住宅政策のどこが問題か~〈持家社会〉の次を展望する~

住宅政策のどこが問題か~〈持家社会〉の次を展望する~

946円 (税込)

4pt

3.8

「住」の不平等が拡大している。住宅政策は「普通の家族」だけが恩恵を受ける、経済刺激策のままなのか。独身者や困窮者も含め、多様化する人びとの暮らしを改善できるのか?

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住宅政策のどこが問題か~〈持家社会〉の次を展望する~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    住宅政策を特に問題視したことがなかったので、本書は非常に刺激的であった。

    高度経済成長期は、「一億総中流」の時代であり、政府の持ち家を推奨・支援する政策は成功していたかも知れないが、時代は既に転換期を迎えており、政策も改善が必要である。

    このまま持ち家が有利な社会を続けるのは得策ではない。という

    0
    2011年11月06日

    Posted by ブクログ

    普通の人(会社に入って、結婚して、子供が出来て。)が、持ち家を取得するという『梯子』を登ることがスタンダードという戦後の政策が、時代が変わって、その梯子が崩れてきた。

    著者もあとがきに書いてあるように、住宅問題に対しての関心及び研究が今までおろそかになっていました。

    誰しも双六のゴールのように持

    0
    2011年08月23日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    借家から持家へ、小さな家から大きな家へ、マンションから一戸建てへ…。
    戦後日本では、住まいの「梯子」を登ることが標準のライフコースとされ、政府・企業はこのような「普通の家族」を支援し、そこから外れた層には冷淡な保守主義の姿勢をとってきた。
    ところが、時代が変わり(経済停滞、少子・高齢化

    0
    2011年04月09日

    Posted by ブクログ

    詳しくはブログで書いていますが、他にも2章に書かれていたジム・ケメニーの住宅システム論を用いて日本の住宅システムを相対的に位置づけたり、住宅政策と政治の関係なども非常に興味深かったです。

    住宅・住まい方について興味がある私ですが、基本的に考えることは都市計画というマクロ的視点から住宅をどうするかと

    0
    2011年01月23日

    Posted by ブクログ

    ★住宅は景気対策ではない★思い入れが強すぎるのか文章はやや読みにくいが、主張はシンプル。住宅は景気対策として持ち家政策に偏ってきた。だが住宅は生活の基本インフラ。社会福祉の点からも持ち家と賃貸は同じように補助されるべき、と述べる。この点はまさに同感、誰かに言ってほしいとずっと思っていた。それは著者が

    0
    2010年02月06日

    Posted by ブクログ

    急いで読んだけど、たぶん全部読まなくてもわかるような感じ。
    最初と最後は概論。
    中は各論。

    院試前に読んで、勉強になりました。
    出なかったけど、もっと住宅政策を勉強したくなった。

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    借家、マンション、一戸建てという住まいの「梯子」を登る標準コースを支援してきたが、複数のライフコースを中立的に支える政策に転換すべき。

    人口減少時代、既にできた住宅ストックを、豊かな社会のために活かせるはずなんですね。

    0
    2013年07月14日

    Posted by ブクログ

    住宅政策の問題点について、もっと明快な解答が欲しかった。
    はっきりと問題点を指摘できないところが、日本の住宅政策の問題なのではなかろうか。

    0
    2009年10月04日

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