作品一覧

  • 国土と日本人 災害大国の生き方
    3.9
    1巻990円 (税込)
    山地が七割を占め、地震や台風にしばしば見舞われる日本。 この試練の多い土地に住みついた日本人は、古来、道を通し、川筋を変え、営々と自然に働きかけてきた。 私たちが見る風景は、自然と人が共に造り上げたものなのだ。 本書は、まず日本の国土の地形的・社会的特徴を明らかにする。 さらに大震災に見舞われ、財政危機にある今、海外に伍して豊かな国土を築き上げ、日本人が再び活力を取り戻すために何が必要かを提言する。 ■□■目次■□■ 第1章 国土はどう形成されてきたか 第2章 日本列島の自然条件―わが国土の実情1 第3章 国土の社会条件―わが国土の実情2 第4章 これまでの国土造り 第5章 これからの国土造り 終章 人の輝きを国土が支える―「人と国土」の思想
  • 日本人は国土でできている
    4.5
    1巻1,210円 (税込)
    ●「そんな不便なところに住まなければいい」!? ●「日本企業が中国の安い賃金に負けてしまう」!? ●「日本列島は日本人だけのものではない」!? 妄言、暴言に大反論 貧困化、棄民思想、国家の無気力、インフラ軽視、経済学者と財務省の罪、リアリズムの崩壊…費用対効果と空気で漂流する日本の現状を国土の視点から一刀両断する警告の書。 インフラが歴史を切り開く 【主な目次】 序章 やせ細る日本 第一章 なぜ日本人は劣化しているのか 第二章 悪の栄える国 第三章 経済学は何のためにあるのか 第四章 日本の防災の実情 第五章 目に見える財務省の罪 第六章 棄民思想がはびこっている 第七章 国家の無気力 第八章 インフラは日本を変える 終章 リアリズムの崩壊
  • [新版]国土が日本人の謎を解く
    3.3
    1巻968円 (税込)
    「圧倒的な説得力の日本人論」 ——藤井聡 京都大学大学院教授 都市封鎖(ロックダウン)・水際対策 なぜ日本人にできないか 絶賛された日本人論が、序文を加えた新書版になって登場 ------------------------------------- コロナ騒動も一冊で解ける ------------------------------------- なぜ日本人は公権力を嫌うのか なぜ日本人は有事に備えないのか なぜ日本人は中国人とこんなにも違うのか 国土の視点から日本人の強みも弱みも解き明かす 目からウロコの日本人論。 ◎「災害死史観」と「紛争死史観」 ◎「人為の国」と「天為の国」 ◎都市城壁のある国とない国の違い ◎日本に「市民」はいない ◎日本人に理解できない正義の殺戮 ◎「権利」という言葉を持たなかった日本人 ◎日本では「権力」が脇役 ◎「考える」と「感じる」の違い ◎官僚制と封建制 ◎大転換点となった一九九五年
  • 国土が日本人の謎を解く
    3.8
    1巻1,430円 (税込)
    自虐も「戦後洗脳」も 吹き飛ぶ日本人論 なぜ日本人はここまで世界の人々と違うのか。 「戦後」よりはるかに長い時間が大量虐殺の歴史を持つ国々と、災害死の国・日本の違いを生んだ。 国土学の第一人者が日本人の強みも弱みも解き明かす。 戦後70年だからこそ問い直したい日本人とは何か。 3誌の編集長はこう読む! ---------------------------------- 「WiLL」編集長 花田紀凱氏 日本人が再び羽ばたくための処方箋 ---------------------------------- 「考える人」編集長 河野通和氏 知の100本ノック! 日本人の底力を問う ---------------------------------- 「中央公論」編集長 安部順一氏 「災害」列島が日本人の思考に何をもたらしたのかを解く! ---------------------------------- われわれは何を経験し、何を経験しなかったか 日本独自の地理地形や天変地異、災害の歴史を私たちはどう乗り越えてきたか。 愛する者を奪った自然を恨みぬくことができないわれわれと、「正義の殺戮がある」と考える他国は、良い悪いではなくただただ違う。 ◎なぜ「日本人」は生まれたのか ◎なぜ日本人は世界の残酷さを理解できないか ◎なぜ日本人は権力を嫌うのか ◎なぜ日本人は中国人とここまで違うのか ◎なぜ日本人には長期戦略がないと言われるか ◎なぜ日本人はグローバル化の中で彷徨っているか 「日本人」を知れば他国のこともよくわかる!

ユーザーレビュー

  • 日本人は国土でできている

    Posted by ブクログ

       需要があるところに

       投資するのではない

       投資があるところに

       需要を育んでいくのだ







     一言にするとまさにこうした旨になるでしょう。

     インフラって結局何で必要なの?

     今の政治がおかしいと思うけど、何がおかしいの?

     ということを知りたいあなたにおすすめです。






     ※
     以下、個人的雑記となります。
     時間の許す方のみ、お付き合いくださいませ。






    ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー







     藤井さんのお話は、動画でも著作でも数多く見知っているところでしたが、大石さんの著作は今回初めて読ませてもらいま

    0
    2024年09月20日
  • 国土と日本人 災害大国の生き方

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『なんで家族を続けるの?』(内田也哉子 中野信子)で、

    「(日本は)豊かに見えるけれども、耕作面積は少ないし、災害にも遭いやすいし、資源も少ないし、意外と潜在的には貧しい国」という一文が気になった時に、

    「日本人って、災害大国でどうやって過ごしてきたんだっけ??」と気になって手に取った『国土と日本人』(大石久和)。

    災害をテーマとして読もうと思って開いたのですが、

    土地開発や日本人の特徴に関する面も読めて楽しかったです。

    欧米との比較で「これだけ違うんだ!」って思った…。

    弓状列島の中央を脊梁山脈が縦貫している事によるインフラ整備や気象災害対策の難しさについての話、

    欧米人が日本

    0
    2023年04月18日
  • 国土と日本人 災害大国の生き方

    Posted by ブクログ

    旧国土庁での実務経験も持つ著者が、日本の国土の特徴や課題を、縦軸(歴史)と横軸(世界との比較)の視点から分析する。
    キーワードは、「国土に働きかけ、国土から恵みを返してもらう」こと。

    日本には、列島の自然条件の脆弱さ(山脈や川により分断され、平野が少なく、地震や台風、豪雨に見舞われやすいことなど)や、所有権絶対の観念(公共事業に多大なコストがかかる)といった事情に由来する国土の「使いにくさ」がある。
    今後は、他国との経済競争に遅れないためにも、将来世代により良いものを残すためにも、道路、港湾、空港、河川といったハード面の課題や、首都機能の分散や地域間連携といったソフト面の課題(いずれにせよ、

    0
    2016年04月27日
  • 国土が日本人の謎を解く

    Posted by ブクログ

    日本人の特徴を国土という観点からまとめた興味深い一冊。他国との国土の違いや歴史を参照し、現実味を感じられるように著者の考えがまとめられている。
    国際貢献をしたいと考える者にとって、自国を知り他国との違いを理解することが第一歩と言われる中で、読むべき一冊と思う。また、日本国内で土木に携わる者にとっても、国土との共生を考える契機となる。

    1
    2016年03月08日
  • 国土が日本人の謎を解く

    Posted by ブクログ

    オススメされて読んでみた一冊。なるほどなるほど、日本人の土地柄の特性と共有されている価値観、そこに無理に欧米に合わせたゆえに生じているひずみがわかりやすくまとまっていて、もっと自分たちがチームとして力を出していくために必要なヒントが書かれていた気がしました。違いが明確な比較対象があると、自分たちのことがよく見えてくるっていうのはありますね。「公」と「共」の違いについても納得できる部分があって、これからの自分の動き方も少し変わってきそうです。

    1
    2015年11月08日

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