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地震や洪水、火災などの災害に遭遇した時、身をまもるために素早く行動できる人間は驚くほど少ない。現代人は安全に慣れてしまった結果、知らず知らずのうちに危険に対して鈍感になり、予期せぬ事態に対処できなくなっている。来るべき大地震のみならず、テロや未知の感染症など、新しい災害との遭遇も予想される今世紀。本書では災害時の人間心理に焦点をあて、危険な状況下でとるべき避難行動について詳述する。【目次】プロローグ 古い「災害観」からの脱却を目指して/第1章 災害と人間/第2章 災害被害を左右するもの/第3章 危険の予知と災害被害の相関/第4章 「パニック」という神話/第5章 生きのびるための条件/第6章 災害現場で働く善意の力/第7章 復活への道筋/エピローグ 「天」と「人為」の狭間に生きる人間として
...続きを読むPosted by ブクログ 2021年11月17日
人は災害時にパニックにならない、という前提をもとに、災害に備えた社会を説く。韓国の地下鉄事件の被害者の落ち着き払った様子や、9.11の世界貿易センタービルのテロ事件の際の人々の行動などからその前提を解説している。ただ、内容的には危機対応時の人間について語っているので、アマンダ・リプリーの『生き残る判...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月17日
■避難勧告や避難指示が出された場合でもこれに従う人々は驚くほど少ない。これは日本だけのことではなくアメリカやヨーロッパでも同じ。
■災害の被害を避けるために避難の指示や命令などが発令されても避難する人々の割合が50%を超えることはほとんどない。安全に慣れてしまって危険を実感できないでいる。
■私たち...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月22日
地震や火災など、予期せぬ災害に遭遇すると人間はどんな行動をとるか。心理学的アプローチと過去の事例から、危険を回避する具体的な方策をアドバイスする。危険な時代を生き抜くための必読の書。(商品紹介より引用)
・防災のジレンマ
災害は、予知することはできない。しかし、防災をしなくてはいけない。という第一...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月20日
今回の震災と照らし合わせたりして
非常に興味深く読んだ。
パニックはそうはおこらない。
沈着冷静がサバイバーになるために効果的。
震災後の復興は合理的に進むので体力がもともとなかった地域はなくなることも考えられる。
などなど。
海難事故や停電、ペスト、テロなど
いろいろな事象がとりあげられて...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年06月24日
政府はパニックを恐れているらしい。パニックってそんな簡単に起こるものではないらしいぞ。政府関係者にはこの本を読んで欲しいな。
政府がパニックを恐れるあまり嘘をついているんじゃないか、必要なことをしていないんじゃないかっていう政府への不信感が買いだめパニックに繋がった。
政府は、津波や地震の情報は多...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月28日
竹内薫・科学ブックガイドから。非常時、パニックにならないのが危ないっていうの、目から鱗だった。言われてみればその通り。自分のことを振り返ってみても、思い当たることがあって冷や汗もの。話題は感染症にまで及び、かなり前の出版ながら、内容はかなりタイムリー。常日頃から色んな可能性に思いを馳せ、より確実な準...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月04日
鹿児島の実家、実は先日の大雨で半孤立しています。地表滑落のため、団地に隣接する幹線が下り側で全断。年内の復旧見込みはなく、移動に苦が伴っている。
大雨前に避難警報の発報を知るも、離れた土地にいる家族は「ダイジョウブ」の一点張りだった。結果、大丈夫だったけどニアミスだった。
実は、先日、ウチのビルで発...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月01日
災害における人間の心理とは?という興味で手にとったものの、災害の心理学というよりも防災に軸足どころか両足をのせた一冊。
防災という観点から見れば、かなり硬めの内容で新書サイズによく収まっているので俯瞰しやすく読みやすい。昨日に読んだ『人は皆「自分だけは死なない」と思っている』と似たような内容ではあ...続きを読む
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