作品一覧

  • 世界経済の死角
    値引きあり
    4.5
    1巻752円 (税込)
    超人気エコノミストによる初めての深堀り対論。 「ドル基軸通貨体制」は永遠ではない。 今こそ知るべき、国際金融のリアル 新NISAの導入をきっかけに海外の金融資産を保有する日本人が増加するなど、日本経済はかつてないほど世界経済への依存度を高めつつある。 そうした中、トランプ大統領による相互関税措置を受け、国際金融市場は大きく揺れ動いている。 しかし、そもそも世界経済には、日本人が見落としがちな「死角」がいくつも存在する。それらを押さえずして先の見通しを立てることはできない。 そこで本書では超人気エコノミストの2人が世界経済と金融の“盲点”について、あらゆる角度から徹底的に対論する。 先の見えない時代を生き抜くための最強の経済・金融論。
  • 日本経済の死角 ――収奪的システムを解き明かす
    4.3
    1巻935円 (税込)
    「失われた30年」で日本の生産性は上がっているのに、実質賃金が上がらないのはなぜなのか? 労働法制、雇用慣行、企業統治、イノベーション……日本経済の長期停滞をよみとく際の「死角」や誤算を白日のもとに晒し、社会が陥りかけている「収奪的システム」から抜け出す方途を明示する。予測的中率に定評のある最注目のエコノミストによる、まったく新しい経済分析の渾身の快著。経済構造に関わるあらゆる謎が氷解する。
  • 戦後70年 歴史と未来
    1.0
    1巻220円 (税込)
    戦後70年間の日本経済を振り返れば、敗戦で焼け野原になった国土の復興に始まり、高度成長を経てバブルの発生と崩壊を経験、現在に至る。GDPは世界第2位まで大きくなり、1ドル=360円で始まった為替レートは70円台まで上昇、日本の経済力を世界に示した。しかしバブル崩壊以降は長引くデフレや人口減少などに苦しみ、かつての勢いはない。70年間の歴史を検証するとともに、今後30年の展望も示し、日本経済のあり方を考える。  本書は週刊エコノミスト2015年8月11・18日合併号で掲載された特集「戦後70年 歴史と未来」の記事を電子書籍にしたものです。
  • 世界金融不安
    -
    1巻220円 (税込)
    日米欧がそろって歴史的な低金利状態にある。中央銀行からあふれるマネーが国債市場に向かっているためだ。さらに行き場を失ったマネーは、規制対象外のファンドを通じて、ハイリスク商品にも流入し始めている。世界マネー異変の最前線を追った。  本書は週刊エコノミスト2015年2月10日号で掲載された特集「世界金融不安」の記事を電子書籍にしたものです。 世界金融不安 ・行き場を失い溢れるマネーが国際金融市場を不安定にする ・オイルマネー異変 原油下落がマネー逆流のリスクを高める ・コモディティー市場 投資銀行撤退でオーバーシュート ・FRB政策を読む 世界が注視する利上げの時期 ・アンケート どう動くFRB・日銀・ECB 米景気は3%台半ばに加速 日銀の追加緩和は賃金次第 日銀は追加緩和見送り 金融抑圧は続くが国債購入減額も 米の利上げは2%程度まで 日銀は年前半の動きが勝負 ・異常な日本国債 「出口」に関心が移った時に国債バブル崩壊 ・バブル化する中国株 利下げ後に急騰する株式市場 ・バーゼル3の問題点 規制強化がシャドーバンクを肥大化 ・不動産マネー 過熱する各国REIT市場 緩和マネーが流れ込む ・揺れる通貨制度 通貨システムの持続性に疑問符 ・ビットコイン人気の理由 主要通貨への不信と統制からの逃避
  • 止まらない円安
    -
    1巻220円 (税込)
    円ドル相場は、2014年年初から膠着状態が続いていたが、8月後半、一気に円安・ドル高に動いた。そして、10月31日の日銀の追加緩和策「黒田ショック」でさらに円安に拍車がかかった。本書は、週刊エコノミスト10月21日号の特集「止まらない円安」を電子書籍化したもので、黒田ショック前の分析だが、ドル高の原因、円安は日本経済にどのような影響を及ぼすのか、余すところなく解説している。 主な内容 ・円急落の真犯人は誰か 米国の出口戦略を後押しした日米欧の為替“密約説” ・円急落の深層 たまり続けていた「円安マグマ」 黒田総裁の一言で一気に動く ・貿易赤字、日米金利差拡大 「円安定着時代」が来た ・人気アナリスト為替予測 ・理論と実態 為替の動きを読み解く6つのキーワード ・マクロ統計を徹底解剖 すでに景気後退のシグナル 消費増税後に経済状況悪化 ・人気エコノミストGDP予測 ・為替と株価の相関関係 通貨高・株高が自然な姿 円安・株高時代は終焉 ・人気ストラテジスト株価予測 ・GPIF改革で狙える株 「コバンザメ投資」に注目
  • 円安インフレが来る
    -
    1巻220円 (税込)
    黒田異次元緩和が目指す2%のインフレ目標。国民経済を明るくするはずの政策だったが、円安による輸入物価の上昇、人手不足に消費増税が加わり、消費も実質賃金も一向に上昇しない。日本人の知らない人工インフレは本当に日本を再生させるのか――。本書は、週刊エコノミスト9月16日号の特集「円安インフレが来る」をまとめたものです。 主な内容は以下のとおり 第1部 不都合な現実 ・円安、増税、減収 三重苦インフレの始まり ・円安「負の効果」・輸出が増えにくく国民の負担が増えやすい ・プロが見通すドル・円相場予想 ・中低所得層に大打撃! 本当は怖い「2%インフレ」の正体 ・インタビュー 浜田宏一 内閣官房参与(米エール大学名誉教授) ・原油高ショック 秘策はガソリン課税の停止 ・実質賃金はマイナス 家計の「体感インフレ率」は4%超の現実 ・金融緩和も財政政策も弊害に 「アベノミクス」の四つの誤算 第2部 歴史に学ぶインフレ ・Q&Aで分かる!インフレの歴史と正体 ・インフレで債務を圧縮した英国の歴史から学ぶもの ・昭和恐慌の歴史 高橋財政の失敗に学べ ・賃上げの歴史 インフレが作った賃金体系とベア
  • 読売クオータリー選集2014年春号1 ・安倍首相の安全保障政策 同盟管理の要諦 伊藤俊行
    -
    1~4巻220円 (税込)
    読売クオータリーは、国内外の重要政治課題や社会問題をはじめ、防衛や外交などの安全保障問題など、専門家による論文や講演録、研究機関の報告などを掲載した季刊誌。この中から、資料性の高い論文などを切り出し順次電子書籍化していきます。優れた保管性や検索性も併せ持った資料としてご活用ください。
  • 金融緩和の罠
    3.8
    1巻748円 (税込)
    アベノミクスでにわかに注目をあびる金融緩和政策。しかし、「日銀が大量にマネーを供給すれば、景気が回復する」というのは机上の空論だ。「失われた20年」をもたらした本当の理由を覆い隠し、かりそめのバブルを引き起こすだけではないか。しかも副作用の大きさは計り知れない。国債の信用喪失に始まる金融危機、制御困難なインフレなど、さまざまなリスクを第一線のエコノミスト・経済学者らが、哲学者と徹底的に討論。金融緩和の落とし穴を見極め、真の日本経済再生への道筋を描き出す!【目次】はじめに 萱野稔人/第一章 ミクロの現場を無視したリフレ政策 藻谷浩介×萱野稔人/第二章 積極緩和の長期化がもたらす副作用 河野龍太郎×萱野稔人/第三章 お金への欲望に金融緩和は勝てない 小野善康×萱野稔人/おわりに 萱野稔人

ユーザーレビュー

  • 日本経済の死角 ――収奪的システムを解き明かす

    Posted by ブクログ

    私が社会人になった頃、就職氷河期と言われ、何社受けても希望の会社は最終面接まで行けず、相当の苦労があった事をよく記憶している。そのうち就職先はどこでも良くなってきて、全く希望と関係ない業種にまで手を伸ばしたりした事も覚えている。結局、上場企業なら何でも良くなって(活動に疲れた事もあり)、一社合格した時点で面倒になってやめてしまった。今思えばその後の人生に関わる重大事にも関わらず、よくもそんなに早く諦めたなと、当時の自分に文句が言いたくて仕方ない。だが、毎日遊び呆けているような大学生にとっては、そもそも働く事自体にいきなり前向きになれと言われても無理な事だし、法学部で大半の友人が公務員になる中、

    0
    2025年11月24日
  • 世界経済の死角

    Posted by ブクログ

    どちらかというと、河野さんの本。『日本経済の死角』を対談形式にした感じ。ボリューミーなので大満足だが、ベースは『日本経済の死角』。唐鎌さんか入ることで、為替要素が強化されているところが特徴。

    0
    2025年11月16日
  • 日本経済の死角 ――収奪的システムを解き明かす

    Posted by ブクログ

    論旨が明確。根拠も明確。

    ・日本では、労働生産性は上がっているのに、実質賃金が上がっていない。日本の労働生産性は、ドイツ・フランスより高い。ドイツ・フランスは、実質賃金が20%程度上がっている。

    ・企業(特に大企業)から家計への所得移転が進んでいない。バブル崩壊で、メインバンク制が崩れた。その後のリーマン・ショックやコロナで「貯蓄」があったことにより雇用を守れた。団塊の世代がおり、年配者が多いので、給与を上げると経営がきつい。大企業の意思決定層は、定期昇給があるので、ベアがなくても給与が増えているため、給与が上がっていないという実感がない。これらたくさんの理由から、企業は貯蓄をし、インフレ

    0
    2025年11月03日
  • 日本経済の死角 ――収奪的システムを解き明かす

    Posted by ブクログ

    すごいです。
    霧が晴れていくような、世界が立ち現れてくる感覚。索敵できて全貌があらわになったような爽快感。閉塞感の正体を言語化・見える化することができました。これを正解・不正解とするかは別問題ですけど。
    経済学のお勉強という感じではなく、実社会でどう活かしていくか、人類の知恵としていくか、前向きに考えていく内容です。
    とても参考になりました。

    0
    2025年11月02日
  • 世界経済の死角

    Posted by ブクログ

    P64

    社会保険料負担の増大と非正規雇用の不安定化

    高齢者社会保障費対策(2001年から2006年 小泉内閣)

    子育て支援(2022年 岸田内閣)

    P92

    アメリカの労働生産性の高さ

    コロナ禍でホワイトカラー含めリストラが増加したものの、その後、人手不足もあいまってより高い給与を得られる会社への転職が進んだ(リシャッフル)

    日本はこのような動きがなく雇用が守られてしまった。

    P98

    ヨーロッパ

    ドイツの停滞

    ロシア、ウクライナ戦争

    原発停止

    中国からの輸入品

    EV

    太陽光パネル

    リチウムイオン電池

    2024年、中国での自動車売上No.1 BYD(フォルクスワー

    0
    2025年11月01日

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