庭を読み解く> 志賀直哉 井上靖 立原正秋/第三部 庭(2)――御所・離宮/第七章 紫宸殿南庭<京の10日間> 森鴎外/第八章 仙洞御所<「静寂」の庭> 三島由紀夫/第九章 修学院離宮<帝王の庭> 大佛次郎/第十章 桂離宮<美の意匠> 野上豊一郎 和辻哲郎 井上靖 -
イスラーム 生と死と聖戦
絶え間ない緊張が続く、中東イスラーム諸国をとりまく情勢。「イスラーム原理主義」すなわち「過激」「危険思想」というイメージが再生産されるなか、本来は唯一神・アッラーの存在こそが、人間の人間による支配と国家の暴走、対立を食い止める秩序になりうると著者は説く。国境を越えて勢力を拡大する「イスラーム国」への評価も踏まえながら、ムスリムたちの死生観をわかりやすく解説する、必読の一冊。東京大学先端科学技術研究センター准教授・池内恵氏の解説付き。【目次】序章 イスラームとジハード/第一章 イスラーム法とは何か?/第二章 神/第三章 死後の世界/第四章 イスラームは政治である/第五章 カリフ制について考える/終章 「イスラーム国」と真のカリフ制再興/解説――自由主義者の「イスラーム国」論~あるいは中田考「先輩」について 池内 恵 -
イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北
混迷を極める中東に突如現れたイスラム国。捕虜の殺害や少数民族への迫害が欧米経由で厳しい批判と共に報じられているが、その過激な行動の裏にある歴史と論理は何か? また、本書はイスラムそのものに対するメディアの偏見と、第一次世界大戦時に確立された欧米による中東秩序の限界を指摘。そして、集団的自衛権の行使容認で中東に自衛隊が派遣される可能性が高まる中、日本が今後イスラム世界と衝突することなく、共存するために何が必要なのかを示す。【目次】はじめに/序章 中東で起きていること/第一章 16億人のムスリムを見方にするか、敵に回すか/第二章 まちがいだらけのイスラム報道/第三章 イスラム世界の堕落とイスラム国の衝撃/第四章 日本人にとってのイスラム/おわりに 戦争は人の心の中で生まれる/あとがき -
「謎」の進学校 麻布の教え
灘、開成、筑駒……東京大学合格者数ランキングの「常連校」は数多く存在する。しかし、50年以上トップ10に名を連ねる麻布の校長は「東大入試のために6年間も使うのはバカバカしい」と断言して憚らない。校則もなければ、大学現役合格にもこだわらない。いわゆる「進学校」のイメージを裏切り続ける麻布。独自の教育と魅力を解き明かすべく、現役の生徒から図書館司書、保健室の先生、麻布が輩出した各界OBの証言までを徹底取材!【目次】はじめに/第一章 中学受験の難関校・麻布の内側/【麻布のOB その1】与謝野 馨さん(政治家、元財務大臣)/第二章 麻布の生徒は何を考えているのか/【麻布のOB その2】山下洋輔さん(ジャズピアニスト)/第三章 教員が見た麻布/【麻布のOB その3】橋本大二郎さん(元高知県知事、キャスター)/第四章 岐路に立つ麻布/【麻布のOB その4】中条省平(学習院大学文学部フランス語圏文化学科教授)/【麻布のOB その5】古川 亨さん(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授)/第五章 ある麻布の校長先生/【麻布のOB その6】河東泰之さん(東京大学大学院数理科学研究科所属)/おわりに -
読書狂の冒険は終わらない!
大ヒット古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズの作者・三上延は古書店勤務時代に本の査定まで手掛けていた筋金入りの書物通。一方、ビブリオアクションシリーズ『R.O.D』の倉田英之も「欲しい本はいま持ってない本、全部」と言い切るほどの本マニア。ベストセラー作家にして稀代の「読書狂」の二人が「読まずにはいられない」名作・傑作・奇本・珍本の数々を、丁々発止で語り合うビブリオバトルが開幕! 博覧強記の二人が惜しみなく出し合う秘蔵の「読書ネタ」を収めた本書は、唯一無二のブックガイドである。【目次】まえがき 三上 延/第1章 モダンホラーは最高だ!/第2章 乱歩と横溝と風太郎と/第3章 映画と本の怪しい関係/第4章 「挫折本」もまた楽し/第5章 珍本・奇本が大好物/第6章 ああ、思い出のトラウマ本/第7章 『ビブリア』『R.O.D』打ち明け話/第8章 古本・古雑誌は宝の山/第9章 本、愛あればこそ/第10章 本の未来を語ってみよう/あとがき 倉田英之 -
ブッダをたずねて 仏教二五〇〇年の歴史
インドに始まり、アジアを貫く一大思潮である仏教。この初期仏教から上座部仏教、大乗仏教、密教までの、2500年を超える仏教の歴史とさまざまな教えを、碩学がわかりやすく解説する。ブッダ、阿弥陀仏、大日如来の違いとは何か?長年の著者の現地調査のエピソード等もまじえつつ、最新の知見をふまえ、仏教の基本とアジア各地で花開いた仏教思想と「ほとけ」の多様性を知ることができる、空前の仏教入門書。【目次】第一章 ブッダの一生/第二章 ブッダの面影と新しい仏/第三章 アジアに広がった仏たち/第四章 日本に花開いた仏教/第五章 回帰するブッダ -
誰が「知」を独占するのか ――デジタルアーカイブ戦争
「アーカイブ」とは、従来図書館や博物館が担ってきた、過去の文書や映像・音楽などを収集・公開する仕組み。いわば「知のインフラ」であり、その有効活用によって社会が得られる利益は計り知れない。しかし近年、アーカイブのデジタル化に伴い、これら「情報資産」を巡る国境を越えた覇権争いが激化している。グーグルやアマゾンなどアメリカ発の企業が世界中の情報インフラを掌握しつつある一方で、お粗末極まりないのが日本の現状。本書では世界を巻き込んだ「知の覇権戦争」の最新事情を紹介し、日本独自の情報インフラ整備の必要性を説く。【目次】はじめに/第1章 アーカイブでしのぎを削る欧米/第2章 日本の大規模デジタル化プロジェクトたち/第3章 知のインフラ整備で何が変わるのか/第4章 「ヒト・カネ・著作権」/第5章 最大の障害「孤児作品」/第6章 アーカイブ政策と日本を、どう変えて行くか/あとがき -
安倍官邸と新聞 「二極化する報道」の危機
憲法改正、集団的自衛権、秘密保護法、靖国参拝、アベノミクス、対中・対米外交……。新聞は、それらをどのように報じた(報じなかった)のか。主要紙は「読売・産経・日経」VS「朝日・毎日・東京」という構図で分断され、相反する主張や論調が日々飛び交うなかで、私たちは何を信じればいいのか? 本書では、各紙の報道の“背景”を読みとり、立体的に情報を収集するコツを、実際の記事に即して具体的に解説。また、安倍官邸の巧妙なメディア操作の手法についても分析を加える。この一冊で「新聞の読み方」が変わる! 【目次】はじめに/第1章 「改憲」へのスタンス/第2章 秘密保護法をめぐる報道/第3章 二分化する集団的自衛権報道/第4章 靖国神社参拝とNHK会長騒動/第5章 原発とどう向き合うか/第6章 アベノミクスと経済報道/第7章 外交報道の読み解き方/おわりに――「言論の空洞化」に危機感をおぼえて -
風景は記憶の順にできていく
著者は、自身の原点となった様々な“街”に再会する旅に出る。浦安、銀座、熱海、浅草、四万十川、石垣島の白保、銚子……。日本各地を巡る旅は、これまでの人生に堆積してきた記憶の断層を掘るかのようで、なつかしい風景に心震わせ、感無量となることもあれば、思いがけず困惑し落胆することもあった。作家の原点となった街やいまだ昭和の空気をまとう町など、現在の風景を入り口に記憶をたどる。【目次】浦安――海は遠くに去り もう青べかもなかった/新橋・銀座――かわらない 風もときおり吹いて/武蔵野――雑木林がなくなった なつかしい武蔵野のからっ風/熱海――老衰化「熱海」万感の一五〇〇円/中野――中野ブロードウェイ 成功した換骨奪胎/神保町――まだまだ安心/浅草――雨の浅草でよかったような/四万十川――変わらないチカラ/石垣島の白保――珊瑚の海は守られた/舟浮――イリオモテ島「舟浮」 チンチン少年を探しに/銚子――地球はまだまだ丸かった 銚子の灯台、近海キハダマグロ/新宿――旅人は心のよりどころに帰ってくる -
原節子、号泣す
代表作『東京物語』が、英国映画協会発行の映画雑誌「Sight&Sound」による2013年アンケートで世界の映画監督が選出したナンバー1映画になるなど、小津安二郎は今なお注目を集めている映画監督である。その小津作品の中でも頂点と評されるのが紀子三部作、『晩春』『麦秋』『東京物語』だ。各作品のフィナーレに近い場面で、ヒロインを演じた女優原節子は全身を震わせて泣き崩れる。小津が、不滅の名を残し得たのは、この三本の映画のフィナーレで原に号泣させたからだといっても過言ではない。「泣く」という行為を切り口に、幸福の限界、幸福の共同体の喪失、という小津の映画の主題と思想的本質に迫る画期的評論。【目次】はじめに/第一章 ほとんどの小津映画で女優たちは泣いた/第二章 小津映画固有の構造と主題/第三章 思想としての小津映画/第四章 原節子は映画のなかでいかに泣いたか/第五章 原節子をめぐる小津と黒澤明の壮絶な闘い/第六章 『晩春』[ I ]――原節子、初めての号泣/第七章 『晩春』[ II ]――娘は父親との性的結合を望んでいたか/第八章 『麦秋』――失われた幸福なる家族共同体/第九章 『東京物語』――失われた自然的時間共同体/第十章 喪服を着て涙も見せずスクリーンから消えていった原節子/おわりに/関連年表 -
非線形科学 同期する世界
何万匹ものホタルが同時に明滅する、吊り橋を歩く集団の歩調が自然に揃って橋が大きくたわむ……これら驚くべき現象はすべて「同期(シンクロ)現象」によるものだ。同期現象は単に奇妙な現象というだけではない。心拍や体内時計といった生命維持活動にも関与し、最新ロボット制御システムの鍵を握るなど、実は我々の生命や社会を形作る上で欠かせない物理現象なのだ。しかし従来の科学の手法では解くことができず、「非線形科学」の最新研究によって明らかになったのだ。著者は同期現象を記述する「蔵本モデル」を編み出したこの分野の第一人者。本書は我々の身近に起こる同期現象を数式を使わずに解説しつつ、世界を支配する知られざる法則を解き明かす。【目次】はじめに 第一章 身辺に見る同期/第二章 集団同期/第三章 生理現象と同期/第四章 自立分散システムと同期/おわりに -
一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教
「ユダヤ教、キリスト教、イスラームの神は同じ」「戒律を重んじるユダヤ教とイスラームのコミュニティは驚くほど似ている」「千年以上にわたって中東ではユダヤ教、キリスト教がイスラームのルールに則って共存してきた」。なのに、どうして近現代史において衝突が絶えないのか?本書は、日本ではなじみが薄い一神教の基礎知識を思想家内田樹とイスラーム学者中田考がイスラームを主軸に解説。そして、イスラームと国民国家、アメリカ式のグローバリズムの間にある問題を浮き彫りにし、今後の展望を探る。【目次】序 レヴィナシアン・ウチダ、ムスリム中田先生に出会う 内田 樹/第一章 イスラームとは何か?/第二章 一神教の風土/第三章 世俗主義が生んだ怪物/第四章 混迷の中東世界をどう読むか/第五章 カワユイ(^◇^)カリフ道/補遺 中東情勢を理解するための現代史 中田 考/跋 未だ想像もできないものへの憧憬 中田 考 -
ミツバチ大量死は警告する
ニ一世紀になってにわかに発生した「蜂群崩壊現象」。地球上の様々な場所で同時多発的に大量のミツバチが姿を消したこの現象は、世界中を震撼させた。著者は、日本で実情を探るうち、主要因を突き止める。真犯人に浮上したのは、ハチのみならず生態系全体、さらには人間にとっても脅威となる、戦慄の化学物質だった……。人間の生活環境のみならず、生態系にまで深刻なダメージを与える環境化学物質の実態を詳細にリポートする。【目次】はじめに/序章 ミツバチ一家は完全分業/第一章 ミツバチの墓があちこちに/第二章 なぜミツバチは減り続けるのか/第三章 アメリカのミツバチは疲労困憊/第四章 農業規制に動いたEUの国々/第五章 ネオニコチノイド系農薬の罪と罰/第六章 「農薬安全神話」のまやかし/第七章 生物多様性の宝庫・田んぼの危機/第八章 急増する子どもたちの異変/第九章 広がり、深刻になる健康被害/第十章 「脱・化学物質づけ」への道/あとがき -
日本ウイスキー 世界一への道
日本のウイスキーは「世界五大ウイスキー」の一つに数えられ、近年世界のウイスキー賞で最高賞受賞が相次いでいる。西欧に起源を持つ蒸留酒にもかかわらず、90年に及ぶ試行錯誤の末に、日本の風土を生かした独自の高品質ウイスキーを生むに至ったのである。今や「ジャパニーズ・ウイスキー」は世界中のウイスキーファンを虜にしている。世界を驚かせた日本のウイスキーはどうやって造られたのか。サントリーの蒸留所工場長などを歴任した醸造の大家と、そのブレンド技術で世界のトップに立つカリスマブレンダーが、ウイスキーの製造法から楽しみ方まで、至高の味わいの秘密を惜しげもなく明かす。【目次】第一部 ウイスキー「生まれ」の現場から 嶋谷幸雄/第一章 ウイスキーとは何か/第二章 環境、水、原料/第三章 製表/第四章 ピーティング/第五章 仕込/第六章 発酵/第七章 蒸留/第二部 ウイスキー「育ち」の現場から 輿水精一/第八章 製樽/第九章 樽詰/第十章 貯蔵・熟成/第十一章 ヴァッティング、ブレンド/第十二章 後熟/第十三章 濾過および瓶詰/第十四章 ウイスキーのテイスティング、楽しみ方/おわりに 輿水精一/謝辞 -
実録 ドイツで決闘した日本人
驚くべきことにドイツの学生結社は今日でも、鋭い真剣を用いた決闘が一部の学生の間で普通に行われている。一九八○年代初頭にドイツ留学した著者はふとしたことから学生結社に誘われ、そこで決闘を経験する。文豪ゲーテ、哲学者ニーチェ、政治家ビスマルクらはもちろん、現在の政財界を担うドイツのエリートの多くが決闘経験者という事実。本書は、武士道にも通じるゲルマン騎士の「高貴なる野蛮さ」を具現する決闘文化に迫るドキュメントである。【目次】プロローグ/第一章 ドイツの決闘/第二章 決闘の掟/第三章 学生結社の日常/第四章 伝承と継承 高貴なる野蛮/エピローグ/あとがき -
司馬遼太郎が描かなかった幕末 松陰・龍馬・晋作の実像
国民的作家として読み継がれている司馬遼太郎。そのあまりの偉大さゆえに、司馬が書いた小説を史実であるかのように受け取る人も少なくない。しかし、ある程度の史実を踏まえているとはいえ、小説には当然ながら大胆な虚構も含まれている。司馬の作品は、どこまでが史実であり、何が創作なのか? 吉田松陰、坂本龍馬、高杉晋作が活躍する司馬遼太郎の名作をひもときながら、幕末・維新史の真相に迫る。【目次】はじめに/第一章 吉田松陰と開国/第二章 晋作と龍馬の出会い/第三章 高杉晋作と騎兵隊/第四章 坂本竜馬と亀山社中/第五章 描かれなかった終末/おわりに -
「助けて」と言える国へ――人と社会をつなぐ
ホームレスが路上死し、老人が孤独死し、若者がブラック企業で働かされる日本社会。人々のつながりが失われて無縁社会が広がり、格差が拡大し、非正規雇用が常態化しようとする中で、私たちはどう生きればよいのか? 本当の“絆”とは何か? いま最も必要とされている人々の連帯とその倫理について、社会的に発信を続ける茂木健一郎と、長きにわたり困窮者支援を実践している奥田知志が論じる。【目次】まえがき 茂木健一郎/<対談>真のつながる力とは何か 奥田知志×茂木健一郎/(1)健全に傷つくことができる社会へ/(2)キリスト教の思想とホームレス支援/(3)生きる意味を問う/絆は傷を含む―弱さを誇るということ 奥田知志/あとがき 茂木健一郎 -
TPP 黒い条約
衰退するアメリカ、そのアメリカ依存から抜けられない日本。この構図のなかで、いま、アメリカが日本を徹底的に搾取しようとしている。それがTPPの正体だ。TPPが日本の成長を助ける自由貿易協定だというのは真っ赤な嘘。99%のわれわれ国民に対して、1%のグローバル企業・超富裕層が仕掛けた罠なのだ。その内実を国民に知らせぬまま条約批准に向かって突き進む政府。黒い条約TPP締結後の日本はどうなるのか? 『TPP亡国論』の中野剛志とこの問題を早くから掘り下げてきた気鋭の論客たちが、TPP参加に最後の警鐘を鳴らす!【目次】序にかえて――中野剛志/第一章 世界の構造変化とアメリカの新たな戦略 ――TPPの背後にあるもの――中野剛史/第二章 米国主導の「日本改造計画」四半世紀――関岡英之/第三章 国家主権を脅かすISD条項の恐怖――岩月浩二/第四章 TPPは金融サービスが「本丸」だ――東谷 暁/第五章 TPPで犠牲になる日本の医療――村上正泰/第六章 日本の良さと強みを破壊するTPP――施 光恒/第七章 TPPは国家の拘束衣である ――制約されるべきは国家か、それともグローバル化か――柴山桂太 -
金融緩和の罠
アベノミクスでにわかに注目をあびる金融緩和政策。しかし、「日銀が大量にマネーを供給すれば、景気が回復する」というのは机上の空論だ。「失われた20年」をもたらした本当の理由を覆い隠し、かりそめのバブルを引き起こすだけではないか。しかも副作用の大きさは計り知れない。国債の信用喪失に始まる金融危機、制御困難なインフレなど、さまざまなリスクを第一線のエコノミスト・経済学者らが、哲学者と徹底的に討論。金融緩和の落とし穴を見極め、真の日本経済再生への道筋を描き出す!【目次】はじめに 萱野稔人/第一章 ミクロの現場を無視したリフレ政策 藻谷浩介×萱野稔人/第二章 積極緩和の長期化がもたらす副作用 河野龍太郎×萱野稔人/第三章 お金への欲望に金融緩和は勝てない 小野善康×萱野稔人/おわりに 萱野稔人 -
原発の闇を暴く
いまだ収束への見通しがたたない福島第一原発事故。根拠なき安全・安心神話を振り撒き、リスクと利権を天秤にかけて後者を選択した「原子力関係者」たちの所業が招いた「人災」は、いまも被害を拡大し、汚染を進行させ、人々の暮らしを破壊している。原発震災の危機をかねてから予測し、警鐘を鳴らしてきた作家とルポライターが、事故を招いた構造とその責任の所在を、徹底的に白日の下にさらす。危機にある国民が「原発」について真摯に考えるための、必読の一冊!【目次】まえがき 広瀬 隆/第一章 今ここにある危機/第二章 原発事故の責任者たちを糾弾する/第三章 私たちが知るべきこと、考えるべきこと/あとがきにかえて 明石昇二郎 -
新・ムラ論TOKYO
ムラとは何か? それは行政上の「村」ではない。人が安心して生きていける共同体のありかであり、多様な生き方と選択肢のよりどころとなる「場所」を、本書では「ムラ」と呼ぶ。したがって、都会にも「ムラ」は存在するし、むしろ存在するべきなのだ。前著『新・都市論TOKYO』で大規模再開発の現場を歩いた二人が、高層ビルから雑多なストリートに視点を移し、「ムラ」の可能性を探る。東京におけるムラ的な場所――下北沢、高円寺、秋葉原。そして、地方から都市を逆照射する新しいムラ――小布施。そこに見えてきた希望とは?【目次】「都市」が自壊し、「ムラ」がよみはえる 隈 研吾/第1回 「下北沢」/第2回 「高円寺」/第3回 「秋葉原」/第4回 「小布施」/あとがき 清野由美 -
モノ言う中国人
尖閣問題、反日デモなど、中国の世論が日本に及ぼす影響がますます大きい。長い中国在住歴を持つ著者は、一般に言われるような知識人の民主化運動よりも、インターネットの普及によってごく普通の人々が「モノ申す権利」=「話語権」を獲得したことが、中国に大変化をもたらしつつあると喝破する。「モノ言う人々」を質・量ともに変貌させるネットの危うさ、メディア管理の限界に立つ体制側、しかし巨大な国で強固な体制なしには生きられない人々自身のジレンマ。西側の思い入れだけでは見えない中国を描く!【目次】はじめに――モノ言う人民の台頭/第一章 中国における“モノ言う権利”/第二章 為政者の「喉と舌」から大衆の代弁者へ/第三章 インターネットにあふれ出した大衆の声/第四章 変質する愛国・反日デモ/第五章 経済の自由化で開いてしまったパンドラの箱/おわりに -
中東民衆革命の真実――エジプト現地レポート
2011年、2月21日、エジプトを30年間統治してきた大統領、ムバーラクが退陣を表明した。それは、5000年にも及ぶアラブの大国の歴史の中で、民衆が初めて自らの手で体制を打倒した瞬間であった。この革命の余波はシリア、リビア、イエメン、サウジアラビアなど中東に広がり、各地で叛乱の火の手があがっている。エジプトで、ムバーラク政権を追い詰めたものはいったい何だったのか。エジプトを軸とする中東の動きを長年観察し、現地取材を続けてきたジャーナリストが、今後の中東情勢を考える。【目次】はじめに/第一章 静かな興奮/第二章 予測を超えた展開/第三章 旧世代の憂鬱/第四章 タハリール共和国/第五章 下支えした既成勢力/第六章 五十四年体制の崩壊/第七章 新しい革命/第八章 青ざめる米国/第九章 不可視の船出/おわりに -
武術と医術 人を活かすメソッド
経済を優先するあまり、自然環境のみならず伝統的な人間のつながりをも破壊する現代文明への疑問から武術の世界へ身を投じた武術研究者、甲野善紀。一方、西洋偏重の医療界に限界を感じ、代替医療を選択肢に入れた統合医療を実践する医師、小池弘人。この二人が、科学、医療、スポーツ等における一方的な「正統性」を懐疑し、人を活かすための多様なメソッドを提言する。特定の見方、方法論の呪縛を離れ、虚心にリアルな生に向き合う事で、自分自身にとっての人生の「最善手」が見えてくる。武術と医術の叡智が交錯するスリリングな対談。【目次】序 「武」を通じ私は何と闘ってきたのか 甲野善紀/第一章 体をどう捉えるのか/第二章 「科学的」という呪縛/第三章 二分割思考で世界は分かるか/第四章 未知に開かれているということ/第五章 美意識が決める生き方/補遺 統合医療の現在地 小池弘人/跋 「医」を通じ私は何をあつかっていくのか 小池弘人/参考文献 -
バブルの死角 日本人が損するカラクリ
世界経済がバブルの気配を帯びてきた。しかし、浮かれている場合ではない。マネー資本主義の最後を締めくくる大きなバブルの崩壊が数年後に確実に待ち構えているからだ。その危機にどう備えるべきなのか。じつは日本人の富が強者に流れていくカラクリがさまざまな制度に埋め込まれてしまっている。消費税も新会計基準も表の顔と違う側面がある。為替介入でも国富はアメリカに流出していく。日本国民が必死で働いて生み出してきた富を掠めとっていく裏の仕掛けとはなにか。1%のグローバル強者に対抗して、99%の我々が知的武装をするための必読書!【目次】はじめに―バブルには死角がある/第一章 消費税というカラクリ/第二章 税制の裏に見え隠れするアメリカ/第三章 時価会計導入で消えた賃金/第四章 失われた雇用と分配を求めて/第五章 為替介入で流出した国富/第六章 バブルの死角/おわりに―知的武装のために -
消されゆくチベット
2008年の騒乱以降、チベットの文化や伝統を消し去ろうとする圧力はより一層強められている。宗教活動の制限、チベット語教育への介入、天然資源の無秩序な採掘、厳しい言論統制など、中国による政治的、文化的弾圧は年々深刻化している。だが、チベット問題は、今、世界を覆うグローバル経済の面からも見る必要がある。そして、伝統や文化の継承は風前の灯のように見えるが、厳しい状況下でも懸命に文化や伝統を守り抜こうとするチベット人たちが多く存在するのだ。長きにわたって現地を取材してきた著者が、独自のルートでチベットの現況を詳細にルポルタージュする。【目次】はじめに/地図/第一章 ドンを探しに/第二章 変容する食文化/第三章 ダワのお葬式/第四章 子供の情景/第五章 伝統工芸の行く末/第六章 「言葉を入れておく瓶はない」/第七章 近代化の波/あとがき -
千曲川ワインバレー 新しい農業への視点
千曲川流域を活性化させたい、就農希望の若者やワイナリー開設を夢見る人の背中を押したい、という思いから始まったプロジェクト「千曲川ワインバレー」。流域にブドウ畑や新たなワイナリーを集積、更にはそのノウハウを伝授するワインアカデミーを設立するなど、本書では壮大なプロジェクトの全容を明らかにし、そこから見えてきた日本の農業が抱えている問題や展望にも迫る。様々な実践の先にあったのは「縁側カフェ」や「エシカルな生活観光」といった新しいライフスタイルの提案であり、日本農業の可能性だった。【目次】はじめに――いまはじまろうとしていること/第一章 のどの渇く風景/第二章 ワインとサッカーの新時代/第三章 ワイン農家は新人類/第四章 フランス人はなぜワインを飲まなくなったのか/第五章 農業はライフスタイルである/第六章 日本ワインの価値/第七章 ワインのある食卓/第八章 千曲川のほとり/あとがき――すでに動きはじめたこと -
先端技術が応える! 中高年の目の悩み
平均寿命の伸びとともに長くなる中高年からの生活。その毎日を充実したものにするには、目の健康が欠かせない。この要望に応えるべく、近年の眼科医療は急速な進歩を遂げ、「見る」ことにかかわる目の病気の検査法・薬剤・手術法の開発だけでなく、ショボショボする、ゴロゴロするといった目の「不快感の解消」についても新たな治療法が生まれてきている。格段に進歩した白内障手術、画期的な目薬が登場したドライアイ、手術で治す結膜弛緩症などなど…気になる中高年の目の病気や症状と新しい治療法を、臨床の最前線で活躍する専門医がやさしく解説する。【目次】まえがき/第一章 涙と関係のある病気、ドライアイ/第二章 現代の生活がドライアイを作る/第三章 ドライアイの不快症状を減らす/第四章 結膜弛緩症の手術で目の不快感をなくす/第五章 老眼の不満、不具合を解消する/第六章 中高年の目の病気、最新治療法/あとがき -
荒天の武学
武術において想定外は許されない。不意の事態に際して、最適な答えを常に求められるのが武術本来の在り方だ。その精神は危機の時代、先の読めない荒天の世にこそ真価を発揮する。現代思想家・内田樹は合気道七段の武道家でもある。その内田が注目するのが中国武術韓氏意拳の光岡英稔。光岡は十一年にわたるハワイでの武術指導歴を持ち、きれい事ではない争闘の世界を歩いてきた。本書は二人の対話を通じ、護身、闘争という狭い世界にとどまらない、武術に秘められた荒天の時代を生き抜くための知恵を提示する。【目次】はじめに 「弱い武道家」という立ち位置から 内田 樹/序章 武運ということ/第一章 荒天を生きるための武術/第二章 荒天型武術の学び方/第三章 達人はフレームワークを信じない/第四章 荒天を進む覚悟/おわりに きれい事では済まない状況を如何にきれいに解決できるか 光岡英稔 -
女ノマド、一人砂漠に生きる
夫や子どもたちと離れ、たったひとりでラクダを連れてエジプトの砂漠で暮らす女遊牧民サイーダ。著者は、彼女と遊牧生活をともにするなかで、これまで自身で思い描いていた、素朴で自由な“ノマド”像とのギャップに困惑しながらも、彼女のたくましい生命力に惹かれていく。結婚するまでお互いの顔をほとんど見ないという「恋愛」事情や一夫多妻のリアルな内実など、急速に変容するイスラムの社会にあっても、日本とはまったく異なる価値観で力強く生きる一族の女たちを鮮やかに描いた渾身のノンフィクション!【目次】第1部 女ひとりの砂漠/第1章 もうばあさんだから男はいらない/第2章 男がいないと、どうなるか/第3章 祈りがもたらす心の安らぎ/第4章 雨で人も物も流される/第5章 お客さま扱いの頃をすぎて/第2部 うつりかわり/第6章 収入の安定とひきかえに失ったもの/第7章 記憶の彼方の砂漠/第8章 砂漠の民vs町の民/第9章 愛は結婚後/第3部 男と女/第10章 白いハンカチと赤い口紅/第11章 結婚は人生の楽しみの半分/第12章 妻はふたり/第13章 嫉妬と中傷/エピローグ これから -
心を癒す言葉の花束
困難に遭遇したとき、それを乗り越え、よりよく生きるための支えとなるのが先人達が残してくれた「言葉」。キルケゴール、トルストイ、フランクル、ゲーテの著作や聖書、ドイツ・フランスのことわざなどからデーケン先生が40の言葉をよりすぐり、自らの人生に重ね合わせてその意味と味わい方を語る。悲しい別離や立ちはだかる苦難、人生には数々の危機が訪れるが、それらを癒し、希望をもたらしてくれる知恵とあたたかいユーモアに満ちた言葉の数々がここに!【目次】まえがきにかえて コトバ(1) 危機はチャンス/第一章 苦しみ/第二章 光/第三章 愛/第四章 勇気/第五章 受容/第六章 死/第七章 希望/第八章 今を生きる/あとがきにかえて /コトバ(40) 祈りの真の意味は感謝である -
原発ゼロ社会へ! 新エネルギー論
電力会社が述べ立てる数字を鵜呑みにしてはならない。原発などなくても電気は足りる。なぜなら、原発分を補って余りある新エネルギー技術が、すでに開発されているからだ。工場エンジニア出身で、かねてからエネルギー問題の研究に注力してきた著者が、最新のデータと知見を動員して「原発がもはや無用の長物である理由」を具体的・徹底的に解説。また、自然エネルギーに過度に期待する風潮にも厳しい批判を加える。これが「脱原発のリアリズム」だ!【目次】序章 関電の電力不足騒動/第一章 発電の方法はいくらでもある(民間の発電能力)/第二章 熱エネルギーの有効利用が日本の活路を拓く(コジェネ)/第三章 化石燃料の枯渇説は崩壊した(ガスの未来)/第四章 自然エネルギーを普及する真の目的/第五章 地球の気温と電力コストの予測/あとがき -
TPP亡国論
TPP(環太平洋経済連携協定)参加の方針を突如打ち出し、「平成の開国を!」と喧伝した民主党政権。そして賛成一色に染まったマス・メディア。しかし、TPPの実態は日本の市場を米国に差し出すだけのもの。自由貿易で輸出が増えるどころか、デフレの深刻化を招き、雇用の悪化など日本経済の根幹を揺るがしかねない危険性のほうが大きいのだ。いち早くTPP反対論を展開してきた経済思想家がロジカルに国益を考え、真に戦略的な経済外交を提唱する。【目次】はじめに/第一章 TPPの謎を解く/第二章 世界の構造変化を読む/第三章 貿易の意味を問い直す/第四章 輸出主導の成長を疑う/第五章 グローバル化した世界で戦略的に考える/第六章 真の開国を願う/註/おわりに -
世界文学を継ぐ者たち 翻訳家の窓辺から
十九世紀、文豪ゲーテは「世界文学の時代が到来した」という名言を遺した。そして現在、世界の多極化を映し出す「バベル後の光景」から、新たな文学地図が描かれている。村上春樹や吉本ばなながイタリアの街を闊歩し、イギリス国籍の日本人作家カズオ・イシグロが、かの地の精神的風土を英語のキャンバスに描き出す。多くの作品を翻訳し、最先端の翻訳理論に通暁した著者が、旧植民地からの声や、ホロコーストの沈黙から芽吹いた言葉に耳を澄まし、「悲しみから生まれた希望」を標す五つの作品を取り上げた。二十一世紀の世界文学案内。【目次】プロローグ/序章 歴史のクレバスと現代の創世記/第一章 自分を語り、他者を語る――エヴァ・ホフマン『記憶を和解のために――第二世代に託されたホロコーストの遺産』/第二章 未来への記憶――アン・マイケルズ『儚さのかけら』/第三章 現代の神話――アルンダティ・ロイ『小さきものたちの神』/第四章 漂泊の果て――記憶の回復――マフムード・ダルウィーシュ『忘却への記憶――一九八二年 ベイルート 八月』/第五章 「不思議なもの」との友情――デイヴィッド・アーモンド『スケリグ』/結び――世界文学への応答/関連図書リスト――この先へ進みたい読者のために -
荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論【帯カラーイラスト付】
【帯カラーイラスト付】荒木飛呂彦がこよなく愛するホラー作品の数々は、『ジョジョの奇妙な冒険』をはじめ、自身が描いた漫画作品へも大きな影響を与えている。本書では、自身の創作との関係も交えながら、時には作家、そして時には絵描きの視点から作品を分析し、独自のホラー映画論を展開する。巻頭には「荒木飛呂彦が選ぶホラー映画 Best20」も収録。ホラー映画には一家言ある著者の、1970年代以降のモダンホラー映画を題材とした偏愛的映画論! -
司馬遼太郎の幻想ロマン
『坂の上の雲』『竜馬がゆく』など大衆的な歴史小説家としての司馬遼太郎はよく知られているところ。また、独特の史観で書かれた数々の評論、随筆も物故後の今も多くの読者を得ている。だが、初期の作品群『ペルシャの幻術師』『戈壁の匈奴』等を読むと、司馬は卓越した幻想小説家であったことがわかる。大衆歴史小説家のイメージとは異なる、司馬のもう一つの作家性に秘められたものとは何だったのか。本書は、司馬遼太郎が遺した爛熟の幻想世界の秘密に初めて迫る評論である。【目次】はじめに/第一章 司馬遼太郎の人と文学の原風景・竹内街道(大道)/第二章 “辺境史観”によって、遠い祖先のルーツをさぐる/第三章 幻想小説(一)―雑密(雑部密教)と役行者/第四章 幻想小説(二)―純密の世界と雑密の世界を映し出す司馬文学の真骨頂/第五章 幻想小説(三)―山伏、忍者、幻術師の関連/第六章 幻想小説(四)―散楽雑伎(戯)と幻想小説のおもしろさ/あとがき/本書関連の司馬遼太郎略年譜 -
人が死なない防災
小中学生の生存率、99.8%(学校管理下では100%)。東日本大震災で大津波に襲われた岩手県釜石市で、子どもたちはなぜ命を守ることができたのか。そこには、震災前から地道に積み重ねられてきた、画期的な「防災教育」の効果があった。本書では、2004年から釜石市の危機管理アドバイザーを務めてきた著者が、主体的な避難行動を可能にした「防災教育」のノウハウを余すところなく、公開するとともに、いつ災害に襲われるかもわからない私たちすべてが知っておかなくてはならない「生き残るための指針」を提起する。【目次】はじめに/第一章 人が死なない防災―東日本大震災を踏まえて/第二章 津波を知って、津波に備える―釜石高校講演録(2010年7月2日)/第三章 なぜ、人は避難しないのか?/第四章 求められる内発的な自助・共助―水害避難を事例に/おわりに -
ニッポン・サバイバル――不確かな時代を生き抜く10のヒント
いじめに苦しむ子どもたちは、悩みを抱えた大人たちなど、毎年、三万人以上が、自殺に追い込まれている。そして本当に怖いのは、この社会で共に生きる他者への無関心と、無慈悲さの蔓延だ。「悪人」だけが跋扈しているわけでもないのに、一体なぜなのか。また、相談機能を失ったこの社会で、どこにも逃げられず、頑なにもなりきれないフツーの人たちは、どうしたら漠然とした息苦しさから解放されるのか? 注目の政治学者が、幅広い世代から寄せられた声に誠実に向き合い、この国でしたたかに、しなやかに生き抜くための方法論を提示した、現代日本の必読書!【目次】まえがき/第一章 「お金」を持っている人が勝ちですか?/第二章 「自由」なのに息苦しいのはなぜですか?/第三章 「仕事」は私たちを幸せにしてくれますか?/第四章 どうしたらいい「友人関係」が作れますか?/第五章 激変する「メディア」にどう対応したらいいの?/第六章 どうしたら「知性」を磨けますか?/第七章 なぜ今「反日」感情が高まっているの?/第八章 今なぜ世界中で「紛争」が起こっているの?/第九章 どうしたら「平和」を守れますか?/第十章 どうしたら「幸せ」になれますか?/あとがき -
週刊ヤングジャンプ増刊「ヤングジャンプ ダイイチワ」
【本号のデジタル版では特別企画「[キングダム]「信の剣」スタンド付きレプリカペーパーナイフ 応募者全員サービス(A)」、[【推しの子】]「B小町アイ」モデル ポーチ&ミラー&ネイルシールセット 応募者全員サービス(B)」のご応募は出来ません。また、特別付録「[ドッグスレッド]×[ゴールデンカムイ]両面“ダイイチワ”クリアファイル」、「[ダイヤモンドの功罪]U12日本代表デフォルメフレークシール」は収録されておりません。あらかじめご了承ください。】※デジタル版ヤングジャンプ ダイイチワは、紙版の同号より未掲載のコンテンツがございます。試し読みファイルのデジタル版目次や注意書きをご確認の上ご購入ください。/週刊ヤングジャンプ増刊「ヤングジャンプ ダイイチワ」vol.2、紙と同時に配信!/【表紙】『ゴールデンカムイ』(野田サトル)/【巻頭カラー】『バグエゴ』(原作:ONE 作画:設楽清人)/【特別読切】『金剛』(原泰久)/さらに、ダイイチワグランプリ season 2 エントリー作品18作を掲載! -
殿下、ちょっと一言よろしいですか? ~無能な悪女だと罵られて婚約破棄されそうですが、その前にあなたの悪事を暴かせていただきますね!~
氷のような美貌を持ち、悪女として周囲から恐れられる侯爵令嬢のルチア・デ・カルデローネ。彼女は『魔法鑑定の儀』で無能の烙印を押されたことをきっかけに、第二王子・ディーノから一方的に婚約破棄を宣言される。しかし彼女には、圧倒的に不利な舞台から逆転する自信があった――。その傍らには、愉快そうにルチアを眺める美しい青年がいて…!? 彼の名はクロード。隣国の有力貴族であり、第二王子より影響力を持つ。ルチアが悪女のふりをしていると勘づいたクロードは、「面白いご令嬢だ! 気に入ったよ」と急接近…! 私は事件を解決したいだけなのですが!? さしもの氷の美女ルチアも、実は恋愛方面の耐性はまったくないから大慌てで…!? 婚約破棄から始まる氷の悪女の逆転ロマンスファンタジー、開幕!! -
奥田の細道
小説の創作――それはボクの心の拠り所であり、たったひとつのライフワークのはずだった……小説家志望の純な高校三年生奥田百晴が直面する、多事多難(?)な文学創生録、ついにリリース!!! -
超人X
【ページ数が多いビッグボリューム版!】黒煙を上げ墜落していく飛行機が目撃された。それはどうやら“超人”によって引き起こされたものらしい。しかし、不思議なことにその事故は機体の損傷も少なく、何より生存者が「200名」もいた。高校生の黒原トキオと東アヅマは事故処理のボランティアの帰り、因縁の不良にいきなり絡まれるが…いつもと何か様子がちがう―― -
みんな○んじゃえ
クラスでのいじめ、ネットでの炎上、母親の虐待…小学5年生のマサルを取り巻くあまりに残酷な環境。そこに現れた謎の生物“キューちゃん”。この不思議な生き物の正体はなんと、マサルの憎悪に呼応し、マサルを虐げる相手を殺戮する狂気の生物だった…!? -
剣を持たない剣聖、貴族に支配された騎士学園で無双する
ウェルダリア王国。そこは、貴族中心主義がはびこり、真の才能は評価されない腐敗した国…。堕落した社会の縮図のような騎士学園に、1人の平民が入学した。天真爛漫な少年・フィート。平民である彼を見下し、挑発してくる無能な貴族たちを徒手空拳でブチのめしてゆく。彼の正体は“剣を持たない剣聖”…かつて人魔戦争を終わらせた男。 剣なんか持たなくてもお前より強いから、俺。超大型学園剣術アクション開幕! -
予言された悪役令嬢は小鳥と謳う ~未来を知る専属執事に「君を救う」と言われました~
婚約者との未来を予言された公爵令嬢アスタリスク…告げたのは、未来を知るという謎の平民ギャレットだった! 半信半疑ながらも彼を専属執事として傍に置き、運命を変えるため動き出すアスタリスクだが、予言は少しずつ現実となる。ギャレットが予言したように、婚約者は別の令嬢との距離が縮まっていき――。さらに身に迫る破滅を回避するため、あくまでも予言する執事として彼と密会を続ける二人だが、やがて特別な感情が生まれてしまう…。身分差、予言、全てに抗う悪役令嬢と、その運命を知る青年が紡ぐ、逆転ロマンスファンタジー。 -
揃わない家族
ちょっとちぐはぐ。だけどふしぎとあたたかい! 小田扉が描く、ありそでなさそな小学生の物語。/「ねえ あたし 友達がほしい」そんな言葉からはじまった、あけみとのぶえの毎日。そこには、大人の想像をはるかに超える出来事が…!? じわじわ笑えてクセになる、11編を収録! -
冥途地獄学園
半分人間・半分鬼の『半人半鬼』として生まれたマル。うまくいかないことばかりだった人間界の生活から一念発起し、なんと地獄で暮らし始めることに!! 同室メイトの一茶や諭吉、憧れの先輩・幽々。新たな出会いに胸を踊らせるマルだけど…!? 種族を超えた少年少女の、ピカピカ青春群像劇、開幕!! -
怨み屋本舗 STREAM
悪知恵だけは人より働き際限無く八つ当たりを繰り返す迷惑女。甘い嘘で誘い出し、果ては暴力や脅迫を用いるボッタクリ店舗。その被害者を苦悩から救い出すのは…。元祖復讐代行漫画「怨み屋本舗」シリーズ初の外伝が開始!! -
ホストと魔王
突然、魔界から新宿・歌舞伎町に辿り着いてしまった魔王。 偶然入ったホストクラブで、生ける伝説・歌舞伎町No.1ホストの夢羽紗(ゆうしゃ)に出逢って闘いを挑み…!? 魔界No.1魔王VS歌舞伎町No.1ホスト 史上最強に美しいバトル(?)コメディが始まった…!! -
日日(にちにち)べんとう 荒井銀次のあれこれ
おいしく食べて、おいしく生きる。『日日べんとう』の季節を巡る物語。/荒井銀次。東京・銀座で生まれ育った彼。そんな彼が東京を離れ、自然に囲まれた古民家でひとり暮らしを始めて幾年。今年も雪深い季節がやってきた。春夏秋冬。今日は今日しかない一日。/長編読み切り2編『むかし、むかし、あるところに。』『本日、営業しています』も同時収録。 -
1,000円のしあわせ【合本版】
アラフォーのちとせが見つけた、イケメン店主が営む“みずかわ”。絶品おつまみ&日本酒のセットは、なんと1,000円! 美味しい料理と癒やしの会話が、ちとせの人生にうるおいを…!? おうちで試せる逸品も詰まった、安ウマグルメ物語!! ※この作品は、既に配信している『1,000円のしあわせ』1~4巻を単行本版に再編集したものです。1話~10話を収録しています。 -
ピンクハートジャム beat
【電子版限定:描き下ろし&カラー扉収録!】大学4年生になった灰賀(はいが)と社会人になった金江(かなえ)は、同棲をスタートさせていた。仕事で忙しくする金江と、卒業後の進路について思い悩む灰賀。ある日、就職活動がうまくいかず落ち込む灰賀を励ますため、久しぶりのデートに出かけたふたり。しかし途中で金江の体調が悪くなってしまい…。お互いの気持ちを確かめ合いながら季節は巡り、ついに灰賀も大学生活最後の卒業ライブの日を迎える――。ひたむきで心優しい朗らか男子×クールビューティーな男前先輩が、交際後もゆっくりふたりの時間(とき)を重ねていくハートフルラブストーリー。 -
ウマがあう ウマであう
響け、友達づくりのファンファーレ! 読めば競馬場に行きたくなる。行った気分も味わえちゃう。ウマでつながる新感覚UMAJOライフコメディ! -
ロールバック・愛【電子限定描き下ろし付き】
【電子版限定:描き下ろし&カラー扉収録!】会社員の美佳は高校生の頃から10年間、同級生の結城に片思いしている。高校時代は人気者の結城に近づくことすらできなかった美佳だが、社会人になってから同窓会で再会し、それからは友達付き合いを続けていた。そんなある夜、一緒に飲んだ帰り道で、突然現れた謎のウサギ(?)に「過去に戻れるキーホルダー」を売りつけられた2人は、高校時代にタイムスリップしてしまう! 慌てる美佳だったが、青春をやり直せると前向きな結城の隣で過ごすうち、2度目の高校生活を楽しむように。しかし結城との距離が縮まっていくほど、抱えてきた恋心を隠し続けるのは難しくなって…!? 超ポジティブイケメン×一途なピュア男子が繰り広げる、青春リベンジ!? ラブストーリー! -
傭兵ピエール
15世紀、百年戦争下のフランス。王家の威信は失墜、世は混沌と暴力に満ちていた。そんな戦乱の時代の申し子、無頼の備兵隊長ピエールは略奪の途上で不思議な少女に出会い、心奪われる。その少女の名は――ジャンヌ・ダルク。この聖女に導かれピエールはイギリス軍との天下分け目の戦場へと赴く。 -
食べたくなっちゃった もっと【電子限定描き下ろし付き】
【電子版限定:描き下ろし&カラー扉収録!】会社の同僚で親友・ルームシェア歴十年の仁(じん)と秋貴(あきたか)。晴れて恋人となりラブラブな同居生活を継続中だったものの、秋貴が1ヶ月の出張へ行くことに。出会って初めて離れて暮らす日々への不安を抱きつつ、連絡を取り合う2人だったが、会いたい気持ちは募るばかり。そんな中、秋貴は出張先で道に迷っていたところを感じのよい青年に助けてもらう。その人は仁の弟・海(かい)だった。すぐに趣味の話で意気投合するも、海に仁との関係を聞かれた秋貴は返答に困ってしまい――? 気さくな輩系男子×クールな目隠れ男子が紡ぐ、ちょっぴり刺激的で心温まるステップアップラブ、待望の続編! -
あちらこちらぼくら(の、あれからとこれから)
【電子限定描き下ろし付き】高校時代、正反対の性格をした友人の真嶋に、淡い恋心を抱いていた園木。それを告げぬまま高校を卒業し、地方の大学へ進学するも想いは消えず、一通の手紙を書くことに決める。『――俺、あのころ、真嶋のことを好きだったんだと思う。』 真嶋とは二度と会えなくなる覚悟で手紙を投函した園木だったが、数日後に真嶋から突然の着信があり、更には「いま園木の家の近くに居る」と言われて……!? 一通の手紙から動き始める、愛しさいっぱいの再会ラブストーリー。 -
ウケ専ボーイは神テク男子とセフレになりたい! after!【電子限定描き下ろし付き】
【電子版限定:描き下ろし&カラー扉収録!】「直也さんも俺のことで頭いっぱいになればいいんだ」 エッチ大好き直也(なおや)と巨根&神テク男子の裕斗(ゆうと)、晴れてカップルとなった2人はゲイ向け風俗店を卒業! お互いの家を行き来しながらの甘々な恋人生活がスタート! …するはずが、直也はなかなか思うような働き口が見つからず前途多難な幕開けに。元同僚・ケイの紹介でなんとかバーへの転職が決まった直也だったが、店のオーナー・タカが何かとちょっかいをかけてきて裕斗の嫉妬が止まらず――!? 絶倫巨根男子×エッチ大好き関西弁男子の、過激すぎるハイテンションラブ! 恋人編がスタ―ト!! -
メープルシュガーベイビー【電子限定描き下ろし付き】
【電子版限定:描き下ろし&カラー扉収録!】キューピッド役を務めた同僚の結婚式に出席したサラリーマンの東は、新郎に想いを寄せる高校生の楓に出会い、仲を取り持ったことを責められてしまう。その時の泣き顔に罪悪感を抱きつつも、もう会うことはないだろうと思っていた…。しかし数日後、思いがけず楓と再会し、失礼な態度のお詫びとして食事に誘われる。それをきっかけに交流を深めていく二人は、歳の離れた友達のような距離感に心地よさを感じるようになるが――。包容力抜群の男前サラリーマン×真っ直ぐでピュアな美形男子のじれキュン・ラブストーリー。 -
ねんねこ ころり【電子限定描き下ろし付き】
【電子版限定:描き下ろし&カラー扉収録!】不眠症が続くプログラマーの一織は、心機一転する為に一軒家に引っ越す。不安と期待が入り混じる入居初日の夜、なんと家に3人の兄弟+猫2匹が住み着いていることが判明…!! さらにその青年たちは「自分たちは人間になれる猫だ」と言い出して――!? 突拍子もない話に驚きつつも、彼らを放っておけなくなった一織は一緒に暮らすことを提案する。しかし、次男の二郎からはなぜか敵視されているようで…? ツンデレ美形青年(猫)×心優しい不眠症の青年がひとつ屋根の下で織りなす、すこし不思議なヒーリング・ラブストーリー。 -
ふれたい視線【電子限定描き下ろし付き】
【電子版限定:描き下ろし&カラー扉収録!】sionという名前で夜な夜なひとりエッチの様子を配信しているフリーターの紫音は、最近閲覧数が伸びないことを悩んでいた。そんなある日、同じアルバイト先の大学生・岳人にsionの活動がバレてしまう! 引くどころかプロデュースをさせてほしいと言う岳人の勢いに押され、動画配信を手伝ってもらうことになったが、彼の視線を感じながらするひとりエッチにいつも以上に敏感になってしまい――。天然クールな童貞男子×愛されたがりなエロ動画配信者の身体から始まる過激なシークレット・ラブ -
食べたくなっちゃった【電子限定描き下ろし付き】
【電子版限定:描き下ろし&カラー扉収録!】新卒同期&バンド好きで意気投合した仁(じん)と秋貴(あきたか)。家賃節約のため一緒に暮らしてあっという間に十年が経ち、家族同然の存在となっていた。しかし些細な出来事からお互いへの好意を自覚した2人は気持ちを伝え合い、晴れてお付き合いすることに。順風満帆な同棲生活が始まると思いきや、デートしたりセックスの“勉強”をしたり初めてのことだらけで――? 気さくな輩系男子×クールな目隠れ男子が紡ぐ、ちょっぴり刺激的で心温まるステップアップ同棲ラブ! -
初恋マウンティング!【電子限定描き下ろし付き】
【電子版限定:描き下ろし&カラー扉収録!】高校入学を機に、陽は幼い頃にプロポーズした幼馴染・譲の家に居候することに。かわいくて泣き虫だった譲が成長した姿を思い浮かべ、「これからは恋人として俺が守ってやる!!」と意気揚々と再会を果たすが、なんと譲は昔の面影もないほどの超絶イケメンに成長してしまっていた! 想定外の事態に困惑するなか、譲が陽のことを抱きたいと思っていることが判明して…!? お互いを抱きたい2人の一歩も引くことができない戦い(?)が始まる――!!! 一途すぎる超溺愛系イケメン×チョロくてピュアな愛され男子が巻き起こす、圧巻のハッピーラブストーリー! -
クソ野郎、恋を知る【電子限定描き下ろし付き】
【電子版限定:描き下ろし&カラー扉収録!】少年漫画誌での連載を夢見る吉田は、一度読切が載ったきり芽が出ず、30歳を目前に腐っていく毎日。どん底に落ちかけていた吉田を救ったのは、通っていた美術教室の講師・足立だった。彼の厳しくも思いやりのある言葉に励まされ奮起する吉田だが、再デビュー先はなんと少女漫画誌で!? 肝心の“恋愛”がちっとも分からない吉田は、再び足立に助けを求めるが……イケメン美術教室講師×ひねくれ崖っぷち漫画家の、ステップアップ・ラブコメディ! -
彼氏と×××したすぎて不思議なアプリを入れてみた【電子限定描き下ろし付き】
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淫魔さまのごちそう【電子限定描き下ろし付き】
【電子限定描き下ろし付き】2次元のようなロマンチックな恋に憧れる地味なオタク会社員・よしきは、恋とは無縁の冴えない日々を過ごしていた。そんな時、人生で初めて参加した合コンで謎のイケメン・ルルに声をかけられる。失礼なことばかり言ってくるうえに「処女もらってあげようか?」と、家まで押しかけてきたルルに困惑するよしきだったが、淫魔だというルルのフェロモンに抗えず、あれよあれよという間にエッチなことまでされて――!? 更には、よしきの“味”を気に入ったルルがそのまま家に居座ってしまった。いきなり始まった淫魔とのドキドキ同居生活…。よしきを待ち受ける運命とは…? 押しかけ美形淫魔×ピュアな童貞男子が繰り広げるエッチでキュートなドタバタラブストーリー -
かわいいワンコにご注意ください【電子限定描き下ろし付き】
【電子限定描き下ろし付き】ここは獣人と人間が共存する世界。一人暮らしをしている人間のチヒロがある日帰宅すると、見知らぬ獣人の少年が部屋の中に! チヒロは、わけありな様子のその少年・ツカサの面倒を見ることに決める。料理を作ってあげたり、一緒のベッドで眠ったり……。ツカサと過ごす時間に癒されるチヒロだったが、数日後、ツカサが突然青年の姿になっていた! しかも「もっとお前のことが知りたい」とキスされてしまい!? 年下オオカミ獣人(実は御曹司)×天涯孤独のお人よしサラリーマンのドタバタ同居ライフ・ラブストーリー! -
テイク ユアー タイム【電子限定描き下ろし付き】
【電子限定描き下ろし付き】WEBデザイナーの志島は、年下のイケメンプログラマー・滝藤に突然「好きです」と告白されてしまう。滝藤の恋愛感情は勘違いだと思った志島は、その勘違いを解消するため、「いっぺん付き合ってみるか?」とお試しの交際を提案する。デートをしたり、看病してもらったり……お試しのはずが、滝藤のことを知るうちにどんどん惹かれていき……? イケメン無表情男子×世話焼き年上男子の、大人のもだもだ初恋ストーリー。 -
ファシネーション・メルト【電子限定描き下ろし付き】
【電子限定描き下ろし付き】魔界の学校に通う淫魔のラキは、人間を自分に惚れさせるという卒業課題に挑むことに。人間に対して複雑な感情を抱きつつも、対象者・葵のもとへ向かうと、予想外にあっさり家に転がり込むことに成功! あとはエッチをして自分に夢中にさせれば楽に課題を終えられる!と浮かれるラキだったが、逆に葵のテクニックに身も心もトロトロにされてしまい…!!? 「このままじゃ葵にメロメロ死してしまう――!!!!!」 難攻不落のイケメン大学生×ちょろピュア淫魔のときめきエッチなラブストーリー -
腐男子くんには秘密がある【電子限定描き下ろし付き】
【電子限定描き下ろし付き】同じゼミの紫苑(しおん)と蒼汰(そうた)。紫苑は陽キャ、蒼汰はクールな一匹狼。性格が真逆なふたりには接点がなかったが、ある夜紫苑が終電を逃し蒼汰の部屋に泊めてもらったことをきっかけに意気投合。頻繁に部屋に泊まりにいく関係になった紫苑は、蒼汰が隠し持っていた薄い本をたまたま発見してしまう。開いてみるとそこには――「ソウタ…お前の×××が俺を咥えて離さないな」「シオン! あん、あんっ、気持ちいい、イっちゃう…!」とあられもない言葉の数々が! なんとそれは蒼汰が書いた、シオン×ソウタの18禁同人BL小説だった!!! 恥ずかしがる蒼汰を見て何故か興奮してしまった紫苑は、小説を参考に同じプレイを始めてしまい…!? イケメン陽キャ男子×真面目クール男子(実は腐男子☆)が繰り広げる、最強にエッチなドキドキシークレットラブ! -
ロスト ヴァンパイア
永遠の命を持つヴァンパイア。彼を慕ってずっとそばにいた少年は、いつの間にか大人になっていく。そして2人はついに結ばれる…。妖しくエロティックな表現がたっぷりです。
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