Posted by ブクログ
2009年10月04日
何とも面白そうなタイトルで、去年衝動買いしてしまったこの本。そもそも「たとえ」「たとえ話(パラボレー)」とは何か、新約聖書の系譜などの話から始まって、「サマリア人」、「放蕩息子」、「宴会への招待」、「種まき」の4つのたとえ話の解釈について述べられる。素人なので、どうも納得できないところや、こじつけじ...続きを読むゃないかと思ってしまう箇所が多々あって、やっぱり俺って文学とは合ってないのか、とも思ってしまったが、思ってもみなかった「たとえ話」の解釈が示されていて、それだけでもとても興味深い。差別主義の話がなんとも閉鎖的だなーと思ってしまうがそうでもないらしい。この本は、多少なりとも聖書を読んだことのある人に向けた本だと思う。(07/06/15)