平等作品一覧

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  • 新自由主義の時代の在日コリアン オールドカマー移民の分極化と交差性
    -
    1巻3,740円 (税込)
    自己責任や競争を推し進める新自由主義の時代にあって、在日コリアンはどのように自身の人生を選択し、この社会に「適応」しようとしているのか。また、在日コリアン内部での格差は、どのように生起しているのだろうか。 在日コリアン社会へのフィールドワークを通じて得たライフコースに関する語りの分析から、現代の在日コリアンがエリート層、あるいはアンダークラスへと分極化していくプロセスを丹念に描き出す。それと同時に、拡大した格差が在日コリアンのコミュニティ内部に葛藤を生じさせる事態にも迫る。 新自由主義の原理で満たされた現代を生きる在日コリアンの経験を、人種やエスニシティ、ジェンダー、階級などの複数の要因の絡み合いを想定する「交差性」の視角から読み解き、移民としての背景をもつエスニック集団が直面する複雑化し細分化した社会的不平等の実相を浮き彫りにする。
  • 新常識主義のすすめ
    4.0
    「常識」とは何だろうか。それは常人でも持っている識別力のことである――名作ポルノ小説を糸口に現代の狂気から逃れるための常識の復権を説く表題作はじめ、「古事記・宣長・小林秀雄」ではオカルトの系譜から宣長と小林秀雄を考察し、「漫画の時代」では漫画の持つ<途方もないエネルギー>を論じる。はたまたモーツァルトを語り、戦後教育の持つ「平等主義という矛盾」を鋭く衝く。平易な文章で読む者を新しい思考の世界にひきこむ名エッセイ集。
  • 新世紀のコミュニズムへ 資本主義の内からの脱出
    3.4
    資本主義を超える。それはいかにして可能なのか? 持続可能な未来に向けた真の課題とは? 気候変動や経済的不平等をもたらす資本主義を超えて、「コミュニズム」へと至る。それは、いかにして可能なのか? コモンズ(私的所有を超えた共有物)を中核に据えた、生き生きとした社会を築く方途とは何か? 未来を生きる将来世代に持続可能な形で地球を残すことを、いかなる思想的構えで現在の不自由に優先させるか? マルクスからヘーゲル、経済学から宗教学までの多様な知見を縦横に駆使し、パンデミック後の思想的課題に鋭く迫る。「未来の他者との連帯」というアクロバティックな課題の考察にまで及ぶスリリングな展開。資本主義をめぐる積年の考察がここに結実! 大澤社会学、至高の到達点。 第1章 人新世のコロナ禍 第2章 普遍的連帯の(不)可能性  1 簡単に理解できることなのに……  2 倫理的な洗練の極と野蛮の極  3 イエスの墓の前で  4 動物としての人間の生  5 禁欲の資本主義  6 もうひとつの時間 第3章 惨事便乗型アンチ資本主義  1 ソフィーの選択のように  2 ベーシック・インカムは可能か  3 現代貨幣理論の盲点  4 惨事便乗型アンチ資本主義  5 脱・私的所有 第4章 脱成長のための絶対知  1 人新世の危機に抗するために  2 悪い報せとよい報せ  3 交換価値か、使用価値か  4 科学知の運動  5 絶対知の逆説 第5章 新世紀のコミュニズムへ  1 知と無知  2 新世紀のコミュニズムのために  3 資本主義に内在するコミュニズム
  • 新世のリブラ 1
    無料あり
    3.5
    明治日本によく似た国・八国。維新により新しい世が始まり、民の平等が説かれたが、逆に格差は広がる現実があった。 その社会で最下層に属する青年・鈴(せず)の里を、国政を担う侯族の一員・間宮薫が訪れた時、二人の運命とこの国の未来が大きく動き始める―― 黒い権力には黒い武器を。新しい世には新しい秤を。 衝撃の維新ピカレスクロマン、開幕!
  • 【新装版】愛と成功を引き寄せる12星座占い
    -
    あなたは「世の中」が不平等だと思ったことはありませんか? やみくもにもがいても太陽は味方してくれません。輝きを与えてはくれないのです。 出生時に太陽が存在していた「生れ星座」に沿った『愛と成功の引き寄せ』を実行して初めて「太陽」としての本来の威力を発揮してくれるのです。 あなたの人生で輝くのがいつになるかは『生まれ月日』によって異なります。 私たちが何よりも知りたい「愛」と「成功」とに分けて、どうすれば『輝かしい人生』を引き寄せられるのか、詳細に記されている本書からしっかりと学びとってください。

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  • 神秘の月光浴
    -
    成功、勝利、愛、幸福を手にすることができる月の光のパワー 「……人の意識が進化すようとするとき、心の内側のスクリーンに、ひとつのヴィジョンが映し出される。成功、勝利、愛、幸福、どれでも手にすることができる。それらを成就するためには、月の光の下で心からリラックスし、自分が自分らしくあることを望むだけでよい。月光浴とは、心の中心から進化のエネルギーを呼吸することなのだ」(本文より)  1か月に4回、誰にでも平等にその瞬間は訪れる…。  新月、上弦、満月、下弦。特別なパワーを持った月の光を浴びる「月光浴」。光のない新月の夜でも、ぶ厚い雨雲に覆われた夜でも大丈夫。自分を変えたいと思った時、疲れやストレスから解放されたいと願う時、夢を実現させたい時…、静かに目を閉じ、深く呼吸をしながら、頭上からさらさらと降りそそぐムーンライト・シャワーを感じてください。神秘的な月の光があなたの望みをかなえ、あなたにチャンスと思いがけないプレゼントを与えてくれます。 「月光浴」のヒーリング効果をいち早く日本に紹介した幻の名著が、電子書籍版でよみがえる! 第I部 月の力の神秘性  1 月はすべての生命を支配する  2 月光浴は人間性を回復する  3 月と人間の関わり 第II部 月光浴で未知の自分に出会う  1 月が生活に及ぼす影響 個人の体験例から  2 本当の自分に帰るための月光浴(基礎編)  3 自己実現のための月光浴療法(応用編) ●三村寛子(みむら・ひろこ) 1948年、横浜生まれ。1973年、イギリスヘ留学。ロンドンインターナショナルスクール・コマーシャル科に学んだ後、ニューヨークヘ渡り企業プランニングに従事。その間、メディテーションを体得し、各個人に内在する創造性に気づく。コンセプトプランナーとして、セールスプロモーション戦略、企業の新事業開発および人材・組織のコンサルティングとカウンセリング、執筆活動等を通じて、新しい時代へのアプローチをはかる。著書に『瞑想感覚』『スーパー・メディテーション』(大陸書房)、『ビジネス未来論』(たま出版)、『ビジネスマンの超意識革命』(駸々堂出版)、訳書に『光の手(上・下)』(バーバラブレナン著、加納眞士共訳、河出書房新社)、『インディアンの大予言』(サン・ベア&ワブン・ウインド著、加納眞士共訳、扶桑社)、『花の神殿』(キース・モーズレー著、パトリシア・ウィットカー絵、大日本絵画)など多数。故人。
  • 進歩
    4.1
    いたるところ破滅と悲惨―ニュースやメディアが書き立てるネガティブな終末世界、そんなものは嘘っぱちだ。啓蒙主義思想が普及して此の方、世の中はあらゆる面でよくなってきた。食べ物も増え、衛生設備もぐっと普及し、寿命も延び、豊かさもまし、平和も自由も平等も促進されている。いま必要なのは、この進歩を正しい知識で引き継ぐこと。反グローバリズム運動への批判を展開してきたスウェーデンの歴史家が明解なデータとエピソードで示す、明るい未来への指針。
  • 『新約聖書』の「たとえ」を解く
    4.0
    『新約聖書』の中で、イエスはさまざまな「たとえ」を通して、人々に働きかける。しかし、なぜ「たとえ」を使うのか?それらの「たとえ」にはどのようなメッセージが込められているのか?「隣人愛」や「善行」、そして「人間の平等」などの問題について、「福音書書記者」たちの立場や思惑も考えあわせながら、史的イエスの真意をさぐり、『聖書』の複雑で豊かな世界を案内する。
  • [新訳]荘子 天命に逆らわずあるがままに生きる
    4.0
    戦後、復興と発展のため日本人は寝食を忘れて働いた。仕事をし、少しはお金持ちになった。家も建てた。車も持てた。出世もした。それはなんのため、誰のためだったのか。多くの人は「自分のため人のため社会のため」と答えるであろう。しかし、人生で大切なことは、「一生懸命」とか「頑張る」ということだったのか。3.11の大震災を経験し、われわれは気がついたはずだ。人生でいちばん大切だったのは、生命であり家族の安全であり仲間との絆だったことを。『荘子』では、天命に逆らわずあるがままに生きることや、自然界のすべてのものはみな平等といった根源的真理をベースに置いているので、現実社会の価値観に慣らされ、疲れた現代人にとっては、夢のような理想の生き方が見えてくる。これこそが『荘子』の最大の魅力なのである。

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  • 新訳『ペスト』
    -
    この新訳『ペスト』は、新型コロナウィルスが人類史上初めて全世界に蔓延して、なかなか終息しない中で、アルベール・カミュの『ペスト』が改めて話題になったことが引き金である。第二次世界大戦直後の一九四七年にフランスで出版され、一九五〇年に日本語訳が出た『ペスト』は、当時、戦争やロシア革命やユダヤ人問題といった国家間の対立に背を向けた時代錯誤の小説と思われた。あの当時、東西冷戦や紛争の中に埋没した『ペスト』は、実は、政治思想や体制の異なる国々に、いわば平等に災厄をばらまく病気が蔓延するという未曾有の出来事が起こりうることを予言していた。今日のコロナ禍のなかで、われわれはその先見性に改めて驚いた。原文を最後まで読みすすめると、アルベール・カミュが今、自分たちが見ている世界の現状を予知しているかのような作品を七十三年も前に書いていることに感動を新たにした。今回、この新訳をもって同時代の日本人の皆さんにもう一度『ペスト』を読み返してもらう機会にしていただければ幸いである。
  • 晋遊舎ムック 便利帖シリーズ094 LDK 老けないカラダの便利帖 2022
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 シミ くすみ たるみ 乾燥 白髪 むくみ 疲れ etc. をテストと取材で解決! 私には関係ないと思っていても 誰にでも平等に訪れる、加齢による顔・カラダのトラブル。 鏡や、ふとしたときに撮られた写真を見て 前はこんなじゃなかったのに……! と、落ち込むこともありますよね。 本誌は、そんな変化に戸惑うあなたが 年齢をポジティブに、自分らしく重ねるための ちょこっと老けリセットテク&アイテムをた~っぷり掲載! 今日はどれを試してみよう? 楽しくページをめくって、マネするところからプチ習慣に。 昨日より確実に若返った自分を褒めてあげましょう!
  • 晋遊舎ムック 便利帖シリーズ110 LDK 老けないカラダの便利帖 よりぬきお得版
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 シミ くすみ たるみ 乾燥 白髪 むくみ 疲れ etc. を テストと取材で解決する大人気ムックのいいとこどり版! 大人気ムックが バッグインバッグサイズで新登場! 私には関係ないと思っていても 誰にでも平等に訪れる、加齢による顔・カラダのトラブル。 鏡や、ふとしたときに撮られた写真を見て と、落ち込むこともありますよね。 本誌は、そんな変化に戸惑うあなたが 年齢をポジティブに、自分らしく重ねるための ちょこっと老けリセットテク&アイテムをた~っぷり掲載! 今日はどれを試してみよう? 楽しくページをめくって、マネするところからプチ習慣に。 昨日より確実に若返った自分を 褒めてあげましょう!
  • 晋遊舎ムック 便利帖シリーズ117 LDK 老けないカラダの便利帖
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 手間も努力もお金もムリなく、ゆる~くマネする 40代・50代から感じる違和感との付き合い方 若い頃とは違う 体や心の変化に戸惑うあなたへ 誰にでも平等に訪れる加齢による顔、体の変化。 歳だから仕方ないところもあるけれど、ちょっとした習慣やアイテム使いで ポジティブに若々しく年齢を重ねられるといいと思いませんか? 本書ではちょこっと老けをリセットできる極意を 顔、髪、身体などのお悩みごとにたっぷりご紹介。 誰でも簡単にマネできるものばかりなので、楽しく試してみてください。
  • 親鸞
    -
    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 智から無知へ、賢から愚へ、人間の普遍的な心の深層で悩み、非僧非俗のまま横ざまに庶民の暮らしのなかに入り、自己の思想を人々に伝えようと努めたその奇蹟の行跡を一次資料だけから辿り、日本思想史上空前の絶対平等思想と、死の意識を媒介にした尖鋭な実存思想の本質を始めて明らかにする画期的な親鸞理解の書。『歎異抄』語録全解付。
  • ジェンダーで読み解く男性の働き方・暮らし方 −ワーク・ライフバランスと持続可能な社会の発展のために
    4.5
    1巻1,980円 (税込)
    新型コロナウィルスの蔓延にともなうリモートワークの拡大は、男性の働き方と暮らし方を根本から揺るがしている。多くの男性は、仕事場が会社から家庭へと変化し、家庭で過ごす時間が格段に長くなった。それにともない、男性の家事・育児参加の促進が期待される一方で、一部の男性による虐待やDVの増加を懸念する声も聞かれる。  これまで、男女平等化の流れの中で、長年にわたり男性の仕事中心の生き方が批判され、男性の家庭参加やワーク・ライフ・バランスの必要性が訴えられてきたが、あまり大きな変化は見られなかった。ところが、コロナ禍は、瞬く間にそうした従来の男性のライフスタイルを大きく揺るがした。今後、私たちの働き方と暮らし方はどう変化していくのだろうか。それは、社会の男女平等化を促すのだろうか、それとも形を変えながらも男性優位の社会が持続していくのだろうか。そうした中で、特に男性たちは、どう振る舞い、どう生活を組み立てていけばよいのだろうか。  コロナ禍に伴う働き方や家庭生活の変化については、すでに多くの論者や各種メディアによってさまざまに論じられているが、男女平等化(ジェンダー平等)という社会の大きな流れを背景とした男性の仕事と家庭生活をめぐる戸惑いに、さらにコロナ禍が追い打ちを掛けようとしている状況を正面から取り上げたものはいまだほとんど見られない。  本書は、コロナ前からコロナ後にかけての日本社会における男性たちの仕事と家庭生活をめぐる現状と課題について、労働社会学、家族社会学、ジェンダー学などの学術的知見に基づいて多角的に考察し、一般読者に向けて平易な言葉で分かりやすく論じるものである。これにより、混迷を極めるポストコロナ社会に向けて、各職場における新たな職場づくり、各家庭での新たな生活設計、そして個々人による新たな生き方の展望となる1冊である。
  • 「ジェンダー」の危機を超える! 徹底討論!バックラッシュ
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 バックラッシュに反撃する! 男女平等や性の自己決定を主張し市民権を得ているジェンダーという概念に対して、全国で曲解や歪曲に基づく批判=バックラッシュが巻き起こっている。それらの反動性を徹底的に批判し、ジェンダー概念の深化を探る。

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  • 自壊する欧米 ガザ危機が問うダブルスタンダード
    4.5
    中東、欧州移民社会研究の第一人者と新進気鋭のアメリカ政治学者が警告! ガザのジェノサイドを黙殺するリベラルの欺瞞が世界のモラルを破壊する。 もう、殺すな! ◆内容◆ 2023年10月7日、パレスチナ・ガザのイスラム主義勢力ハマスが、占領を強いるイスラエルに対して大規模な攻撃を行った。 イスラエルは直ちに反撃を開始。 しかし、その「自衛」の攻撃は一般市民を巻き込むジェノサイド(大量虐殺)となり、女性、子供を問わない数万の犠牲を生み出している。 「自由・平等・博愛」そして人権を謳(うた)いながら、イスラエルへの支援をやめず、民族浄化を黙認し、イスラエル批判を封じる欧米のダブルスタンダードを、中東、欧州移民社会の研究者とアメリカ政治、外交の専門家が告発。 世界秩序の行方とあるべき日本の立ち位置について議論する。 ◆目次◆ 序 章 イスラエル・ハマス戦争という世界の亀裂 内藤正典 第1章 対談 欧米のダブルスタンダードを考える 第2章 対談 世界秩序の行方 終 章 リベラルが崩壊する時代のモラル・コンパスを求めて 三牧聖子 ◆主な内容◆ ・パレスチナ問題での暴力の応酬と「テロ」 ・ガザから世界に暴力の連鎖を広げてはならない ・ダブルスタンダードがリスクを拡大する ・戦争を後押しするホワイト・フェミニズム ・反ジェノサイドが「反ユダヤ」にされる欧米の現状 ・アメリカとイスラエルの共犯関係 ・ドイツは反ユダヤ主義を克服できたか ・「パレスチナに自由を」と言ったグレタさんに起きたこと ・反ユダヤ主義の変奏としての反イスラム主義 ・民主主義のための殺戮の歴史を直視できない欧米の問題 ・バイデンとシオニズム ・トランプとバイデン ・欧米がなぜか不問に付すイスラエルの核問題 ・誰がイスラエルの戦争犯罪を止められるのか? ・「人殺しをしない」を民主主義の指標に
  • 「時間は誰にでも平等」は、大うそ。10分で読めるシリーズ
    -
    【編集部コメント】 忙しいビジネスパーソンでも10分程度で読み終えることができますのでオススメです。 時間の捉え方を変え、より時間を有効に使う方法を提唱しています。 衝撃的なタイトルですが、本書を読むと一理あることがわかります。 職住近接ができれば確かに、いろいろと有利かもしれません。 まえがきより カネや生まれた環境は人によって違うが1日24時間、時間は誰にとっても平等だ。 これは本当だろうか? 違和感を抱かないか? たしかに、1日は24時間だ。 しかしカネやいい環境に恵まれた人のほうが24時間を有効に活用できるはずだ。 世の中の便利なものを利用するにはカネがかかる。だからカネ持ちの24時間と貧乏人の24時間の価値は同じではないはずだ。移動手段ひとつとっても、それは明らかだ。 カネがまったくないなら、歩いて移動しなければならない。しかし、カネがあればタクシーが使える。タクシーに乗っている間に、勉強したり、仕事したり、いろいろなことができる。移動時間が1時間あるなら、これだけで1時間の差がつく。 通勤時間をイメージしてほしい。
  • 自己肯定感が低いので人生リノベします 「選ばれない女」の婚活奮闘記
    -
    育った家庭環境の影響で自己肯定感が低くなってしまった美咲(29)。 同棲していた彼氏には浮気され、「どーせ顔は三軍、スタイルも貧弱」と卑下するが、「自分はダメ人間」の意識が強すぎて雑に扱われることに心地よさを感じている。 恋愛はもうこりごりでも、実家からは「結婚はまだか」と怒涛の電話。 ある日、既婚者と独身の違いを目の当たりにし、独身は社会的信用に関わるのではとマッチングアプリで婚活を始めるが―。 美咲の前に現れるのは、【支配欲強め】【試す】【徹底的にケチ】【既婚者】【男女平等こじらせ】【キャバ好きメンヘラマッチョ】など、とにかくクセが強すぎる人ばかり。 果たして、「結婚したい」と思える人と出会えるのか。 イケメン同僚やバリキャリでアイドルオタクの独女上司、ママになってから話が合わない友人など、個性豊かな人々と関わりながら人生をリノベーションするために戦う女の物語。
  • 自信を育てる 発達障害の子のためのできる道具
    値引きあり
    -
    1巻900円 (税込)
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 発達障害の子が直面する課題を助ける道具。  特別支援教育では「手立て」をとても大切にしていると筑波大学大塚特別支援学校研究主任の佐藤義竹先生は言います。  手立てとは、「子どもが○○することができる」ために配慮されるもの。それは言葉かけであったり、教材教具までさまざまです。  本書はそうした視点をもって「手立て」のひとつである道具を紹介しています。  また2024年4月1日より施行される「合理的配慮の義務化」を意識したつくりにもなっています。  合理的配慮とは、障害児者が健常者と平等(あるいは公平)な機会を得られるよう配慮されること。障害者差別解消法に定められており、これまでは努力義務だったが、2024年4月1日より「義務化」に変わり、すべての事業所に適用されるものです。  障害のあるなしにかかわらず、手立てのひとつである道具は、多くの人の生活を支えてくれるはずだという佐藤先生のメッセージがつまった内容となっています。 (底本 2023年11月発売作品)
  • 実験の民主主義 トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ
    4.1
    デジタルが社会を一変させるなか、政治は分断を生み、機能不全が深刻だ。なぜ私たちは民主主義を実感できないのか? 本書は、19世紀の大転換期を生きたトクヴィルの思索と行動を手がかりに、平等・結社・行政・市民のイメージを一新し、実験的な民主主義像を描き出す。新しい技術が人々の想像力を変えた歴史を捉え、民主主義論の第一人者がフランス革命・アメリカ建国後の政治史を解説。AI時代の社会構想と人間像を探究する。
  • 実践ダイバーシティマネジメント 多様なチームを率いるツールとスキル
    -
    【多様性を活かした強いチームをつくる知恵が満載】 年齢、性別、国籍、文化、企業や職務上の背景などが異なるメンバーがチームに共存するダイバーシティ(多様性)。多様性の高いチームはうまく運営できれば最も革新的で効果が上がるが、その運営ノウハウはまだ日本では定着していない。本書は、チームビルディング、インクルージョン、心理的安全性、発言機会平等性、フィードバック、コンフリクト緩和、ミディエーションなど、ダイバーシティを活かすマネジメントに必要なツールやスキルを、20 年以上にわたる教育・研究実績にもとづいて日本企業目線でわかりやすく解説する実用的なテキスト。
  • 実践としての政治、アートとしての政治 ジョン・ロック政治思想の再構成
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 代表作『統治二論』に止まらず諸テキストを渉猟し、ロックの全体像を視野に入れたうえでその政治観に迫ると新しい解釈が浮かび上がる。ロックは一方で社会契約説に代表される原理論を構築しながらも、他方で政治を可変性に満ち、人間の可能性や自由と結びついた「実践」として、人間の作為による「アート(芸術/技倆)」として捉え、むしろそこに多彩で豊かな意味を見出していた。人間観・秩序観の洞察から始まり、歴史の文脈のなかに改めて『統治二論』を位置付け政治思想を剔抉、さらに経済論や教育論の検討を通じて政治を実践する主体像に迫った独創的なロック論の誕生である。 【目次より】 凡例 序 新しいジョン・ロック像を求めて 第一部 秩序・人間・学知 第一章 秩序と道徳 一 平和への希求 二 認識能力の基礎としての感覚 三 人間の〈部分性〉とモティヴェーション論の発展 四 宗教と秩序 第二章 〈可感的世界〉の宵定 一 〈デカルト的不安〉の回避 二 「人格」 第三章 実践学としての政治学、実践としての政治 一 学知の種類と政治学 二 政治学における二つの構成要素 政治社会の「起源」と「政治のアート」 三 政治の実践 「古来の国制」及び名誉革命体制の擁護 第二部 『統治二論』を読み直す 第一章 「政治社会」の起源と正当性 一 『パトリアーカ』の公刊 二 人間の自由及び平等と「政治社会」の定礎 第二章 プロパティと歴史 一 プロパティと政治社会 二 歴史 第三章 政治社会の制度と「政治のアート」 一 「権威」と国制 二 「政治のアート」、政治的「慎慮」 第四章 抵抗権及び革命権 一 抵抗権及び革命権の正当性 二 〈プロパティ秩序〉の推護と政治主体 第三部 政治の主体とその教育 第一章 政治と経済 一 「土地所有ジェントルマン」 二 「労働」の地位の上昇? 第二章 政治社会における政治主体の徳と教育 一 自由な政治社会と「誇り」の活用 二 〈可感的世界〉における政治主体の諸徳 結び 註 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 中神 由美子 東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。立正大学法学教授。専門は、17~18世紀イングランド政治学思想史。
  • 実践の法理と法理の実践
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は第1部「実践の法理―司法過程における主体性の理論」および第2部「法理の実践―わたくしの少数意見」からなる。第1部中「判例による法形成」は、著者が最高裁判所裁判官退官後に試みた数回の講演を収録、司法のあり方を多角的に掘り下げたもので、わかりやすく語られており、第2部の少数意見の解説にもなっている。著者が世に問う意欲的な労作である。 【目次】 はしがき 第一部 実践の法理――司法過程における主体性の理論 第一章 裁判官論 第一節 裁判官の良心 第二節 学者と裁判官 第一款 学者的良心と裁判官的良心 第二款 裁判官の椅子――学界からの最高裁判所入りをして 第三款 学問の道と裁判の道――この一筋につながる 第四款 裁判官を助ける者――最高裁判所調査官とアメリカのロー・クラーク 第三節 「法と社会」の動態と裁判官の任務 第一款 「アクションとしての法」の理論――ジェロウム・ホール教授の「法学の基礎」 第二款 社会の現実と司法の運用――イタリアにおける状況 第四節 裁判官と少年審判 第一款 少年審判と法の適正な手続――少年法改正の基礎問題 第二款 少年審判における適正手続の理念 第三款 裁判の「感銘力」――少年審判か刑事裁判か 第四款 少年法の基本理念と少年審判の今後のあり方――少年法施行満三十五年にあたって 第二章 判例による法形成 第一節 「判例」というものについて 第二節 裁判における主体性と客観性 第三節 現代社会における判例の任務 第四節 最高裁判所と日本の裁判 第五節 法的安定性と判例の役割 第二部 法理の実践――わたくしの少数意見 第一章 判例の役割 第二章 憲法の諸問題 第一節 平等の原則(憲法一四条) 第二節 政教分離の原則(憲法二〇条・八九条) 第三節 表現の自由(憲法二一条)および罪刑法定主義(憲法三一条・七三条六号) 第四節 公務員・公共企業体職員の労働争議権(憲法二八条) 第五節 裁判を受ける権利(憲法三二条)と迅速な裁判(憲法三七条) 第六節 自白と補強証拠(憲法三八条) 第七節 二重の危険の禁止(憲法三九条) 第三章 刑法の諸問題 第一節 共犯 第二節 個々の犯罪――定型説の適用 第三節 罪数と行為論 第四節 刑の執行猶予言渡の取消をめぐる諸問題 第四章 刑事訴訟法の諸問題 第一節 刑事訴訟法の基礎理論 第二節 強制処分と証拠法 第三節 上訴および非常上告 第四節 少年保護事件 第五章 民事、行政、労働の分野における諸問題 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 十字路
    -
    “親愛なる読者諸君、人生とは、単調な出来事の連続である。そこには、予想外の出来事というものは存在しない”(クラリムンド・ロッショ)  20世紀初頭のブラジル、南部の州都ポルト・アレグレ。そこは、実に様々な人間が行き交う人生の“十字路”である。そこで生きる誰もが例外なく、各人生の主人公であり、“不平等”に生まれ、“平等”に死んで行く。  僅か5日間の生活の中で、人々は大なり、小なり、その“十字路”で交差する。それは我々、読者も同様に、物語を通して、登場人物、ひいては作者と交差していることに他ならない。  人間愛溢れる作家エリコ・ヴェリッシモによる、“人間シンフォニー”、“人生カリカチュア”が今、幕を切って落とされる。
  • 十字路と北極星
    -
    ブルース、スピリチュアルには隠された意味がある。自由と平等の意味を作り変えた屈強なソウルがある。 朽ち落ちた始発駅、奴隷市場、ジャック・オー・ランタンの光、奇妙な果実が揺れる南部の森、呪われた柱、地下鉄道、ブルールの彼方への時空の旅。1970年代シュールレアリズム、ブラック・スタディー、アフリカの宇宙観、女性たちの抵抗の歴史を伝えるノンフィクション・エッセイ。 【目次】 1.ブルースの生まれ出る風景 2.伝説の悪魔 3.やさしさのシュールレアリズム 4.告発への意志 5.約束の地の悲劇 6.霊光 7.霊歌に託して 8.犠牲者たちの挽歌 9.魂の糧 あとがき 脚注 【著者】 紫村盆水 ベース奏者として豊田貴志、塩次伸二ハイタイドハリス・ブルース・バンド86年を経験。毎日新聞社主催88年読書感想画コンクール高校生の部指定図書、ロナルド・シーガル著作『トコロッシュ』大和書房翻訳出版後、米国永住、Japan Cable Vision社に入社、テレビ朝日制作ニュース番組『600ステーション』のアトランタ近郊での放送事業に従事。海外ドラマ制作総合コーディネーターを経験、92年に独立し、テクタイト社を設立、以降、テレビ番組制作コーディネーターとして全米を旅する。
  • 住宅政策のどこが問題か~〈持家社会〉の次を展望する~
    3.8
    「住」の不平等が拡大している。住宅政策は「普通の家族」だけが恩恵を受ける、経済刺激策のままなのか。独身者や困窮者も含め、多様化する人びとの暮らしを改善できるのか?
  • 10歳からの図解でわかるSDGs 「17の目標」と「自分にできること」がわかる本
    完結
    4.0
    全1巻1,991円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 持続可能な開発目標(SDGs)のさまざまな「疑問」を、この1冊でやさしく解決します。 ★ 2030年までに達成すべき「17の目標」を理解して、幸せで楽しい未来をつくろう! ◆◇◆ 著者からのコメント ◆◇◆ 小学生のみなさんが大人になる頃、 未来はどうなっているか、 考えてみたことはありますか。 環境破壊や、自然災害、 世界各国で起こっている貧困の問題、 終わりのない紛争……。 でも、技術の進歩によって、 今まで不可能だと思われてきたことが実現しています。 そのため、今よりも幸せで楽しい未来を 創っていくことができるはずです。 2030年は、私たちの未来が、 明るい未来になるか、 暗い未来になるかの分岐点です。 今、私たちが地球のことを考えて、 行動を変えることで「明日は今日よりも幸せな一日」 と思える未来がやってきます。 すでに、みんなが幸せになる未来を創ろうと、 世界中の人たちが協力して SDGsという活動を始めています。 SDGsを実現するためには、 大人が正しいと思ってきた常識を信じていては 解決できないたくさんの課題を 乗りこえなくてはいけません。 「誰かがやってくれる」ではなく、 「未来を変えるのは私たちなんだ」 「私たちが変えてもいいんだ」 という気持ちをもってほしいと思います。 そして、大人たちに「こうすれば、 今の便利さや豊かさも犠牲にしないで、 みんなが幸せになれる未来が創れるよ」 と教えてあげてください。 この本では、そのために必要な力を どうやって身につけるかも紹介しています。 SDGsは、楽しく取り組むことが 何よりも大事です。 まずは、自分の好きな事×SDGsで 考えてみましょう。 大人や周りの目を気にする必要なく 本当に好きなことに取り組むことができれば、 いろいろなアイデアが浮かんでくるはずです。 日本には「もったいない」の精神など、 世界に発信できる良い取り組みがたくさんあります。 それを進化させれば、 私たちは世界全体をも変えていけます。 そんなわくわくする時代に、 今、私たちは生きているのです。 金沢工業大学准教授 SDGs推進センター長 平本 督太郎(ひらもととくたろう) ◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ ☆第1章 SDGsって何ですか * SDGsって何だろう * 「サステナブル」ってどういうこと * SDGsが達成できないとどうなるの * 2030年まであまりないけどだいじょうぶなの * SDGsって私たちに関係あるの * 私たちにできることってあるの ・・・など ☆第2章 SDGsの17のゴール * 貧困をなくそう * すべての人に健康と福祉を * ジェンダー平等を実現しよう * 働きがいも経済成長も * 住み続けられるまちづくりを * 気候変動に具体的な対策を ・・・など ☆第3章 やってみようSDGsアクション ≪中学生の発表≫ 金継ぎによる食器の修復と、その普及に向けたアクション ≪小学生の発表≫ おうちでも節水大作戦! ≪企業≫ 自動車リサイクルを世界に展開、循環型社会の実現に取り組む ≪地域≫ 豊かな森の資源を活用し、みんなが豊かに暮らせる持続可能な地域社会の実現 ・・・など ☆第4章 SDGsに取り組むことで身につく力 * 大人だけではSDGsは達成できません! 子どもや若者の力が必要不可欠です * SDGsの基本となる3つの考え方 ≪身につく力≫ * バックキャスティング思考力 * システム思考力 * 現状に異議を唱える力 ≪発表のヒント≫ * どんな話しもわかりやすくなる「基本形」 * 最初に「3つのことを話します」と宣言 * 「なぜ」から先に述べる ・・・など
  • 「『ジューシー』ってなんですか?」
    3.8
    25歳の広田と岸、佐々木、26歳の別所、27歳の魚住と津留崎。6人は、大きな会社の中の小さな班「夕日テレビ班」で毎日深夜まで地味な仕事をしている。(ちなみに非正社員が3名、正社員が3名)恋人でも友達でもない、立場も微妙に違う、けれど同じ職場の同僚として会話を交わし笑いあう。仕事を詩的に描いた著者初の「職場小説」。平等とは何かを問う『ああ、懐かしの肌色クレヨン』も収録。
  • 自由・公正・市場 経済思想史論考
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 ヨーロッパの伝統的な自由思想を踏まえ、市場競争を前提に公正さと効率を実現しうる資本主義の可能性を分析する。 【目次より】 第1部 自由と公正および市場システム I 自由主義の伝統とその再建 II ハイエクとネオ・リベラリズム III シカゴ学派の自由主義 IV 自由主義と市場システム V 自由な社会とその哲学 ハイエクの社会理論について VI 自由主義 VII 自由と平等 ロールズ正義理論の一考察 VIII ロールズ正義理論再考 基礎構造と正義の二原理について IX 福祉と公正 福祉国家と分配についての省察 第2部 シュムペーターの歴史的経済学をめぐる諸問題 I シュムペーターの体系と方法 II シュムペーターと資本主義の将来 III シュムペーターの未来学について 第3部 現代経済学批判 I 経済学における危機と革命 II 革命の意義と現代経済学 付論 あとがき 初出一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 大野 忠男 1915~1998年。経済学者。大阪大学名誉教授。東京帝国大学法学部卒。大阪大学経済学博士。 著書に、『ス・フ織物規格と解説』『シュムペーター体系研究 資本主義の発展と崩壊』(日経・経済図書文化賞受賞)『経済学史』『自由・公正・市場 経済思想史論考』など、 訳書に、J.M.ケインズ『人物評伝』(共訳)『ケインズ全集 第10巻 人物評伝』ヴァルター・オイケン『経済政策原理』シュムペーター『資本主義と社会主義』サミュエル・ホランダー『アダム・スミスの経済学』(共訳)シュムペーター『今日における社会主義の可能性』シュムペーター『理論経済学の本質と主要内容』(共訳)などがある。
  • 自由と解放を求める人びと
    -
    共感し、葛藤する闘い――公民権運動の多面性! 多様に展開された公民権運動の側面を四人の女性の生き方から見る第一部、非黒人のカトリック教徒とユダヤ教徒、同性愛者が関係する運動との繋がり方を探った第二部、そして人種という「創られた」概念で差別化されたアメリカ社会の歩みを概観する第三部により構成される。 目次 はしがき  第一部  第一章 公民権運動の祖母たち──メアリ・C・テレルと     ナニー・H・バロウズの場合……岩本裕子(浦和大学教授) 第二章 アトランタの黒人女性を動員した草の根公民権運動         ──ルビー・パークス・ブラックバーンの     有権者登録活動を通して…………西崎 緑(熊本学園大学教授) 第三章 「誰のための民主主義か」──ロスアンジェルスにおける     長い黒人自由闘争とシャーロッタ・バス……土屋和代(東京大学准教授)  第二部  第四章 カトリック教徒による人種平等を求める闘い         ──マーガレット・ “ ペギー”・ローチを     事例として…………………………佐藤千登勢(筑波大学教授) 第五章 ユダヤ人の公民権運動への参加とホロコースト     ──マリオン・イングラムを中心に……北 美幸(北九州市立大学教授) 第六章 警察暴力とマイノリティ間の連帯         ――ハリー・ヘイのゲイ・アクティビズムと黒人自由闘争、     1930 年代~1969 年………………………兼子 歩(明治大学専任講師)  第三部 第七章 「社会的構築物としての人種」概念に基づく通史的展望の意義     ──五つの設問を媒介に駆け足でアメリカ史を     概観する試み………………………………川島正樹(南山大学教授) あとがき 索引(人名+歴史事項)
  • 自由の壁
    3.0
    日本人にとって自由とは何だったのか。そして、平等とは? 「自由」をキーワードに、儒教、道教、仏教など東アジアの伝統思想と近現代の代表的日本人の歩みを振り返ると、独自の哲学や行動を生んだ陽明学の役割などが見えてくる。「自由」の観点から近現代史に新たな照明をあて、戦後民主主義の問題点も鋭くえぐり出す。あなたを古い考え方の束縛から解き放ち、勝手気ままではない、本当の自由を身につけるためのヒントに満ちた一冊。【目次】序章 自由って何?/第一章 陽明学と近代日本/第二章 皇国史観と戦後の「自由」/第三章 終章 自由への道/特に本書を書くために参考にした本と論文/あとがき
  • 自由の国 平等の国
    4.0
    これまでこんなに面白く「自由」と「平等」について書かれた本があったでしょうか!? 子どもでも楽しめる哲学ファンタジー小説。しかし、解説部分を読めば、自由と平等についての哲学の基礎知識が身に付き、知的好奇心も満たされます。哲学者が我が子を念頭に書いているので、とにかくわかりやすいのが特徴。先行き不透明な世の中で、「格差社会」といわれる今だからこそ、この小説が身にしみます。オールカラー。君野可代子氏の美しい挿絵も魅力的です!
  • 常識の壁をこえて ――こころのフレームを変えるマーケティング哲学
    4.2
    ダイレクトレスポンスマーケティングの第一人者の代表作がビジネスプロデューサーの金森重樹氏の監修でついに復刊! 反感を買うことを恐れてはいけない。 胸にいだく野望が大きければ、 それだけ反感を買う可能性も大きくなる。 どの程度有意義なことを成し遂げられるかは、 どの程度他人を怒らせる勇気があるかに比例する。 ―ダン・S・ケネディ 世の中は、運にしても資力にしても能力にしても、 不平等にできています。 そんな不平等な世の中で ハンデを跳ね返して成功を収めるには、 常識の壁をこえることが不可欠です。 ―金森重樹
  • 浄土思想入門 古代インドから現代日本まで
    値引きあり
    3.0
    「念仏を称えれば、死後には阿弥陀仏の本願力に乗じて、善人も悪人も平等に西方の極楽浄土に往生すると説く浄土教。死を直視する教えはどのように変容してきたのか。インドで誕生したブッダの教えが、その後中国から日本に伝わり、法然により大きく展開された。結節点である法然を軸に浄土教の教えに迫りつつ、死を隠蔽し、科学の知を万能視して自我の肥大化が進行する、苦悩に満ちた現代社会を強かに生き抜くヒントを提供する。 序  章 現代社会における浄土教の意義 第一章 インド仏教史 第二章 浄土教の誕生 第三章 インドと中国における浄土教の解釈 第四章 鎌倉時代までの日本仏教 第五章 法然の浄土教 第六章 親鸞の浄土教 第七章 一遍の浄土教 第八章 近代以降の浄土教 終  章 浄土教が浄土教であるために
  • 女性はなぜ男性より貧しいのか?
    -
    現在のペースだと 男女間の賃金格差を解消するためには257年かかる――。 257年待っていられないすべての人へ。 お金×ジェンダーの必読書。 もし、自分が一生、男性よりも収入が少ないと知っていたら?  今日、女性であることはそうなる可能性が高いことを意味し、 男女の間にはいまだに大きな格差が存在している。 「女性の賃金を低くするのは違法だから賃金差別は存在しない」「賃金格差は教育で解決できる」 などの通説を覆しながら、格差が生まれる根本と平等に向けた具体策に迫る。
  • 女性優遇≠ダイバーシティ
    5.0
    時代を牽引する一流企業を検証比較し、 真の“平等”、“雇用機会均等”とは何かに迫る。 昨今あらゆる企業がその向上に取り組む、ダイバーシティ&インクルージョン。 果たして、女性社員の比率を上げれば解決するのか?  外資系企業でキャリアを重ねた著者が、ダイバーシティ後進国日本の課題を分析し、本質的な組織開発への道を解き明かす。 2021年Financial Times Global MBAランキングNo.1に輝いたビジネススクールINSEADの教授が絶賛! 「この本はダイバーシティにおけるジェンダーの問題を越えるだけではなく、インクルーシブかつ生産的な組織作りへのヒントが詰まっている」――Xiaowei Rose Luo INSEAD 教授 兼 Tsinghua(清華大学)-INSEAD dual-degree EMBA program Academic Director

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  • ジョン・ロールズ 社会正義の探究者
    3.8
    米国の政治哲学者ジョン・ロールズ(1921~2002)。1971年刊行の『正義論』において、独創的な概念を用いて構築した「公正な社会」の構想は、リベラリズムの理論的支柱となった。「平等な自由」を重視する思想はいかに形成されたか。太平洋戦線における従軍体験、広島への原爆投下の記憶がロールズに与えた影響とは。最新資料から81年の生涯を捉え直し、思想の全体像を解読。その課題や今日的意義にも迫る。
  • 人口からみた宗教の世界史 ユダヤ教・キリスト教・イスラムの興亡
    -
    1巻1,100円 (税込)
    なぜ古代にはキリスト教徒が、中世にはムスリムが増えたのか。そして、キリスト教とイスラムの何が人々を惹きつけたのか。当初、ローマ帝国で迫害されたキリスト教はその後、国教化で信徒が急増。一方、イスラムもウマイヤ朝時代には世界の3人に1人がムスリムとなった。この2つの宗教が拡大した要因は、「女性」や「平等」にあるという。現在、ムスリムの増加率は70%で今世紀末にはイスラムが世界最大の宗教となる。その時、世界の価値観はどう変わっていくのか? 本書では、世界の宗教人口の推移やその背景となった要因を明らかにするとともに、今後世界でムスリム人口がいかに増えていくかを予想する。ヒトラーのナチス政権、また欧米やイスラエルの極右が考えるような一国家は一民族によって成り立つという「国民国家(ネーション・ステート)」の考えから国内の「異分子」を完全に排除することなどは現代世界では不可能であり、異なる文化をもった人々を円滑に取り込まなくてはならないことを、人口統計などを紹介することによって明らかにする。また、人口の動態変化にともなう宗教の相互作用がどのような学芸、文化を創り出したのか、あるいは政治的な衝突や対立を招いたのかを探り、さらに宗教人口の変化が今後どのように世界、あるいは日本に影響を及ぼしていくか、また日本の異文化との接触のあり方を考えたいと思う。(本書「はじめに」より) I 初期キリスト教の人口増加 II イスラム人口はなぜ増加したか III 中世・近世のヨーロッパ・キリスト教世界の人口動態 IV イスラム世界を逆転したキリスト教徒の人口増加 V ヨーロッパ・ナショナリズムと宗教 VI 宗教がせめぎ合うアメリカ大陸 VII 増加する世界のムスリム人口 VIII 現代世界の宗教人口の検討
  • 人口大逆転 高齢化、インフレの再来、不平等の縮小
    3.8
    ■デフレ、低金利の時代がついに終わる。インフレと金利上昇の時代が到来する。グローバル化のスピードはゆっくりとなり、労働分配率の向上、賃金上昇から格差は縮小に向かう。 ■世界経済の大転換をもたらす最大の要因は、高齢化、労働人口の減少による世界的な人口構成の変化とグローバル化の減速だ。 ■コロナ感染症世界的流行の衝撃は、本書で描いたトレンドを加速させる。インフレはわれわれが想定していたよりもずっと早くやってきて速度を上げて上昇することになる。 ■インフレ率は、政治指導者が許容できる名目金利を大幅に超える水準まで上昇するだろう。金利上昇に伴って国債価格は下落し、非金融部門の企業や政府が抱える過剰債務は債務返済の負担を大きく増大させるだろう。 ■それによる敗者は貯蓄者、年金基金、保険会社、それから金融資産を主に現金で持っている人々だ。中央銀行が高いインフレ率に不満を感じ金利を上げようとするならば、中央銀行の独立性を脅かすような政治的怒りに直面するだろう。 ■中国が世界的インフレを抑止することはもはやない。中国が世界経済に与える影響はもはや過去のものとは同じではない。 ■すでに高齢化が進んでいる日本でなぜ、新しい変化がまだ起こっていないのか。この謎解きも行う。
  • 人口の経済学 平等の構想と統治をめぐる思想史
    4.0
    かつては「人口爆発」が、そして現代では「人口減少」が、重大な危機として社会に浮上している。 人口が増えたり減ったりすることは、社会においていかなる問題として捉えられてきのか。 経済学の歴史を振り返ると、それは制度や統治という問題圏と常に重なり合いながら論じられてきた。 本書はそれの道のりを、社会思想史の底流にある大きな流れとして描き出す挑戦である。 人口というものは、とりわけ現在の日本において喫緊の問題となっているが、それはわたしたちが社会をいかなるものとして捉え、統治するかという問題と表裏一体となっている。 アダム・スミス、マルサス、ミル、ケインズ――本書でたどる彼らの思想的格闘のあとは、いまわたしたちがまさに直面する危機を考えるにあたり、見逃すことのできない発見をもたらすだろう。 【本書の内容】 序文 第一章 重商主義の時代 人口論の射程の広さとデータ主義の起源 1.はじめに 2.ペティ:人口を測る 3.重商主義と人口 4.おわりに 5.補説:ベーコン主義 第二章 スミスの時代 自由と平等の条件と、経済学の生成 1.はじめに 2.モンテスキュー 3.ヒューム・ウォーレス論争 4.ステュアートとケイムズ卿 5.スミス 6.おわりに 第三章 マルサスと古典派経済学 フランス革命後の統治論の平等論的転回 1.はじめに 2.コンドルセとフランス革命 3.ゴドウィンとフランス革命 4.マルサス 5.リカードウ 6.J・S・ミル 7.おわりに 第四章 ケインズと転換期の経済学 人口減少論の勃興 1.はじめに 2.マーシャル 3.優生学 4.ケインズにおける人口変動 5.成長理論と人口:ハロッドとソロー 6.おわりに 第五章 現代の経済学 人口法則とその統治論的含意 1.はじめに 2.人口転換論 3.現代経済学と人口論 4.世代間所得移転 5.経済の成長と長期停滞 6.おわりに 結語 注 参考文献
  • 人生最期の日に笑顔でいるために今日できること
    値引きあり
    3.0
    負の感情を捨て、死を通して生を見ることで、本当に大切なことが見えてきます。 死は誰にでも平等に訪れるものです。 だからこそ、感謝しながら毎日を生き、いま、生きているこの瞬間を愛おしんでみませんか。 統合医療の第一人者が教える、やさしい死生観。
  • 人生2周目の生きがいの見つけ方 定年・還暦を迎えてからでは遅すぎる!30分で読めるシリーズ
    -
    さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ)) 【書籍説明】 老若男女、貧負の差など一切関係なく誰にでも平等なのが時間です。 1秒、1分、1時間、1日、1年と常に皆等しくやってきます、生きている限り・・・。 子供の時は早く大人になってお金を自由に使って遊びたいと思い、社会人になってからはお金と同様に自由時間も欲しい、何より仕事に縛られない生活が望ましいと願いました。 その後身を固め親となって家庭や我が子が優先されるようになり次第に自分の夢や希望は二の次? そして何となく一生懸命生活してきて、我が子も巣立ち、定年後の第二の人生を期待しておりました。 その矢先に突如病魔に襲われ生死の境を彷徨うことになります。 幸い何とか復帰してそれなりの人生を歩めるようにはなりましたが、先行きに対する夢も希望も見失ってしまいました。 こんなはずではありませんでしたが、こうなってしまった以上現実を受け入れ何とか生き抜いて行くしかありません。 人生は思い通りになりませんが、想った通りになっていくものです、「思考は現実化する!」 まだ諦めてはいません、V字回復での起死回生を狙っていますが、どうなりますか? 誰もが通過する関門だとは思いますが、その時を迎えてからでは遅すぎます。 是非若い時から、いずれやってくる第2の人生に備えて行きましょう。 その為の踏み台&参考になれば幸いであります!  【目次抜粋】 第1章 生きがいを見つけて下さい! 1)生命の危機突然の入院 2)復帰~再入院・再手術 3)復帰~嘱託への道 第2章 生きがいの探し方! 1)嘱託社員の取扱い方! 2)人生は還暦からが面白い! 3)生きていて良かった! 4)職場の人間関係で悩まない方法! 5)家庭での居場所探し 6)嫌われない生き方を探して・・・ 第3章 世の中凡人が9割 1)凡人には凡人の生き方がある! 2)まずは自分が凡人だと知ろう! 3)凡人と非凡人との差 4)凡人脱出のカギ 5)習慣を見直せ 6)ブレイクへの旅 7)脱凡人と言われるには? 8)人生楽しもうよ! 9)人生1周目の結果は? 第4章 まだ見ぬ未来に向け! 1)40年前の自分(社会人デビュー) 2)20年前の自分(一人前になって)
  • 人生の正解をつくるお金のセンス~17歳までに知っておきたい「使う」「貯める」「稼ぐ」「守る」「増やす」の考え方~
    -
    ※PDF版をご希望の方は Gihyo Digital Publishing (https://gihyo.jp/dp/ebook/2023/978-4-297-13286-6)も合わせてご覧ください。 豊かで充実した毎日を送るか,不便でみじめに生きるか? 「欺瞞」「理不尽」「不条理」「不公平」「不平等」に満ちた世界を生き抜くための最強の武器となるお金を味方につける考え方を,起業家・投資家・米国公認会計士が集大成。 儲け話のネタは「営業しなければ売れない程度の商品」 「FIREできれば働きたくない」なら,やらされ仕事をしてるだけ 「高校生だから稼ぎはないし出産なんて無理」と考えない 借金が返済できなくても自殺しなくていい 資産を増やしながら節税もできる 成人になれば自己責任なのにだれも教えてくれない,大人もじつはわかってないお金との付き合い方がわかる!
  • 人生のターニングポイント20歳、40歳、60歳 「こう生きると凡人ですが?」20分で読めるシリーズ
    -
    さっと読めるミニ書籍です(文章量20,000文字以上 24,000文字未満(20分で読めるシリーズ)) 【書籍説明】 こんなはずではなかった、想定では還暦で定年を迎えたらそこでサラリーマン生活を卒業し大好きなことして稼いで悠々自適の生活を送る予定でした。 ところがその時を迎えた今はどうかと言えば、無事定年は迎えましたが嘱託社員となって平々凡々普通の人生後半戦を歩み始めました。 振り返ってみても特に何か大きな失敗をしたワケではありませんが、実は20歳、40歳、60歳と20年に一度のチャンスに遭遇しておりました。 誰にでもそのチャンスは平等に訪れます、本人が気付くかどうか? 大切なのはそのチャンスを進化のターングポイントとして活用出来るか否かです。 凡人のまま、その他一同組所属で平々凡々の人生に満足できそうにない人は是非反面教師のアドバイスを参考にしてみてください、こう生きれば「平凡でそれなりの人生が歩めます」を実体験を通し語ります。 もしあの時違う決断をして進化すべき行動を起こしていたなら、違った人生を歩み自己実現を達成できていたかも知れません。 平々凡々も決して悪い生き方ではありませんし、それなりの生活を送るだけでも大変。 ではありますが、理想は夢想して追うものでなくこの手に掴みとるべきです。 還暦を迎えてから「自分の人生は何だったのか?」と後悔しないためにも20年おきのポイントの切り替えで進路を間違えないよう精一杯の努力を楽しみましょう!
  • 人生を変える時間術
    4.2
    時間は全ての人に平等なのに、結果が大きく違うのはなぜか。成功者はオフの時間をどう過ごしているのか。本当に大切なことは仕事以外の時間にある。明日を変える時間の使い方。
  • 人生を好転させるチャンスメーカーの思考
    -
    人生を諦めていた元高校球児が 年商45億円企業の経営者に上り詰めるまでの 変革と挑戦の軌跡 ---------------------------------------------------------- 「チャンスはいつでもどこでも平等にやってくる。 見えないチャンスをつかむのは、求める人だけに与えられる特権である」 これは、パナソニックを創業し世界的企業へと成長させた松下幸之助の言葉です。 チャンスはむこうからやってくるのを待つものではなく、限られたチャンスに気づき、 それをつかむための努力をした人だけが得られるものであるということを示しています。 仕事や人生においてさまざまな目標を掲げながらも、なかなか達成できずにいる人は大勢います。 さらにはおかれている環境や他人のせいにして努力を怠り、現状に甘んじてなんのリスクも冒さず、 そのあげく自分には成功をつかむチャンスが訪れなかったと諦めてしまう人も少なくありません。 しかし松下幸之助の言葉のとおり、チャンスは訪れるものではなく、つかむものだと著者は言います。 「幸運の女神には前髪しかない」という言葉があるように、 やってきたそのときにつかまなくてはなりません。 チャンスが来てから努力するのではなく、来る前の努力が成功を左右するのです。 著者は現在、和歌山県にある父が創業した防災関連の会社の2代目社長を務めています。 今でこそグループの売上は45億円、経常利益7億円を超え、経営も安定していますが、 著者自身も過去にチャンスが来なかったと嘆き、人生を諦めかけた人間です。 それは著者が高校時代の頃です。名門PL学園の野球部で、 当時自分は将来プロ野球選手になるのだと確信していましたが、 高校3年間で著しい結果を残すことができず、あえなく夢は潰えました。 しかし、そのときはケガのせいにしたり、野球部の環境のせいにしたりして、 嘆くだけで終わってしまったのです。 その後、高校を卒業した著者は父の会社に入社し、出向先の建築設備工事の現場で働き出しました。 周囲には「社長の息子」と色眼鏡で見てくる社員もいました。 いつか見返してやりたい気持ちもありましたが、 野球生活を満足いく形で終えることのできなかった著者は 特に自分を変えることなく惰性の毎日を送る日々でした。 そんな著者に転機が訪れたのは27歳のときです。 出向先の現場の所長から会社のお金回りの流れについて学ぶ機会があり、 著者はそこで初めて自社の経営がいかにずさんであるかを知りました。 赤字経営が深刻化しており、倒産するのは時間の問題であることに気づいたのです。 将来が一気に真っ暗になった瞬間でもありました。 同時に、高校時代に夢を諦めてしまったことを思い出し、このままではいけない、 会社を立て直して自分が二代目社長になって事業を成功させたいと、強い気持ちが芽生えたのです。 それからは自分としっかり向き合い、課題を見つけては自分自身をチェンジさせ、 新たな可能性にチャレンジすることでチャンスをつかむことができると信じ、 経営改善に取り組みました。 また、そうすることでやってきたチャンスをつかむだけでなく、 新たなチャンスを生み出すこともできると考えていたのです。 当初は何もできない社長の息子と見ていた社員も、そんな少しずつ変わる著者を見て 経営改善の意見を聞いてくれるようになりました。 それからは、業務効率化や実力主義の導入を図るなど、 真っ当な会社に変えるために社内改革を断行しました。 壁にぶつかるときもありましたが、そのたびにチェンジとチャレンジを繰り返し、 会社をV字回復させたり、新規事業を開拓したりM&Aで事業を拡大したりと、 チャンスを手にすることができたのです。 本書は人生を諦めていた元高校球児が、その後の17年間で 年商45億円の会社を率いるまでに至った歩みを通じて学んだ、 チェンジとチャレンジを繰り返すことでチャンスを生み出すことができるという チャンスメーカーとしての思考についてまとめたものです。 これから社会で活躍したいと考えている多くの若者たちにとって、 成功への道を拓くヒントとなる一冊です。

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  • 人生を豊かにしてくれる“ゆるリッチ”のすすめ
    -
    人生を豊かにしてくれる3つの要素は、お金・時間・仲間。 それを同時に手に入れるために必要なマインドを学ぼう! 人とのつながりを大切にして、 仲間を増やしながらみんなで一緒に成功していく。 必死さや気負いなんて必要なし。 面白いことを楽しみながらやればいいんです! “雇われる”という生活に疑問を感じている方 起業したいけれど、一人でできるのか…と不安を抱いている方 仕事第一の生活なのに成果がついてこない…とお悩みの方 必読です! はじめに 第1章 好きなことを追いかける生き方 ■ゆるリッチで3つの豊かさを手に入れる ●ゆるリッチ ●マネーリッチ・タイムリッチ・フレンドリッチ ■ゆるリッチ実践に必要な自立のススメ ●誰でもゆるリッチになれる ●自立のための働き方 ●投資家 ●ビジネスオーナー ●ロバート・キヨサキ氏も推奨 ●平等・公平な世界 ■自分の好きなことを追いかけて ●はじまりは音楽から ●明大前のリサイクルアンティークショップ ●何でもやります! ●雇われたくない ●雇いたくない 第2章 ネットワークビジネスとの出会い ■ネットワークビジネスの本当の姿 ●日本でのネットワークビジネスのイメージ ●アメリカにおけるネットワークビジネス ●マネーリッチ・タイムリッチ・フレンドリッチを実現できる ●ネットワークビジネスの仕組み ●資本金なしに権利収入を得る ●自己成長しあえるネットワークビジネス ■ネットワークビジネス用語 ■ディストリビューターとしての歩み ●友人を夢中にさせるネットワークビジネスとは? ●高いレベルの人に会って確かめる ●働き方は人それぞれ ●2ヶ月で結果を出す ●たくさんのあこがれに触れて ●夢は人を変える力を持つ ●成功のその先 ●谷を経験したら山を駆け上がるだけ 第3章 みんながハッピーになれるネットワークビジネス ■ネットワークビジネスで成功するために ●成功するにはコツがある ●商材を選ぶ ●ビジネスプランを検討する ●優良な主宰会社を見つける ●みんながハッピーになる拡げ方をする ~番外編1:ギブアンドテイク ~番外編2:変わり種の商材 第4章 成功の秘訣は『頑張らずに楽しむ』こと ■ライフスタイルを楽しむ ●成功のベースにあるもの ●目覚ましのいらない朝 ●自分だけではない ■ビジネス成功の秘訣 ~楽しむための心得 ・何を選ぶか、誰と組むか、どのタイミングか ・頑張らない ・ダイヤモンドの4Cのように ・自分の引き出しをたくさん持つ ・確実じゃないとダメ ・リアル×ネット×日本中 ・その世界でのトップの人に会う ・低空飛行に耐えてつづける ・条件が揃わないときこそチャンス ・本気を見せる ・プロデュース力をつける ・人に任せる ~番外編3:明るい下ネタ 第5章 未来が拡がる“ゆるリッチ”ライフ ■思わぬご縁が結ぶビジネスのカタチ ●何が本業かわからない? ●パラオ名誉市民 ●リフォーム会社 ●人材派遣業 ■3年後には夢に向けて走り出す ●まわりに恩返しをしたい ●沖縄の海にステージを併設したカフェを ●自然の力、人の力に包まれるホスピス ■ハートフルな世界へようこそ ●幸せの定義 ●ひとりぼっちが好きな淋しがり屋 ●究極の目標 ●これからの社会 ■おわりに
  • 人類は何を失いつつあるのか
    4.6
    ゴリラ研究者として人類の原点を探ってきた山極氏と人類が世界中に拡散していったルートを歩いた関野氏。家族の起源、狩猟と戦争、平等の意識、グローバリズムと教育など、前・京大総長とグレートジャーニー探検家の壮大でおもろい対話集。
  • 人類滅亡フラグがたちました! ぼくらが決める七つの未来(アクム)
    3.7
    1巻950円 (税込)
    人類が生き残る未来をシミュレートできなかったら、今すぐ世界が滅ぶ!? 『若おかみは小学生!』(青い鳥文庫)の令丈ヒロ子先生最新作! 光り輝く生命体――「カンノン」によって、密室に集められた13歳の男女7人。「理想の未来をシミュレーションせよ」と命じられるが……人類が生き残る未来をシミュレートできなかったら、今すぐ世界が滅ぶ!? 【目次】1 どうして? ここどこ?/2 カンノンさま登場?!/3 アミ・永遠にラブラブの世界/4 なんで滅亡決定?/5 タイガ・ゲームを戦争の代わりにする世界/6 それで正しいの?/7 セト・平等な階級制の世界/8 信じられないんだけど!/9 リツ・みんなちがってみんなハッピーな世界/10 そんな世界、見てみたい!/11 マユカ・安心してだれかを好きになれる世界/12 今度こそ正解?!/13 レナ・ほぼパーフェクト・ワールド/14 あなたの理想の世界は
  • スウェーデンの保育園に待機児童はいない 移住して分かった子育てに優しい社会の暮らし
    4.2
    1歳の娘の理想の子育て環境を求めて、9年前、家族3人で東京からスウェーデンへ移住した著者。スウェーデンの保育園に持っていくものは? 育児休暇は何日とれて、その間のお給料は? スウェーデンのママたちに教わった手抜きメニューって? 実際に日本から移住した著者だから書ける、スウェーデンで暮らして良かったところ、悪かったところ。無理なく共働きで子育てできるとされる国での移住・子育て・日常生活を綴った、楽しく気軽に読めるエッセイ。/はじめに/《スウェーデンに移住を決める》/東京での共働き生活/移住先はどこに?/高まる移住への不安/東京を引き払う/【コラム】スウェーデン語って?/《見知らぬ街での新生活》/これから暮らす街に到着……/スンツヴァルってどんな街?/引っ越し後の手続きとアパート探し/民間の託児施設がない!?/二度目の育児休業生活/洗濯事件とスウェーデンの三大タブー/スウェーデンの週末の過ごし方/専業主婦イコール失業者/意を決して起業!/これがうわさのフィーカ(お茶)タイム/やっと春に/【コラム】Gumman/《とうとう保育園に入園!》/テンションの低い娘/持ち物がない!?/入園式のない入園日/あくまでマイペースな慣らし保育/慣らし保育期間終了、のはずが……/親も試練のとき/やっと慣れてきた日常/保育園での一日/ヴァルプルギスの夜/慣れたと思ったら長い長い夏休み/娘とスウェーデン語/数少ない保育園のイベント/保育園は何を学ぶところ?/子供主体のプロジェクト/保育園の先生たちの労働環境/【コラム】Mysig/《スウェーデンで子育てするということ》/スウェーデンに来て楽になったこととは/慣れない海外暮らしにやられる/スウェーデン式子育てに思うこと/スウェーデンのお誕生日会/離婚率の高さ/なぜ男も家事ができるのか/ママ友がいない!/転勤のない社会/風邪は寝て治せ/スウェーデンの病院事情/育児休業とVABについて/子育てとキャリア形成の両立例/夢の一軒家購入/ついに見つけた!/かくして引っ越しへ/そして保育園卒業/【コラム】Lagom/《本当のところ、スウェーデンって住みやすいの?》/この本の最後に/スウェーデンの女性はなぜ働くのか/隠された専業主婦願望/それではスウェーデンは本当に男女平等か?/消費者の我慢の上に成り立つ快適な社会/地方暮らしで得たもの/子供は社会が育てるもの──スウェーデン人のお金の使い道/あとがき
  • スウェーデンはなぜ強いのか 国家と企業の戦略を探る
    3.6
    スウェーデンは社会保障が進み男女平等が徹底された福祉国家であると讃美するのも、税金が高く社会主義的な国であると批判するのも、一面しか捉えていない。「伝統的な家族」は崩壊してしまっており、母子家庭・父子家庭や片親の違う兄弟も普通のことだ。ボルボやサーブが破綻しても政府は救済しないなど、米国以上に市場原理主義的な国でもある。その特異な社会・経済を理解するためには、国家を支える理念と、それが生まれた背景を知る必要がある。戦後の高度成長期に必要とされた「国民の家」の理念は、H&Mやイケアの企業戦略、年金制度改革などに、どう実践されているのか。スウェーデンは福祉を経済成長にもつなげている。しかし、それを表面的に真似ても、うまくはいかない。この国から学ぶべきは、個々の政策ではなく、政治・制度に対する国民の信頼という無形の社会資本を形成し、担保するしくみだ。日本がとるべき道を示唆する

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  • スウガクって、なんの役に立ちますか?:ヘタな字も方向オンチもなおる!数学は最強の問題解決ツール
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 数学ってなんの役に立つの? ずっと言われてきた素朴な疑問ですが、これに答える本はこれまでもたくさん出版されてきました。 苦手だった微分・積分やサインコサインが世の中でどんなに役立っているのか、文系の人でもわかるように、さまざまな解説がされていると思います。 それらを読んで納得できたとしても、あなたの生活の中で、趣味の中で、仕事の中で……毎日どれだけ数学が役に立っているでしょうか? この本で紹介するのは、すべて本当に使える数学。 生きていく中で起きるさまざまな“やっかいな問題”に対して、スッキリ解決の道筋を見せてくれる思考ツールとしての数学の活用術を紹介していきます。 ●多数決で決めたのに、なぜか不満が噴出 ●企画部と営業部の社員をどう平等に評価する? ●自治会やPTAの役割、どうやって決める? ●みんなが嫌な思いをしないパーティーの席決め ●目標を立てても、いつも計画倒れで終わる ●アンケートをとってみたけど、どう役立てるか不明… ●方向オンチが見知らぬ街で迷わないためには? ●「ブランコがうまくこげない」子供に何を言うか ●下手な文章を、大きく直さずわかりやすくする 一見、数学とは関係なさそうな問題も、数学で考えると答えが見えてくる。 そんな数学的思考のポイントを、わかりやすく解説していきます。 本書は小中学生が読む科学雑誌『子供の科学』の連載『押忍!!数学道』を大幅に加筆・修正して、大人が読んでも役立つようにまとめたものです。 小中学生で習う基本的な数学の知識だけを使っているので、文系のあなたでもぐんぐん数学的な考え方が身についていきます。
  • 数学とはどんな学問か? 数学嫌いのための数学入門
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 数学が苦手? それは「錯覚」です。 ――カオス理論の権威が説く、「本当は誰もが好きになれる数学の世界」! 【数学の「本質」を知れば、新しい世界が見えてくる】 多くの人は、数学という学問を誤解しています。 難しい、とっつきにくい、役に立たない…… 数学に対するこうしたイメージは、すべて「錯覚」です。 人々の「素朴な思い」から生まれた学問なので、 段階を踏んでいけば、誰にでも理解できるはずなのです。 本書では、「測定」「計算」「論理」という基本から 数学が持つ本質的な構造と役割を問い直していきます。 “数学の階段”を登っていくと、あなたの想像を超える広い世界が見えてくるでしょう。 数学が嫌いな人は、数学がちょっと好きになるはずです。 もともと数学が好きな人は、 これまでとは違う視点から、新しい数学の魅力を感じてもらえるはずです。 ◆本書の内容 プロローグ 「数学嫌い」は錯覚である ~「数学とはどんな学問か」を考える前に ステップ1 「数学のはじまり」を知ってみる ~数学は人間の想念そのものである ステップ2 「数学の本質」に触れてみる ~数学はもっとも誠実な学問である ステップ3 「数学の最初のつまずき」を解消する ~苦手意識はここから始まる? ステップ4 「数学のおもしろさ」を感じてみる ~“意味”が分かれば見える世界が変わってくる エピローグ  数学とはどんな学問か? ~数学の“階段”を登ると見えてくるもの 私にとって心安らげる場である数学が、多くの人々に「とっつきにくい」と思われていると聞くと、 寂しいような、ちょっと不思議な気持ちになります。 なぜなら、数学は誰にでも理解できる、誰にでも好きになれる学問だと思っているからです。 数学は、誰に対しても平等で、誠実な存在なのです。        ―――「はじめに」より
  • スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー 日本版 01――ソーシャルイノベーションの始め方
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ようこそ。はじめまして。お待たせしました。スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー 日本版(SSIR-J)の創刊号をお届けします。スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー(SSIR)は2003 年にスタンフォード大学内で創刊された、社会変革の探求者と実践者のためのメディアです。日本版ではSSIRのなかから選りすぐりの記事の翻訳と日本社会の文脈に合わせたオリジナルコンテンツをお届けいたします。 創刊号のテーマは「主語を『わたし』に戻す」。社会の不正義や不平等、不合理や不便を解決するためのソーシャルイノベーションは、個人で実現することはとてつもなく困難です。でも、どんな取り組みも一人の「わたし」から始まります。「国」「自治体」「学校」「会社」「あの人たち」という主語から「わたし」という主語に戻すことから、新しい選択肢を見つけていきましょう。 [目次] Editor’s note 主語を「わたし」に戻す。 Welcome 日本の読者の皆さんへ Feature オープン・ソーシャルイノベーションでCOVID-19対策を加速する ヨハンナ・マイヤー、トマス・ギゲンフーバー 従業員アクティビストたちの組織の動かし方 フォレスト・ブリスコー、アビナーヴ・グプタ 「わたし」を犠牲にせず社会を変えよう リンダ・ベル・グルジナ、ノラ・F・マーフィー・ジョンソン、アーロン・ペレイラ OUR ACTION 「自分らしさを増幅する」社会起業家のエコシステム 日本的な知識創造体としてのETIC. 勝見明 OUR IDEAS 民主主義とベーシックサービス なぜ大学の無償化が社会を強くするのか 井手英策 OUR CHALLENGE 途上国での「実証実験」をシステムチェンジの突破口に 中村俊裕 SSIR CLASSICS 誰が市民社会の基盤を守るのか ブルース・シーバーズ FACTS & NUMBERS 遠い問題・近い問題 データで見る日本人の社会意識と行動 亀田知代子 VIEWPOINT 社会的インパクト測定をめぐる2つの実験 マックス・フレンチ ステークホルダー資本主義を掛け声だけで終わらせるな ハンス・タパリア RESEARCH ボイコットは取締役の離職率を3割高める 男性がジェンダーバイアスに沈黙してしまう理由 集団的能力を高める「アノニマス」の組織構造 BOOKS なぜテクノロジーだけで教育は変えられないのか これからのデジタル行政のやり方を探しにいこう わたしを支えてくれる本 『重耳』 青木健太 わたしを変えてくれた本『「わかりあえない」を越える』 西渕あきこ Thoughts for Tomorrow 意図することと委ねること
  • スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー 日本版 03――科学技術とインクルージョン
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 科学技術、とりわけデジタルテクノロジーとデータサイエンスは、多くの新たな機会を生み出し、社会問題の解決を後押しする一方で、人権を侵害したり、格差や不平等を増幅している側面もあります。今号では、多様なセクターの研究者と実践者から、これからの科学技術と社会の関係を考えるうえで避けては通れない多くの「問い」を集めました。 科学技術の暴走や悪用を防ぎつつ、その恩恵をひろく社会全体にいきわたらせるためには何が必要なのか。科学技術を公正なやり方で研究し、実践するためのルールは誰が決めるのか。そもそもすべての課題が科学技術で解決しうるのか。 科学者やエンジニアと市民が協働して科学の研究・実践を行うシビックサイエンスや、STEM分野に多種多様な人材を受け入れるテックインクルージョンなど、科学技術を一部の専門家の手からわたしたちみんなの手に取り戻す動きが世界中で見られます。その最新事例と提言が詰まった一冊です。
  • スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー 日本版 04――コレクティブ・インパクトの新潮流と社会実装
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 なぜコラボレーションはかくも困難なのか? 伝説の論文「コレクティブ・インパクト」が書き直されなければならなかった理由とは何だったのか? 複雑な社会課題の解決には、異なるセクターのコラボレーションが必要である。この「あたりまえ」のことが実行に落とし込めないために、善意、人、お金をいくらつぎ込んでも社会システムの根本的な変化を起こすことができなかった。そこに新しい協働の思想と技法をもたらした2011年の「コレクティブ・インパクト」の論文は、世界で熱狂的に受け入れられた。それから10年。実践者と成功事例が増えたのと同時に、批判と失敗事例も集まった。それらを踏まえて、より「包括的(誰も取り残さない)」で「公正(特定のグループが支配しない)」なコラボレーションのあり方が問われている。本号では、「エクイティ」を中心に据えた「コレクティブ・インパクト」の最新の流れと、コラボレーションをめぐるさまざまな課題をとりあげる。 <目次> Editor’s Note ・コレクティブ・インパクトの試練と深化 COMMENTARY ・ソーシャルイノベーションの2つの系譜とコレクティブ・インパクト FEATURE ・コレクティブ・インパクトの北極星はエクイティの実現である ・なぜ「地域の声を聞く」だけではインパクトが生まれないのか ・横断型コラボレーションを襲う5つの岐路とその乗り越え方 CLASSICS ・コレクティブ・インパクトの実装に向けて CASE STUDY ・エシカル・テクノロジーで音楽業界の常識を変える OUR IDEAS ・「やっかいな問題」の解き方としてのネットワークーー災害復興の鍵を握る「ハブ」は何をしているのか OUR CHALLENGE ・30人から始めるスローイノベーションーー地域の社会課題に取り組む実践共同体のつくり方 DIFFICULT QUESTIONS REGARDING COLLABORATION 社会を変えるコラボレーションをめぐる「問い」 ・決定権限がある側と一般市民の「パワーの差」をいかに解消するか(鎌田華乃子) ・当事者の声を守り「対等な連携」を進めるために何が必要か(吉岡マコ) ・「奪い合う関係」を「与え合う関係」に変える仕組みとは(新井和宏) ・リスキリングにおいて官民連携の核になるものは何か(後藤宗明) ・コラボレーションで生じる「わかりあえなさ」とどう向き合うか(鬼澤秀昌) ・セクターを越えて社会を変えていけるのはどんな人か(濱川知宏) ・70~80点の短期的な成果を長期的なシステム変化につなぐには(小田理一郎) ・「チャレンジの総量」を増やす際の障壁をどうやって取り除くか(齋藤潤一) ・なぜ日本では企業とNPO・NGOの連携が進まないのか(羽生田慶介) FACTS & FIGURES ・世界の人権意識の高まりとビジネス上の人権リスク VIEWPOINTS ・気候変動対策がジェンダー不平等を拡大する危険性 ・「不安の解消」がコラボレーションを加速する RESEARCH ・企業がBコープ認証を求める2つの理由 ・雇用における差別はなぜなくならないのか ・時間の寄付か、お金の寄付か BOOKS ・人に見せたくないものを覗き見られない権利をいかにして守るか ・「規模の拡大」の教科書が見落としていること ・分断を超えたなめらかで豊かな未来創造 Thoughts for Tomorrow ・ビル・ストックランドの冒険
  • STAR BUDDY -ビューティ&リトルビースト- 1話
    完結
    -
    『スターバディ』ーービッグな事件を解決したバディをたたえて人々はそう呼ぶ。人間と獣人が共存するアメリス合衆国では、平等と平和の象徴に、警察は獣人と人間のバディ制度を導入。そんな中、バディ解消続きの崖っぷち警官・ダイナが出会ったのは、怪しいパンティビジネスで捕まえた口先三寸のヘラヘラ獣人・デミオ。まさか私が、こんな奴と命を預け合わなきゃいけなくなるなんて…!凸凹コンビがこの国の平和を守り、”スターバディ”へと駆け上がるーー!?ドタバタ・バディファンタジー!
  • スティグリッツ 公共経済学(第3版)上
    -
    実際に政策決定に参画した著者による決定版! ノーベル経済学賞受賞のスティグリッツ教授による定評あるロングセラーテキスト 公共部門の経済行動、公共支出の問題を厚生経済学の基礎からやさしく解説 待望の原著第4版の翻訳! コラム・練習問題も充実 「日本が、パンデミックや気候問題の解決、また不平等危機の回避、さらには製造業中心からグリーンおよび高齢化社会でサービス・知識中心の経済に進もうとするときの大規模な構造転換を首尾よく行おうとするならば、公共部門が重要な役割を果たすであろうし、またそうしなければならない。本書は、公共部門がその役割を最もうまく果たし、その結果としてすべての日本人の福祉水準を高めるための方法を示す原理を教えてくれるだろう」(「日本語版への序文」より)
  • スティグリッツの経済学 「見えざる手」など存在しない
    3.5
    1巻1,584円 (税込)
    ジョセフ・E・スティグリッツ(米コロンビア大学教授、69歳)は2001年ノーベル経済学賞を受賞、その一方、現実の経済問題についても積極的に発言しています。本書はその経済理論と思想をわかりやすく解説した本です。著者はアメリカでスティグリッツとともに研究生活を送っていた藪下史郎教授です。 ノーベル賞は「情報の経済学」という分野の研究に対して与えられました。それは、売り手と買い手が持つ情報に差があったり、市場の機能が不完全な場合に、経済的な矛盾が生じることを示す理論です。スティグリッツはそうした理論を基に貧困や不平等、繰り返す金融危機の背景を探り、解決策を提言します。その考え方は「現実の経済には『神の見えざる手』など存在しない」というもので、その点が市場の機能に最大限任せようとする新古典派経済学と大きく異なるところです。グローバル経済が抱える矛盾を、新たな視点で考える大切さを教えてくれます。一般ビジネスパーソンにも読みやすい内容です。
  • ストリートワークアウト 圧倒的なパフォーマンスで魅せる究極のエクササイズ200
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ワークアウトをストリートに持ち込み、世界をジムにせよ! いま、フィットネス文化がルーツ(キャリステニクス)に戻ろうとしている。ストリートワークアウトは、環境にあるものを創造的・即興的に利用しながら体を鍛える技術であり、身一つあればどこでもできるミニマリズム的フィットネスだ。 キャリステニクスは今、進化しようとしている。ジムに行かず、顔を合わせて、あるいはネットを介して情報交換しながら、公園やちょっとしたスペースでやる屋外でのワークアウトが世界中でブームになりつつあるのだ。 それは、観ている人を楽しませながら、インスパイアし、巻き込んでいく新世代のフィットネスだ。対象にするのは自らの体重なので、全員が平等の条件下にある。 筋力、柔軟性、バランスの開発――自らが置かれている環境を対象にしたワークアウトはつねに創造的だ。創意工夫が環境をワークアウトの場に変えていく。 本書は、都市型キャリステニクスのエクササイズとプログレッションの包括的なマニュアルであり、著者たちが実際に体験してきたことのアンソロジーでもある。
  • ストロング本能 人生を後悔しない「自分だけのものさし」
    3.9
    1巻1,430円 (税込)
    人間関係、健康、仕事、お金、自己実現、目標達成など、すべてが思い通りに! 日本を代表する孤高の格闘家・青木真也が、本能を呼び覚まし「行動」と「成果」を最大化させる超実践的メソッドを初公開! ◎「ストレス分析」による「動機付け」が最高の行動を生む ◎不安に強い人は「世界は不平等」と観念している ◎身体側からのアプローチでメンタルに変化を起こす ◎恐怖の分析が「冷静な挑戦」を可能にする理由 ◎「感情の整理」で欲や嫉妬をコントロールする ◎本能を呼び覚まし「自分だけの正解」にたどりつく方法 ◎オンラインサロンという地獄に惑わされるな ◎余計なことを言ってくるやつは「うるせぇバカ」でいい ほか ★こんな方にもオススメ★ 「人間関係で疲れてしまう」 「フリーランスとして誰にも縛られず生きていきたい」 「不安やストレスに負けないメンタルがほしい」 「難しく考えすぎてしまうクセを直したい」 本書の目次 序 章 本能はすべてを「シンプル」にする 第1章 「究極のメンタル」で思い通りに生きる 第2章 人生を後悔しない「自分だけのものさし」 第3章 心身を整えて「行動」と「成果」を最大化させる 第4章 心から納得できる「選択」と「決断」のルール 第5章 人間関係のストレスをゼロにする 終 章 生き方を鍛える
  • スノーデン、監視社会の恐怖を語る 独占インタビュー全記録
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    日本の私たちも、すでに全面監視下にある! 米国の世界同時監視システムの真実を告発して世界を震撼させたスノーデンに、日本ジャーナリストが初の長時間インタビューを敢行。スノーデンの日本での工作活動の全貌、民間企業を抱き込んで行う通信傍受の実態、世論操作と市民運動破壊の方法、日米関係の不平等、監視と戦争の危険な関係・・・現代の恐るべき支配の全てが明らかになる。
  • スパイダーマン・ノワール
    -
    自由と平等が許されない“ノワール”の世界に本物の正義は通用するのか!? アメリカでの株価暴落により世界恐慌に陥ってから4年後の1933年。その不況な時代の真っ只中で青春時代を余儀なくされたピーター・パーカーは、市民として社会を変えようともがいていた。しかし目の前に立ちはだかるのはニューヨークを裏で支配しているギャングの首領“ゴブリン”。警察、政治家とグルになって不都合な事実をカネと引き換えに排除する――そう、彼のまわりは腐敗に満ちた世界が広がっている……。 ●収録作品● 『SPIDER-MAN NOIR』#1-4 © 2023 MARVEL
  • スポーツとLGBTQ+
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「ジェンダー平等」が原理的に困難なスポーツにおいて、その限界がゆえにあぶり出される矛盾や齟齬がセクシュアリティやジェンダーの問題としてどのようにあらわれ、特に性的マイノリティをめぐってどのように変化しているのか。今後のスポーツ界のより本質的な多様さと共存に向けた可能性を考える。 日本の現状について、自らの体験を通じて語った下山田志帆氏、杉山文野氏、村上愛梨氏のインタビューを掲載!
  • スポーツの価値
    3.0
    エッセイスト・酒井順子氏 推薦! 「ここまで書いてしまっていいの?」と思わせるほどの筆致が清々しい。 部活動での体罰や、勝利至上主義、アスリートのメンタルヘルスなど、近年スポーツに関する様々な問題が浮上している。 この構造を温存させてきたのが、理不尽なことにも従順に従う風土である。 それによって「体育会系」学生は、無理な仕事も拒まないと見なされ、就職活動でも有利に働き、組織の中で重宝されてきた側面がある。 しかし、スポーツの価値はそこにあるのではない。 スポーツによって磨かれるのは、論理的かつ戦略的な思考、コミュニケーション能力、そして何より忖度なくフェアにプレー(行動)する精神である。 これらは社会の分断を乗り越え、コミュニティを支える基盤ともなる。 つまりスポーツには、社会を変革する力がある――。 本書では日本のスポーツ界に潜む病根を忖度なく指摘し、スポーツの真の価値を提言する。 【「はじめに」より】 スポーツを通して自分とは異なる他者と出会い、力を合わせて競技する中で、多様性の重要性を理解したり、コミュニケーション能力が高まります。 スポーツを介したつながりは、コミュニティを支える基盤にもなり得ます。また、スポーツによって鍛えられる分析力や行動力、戦略性は、学業やビジネスにも役立ちます。 本書では、このような「スポーツの多様な価値」を考えたいと思います。 【目次】 はじめに…スポーツは感動の「打ち上げ花火」?/スポーツが変われば社会が変わる 序章――東京五輪の「レガシー」とは何だったのか?…東京五輪検証の意義/勝利至上主義が選手を追い詰める/アスリートのメンタルヘルスを守るために/希望の萌芽 第1章――子どもが輝くスポーツのあり方…若年層の全国大会は必要ない/フランスの親はなぜ子どもに柔道をさせるのか/自己評価できれば弱くても続けられる 第2章――スポーツから考えるジェンダー平等…指導者の資質に男女差はない/「数」から「質」へ 第3章――沈黙するアスリートたち…声を上げる海外の選手たち/毅然とした態度が取れない日本のスポーツ界 終章――スポーツの価値とは何か…スポーツは社会を映す鏡/「体育会系」がもてはやされる時代の終焉/スポーツが文化となるために おわりに
  • 図々しいから愛される人脈術
    -
    人間が人生で消費するものは3つあります。時間、お金、そして人脈です。このうち、時間は貯められませんが、お金と人脈は貯められます。時間を平等に消費しているとしたら、残りの2つを貯めた人が、人生で得をするのではないでしょうか。だからこそ、「どう貯蓄するか」を考える必要があります。  自分の理想とする人生を送るための「人脈」作りに難しい技術は必要ありません! 私自身、何も特別な人間ではありません。ただ、人と少し違うのは、「この人、素敵だな」と思えば、相手が誰であろうとお構いなしに初対面からズケズケと話し掛け、「この人が好き」「役に立ちたい」という純粋な気持ちで相手の懐に飛び込んでいくところでしょうか。「人から愛される・幸せになれる・成功できる」人脈作りはここから始まります。  こうして築いた人脈のおかげで、自分の理想とする人生を送ることができていると自負しています。何も難しい技術は必要ありません。ごく普通の人間である私が、これまでの半生で試行錯誤しながら培ってきた「人から愛される・幸せに なれる・成功できる」人脈作りの基本を、この本を通して一人でも多くの方と共有できれは嬉しく思います。 中川勝弘
  • 図解90分でわかる!相続実務士が解決!財産を減らさない相続対策
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 購入前にお使いの端末で無料サンプルをお試しください。 著者累計51万部超、相続対策30年超相続のプロ“相続実務士”が教える、円満相続3つのキーワード 相続のプロ・相続実務士として約1 万5000 件のトラブル解決を行っている著者による、円満相続のための指南書。相続トラブルは主に「感情面」のわだかまりと「経済面」の不透明・不平等から生まれます。 これらを防ぐキーワードが、1相談、2みえる化、3わかる化の3つ。 ・税理士、弁護士など、どんな専門家を選んで生前にどんな“相談”をしておくか ・家族の状況と財産内容をどこまで“みえる化”すればいいか ・財産評価と節税効果を明確な数字にして、家族で“わかる化”するか 各キーワードについて、専門家ならではの具体的なポイントを、豊富な事例とともに紹介します。
  • 図解でわかる 14歳から考える資本主義
    4.1
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 SDGsがめざす新しい社会を、「お金」の視点から考えてみよう。 森永卓郎氏推薦! 「どの本よりも分かりやすく“経済”を図解している」 14歳から読める! わかる! カラー図版満載の“図解でわかる”シリーズ第13弾! (目次より) お金を出す人と働く人/お金がお金を生むからくり/世界の9人に1人が飢える不平等/お金はどうして生まれたか?/社会的共通資本という視点/ 貧者のための金融・グラミン銀行/定常経済社会のひとつの形・ソーシャル・ビジネス ほか 「大規模災害をもたらす地球環境破壊、許容できないほど拡大した経済格差。 資本主義は、完全に限界を迎えた。どうしたら人類が幸福を取り戻せるのか。 本書は、どの本よりも分かりやすく『経済』を図解している」 ――森永卓郎 (経済アナリスト、獨協大学教授)
  • [図解]なぜあの人には「味方が多い」のか
    5.0
    誰にでも平等に接する、絶対に「ノー」と言わない、用事はすぐに電話で解決、話す時は大きな声で、第一印象を良く見せたい、仕事の依頼はいつも口頭、こんな振る舞い方では、お客様や部下は去っていく!?成功した人のまわりには、いつも多くの味方がいる。たとえば、好感を抱いている人から何かを頼まれたとき、自分が好きなことなら喜んでするし、たとえ自分が嫌いなことであっても、何とかしてあげようと努力するのではないだろうか? そうした助けてくれる味方が多い人は、自然と仕事の質が向上してくる。その結果、仕事で成功をおさめることができるようになるのだ。本書は、味方をつくるために必要な考え方を図やイラストを交えながら解説する。

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  • 西欧近代を問い直す 人間は進歩してきたのか
    5.0
    西欧近代は、私たちに光をもたらしたのか? ホッブズ、ルソー、ウェーバーなど、近代を決定づけた西欧思想を問い直し、現代文明の本質と危うさに真っ向から迫る。自由、平等、民主主義、市場経済……西欧近代が築き上げてきた輝かしい「文明」は、しかし同時に空虚なニヒリズムを生み出した。信ずべき確かな価値を見失った人類は、これからどこへ向かうのか。

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  • 正解は一つじゃない 子育てする動物たち
    4.7
    「進化」で子育てをよみとく新しい試み ヒトに近縁な霊長類から系統としては遠いが身近なイヌ、ネコ、アリまで、その生活史や子育てのしかたを紹介。ヒトを含めた動物の子育てとはどのようなものなのか、心理学、行動学、進化学に基づき、信頼できる最新の科学的情報を伝え、子育てを相対化する視点を提供する。 ~もう“ざんねん”とは言わせない!? 本書に登場する動物たち~ ●もともとは「男も女も仕事、子育てはみんなで」だった [ヒト] ●パパもミルクで平等な子育て [ハト、ペンギン] ●助産師もこなす超イクメンザル [マーモセット] ●冬眠中に出産して身を削って子育て [ツキノワグマ] ●分身の術で餌をねだる托卵鳥 [ジュウイチ] ●子殺しからわが子を守る [ノラネコ] ●重複障害児を育てる [チンパンジ] ●子育て経験がなくても里親になる [イルカ] ほか多数! 【本書「あとがき」より】 本書の執筆者たちは、自らの子育てに苦労しながら、動物の行動を研究する科学者として、少し異なる視点から子育てについて考えられる材料を提供しようと試みています。こうして、さまざまな動物の子育てをずらりと並べてみて見ると、ヒトという動物の特徴が浮かび上がってきます。ヒトは社会生活をする動物です。脳が非常に大きいので、こんな大きな脳を持つ子どもを育てるのは、大変な仕事です。…ヒトの子育てには、血縁・非血縁を含めた多くの他者の協力が必要なのです。これが、ヒトの子育ての原点です。…本書を読んだ人たちも、いろいろな固定観念を崩し、ヒトの原点は忘れずに、より多くの人々が子育てを楽しめる柔軟な社会を作っていってくれることを期待します。 【主要目次】 はじめに(齋藤慈子) 本書での基本事項 I まずは知りたい! 子育てといういとなみ 1 進化の中で子育てをとらえる(平石界) 2 ヒトという動物の子育て(蔦谷匠) 3 「母親」をめぐる大きな誤解(齋藤慈子) 4 卵子・精子・生殖にまつわる不思議(藤原摩耶子) II みんな同じ…… 子育てをめぐる葛藤 5 出産・子育てをめぐる心と体のしくみ――ラット(後藤和宏) 6 抱っこで落ち着くのはなぜ?――マウス(吉田さちね) 7 おっぱいはいつまであげる?――ニホンザル(山田一憲) 8 ミルクでパパも子育て――ハト(牛谷智一) 9 歌はことばを育てる――テナガザル(香田啓貴) III どこか似ている? さまざまな子育てのかたち 10 ママのワンオペ孤育て――オランウータン(久世濃子) 11 献身的すぎる? パパのワンオペ――トゲウオ(川原玲香) 12 女系家族の子育てスタイル――アリ(古藤日子) 13 パパは超イクメン――マーモセット(齋藤慈子) 14 ママは放任主義?――ゴリラ(竹ノ下祐二) 15 平等な育児と保育園――ペンギン(森貴久) 16 子育ての正解は一つじゃない――シクリッド(篠塚一貴) IV のぞいてみよう! 驚きの子育て戦略 17 冬眠中の出産! 身を削っての子育て――ツキノワグマ(小池伸介) 18 進化がとぎすましただまし術――ジュウイチ(田中啓太) 19 意外なイクメンぶり――ノラネコ(山根明弘) 20 失われた父性――オオカミからイヌへ(今野晃嗣) 21 タンザニアの森で障害児を育てる――チンパンジー(松本卓也) 22 子育て経験がなくても里親になる――イルカ(酒井麻衣) あとがき(長谷川眞理子)
  • 正義とは何か 現代政治哲学の6つの視点
    4.2
    「公正な社会」とはどういったものか。権利や財の分配で可能になるのか。米国の政治哲学者ロールズは、一九七〇年代以降、社会のあり方を根底から問い直し、世界に新たな地平を切り開いた。本書は、ロールズの考えを起点にリバタリアニズム(自由至上主義)やコミュニタリアニズム(共同体主義)など六つの思想潮流から正義とは何かを問う。格差や貧困など現実課題との接点に、個人の幸福を支える平等な社会の可能性を探る。
  • 正義を疑え!
    4.2
    「正義」とはいったいなんだろう?「秤」と「剣」に象徴される正義概念は、今日、都合の良い解釈によって混乱をきわめている。「均等性」の一義的解釈から生じる「悪しき平等主義」や、あるいは「力」で相手をねじ伏せようとする「他者批判の正義」など、巷に溢れる正義概念に対する誤解や曲解を一刀両断し、己の不完全性に目を向ける「まっとうな正義」を説く。目からウロコの「正義論」入門。
  • 成功を引き寄せる名経営者の言葉
    値引きあり
    -
    「不景気は商売がうまくいかない原因ではなく、平等に与えられた条件にすぎない。」先行きに明るさを見いだせない現代でも、前に強く踏み出す人は確かに存在する。逆境にもへこたれない、希望を見出す言葉。
  • 性差別の医学史 医療はいかに女性たちを見捨ててきたか
    3.0
    医学はいつになったら「本当の科学」になるのか? 「心臓発作は“ヒステリー”」 「HPV(ヒトパピローマウイルス感染症)は“女性だけの病気”」 「卵子は“精子をただ待つ無力な存在”」… 心疾患、骨、幹細胞、更年期、セックス、ホルモン、そして生殖。 長らく「男性の身体」だけを基準としてきた医学は、いつしかあらゆる領域に男性優位主義を浸透させ「非男性の身体」の声を聞くことなく発展した結果として、人間を測りまちがい、不平等を温存し、健康を害しつづけている。 この現状をいかに正し、医学と科学をいかに未来に導くべきか。医療をジェンダーバイアスから解放し、「すべての身体」を救うものにするための必読書。 [目次] はじめに:「自然な」女性 第一部 得体のしれない身体 第1章 婦人科学と女性の人生 第2章 セクシーな研究 第3章 「ウェルネス」と「エンパワメント」 第4章 潮を吹く女たち 第5章 ホルモンを解放せよ 第二部 誤解された身体 第6章 無視される痛み 第7章 心臓(ハート)のフェミニズム 第8章 骨の詩(うた)を聴け 第9章 がんとグローバリズム 第10章 精子と卵子の神話 第三部 未来の身体 第11章 フェムテックのジレンマ 第12章 クリテラシーを養おう 第13章 サイボーグであるわたしたち 第14章 人工子宮に宿るもの 心臓発作の際、女性が誤診を受ける確率は男性より55%高い。処方される鎮痛剤が同じなら、女性は男性より中毒になる可能性が高い——なぜ、こんなことになるのか? 古代ギリシャのヒポクラテス以降、白人男性の体を基準に発達してきた西洋医学。すなわち、今日私たちが使っている薬や治療法の大部分は、男性の身体のために男性が設計したものである。 男性と女性では実際にはホルモンバランスも体組成もすべてが違うにもかかわらず、私たちが学校で教わったのは、せいぜい生殖器官の違いくらいではなかったか? 社会が女性を「生殖機能」としてのみ認識してきた結果生まれた、男性基準の「医学はジェンダーニュートラル」という神話。それは女性をはじめ、男性優位社会において周縁化された人々の健康を長らく危険にさらしてきた。 本書では気鋭の社会学者が、こうした欠陥のある考え方がいかに女性、そしてトランスジェンダーやインターセックスといった「非シス男性の身体」に対する知見を不足させ、基礎研究を貧しくし、医療を個々の患者に最適ななケアから遠ざけているかという医学界の現状を示す。女性の身体が性、心臓、骨、痛みといった分野においていかに無視され、誤解され、先端医療の研究のなかで搾取されてきたか、また、家父長制的な社会文化がいかに人類全体の健康に有害であるかを解き明かす。 視野狭窄に陥ったまま発展してしまった医学を今こそ見つめ直し、その可能性を拡張するため、最新研究やデータはもちろんフェミニズム、SF、アートなどとも領域を横断しつつ「どうすれば、科学は誰にとってもいいものになるのか?」という問いを投げかける一冊。
  • 生産性マネジャーの教科書
    4.0
    ▼なぜ、仕事ができる人は、できる部下を育てられないのか? 「部下に主体性がない」「部下のモチベーションが低い」「どうして、アイツはこんな仕事もできないんだ…?」 その原因、「上司であるあなたのマネジメントが古いから」かもしれません。 ・評価面談で自分の評価と部下の自己評価が食い違う ・数値目標を立てても効果が出ない ・部下の大半が目標を忘れる ・1on1ミーティングで部下が黙りこくるか、話がかみ合わない ・部下が言うことを聞かない ・部下全員を平等にサポートしても部下たちが不服そう ・マネジメントをしっかりしているのに、部下の成果が伸びない まだ、こんなマネジメントをしている上司は、部下の育て方や仕事の管理方法に対する発想を逆転させる必要があります。 ▼7つの“逆転の発想"で、部下のモチベーションと成果を上げる! 1. 自己評価の申告前にすべては終わっている 2. わかりやすい数値目標を設定するな 3. 目標設定シートには文章を書かない 4. 先にしゃべるな! 5. あなたは「上司」ではない! 6. 部下支援を均等に行ってはいけない 7. なんでもマネジメントしようとしていないか? ▼「理論に裏打ちされたスキル」&「わかりやすい事例と図」で即実践! 著者は、リクルート株式会社で活躍したコンサルティング・リーダー育成のプロと、 フジテレビ系列「直撃LIVE グッディ!」にコメンテーターとして出演もしているコーチング第一人者の二人。 確実に成果を上げる目標設定方法や支援方法など、実践的なスキルをわかりやすい事例・図とともにご紹介。 本書は、部下との関係性・成果が上がらない部下に悩む上司の必読書です。 多様な部下たちの能力を引き出して生かす、 そんなできる上司「生産性マネジャー」こそ、人材を育て、成果を伸ばします!
  • 生産性を上げる8つの仕事術。早朝出社は本当に生産的ですか?業務効率は高まっていますか?残業ゼロを目指す人へ。10分で読めるシリーズ
    -
    10分で読めるシリーズとは、読書をしたいが忙しくて時間がない人のために、10分で読める範囲の文量で「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」を基本コンセプトに多くの個性あふれる作家様に執筆いただいたものです。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。 まえがき よく仕事の生産性を上げるためのハウトゥー本やコラムで「1時間早く出社する」「朝4時に起きる」などの方法を見かけませんか。 おそらく多くの人が一度は読んだことがあるでしょう。 しかし、それをあなたは行動に移せたでしょうか。私は実際読んでも実行に移すことができませんでした。 その理由は明確に2つあります。1つ目は、大きく生活習慣を変える可能性があり、そのリスクをおかしても生産性が上がるという確固たる証拠がなかったから。2つ目は、時間外勤務(いわゆる残業)が終業後ではなく就業前になっただけであり、生産性が高まったのではなく勤務時間が長くなっただけだと感じたから。 これについては第一章で詳しくお伝えしましょう。今回は“1日のうち労働に費やす時間を変えないで”たくさんの仕事をこなせるようになる方法をご紹介します。 【1】アイデアが枯渇したら本屋の棚に目を通す 【2】メモ帳を有効活用する 【3】メモやファイル名は日付、時間で保存する 【4】すべての仕事は時間を測って行う 【5】仮ごみ箱を作ってデスクトップを整理する 【6】感謝の気持ちは言葉と+αで示す 【7】メールの返信遅れは相手の時間も奪っていると心得る 【8】反省は後でまとめてやる すべてに通じるのは「時間の使い方を見直す」という点にあります。 誰にとっても時間ほど平等なものはありません。 トライアンドエラーを繰り返すことは重要ですが、先述したように「これは自分に継続できそうにない」と思ったものについてはトライしないという手段もあるのです。 大胆に生活リズムを変えるより、小さなことから少しずつ変えてみましょう。 本書があなたの生産性向上に少しでも貢献できれば幸いです。
  • 政治哲学の原点 「自由の創設」を目指して
    5.0
    政治は何のためにあるのか。 その根源的思想はどこに求めるべきか。 なぜ全体主義は否定されるべきなのか。 真の民主主義を繁栄させる条件とは――。 多様なる価値観を認め、人類を、国家を よりよい方向に導く「新しい政治哲学」を考える。 ほんとうの「自由」とは? 「平等」とは? 「複数性(プルラリティ)」の中から、自由というものは生まれてくる。 これからの民主主義の中心的な担い手は、「考える人(Thinkable Man)」でなければならない。 「結果の平等」が政治の理想ではない。めざすべきは「チャンスの平等」=自由である。
  • 政治の隘路 多元主義論の20世紀
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 本書は、政治学の視野から、自由民主主義体制の中心理論である多元主義論の歴史的展開を、哲学的分野から実証的分野まで広範な領域を射程に収め通史的に分析する。フィッギス、バーカー、ラスキをはじめとする20世紀初めのイギリス多元的国家論が、第二次大戦後隆盛を極めたアメリカ多元的民主主義論を経て、フーコーに代表される近年のポスト・モダンへと到る流れを克明に描写し、いまや隘路にはまりつつある20世紀の政治の成果と限界を浮かぶ上がらせ、ボーダレス化する冷戦後の世界に鋭い問いを投げ掛ける。 【目次より】 序 政治が失おうとしているもの 序章 二〇世紀末の多元主義論 一 多元主義とリベラル・デモクラシー 二 多元主義と「政治」 三 本書の構成 第一章 イギリス多元的国家論 一 伝統の形成とリベラリズムの革新 二 多元的国家論の萌芽 三 伝統の再生へ 多元的国家論の諸相 (1) ジョン・N・フィッギス (2) アーネスト・バーカー (3) ハロルド・J・ラスキ (4) G・D・H・コール 四 多元的国家論の終息 第二章 多元主義論の変転 一 アメリカにおける多元主義論の受容 (1) 「国家」と「人民」 (2) 病理から批判理論へ 二 多元的国家論への対応 (1) 初期の受容と論点の形成 (2) 選択的受容と全面的批判 三 多元主義論と「科学」 四 多元主義論と「政治」の動揺 第三章 多元的民主主義論と政治科学 一 多元主義論の定着と政治科学の台頭 (1) 多元主義論の定着 (2) 政治科学と多元主義論 二 ロバート・A・ダールと多元的民主主義論 (1) 市場社会主義からポリアーキーへ (2) ポリアーキーの定式化 (3) ポリアーキーの分析 (4) 多元的民主主義論における「政治」 三 多元的民主主義論への批判 四 多元的民主主義論の変容 (1) 問題の析出 (2) 多元的民主主義論の修正 (3) 「保守化」批判の功罪 第四章 多元主義と多元化 一 文化的多元主義論と市民社会論の射程 二 多文化主義論と「政治」の相克 (1) 多文化主義論と集団の権利 (2) 「差異の政治」と集団のアイデンティティー 三 ポスト・モダニズムと「主体」の問題 (1) 個人のアイデンティティーと集団のアイデンティティー (2) ボスト・モダニズムの「主体」批判 四 ポスト・モダン多元主義論 (1) 「リベラル・プルーラリズム」への批判 (2) ポスト・モダン多元主義論の諸要素 終章 政治の陰路と政治的想像力 註 あとがき 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 早川 誠 早川 誠(はやかわ まこと) 1968年生まれ。政治学者。立正大学法学部教授。専門は、政治理論。 東京大学法学部卒業後、東京大学大学法学政治学研究科修了。 著書に、『政治の隘路』『代表制という思想』など、 訳書に、ロバート・ダール『政治的平等とは何か』などがある。
  • 政治はなぜ失敗するのか 5つの罠からの脱出
    -
    1巻2,500円 (税込)
    35歳でオックスフォード大学正教授に就任した、いま最注目の政治学者が、分断と格 差の起源と解決という難題に鮮やかに答える! ―対立軸を組み変え、民主主義・福祉・繁栄した社会を持続可能にする、ほとんど唯 一の狭い道。 政治はなぜ常に私たちを失望させるのか? 古代ギリシャから気候変動条約、ブレグ ジットまで、私たちが集まると近視眼的選択の「罠」に落ちてしまう。それを回避す べく、直感に反する最近の研究成果、例えば政治・社会的平等の増加が大きな不平等 をもたらし、不平等の高まりが民主主義を促す逆説などを活用して、現実政治の罠か ら脱出する方法を生き生きと説明する。
  • 清十郎の目
    -
    1巻1,870円 (税込)
    山形のとある地方都市で、一介の労働者として生きていく上で最低限の生活を営んでいた青年・清十郎。成長するにつれ、成金や差別など不平等な社会に疑問を抱くようになり、ある日突然、持ち場を脱走してしまう。逃亡後の生活で、革命思想を持つ仏僧・剛寿や、寒村から身売りされた娼婦・桔梗との出会いに感化された清十郎は、日々困窮していく民を救うため、世直しを唱える剛寿のもと、町の支配勢力に立ち向かうことを決意するが――。
  • 政党支持の分析
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 戦後わが国有権者の政党支持の特性と発展を、全国的規模の政治意識調査データをすべて収集し、長期視野に立って統一的に分析。 【目次より】 序 第1章 政党支持と社会構造・国際環境の変動 1 始めに 2 職業構成の変動 3 都市への人口移動 4 経済的生活意識と石油危機 5 新旧世代の交替 6 高学歴層と政治的シニシズム 7 国際環境の変化 8 時期区分によるまとめ 第2章 政党支持の類型とその特性 1 始めに 2 党派性の諸側面の尺度 3 政党支持の類型 4 政党支持の変動と支持の類型 5 政策に対する態度と政党支持の類型 6 投票における政党選択と政党支持の類型 7 1967年ミシガン調査データによる政党支持類型との比較 8 結び 第3章 政党支持の変動と支持の幅 1 始めに 2 政党支持の変動:長期的,短期的変動要因 3 政党支持の幅の仮説 4 政党支持の幅の尺度の構成 5 政党支持の幅の尺度の相対的安定性 6 政党支持の幅と政党選択 7 結び 第4章 政党支持の社会化過程 1 始めに 2 父親の支持政党の認知 3 両親と子の政党支持の一致 4 政党支持強度に対するグループの影響 5 政党支持をめぐる初期社会化と後期社会化 6 社会化効果の相対的ウェイト 7 結び 第5章 政党支持と職業利益 1 始めに 2 政党支持のデモグラフィック要因による多変量解析 3 政党支持の社会化過程と職業移動 4 職業カテゴリーと職業代表政党 5 職業代表政党から支持政党へ 6 職業代表政党なし層の政党選択 7 新中間層の政党支持と生活満足度 8 結び 第6章 「保守ー革新」イデオロギーと態度空間 1 始めに 2 「保守ー革新」イデオロギーのコンポーネント 3 「保守ー革新」次元の認知的前提 4 保革自己イメージ 5 政党空間における保革次元 6 政策空間における保革次元 7 政策イメージの変換機能 8 結び 第7章 政策争点・政党の政策イメージ・政党選択 1 始めに 2 政策争点と政党選択の関連モデル 3 政策争点と政策イメージの認知 4 政策イメージ尺度の構成とその分布 5 「政党の政策イメージ」と政党支持 6 「政党の政策イメージ」と投票における政党選択 7 結び 第8章 政党支持強度の消長 1 始めに 2 いくつかのモデルの検討 3 データと政党支持強度の尺度 4 政党支持強度に対する年功効果と時勢効果 5 政党支持強度と投票との一致 6 支持強度に及ぼすフォーマル・インフォーマルな集団の影響 7 政治不満の蔓延と政党支持強度の低下 8 結び 引用文献 調査一覧 補遺I 補遺II あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 三宅 一郎 1931年生まれ。政治学者。神戸大学名誉教授。専門は、政治行動論。 京都大学法学部卒業。法学博士。 著書に、『政党支持の分析』『投票行動』『政治参加と投票行動』『日本の政治と選挙』『変動する日本人の選挙行動(5)政党支持の構造』『選挙制度変革と投票行動』『異なるレベルの選挙における投票行動の研究』(共著)『平等をめぐるエリートと対抗エリート』(共著)『日本人の選挙行動』(共著)『変動する日本人の選挙行動(2)環境変動と態度変容』(共著)『55年体制下の政治と経済』(共著)『社会科学のための統計パッケージ』(編著)『合理的選択の政治学』(編著)など、 訳書に、R・イングルハート『静かなる革命』S・ヴァーバ、N・H・ナイ、 J・キム『政治参加と平等』(東京大学出版会、1981年)などがある。
  • 世界が憧れた日本人の生き方 日本を見初めた外国人36人の言葉
    3.5
    現代を豊かに生きる智慧は、 かつての日本にこそ眠っている。 シーボルト、イザベラ・バード、アインシュタイン…… 16世紀以降に日本を訪れた外国人たちの記録から、 現代にも通用する「生き方のヒント」が見えてくる。 「何と多くの思いがけない親切に出会うことか!」 「ほんものの平等精神が社会の隅々まで浸透している」 「私たちは何もかも幸福であった」 「私は、書き留めた言葉の数々からこうした日本の 素晴らしい原型が浮かび上がってくるのを目のあたりにすると同時に、 現代の日本がそこから少しばかり外れてしまっていることに思い当たりました。 そして、私たちが原点回帰することの必要性を、身にしみて感じるようになりました。 未知のものを模索するのは難しいでしょうが、もともと存在しているものに もう一度目を向けるのは復習であり、温故知新です。 ありがたいことに、先人たちのお手本が外国人たちの訪日記録という形で 現在でもしっかり残されています。 そして日本人は、先祖代々からの文化継承を得意とする民族です。 元来持っていた良さが完全に失われたわけではなく、 戻る気にさえなれば戻れる環境があります。 いまほど、自国の伝統文化の素晴らしさに再度光をあてることが ふさわしいときがあるでしょうか。」 (「はじめに」より) ●目次 第1章 シンプルさのなかに豊かさを見いだす 第2章 どんな相手も尊重する 第3章 いつもご機嫌である 第4章 教養を身につける 第5章 自然とともに生きる 第6章 必要な道徳心を備える 第7章 進んで相手をおもてなす 第8章 共存共栄に生きる 最終章 現代に生きる日本の美徳
  • 世界警察1 叛逆のカージナルレッド
    完結
    3.0
    全4巻814~1,012円 (税込)
    警察小説史上最大スケール、圧巻の新シリーズ、始動。 21世紀末。全ての国家の軍隊は解体。国連は「世界連邦」として機能し、平等で民主的な理想社会が実現した……はずだった。一方でテロリストたちも過激化。警視庁の刑事・吉岡冬馬は日本を拠点とする地下組織「イザナギ」メンバーの変死体を発見する。これが日本を襲う、壮大なテロ計画の入り口であった――。 徹底した非武装・非暴力で犯人を投降させることから、「説教師」の異名を持つ冬馬。最先端の兵器を保持するテロリストに、彼はどう立ち向かうのか?
  • 世界史再入門 歴史のながれと日本の位置を見直す
    3.7
    西欧や中国など特定の地域に偏った歴史では、人類史の筋は見えてこない。日本の歴史も世界の動きに取り込み、普遍的な視点でとらえようと試みることで、教科書や全集ではつかむことのできなかった世界史の全体像が浮かび上がる。生産力発展の過程と生存・自由・平等を求める人々の努力で形作られた人類史を辿り、現代世界の課題を見つめ直す好著。(講談社学術文庫)
  • 世界で活躍する仕事100―10代からの国際協力キャリアナビ
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 やりたいこと、必ず見つかる! 国際協力に関わる100の仕事について、キャリアパス、難易度、給与待遇まで、すべてを掲載。 使いやすさ抜群の3部構成で学べる、国際協力キャリアを歩むためのガイドブック。 世界をよくしたい、世界のために働きたい、みなさんそう思ったことはありませんか? 口に出すのは恥ずかしいけれど、「世界を平和にするために、世界の人たちが仲良く暮らせるために、平等な社会を実現するために、自然環境を守るために、自分も何かしたい」という想いを抱く若者は大勢いるのではないでしょうか。 しかし、実際みなさんに何ができるでしょうか? 何を勉強すればいいのでしょうか? どんな仕事に就けばいいのでしょうか? 本書は、そんな疑問に答え、みなさんの想いや夢を実現するための手助けをするガイドブックです。 (はじめにから抜粋) 本書では、これまで「国際協力」においての働く場所として考えられてきた国連やJICA、NGOのみならず、民間企業(メーカー、エンジニア)や、士師業(薬剤師、弁護士)など、海外はもちろん日本国内でも国際協力に携わることができる職業や機関を取り上げています。 国際協力においては、任期付きの仕事がふつうであり、常にスキルアップをして次のポストを探します。 本書では、これまで国際協力にあらゆる立場で携わってきた「国際協力のプロフェッショナル」たちが、さまざまな生き方の多様性、可能性を提示しています。 人生100年時代のいま、学び直しや経験の積み重ねを繰り返し、自分の道を探す学生、社会人にとって、指針となる一冊です。
  • 世界でたったひとりの自分を大切にする 聖心会シスターが贈る大きな愛のことば
    4.0
    聖心女子大学で教鞭をとってきたシスターが、すべての女性に伝えたいこと。 仕事をする、結婚する、子どもを産む、いろいろな生き方を選ぶ中で、隣の芝生が青く見えてしまうことがありませんか。 シスターは、「人との違いは、不平等ではなく個性」と語ります。 桜には桜らしい咲き方が、すみれにはすみれらしい咲き方があるように、 人間それぞれにも、自分にしかできない咲き方があります。 自分らしく幸せに生きるために必要な「3つの絆を育てる」という考え方をお伝えします。
  • 世界と私のAtоZ
    3.8
    1巻1,562円 (税込)
    Z世代って何を考えてるの?  SNS、音楽、映画、食、ファッション Z世代当事者がアメリカと日本のカルチャーからいまを読み解く画期的エッセイ! Z世代が起こす優しい革命に、私も参加したい。     斎藤幸平(経済思想家) 世代論の本懐は「世代」というステレオタイプの境界を解消することに あるんだと気づいた。     後藤正文(ミュージシャン) 未来を作る作業は、 Z世代の多様で切実な声に耳を傾けるところから始まる。     佐久間裕美子(文筆家) ◯「弱さ」を受け入れる ◯「推し」は敬意で決める ◯「文化の盗用」って?  ◯買い物は投票 ◯「インスタ映え」より「自分ウケ」 ◯恋愛カルチャーの「今」 ◯すべての世代が連帯し、未来を向くには <Z世代とは?> 1990年代後半から2010年頃までに生まれた世代。デジタルネイティブで、社会的不平等、人種差別、ジェンダー、環境問題に対して関心が高く、変革への意識が強いとされる。
  • 世界の研究101から導いた 科学的に運気を上げる方法
    -
    1巻1,650円 (税込)
    累計70万部を超えるベストセラー作家 最新作! 結局、幸運かどうかは、“確率”の話だ! 科学に基づいた「運気を上げる方法」を ご紹介する本です。 運は、誰にでも、平等に降り注いでいます。 “幸運“を引き寄せるのは、ちょっとした“コツ”! 今すぐにでもできる そんなちょっとした“コツ”を 世界の研究とともにご紹介します! <ちょっとしたコツ> ★「自分はラッキーだ!」と思う   ――ケルン大学 ライサン・ダーミッシュらの研究 ★週に1回、運動する   ――ミシガン大学 ウェイリン・チェンらの研究 ★緑がある場所に行く   ――スタンフォード大学       グレゴリー・N・ブラットマンらの研究 ★コーヒーの香りを嗅ぐ   ――ソウル大学 ソ・ハンソクらの研究 ★笑顔の自分を自撮りする   ――カルフォルニア大学 ユ・チェンらの研究                                など
  • 世界の現状と互立主義ー貧困と戦禍のない社会ー
    -
    1巻1,100円 (税込)
    友愛のもと互いに支え合う「互立主義」の根付いた国家が、自由と平等を実現できる。 「コロナ不況」で先の見えない日々に不安を抱える人々、富裕層に有利な経済政策により、働いても働いても生活が苦しい人々――。「己だけが成り立てばよし」としているから貧困者が多くなった、<資本主義・社会主義>の国々。 「お互いに成り立つ」社会を創造するため、政治・教育・雇用体制について一人一人が当事者として考えることこそが、明るい未来を実現するカギとなる。 現代社会におけるあらゆる問題の根本原因を明らかにし、「互立主義」という新しい社会構造の実現によって解決することを提言した一冊。 〈著者紹介〉 青沼 爽壱(あおぬま そういち) 1928年北海道生まれ。日大法学部卒業 同大に勤務。 友愛青年同志会の会員となるが帰道し北斗社会科学研究所を設立。 著書 『現代社会の条件』 趣味 作曲。

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  • 世界の政治思想 50の名著 エッセンスを論じる
    4.0
    名著を俯瞰する大好評『50の名著』シリーズ最新刊! 今度のテーマは政治思想。 政治を知り、考え、拓いていくための50の必読書の要点を、コンパクトにまとめました。 平等とはどういうことか? 自由を制限することは、どの程度まで認められるのか? どのような国家が最善なのか? 『世界の政治思想50の名著』は、近代史を概観し、伝説的な偉人の思想や生身の姿を明らかにし、時代背景を分析し、鍵となるアイデアを紹介し、こうした問いに対する賢哲たちの回答をたどっていきます。 イデオロギー上のどのような立場にあっても、政治学の主要な著作から学ぶことは多くあります。その点で、名著のエッセンスをコンパクトにひもとく本書は、政治哲学と政治思想の最高の案内書と言えるでしょう。 本書にとりあげられているのは、次の50冊です。 『自由と権力についての省察』 『全体主義の起源』 『二つの自由概念』 『隷属への道』 『アナーキー、国家、ユートピア』 『開かれた社会とその敵』 『共産党宣言』 『女性の権利の擁護』 『女性の解放』 『マーティン・ルーサー・キング自伝』 『ガーンディー自叙伝』 『自由への長い道』 『人間不平等起源論』 『平等社会』 『動物農場』 『ラディカルのルール』 『コモン・センス』 『市民の反抗』 『ジャングル』 『アナキズムおよびその他のエッセー』 『ブランドなんか、いらない』 『沈黙の春』 『国際政治』 『スマート・パワー』 『大いなる幻想』 『戦争論』 『文明の衝突』 『大国の興亡』 『アメリカ後の世界』 『決定の本質』 『大統領の陰謀』 『第二次世界大戦』 『サッチャー自伝』 『プロパガンダ』 『ゲティスバーグ演説』 『三民主義』 『クリトン』 『政治学』 『フランス革命の省察』 『孟子』 『リヴァイアサン』 『統治二論』 『ディスコルシ』 『アメリカのデモクラシー』 『ザ・フェデラリスト』 『収容所群島』 『国家はなぜ衰退するのか』 『国家興亡論』 『増税よりも先に「国と政府」をスリムにすれば?』 『歴史の終わり』
  • 世界のニュースを日本人は何も知らない3 - 大変革期にやりたい放題の海外事情 -
    3.6
    元・国連専門機関職員の著者が忖度なしで書く、25万部突破の大人気シリーズ 第3弾―― 「世界はそんなことになってたのか!」 日本のメディアが報道しない驚きのニュース満載 (内容紹介[一部]) ●国際的危機、戦略大外れの仰天顛末 ●各国「コロナ対応」のその後…… ●「東京五輪」世界の反応はどうたった? ●日本代表に「外国ルーツの選手」が多かった理由 ●世界の「日本人気」に意外な新展開! ●日本の街の風景が「海外動画サイト」で大人気 ●海外の人がやたらと歌舞伎町に詳しい理由 ●世界各国「国民性イメージ」の大嘘 ●意外!? 欧州マウンティング狂騒曲 ●カツカレーがイギリスで独自変異を遂げていた! ●なぜ海外の人々は日本の駄菓子をわざわざ輸入するのか ●日本人女性がやたらと国際結婚をする理由 ●育児や家事負担の不平等、世界事情では? など 世界を見る目が“ガラッ”と変わる! 新しい体験をあなたに。 【著者プロフィール】 谷本真由美 (たにもと・まゆみ) 著述家。元国連職員。 1975年、神奈川県生まれ。 シラキュース大学大学院にて国際関係論、および情報管理学修士を取得。 ITベンチャー、コンサルティングファーム、国連専門機関、外資系金融会社を経て、現在はロンドン在住。 日本、イギリス、アメリカ、イタリアなど世界各国での就労経験がある。 ツイッター上では、「May_Roma」(めいろま)として舌鋒鋭いツイートで好評を博する。 趣味はハードロック/ヘビーメタル鑑賞、漫画、料理。 著書に、『キャリアポルノは人生の無駄だ』(朝日新聞出版)、『日本が世界一「貧しい」国である件について』(祥伝社)、『不寛容社会』(小社刊)など多数。
  • 世界のニュースを日本人は何も知らない4 - 前代未聞の事態に揺らぐ価値観 -
    3.6
    元・国連専門機関職員の著者が忖度なしで書く、37万部突破の大人気シリーズ第4弾―― 「世界はそんなことになってたのか!」 日本のメディアが報道しない驚きのニュース満載 (内容紹介[一部]) ●「SDGs」が通用するのは日本だけだった! ●「外国人参政権」は海外でもぜんぜん広まっていない! ●イタリアで「極右女性首相」が誕生した理由 ●海外が「動物愛護」が熱心なのは虐待がすごいから ●日本の中古空き家は外国人にとって宝の山 ●欧州にとってのロシアの本当の立ち位置 ●実は海外で評価されまくっていた「安倍元首相」 ●日本のはたらく人の「労働条件」が悪い理由 ●ロンドンは観光客からのボッタクリに命をかける巨大な賭場! ●なぜ「エリザベス女王」は人気があったのか ●実は海外でも「ジェンダー平等」は進んでない! ●お骨を箸で拾う「日本の葬式」は海外で奇祭として研究されていた! ●「サブスク」がオワコンになりつつある ●ウクライナの戦場に浸透する「日本アニメ」 ●海外ではAIが人間として認識されはじめている など 世界を見る目が“ガラッ”と変わる!新しい体験をあなたに。 【著者プロフィール】 谷本真由美(たにもと・まゆみ) 著述家。元国連職員。1975年、神奈川県生まれ。 シラキュース大学大学院にて国際関係論および情報管理学修士を取得。 ITベンチャー、コンサルティングファーム、国連専門機関、 外資系金融会社を経て、現在はロンドン在住。 日本、イギリス、アメリカ、イタリアなど世界各国での就労経験がある。 ツイッター上では、「May_Roma」(めいろま)として舌鋒鋭いツイートで好評を博する。 趣味はハードロック/ヘビーメタル鑑賞、漫画、料理。 著書に、『キャリアポルノは人生の無駄だ』(朝日新聞出版)、『日本が世界一「貧しい」国である件について』(祥伝社)、『不寛容社会』(小社刊)など多数。
  • せかいのはてまでひろがるスカート
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    ちっちゃな女の子が出かける、壮大な冒険の物語。韓国・人気女性絵本作家の話題作、待望の日本語版 【ブラチスラバ世界絵本原画展 2019 受賞作品】世界の様々な国に伝わるおとぎ話や物語をモチーフにしながら、スカートをはいた小さな女の子の旅を描く。昆虫や動物に「あなたのスカートはどこまで広がるの?」とヘリンが問いかけ、その答えを繊細で美しく幻想的な世界観で表現していきます。「世界のすべての子どもたちが、平等に、自信をもって、自分のスカートを思いきり開けるように、夢を見られるように」という著者の願いが詰まった美しい絵本。新しい韓国文学にも通じる内容で、子供だけでなく大人も楽しめる一冊。 【著者】 ミョン・スジョン 1980年、韓国・慶尚南道生まれ。梨花女子大学西洋画科を卒業後、作家活動を開始。本書でブラチスラバ世界絵本原画展「金のりんご賞」を受賞。『ピアノの声が見える(原題:피아노 소리가 보여요)』で第一回ロッテ出版文化大賞・本賞を受賞。他に『大きな、大きな(原題:커다란 커다란)』などの著書がある
  • 世界の半分、女子アクティビストになる
    -
    この本は女子のための本。言いたいことがある女子、堂々と生きたい女子、不平等にうんざりしている女子、すべての女子のための本。 運動の始め方、オンラインの署名活動のやり方、理念を貫くための募金の方法、プレス対応、グループの維持の仕方……あらゆることが書いてある。この本があれば、今からでも活動は始められる。学校や地元、自分の国や世界まで、あらゆる変化を起こすためのロードマップが書ける! ほら、こわがらずに、すこしずつ、やってみて。世界の半分は女子。女子たちが勇気をもって声をあげれば、すべての人が活躍できる社会に変わるはず。世界は女子が変えると心の底から信じている!
  • 世界連邦 社会的疾患である戦争の抑止力に
    -
    世界平和の実現と、全人類に対する平等な教育を。世界各国が戦力を供出し、国連以上の戦争抑止力のある国際機関「世界連邦」を設立することを提言。琉球人のオープンマインドと日本人の勤勉さが、世界平和のカギを握る。 戦争は個人の心のホメオスタシス(恒常性)の乱れから生じる社会的疾患┴日本は平和憲法を堅持し、外交力を練磨すべき┴なぜ日本人の戦争の記憶は風化しやすいのか┴原発は戦争に密接に関連する┴大量消費社会は戦争を誘発する┴戦争回避のために多様なエネルギー共同開発を┴エスペラント語の普及を

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  • 世界を操るグローバリズムの洗脳を解く
    4.7
    1巻792円 (税込)
    これまでに教科書で教えられてきた「世界史」は真実の歴史ではない。それは、国家さえ動かしてきた国際金融資本の動きに全く触れないからだ。彼らはユダヤ発のグローバリズムを信奉している。幾度も激しい迫害を受けてきたユダヤ人は滅亡から逃れ、生き延びるために世界中に分散して住んだ。そしてユダヤ思想は国境や国家意識を待たないグローバリズムに発展して行った。共産主義もリベラルも新自由主義もユダヤ思想から発した。今や世界は「グローバル化」の波に席巻され、それが「平等」と「平和」に結びつくと喧伝されている。しかし、絶対に見逃してはいけないことがある。それは、「誰が戦争を望み、利を得てきたか」である。そこがわかると、教科書的な歴史とは全く違う真実が見えてくる。本書は、ユダヤ発国際主義者が作ってきた真の歴史を白日の元にさらし、日本が進むべき道を指し示す。
  • 世界を動かした21の演説 ― あなたにとって「正しいこと」とは何か
    4.0
    言葉の力が世界を変える。――彼らが命をかけて向き合った「問い」に、あなたはどう答えますか? いつの時代も、言葉が世界を変えていく。確信に満ちた言葉は、人の思考を変え、行動を変え、さらには世界まで変えてしまう力を秘めている。自由と平等、移民問題、死刑制度、テロ、気候変動、歴史問題、戦争と平和……世界と人類の大問題を論じ、良くも悪くも世界を動かした演説を軸に、いま考えるべき問いを突き付ける論争の書。 ●大問題の本質に迫る――いまを考えるための100年史。 過去100年間に世界に大きな影響を与えた演説を21紹介。20世紀の幕開けから今日に至る激動の歴史において、人々の考え方はどのように変わり、それは現在の世界にどんな変化をもたらしてきたのか。著者による解説とともに演説を読むことで、「現代」を形作ってきた「考え方」の流れと、その中に潜む問題が見えてきます。 ●正しいことは何か?――多面的な視点が真実への道。 本書はただの「演説集」ではありません。それぞれの時代背景や内容について明快に解説し、各演説をどう読むか、そこから何を考えるべきかの手掛かりを示します。賛成・反対、さまざまな主張や信念や世界観、理想的視点と現実的視点の違いからわき起こってくる問いの数々。あなたは何を「正しい」と考えるでしょうか? ●言葉はしばしば人を惑わす――判断するのはあなた自身。 本書に収録されているのは、「名演説」として知られるものだけではありません。激しい非難を浴びた演説、死刑囚が最期に残したスピーチ、敵対するブッシュとビンラディンの両者の演説なども含まれます。言葉は世界を「正しく」動かすとは限りません。彼らの言葉をどう受け止め、そこから何を学ぶかはあなた次第です。
  • 世界を変えた31人の人生の講義
    4.0
    ★全米ベストセラー! ★世界のビジネスエリートが見ている経済メディア、ブルームバーグBloombergの対談番組の書籍化・日本上陸! ここでしか明かされない!あの成功者は、貧困・差別・逆境をどう乗りこえたのか? あなたの勇気を引きだす本 ★各界より絶賛の嵐! 「現代のような激動の時代にあっては、賢明かつ効果的なリーダーシップが不可欠だ。デイヴィッド・ルーベンシュタインによる本書には、尊敬に値する著名なリーダーがどのように作られていくのか、誰もが納得する明確な見解が示される。本書は自分の能力をさらに高めたいと考えるリーダーや、同じ分野で活躍したいと願う未来のリーダーにとって、必読の書となるだろう。」 ――シェリル・サンドバーグ(フェイスブックCOO、非営利団体LeanInならびにOptionB設立者) 「デイヴィッド・ルーベンシュタインは、リーダーシップの専門家だ。現代の偉大なリーダーたちの貴重なアドバイスが詰まった、宝箱のような本書を読んでいると、彼ら巨匠たちがその秘密を語るのを、あたかも肘掛け椅子に腰をおろし、耳を傾けているような気分になる。」 ――ウォルター・アイザックソン(ニューヨーク・タイムズ ベストセラー第1位、『レオナルド・ダ・ヴィンチ』、『スティーブ・ジョブズ』著者) 「読者は間違いなく、手元にペンを置いて読みたくなるはずだ。「私たちはたいてい、なぜ行動しなかったのかと悔やむ」(ジェフ・ベゾス) 「あなたの生きた証は、あなたが関わるすべての人の人生にある」(オプラ・ウィンフリー) 「データは明らかに性差別を示している」(メリンダ・ゲイツ) 「折り合いがつけられれば、すべてを掌中に収めることができるかもしれない」(インドラ・ヌーイ) 人生を導く箴言である。」 ――『ブックリスト』誌、星つきレビュー ★日本語版解説:浜田敬子(ジャーナリスト、元ビジネスインサイダージャパン統括編集長) 「重要な決断は、常に本能や直感、感覚、あるいは感情をもとに下している」 アマゾン創業者 ジェフ・ベゾス  「70年代の初めまで、裁判所に、女性も同じように市民権を持つ存在なのだと認識させるのは、ほぼ不可能でした」 米連邦最高裁判所判事 ルース・ベイダー・ギンズバーグ 「世界を見渡すと、問題の多くは、平等でないことが原因で生じると分かります」 アップルCEO ティム・クック 「やりがいのある仕事を探すことだ。情熱が持てるようなものをね」 投資家 ウォーレン・バフェット 「偏見を持っている人たちのせいで、あなたらしさが損なわれてはなりません」 アフリカ系アメリカ人女性初の米国務長官、国際政治学者 コンドリーザ・ライス 「心から望むのは、感染症が撲滅され、世の中の問題がひとつ消えてなくなること」 マイクロソフト共同創業者 ビル・ゲイツ 「生きた証というのは、私たちが毎日積み重ねていく小さなことでできています」 アメリカの国民的司会者 オプラ・ウィンフリー 「ハリウッド映画に出てくるリーダーは、たいてい背が高くてハンサムで、意志の強い人物に描かれます。 しかし本当に優れたリーダーは、必ずしもそうではありません」 ナイキ創業者 フィル・ナイト 「記録は破られるためにある」 ゴルフ界チャンピオン ジャック・ニクラウス 「大切なのは最高の人を雇い、彼らにあなたのビジョンが何であるかを示し、彼らの邪魔をしないことです」 感染症の世界的権威 アンソニー・S・ファウチ博士 「どんな場面でも学ぶ機会はあるーー私は常にそう考えてきました」 女性初のIBM会長 ジニー・ロメッティ 「初めから儲けようと思って取り組んだことはありません」 ヴァージングループ創業者 リチャード・ブランソン 「ファイナンスにおける歴史を振り返ると、人はマーケットを侮ったときに間違いを犯すんです」 シタデル創業者 ケン・グリフィン 1章 ビジョンを持つ : ジェフ・ベゾス(Amazon創設者) 、ビル・ゲイツ(マイクロソフト創設者)、リチャード・ブランソン(ヴァージングループ創設者)、オプラ・ウィンフリー(国民的司会者)、ウォーレン・バフェット(投資家) 2章 構築する: フィル・ナイト(ナイキ創設者)、ケン・グリフィン(シタデル創業者)、ロバート・F・スミス(投資会社ヴィスタ・エクイティ・パートナーズ創設者) 、ジェイミー・ダイモン(JPモルガン取締役会長兼CEO)、 マリリン・ヒューソン(米最大軍需企業ロッキード・マーティン・コーポレーションの女性初のCEO) 3章 変革する: メリンダ・ゲイツ(ビル&メリンダ・ゲイツ財団の共同議長)、エリック・シュミット(Google元CEO)、ティム・クック(appleCEO)、ジニー・ロメッティ(女性初のIBM元会長)、インドラ・ヌーイ(ペプシコの元会長兼CEO、女性初) 4章 統括する: ジョージ・W・ブッシュ(アメリカ合衆国第43代大統領)とビル・クリントン(アメリカ合衆国第42代大統領)、コリン・パウエル(陸軍退役、元第65代国務長官)、デイヴィッド・ペトレイアス(陸軍退役、9・11以降の最も著名な軍事指導者)、コンドリーザ・ライス(元第66代国務長官) 、ジェイムズ・A・ベイーカー3世(元米国大統領主席補佐官、弁護士) 5章 決定する: ナンシー・ペロシ(第52代 アメリカ合衆国下院議長、女性初)、アダム・シルバー(NBAコミッショナー )、クリスティーヌ・ラガルド(欧州中央銀行総裁) 、アンソニー・S・ファウチ(アメリカ国立衛生研究所の国立アレルギー感染症研究所の所長、感染症の専門家)、ルース・ベイダー・キンズバーグ(連邦最高裁判事) 6章 道を究める: ジャック・ニクラウス(ゴルフ界最大のチャンピオン)、コーチKことマイク・シャシェフスキー(デューク大学男子バスケットボールのヘッドコーチ )、ルネ・フレミング(オペラ歌手)、ヨーヨー・マ(チェリスト)、ローン・マイケルズ( 『サタデーナイトライブ』のクリエーター兼プロデューサー )

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