死にあるき作品一覧
-
-慢性的な病気で長期にかかる医師を探している方にも役立つ情報を厳選しています。現在はまだ病名が確定していない方のために、大幅に内科医を増やし、大都市圏以外の病院・医師や、都道府県別に「がん診療連携拠点病院等一覧」も掲載しています。【セカンドオピニオンを探す方にも最適。必ず経験豊富な複数の医師に治療方針を確認しよう! 臨床現場の第一線で活躍する名医を厳選し掲載。何故「病院の紹介本ではないのか?」には確固たる理由があります】本書が「病院」紹介ではなく、「名医」紹介である理由は、病院の紹介では、往々にして手術数、患者数での比較となります。しかし、本来一番大切なのは、「診断力」です。例えば、手術するか、しないのボーダーラインを的確に診断できる医師が名医です。手術しなくても良いと判断した患者さんの数は、通常の調査では測れません。そんな数値に表われない名医の条件も、本書は大切にしています。【インタビュー記事も充実】(1)関係者以外は決して聞くことのできない医療現場の実情をズバリ本音トーク:(1)「名医に聞く」内視鏡/がん薬物治療/整形外科/認知症/皮膚科/小児科 (2)「最先端医療」免疫学の教科書を塗り変える制御性T細胞の発見/次世代がん治療の先駆け―光免疫療法の開発 【メッセージ】誰でもいつか、自分や家族の命を預けるたった一人の主治医を選ぶ瞬間があります。ヤブにかかれば一生台無し、家族も不幸に。最初から名医を選んで良い人生にしましょう。ただの医師紹介本ではありません。そもそも病気を治療する目的は? どうやったら充実した人生が送れるのでしょうか。本書の「名医の選択」「おわりに―死を迎える人たちへ」を読めば、自ら答を見出すことができ人生観がきっと変わるでしょう。
-
5.0
-
3.7キャサリンはフランスに情報を流す裏切り者を暴く計画に、おとりとして協力することになった。今まで数々の不幸に見舞われてきたのだもの、どんな恐ろしいことにも危険にも驚きはしない。しかし、行動をともにする男性が到着すると、キャサリンは目を見張った。ダニエル・ロス少佐!親友をもてあそび、死に追いやった張本人だ。ずっと恨んできた人の、妻の役を演じることになるなんて。だが彼の視線は、思いがけず優しくまっすぐだった。■1815年、ナポレオンが幽閉先から逃亡し、混迷を極める時代。それまでずっとバースの田舎でひっそりと暮らしてきたヒロインが大活躍を見せます。アシュリーのすぐれた筆致をお楽しみください。
-
-
-
-
-
4.05歳で親を亡くし、牧場を営む祖父に引き取られて以来、ハローナは祖父からの冷酷な仕打ちに耐えてきた。その祖父が病で死の床につき、思わぬ話をハローナに持ちかける。自分の存命中に結婚すれば、牧場を彼女に遺すというのだ。女を捨てて働いてきた私と結婚してくれる人などいない……祖父はそれを承知で、私から愛する牧場を奪うつもりなのだろう。だがそのとき、脳裏に隣の牧場経営者ウェスの姿が浮かんだ。厳めしく威圧的だが誠実で、祖父の土地を欲しがっていると噂だ。頼みの綱は彼だけ――ハローナは意を決しウェスのもとへ向かった。
-
3.7神戸で「酒鬼薔薇」事件が起こったのが1997年。その28年前、そっくりな事件が東京近郊であった。同級生を殺し、その首を切断した加害者は、当時15歳の少年。息子の死から40年近く経ったいまも、被害者家族は事件を重く引きずっている。歳月は、遺族を癒さないのだ。一方、犯人の父は、約束の賠償金をほとんど払わぬまま死亡。犯人は“立派に更生”し、なんと弁護士として成功をおさめていた。被害者家族に光を当て、司法を大きく動かした、執念のルポルタージュ。
-
-1日3分のエクササイズでこころがどんどん楽になる 「どうしよう!」「もうだめ…」、突然不安に陥ったり、悲観的になったり、心のSOSを発してしまう……そんな体験をした人も多いことでしょう。そんなときは、心のスイッチを入れ替えると楽になります。その心のスイッチを入れ替える合い言葉が「じゃまいか」です。 「じゃまいか」は「じゃ、まっ、いいか」のごろあわせですが、投げやりな言葉ではありません。ルーツは精神科を受診していた患者さんから生まれた言葉で、症状が回復していくうちに「世の中には完璧はありえない。できる範囲でやればいい」と気づいてつぶやいたのです。つまり後ろ向きの言葉ではなく、現実と向き合い、乗り越える準備ができたのです。 本作品は、心のスイッチを入れ替える実践法を集めた「こころの体操」……「じゃまいか」セラピーをベースに、こころに効く3つのエクササイズを紹介します。手軽にできる1日3分のエクササイズで、こころの持ち方も生き方も変えてみませんか。 1 こころと体の危険シグナル別「じゃまいか」セラピー 感情的シグナルにはこの「じゃまいか」セラピー 身体的シグナルにはこの「じゃまいか」セラピー 精神的シグナルにはこの「じゃまいか」セラピー 行動的シグナルにはこの「じゃまいか」セラピー 2 平日の「じゃまいか」エクササイズ あなたにおすすめのメニューは? 免疫力をつける「じゃまいか」エクササイズ 見た目を変える「じゃまいか」エクササイズ 行動する「じゃまいか」エクササイズ 解放する「じゃまいか」エクササイズ 「スピリチュアルなセルフケア」エクササイズ 3 こころと体の毒を出す週末「じゃまいか」エクササイズ 週末にはこころと体の「毒」を出しましょう 毒素を出す「じゃまいか」エクササイズ こころと体を浄化する「じゃまいか」エクササイズ リセットしてパワーチャージ 自分にご褒美を与えてEQを高める ●斉藤弘子(さいとう・ひろこ) 「人のこころ」と「いのち」を見つめるノンフィクションライター&メンタルケア・スペシャリスト。「こころのケア」の意味とあり方を追究して取材やNPOの活動にも携わっている。また、東洋英和女学院大学大学院にて「サナトロジー(死生学)」を専攻し、大切な人やものを失ったときにどのように向き合っていくか…「喪失と受容」をライフワークのひとつとしている。葬祭ディレクター養成の専門学校にて「サナトロジー&カウンセリング論」の講師も務めている。著書に『新・心をケアする仕事がしたい!』『心が楽になっていくノート』(ともに彩流社)、『器用に生きられない人たち』(中公新書ラクレ)、『Q&A老いと死を迎えるための基礎知識』(明石書店)、『自殺したい人に寄り添って』(三一書房)、『世界でたった一つのマイ名言』(遊タイム出版)など。
-
4.5年齢とともにいささか懸命、必死の気持ちで、自分の心の奥にひそむものや、死について知ろうと努めるようになった。小説家として当然といえば当然であろうが、若い頃や壮年の頃は、同じ問題を考えても、やはりまだまだ人生が残っているという甘さが手伝って、懸命さにかけるところがあったのではないだろうか。だが、この年齢になると、これらの先生たちの、ひとつひとつのお話は、個人にとっても切実な問題ばかりであった。――まえがきより
-
5.0■君をこのまま城から帰すものか。彼女は幽閉の恐怖におののいた。■ニューヨークに住むサマンサは、祖父の介護費用を賄うため、医大を中退して、モデルとして働くようになった。イギリスの資産家カル・ローリモアの来訪記事を読んだ祖父は、死の床で、孫娘に驚くべき過去を打ち明ける。わしはローリモア家の家督を受け継ぐはずだった……。真偽を知りたくなったサマンサは、カルに近づいて気を引き、婚約指輪を手に入れる。そして招かれるままイギリスの古城へ着いた。だが、彼女を出迎えたのは見知らぬハンサムな男性だった。その男性こそ、ローリモア家の当主、カル・ローリモアで、ニューヨークで会ったのは、弟のリチーだという。カルは、財産目当てで弟に近づいたとサマンサを疑っていた。彼の敵意と監視の中、サマンサの古城探検が始まる……。
-
-モンスターと死闘を演じるチャンバラ時代劇! 慶長十七年、巌流島で宮本武蔵に破れて散ったはずの佐々木小次郎は、死んではいなかった。 この果たし合いをお膳立てした豊前小倉藩の前藩主細川忠興の背後に不振な影を感じた武蔵は、小次郎を死んだことにして忠興に探りを入れたのだ。 一方、密かに小倉に舞い戻った小次郎は、敵の襲撃を受ける。現れた敵はキリスト教によりヨーロッパから放逐された魔性の一族……そしてその狙いは、小次郎の剣、エクスカリバーだった! 日本を第2のアルビオンにせんと企む大魔導師の率いる西洋妖怪たちに立ち向かう、小次郎と武蔵の活躍を描く、ライトアクションノベル登場。 ●葛西伸哉(かさい・しんや) 1965年、青森県生まれ。小説家として、ライトノベルと呼ばれる若者向けの作品を中心に執筆。ファンタジー、SF、アクション、時代伝奇、学園ものなど多様なジャンルを手がけ、極限状態でのシリアスな生と死を描いたものからパロディ満載のコメディまで、作風の幅広さには定評がある。 著書は『エシィール黄金記』『アニレオン!』『パメラパムラの不思議な一座』『だめあね』(以上ファミ通文庫)『ブレスレス・ハンター』『無刃のイェーガー』『俺は天剣を掲げ/僕は飛竜と征く』(以上HJ文庫)『世界が終わる場所へ君をつれていく』『インポッシブル・ハイスクール』(以上MF文庫J)『ポチのウィニングショット』『サヴァイヴド・ファイブ』(以上GA文庫)ほか多数。
-
3.7待機児童問題の真実と さらに早まる“保活”の現実 2013年に話題となった神奈川県横浜市の待機児童ゼロ達成。実はこれにはウラがあった――。保育所の補助金や児童館、学童保育、そして予防接種ひとつをとっても、すべて国会や地域の議会で決められる。子育てと政治は密接な関係にあるのだ。子育ての現場を長年取材してきた著者が、「子育てとそれに対する政治の対応」を多くのデータを交えながら検証し、日本の子育てを考える。保育新制度の認定区分などの中身や問題点にも触れる、保育関係者必読の書。帯には、哲学者・國分功一郎さんからの推薦文を掲載。 ●横浜市「待機児童ゼロ」の真実 ●待機児童の歴史 ●待機児童はなぜ生まれるのか? ●待機児童と保育事故 ●さらに早まる? 「保活」の現実 ●「待機児童一揆」はなぜ起こる? ●保育士不足と待機児童 ●保育所という命綱 ●保育新制度は子育て世代を幸せにするか? 猪熊弘子 いのくま・ひろこ/ジャーナリスト・東京都市大学客員准教授/日本女子大学卒。主に就学前の子どもの福祉や教育、女性や家族の問題を中心に取材・執筆、翻訳を行う。『死を招いた保育』(ひとなる書房)で、日本保育学会第49回日私幼賞・保育学文献賞を受賞。
-
3.0
-
-幼い頃に両親を亡くし「情報屋」の叔父に育てられた和佐は、高度なハッキング能力を身につけ、深入りしない事を条件に叔父の仕事を手伝っていた。ところがある時、和佐は自分が入手した情報から何人もの人間が死に至っている事を知る。真相を知った自分は狙われるのではないか……身の危険を感じて逃亡を謀った和佐は、昔の記憶を頼りに父との思い出が残るショッピングセンターを訪れた。ここで夜を明かそうとするが、警備をしていた周防という男に見つかり窮地に立たされる。しかし、事情があると察した周防から「助けてほしいなら待ってろ」と、思わぬ言葉を投げかけられて……。
-
-ごみ収集現場における笑いと涙、驚きと怒りと感動の日常をとらえた実録読み物。心で感じるエコロジーの本。ごみ収集の最前線で働く者たちの日常とは、いったいどのようなものか? 清掃事務所へ寄せられる膨大な苦情と礼状の数々。ごみ収集現場にヤクザが現れた。詐欺師が、刑事が現れた。それから死体も! 家族を背負った同僚の死の悲話、阪神大震災時の応援部隊の感動話などなど、これまで語られることのなかったごみ収集現場の壮絶おもしろ話。定年退職後、1年か2年でコロッと死ぬというごみ収集現場の「いちころにころ」は本当か?
-
4.3彼を殺したことを告白します……枕元にいた映画監督のトマスを神父と誤り、死の間際、老人はそう囁いた。意識が混濁した老人のうわ言だったのか?時を同じくして、26年前の競馬界で起きた変死事件を題材に新作を撮影中のトマスは、何者かからロケを中止しろと脅迫を受ける。老人の告白と脅迫には関係が? トマスは不屈の意志でロケを続けるが、遂に凶刃が彼を襲った! 映画界を舞台に放つ、シリーズ屈指のサスペンス。
-
-ダニーがハワイの孤島に隠遁して四年が過ぎた。愛息の誘拐、妻の死……いまだ、心の傷は完全に癒えていない。ある朝、ダニーはビーチで倒れている女性を発見した。幸運にも、大きな怪我はないらしい。ほっとしたのもつかのま、彼女が言った。「私……自分が誰なのかわからないわ!」
-
-最近話題の孤独死・孤立死は今に始まった問題ではない。核家族化が進み地域社会が脆弱となっていく過程で、この問題は確実に増えていた。これは生活保護の地区担当印の活動からその実態を明らかにする衝撃の書である。ノンフィクションでは書ききれない部分にまでフィクションで踏み込んだ作品
-
3.3ひとりで死に、長期間誰にも発見されることのない、孤独死。今後日本で100万人規模での発生が予想されている。孤独死が起こった現場はどうなるのか、残された遺族は何を感じるのか、故人が抱えていたものとは……。著者が実際に特殊清掃に同行した壮絶なルポとともに、現代を生きる私たちが孤独死を防ぐためにはどうすればいいかを探る。
-
5.0孤独なレース “余命、残り1時間――” 死の淵より生還したボクの気負わない「リハビリ」ズム ゴールする唯一の方法、それは走り続けること・・・・・・ ■目次 ・第1章 死の淵からの生還 (あと1時間の命束の間の再会絶望的な未来 ほか) ・第2章 たゆまぬ挑戦の日々 (電車で通院することの難しさ「フラッと出かける」という夢ゴールの見えないリハビリ ほか) ・第3章 孤独なレース (「自立」に向けての準備家族の絆「よかったね」に対する戸惑い ほか) ■著者 大塚雄三 CHARCOAL FILTER 元ボーカリスト 1979年東京生まれ、慶應義塾大学中退。慶應義塾高等学校在学中に、「CHARCOAL FILTER」を結成し、ヴォーカルとして活躍。1999年のメジャーデビュー以降、楽曲がCMに起用されるなど各方面で注目されるが、2007年7月に解散。その後、広告代理店勤務を経て、株式会社Yellowship&co.を設立し、代表取締役を務める。2011年8月に香川県で自動車事故に遭い、病院搬送時に“余命は1時間”と診断されるも、奇跡的に一命を取り留める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
3.52022年以降、小中高生の自殺者数が3年連続で年間500人を超え、2024年は過去最多となった。大人の自殺者数が減少傾向にあるなか、なぜ子どもの自殺だけが増え続けているのか。虐待、市販薬の過剰摂取(オーバードーズ)、いじめ、「指導死」・・・。長年にわたり、生きづらさを抱える子ども・若者たちのリアルな声に耳を傾けてきたフリーライターが、その背景を詳細にレポート。こども家庭庁の設立など日本がとってきた政策史もたどり、対策の課題を考察する。いま知るべき現実が詰まった必読の一冊!
-
-まえがきより 子供の虐待死や自殺のニュースが後を絶たない昨今、一般的な親なら誰でもどうしたら我が子を失わずにすむのだろうと一度は考えるでしょう。 子供を失うというのは何も死別だけではありません。大切に育てたつもりの我が子が非行に走り、反社会的になることもそうです。そのまま心が戻ってこないのであれば失くすのと同じことです。 本書は胎児編です。 一見、思春期の非行や自殺と胎児とは関連がないように思われますが、人間の形成は受精卵の着床から既に始まっています。「ここから気を付ければ子供は非行に走らない」と区切れるものではありません。 もっと言えば、人格の形成は着床に始まるだけにとどまらず、過去から未来へ世代を繋いで連綿と続く命の流れの中で全て関連しているのです。虐待をしてしまう親も、元をたどれば更にその親の育て方に問題を見いだせるのですから。 ここでは自殺や非行に直接関連する内容はありませんが、将来自殺しない、非行に走らない強い人間を育てるためにはどのように育児に取り組めばいいのか、親の精神の在り方や子供への関わり方を妊娠期間から順を追って考察していきます。
-
-1902年、英国。運命に翻弄される少女の壮大な愛の物語。故ペニー・ジョーダン、幻の未邦訳作品。 美しい少女エリーは小さな町で生まれ育ち、やがて町の青年ギデオンと恋に落ちた。だが幸せな日々は、母の突然の死で一変する。名家出身の母は駆け落ち同然に結婚したことを悔やみ、娘には自分と同じ道をたどらせるまいとしていた。そこで死に際、しがない青年と恋に落ちた娘に約束させたのだ――二度とギデオンには会うなと。愛する母の遺言にそむくこともできず、エリーは事情を告げられぬまま、涙ながらに彼に別れを告げた。そして家族とも引き離され、裕福な伯母のもとへあずけられる。待ち受けていたのは壮絶な日々だった。 ■ロマンス界を牽引した人気作家、ペニー・ジョーダン――2011年の暮れ、突然に飛び込んだ彼女の訃報に編集部は騒然となりました。総発行部数1億部。日本でも多くの読者さんに愛され、まるでその人物が実在するかのような巧みな描写と圧倒的筆力は唯一無二。ペニー・ジョーダンの一ファンとして、もう彼女の新作は読めないのかと無念に思っていたのですが、そんな彼女の別名義による作品が、このたび満を持して刊行できる運びとなりました。舞台は1902年英国。悲しい遺言によって引き裂かれた少女と青年の切ない愛は、胸を震わす、壮大な物語へと広がっていきます。584頁という長さながら、気がつけば物語の世界に放り込まれて無心に読んでしまうこと間違いなし。訳者さんも担当編集も涙した、傑作です。
-
3.9※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 原爆の放射線を浴びて不治の病となって床に伏す父親と、近い将来間違いなく孤児になるであろう2人の幼な子――。この3人が生きてゆく正しい道はどこにあるのか。 本書は父親が考えたこと、子供たちの小さい頃の言葉や行動でもう忘れたであろうこと、今は分からないだろうから後で読んでもらいたいことが書かれた、父親の「遺言」である。 その遺言を父親永井隆は、〈如己堂〉で書き上げた。教会の神父、信徒たちの厚志によって建てられた2畳1室の家には寝台が置かれ、2人の幼な子が畳1枚に並んで寝る姿を見ながら、絶えず感謝の祈りを捧げる父。 遊びから帰ってきた娘は、頬を父の頬につけて言う。「……お父さんのにおい」 死を予告された父が愛情を込めて残した遺訓は、時間と空間を越えて、人々の心を揺さぶる愛と真実の教えに結晶する。
-
3.7日本初の遺品整理専門会社を設立した著者が、創業以来9000件に上る遺品整理から得た貴重な体験をもとに、深刻になりつつある孤立死に対し、どうしたら避けられるかをわかりやすい口調で語ります。全国の「孤立死問題に対する講演会」でしか語らなかった数々の名講演も収録。非売品DVD「孤立死-気づいてもらえない死-」もコミック化して収録。老若男女すべての日本人必読の一冊!
-
-
-
-
-
3.4『扉の向こうのコロシアムで殺し合っていただきます』 少女が目を覚ますと、そこは見たこともない空間。拳銃とナイフが与えられ、殺し合いを強制される。無慈悲に仕組まれた死のゲーム。集められた30人のうち、生き残れるのはただ1人――。 高校生の萩原悠人は、ある日ネットで拾ったアプリから「コロシアム」というデスゲームの開催と、そこに自殺したはずのクラスの中心人物・月島伊央が参加していることを知る。アプリを使って外部から彼女をサポート出来ることを知った悠人は、クラスメイトたちと共にゲームのクリアを試みるが……。集められた30人の共通点が、悠人たちに恐るべき真実を突きつける! 目を背けることは許されない、学園サバイバルサスペンス!
-
4.1全身にみなぎる憤怒と威厳、レーピンの「皇女ソフィア」――凄絶な姉弟喧嘩の末に、権力を握ったのは? 甘やかな香りが漂う、ボッティチェリの最高傑作、「ヴィーナスの誕生」――美の背後に秘められた、血なまぐさい出生の物語とは? 自らを死神になぞらえた、シーレの「死と乙女」――実際に画家とモデルを襲ったその後の運命は? 名画に秘められた人間心理の深層を鋭く読み解く物語シリーズ第2弾。ベラスケス「フェリペ・プロスペロ王子」、ミケランジェロ「聖家族」、ダ・ヴィンチ「聖アンナと聖母子」などなど――。名画に秘められた恐怖を読み解く「怖い絵」シリーズ、待望のオールカラー電子書籍化! 電子書籍版の絵画はすべてオールカラーで収録されています。 本書には、紙版に収録されていた「作品8 セガンティーニ 悪しき母たち」の章と、以下の2点の絵は収録されておりません。 岸田劉生「麗子像 一九二一」 パブロ・ピカソ「朝鮮の虐殺」
-
-大地震が起こり、恭子は息子の未央が死んだことに自責の念に苛まれていた。彼女は夫の常男が当時、自分を助けてくれなかったことに、夫の愛が乏しいのだと落ち込むのだ。 他方、信者仲間の志井子は恭子が入院している病院に見舞いに訪れる。恭子にすれば歓迎すべき人ではない。親しい間柄ではないのだ。 志井子は偶然知った常男の浮気の噂を恭子に知らせようとやってきたのだ。 夫の常男は学校で被災者支援のボランティアをしていた。そこで、知り合った香織と懇ろになっていた。前からカトリック信者の恭子と彼は震災を機に、その本当の姿が露になってきたのだ。愛人の香織はそのことに勘付いていた。常男は杓子定規の妻の態度に冷たいものを日頃、感じていた。 香織の夫は不慮の事故でなくなった。夫は志井子の兄である。 香織は美人で、中学校で教えていた時、その美貌は同性に睨まれ、あらぬ、噂を立てられた。それに嫌気をさした香織は学校を辞め、ピアノ教師で、生計を立てていた。 彼女に一人娘の愛香がおり、看護士をし、病院で寝泊まりして、がんばっていた。 恭子は夫の浮気の噂を確かめたいと夫のいる学校に出かけ、恋敵と対面する。 自宅に帰った恭子は日頃からノイローゼ気味で、睡眠薬を常習していたが、誤って、飲みすぎてしまった。 倒れている妻を発見した夫は彼女を病院に担ぎ込んだ。彼女のいのちは風前の灯火であった。さて、この結末はどう展開するのか?・・・ 大地震と人間の運命。キリスト信者と自死の問題、禍と神の意志の問題等普遍的な問題を絡ませながら、人の生き方を問う作品である。
-
3.5平成十年代なかば――二十一世紀に入って四、五年の頃から落語ブームといわれる現象が起きた。古今亭志ん朝の早過ぎた死への嘆きの中に発生した現象というのは皮肉の極みだが、そのブームの中でしきりに「昭和の名人」の看板が目につく。さまざまな出版刊行物にとって重宝な看板には違いないが、そこに書かれた名前が三か五ならともかく、十、二十を超えるとなると、それは志ん朝が言った「名人」とは別物だと思わざるを得ない。正真正銘の名人と看板だけの名人は違うということなのか。名人とは観光ブームの中の名所旧跡のようなものなのか。名人が簡単に量産されて「名人ブーム」になっては見分けがつかない。「名人」とは誰のことなのだ――。〈本書より〉※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
-
-グログラーム王国の聖女ヴィヴィアンは、王太子ジェラールの婚約者として忙しい日々を送っていた。 元平民ということもあり、肩身の狭い思いをしていたが、大好きなジェラールと親友の公爵令嬢ベルナデットがいたから頑張ることができた。 しかしある日、ヴィヴィアンは彼らの裏切りにより殺されてしまい、『死の森』に捨てられてしまった。そこは一度足を踏み入れた者は決して戻ってこないと恐れられるアンデッドが住む森だ。 死んだはずのヴィヴィアンが目を覚ますと、冥王と呼ばれる美しい容姿の男性、サミュエルの屋敷にいた。大好きな人の裏切りに悲しんでいるヴィヴィアンに、サミュエルはさらに衝撃的なことを告げる。 「君は”アンデッド”になったんだ」 黒い泥に覆われた死の森で暮らすことになったヴィヴィアンだが、不思議な生き物たちと意思疎通していくうちにさまざまなことが明らかになっていく――。 電子限定書き下ろしの番外編ではヴィヴィアンとサミュエルの気持ちが明らかに!
-
-グログラーム王国の聖女ヴィヴィアンは、王太子ジェラールの婚約者として忙しい日々を送っていた。 元平民ということもあり、肩身の狭い思いをしていたが、大好きなジェラールと親友の公爵令嬢ベルナデットがいたから頑張ることができた。 しかしある日、ヴィヴィアンは彼らの裏切りにより殺されてしまい、『死の森』に捨てられてしまった。そこは一度足を踏み入れた者は決して戻ってこないと恐れられるアンデッドが住む森だ。 死んだはずのヴィヴィアンが目を覚ますと、冥王と呼ばれる美しい容姿の男性、サミュエルの屋敷にいた。大好きな人の裏切りに悲しんでいるヴィヴィアンに、サミュエルはさらに衝撃的なことを告げる。 「君は”アンデッド”になったんだ」 黒い泥に覆われた死の森で暮らすことになったヴィヴィアンだが、不思議な生き物たちと意思疎通していくうちにさまざまなことが明らかになっていく――。 電子限定書き下ろしの番外編ではヴィヴィアンとサミュエルの気持ちが明らかに! 『婚約者と親友に裏切られて殺された聖女はアンデッドとして蘇ります!(1)【分冊版】1』には『【プロローグ】婚約者と親友の裏切り』~『【一章】 アンデッド』(前半)を収録
-
-幼い頃に山に捨てられ神龍を父とし、神獣たちを家族として育てられた雨華。 人間としての自立を目指し崑崙街でまじない屋を開業するも、 街を牛耳る方士一族・雲家の嫌がらせで店を壊されてしまう。 途方に暮れ辿りついた先は花街で、落籍の決まった妓女が何人も落下死しているという噂を耳にする。 妓女たちの相談に乗ろうとするも、居合わせた雲氏の男に止められてしまった。 しかし雨華と男の対立を面白がった妓女が 「勝ったら雨華の店の許可を、負けたら雲氏の門弟に」と提案してきた。 勝負を受けるも、相手は最強の方術士と名高い黒扇君で――!? 人間たちの謎に神獣(もふもふ)たちと挑む中華妖怪ファンタジー!
-
3.0
-
5.0
-
4.1
-
4.3
-
3.7終身現役、一生勉強。 56歳でベストセラーを上梓、 85歳を超えても活躍し続ける秘訣とは? 孔子は「40歳にして不惑」「50歳にして天命を知る」と言っています。 確かに人生を「起」「承」「転」「結」と4つに区切れば 50歳は既に己の行く道筋をはっきりと頭に描き、死という終わりに備える「結」に入る年齢なのかもしれません。 しかし、人生が80年以上になった今、童門先生は「もはや人間の一生に『結』などない。あるのは『転』だけだ」とおっしゃいます。 逆に50歳は新しい境地を追い求める転変への分岐点になりえるというのです。 実際、代表作となった歴史小説『小説 上杉鷹山』を上梓されたのは 都庁勤務というサラリーマン生活に51歳で終止符を打ち、作家活動に専念された後、56歳の時なのです。 そして、「起承転転」の日々を支えるのは知識や教養を高めるための「勉強」であると先生はおっしゃいます。 この本にはその「勉強」をどのような態度でどういうふうに行っていけばよいのかが書いてあります。 50代からに焦点を当てた童門式勉強法です。 しかし、その方法論、生きる姿勢はあらゆる年齢の方々にも参考になります。 若い方々にも是非読んで頂きたい1冊です。 *目次より 「死して朽ちない」ために何を学ぶか 死ぬまで未熟、未完な「起承転々」の人生 型にとらわれない自分流の学び方でいい 「眠らなくてはいけない」という拘束感から解放されよ 頭をやわらかく、心をゆたかにする思考法 人生の余白を広げる学び方 「終身現役、一生勉強」の生き方を貫く 知識と行動を並立させる「楕円思想」をもて やるべきときに自分の「やる気」に相談するな 主体性と協調性が並立する「握り飯」型人間であれ 異見こそ尊重せよ――単眼を複眼に変えるもの 世界の破滅を前にリンゴを植える静かな覚悟をもつ
-
-今年、放送50周年を迎えた人気番組「笑点」。 桂歌丸の番組引退、春風亭昇太の新司会就任、林家三平の加入に果ては三遊亭円楽の不倫騒動となにかと話題のご長寿番組の知られざる裏側にせまった大特集。 週刊文春に掲載され好評を得た「完全保存版『笑点』大研究」が、電子書籍オリジナルで登場。 読めばあなたも「笑点」通、間違いなし! 【50周年「笑点」50の秘話】 先代円楽は入れ歯だった――!? 番組創設者・立川談志の絶対放送できないマル秘ネタから、 名司会者・三波伸介の死の間際の本音まで。 毒蝮三太夫、伊東四朗、桂才賀ら関係者が明かす秘話の数々。 50の笑噺からなる豪華年表付きの大特集! 【「笑点」あの人は今】 五代目座布団運び・松崎真、円楽が自費で建設した寄席「若竹」、 もう食べられない木久蔵ラーメン――。 徹底取材で見えてきた気になるあの人、あの味の現在。 リハビリを続ける林家こん平のインタビューも収録。 【今日は笑点びより】 「アナタは笑点にだれと行きますか?」 漫画家・伊藤理佐さんが「笑点」の公開収録に初潜入。 爆笑の裏側を大公開。 【対談 桂歌丸×阿川佐和子】 50年におよぶ「笑点」出演を卒業した歌丸師匠。 歴代司会者の特徴から、知られざる当代円楽の“腹黒キャラ”誕生の秘密、 新たに林家三平が加わった現在の感想まで含め、 『聞く力』でおなじみの阿川佐和子さんを聞き手に、番組の歴史がひもとかれます。
-
3.6
-
-さっと読めるミニ書籍です(文章量25,000文字以上 30,000文字未満(30分で読めるシリーズ)=紙の書籍の50ページ程度) 【書籍説明】 斎王というと、読者の皆さんは、一体どんなイメージをお持ちだろうか? やはり、特に政治に関与したり、華やかな活躍をする訳でもなく、歴史の陰でひっそりと、伊勢で神に仕えて日々を送る、地味な存在、 という印象が強いのではないだろうか? 更に彼女たち斎王は、少女の頃くらいから、年頃の乙女に生い立つまでを、都から遠く離れた伊勢で過ごし、そしてけして恋も許されず、 また帰京できるのは肉親の死か、譲位が行われた時だけという、数々の掟に縛られていた。 こうしたことから、斎王は王権の犠牲者という、かなり否定的なイメージを持つ人々も、いることだろう。 確かに自らが望んで、神に仕える斎王となった訳ではないにせよ、彼女たちは彼女たちに、都から遠く離れた伊勢で、国の平和や、 なるべく天皇の御代が長からんことを懸命に祈り、神に仕える日々を、送っていたのではないだろうか? とにかく何よりも、自分のために生きることが良しとされる、現代人にはなかなか理解しがたい、生き方ではあるかもしれないが。 また、一口に斎王といっても、けして前述のような、一律なイメージだけでは語ることができないところもある。 皆、けして無個性なお姫さまたちばかりではなく、なかなか印象的な斎王たちも時々、存在しているのである。 本書では、そうした、それぞれ印象的な斎王たちを中心に、ピックアップして紹介した。 ただ、これはこれで、読者たちにまた逆の誤解を招いてしまうかもしれない。 基本的には斎王というのは、特筆する程の、大きな喜びや悲しみもなく、ただ静かに自分に与えられた勤めを日々こなし、 また解任後も、ひっそりと平穏に生きた場合の方が、圧倒的に多いということである。 著名な斎王から、ほとんど世にその存在を知られていない斎王たちまでの中から、記録から断片的に垣間見える、 彼女たちの姿を追いかけてみたい。
-
-地震,台風,テロ,紛争,パンデミック――。災害は突然に,そして容赦なく人の生活を一変させ,PTSD,うつ,不安,依存症,バーンアウトといった心の危機や災害関連死をも引き起こす。それは,被災者だけでなく,支援者にも当てはまる。これらの対応には,早期からの適切な介入と,息の長い支援体制が必要である。 本書では,本来人間が持つ力強さであるリジリエンスやサイコロジカル・ファーストエイド,災害の精神・心理面のトリアージなどを解説し,急性期~慢性期にわたる対応をはじめ,災害精神医療・保健支援体制を平時から構築しておくことの重要性を紹介する。 2015年の初版刊行から10年,多くの災害対応の知見と現場経験を反映し,情報をアップデートした本書は,「傷ついた人をこれ以上傷つけない支援」のために,すべての医療従事者から専門救援要員(警察官,消防官,自衛官,行政職員災害),ボランティア,医療に関心をもつ一般読者まで幅広く手にとっていただきたい一冊。
-
4.8東日本大震災の最前線に住み込み、現地の人々と共に暮らしながら、小さな声に耳を傾け続けた日々。家族全員を失った女性、直後に授かった新しい命、児童や教員の死に苦悩する学校関係者、親友のカメラマンの死・・・・・・。朝日新聞に掲載され、大反響を呼んだ「南三陸日記」の続編とも呼べる震災ルポルタージュの傑作。文庫化。
-
4.0「俺、このまま滑落死するのか?」 こんなはずじゃなかった。強風吹きすさぶなか、断崖にしがみつくように下りながらも、数秒前までは自信たっぷりの足取りだった。 ところが足が滑った瞬間、手でつかめるものが何もなく、アイゼン(金属製のスパイク)の爪もうまく刺さらず、落ち始めた。(本書より) エベレスト8,000メートル峰14座踏破の世界記録更新、シェルパたちの地位向上、祖国と自然への尊敬。 野望を抱き英国舟艇部隊から登山家に転身し、できることはなんでもやる。超人にして快男児、プルジャが前人未踏の世界記録を打ち立てるまでのリアルな記録。 幼少期を過ごしたネパールの村、グルカ兵としてのミッション、絶景の山など貴重なカラー写真も掲載。 <目次> 1 死か、栄光か 2 希望がすべて 3 臆病者になるくらいなら死んだほうがまし 4 飽くなき追求 5 デス・ゾーンへ 6 泳いで月を目指す 7 すばらしいミッション 8 いちかばちか 9 尊敬は勝ち取るもの 10 極限状況でも正常に機能する 11 大救出 12 暗闇へ 13 混乱のとき 14 サミット・フィーバー 15 山における政治 16 あきらめることを知らない 17 嵐のさなかで 18 荒々しい山 19 山の意向 20 みんなのプロジェクト 21 偉業達成 エピローグ ついに頂点へ ニルマル・プルジャ 2019年、8,000メートル級14座を7か月で踏破すると宣言、みごと成し遂げた登山家。 1983年ネパールの貧しい家庭に生まれる。 長兄、次兄を追いかけて切磋琢磨し、グルカ兵となる。 英国へ移り、英国舟艇部隊に所属。 2018年、大英帝国勲章をエリザベス2世から授与される。 「願えばかなう」をスローガンに、祖国ネパールのシェルパたちの地位向上を目的のひとつとし、また環境問題への関心も高く、多方面で影響力ある発信を行う。 その型破りなスタイルは世界中にインパクトを与え続けている。
-
-こんな怖い噂、知ってる? 大好評「最強の都市伝説」シリーズ第四弾。 「都市伝説」の本家本元・並木伸一郎が世間に流布する旬な「怪しい噂」を大公開! マイケル・ジャクソン死の真相 ネッシーが死んだ!? 月面にナチスの基地があった? 本当にあった爆乳事件 人面犬は生物兵器だった!! 超能力者たちが隠れ住む村 NASAはなぜ「2029年」を隠すのか? 検索してはいけない言葉 ピンクイルカに妊娠させられた女性 天使のスポット、悪魔のスポット 他全50編収録
-
3.0秘匿された731部隊の遺産は、世界を死滅させる細菌兵器なのか 東京のど真ん中にある新宿青空公園。ここでホームレスが連続して死亡した。自然死として処理された遺体から、孤高の医師・古都波(ことなみ)は血中リンパ球の異常を見つける。同じ頃、遠くアメリカでは数十年間変異を続ける未知の細菌が研究されていた。 隠蔽された戦争の闇、悪魔の人体実験……。ホームレスの死はパンデミック(爆発的感染)への引き金となるのか? 黒い欲望の恐怖を描く、驚愕の医療ミステリー! 文庫版から全面改稿して電子でついに復刊。 ●霧村悠康(きりむら・ゆうこう) 大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。
-
-
-
4.2著者シリーズ累計100万部突破!(電書含む) 前作から6年ーー 衝撃と感動の「最後の医者」シリーズ最新刊! 待望の書き下ろし長編!! 【あらすじ】 「これがあなたが誰かと話せる、最後の機会になる可能性があります」 クリスマス。結婚3年目を迎える女性が最愛の伴侶を喪った。 懸命にその治療へ挑んだ担当医・福原雅和(ふくはらまさかず)は 手術ができなくなり、行方を眩ます。 彼を探す友人の桐子修司は、 今までに関係した遺族たちと対話を重ねるが…… 大切な人に先立たれた後、残された人々はいかに生きていくのか? 消えない死別の悲しみの向こうへーー 今を生きる人々の希望を描く、大人気シリーズ最新刊! <発売前より全国の書店員様より絶賛の嵐!> 『最後の医者』シリーズには人が生きるという事に対して「嘘」がないのだと思う。だからこんなに心を動かされるのだろう。衝撃や派手さだけが目立つ最近の小説の中で忘れてしまっていた誠実でまっすぐな物語の感動がここにはある。 (SHIBUYA TSUTAYA IP書店/プロジェクトリーダー・栗俣様) 大切な人の死を受け入れる苦しみを、その先に進む方法を-今生きている者が、生きていく為に必要な物語です。 (草叢BOOKS 新守山店/文庫担当・勝俣様) 今作が初めてでしたが、シリーズ3作目のみでも十分に読みごたえがありました。登場人物の過去、そして未来を知りたいと思いました。 (函館 蔦屋書店/文庫担当) 著者について ●二宮敦人(ニノミヤ アツト) 1985年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。代表作『最後の医者は桜を見上げて君を想う』等、フィクションとノンフィクションの垣根を越えて活躍。著書に『18禁日記』『最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常』『サマーレスキュー 夏休みと円卓の騎士』等がある。
-
-
-
3.81915年。罹患者が発熱し血液を欲するという奇病が爆発的に流行した。死をまぬがれた五億五千万人は快復せず、自傷したり他者を傷つけてまで血を啜ろうとするその存在を、人々は畏怖を込めて“吸血種”と呼んだ。吸血種と戦うため、人類は人類再生教団を結成、徐々にその力で人類側を勝利に導いた。それから約百年。第七十六使徒先遣隊の第四教僕隊としてリアン・ハートは“最果ての東”と呼ばれる地に降り立つ。
-
-
-
4.0
-
-「ある心の風景」喬は女から悪い病気をうつされ京都の街を彷徨する。憂鬱で退廃的な心の中にひとつの安らぎを得る。鈴の音に癒やされるのだった。「ある崖上の感情」あるカフェで二人の青年が知り合う。崖の上から開いている窓をのぞき他人の生活やベッドシーンを見る。俺と同じ欲望で崖の上へ立つようになった俺の二重人格だ。俺がこうして俺の二重人格を俺の好んで立つ場所に眺めているという空想はなんという暗い魅惑だろう。俺の欲望はとうとう俺から分離した。「桜の樹の下には」桜の樹の下には屍体が埋まっている!美しいものにも常に死があり、そしてまた生につながっていることを理解したとき不安から解放される。梶井基次郎の珠玉の3編を収録。
-
-満開のサクラに白く花霞む『桜ヶ丘』――。生まれ故郷に帰ってきた行也は、桜羅騎士団の桜と運命的な出会いを果たす。天真爛漫な桜の元気に、行也は振り回されるばかり。しかし次第に打ち解けあい、やがては二人は惹かれあっていく。一方『時なき死の国・ディサマス』は、桜を捕らえんと悪意の策謀をめぐらしていた。何ら特別な力を持たない行也は、『アークに宿る死神』の魔の手から桜を守るため、仲間とともに奮闘する――。時の流れに蒸発し、やがては誰もが『ここ』を去らねばならない『我々』は、何をかけて戦うのか!? 使命と境涯の騎士団ファンタジア始動!!
-
4.3「脳が死んでも体で話しかけてくる」 冷たい夏の日の夕方、25歳の青年が自死を図った。彼は意識が戻らないまま脳死状態に。生前、心を病みながらも自己犠牲に思いを馳せていた彼のため、父・柳田邦男は思い悩んだ末に臓器提供を決意する。医療、脳死問題にも造詣の深い著者が最愛の息子を喪って動揺し、苦しみ、生と死について考え抜いた最後の11日間。その日々を克明に綴った感動の手記。
-
-
-
4.0
-
3.0大河「真田丸」時代考証者による真田昌幸論。 戦国大名研究でつとに知られ、2016年NHK大河ドラマ「真田丸」の時代考証も務める歴史学者・黒田基樹氏が、信濃国小県郡の国衆(小領主)に過ぎなかった真田昌幸がいかにして上杉・北条・徳川といった戦国大名たちと渡り合い、大名へとのぼりつめていったのかを、膨大な史料で明らかにしていく、渾身の真田昌幸論。 長兄・次兄の死により家督を継いだ昌幸は、北条氏と熾烈な抗争を繰り広げながら、上杉景勝、徳川家康、羽柴秀吉と次々と主君を乗り換え、最後は豊臣大名へとのしあがる。その陰にあった細かな調略の数々を、著者は丹念に読み解いていく。そこから浮かび上がってくるのは、存続をかけて智略を尽くす、大名と国衆のリアルな姿である。 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
-
-【真田幸村を知る→手本にする→「モテる」!!】 無類の強さを備えながらも仁の心を貫き、戦国時代の悲劇のヒーローとなった真田幸村。 現代の女性から絶大な支持を得ている幸村の生き様を学べば、あなたも幸村のように人気者になれること必至! 歴史だけでなくモテるノウハウも学べる、一石二鳥の一冊! --------------- 目 次 --------------- まえがき 第一章 真田氏勃興――幸隆の時代 ● 武田信虎の信濃侵攻 ●「海野平の戦い」 ● 幸隆の失望 ● 晴信の信虎追放 ● 幸隆、武田晴信に臣従 ●「川中島の戦い」 ● 信玄、幸隆の死 第二章 家康を二度までも破る――昌幸の時代(一) ● 騎馬から鉄砲の時代へ ● 三男・昌幸が、真田を継ぐ ● 武田氏の滅亡 ● 生き抜くためには……? ● 幸村、人質として上杉へ ● 神川の戦い ● その頃、幸村は…… ● 信幸は家康の人質に ● 太閤秀吉、死す 第三章 「関ヶ原の戦い」と九度山蟄居の日々――昌幸の時代(二) ● 秀吉亡き後…… ●「犬伏の別れ」 ● 第二次上田合戦と関ヶ原 ● 大助誕生と昌幸の死 第四章 不沈艦「真田丸」――大坂冬の陣 ● 家康の無理難題 ● 九度山脱出、大坂へ ● 大坂城入城 ● 家康の大坂城包囲網 ● 幸村の作戦 ● 大坂冬の陣 第五章 幸村、戦場に散る――大坂夏の陣 ● 裸にされた大坂城 ● 束の間の休息 ● 大坂夏の陣 ● 戦いの経緯 ● 最後の決戦 ● 始末記 第六章 真田十勇士 ●『真田十勇士』とは? ◆ 猿飛佐助 ◆ 霧隠才蔵 ◆ 三好清海入道 ◆ 三好伊三入道 ◆ 穴山小助 ◆ 海野六郎 ◆ 根津甚八 ◆ 由利鎌之助 ◆ 筧十蔵 ◆ 望月六郎 【真田三代略年表】 【参考文献】
-
4.2奇跡を起こせるのは、最後の最後まで奇跡を信じきったやつだ―― 資金なし、経験なし、計画性なし。 あるのは志とビジョンだけ。 ベンチャー起業の紆余曲折と仲間たちとの絆を描いた、お仕事×青春小説! なにかを成し遂げたいのなら、死ぬ気で働かないといけない時期が必ずあると思うんだ。 黒川虎太郎は大学四年生。大手企業からの内定も獲得し、堅実な人生を送っていく――はずだった。だが、ステージIVの悪性リンパ腫になったことで人生が一変。 絶望に襲われるコタローを救ったのは『生きるための起業』という一冊の本だった。治療が奏功し、なんとか死を免れたコタローは退院と同時に、「生きるために」起業することに。 高校時代の同級生、白井博と二人で会社を立ち上げたものの、事業内容も資金の調達先も何も決まっていない。 決定したのは社名――「サバイバーズ」だけ。動画制作会社としてスタートを切ることにしたものの、行き当たりばったりすぎる経営で、この先、生き延びることができるのか……!?