風景は記憶の順にできていく

風景は記憶の順にできていく

小説・文芸
748円 (税込)

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著者は、自身の原点となった様々な“街”に再会する旅に出る。浦安、銀座、熱海、浅草、四万十川、石垣島の白保、銚子……。日本各地を巡る旅は、これまでの人生に堆積してきた記憶の断層を掘るかのようで、なつかしい風景に心震わせ、感無量となることもあれば、思いがけず困惑し落胆することもあった。作家の原点となった街やいまだ昭和の空気をまとう町など、現在の風景を入り口に記憶をたどる。【目次】浦安――海は遠くに去り もう青べかもなかった/新橋・銀座――かわらない 風もときおり吹いて/武蔵野――雑木林がなくなった なつかしい武蔵野のからっ風/熱海――老衰化「熱海」万感の一五〇〇円/中野――中野ブロードウェイ 成功した換骨奪胎/神保町――まだまだ安心/浅草――雨の浅草でよかったような/四万十川――変わらないチカラ/石垣島の白保――珊瑚の海は守られた/舟浮――イリオモテ島「舟浮」 チンチン少年を探しに/銚子――地球はまだまだ丸かった 銚子の灯台、近海キハダマグロ/新宿――旅人は心のよりどころに帰ってくる

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社新書
  • タイトル
    :
    風景は記憶の順にできていく
  • タイトルID
    :
    291779
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年12月05日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    11MB

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風景は記憶の順にできていく のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    著者にゆかりのある土地を改めて訪ね歩いた紀行連載の新書化。
    以前、著者の講演を聴いたことがあるが、その時の著者の印象は、「人にも、そしてご自身の行動という意味においても、壁が低い方だなあ」というものであった。
    間口の広さと壁の低さが、人との交流を豊かなものにしていくのだろう。

    0
    2014年02月02日

    Posted by ブクログ

    なんだか椎名さんの本にしてはタイトルもカタイし表紙も明るくない。その予感通りに、割と重苦しい、というか切なくなるような話が続く。記憶というものが割と適当であること。その記憶と現代の風景を照らしあわせてみて、落胆したり、喜んだり。前半はなんだか本当に風景の退化ばかりが目立つような気がして、それが現実なのだろうなあとしんみりするのだけど、だんだん慣れてくると、椎名さんはいつのまにか、酒飲んでガハハっぽい雰囲気になってくる。とはいえ、劣化に落胆することや、懐かしがることはずっと変わらない。
    僕も、近くまで行くと昔住んでいた所を見に行ったりすることがあるが、もうちょっとまじめに記憶と風景を照らしあわせてみたいなあ、と思った。僕がそうしても誰も喜ばないが、なんだか自分への義務のような気がする。

    0
    2013年11月09日

    Posted by ブクログ

    七月の講演会で椎名さんが「今年はこの後、ちょっとどうかしてると思うほど次々本が出ます」とおっしゃっていたが、まったく読むのが追いつかないくらいだ。雑魚釣り隊に続いて探検隊本隊(?)のもあるし、最後の赤マントも出る。とてもにぎやかだけれど、ここのところ椎名さんの本を読むとちょっと切なくなってしまう。これもそんな一冊。

    椎名さんが、思い出深い場所を訪ね歩き、その風景の変わりよう(あるいは変わらない様子)を綴っている。子ども時代を過ごした千葉の海、新橋・銀座は「ストアーズ・レポート」社の頃、武蔵野の家で子育てをし、「ガクの冒険」は四万十川、新宿御苑近くのビルで「本の雑誌社」は始まった…。

    いやまったく、なんとエネルギーに満ちあふれた熱い人生であることよ。長年の愛読者としては、老年にさしかかろうとする今、それら懐かしい場所に立つ椎名さんの胸の内を思うと、何とも言いようのない感傷的な気持ちに襲われてしまう。

    私は「岳物語」に始まるシーナファミリーの物語が大好きなので、そこはことにしみじみした気持ちで読んだ。誰だったか、「子育てにはゴールデンタイムがある」と書かれていたが、まったくそうだなあと思う。子どもたちが小学生だった頃、一緒にどこかに行ったり、いや別にどこへも行かなくても毎日の生活の中で、笑ったり困ったりバタバタしていた頃が、今思えば実に黄金の時間だった。過ぎ去らないとわからないものっていろいろある。椎名さんもきっと同じような思いでかつて住んだ家を見上げたんだろうな。

    著者自らの手になる写真がとてもいい。表紙も含めすべてモノクロで、そこがノスタルジックな気持ちをかき立てる。なんだかしんみりと読みました。

    0
    2013年09月27日

風景は記憶の順にできていく の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社新書
  • タイトル
    :
    風景は記憶の順にできていく
  • タイトルID
    :
    291779
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年12月05日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    11MB

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