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Posted by ブクログ
ホラー映画は実は苦手で、ここに出てきた映画はほとんど見たことがなかったんだけれど、ホラー映画がなぜ面白いのか?という観点から、荒木先生のホラー映画に対する美学を論じていて、非常に面白かった。
怖いのだけれどなぜか観てしまう。それはなぜだろう? と言うようなエッセンスを汲み取ってジョジョはできているのか…と考えさせられた。
あとがきの一節が印象に残っている。
“”芸術作品は「美しさ」や「正しさ」だけを表現するのではなく、人間の「酷さ」だとか「ゲスさ」とか、そういった暗黒面も描き切れていないと、すぐれた作品とは絶対に言えません。
恐怖映画は一見すると、暗くて不幸そうで、下品で、そのうえ変な音楽まで流れていてレベルが低そうであり、異様な雰囲気さえ持っています。しかしすぐれた恐怖映画は、きちんと観てみると精神の暗部をテーマにしていて挑戦的な映画とも言え、どの場面もカット編集や変更ができないほど脚本や演出も完璧なまでに計算構築されています。そして本当にすぐれた作品は何よりもーーこれが大事な要素なのですけれどもーー「癒される」のです。””
今まで踏み込んでこなかったホラー映画作品を、これからは「怖い」だけではなく「なぜ怖いと思ってしまうのか?」という観点で、食わず嫌いせずに観れるものから観てみようかなと思った。
にしても、さすが荒木先生文章がうますぎる…
ホラー愛
採り上げられている102作はメジャー作中心で評もいたってフツーな感じだが、とにかくホラー映画への愛が感じられる。怖がらせる事を目的とした映画は皆ホラー、という拡大解釈で『羊たちの沈黙』や『エイリアン』も採りあげられて最大級の賛辞が送られているのが乙。ホラーは癒し、とは名言と思う。岸部露伴のモデルがあの人だったとは!
Posted by ブクログ
漫画家・荒木飛呂彦が、その創作の源泉である「ホラー映画」について、十の項目に分類して独自の視点で語りつくしたガイドブック。
60年代以降から現在まで、S級からZ級まで、様々な映画を観てきた作者自身が選ぶホラー映画「ベスト20」のリストつき。
紹介されている映画を片端から観れば、どの作品が『ジョジョ』のネタに使われているか解っちゃって、ファンにはたまらないかも。
汚いけど面白いホラーもあれば、怖いけど美しいホラー、笑いと恐怖が程よくブレンドされたホラー、と一口にホラー映画と言っても色々な作品があります。「ホラー映画だから」と忌避するのではなく、まずはこの本を読んで、それから自分の嗜好に合ったホラー映画を探してみてはいかがでしょうか。
また、恐怖は想像力を豊かにします。子供に温めのホラーを何本か観せれば、危ないことをやったり危険なところに近づいたり、一人で行動して迷子になったりすることがなくなって、親に心配をかけない子になるかもしれませんよ?
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少年・青年マンガ
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