作品一覧 2020/11/27更新 一門 “冴えん師匠”がなぜ強い棋士を育てられたのか? 試し読み フォロー 現代の肖像 井上雄彦 試し読み フォロー 現代の肖像 森田真生 試し読み フォロー 「謎」の進学校 麻布の教え 試し読み フォロー ハノイの純情、サイゴンの夢 試し読み フォロー 1~5件目 / 5件<<<1・・・・・・・・・>>> 神田憲行の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 一門 “冴えん師匠”がなぜ強い棋士を育てられたのか? 神田憲行 「聖の青春」は私のオールタイムベスト3の一冊。 森さんは、村山聖さんの人生の伴走者だった。 「聖の青春」でも、森さんはプロとしては強い方ではないと言及されていたが、村山さんの後も何人もの弟子がいて、糸谷さん始め、高名な棋士も多い。 それが門外漢からすると不思議だったが、いろいろ謎が解けた。 著者の神...続きを読む田さんは、あとがきで将棋をがっつり取材するのは初めてだったと書いているが、素人にもわかりやすく、取材相手に敬意を持って取材されているのが伝わってくる。 おもしろかった。 石本さんが森さん宅にうかがったとき「先生、めっちゃ喋ってるな、と思ってたら、全部ヨウムの金太郎が喋ってたんですよ」が良かった。 棋士って人々は、本当にマレビトだ。 そこに惹かれる。 Posted by ブクログ 「謎」の進学校 麻布の教え 神田憲行 社会人になってから麻布を知った人の書いた本で、外から麻布がどのように見えるかがわかって面白かった。 麻布出身者の書いた本で麻布についても書いたものを読んだことがあるが、他の中高一貫校との対比がされているものの、各校の持つカラーの一つとして麻布の独自色が示されているだけで、それぞれの突出の程度がわから...続きを読むなかった。 公立校で育った筆者から見て数ある首都圏の一貫校の中で突出した特徴を持っていたからこそ俎に乗った、ということがわかった。 現代の麻布に取材したものだから自分の時代とは違うところもあるだろうが、一番印象的だったのは、麻布の教員が実によく生徒個々人に気をかけているということ。言われてみればそうに違いない。 対照的に、「似たような私立校」が問題行動をとる生徒を退学にするという話が引用されていて、それには衝撃を受けた。それは粛清ではないか? そして、「麻布卒」でやって行けるだけの教養を授けるという方針に納得する。 その一方、進学成績と人間形成の「二兎を追え」と言われたのは意外であった。進学は「やりたければやれば」と放任されていたように感じていたから。 Posted by ブクログ 「謎」の進学校 麻布の教え 神田憲行 麻布という学校の生徒や先生たちのインタビューを通して、自分は何を大切にして、何に価値を置いて生きるのかを問われているような気持ちになった。 また、この麻布と照らして自分の中高時代を誰も思い出すだろう。あぁ、私はこうだったなぁ、と。自分がどんな価値観のもとに教育を受けたのかを知るいい機会となる。 ...続きを読む私がこの本を通して麻布から教わったことは、流されずに自分の旗を掲げ、何事も自分で考え、それを言葉で伝えることができる力をつけることを磨き続け実践することだ。 Posted by ブクログ 「謎」の進学校 麻布の教え 神田憲行 麻布の関係者でない人が、麻布学園について様々な角度から取材し、その丹念な記事はとても興味深かった。 著者が「第三者」ということでそれが余計にこの本の面白さをかき立てていたと思います。 Posted by ブクログ 「謎」の進学校 麻布の教え 神田憲行 社会にでてからの輝きかたが“開成”と“麻布”とでは違うことを感じることが多くなってきたのでその理由をちょっと知ってみたくなった。 “なるほど”という側面を“麻布”の側からは覗けた気がする。 が、この日本の中で“麻布”を維持していくのは難しいのも感じた。ましてや未来に向けて発展させていくのは。 ...続きを読むこれは“麻布”といったいった具体的な機関に限ったことではないのだろう。 日本が問われているように思える。 もしかしたら、“麻布”に代わる異彩を放つ学校が出現していくかもしれない。いや、期待したい。 ということは、日本の教育にということになるのか? Posted by ブクログ 神田憲行のレビューをもっと見る